JP2000090723A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2000090723A
JP2000090723A JP10258469A JP25846998A JP2000090723A JP 2000090723 A JP2000090723 A JP 2000090723A JP 10258469 A JP10258469 A JP 10258469A JP 25846998 A JP25846998 A JP 25846998A JP 2000090723 A JP2000090723 A JP 2000090723A
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front lens
lamp body
lamp
hot melt
light
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JP10258469A
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Fumihiko Sugiyama
文彦 杉山
Haruo Otani
治夫 大渓
Michihiko Suzuki
三千彦 鈴木
Kazuhiro Yamazaki
一廣 山▲崎▼
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2900/00Features of lamps not covered by other groups in B60Q
    • B60Q2900/20Arrangements for easy recycling, e.g. for easy dismantling or use of special materials

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプボディにシール材を介して前面レンズ
が取り付けられてなる車両用灯具において、前面レンズ
を着脱可能とした上で、灯具構造の簡素化および灯具の
組立作業性向上を図る。 【解決手段】 シール材14を、ランプボディ12から
前面レンズ16を引き剥がす際に界面剥離するゲル状の
低粘着ホットメルト2で構成する。これにより前面レン
ズ16を着脱可能とし、かつその取外しの際に前面レン
ズ16、ランプボディ12およびシール材14に損傷が
生じるのを防止する。シール材14の弾性反発力は極め
て小さいので、ランプボディ12および前面レンズ16
間の機械的締結手段としてネジ締めは不要でありランス
結合のみで足りる。このため灯具構成が簡素化しかつ灯
具の組立作業性が向上し、前面レンズ16の変形や割れ
の発生も未然に防止される。シール材14はランプボデ
ィ12上のシール位置への自動供給が可能で、かつゲル
状の低粘着ホットメルト2になるまでの冷却時間は非常
に短いので、この点でも灯具の組立作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車両用灯具に関
するものであり、特にその前面レンズおよびランプボデ
ィ間におけるシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両用灯具においては、ランプボ
ディに前面レンズを取り付ける際、両者間にシール材を
介装することにより、ランプボディおよび前面レンズ間
のシール性を確保し、灯具内部への水や埃の侵入防止を
図るようになっている。
【0003】上記シール材としては従来より、図7
(a)に示すようなホットメルト114A、図8(b)
に示すようなひもゴム114B、図9(b)に示すよう
な発泡ガスケット114C等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ホットメルト114A
は、熱可塑性の粘着剤であって粘着力が強く反発力が無
いので、ランプボディ112に前面レンズ116を固定
するのに際して、ネジ締め等による強力な機械的締結は
必要でなくランス結合程度で足りるという利点がある
が、灯具構成部品の再利用を図る上で次のような問題が
ある。すなわち、ホットメルト114Aは粘着力が強い
ため、ランプボディ112から前面レンズ116を取り
