JP2000092031A - デジタルデ―タ伝送システムにおける削除対象フレ―ムの識別方法 - Google Patents

デジタルデ―タ伝送システムにおける削除対象フレ―ムの識別方法

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JP2000092031A JP11140248A JP14024899A JP2000092031A JP 2000092031 A JP2000092031 A JP 2000092031A JP 11140248 A JP11140248 A JP 11140248A JP 14024899 A JP14024899 A JP 14024899A JP 2000092031 A JP2000092031 A JP 2000092031A
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テルストラ1:3および1:4チャネルにつ
いてのフレーム削除性能および全てのチャネルについて
のクラスIbビットのエラーチェック性能を向上させ
る。 【解決手段】 2つの畳込み復号化段階と2つのPBE
R閾値を巡回冗長検査と併用して、遅い周波数ホッピン
グチャネルについてのフレーム削除性能を向上させる方
法。畳込み復号化プロセスにおける動作不能状態を、
「順・逆方向復号化」アルゴリズムによって検出する。
動作不能状態は、畳込み復号器の2パスで検出される。
復号器が動作不能となると、実質的にランダムな誤った
復号化ビットのバーストが生成し、復号器のメモリ効果
のために、それらエラーは各復号化方向で異なる。これ
らの誤ったランダムエラーは、2つの復号化データ群の
比較によって検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータ伝
送に関し、特にデジタルデータ復号器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】先行技術および技術的背景の説明につい
ては、参考文献として、ウィグレン(Wigren)らに対す
る米国特許5、598、506号および5、596、6
78号、ハイッキラ(Heikkila)に対する米国特許5、
557、639号ならびにレイモンド スチール(Raym
ond Steele)編著,ジョン ワイリー アンド ソンズ(Jo
hn Wiley & Sons)発行による“Mobile Radio Communi
cations”がある。本明細書では、以下の略称を用い
る。
【0003】GSM−Global System for Mobile Commu
nications(以前は、Group SpecialMobile) BCCH−報知チャネル(Broadcast control channe
l) TCH/F−トラフィックチャネルフルレート(Traffi
c channel full rate) CRC−巡回冗長検査(Cyclic redundancy check) BFI−削除対象フレーム表示(Bad frame indicatio
n) MS−移動局(Mobile station) PBER−擬似ビットエラー率(Pseudo bit error rat
e) GSMセルラ通信システムでは、基本的にフルレート音
声コーデックが用いられている。フルレート音声コーデ
ックでは、サンプリング周波数13kHzでサンプリン
グされたデータを76のパラメータを有する260ビッ
トのデータに符号化する。この260ビットのデータ
は、音声品質に対する主観的な重要性に基づいて2つの
グループに分けられる。重要性が最も低い78ビットの
データは、クラスIIビットとして知られ、保護されな
い。これらクラスIIビットに不具合が発生した場合で
も、音声品質は、ほとんど聞き取れない程度の影響しか
受けない。最も重要性の高い182ビットのデータは、
クラスIビットとして知られ、1/2の畳込み符号化に
よって保護される。クラスIビットのデータはさらにク
ラスIaおよびIbに細分され、最も重要な50ビット
(Ia)は、3ビット巡回冗長検査(CRC)によって
さらに保護されるようになっている。
【0004】音声伝送時の際の不快な音声の人工的な歪
みを防止するため、フレーム削除メカニズムは、クラス
