JP2000091339A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000091339A JP25693998A JP25693998A JP2000091339A JP 2000091339 A JP2000091339 A JP 2000091339A JP 25693998 A JP25693998 A JP 25693998A JP 25693998 A JP25693998 A JP 25693998A JP 2000091339 A JP2000091339 A JP 2000091339A
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剛 金田
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    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 WPP技術が適用された半導体装置と実装基
板との間の熱膨張に起因するストレスを緩和する。 【解決手段】 第3層配線M3を覆うパッシベーション
膜9および第1保護膜10と、第1接続孔11を介して
第3層配線M3に接続され第1保護膜10上に形成され
た再配置配線12と、再配置配線12を覆う第2保護膜
13と、第2保護膜13の第2接続孔14に形成された
バンプ下地金属2と、バンプ下地金属2上に形成された
アウターリードとを含む半導体装置であって、アウター
リードをバンプ下地金属2上の第1バンプ3および第1
バンプ3上の第2バンプ4で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造技術に関し、特に、アウターリードにボールバ
ンプまたはスタッドバンプが適用されたフリップチップ
であって、ウェハ状態でバンプ加工まで行われるウェハ
プロセスパッケージの技術に適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化および軽量化の要求に
対応して半導体装置の高密度実装の技術が検討されてい
る。特に、半導体装置のパッケージサイズを半導体チッ
プの大きさあるいはそれに等しい程度の大きさまで小型
化したチップサイズパッケージ(Chip Size Package ;
CSP)が注目されている。なお、CSP技術について
は、たとえば、1998年5月28日、日刊工業新聞社
発行、「超小型パッケージCSP/BGA技術」に詳細
に記載されている。
【0003】また、半導体装置の製造工程におけるいわ
ゆる前工程において一貫してパッケージングまで行い、
後工程を不要とするパッケージが提案されている。たと
えば、前記文献、p173〜174およびp176〜1
79に記載のCSP技術(Super−CSP)であ
る。このCSP技術は、通常の前工程(最上層配線の形
成の後、パッシベーション膜および保護膜を形成するま
で)の後、フォトリソグラフィとメッキ工程によりチッ
プの周辺部パッドをエリアアレイ状の端子に再配置する
再配置層配線を形成し、再配置層配線上に銅(Cu)ポ
ストを形成し、ウェハ状態のままで樹脂モールドするも
のである。樹脂モールドの厚さは銅ポストの高さと同程
度とし、樹脂モールド上に露出した銅ポスト上にはんだ
ボールを形成してアウターリードとする。ここまでがウ
ェハ状態で加工され、この後個片化して個々の製品とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者
は、ウェハ状態でアウターリード(バンプ)の形成まで
行うパッケージング技術(ウェハプロセスパッケージ;
WPP)を検討している。以下に説明する技術は本発明
者によって検討されている技術でありその概要は以下の
通りである。このWPP技術は、通常の前工程の後、保
護膜上に再配置配線をフォトリソグラフィ技術およびス
パッタ法等を用いて形成し、さらに第2の保護膜および
第2保護膜に接続孔を形成し、第2の保護膜の接続孔に
形成されたバンプ下地金属(BLM)を介してバンプを
再配置電極に接続するものである。このバンプ形成まで
の加工をウェハ状態で行い、この後各半導体チップに個
片化する。これによりリアルサイズのパッケージを実現
できる。このように、ウェハ状態でパッケージの形成工
程まで行うことによりいわゆる後工程を不要とした一貫
工程を実現し、半導体装置の製造コストを低減すること
ができる。また、極めて小型な半導体装置を構成でき、
高密度実装に好適な半導体装置を提供できる。
【0005】しかし、WPP技術を適用した半導体装置
では、樹脂モールド等の代わりにポリイミド系樹脂(例
えば日立化成のPIQ(商品名)など)で保護膜を構成
するため、半導体装置の機械的強度は半導体チップによ
って維持されることとなる。このため、実装基板に半導
