JP2000089036A - 光ファイバホルダ - Google Patents

光ファイバホルダ

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JP2000089036A
JP2000089036A JP10256975A JP25697598A JP2000089036A JP 2000089036 A JP2000089036 A JP 2000089036A JP 10256975 A JP10256975 A JP 10256975A JP 25697598 A JP25697598 A JP 25697598A JP 2000089036 A JP2000089036 A JP 2000089036A
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JP
Japan
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optical fiber
holder
optical fibers
optical
parts
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Pending
Application number
JP10256975A
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English (en)
Inventor
Ichiro Matsuura
一郎 松浦
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特に、汎用性が高く、しかも光フ
ァイバの引張り力に対しても光ファイバの適切な曲げ半
径を確保するような光ファイバホルダを提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明による光ファイバホルダ14は、
光ファイバ5を保持すると共に、光ファイバ5の曲げ半
径を所定の範囲内で維持させるための光ファイバホルダ
14において、光ファイバ5を保持させるホルダ部15
と、ホルダ部15の端部から延びると共に弾性変形自在
に形成させた舌片16とを有した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの最小
曲げ半径を確保するために利用される光ファイバホルダ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術として、特
開平10−43433号公報がある。この公報に記載さ
れた光ファイバホルダは、凸曲面を有する基板上に、櫛
歯状の突起を複数並立させたものである。櫛歯状の突起
の間に光ファイバを差し込み易くするため、突起の中央
に弾性部を形成し、弾性部の変形により光ファイバの挟
持を達成している。また、基板の凸曲面に光ファイバを
沿わせることで、光ファイバの最小曲げ半径を確保して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の光ファイバホルダには、次のような課題が存在
していた。すなわち、基板上に形成した凸曲面は、光フ
ァイバの曲率を適切な範囲に保持して、その折損の防止
を可能にするが、光ファイバが凸曲面に沿うように引張
られた場合、その引張り力を凸曲面で吸収することがで
きず、光ファイバの破損が引き起こされる虞れがあっ
た。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、汎用性が高く、しかも光ファイバ
の引張り力に対しても光ファイバの適切な曲げ半径を確
保するような光ファイバホルダを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
光ファイバホルダは、光ファイバを保持すると共に、光
ファイバの曲げ半径を所定の範囲内に維持させるための
光ファイバホルダにおいて、光ファイバを保持させるホ
ルダ部と、ホルダ部の端部から延びると共に弾性変形自
在に形成させた舌片とを有したことを特徴とする。
【0006】この光ファイバホルダにおいて、光ファイ
バをホルダ部によって保持させた状態で、光ファイバが
引張られると、光ファイバは、ホルダ部から延びる舌片
に当接し、舌片の表面で受け止められることになる。こ
のとき、舌片は、弾性変形する結果、光ファイバの曲げ
半径を維持しつつ、その引張り力を吸収することがで
き、光ファイバの引張り力によって引き起こされる光フ
ァイバの破断防止に寄与することになる。更に、舌状の
部材で光ファイバを受け止めるゆえに、光ファイバの最
小曲げ半径の確保が容易でとなる。
【0007】請求項2記載の光ファイバホルダにおい
て、舌片は、弾性部材からなると好ましい。このような
構成を採用した場合、舌片自体をゴムや樹脂等の弾性部
材にする結果、材料選択によって、舌片の弾性力を簡単
かつ確実に変更することができる。
【0008】請求項3記載の光ファイバホルダにおい
て、舌片の表面には、舌片の長手方向に対して直交する
方向に延在する複数の平行なスリット溝が設けられると
好ましい。この場合、舌片に設けたスリット溝によっ
て、舌片に適当な弾性をもたせることができると共に、
舌片を適切に湾曲させることができ、光ファイバの最小
曲げ半径の確保が適切になされる。なお、舌片を、ゴム
や樹脂等の弾性材料で形成すると、スリット溝の形状を
変更せずとも、材料選択によって、舌片の弾性力を簡単