外すことが容易ではなく、また、これを無理に引き剥が
そうとすると、図7(b)に示すように、ホットメルト
114Aが凝集破壊(ホットメルト114Aの組織がラ
ンダムな破断面で引き裂かれる現象)を起こすので、こ
の凝集破壊したホットメルト114Aはもちろんのこ
と、該ホットメルト114Aの破片が固着したランプボ
ディ112および前面レンズ116も再利用することが
できなくなってしまう。
【0005】一方、ひもゴム114Bや発泡ガスケット
114Cは、熱硬化性の弾性材料で構成されており粘着
性を有していないので、ランプボディ112に対して前
面レンズ116が着脱可能となり、灯具構成部品の再利
用を図ることも容易となる。しかしながら、ひもゴム1
14Bや発泡ガスケット114Cは、シール性を確保す
る必要上その弾性反発力が大きな値に設定されているの
で、図8(b)および図9(b)に示すように、前面レ
ンズ116を押し出そうとする力が常に作用する。した
がって、これらを用いる場合には、図10に示すよう
に、ランプボディ112に前面レンズ116を固定する
ための機械的締結手段として、ランス結合程度の簡単な
締結手段では不十分でありネジ締め等の強固な締結手段
を併用する必要がある(同図においてAがランス結合部
であり、Bがネジ締め部である)。このため、灯具構成
が複雑となり、灯具の組立作業性が悪いものとなってい
る。またこの場合、弾性反発力により前面レンズ116
の変形や割れといった不具合が生じることも少なくな
い。
【0006】さらに、ひもゴム114Bは弾性シール部
材としてすでに完成したものであり、これをランプボデ
ィ112上のシール位置に自動供給することは困難なた
め、手貼り作業による供給がなされており、このため灯
具の組立作業性が悪いという問題がある。一方、発泡ガ
スケット114Cの場合には、ランプボディ112上の
シール位置に発泡ガスケット材料を自動供給することは
可能であるが、供給後これを硬化させるのに長時間を要
するので、この点で灯具の組立作業性が良くないという
問題がある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、ランプボディにシール材を介して前
面レンズが取り付けられてなる車両用灯具において、前
面レンズを着脱可能とした上で、灯具構造の簡素化およ
び灯具の組立作業性向上を図ることができる車両用灯具
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、シール材の
構成に工夫を施すことにより上記目的達成を図るように
したものである。
【0009】すなわち本願発明は、ランプボディにシー
ル材を介して前面レンズが取り付けられてなる車両用灯
具において、上記シール材が、上記ランプボディから上
記前面レンズを引き剥がす際に界面剥離するゲル状の低
粘着ホットメルトで構成されている、ことを特徴とする
ものである。
【0010】上記「界面剥離」とは、シール材が凝集破
壊を起こすことなく前面レンズあるいはランプボディと
の界面において剥離することを意味するものである。
【0011】上記「ゲル状の低粘着ホットメルト」と
は、通常のホットメルトと同様、熱可塑性の粘着剤では
あるが、シール材としての使用中も低粘着のゲル状態を
維持するように構成されたホットメルトを意味するもの
である。このような特性を得るためには、例えば、通常
のホットメルトに比して凝集破壊の原因となるワックス
等の含有比率を小さくするとともに可塑剤等を適量添加
するようにすればよい。
【0012】ここで「低粘着」とは、ランプボディから
前面レンズを引き剥がす際にシール材を界面剥離させる
ことが可能な程度に小さい粘着力であることを意味する
ものである。
【0013】具体的にこれを実現するためには、請求項
2に記載したように、ランプボディから上記前面レンズ
を引き剥がすのに必要な引き剥がし力F1が、0<F1
≦1kg/cm2 となるように構成されたものとすれば
よい。ただし、シール性を高めるためにはある程度の粘
着性を有していることが望ましく、一方、ランプボディ
から前面レンズを取り外す作業をより簡単に行うために
はできるだけ引き剥がし力が小さいことが望ましいこと
から、上記引き剥がし力F1の設定範囲を狭めることが
より好ましい。例えば、0.05≦F1≦0.5kg/
cm2 となるように構成することがより好ましく、0.