体装置を搭載したとき、実装基板と半導体チップとの熱
膨張係数に違いが存在する場合には大きな熱ストレスを
発生する。すなわち、WPP技術を適用した半導体装置
では、熱ストレスを吸収するような構造材がほとんど存
在せず、このため熱ストレスはバンプの部分にかかるこ
ととになる。図6はこの状況を説明した断面図である。
図6に示すように、バンプ101と実装基板102上の
リード103との界面、あるいはバンプ101とバンプ
下地金属(BLM)104との界面にストレスが集中す
ることとなる。この結果、バンプ下地金属104下部の
再配置配線105や保護膜106、パッシベーション膜
107にクラック108を発生し、半導体装置の信頼性
を低下させる原因となることがある。また、バンプ10
1とリード103との界面、あるいはバンプ101とバ
ンプ下地金属104との界面にもクラック108を発生
し、接続信頼性を損なう場合もある。
【0006】一方、実装基板の熱膨張係数を半導体チッ
プの熱膨張係数と同程度になるように実装基板の材料を
選択することも可能であるが、回路基板にエポキシ系の
材料が多く使用されることを考慮すると、実装基板と回
路基板を分離する必要があり、WPP技術を適用した半
導体装置の高密度実装の効果を減じることとなって好ま
しくない。
【0007】本発明の目的は、半導体装置(特にWPP
技術が適用された半導体装置)と実装基板との間の熱ス
トレスを緩和することにある。
【0008】また、本発明の目的は、半導体装置(特に
WPP技術が適用された半導体装置)と実装基板との間
の熱ストレスに起因するクラックの発生を抑制し、ある
いは、アウターリード(バンプ)の接続信頼性の低下を
抑制し、半導体装置の信頼性を向上することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0011】(1)本発明の半導体装置は、半導体素子
がその主面に形成された半導体基板と、半導体基板の上
層に形成された配線層と、配線層を覆うパッシベーショ
ン膜および第1保護膜とを有する半導体装置であって、
第1保護膜およびパッシベーション膜に開口された第1
接続孔を介して配線層に接続されたリード配線と、リー
ド配線を覆う第2保護膜と、第2保護膜に開口された第
2接続孔と、第2接続孔の内部を含む領域に形成されリ
ード配線に接続された下地金属と、下地金属上に形成さ
れた第1導電部材と、第1導電部材上に形成された第2
導電部材とを含むものである。
【0012】このような半導体装置によれば、アウター
リードとして第2導電部材に加えて第2導電部材と下地
金属との間に第1導電部材が形成されているため、半導
体基板と実装基板との間の熱膨張係数の相違が大きくて
も熱膨張によるストレスを十分に吸収することができ、
下地金属下部の第1保護膜およびパッシベーション膜に
クラック(亀裂)を生じず、半導体装置の信頼性を高く
することができる。すなわち、半導体基板と実装基板と
の間の熱膨張係数の相違に起因する熱膨張のストレス
は、アウターリードの接続部に集中することは前記した
通りであるが、本発明では、第1導電部材の高さの分だ
けアウターリードを長く形成できるため、実装基板と半
導体基板(半導体チップ)との間の距離が長くなる。下
地金属下部の第1保護膜およびパッシベーション膜にか
かる応力はその距離の二乗に反比例して低減されるた
め、クラックの発生を十分に抑制できる程度の応力に低
減することができる。
【0013】なお、リード配線、第2保護膜、第2接続
孔、下地金属、第1および第2導電部材は、半導体基板
がウェハの状態において加工されるもの、つまり本発明
を適用する半導体装置は、WPP技術を適用して形成さ
れたものとすることができる。そのような半導体装置で
は応力を吸収できるような部材が極力省かれているため
本発明を適用しない場合には応力の吸収が困難であり、
本発明を適用する効果は特に大きい。
【0014】また、第1導電部材は、金、スズ、鉛スズ
はんだまたは銀スズはんだを材料とするバンプとするこ
とができ、第2導電部材は、はんだ、金、スズ、鉛スズ
はんだまたは銀スズはんだを材料とするボールバンプま
たはスタッドバンプとすることができる。また、第1導
電部材と第2導電部材とは、同一の材料で構成すること
ができる。このように第1導電部材と第2導電部材とを
同一の材料で構成することにより、第1導電部材と第2
導電部材との合金化による高さの減少を抑制し、効果的
に応力を緩和できる。
【0015】なお、第1導電部材の高さは50μm以上
を例示できる。
【0016】(2)本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)半導体基板の主面に半導体素子を形成し、半導体
基板の上層に金属配線層を形成する工程、(b)金属配
線層を覆うパッシベーション膜および第1保護膜を形成
