JP2000090428A - 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及び磁気記録再生装置

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JP2000090428A
JP2000090428A JP10260127A JP26012798A JP2000090428A JP 2000090428 A JP2000090428 A JP 2000090428A JP 10260127 A JP10260127 A JP 10260127A JP 26012798 A JP26012798 A JP 26012798A JP 2000090428 A JP2000090428 A JP 2000090428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロード時にヘッドによる衝撃を受けても傷つ
き難く、かつ高密度化、大容量化し得る磁気記録媒体を
得る。 【解決手段】 少なくともロード時にヘッドの浮上高が
最も低くなる位置を含む領域の保護層の厚さがそれ以外
の領域よりも厚く形成された媒体を用い、記録再生時に
その領域の記録密度をそれ以外の領域の記録密度より低
くするか、あるいは媒体の磁気層として、さらに、記録
再生したときの孤立波の半値幅がそれ以外の領域よりも
大きい磁気層を設けた媒体を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
等に使われる磁気記録媒体および磁気記録再生装置に係
り、特に、ランプロード方式の磁気ディスク装置に使わ
れる磁気記録媒体およびランプロード方式の磁気記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の電子機器に
おいては、大容量のメモリ装置として磁気ディスク装置
が広く用いられている。また、近年、携帯可能な小型の
パーソナルコンピュータが普及しつつあり、この種のパ
ーソナルコンピュータに搭載される磁気ディスク装置
は、携帯時における衝撃等に対する信頼性の向上が求め
られている。
【0003】そこで、磁気ディスク装置の非作動時に磁
気ヘッドを保持する機構として、ランプロード機構を備
えたものが提供されている。例えば特開平5−1208
22号公報には、スピンドルモータにより回転される少
なくとも一枚の磁気ディスク媒体と、この磁気ディスク
媒体の表面に近接してデータの読み出し、書き込み(リ
ード/ライト)を行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを
所望のシリンダ位置へ移動させるアクチュエータ機構
と、このアクチュエータ機構を駆動する位置制御回路
と、ランプロードを使用したロードアンロード機構とを
備えた磁気ディスク装置が開示されている。
【0004】ランプロードを使用したロードアンロード
機構は、磁気ディスクの外側に設けられたランプを備
え、磁気ディスク装置の非作動時、キャリッジアッセン
ブリは磁気ディスクの外周に回動され、サスペンション
がランプに乗り上げる。それにより、磁気ヘッドは、磁
気ディスク表面から離間した位置に保持され、非作動時
に衝撃を受けても、磁気ディスクとの衝突が防止され
る。
【0005】しかしながら、このような従来の磁気ディ
スク装置では、ロード速度の浮上方向速度成分の制御が
されていなかったため、動作時、特にヘッド(スライ
ダ)がランプを脱出する際に、磁気ディスク媒体面に接
触し、磁気ディスクが傷つくことがあった。このため、
ロード速度の浮上方向速度成分を制御する機構を設ける
ことにより、磁気ディスク媒体を保護する試みがなされ
ていたが、十分ではなかった。
【0006】また、磁気ディスク装置に用いられる磁気
記録媒体の保護層は、記録、再生を行う際、磁気スペー
シングとなることから、磁気ディスク装置の高密度化、
大容量化のためには、磁気記録媒体の保護層を薄くする
傾向にあるが、保護層を薄くすると傷がつきやすくなる
という問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来
は、ランプロード機構を有する磁気ディスク装置におい
て、ランプを脱出する際に磁気ヘッドが磁気記録媒体に
接触し、磁気記録媒体が傷つくという問題があった。ま
た、このことは、磁気記録装置の高密度化、大容量化を
図るべく磁気記録媒体の保護層を薄く設定する上で問題
となっていた。
【0008】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
で、ロード時にヘッドによる衝撃を受けても傷つき難
く、エラーの少ない良好な磁気記録再生を行なうことが
可能であり、かつ高密度化、大容量化し得る磁気記録媒
体を得ることを目的とする。