Iaエラーを有する全てのフレームおよび一定数以上の
クラスIbエラーを有するフレームを、全ての伝搬チャ
ネルタイプについてできるだけ正確かつ効果的に検出し
なければならない。
【0005】ネットワークオペレータは、そのネットワ
ークの能力および品質を最大にしようとしている。この
ことを達成する方法の一つとしては、スロー周波数ホッ
ピングを用いた方法がある。スロー周波数ホッピングチ
ャネルでは、各バーストはは、周期的な擬似ランダムホ
ッピングシンボル系列に従い、それ以前のバーストの周
波数とは異なる周波数で伝送される。ホッピングシンボ
ル系列の周波数ダイバーシティ効果により、良好な性能
を得ることができる。
【0006】スロー周波数ホッピングを用いることで、
ネットワークオペレータに割り当てられた周波数の再利
用を促進することもでき、それによって、利用可能な能
力が大きくなる。スロー周波数ホッピングおよび周波数
再利用の一つの副作用としては、テルストラ(Telstr
a)チャネルとして知られる特殊な種類の伝搬チャネル
の形成がある。このようなチャネルがテルストラチャネ
ルと呼ばれるのは、オーストラリアのネットワークオペ
レータであるテルストラがこの種のチャネルについてオ
ペレータ自体の移動局の性能試験を実施したためであ
る。
【0007】この種の伝搬チャネル(テルストラ)は、
n個(一般的にはn=4)の周波数をホッピングするス
ロー周波数ホッピングチャネルを特徴とする。このテル
ストラチャネルの問題点のうちの1つとしては、隣接す
るセルのBCCHまたはトラフィックチャネルから生じ
る高レベルの同一チャネル干渉が発生してしまうことで
ある(一般的には、−10〜−20dB)。この同一チ
ャネル干渉を受けることにより、干渉の影響を受けたバ
ーストにおけるエラービット率が50%(すなわち、本
質的にランダム)近くになるが、他のn−1個の周波数
におけるエラー率は低いままとなる。
【0008】TCH/FSチャネルのインターリーブお
よび再配列を行なっていることにより、これらの誤りビ
ットは、音声フレーム全体に均等に分配され、他のバー
ストからの正しいビットとインターレースされる。この
テルストラチャネルは、音声フレームに寄与する全ての
バーストが同等のエラーを有する可能性がある通常の
(非テルストラ型)チャネルとは全く対照的に、インタ
ーリーブを取り除き再配列を行った後には、符号化音声
フレームで不均等に分布したビットが誤りとなる可能性
がある。このGSM符号化方式で使用されるr=1/
2、K=5コードは強力であり、テルストラチャネルで
のエラーを良好に修正することができる。この動作は元
々、1:4ホッピングチャネルのテルストラにおいて知
られるようになったものである。
【0009】GSM TCH/FSチャネル用に使用さ
れているフレーム削除アルゴリズムは、3ビットCRC
チェックおよび擬似ビットエラー率(以下PBERと略
す。)閾値という2つの個別の試験から構成されてい
る。PBERは、復号化されたクラスIビットを再度符
号化し、それらをビットごとに元の受信ビットと比較す
ることで計算される。CRCチェックは、音声フレーム
のクラスIaビット全体に対して計算される。符号化ク
ラスIビット全てについて、推定エラー数を計算する。
【0010】従来のフレーム削除アルゴリズムは下記に
示すように行われていた。
【0011】(1)符号化された189個のクラスIの
シンボルを畳み込みにて復号化することにより、182
個のクラスIのビット、3個のCRCチェックビットお
よび4個のテールビットを得る。
【0012】(2)クラスIaのビットについてCRC
チェックを行う。CRCチェックにてエラーが検出され
た場合、そのフレームに削除対象としてマークを施す。
【0013】(3)182個のクラスIのビット、3個
のCRCチェックビットおよび4個のテールビットを再
符号化し、再符号化されたシンボルと元の受信シンボル
との間でビット毎の比較を行って、異なるビットの数を
計算する。
【0014】(4)異なるビットの数がPBER閾値を
超えている場合は、そのフレームに削除対象としてマー
クを施す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記で説明した従来の
フレーム削除アルゴリズムは、「非テルストラ型」チャ
ネルに対しては有効に機能する。しかし、CRCチェッ