し、第1保護膜およびパッシベーション膜に金属配線層
の一部を露出する第1接続孔を形成する工程、(c)第
1接続孔の内部を含むパッシベーション膜上に第1金属
膜を堆積し、第1金属膜をパターニングしてリード配線
を形成する工程、(d)リード配線を覆う第2保護膜を
形成し、第2保護膜にリード配線の一部を露出する第2
接続孔を形成する工程、(e)第2接続孔の内部を含む
第2保護膜上に第2金属膜を形成し、第2接続孔の内部
の第2金属膜を残存するように第2金属膜をパターニン
グして下地金属を形成する工程、を有し、さらに(f)
下地金属上に、第1導電部材を形成する工程、(g)第
1導電部材上に第2導電部材を形成する工程、(h)半
導体基板をスクライブして半導体チップに分離する工
程、を含むものである。
【0017】このような半導体装置の製造方法によれ
ば、ウェハ状態で第2導電部材まで形成し、いわゆる前
工程の加工工程により一貫して半導体装置を形成でき
る。これにより後工程を省略し、半導体装置の製造コス
トを低減するとともにリアルサイズのCSPを実現して
高密度実装に好適な半導体装置を製造できる。また、ア
ウターリードとして第1導電部材および第1導電部材を
有する半導体装置を製造できる。
【0018】なお、第1導電部材として、シングルポイ
ントボンディング法または蒸着法により形成されたバン
プを例示できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態である半導
体装置を実装基板に搭載した状態の一例を示した断面図
である。また、図2は、図1におけるII部を拡大して
示した断面図である。
【0021】本実施の形態1の半導体装置は、半導体基
板1の表面にバンプ下地金属2を形成し、このバンプ下
地金属2上に第1バンプ3を形成し、さらに、第1バン
プ3上に第2バンプ4を形成したものである。第1バン
プ3および第2バンプ4は半導体装置のアウターリード
であり、図1に示すように、実装基板5に形成された配
線6に電気的に接続されている。このように本実施の形
態の半導体装置は実装基板5にフリップチップ実装され
るものであり、他の半導体装置を省略して示してはいな
いが、実装基板5上に高密度実装されるものである。ま
た、実装基板5と半導体装置との間には、たとえば樹脂
からなるアンダーフィル7が形成され、このアンダーフ
ィル7によって半導体装置のアウターリード部分が保護
される。ここではアンダーフィル7を例示しているが、
たとえば樹脂により半導体装置の全体を覆ってもよい。
【0022】半導体基板1は、単結晶のシリコン基板か
らなる。単結晶シリコン基板の線熱膨張係数は3×10
-6℃である。一方、実装基板5は、たとえばガラスエポ
キシ系の樹脂からなり、その線熱膨張係数は17×10
-6℃である。このように半導体基板1と実装基板5との
線熱膨張係数が5倍以上の相違を有し、実装時の熱収縮
あるいは使用時の熱サイクルによって、熱ストレスを受
ける。しかし、本実施の形態の半導体装置では、第1バ
ンプ3上に第2バンプ4を積み上げて形成したアウター
リードを用いるため、熱ストレスを十分に緩和すること
が可能となる。
【0023】図2に示す拡大部分を用いて説明する。図
2では、半導体基板1および半導体基板1の主面に形成
された半導体素子、層間絶縁膜あるいは金属配線を省略
している。半導体素子としてはMISFET(Metal In
sulator Semiconductor Field Effect Transistor )、
バイポーラトランジスタ等の能動素子、キャパシタ、抵
抗等の受動素子の何れであってもよく、またこれらを組
み合わせた回路素子を構成してもよい。金属配線は、た
とえばアルミニウム膜またはアルミニウム膜と窒化チタ
ン膜等のブロッキング膜との積層膜をフォトリソグラフ
ィとエッチング技術を用いてパターニングされた配線を
例示できるが、いわゆるダマシン法を用いて形成された
銅配線であってもよい。層間絶縁膜としては、たとえば
TEOS(テトラエトキシシラン)ガスを用いたCVD
法によるシリコン酸化膜(TEOS酸化膜)、あるいは
TEOS酸化膜とSOG(Spin On Glass )膜との積層
膜を例示できる。また、配線層の層数に特に限定はな
く、単層あるいは2層以上の複数層であってもかまわな
い。ここでは従来前工程と称されている工程において最
上層配線とされている配線層を第3層配線M3とする場
合を例示する。
【0024】第2層配線と第3層配線M3との層間を絶
縁する層間絶縁膜8上に第3層配線M3が形成され、第
3層配線M3はパッシベーション膜9で覆われている。
層間絶縁膜8は、たとえばTEOS酸化膜、SOG膜お
よびTEOS酸化膜の3層積層膜であり、第3層配線M
3は、たとえば窒化チタン膜、アルミニウム膜および窒
化チタン膜の3層積層膜である。また、パッシベーショ