1≦F1≦0.3kg/cm2 となるように構成するこ
とがさらに好ましい。
【0014】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、前面レンズおよびランプボディ間に介装され
るシール材が、ランプボディから前面レンズを引き剥が
す際に界面剥離するゲル状の低粘着ホットメルトで構成
されているので、ランプボディから前面レンズを容易に
取り外すことができ、しかもその際、前面レンズ、ラン
プボディおよびシール材のいずれにも損傷が生じるのを
防止することができる。したがって灯具構成部品を有効
に再利用することが可能となる。
【0015】また、上記シール材は、これを構成する低
粘着ホットメルトがゲル状であるため多少の弾性を有す
るものとなるが、前面レンズおよびランプボディ間のシ
ール性を確保するに当たり、ひもゴムや発泡ガスケット
をシール材として用いた場合のようにシール材の弾性反
発力に依存することなく該シール材の粘着力によりシー
ル性を確保することができるので、シール材を強く押圧
する必要はない。このため、ランプボディに前面レンズ
を固定するための機械的締結手段としては、ランス結合
程度の簡単な締結手段で十分であり、ネジ締め等の強固
な締結手段を併用する必要はない。したがって、その分
だけ灯具構成を簡素化することができ、かつ灯具の組立
作業性を向上させることができる。また、弾性反発力に
より前面レンズの変形や割れといった不具合が生じるお
それを未然に防止することもできる。
【0016】さらに、上記シール材は低粘着ホットメル
トであるので、通常のホットメルトと同様これをランプ
ボディ上の(あるいは前面レンズの上の)シール位置に
自動供給することができ、しかも、これをシール位置に
おいてゲル状の低粘着ホットメルトになるまで冷却する
のに要する時間は、発泡ガスケットの場合の硬化時間に
比して非常に短いので、この点においても灯具の組立作
業性を向上させることができる。
【0017】このように本願発明によれば、ランプボデ
ィにシール材を介して前面レンズが取り付けられてなる
車両用灯具において、前面レンズを着脱可能とした上
で、灯具構造の簡素化および灯具の組立作業性向上を図
ることができる。
【0018】本願発明において、上記シール材がゲル状
の低粘着ホットメルトであるために多少の弾性を有する
ものとなることはすでに述べたが、その際、通常のホッ
トメルトの成分に対して添加される添加剤により弾性反
発力が不用意に大きくならないようにすることが好まし
い。すなわち、ランプボディに前面レンズを固定するた
めの機械的締結として、ランス結合程度で足りネジ締め
等を併用する必要がない程度に小さい弾性反発力に設定
しておくことが好ましい。具体的にこれを実現するため
には、請求項3に記載したように、シール材の弾性反発
力F2を、0<F2≦1kg/cm2 に設定すればよ
い。ただし、灯具組立作業性の観点からはシール材の弾
性反発力ができるだけ小さい方が好ましいことから、上
記弾性反発力F2をできるだけ小さくすることがより好
ましい。例えば0<F2≦0.5kg/cm2 に設定す
ることがより好ましく、0<F2≦0.3kg/cm2
に設定することがさらに好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0020】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両
用灯具を示す側断面図であり、図2および3は、そのII
部およびIII 部詳細図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態に係る車両
用灯具10は、自動車のリヤコンビネーションランプで
あって、ランプボディ12と、該ランプボディ12にシ
ール材14を介して取り付けられた前面レンズ16とに
より、各々光源バルブ18、20、22を備えた3つの
灯室が上下3段で形成されてなっている。
【0022】図2および3に示すように、ランプボディ
12の前端開口部の外周縁部には断面略U字状のシール
溝12aが形成されており、前面レンズ16の後面の外
周縁部にはシール溝12a内に挿入可能なシール脚16
aが形成されている。そしてランプボディ12に対する
前面レンズ16の取付けは、ランプボディ12のシール
溝12a内にシール材14を配した状態で該シール溝1
2aに前面レンズ16のシール脚16a(先端部16c
がテーパ状に形成されている)を挿入することにより行
われるようになっている。
【0023】また、前面レンズ16のシール脚16aの
外面の複数箇所にはランス16bが形成されるととも
に、ランプボディ12のシール溝12aの外側壁におけ
るランス16bと対向する位置には、ランプボディ12
に前面レンズ16を取り付けたときにランス16bと係
合して前面レンズ16を固定するランス係合孔12bが
形成されている。
【0024】上記シール材14は、ゲル状の低粘着ホッ