【0009】本発明はまた、その磁気記録媒体が、ロー
ド時にヘッドによる衝撃を受けても傷つき難く、エラー
の少ない良好な磁気記録再生を行なうことが可能であ
り、かつ高密度化、大容量化し得る磁気記録再生装置を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板と、該基
板の少なくとも一方の面に形成された磁気記録層と、該
磁気記録層上に形成され、少なくともロード時にヘッド
の浮上高が最も低くなる位置を含む第1の領域の厚さ
が、それ以外の第2の領域よりも厚く形成された保護層
とを具備する磁気記録媒体であって、磁気ヘッドを用い
て前記第1の領域を記録再生したときの孤立波の半値幅
は、前記第2の領域を記録再生したときの孤立波の半値
幅よりも大きいことを特徴とする磁気記録媒体を提供す
る。
【0011】本発明はまた、基板、該基板の少なくとも
一方の面に形成された磁気記録層、及び該磁気記録層上
に形成され、少なくともロード時にヘッドの浮上高が最
も低くなる位置を含む第1の領域の厚さが、それ以外の
第2の領域よりも厚く形成された保護層を含む磁気記録
媒体と、該磁気記録媒体を支持および回転駆動する駆動
手段と、該磁気記録媒体に対して情報の記録再生を行う
磁気ヘッドと、該磁気ヘッドに接続され、該第1の領域
と該第2の領域の書き込み周波数を変更する手段と、該
磁気記録媒体に対して該磁気ヘッドを移動自在に支持し
たキャリッジアッセンブリと、該キャリッジアッセンブ
リが非作動位置に移動した際、該キャリッジアッセンブ
リと係合して磁気ヘッドを該磁気記録媒体から離間した
位置に支持するランプロード機構とを具備することを特
徴とする磁気記録再生装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の磁気記録媒体は、基板
と、基板の少なくとも一方の面に形成された磁気記録層
と、磁気記録層上に形成された保護層とを有し、この媒
体は、保護層の厚さの厚い第1の領域と、保護層の厚さ
の薄い第2の領域とを有し、第1の領域には、ヘッドを
ロードする時にヘッドの浮上高が最も低くなる位置が含
まれており、かつ第1の領域を記録再生したときの孤立
波の半値幅は、第2の領域を記録再生したときの孤立波
の半値幅よりも大きくなっている。
【0013】また、本発明の磁気記録再生装置は、上記
磁気記録媒体と、磁気記録媒体を支持および回転駆動す
る駆動手段と、磁気記録媒体に対して情報の記録再生を
行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドに接続されて、第1
の領域と第2の領域の書き込み周波数を変更する手段
と、磁気記録媒体に対して磁気ヘッドを移動自在に支持
したキャリッジアッセンブリと、キャリッジアッセンブ
リが非作動位置に移動した際、該キャリッジアッセンブ
リと係合して磁気ヘッドを磁気記録媒体から離間した位
置に支持するランプロード機構とを具備する。
【0014】ランプロード磁気記録再生装置に使用され
る磁気記録媒体は、ロード時、ヘッドの浮上高が最も低
くなるところで、ヘッドが磁気記録媒体に最も接触しや
すく、傷がつきやすい。このため、本発明では、少なく
ともヘッドの浮上高が最も低くなる位置では、その保護
層の厚さが厚く形成されている。これにより、磁気記録
媒体が傷つくことを防止することができる。
【0015】一方、ヘッドの浮上高が最も低くなる位置
以外の領域は、その保護層をできるだけ薄く形成するこ
とが可能である。このように保護層を薄く形成すること
により、磁気記録媒体の高密度、大容量化を実現するこ
とが可能となる。
【0016】本発明によれば、このような保護層を用い
ることにより、エラーのない良好な磁気記録再生を行な
うことができる。なお、保護層が厚い領域の記録は、保
護層が薄い領域の記録よりも再生時のエラーレートが高
くなる傾向がある。
【0017】本発明者らは、保護膜の厚さとエラーレー
トについて調べたところ、書込み時の記録密度が低いと
エラーレートを低く抑えることができることがわかっ
た。本発明の磁気記録媒体では、保護層が厚い領域を記
録再生したときの孤立波の半値幅が保護層が薄い領域よ
りも大きくなっているために、書込み時の記録密度が低
くなり、エラーレートを低く抑えることが可能となる。
【0018】また、本発明の磁気記録再生装置では、保
護層が厚い第1の領域と保護層が薄い第2の領域とで、
書き込み周波数を変更する手段が備えられている。保護
層が厚い領域では周波数を低くし、書込み時の記録密度
を低下させることにより、エラーレートを低く抑えるこ
とが可能となる。
【0019】本発明の磁気記録媒体に使用される磁気記
録層材料としては、CoCr、CoCrPt、CoCr
Ta、CoCrPtTa,CoNi,CoNiCr、C
oNiCrTa、CoNiCrTaPt、CoCrPt
TaNb、CoCrPtTaB、CoPt、及びCoP