ン膜9はCVD法により形成されたシリコン窒化膜から
なる。シリコン窒化膜を用いることによりパッシベーシ
ョン膜9の耐湿性を確保して半導体装置の信頼性を維持
できる。
【0025】パッシベーション膜9上には第1保護膜1
0が形成されている。第1保護膜10はたとえばポリイ
ミド系の有機膜からなる。
【0026】第1保護膜10およびパッシベーション膜
9には第1接続孔11が形成されており、第1保護膜1
0上に形成された再配置配線12(リード配線)が第1
接続孔11を介して第3層配線M3に電気的に接続され
ている。再配置配線12は、たとえばアルミニウム膜か
らなる主導電層12aと、たとえばクロム膜、銅膜およ
びクロム膜の3層積層膜からなるブロッキング層12b
とからなる。ブロッキング層12bは、主導電層12a
の腐食を防止するために形成される。再配置配線12
は、半導体基板1の周辺領域または中心領域に形成され
た第3層配線M3のパッド部の接続され、周辺領域また
は中心領域に形成されたバッド部をエリアアレイ状に再
配置するために形成される。なお、主導電層12aを構
成するアルミニウム膜、ブロッキング層12bを構成す
る銅膜およびクロム膜は、たとえばスパッタ法により形
成できる。
【0027】再配置配線12上には、第2保護膜13が
形成されている。第2保護膜13は、たとえばポリイミ
ド系の樹脂膜により構成される。
【0028】第2保護膜13には、第2接続孔14が形
成され、第2接続孔14にはバンプ下地金属2が形成さ
れている。バンプ下地金属(BLM)2は、たとえばク
ロム膜、ニッケルおよびタングステンの合金膜ならびに
金膜の積層膜からなる。バンプ下地金属2により次に説
明する第1バンプ3の接着性が確保される。なお、本実
施の形態では、第2接続孔14の内部にのみバンプ下地
金属2が形成されているが、第2接続孔14の周辺の第
2保護膜13上にも形成されてよい。
【0029】バンプ下地金属2上には、第1バンプ3が
形成されている。第1バンプ3は、たとえば金からな
る。このように第1バンプ3が形成されているため、半
導体基板1と実装基板5との間隔を広くすることがで
き、半導体基板1と実装基板5と線熱膨張係数の相違に
起因するストレスが発生しても、そのストレスを吸収し
て再配置配線12、第1保護膜10、パッシベーション
膜9等にクラックを発生させないようにすることができ
る。この第1バンプ3の高さは50μm以上とすること
ができ、これにより半導体基板1と実装基板5との間隔
を50μm以上増加させることができる。半導体基板1
と実装基板5との間隔の増加により、ストレスはその距
離の二乗に反比例して小さくなるため、ストレス緩和の
効果は極めて大きい。
【0030】第1バンプ3上には、第2バンプ4が形成
されている。第2バンプ4は、たとえば、はんだボール
バンプとすることができる。また、はんだボールバンプ
の直径は300μmとする。
【0031】なお、本実施の形態では、第1バンプ3を
金バンプ、第2バンプ4をはんだボールバンプで構成し
た例を示したが、第1バンプ3には、スズ(Sn)、鉛
スズ(PbSn)はんだまたは銀スズ(SnAg)はん
だを材料とするバンプを用いることもできる。また、第
2バンプ4には、金(Au)、スズ、鉛スズはんだまた
は銀スズはんだを材料とするボールバンプを用いること
もできる。
【0032】また、第1バンプ3と第2バンプ4とは、
同一の材料で構成することもできる。たとえば、第1バ
ンプ3と第2バンプ4とを各々金バンプ−金ボールバン
プ、スズバンプ−スズボールバンプ、鉛スズバンプ−鉛
スズボールバンプ、銀スズバンプ−銀スズボールバン
プ、等で構成できる。このように同一材料を用いること
により、たとえばはんだ中のSnに金が溶融し、第1バ
ンプ3による高さがかせげなくなるような状態を防止で
きる。
【0033】次に、本実施の形態の半導体装置の製造方
法を説明する。図3は、本実施の形態の半導体装置の製
造方法の一例を示したフローチャートである。
【0034】まず、ウェハ状態の半導体基板1上にMI
SFET等の半導体素子を形成し、半導体素子を覆う絶
縁膜を形成し、さらにその絶縁膜に接続孔を開口した
後、第1層配線を形成する。第1層配線を覆う層間絶縁
膜の形成、層間絶縁膜への接続孔の開口の後第2層配線
を形成する。さらに、先に説明した層間絶縁膜8と第3
層配線M3を形成する(ステップ30)。層間絶縁膜の
形成は、たとえばTEOS酸化膜をCVD法により堆積
した後、SOG膜を堆積およびベークし、さらにTEO
S酸化膜を堆積することにより形成できる。第1層配線
は、たとえばタングステン膜をCVD法により堆積し、
フォトレジスト膜をマスクとしてパターニングすること
により形成できる。第2層または第3層配線は、たとえ
ば窒化チタン膜、アルミニウム膜および窒化チタン膜を