かつ確実に変更することができる。
【0009】請求項4記載の光ファイバホルダにおい
て、舌片の肉厚は、その基端から遊端に向けて徐々に薄
くすると好ましい。この場合、舌片を先細り形状にする
ことで、舌片に適当な弾性をもたせることができると共
に、舌片を適切に湾曲させることができ、光ファイバの
最小曲げ半径の確保が適切になされる。なお、舌片を、
ゴムや樹脂等の弾性材料で形成すると、舌片の形状に変
更を加えずとも、材料選択によって、舌片の弾性力を簡
単かつ確実に変更することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による光
ファイバホルダの好適な実施形態について詳細に説明す
る。
【0011】図1は、本発明に係る光ファイバホルダを
適用した光成端架の一部を示す斜視図である。同図に示
す光成端架1は、光配線モジュール(FTM)と呼ばれ
るものであり、この光成端架1は、加入者側の光ケーブ
ル2から導出させた多数の多心光ファイバ(例えば8心
のテープファイバ)3と、局側の光ケーブル4から導出
させた多数の単心光ファイバ(以下、単に「光ファイ
バ」という)5とを、それぞれ対応させて接続させるた
めのものである。
【0012】この光成端架1のキャビネットCには、内
部にカプラ等の光部品を収容した光分岐モジュール8が
配置され、光分岐モジュール8は、棚9上で横一列に並
べられるようにして光分岐モジュール群10を構成す
る。また、各光分岐モジュール8は、棚9上に例えば5
0本並べられ、ガイドレール(図示せず)を介してキャ
ビネットC内で引出し自在に収容されている。各光分岐
モジュール8の端部には、光ケーブル4の各単心光ファ
イバ5の先端に設けられた光コネクタ11を差し込むた
めのコネクタ差込み部6が設けれている。そして、各コ
ネクタ差込み部6を介して、各光分岐モジュール8に光
ファイバ5を装着した場合、光分岐モジュール8から多
数の光ファイバ5が垂れ下がることになる。
【0013】そこで、キャビネットCには、光分岐モジ
ュール8の配列方向に対応して延在する配線棚12が取
り付けられており、この配線棚12には、各光分岐モジ
ュール8から垂れ下がる多数の光ファイバ5を受け支え
るように、光分岐モジュール群10の下方で横方向に延
在する配線ダクト13が設けられている。また、配線棚
12において、配線ダクト13の上方には、各光分岐モ
ジュール8から垂れ下がる光ファイバ5を、光分岐モジ
ュール8毎に束ねておくための光ファイバホルダ14が
取付けらている。
【0014】この光ファイバホルダ14は、光分岐モジ
ュール群10において各光分岐モジュール8に対応させ
よう設置させたホルダ部15を有し、各ホルダ部15
は、光分岐モジュール8と一対一の対応関係をもって一
列に整列させている。そして、各ホルダ部15の下端に
は、下方に向けて延在する舌片16がそれぞれ設けられ
ている。
【0015】図2〜図4に示すように、ホルダ部15
は、樹脂材料からなる断面コ字状の枠部17を有してい
る。この枠部17は、ベース板17cに立設させた左右
一対の突起片17a,17bを有し、突起片17a,1
7b間を離間させることで、枠部17の前面側を開放さ
れせている(図6参照)。また、枠部17内には、光フ
ァイバ5を包囲して保持させるための筒形状のクッショ
ン部18が嵌め込まれている。
【0016】このクッション部18は、ゴム等の弾性材
料から成形され、その内部には、光分岐モジュール8か
ら出ている複数本の光ファイバ5を一緒にまとめて保持
させるための光ファイバ収容空間部19を有している。
更に、クッション部18の背面には、外方に向けて突出
する断面T字状の差し込み片20が設けられている。こ
の差し込み片20は、枠部17内にクッション部18を
固定させるためのものであり、図6に示すように、枠部
17の背面には、上下方向に延在する差し込み溝21が
設けられている。そして、枠部17の上からクッション
部18を差し込むことを考慮して、突出片17a,17
bの下端には、内方に向けて突出する左右一対のストッ
パ片22a,22bが設けられている。
【0017】更に、図7に示すように、クッション部1
8の前部には、左右一対の側片18a,18bの前端か
ら内側に向けて延びる一対のガイド片23a,23bが
設けられている。ガイド片23aの遊端とガイド片23
bの遊端とを接触させることで、ガイド片23a,23
bの遊端間にスリット状の切込み部24を形成させ、こ
の切込み部24は、クッション部18の上下端の両方の
開口部を架け渡すように延在することになる。更に、左
右一対のガイド片23a,23bによって、枠部17の
前面をV溝形状にすることで、枠部17の前方からの光
ファイバ5の差入れを容易にすると同時に、クッション
部18内に入れた光ファイバ5を抜け出にくくしてい
る。そして、各ガイド片23a,23bを先細りの形状
にすることで、各ガイド片23a,23bの弾性変形を
容易にし、光ファイバ5を光ファイバ収容空間19内に
外方からの差し入れる作業の簡易化を図っている。
【0018】図2及び図5に示すように、突出片17
a,17bの下端から延びて、樹脂製の枠部17に一体
に成形させた舌片16は、光ファイバ5の最小曲げ半径
よりも大きな曲率半径を有している。例えば、光ファイ
バ5の最小曲げ半径が30mmの場合、舌片16の曲率
半径を60mmにしている。この舌片16の表面には、
これの長手方向に対して直交する方向に延在する複数本
のスリット溝26が形成されている。各スリット溝26