t−1Sio2 等があげられる。
【0020】保護層材料としては、カーボン、窒化カー
ボン、水素化カーボン、水素化窒化カーボン、及びSi
2 等を使用することができる。また、例えば基板が
0.584〜0.635mm、磁気記録層が5〜50n
mの厚さを有する場合、保護層は、薄い領域の厚さは、
2〜12nm、厚い領域の厚さは4〜20nmであるこ
とが好ましい。また、保護層の薄い領域の厚さと厚い領
域の厚さの差は、2〜8nmであることが好ましい。
【0021】保護層の薄い領域の厚さは、2nm未満で
あると、コロージョン特性が悪化し、すなわち高温高湿
環境下でCoの表面への析出が表れる傾向があり、12
nmを越えると、電磁変換特性を損なう傾向がある。
【0022】また、保護層の厚い領域の厚さは、4nm
未満であると、ヘッドロード時にメディアが傷つく可能
性があり、20nmを越えると、付着力が弱くなる傾向
がある。
【0023】さらに、保護層の薄い領域の厚さと厚い領
域の厚さの差は、2nm未満であると、ランプロード時
のメディアの傷つき性改善と電磁変換特性確保の両立が
困難であり、8nmを越えると、段差のために、シーク
時に異常動作を示す傾向がある。
【0024】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。図1に、本発明の磁気記録媒体の一例の構成を表
す該略図を示す。図示するように、この磁気記録媒体
は、約65mm径、厚さ約0.635mmの円形基板1
01と、その両面に設けられ、周縁に厚さ25nmの領
域、その内側に厚さ約20nmの領域を有する磁性膜2
02と、磁性膜202上に各々設けられ、その周縁に厚
さ約12nmの領域、その周縁領域よりも内側にそれよ
りも薄い厚さ約8nmの領域を有する保護層203とか
ら基本的になる。この磁気記録媒体は、図示するよう
に、その機能に応じて、記録が行なわれるデータ領域1
04、ヘッドがロードされるロード領域105とに分け
られており、厚さの厚い領域は、ロード領域105に、
厚さの薄い領域は、ロード領域104に対応して設けら
れている。データ領域104は、半径14mm〜30m
mであり、ロード領域は、半径30mm〜31.5mm
である。
【0025】この磁気記録媒体では、磁性膜202の内
側領域よりも周縁領域の厚さを厚くすることにより、周
縁領域を記録再生したときの孤立波の半値幅を、その内
側領域を記録再生したときの孤立波の半値幅よりも大き
く設定することができる。
【0026】また、図2に、本発明の磁気記録媒体の他
の一例の構成を表す該略図を示す。図示するように、こ
の磁気記録媒体は、円形基板101の両面に設けられ、
磁性膜202の代わりに、円形基板101の周辺領域上
に形成された第1の材料からなる磁性膜212と、その
内側領域上に形成され、記録再生したときの孤立波の半
値幅が第1の材料よりも小さい第2の材料からなる磁性
膜222とから構成される磁性膜232が設けられ、そ
の上にその周縁に厚さ約12nmの領域、その周縁領域
よりも内側にそれよりも薄い厚さ約8nmの領域を有す
る保護層103が形成されいる以外は、図1に示す情報
記録媒体と同様の構成を有する。
【0027】この磁気記録媒体では、磁性膜202の内
側領域と周縁領域との材質を変更することにより、周縁
領域を記録再生したときの孤立波の半値幅を、その内側
領域を記録再生したときの孤立波の半値幅よりも大きく
設定することができる。
【0028】図3に、本発明にかかる磁気記録再生装置
の一例を表す分解斜視図を示す。また、図4は、図3に
示すキャリッジアッセンブリの斜視図である。図4は、
磁気ヘッドが磁気記録再生装置の最外周に移動した状態
を表す磁気記録再生装置平面図を示す。
【0029】図3に示すように、HDDは、上面の開口
した矩形箱状のケース12と、複数のねじ11によりケ
ースにねじ止めされてケースの上端開口を閉塞するトッ
プカバー14とを有している。
【0030】ケース12内には、磁気記録媒体としての
磁気ディスク16、この磁気ディスクを支持および回転
させる駆動手段としてのスピンドルモータ18、磁気デ
ィスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数
の磁気ヘッド40、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク
16に対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブ
リ22、キャリッジアッセンブリを回動および位置決め
するボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、
非作動時に磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動し