各々スパッタ法により堆積し、フォトレジスト膜をマス
クとしてパターニングすることにより形成できる。
【0035】次に、シリコン窒化膜をCVD法により堆
積してパッシベーション膜9を形成する。パッシベーシ
ョン膜9には、フォトレジスト膜をマスクとして第1接
続孔11をドライエッチングにより開口する。さらにポ
リイミド系の樹脂膜、たとえばPIQ膜を塗布法により
堆積した後プリベークし、第1接続孔11をフォトレジ
スト膜をマスクとしてパターニングする。その後ポスト
ベークを行って第1保護膜10を形成する(ステップ3
1)。なお、第1接続孔11の開口は、第1保護膜10
およびパッシベーション膜9について同時に第1接続孔
11を開口してもよい。
【0036】次に、第1保護膜10上にアルミニウム膜
およびクロム膜、銅膜およびクロム膜の3層積層膜をス
パッタ法または蒸着法を用いて堆積する。その後、フォ
トレジスト膜をマスクとして前記3層積層膜およびアル
ミニウム膜をパターニングする。これにより再配置配線
12を形成する(ステップ32)。
【0037】次に、再配置配線12を覆う第2保護膜1
3を形成する(ステップ33)。第2保護膜13の形成
は、たとえばポリイミド系の樹脂膜を前記同様塗布およ
びプリベークにより形成する。
【0038】次に、第2保護膜13にフォトレジスト膜
をマスクとして第2接続孔14を開口し(ステップ3
4)、ポストベークを行った後、第2保護膜13上に、
クロム膜、ニッケルおよびタングステンの合金膜ならび
に金膜の積層膜をたとえばスパッタ法または蒸着法によ
り形成する。その後、この積層膜をフォトレジスト膜を
マスクとしてエッチングし、バンプ下地金属2を形成す
る(ステップ35)。
【0039】次に、バンプ下地金属2上に第1バンプ3
を形成する(ステップ36)。第1バンプ3の形成は、
シングルポイントボンディング法または蒸着法等を用い
ることができる。
【0040】次に、第1バンプ3上に第2バンプ4を形
成する(ステップ37)。第2バンプ4の形成には、は
んだボールを一括して転写する転写法を用いることがで
きる。なお、この工程までは、半導体基板1がウェハ状
態で加工される。図4に本工程が終了した時点の平面図
を示す。このように本実施の形態ではウェハ状態で第2
バンプ4の形成まで行うため、次に説明する分断の工程
を除き、ほとんど前工程の加工手段を用いることが可能
である。これにより後工程を不要にして工程を短縮化
し、製造コストの低減を図ることができる。
【0041】次に、ウェハの分断(スクライブ)を行
い、半導体チップに個片化する(ステップ38)。この
個片化により半導体装置がほぼ完成する。
【0042】この後、本実施の形態の半導体装置は、実
装基板に実装される(ステップ39)。実装は、リフロ
ーおよび封止により行われる。リフローにより第2バン
プ4が溶融されて実装基板5上の配線6に接続され、前
記したアンダーフィル7により封止される。
【0043】本実施の形態の半導体装置によれば、アウ
ターリードとして第1バンプ3および第2バンプ4が形
成されているため、半導体装置と実装基板5との間隔を
広くすることができ、半導体基板1と実装基板5との間
の熱膨張係数の相違が大きくても、その熱膨張係数の相
違に起因する応力を十分に緩和することができる。ま
た、このような応力緩和の効果は、本実施の形態のよう
なWPP技術を用いた場合に特に顕著となる。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0045】たとえば、前記実施の形態では、第2バン
プ4としてボールバンプの例を説明したが、図5に示す
ようなスタッドバンプ15を適用してもよい。この場
合、スタッドバンプ15は、ワイヤボンディングを用い
て形成される。
【0046】また、実装基板5としてエポキシ系の樹脂
基板を例示したが、テープキャリアを用いた基板に適用
してもよい。
【0047】さらに、第1バンプ3および第2バンプ4
を2つ積み重ねた例を説明したが、3つ以上のバンプを
積み上げてアウターリードを構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0049】(1)半導体装置(特にWPP技術が適用
された半導体装置)と実装基板との間の熱膨張に起因す
るストレスを緩和することができる。
【0050】(2)半導体装置(特にWPP技術が適用
された半導体装置)と実装基板との間の熱ストレスに起
因するクラックの発生を抑制し、またアウターリード
(バンプ)の接続信頼性の低下を抑制して半導体装置の
信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置を実装
基板に搭載した状態の一例を示した断面図である。
【図2】図1におけるII部を拡大して示した断面図で