クの精度は、PBER閾値によって影響される。PBE
R閾値が低いほど、CRCチェックの信頼性は高くな
る。一般的に、45〜60(ビット/フレーム)の間の
PBER閾値が必要とされる。
【0016】しかし、上記で説明した従来のフレーム削
除アルゴリズムは、「テルストラ型」チャネルでは有効
に機能しない。その理由は、従来のフレーム削除アルゴ
リズムをテルストラ型チャネルに適用した場合、テルス
トラ型チャネルで要求されるPBER値が高すぎるた
め、CRCチェックの信頼性が低くなってしまうからで
ある。つまり、テルストラチャネルでは、均一で周期的
なエラー分布であることにより、畳込みコードによって
多くの数のエラーを訂正することができるが、「テルス
トラ型」チャネルに対するPBER閾値設定が低すぎる
場合、エラーのない多くの音声フレームを削除してしま
うためである。
【0017】本発明の目的は、テルストラ1:3および
1:4チャネルについてのより良好なフレーム削除性能
を提供すること、ならびに全てのチャネルについてより
良好なクラスIbのビットのエラーチェックを行うため
の方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の、デジタルデータ伝送システムにおける削
除対象フレームの識別方法は、受信フレームのうちから
削除すべきフレームを識別するための、デジタルデータ
伝送システムにおける削除対象フレームの識別方法であ
って、デインターリーブおよび等化を行なった後に、前
記デインターリーブおよび前記等化により得られた受信
シンボル系列を畳込み復号化した畳込み復号化された受
信シンボル系列と、前記受信シンボル系列を時間反転方
向に並べ替える時間軸反転、畳込み復号化および再度の
時間軸反転が行なわれた前記畳込み復号化された受信シ
ンボル系列の複製との比較結果に基づいてPBER閾値
を設定し、前記受信シンボル系列と、前記畳込み復号化
された受信シンボル系列を再符号化したシンボル系列と
を比較することにより前記受信シンボル系列のPBER
を計算し、該PBERが設定された前記PBER閾値を
超える場合は、当該受信フレームに対して削除対象とし
てマークを施す。
【0019】また、本発明の他のデジタルデータ伝送シ
ステムにおける削除対象フレームの識別方法は、受信フ
レームのうちから削除すべきフレームを識別するため
の、デジタルデータ伝送システムにおける削除対象フレ
ームの識別方法であって、デインターリーブおよび等化
を行なった後に、前記デインターリーブおよび前記等化
により得られた受信シンボル系列のシンボル数であるn
以下のトレースバック長xを使用して、n個のクラスI
符号化シンボルの畳込み復号化を行うことにより、n個
の復号化されたクラスIの順方向復号化ビットを生成
し、n以下のトレースバック長yを用いて、時間反転方
向でn個のクラスI符号化シンボルの複製を復号化し
て、n個のクラスI時間反転復号化ビットを生成し、n
個の前記クラスI時間符号化反転ビットを再度時間反転
し、前記逆方向復号化プロセスによって生じたビットオ
フセットRを削除して逆方向復号化ビットとし、前記順
方向復号化ビットの最初のn−R個のビットと、前記逆
方向復号化ビットの最初のn−R個のビットとを比較し
て異なるビット数を計算し、ビットの相違が認められな
い場合にはPBER閾値を予め定められた第1の値に設
定し、ビットの相違が認められる場合にはPBER閾値
を前記第1の値よりも低い第2の値に設定し、n個の前
記復号化されたクラスIの順方向復号化ビットを再符号
化して、n個の再符号化シンボルを形成し、n個の前記
再符号化シンボルと、符号化されている前記受信シンボ
ル系列とをビット毎に比較してPBERを計算し、該P
BERが設定された前記PBER閾値より大きい場合に
は、該フレームに削除対象としてマークを施す。
【0020】本発明は、そのフレームが削除対象である
かどうかを判定するためのPBER闘値を設定する際
に、受信シンボル系列を畳込み復号化した順方向復号化
シンボル系列と、受信シンボルを時間軸反転してから時
間反転畳込み復号化した後にさらに時間軸反転した逆方
向復号化シンボル系列とを各ビット毎に比較し、相違が
存在しない場合にはPBER闘値を高い値に設定し、相
違が存在する場合にはPBER闘値を、CRCチェック