た際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した位置に保
持するランプロード機構25、および磁気ディスクの書
き込み周波数を変更する手段を含むヘッドIC等を有す
る基板ユニット21が収納されている。
【0031】また、ケース12の底壁外面には、基板ユ
ニット21を介してスピンドルモータ18、VCM2
4、および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリ
ント回路基板がねじ止めされている。
【0032】磁気ディスク16は、例えば直径65mm
(2.5インチ)に形成され、例えば図3に示す構成を
有し、上面および下面に磁気記録層、及び各磁気記録層
上に少なくともロード時にヘッドの浮上高が最も低くな
る位置を含む領域が厚く、それ以外の領域が薄く形成さ
れた保護膜を有している。磁気ディスク16は、スピン
ドルモータ18の図示しないハブに同軸的に嵌合されて
いるとともにクランプばね17により保持されている。
そして、スピンドルモータ18を駆動することにより、
磁気ディスク16は所定の速度で回転駆動される。
【0033】図3ないし図5に示すように、キャリッジ
アッセンブリ22は、ケース12の底壁上に固定された
軸受組立体26を備えている。軸受組立体26は、ケー
ス12の底壁に対して垂直に立設された枢軸27と、枢
軸に一対の軸受を介して回転自在に支持された図示しな
い円筒形状のハブとを有している。また、キャリッジア
ッセンブリ22は、軸受組立体のハブに取り付けられた
2本のアーム32a、32bと、各アームに支持された
2つの磁気ヘッド組立体36とを備えている。
【0034】各磁気ヘッド組立体36は、弾性変形可能
な細長い板状のサスペンション38と、サスペンション
の先端に固定された磁気ヘッド40とを備えている。サ
スペンション38は、板ばねにより構成され、その基端
がスポット溶接あるいは接着によりアーム32a、32
bの先端に固定され、アームから延出している。
【0035】各磁気ヘッド40は、ほぼ矩形状のスライ
ダとこのスライダに形成された記録再生用のMR(磁気
抵抗)ヘッド、もしくはGMR(巨大磁気抵抗効果形)
ヘッドを有し、磁気ディスク16に対して情報の書き込
み、読み出しを行う。
【0036】磁気ヘッド組立体36が固定されたアーム
32aおよび32bは、軸受組立体26に取り付けら
れ、互いに平行に延出している。また、積層された状態
でハブの外周に嵌合されている。アーム32a、32b
に取り付けられた磁気ヘッド組立体36の磁気ヘッド4
0は互いに向かい合って位置し、アームと一体的に回動
可能となっている。
【0037】各サスペンション38は、その先端部から
延出したタブ50を一体に備えている。タブ50は、後
述するランプロード機構25の一部を構成するもので、
サスペンション38の長手軸Aとほぼ直交する方向に延
出しているとともに、磁気ディスク16に対して外周方
向に向かって延出している。
【0038】また、キャリッジアッセンブリ22は、軸
受組立体26から、アーム32a、32bと反対方向へ
延出した二股状の支持フレーム43を有し、これらの支
持フレームにはVCM16の一部を構成するボイスコイ
ル44が固定されている。支持フレーム43の一方の延
出端には、後述するラッチ機構と係合可能な係合凹所4
5が形成されている。
【0039】図3からよくわかるように、上記のように
構成されたキャリッジアッセンブリ22をケース12に
組み込んだ状態において、磁気ディスク16はアーム3
2a、32b間に位置している。そして、アーム32
a、32bから延びるサスペンション38に取り付けら
れた磁気ヘッド40は、磁気ディスク16の上面および
下面にそれぞれ対向し、磁気ディスク16を両面側から
挟持している。各磁気ヘッド40は、サスペンション3
8のばね力により所定のヘッド荷重が印加され、磁気デ
ィスク表面側に付勢されている。
【0040】一方、図3および図5に示すように、キャ
リッジアッセンブリ22をケース12に組み込んだ状態
において、支持フレーム43に固定されたボイスコイル
44は、ケース12上に固定された一対のヨーク48間
に位置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定さ
れた図示しない磁石とともにVCM24を構成してい
る。そして、ボイスコイル44に通電することにより、
キャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40
は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動および位
置決めされる。
【0041】基板ユニット21は、ケース12の底壁上
に固定された矩形状の基板本体51を有し、この基板本
体上には、書き込み周波数を変更する手段を含む複数の