ある。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法の一例を示したフローチャートである。
【図4】実施の形態の半導体装置の一製造過程における
平面図である。
【図5】実施の形態の半導体装置の他の例を示した断面
図である。
【図6】本発明の課題を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 バンプ下地金属 3 第1バンプ 4 第2バンプ 5 実装基板 6 配線 7 アンダーフィル 8 層間絶縁膜 9 パッシベーション膜 10 第1保護膜 11 第1接続孔 12 再配置配線 12a 主導電層 12b ブロッキング層 13 第2保護膜 14 第2接続孔 15 スタッドバンプ 101 バンプ 102 実装基板 103 リード 104 バンプ下地金属 105 再配置配線 106 保護膜 107 パッシベーション膜 108 クラック M3 第3層配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 AA04 AA13 AA28 AA29 BA11 BA12 BA17 BA25 BA38 CA01 CA09 DA05 DA08 DA15 DA34 DA35 DA38 EA02 EA05 EA25 EA28 EA29 EA32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子がその主面に形成された半導
    体基板と、前記半導体基板の上層に形成された配線層
    と、前記配線層を覆うパッシベーション膜および第1保
    護膜とを有する半導体装置であって、 前記第1保護膜およびパッシベーション膜に開口された
    第1接続孔を介して前記配線層に接続されたリード配線
    と、前記リード配線を覆う第2保護膜と、前記第2保護
    膜に開口された第2接続孔と、前記第2接続孔の内部を
    含む領域に形成され、前記リード配線に接続された下地
    金属と、前記下地金属上に形成された第1導電部材と、
    前記第1導電部材上に形成された第2導電部材とを含む
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記リード配線、第2保護膜、第2接続孔、下地金属、
    第1および第2導電部材は、前記半導体基板がウェハの
    状態において加工されるものであることを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体装置であ
    って、 前記第1導電部材は、金、スズ、鉛スズはんだまたは銀
    スズはんだを材料とするバンプであり、前記第2導電部
    材は、はんだ、金、スズ、鉛スズはんだまたは銀スズは
    んだを材料とするボールバンプまたはスタッドバンプで
    あることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置であって、 前記第1導電部材と前記第2導電部材とは、同一の材料
    で構成されることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項に記載の半導
    体装置であって、 前記第1導電部材の高さは50μm以上であることを特
    徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 (a)半導体基板の主面に半導体素子を
    形成し、前記半導体基板の上層に金属配線層を形成する
    工程、 (b)前記金属配線層を覆うパッシベーション膜および
    第1保護膜を形成し、前記第1保護膜およびパッシベー
    ション膜に前記金属配線層の一部を露出する第1接続孔
    を形成する工程、 (c)前記第1接続孔の内部を含む前記パッシベーショ
    ン膜上に第1金属膜を堆積し、前記第1金属膜をパター
    ニングしてリード配線を形成する工程、 (d)前記リード配線を覆う第2保護膜を形成し、前記
    第2保護膜に前記リード配線の一部を露出する第2接続
    孔を形成する工程、 (e)前記第2接続孔の内部を含む前記第2保護膜上に
    第2金属膜を形成し、前記第2接続孔の内部の前記第2
    金属膜を残存するように前記第2金属膜をパターニング
    して下地金属を形成する工程、 (f)前記下地金属上に、第1導電部材を形成する工
    程、 (g)前記第1導電部材上に第2導電部材を形成する工
    程、 (h)前記半導体基板をスクライブして半導体チップに
    分離する工程、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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