の信頼性が充分確保されるだけの低い値に設定するよう
にしたものである。
【0021】したがって、本発明の削除対象フレームの
識別方法をテルストラ型チャネルに対して適用した場合
でも、エラーの無い音声フレームを削除してしまうこと
なく良好なフレーム削除性能を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て、順・逆方向復号化機構を示す唯一の図面である図1
を参照しながら説明する。順・逆方向復号化(FBD:
Forward Backward Decodin
g)として知られるアルゴリズムは、2つの畳込み復号
化ステップおよび2つのPBER閾値を、クラスIaの
CRCチェックとともに使用するものである。FBDア
ルゴリズムは、畳込み復号化プロセスにおける動作不能
状態を検出するように作られている。この動作不能状態
とは、復号化が失敗し、復号化が再同期するまで、その
復号化プロセスからほぼランダムなエラーバーストが発
生している状態である。
【0023】本実施形態では、GSMセルラ通信システ
ムにおけるTCH/FS GSMチャネルについて削除
対象のフレームを識別する場合を用いて説明する。
【0024】FBDメカニズムは、GSM無線受信機の
通常の等化およびデインターリーブ後に、下記に示すよ
うに実行される。
【0025】FBDアルゴリズムの動作は、図1を参照
することでさらに明瞭になる。
【0026】図1を参照すると、FBDアルゴリズムを
実行するための削除フレーム識別装置は、畳込み復号器
2と、ビット反転器3と、時間反転畳込み復号器4と、
ビット反転器5と、畳込み再符号化器6と、PBER計
算器7と、PBER闘値設定部8と、PBER計算器9
と、削除対象フレームマーク部10とから構成され、等
価器1から出力されたシンボル系列を入力して、削除対
象となるフレームを識別してマークしCODEC11に
対して出力している。
【0027】等化器1からの出力は、受信したフレーム
から、デインターリーブおよび等化によって得られた符
号化シンボル系列である。この189個のシンボルによ
り構成されるシンボル系列を、説明を簡単にするために
シンボル系列Qと称する。シンボル系列Qの189個の
シンボルは、畳込み復号器2に送られ、畳込み復号器2
からは、189個の復号化されたクラスIのビット(シ
ンボル系列Z)が出力される。また、シンボル系列Qの
複製は、ビット反転器3で時間軸反転され、時間反転畳
込み復号器4において畳込みにより復号化され、ビット
反転器5で再度時間軸反転される。
【0028】開始状態および終了状態がわかっている場
合には、生成多項式の順序を逆転させ、やはり生成した
シンボルに対してビットが寄与している順序を逆転させ
ることで、線形の畳込みコードの時間反転復号化を行う
ことができる。1例として、GSM TCH/FSチャ
ネルにおいて用いられるn=2、K=5符号化について
考える。特性多項式は、下記の式(1)、(2)により
定義される。
【0029】 G0=1+D3+D4(2進法表示10011) (1) G1=1+D+D3+D4(2進法表示11011) (2) 時間反転したものは下記の式(3)、(4)によって得
られる。
【0030】 T0=1+D+D3+D4(2進法表示11011) (3) T1=1+D+D4(2進法表示11001) (4) 修正コードを用いて、逆方向で復号化を行うことができ
る。しかしながら、発生する(K−1)ビットの順序エ
ラーに対する許容誤差がなければならない。
【0031】すなわちビット反転器5からの復号化ビッ
ト出力の最初の4個を削除することで、逆方向復号化に
よって時間反転ビットに導入された4ビットオフセット
を考慮して、シンボル系列Tを生成させなければならな
い。PBER計算器7において、シンボル系列Zの最初
の185ビットを、ビット毎にシンボル系列Tの最初の
185ビットと比較し、PBER40を計算する。順方
向復号化されたデータ(シンボル系列Z)と逆方向復号
化されたデータ(シンボル系列T)の間でビットの相違
が認められない場合は、PBER閾値設定部8はPBE
R闘値30を高い値、一般的には80〜90(ビット/
フレーム)に設定する。シンボル系列Zとシンボル系列
Tとの比較で1ビット以上の相違が検出されたら、PB
ER閾値30を低い値、一般的には40〜50(ビット
/フレーム)に設定する。