電子部品およびコネクタ等が実装されている。また、基
板ユニット21は、基板本体51から延出した帯状のメ
インフレキシブルプリント回路基板(以下メインFPC
と称する)54を一体に有している。メインFPC54
の延出端部54aは、キャリッジアッセンブリ22に固
定されている。このメインFPC54は、磁気ヘッド4
0と基板ユニット21とを接続するための信号線や、V
CM24のボイスコイル44を駆動するためのケーブル
等の配線パターンから構成されている。
【0042】図3ないし図5に示すように、ランプロー
ド機構25は、ケース12の底壁に設けられているとと
もに磁気ディスク16の外側に位置した一対のランプ5
2a、52bを備えている。これらのランプ52a、5
2bは、ケース12の底壁に立設された支軸55に固定
され、それぞれ磁気ディスク16表面とほぼ平行に延び
ている。
【0043】一対のランプ52a、52bは、磁気ディ
スク16の半径方向に沿って、磁気ディスクの外周縁近
傍まで延びているとともに、サスペンション38に設け
られたタブ50の移動経路上に配置されている。また、
ランプ52aは、磁気ディスク16の上面とほぼ面一に
設けられ、ランプ52bは、磁気ディスク16の下面と
ほぼ面一に設けられている。更に、各ランプの延出端に
は、磁気ディスクから離間する方向に傾斜したスロープ
53が形成されている。
【0044】図6には、磁気記録再生装置の動作状態と
非動作状態における磁気ヘッド及びサスペンションとラ
ンプとの配置関係を概略的に表す側面図を示す。図3お
よび図6(a)に示すように、HDDの通常の動作状態
において、VCM24によりキャリッジアッセンブリ2
2を回動すると、磁気ヘッド40は磁気ディスク16の
所望のトラック上に移動され、磁気ディスクに対して情
報の記録あるいは再生を行う。
【0045】また、HDDの非動作時、図5および図6
(b)に示すように、VCM24によってキャリッジア
ッセンブリ22は非作動位置まで回動され、磁気ヘッド
40は磁気ディスク16の最外周の停止位置まで移動さ
れる。すると、サスペンション38から延出したタブ5
0が磁気ディスク16の外周縁から外方へ突出し、それ
ぞれスロープ53を介して対応するランプ52a、52
b上に乗り上げる。これにより、各サスペンション38
はその長手軸Aに沿って弾性変形し、一対の磁気ヘッド
40は、それぞれ磁気ディスク16の上面および下面か
ら所定距離離間した状態に保持される。
【0046】HDDを再び作動した場合、磁気ディスク
16が回転した状態でキャリッジアッセンブリ22が磁
気ディスクの内周側に回動される。すると、各サスペン
ション38のタブ50はスロープ53上を通って対応す
るランプ52a、52bから離間する。これにより、磁
気ヘッド40は磁気ディスク16の表面に対して、情報
の記録、再生が可能な位置まで接近し、この状態で、キ
ャリッジアッセンブリ22により所望のトラック上に移
動される。
【0047】次に、上述の磁気記録再生装置に適用され
る磁気記録媒体について説明する。実施例1〜4本発明
の磁気記録再生装置に適用される磁気記録媒体は、以下
のようにして形成した。
【0048】基板材料としてとして2.5インチガラス
基板、磁性薄膜材料として、CoCrTaPtターゲッ
ト、保護層材料として炭素ターゲットをそれぞれ用意し
た。これらの材料を用いて、DCマグネトロン・スパッ
タ装置によって、種々の厚さの保護層を有するハードデ
ィスクタイプの磁気記録媒体を作製した。
【0049】ただし、保護層は、通常の成膜方法と異な
り、保護層スパッタを2度行うことで形成した。はじめ
に、通常の方法で磁気記録層全面をスパッタした。その
後、厚さを薄くすべき領域を覆うシャッタでマスクして
同様にスパッタを行なった。このことにより厚さを薄く
すべき領域以外の領域の保護層の厚さを厚くさせた。ま
た、保護層の厚さの制御は、スパッタ時間を変化させる
ことで行なった。
【0050】磁性膜の下地(図示せず)には、Cr合金
膜を用いた。得られた磁気記録媒体について、その磁気
特性を、振動試料型磁力計VSMを用いて測定した。磁
性膜の保磁力は、2500Oeであった。
【0051】同様に、各領域の保護層の厚さを種々変化
させ、サンプルA〜Iを得た。図7に、図3に示す磁気
記録再生装置に適用し得る磁気記録媒体の第1の構成例
を表す概略断面図を示す。図示するように、この磁気記
録媒体は、例えば、約65mm径、厚さ約0.635m
mの円形基板101と、その両面に設けられた厚さ約2
0nmの磁性膜102と、磁性膜102上に各々設けら
れ、ヘッドがロードされるその周縁領域(第1の領域)
105に、例えばサンプルAの場合は厚さ約12nm、
その周縁領域よりも内側領域(第2の領域)104にそ
れよりも薄い厚さ約8nmの領域を有する保護層103
とから基本的になる。第2の領域104は、例えば半径