トメルトで構成されており、後述する自動供給装置によ
りランプボディ12のシール溝12a内に自動供給され
るようになっている。
【0025】この低粘着ホットメルトは、スチレン系の
熱可塑性エラストマ(SEBS)やブチルゴム等をベー
スポリマーとし、これに石油系樹脂等からなる粘着付与
剤と、ポリプロピレン等のワックスと、酸化防止剤およ
び顔料と、低分子ポリマー等からなる可塑剤とを添加す
ることにより構成されている。
【0026】上記ベースポリマーはゴム弾性を与えるた
めのものであり、粘着付与剤は粘着性を与えるためのも
のであり、ワックスは溶融加熱時の粘度を下げるための
ものであり、酸化防止剤および顔料は劣化防止および着
色のためのものである。これらは通常のホットメルトに
も用いられる成分であるが、ベースポリマーは流れ性が
悪く、またワックスは固化すると脆くなり凝集破壊を引
き起こす原因となるので、上記低粘着ホットメルトにお
いては、通常のホットメルトよりもワックスの含有量を
減らすとともに可塑剤を添加して流れ性を向上させるよ
うにしている。例えば、ワックスについては、通常のホ
ットメルトが10〜50%程度の含有量であるのに対
し、上記低粘着ホットメルトでは0〜20%程度の含有
量とし、また可塑剤については、20%程度以下の含有
量で添加するようにすればよい。
【0027】このような組成を採用することにより、ゲ
ル状の低粘着ホットメルトを得ることができ、これをシ
ール材14として用いることにより、図5に示すよう
に、ランプボディ12から前面レンズ16を引き剥がし
たとき、シール材14と前面レンズ16との間で界面剥
離を起こさせることが可能となり、かつ、ランプボディ
12から前面レンズ16を引き剥がすのに必要な引き剥
がし力F1を、0.1≦F1≦0.3kg/cm2 程度
の小さい値にすることができる。
【0028】図4は、ランプボディ12に対する前面レ
ンズ16の取付手順を示す工程図である。
【0029】まず、同図(a)に示すように、自動供給
装置100により、溶融状態にある低粘着ホットメルト
をランプボディ12のシール溝12a内に自動供給す
る。自動供給装置100は、低粘着ホットメルト2を加
熱溶融するタンク102およびポンプ104からなるア
プリケータ106と、このアプリケータ106に接続さ
れたホットメルトガン108とを備えてなり、アプリケ
ータ106から供給された溶融状態にある低粘着ホット
メルト2をホットメルトガン108のノズル108aか
らランプボディ12のシール溝12a内に供給するよう
になっている。
【0030】その後、同図(b)に示すように、ランプ
ボディ12を、そのシール溝12a内に低粘着ホットメ
ルト2が供給された状態で放置することにより、約23
0℃の高温状態にある低粘着ホットメルト2を約40℃
になるまで冷却し、これをゲル化させる。この間の冷却
に要する時間は約2〜5分である。
【0031】次に、同図(c)に示すように、ランプボ
ディ12のシール溝12a内に前面レンズ16のシール
脚16aを挿入することにより、ランプボディ12に前
面レンズ16を取り付ける。その際、図6に示すよう
に、ランプボディ12の外周縁部の複数箇所(7箇所)
において、そのランス係合孔12bに前面レンズ16の
ランス16bを係合させ、ランプボディに前面レンズを
機械的に締結する。なお、シール脚16aの先端部16
cはテーパ状に形成されているので、シール脚16aを
シール溝12a内へ挿入する際に該シール脚16aが低
粘着ホットメルト2から受ける抵抗を非常に小さいもの
とすることができる。
【0032】上記取付けの際、低粘着ホットメルト2
は、シール溝12a内においてシール脚16aに沿って
広がり、その後ゲル状態のままシール溝12aおよびシ
ール脚16aに対して弱い粘着力で粘着し、これにより
前面レンズ16およびランプボディ12間のシールを行
うシール材14としての機能を果たすこととなる。
【0033】以上詳述したように、本実施形態において
は、前面レンズ16およびランプボディ12間に介装さ
れるシール材14が、ランプボディ12から前面レンズ
16を引き剥がす際に界面剥離するゲル状の低粘着ホッ
トメルト2で構成されているので、ランプボディ12か
ら前面レンズ16を容易に取り外すことができ、しかも
その際、前面レンズ16、ランプボディ12およびシー
ル材14のいずれにも損傷が生じるのを防止することが
できる。したがって灯具構成部品を有効に再利用するこ
とが可能となる。
【0034】また、上記シール材14は、これを構成す
る低粘着ホットメルト2がゲル状であるため多少の弾性
を有するものとなるが、その弾性反発力は極めて小さい
(上述した組成の場合で0.3kg/cm2 程度)の
で、ランプボディ12および前面レンズ16間の機械的
締結手段がランス結合のみであるにもかかわらず、ラン
プボディ12と前面レンズ16との固定を確実に行うこ
とができる。そして、このようにランプボディ12に前
面レンズ16を固定するための機械的締結手段としてネ