【0032】PBER閾値を適切に設定したら、畳込み
再符号化器6でシンボル系列Zの189個のクラスIビ
ットを再符号化して189個の再符号化シンボル(シン
ボル系列S)を得ることで、189個の復号化シンボル
(シンボル系列Q)のPBERを推算する。PBER計
算器9で、シンボル系列Sの189個の再符号化シンボ
ルを、元々受信した符号化シンボルであるシンボル系列
Qとビット毎に比較し、PBER20を計算する。削除
対象フレームマーク部10において、PBER闘値設定
部8において設定したPBER閾値30を基準にしてP
BER20の値をチェックして、そのPBER20がP
BER閾値30を超える場合は、そのフレームに削除対
象としてマークを施す。
【0033】x、y、高い値および低い値のPBER闘
値の値は経験的に選択することにより、所望のチャネル
伝搬条件に関してアルゴリズムの性能を最大とするよう
にすることができる。本実施形態におけるアフレーム削
除アルゴリズムの目的は、フレーム削除アルゴリズムを
テルストラチャネルと非テルストラチャネルに適用した
場合に、妥協して単一のPBER閾値を設定しなければ
ならないという弊害を除くことである。この目的は、畳
込み復号器の動作不能を検出することで達成される。
【0034】復号器が動作不能となる際には、実質的に
ランダムな誤った復号化ビットのバーストが、復号器の
メモリ効果(K=5コードの場合、メモリ長は4個のシ
ンボルである)によって動作不能状態が発生する直前の
シンボルに依存するため、この動作不能状態は、畳込み
復号器の2パスにより検出される。これらのシンボルは
各復号化方向について異なることから、これらのランダ
ムビットにおける相違は、2つの復号化されたビット対
を比較した時に検出することができる。相違が認められ
ない場合は、復号化が成功した可能性が非常に高く、C
RCチェックが信頼性の高いものであることから、高い
値のPBER閾値を用いることができる。しかしなが
ら、相違が認められる場合は、低い値のPBER闘値を
選択する。この低い値のPBER闘値は、CRCチェッ
クが信頼性の高いものとなるだけの低い値でなければな
らない。
【0035】上記説明は、本発明を有効に適用すること
ができるGSMセルラ通信システムに基づいたものであ
る。しかし、本発明はGSMセルラ通信システムに限定
されるものではなく、他のデジタルデータ伝送システム
にも同様に適用することができることは当業者にとって
は自明のことである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、テルス
トラチャネルに対しても良好なフレーム削除性能を実現
するとともに全てのチャネルについてより良好なクラス
Ibビットのエラーチェックを提供することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の削除対象フレームの識別
方法における順・逆方向復号化メカニズムを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 等化器 2 畳込み復号器 3 ビット反転器 4 時間反転畳込み復号器 5 ビット反転器 6 畳込み再符号化器 7 PBER計算器 8 PBER闘値設定部 9 PBER計算器 10 削除対象フレームマーク部 11 CODEC 20 PBER 30 PBER闘値 40 PBER
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステイーブン ツルーラブ イギリス国、 バークシャー アールジー 2 0ティーディー、 レディング、 イ ンペリアル ウェイ、 インペリウム、 レベル3、 エヌ・イー・シー・テクノロ ジーズ・ユーケー・リミテッド内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信フレームのうちから削除すべきフレ
    ームを識別するための、デジタルデータ伝送システムに
    おける削除対象フレームの識別方法であって、 デインターリーブおよび等化を行なった後に、前記デイ
    ンターリーブおよび前記等化により得られた受信シンボ
    ル系列を畳込み復号化した畳込み復号化された受信シン
    ボル系列と、前記受信シンボル系列を時間反転方向に並