14mm〜30mmであり、第1の領域は、例えば半径
30mm〜31.5mmである。
【0052】得られた磁気記録媒体サンプルについて、
電磁変換特性を調べるため、厚さの厚い領域及び厚さの
薄い領域の両方を面記録密度5Gbpsiで記録再生し
た場合と、厚さの厚い領域を面記録密度3Gbpsi
で、厚さの薄い領域を面記録密度5Gbpsiで記録再
生した場合とで、各々記録トラック幅1.2μm、再生
トラック幅0.8μmのトラック幅をもつGMRヘッド
を用いて、4200rpm、浮上量25nmでエラーレ
ートを測定し、比較を行った。
【0053】なお、記録密度を保護層の厚さに応じて変
化するためには以下の方法を用いた。図8に、保護層の
厚さに応じて記録密度を変化する様子を説明するための
ブロック図を示す。
【0054】図示するように、磁気記録媒体16に記録
された情報は、再生アンプ60を通じて、再生信号処理
部でデータとエリア情報に分別される。データはデータ
変換部を通じて再生データとして送られる。エリア情報
は、エリア情報判定部に送られる。エリア情報判定部で
は、厚さの薄い領域か、厚さの厚い領域かの判定が行わ
れる。厚さの薄い領域の場合、記録周波数制御部でf1
の周波数が記録周波数として選択される。例えばf1の
記録周波数は5Gbsiの面記録密度に相当する周波数
である。また、例えばf2の記録周波数は3Gbsiの
面記録密度に相当する周波数である。このようにして選
択された記録周波数(f1またはf2)を示す記録周波
数指定信号が記録アンプ70に送られる。記録アンプ7
0に入力された記録データは、この記録周波数指定信号
で指定された記録周波数に従って電流に変換され、磁気
ヘッド40に供給される。これにより、厚さの薄い領域
には5Gbsiの面記録密度の情報が記録され、厚さの
厚い領域には、3Gbsi面記録密度の情報が記録され
る。
【0055】また、エリア情報は、上述の方法のみなら
ず、あらかじめホストシステムに登録された情報を用い
ることも可能である。この場合、エリア情報がホストシ
ステムからエリア情報判定部に送られ、エリア情報判定
部では、厚さの薄い領域か、厚さの厚い領域かの判定が
行われる以外は、上述の方法と同様にして記録が行われ
る。
【0056】上述のようにして得られたサンプルA〜I
のエラーレートの測定結果を、下記表1に示す。ここ
で、サンプルA〜Eは、第1の領域と第2の領域の保護
膜の厚さが同等な比較例、サンプルIは第1の領域の保
護膜の厚さが第2の領域の保護膜の厚さよりも薄い比較
例、サンプルF〜Hのうち、第1の領域と第2の領域を
同じ面記録密度で記録再生したものは比較例、サンプル
F〜Hの第1の領域の保護膜の厚さが第2の領域の保護
膜の厚さよりも厚く、かつ第1の領域を3Gbpsi
で、第2の領域を5Gbpsiで記録再生したものが実
施例1〜3である。
【0057】エラーレートの表示でたとえば9は10の
9乗を意味し、8は10の8乗を意味する。なお、装置
のエラーレートは最低でも7乗が必要である。また、ロ
ード領域で、磁気ヘッドのロードアンロード試験を5万
回行った。試験後の、磁気ディスクの状態を表面を顕微
鏡で観察し、その傷つき性を調べた。このとき、まった
く傷がみられない場合を○、肉眼ではみられないが、1
00倍の倍率の顕微鏡でかすかに傷がみられる場合を
△、肉眼で傷が見られる場合を×として評価した。その
結果を下記表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】エラーレートは、磁気ディスク装置を成立
させるためには、10-7以下であることが必要である。
ここでは、エラーレート5乗以下を×、6乗を△、7乗
以上を○とした。
【0060】表1の結果より、サンプルF,G,H,及
びJのように、第2の領域の保護膜厚さに比べて、第1
の領域の保護膜の厚さが厚い場合、第2の領域のエラー
レートと傷つき性のどちらも良好となる。また、サンプ
ルF,G,H,及びJにおいて、第1の領域に書き込む
記録密度を、第2の領域の記録密度と同等の5Gbps
iにした場合には、傷つき性、第1の領域のエラーレー
ト、第2の領域のエラーレートの全てを満足することは
難しかったのに対し、保護膜の厚い第1の領域に書き込
む記録密度を、第2の領域に書き込む記録密度よりも低
くして3Gbpsiとした場合(実施例1〜3)には、
第1の領域及び第2の領域のエラーレートと傷付き性の
すべてが良好となった。
【0061】実施例4,5 図3に示す磁気記録再生装置に適用される磁気記録媒体
の他の例を以下のようにして形成した。
【0062】基板材料として、2.5インチガラス基
板、磁性薄膜材料として、CoCrTaPtターゲッ
ト、保護層材料としてとして炭素ターゲットをそれぞれ
用意した。
【0063】これらの材料を用いて、保護層の形成工程
以外は実施例1ないし3と同様にして厚さの異なる保護