は、舌片16の全幅に亙って延在し、互いに平行に形成
されている。また、スリット溝26は、光ファイバ5に
非接触側に形成され、舌片16自体の最小曲げの確保に
寄与する(図8参照)。
【0019】従って、光ファイバ5の配線作業や光ファ
イバ5の切替接続作業時に、作業者が、光ファイバ5を
矢印方向に引っ張った場合でも、図8に示すように、光
ファイバ5は、クッション部18によって適切に保護さ
れると同時に、舌片16の適切な弾性力により、光ファ
イバ5の最小曲げ半径が確保されることになる。
【0020】図2及び図3に示すように、光ファイバホ
ルダ14においては、複数個のホルダ部15を一列に整
列させ、それぞれのホルダ部15に同一形状の舌片16
を形成させている。この場合、図5及び図9に示すよう
に、各光分岐モジュール8から垂れ下がる光ファイバ5
は、ホルダ部15内に単に収容されているだけで、光フ
ァイバ5には引張り荷重が加わっておらず、光成端架1
は通常の据え付け状態にある。
【0021】これに対して、図10に示すように、光フ
ァイバ5の配線作業や光ファイバ5の切替接続作業時
に、光ファイバ5を作業者が不意に引っ張った場合、各
ホルダ部15内の光ファイバ5の引張り力に応じて、舌
片16は撓む。このとき、配線ダクト13の端部に設け
られた円弧状の光ファイバ受け面13aの影響により、
光ファイバ5が張られた状態となる。そして、配線ダク
ト13に対し、各光ファイバ5の導入角度は、一列に整
列させた舌片16のうち光ファイバ受け面13aに近い
舌片16から導出させた光ファイバほど大きくなる。こ
のときでも、光ファイバ5の導入角度に応じて、各舌片
16がそれぞれ独立して変形することになり、各光ファ
イバ5のそれぞれの曲がりを適切に支持することが可能
になる。
【0022】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、例えば、図11に示すように、光ファイ
バホルダ14Aの舌片30は、その肉厚を、基端から遊
端に向けて徐々に薄くするように形成し、先細りの形状
にしてもよい。また、光ファイバホルダ14,14Aを
配線棚12に固定する手段としては、接着剤であっても
鏃(やじり)形状の差し込みピン形式のものであっても
よい。更に、光ファイバホルダ14の適用範囲は、光成
端架1に限定されるものではなく、光ファイバの束ねを
行いながら、それぞれの光ファイバの曲げ半径を確保す
るような場所であればよいことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明による光ファイバホルダは、以上
のように構成されているため、次のような効果を得る。
すなわち、光ファイバを保持すると共に、光ファイバの
曲げ半径を所定の範囲内で維持させるための光ファイバ
ホルダにおいて、光ファイバを保持させるホルダ部と、
ホルダ部の端部から延びると共に弾性変形自在に形成さ
せた舌片とを有したことにより、汎用性が高く、しかも
光ファイバの引張り力に対しても光ファイバの適切な曲
げ半径を確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバホルダの一実施形態を
示す斜視図である。
【図2】図1に示した光ファイバホルダの拡大斜視図で
ある。
【図3】光ファイバホルダの平面図である。
【図4】光ファイバホルダの正面図である。
【図5】図4に示した光ファイバホルダの一部拡大正面
図である。
【図6】光ファイバホルダからクッション部を外した状
態を示す斜視図である。
【図7】クッション部を示す斜視図である。
【図8】光ファイバに引張り力が加わって、光ファイバ
ホルダの舌片を変形させた状態を示す正面図である。
【図9】複数のホルダ部をもった光ファイバホルダを示
す正面図である。
【図10】光ファイバに引張り力が加わって、図9の光
ファイバホルダの各舌片を変形させた状態を示す正面図
である。
【図11】光ファイバホルダの他の実施形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
5…光ファイバ、14…光ファイバホルダ、15…ホル
ダ部、16…舌片、26…スリット溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを保持すると共に、前記光フ
    ァイバの曲げ半径を所定の範囲内で維持させるための光
    ファイバホルダにおいて、 前記光ファイバを保持させるホルダ部と、 前記ホルダ部の端部から延びると共に弾性変形自在に形
    成させた舌片とを有したことを特徴とする光ファイバホ
    ルダ。
  2. 【請求項2】 前記舌片は、弾性部材からなることを特
    徴とする請求項1記載の光ファイバホルダ。
  3. 【請求項3】 前記舌片の表面には、前記舌片の長手方
    向に対して直交する方向に延在する複数の平行なスリッ
    ト溝が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の光ファイバホルダ。
  4. 【請求項4】 前記舌片の肉厚は、その基端から遊端に
    向けて徐々に薄くすることを特徴とする請求項1又は2
    記載の光ファイバホルダ。
JP10256975A 1998-09-10 1998-09-10 光ファイバホルダ Pending JP2000089036A (ja)

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