    べ替える時間軸反転、畳込み復号化および再度の時間軸
    反転が行なわれた前記畳込み復号化された受信シンボル
    系列の複製との比較結果に基づいてPBER閾値を設定
    し、 前記受信シンボル系列と、前記畳込み復号化された受信
    シンボル系列を再符号化したシンボル系列とを比較する
    ことにより前記受信シンボル系列のPBERを計算し、
    該PBERが設定された前記PBER閾値を超える場合
    は、当該受信フレームに対して削除対象としてマークを
    施すデジタルデータ伝送システムにおける削除対象フレ
    ームの識別方法。
  2. 【請求項2】 受信フレームのうちから削除すべきフレ
    ームを識別するための、デジタルデータ伝送システムに
    おける削除対象フレームの識別方法であって、 デインターリーブおよび等化を行なった後に、前記デイ
    ンターリーブおよび前記等化により得られた受信シンボ
    ル系列のシンボル数であるn以下のトレースバック長x
    を使用して、n個のクラスI符号化シンボルの畳込み復
    号化を行うことにより、n個の復号化されたクラスIの
    順方向復号化ビットを生成し、 n以下のトレースバック長yを用いて、時間反転方向で
    n個のクラスI符号化シンボルの複製を復号化して、n
    個のクラスI時間反転復号化ビットを生成し、 n個の前記クラスI時間符号化反転ビットを再度時間反
    転し、 前記逆方向復号化プロセスによって生じたビットオフセ
    ットRを削除して逆方向復号化ビットとし、 前記順方向復号化ビットの最初のn−R個のビットと、
    前記逆方向復号化ビットの最初のn−R個のビットとを
    比較して異なるビット数を計算し、 ビットの相違が認められない場合にはPBER閾値を予
    め定められた第1の値に設定し、ビットの相違が認めら
    れる場合にはPBER閾値を前記第1の値よりも低い第
    2の値に設定し、 n個の前記復号化されたクラスIの順方向復号化ビット
    を再符号化して、n個の再符号化シンボルを形成し、 n個の前記再符号化シンボルと、符号化されている前記
    受信シンボル系列とをビット毎に比較してPBERを計
    算し、 該PBERが設定された前記PBER閾値より大きい場
    合には、該フレームに削除対象としてマークを施すデジ
    タルデータ伝送システムにおける削除対象フレームの識
    別方法。
  3. 【請求項3】 受信フレームのうちから削除すべきフレ
    ームを識別するための、TCH/FS GSMにおける
    削除対象フレームの識別方法であって、 x個のシンボルのトレースバック長を用いて、189個
    のクラスI符号化シンボルであるシンボル系列Qの畳込
    み復号化を行なうことにより189個の復号化クラスI
    ビットであるシンボル系列Zを生成し、 y個のシンボルのトレースバック長を用いて、時間反転
    方向で189個の符号化クラスIシンボルの複製を生成
    し、該複製の復号化を行って、189個のクラスI時間
    反転復号化ビットを生成し、 該時間反転したビット群を再度時間反転させることで、
    元の時間順序に戻すことによりシンボル系列Tを生成
    し、該シンボル系列Tの最初の4ビットを削除し、 前記シンボル系列Zと前記シンボル系列Tとを、最初の
    185ビットについてビット毎に比較して、異なるビッ
    ト数を計算し、前記シンボル系列Zと前記シンボル系列
    Tの間にビットの相違が認められない場合にはPBER
    閾値を予め定められた第1の値に設定し、そうでない場
    合には前記PBER閾値を前記第1の値よりも低い第2
    の値に設定し、 前記シンボル系列Zを再符号化してシンボル系列Sを生
    成し、 生成された前記シンボル系列Sと元の受信符号化シンボ
    ルであるシンボル系列Qとを比較することによりPBE
    Rを計算し、 該PBERが設定された前記PBER閾値より大きい場
    合には、当該受信フレームに削除対象としてマークを施
    すTCH/FS GSMにおける削除対象フレームの識
    別方法。
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