層を有する磁気記録媒体としてサンプルK,Jを作製し
た。保護層の形成は、通常の成膜方法と同等の方法によ
り行った。ただし、この場合、スパッタの膜厚分布を利
用した。例えばスパッタ装置におけるカーボン保護層タ
ーゲット裏面の磁石を位置を制御することにより、基板
上の膜厚分布を変化させ、データ領域に対してロード領
域のカーボン保護層の厚さを厚くすることができる。こ
のようにして、この例では、データ領域の内外周の膜厚
分布を10%以内に制御した。また、保護層の厚さは、
スパッタ時間を変化させることで行った。
【0064】得られた磁気記録媒体の構成を図9に示
す。図9は、本発明の磁気記録媒体の第2の構成例を表
す概略断面図である。図示するように、この磁気記録媒
体は、その保護膜113の膜厚が磁気記録媒体のデータ
領域からロード領域にかけて、図7と比較してなだらか
に増加している以外は、図7と同様の構造を有する。
【0065】なお、磁性膜の下地(図示せず)には、C
r合金膜を用いた。また、磁性膜は20nmの厚さと
し、保磁力は、2500Oeであった。得られた磁気記
録媒体について、実施例1〜3と同様にして電磁変換特
性の測定を行なった。また、磁気ヘッドのロードアンロ
ード試験を同様にして行ない、傷つき性を測定、評価し
た。得られた結果を表2に示す。
【0066】
【表2】
【0067】なお、サンプルK,Jのうち第1の領域と
第2の領域を同じ面記録密度で記録再生したものは比較
例、サンプルF〜Hの第1の領域の保護膜の厚さが第2
の領域の保護膜の厚さよりも厚く、かつ第1の領域を3
Gbpsiで、第2の領域を5Gbpsiで記録再生し
たものが、各々実施例4,5である。
【0068】この表の結果より、サンプルK,Jにおい
て、第2の領域の保護層厚さに比べて、第1の領域の保
護層の厚さが厚い場合、第2の領域のエラーレートと傷
つき性のどちらも良好となることがわかる。また、サン
プルK,Jにおいて、保護膜の厚い第1の領域に書き込
む記録密度を、第2の領域に書き込む記録密度よりも低
くして3Gbpsiとした場合(実施例5,6)第1の
領域及び第2の領域のエラーレートと傷付き性のすべて
が良好となった。
【0069】以上図7及び図9を用いて、ディスクの周
縁に保護膜の厚い領域その内側に保護膜の薄い領域を有
する磁気記録媒体について説明したが、本発明は、これ
に限るものではない。
【0070】以下、上述の磁気記録媒体の変形例につい
て説明する。 その他の変形例 図10は、本発明の磁気記録媒体の第3の構成例を表す
概略断面図である。
【0071】この磁気記録媒体は、ロードされる領域が
媒体の中心部付近にあり、その周辺にそれ以外の領域が
あり、これに相応して、媒体の中心部付近の膜厚が厚
く、その周辺の膜厚がそれより薄い保護膜123が設け
られる以外は、実施例1と同様にして得られる。
【0072】図11は、本発明の磁気記録媒体の第4の
構成例を表す概略断面図である。この磁気記録媒体は、
媒体の中心部付近の膜厚が厚く、図10に比べてその周
辺の膜厚がそれよりなだらかに薄くなった保護膜133
が設けられる以外は、実施例4と同様にして得られる。
【0073】図12は、本発明の記録媒体の第5の構成
例を表す該略断面図を示す。この磁気記録媒体は、媒体
の中心部と周縁部とのほぼ中間付近の同心円上の膜厚が
厚く、その周辺の膜厚がそれより薄くなった保護膜14
3が設けられる以外は、実施例1と同様にして得られ
る。
【0074】図13は、本発明の記録媒体の第6の構成
例を表す該略断面図を示す。この磁気記録媒体は、媒体
の中心部と周縁部とのほぼ中間付近の同心円上の膜厚が
厚く、その周辺の膜厚がそれより薄く形成されている以
外は、実施例4と同様にして得られる。この媒体は、膜
厚が厚い領域と薄い領域との差が、図12に比べてなだ
らかである。
【0075】図14は、本発明の記録媒体の第7の構成
例を表す概略断面図である。この磁気記録媒体は、媒体
の中心部と周縁部とのほぼ中間付近のごく一部分の膜厚
が他の領域の膜厚よりも厚く形成され、同心円方向に均
一の高さを持たない保護膜163を設ける以外は、実施
例4と同様にして得られる。
【0076】この磁気記録媒体の場合は、ロード領域が
同心円方向全体ではなく、そのごく一部に形成されてい
るため、そのため、ヘッドロードする場合、以下のよう
に制御することが必要である。
【0077】すなわち、ヘッドロード時にヘッドがロー
ドされる領域を、保護層の厚い領域にすることが必要で
ある。このため、回転一周に対し、保護層の厚い領域に
対応してパルス1回を発生させる(インデックスパル
ス)。そして、このインデックスパルスに同期した形
で、保護層の厚い領域にヘッドがロードされるようヘッ
ドロードの制御を行なう。
【0078】また、保護膜が薄い領域は、データを記録
再生することが可能である。この場合、1周の間で保護
層が厚い領域と薄い領域とが存在するため、特に膜厚の