ジ締め等の強固な締結手段を併用する必要がなくなるの
で、その分だけ灯具構成を簡素化することができ、かつ
灯具の組立作業性を向上させることができ、しかも、図
10に示す従来例のようにネジ締めを併用した場合に比
して灯具の見映えを向上させることができる。また、弾
性反発力により前面レンズ16の変形や割れといった不
具合が生じるおそれを未然に防止することもできる。
【0035】さらに、シール材14は低粘着ホットメル
ト2で構成されているので、通常のホットメルトと同様
これをランプボディ12上のシール位置に自動供給する
ことができ、しかも、これをシール位置においてゲル状
の低粘着ホットメルト2になるまで冷却するのに要する
時間を、発泡ガスケットの場合の硬化時間に比して大幅
に短縮することができ、この点においても灯具の組立作
業性を向上させることができる。
【0036】このように本実施形態によれば、ランプボ
ディ12にシール材14を介して前面レンズ16が取り
付けられてなる車両用灯具10において、前面レンズ1
6を着脱可能とした上で、灯具構造の簡素化および灯具
の組立作業性を向上を図ることができる。
【0037】なお、本実施形態に係る車両用灯具10
は、ランプボディ12のシール溝12a内に前面レンズ
16のシール脚16aを挿入することにより、ランプボ
ディ12に前面レンズ16を取り付けるように構成され
ているので、ランプボディ12から前面レンズ16を引
き剥がしたとき、シール材14の界面剥離はランプボデ
ィ12よりもシール材14との接触表面積が小さい前面
レンズ16との間で起こるが、ランプボディ12および
前面レンズ16間のシール構造によってはシール材14
の界面剥離がランプボディ12との間で起こることもあ
り得る。
【0038】本実施形態においては、ランプボディ12
および前面レンズ16間の機械的締結がランス結合によ
り行われている場合について説明したが、これ以外の簡
易な締結手段で機械的締結を行うようにしてもよいこと
はもちろんである。
【0039】また本実施形態においては、車両用灯具1
0がリヤコンビネーションランプである場合について説
明したが、ランプボディ12にシール材14を介して前
面レンズ16が取り付けられるように構成されたもので
あれば、他の種類の車両用灯具においても、本実施形態
の構成を採用することにより本実施形態と同様の作用効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す
側断面図
【図2】図1のII部詳細図
【図3】図1のIII 部詳細図
【図4】上記車両用灯具におけるランプボディに対する
前面レンズの取付手順を示す工程図
【図5】ランプボディから前面レンズを引き剥がす際の
様子を示す、上記車両用灯具の要部断面図
【図6】上記車両用灯具を示す正面図
【図7】第1の従来例を示す、車両用灯具の要部断面図
【図8】第2の従来例を示す、車両用灯具の要部断面図
【図9】第3の従来例を示す、車両用灯具の要部断面図
【図10】従来例を示す、車両用灯具の正面図
【符号の説明】
2 低粘着ホットメルト 10 車両用灯具 12 ランプボディ 12a シール溝 12b ランス係合孔 14 シール材 16 前面レンズ 16a シール脚 16b ランス 16c 先端部 18、20、22 光源バルブ 100 自動供給装置 102 タンク 104 ポンプ 106 アプリケータ 108 ホットメルトガン 108a ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 三千彦 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 山▲崎▼ 一廣 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3K014 NA02 3K042 AA12 AB04 BA01 BC01 BC14 BC18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプボディにシール材を介して前面レ
    ンズが取り付けられてなる車両用灯具において、 上記シール材が、上記ランプボディから上記前面レンズ
    を引き剥がす際に界面剥離するゲル状の低粘着ホットメ
    ルトで構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 上記ランプボディから上記前面レンズを
    引き剥がすのに必要な引き剥がし力F1が、0<F1≦
    1kg/cm2 となるように構成されている、ことを特
    徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 上記シール材の弾性反発力F2が、0<
    F2≦1kg/cm 2 に設定されている、ことを特徴と
    する請求項1または2記載の車両用灯具。
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