制御をきびしくする必要がある。図14に示す構成を有
する磁気記録媒体を用いると、その保護膜を最大限に薄
く設計することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体を用いると、ロー
ド時にヘッドによる衝撃を受けても傷つき難く、エラー
の少ない良好な磁気記録再生を行なうことができる。本
発明の磁気記録媒体はまた、ヘッドによる衝撃を受けな
い領域の保護膜を薄く形成することが可能であり、ロー
ド時にヘッドによる衝撃を受ける領域にもエラーの少な
い良好な磁気記録再生を行なうことができるので、その
高密度化、大容量化が可能となる。
【0080】本発明の磁気記録再生装置を用いると、ロ
ード時にヘッドによる衝撃を受けても傷つき難く、エラ
ーの少ない良好な磁気記録再生を行なうことができる。
また、本発明の磁気記録再生装置は、ヘッドによる衝撃
を受けない領域の保護膜を薄く形成することが可能であ
り、ロード時にヘッドによる衝撃を受ける領域にもエラ
ーの少ない良好な磁気記録再生を行なうことができるの
で、高密度で大容量の記録が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気記録媒体の一例の構成を表す該
略図
【図2】 本発明の磁気記録媒体の他の一例の構成を表
す該略図
【図3】 本発明の磁気記録再生装置の一例を表す分解
斜視図
【図4】 図3に示すキャリッジアッセンブリの斜視図
【図5】 磁気ヘッドが磁気記録再生装置の再外周に移
動した状態を表す磁気記録再生装置平面図
【図6】 磁気記録再生装置の動作状態と非動作状態に
おける磁気ヘッド及びサスペンションとランプとの配置
関係を概略的に表す側面図
【図7】 本発明の磁気記録再生装置に適用可能な磁気
記録媒体の第1の構成例を表す概略断面図
【図8】 保護層の厚さに応じて記録密度を変化する様
子を説明するためのブロック図
【図9】 本発明の磁気記録再生装置に適用可能な磁気
記録媒体の第2の構成例を表す概略断面図
【図10】 本発明の磁気記録再生装置に適用可能な磁
気記録媒体の第3の構成例を表す概略断面図
【図11】 本発明の磁気記録再生装置に適用可能な磁
気記録媒体の第4の構成例を表す概略断面図
【図12】 本発明の磁気記録再生装置に適用可能な磁
気記録媒体の第5の構成例を表す概略断面図
【図13】 本発明の磁気記録再生装置に適用可能な磁
気記録媒体の第6の構成例を表す概略断面図
【図14】 本発明の磁気記録再生装置に適用可能な磁
気記録媒体の第7の構成例を表す概略断面図
【符号の説明】
12…ケース 16…磁気ディスク 21…基板ユニット 22…キャリッジアッセンブリ 24…ボイスコイルモータ 25…ランプロード機構 26…軸受組立体 38…サスペンション 40…磁気ヘッド 101…基板 102,202,232…磁気記録層 103,113,123,133,143,153,1
63,203…保護層 104…第2の領域 105…第1の領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板の少なくとも一方の面に
    形成された磁気記録層と、該磁気記録層上に形成され、
    少なくともロード時にヘッドの浮上高が最も低くなる位
    置を含む第1の領域の厚さが、それ以外の第2の領域よ
    りも厚く形成された保護層とを具備する磁気記録媒体で
    あって、磁気ヘッドを用いて前記第1の領域を記録再生
    したときの孤立波の半値幅が、前記第2の領域を記録再
    生したときの孤立波の半値幅よりも大きいことを特徴と
    する磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 基板、該基板の少なくとも一方の面に形
    成された磁気記録層、及び該磁気記録層上に形成され、
    少なくともロード時にヘッドの浮上高が最も低くなる位
    置を含む第1の領域の厚さが、それ以外の第2の領域よ
    りも厚く形成された保護層を含む磁気記録媒体と、 該磁気記録媒体を支持および回転駆動する駆動手段と、 該磁気記録媒体に対して情報の記録再生を行う磁気ヘッ
    ドと、 該磁気ヘッドに接続され、該第1の領域と該第2の領域
    の書き込み周波数を変更する手段と、 該磁気記録媒体に対して該磁気ヘッドを移動自在に支持
    したキャリッジアッセンブリと、 該キャリッジアッセンブリが非作動位置に移動した際、
    該キャリッジアッセンブリと係合して磁気ヘッドを該磁
    気記録媒体から離間した位置に支持するランプロード機
    構とを具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
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