JP2000088773A - X線撮像による画像寸法計測装置 - Google Patents
X線撮像による画像寸法計測装置Info
- Publication number
- JP2000088773A JP2000088773A JP10258789A JP25878998A JP2000088773A JP 2000088773 A JP2000088773 A JP 2000088773A JP 10258789 A JP10258789 A JP 10258789A JP 25878998 A JP25878998 A JP 25878998A JP 2000088773 A JP2000088773 A JP 2000088773A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- tomographic
- image
- face
- sample
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被破壊検査を目的に利用されるX線検査装置
では、撮像された試料の欠陥等の寸法を計測することが
求められていたが、一般のX線透過画像では前途の理由
からこれを正確に求めることが出来なかった。本発明で
は、X線断層画像の撮像技術を応用することで、X線画
像による測長機能を実現する。 【解決手段】 X線を発生するためのX線発生部と、X
線透視画像を撮像するためのイメージインテンシファイ
アとレンズシステム及びテレビカメラシステムからなる
撮像部と、撮像する試料の位置及び撮像拡大倍率を変え
るためのマニュピレータを持つX線検査装置で、かつX
線断層画像を得る手段を持ち、断層撮像面とX線発生点
と撮像面の距離関係がマニュピレータの移動により変化
し、その距離関係を移動機構に用意されたエンコーダ,
リニアスケール等の位置読取り機構から得られる情報か
ら求めることが出来る装置において、断層画像に映った
試料の寸法をその画像から計測するX線断層画像撮像装
置。
では、撮像された試料の欠陥等の寸法を計測することが
求められていたが、一般のX線透過画像では前途の理由
からこれを正確に求めることが出来なかった。本発明で
は、X線断層画像の撮像技術を応用することで、X線画
像による測長機能を実現する。 【解決手段】 X線を発生するためのX線発生部と、X
線透視画像を撮像するためのイメージインテンシファイ
アとレンズシステム及びテレビカメラシステムからなる
撮像部と、撮像する試料の位置及び撮像拡大倍率を変え
るためのマニュピレータを持つX線検査装置で、かつX
線断層画像を得る手段を持ち、断層撮像面とX線発生点
と撮像面の距離関係がマニュピレータの移動により変化
し、その距離関係を移動機構に用意されたエンコーダ,
リニアスケール等の位置読取り機構から得られる情報か
ら求めることが出来る装置において、断層画像に映った
試料の寸法をその画像から計測するX線断層画像撮像装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被破壊検査の分野で
定着しているX線検査装置に関するものである。
定着しているX線検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線の透過画像では、X線発生点と試
料、X線発生点と撮像面の距離の比率で試料が拡大され
て撮像されるために、試料に厚さがあると内層物のある
位置により1枚のX線透過画像中に映し出された内でも
拡大倍率が異なるため、正確に寸法の計測をすることが
出来ない。特に、X線焦点寸法10μm以下の幾何学的
にX線透視画像の拡大倍率を大きくする事を特徴とする
X線検査装置では、試料をX線発生点に近づけ幾何学的
なX線透視画像の拡大倍率を数十倍から1000倍程度
にまでしており試料の厚さによる1枚のX線透過画像中
で拡大率の差が顕著に現れてくる。
料、X線発生点と撮像面の距離の比率で試料が拡大され
て撮像されるために、試料に厚さがあると内層物のある
位置により1枚のX線透過画像中に映し出された内でも
拡大倍率が異なるため、正確に寸法の計測をすることが
出来ない。特に、X線焦点寸法10μm以下の幾何学的
にX線透視画像の拡大倍率を大きくする事を特徴とする
X線検査装置では、試料をX線発生点に近づけ幾何学的
なX線透視画像の拡大倍率を数十倍から1000倍程度
にまでしており試料の厚さによる1枚のX線透過画像中
で拡大率の差が顕著に現れてくる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】被破壊検査を目的に利
用されるX線検査装置では、撮像された試料の欠陥等の
寸法を計測することが求められていたが、一般のX線透
過画像では前途の理由からこれを正確に求めることが出
来なかった。本発明では、X線断層画像の撮像技術を応
用することで、X線画像による測長機能を実現するもの
である。
用されるX線検査装置では、撮像された試料の欠陥等の
寸法を計測することが求められていたが、一般のX線透
過画像では前途の理由からこれを正確に求めることが出
来なかった。本発明では、X線断層画像の撮像技術を応
用することで、X線画像による測長機能を実現するもの
である。
【0004】本発明の原理について説明すると、X線断
層撮像装置による断層撮像面とX線発生点と撮像面の距
離関係を試料テーブル機構またはX線発生装置(X線
管)または撮像装置の移動機構に用意されたエンコー
ダ,リニアスケール等の位置読取り機構から得られる情
報により判別し、この情報から装置の幾何学拡大倍率
を、また予め求められた撮像系による拡大率を合わせ
て、撮像画像の画素寸法を求める事により、X線による
試料内部の撮像画像で画像計測を行い、試料内の任意の
部位の寸法を求める事が出来る。この原理を図2に示
す。また、試料を画像に対して水平方向に移動させた2
枚のX線による試料内部の撮像画像の2点間の距離を求
める事が可能となる。
層撮像装置による断層撮像面とX線発生点と撮像面の距
離関係を試料テーブル機構またはX線発生装置(X線
管)または撮像装置の移動機構に用意されたエンコー
ダ,リニアスケール等の位置読取り機構から得られる情
報により判別し、この情報から装置の幾何学拡大倍率
を、また予め求められた撮像系による拡大率を合わせ
て、撮像画像の画素寸法を求める事により、X線による
試料内部の撮像画像で画像計測を行い、試料内の任意の
部位の寸法を求める事が出来る。この原理を図2に示
す。また、試料を画像に対して水平方向に移動させた2
枚のX線による試料内部の撮像画像の2点間の距離を求
める事が可能となる。
【0005】図2に示すように、X線透視画像による拡
大は幾何学的なものでX線の発生点と透視画像の撮像面
との距離FFDと、発生点と試料との距離FODの比に
よって決まるものである。
大は幾何学的なものでX線の発生点と透視画像の撮像面
との距離FFDと、発生点と試料との距離FODの比に
よって決まるものである。
【0006】幾何学的倍率はFFD/FODである。
【0007】
【実施例】以下この発明の一実施例を図1より説明す
る。図1は、ラミノグラフィ方式によるX線断層画像撮
像装置の概略の構成をモデル化して示したもので、1は
X線を発生させるためのX線管であり、2にX線が発生
するX線発生点を、3にX線が円錐状に照射されること
を模擬的に示す。また、4には撮像面中心位置とX線発
生点を結ぶX線の光軸を示す。5は試料テーブルであ
り、回転機構と、幾何学拡大を行うためのX線の光軸4
に沿った移動機構、断層面を変える為の回転面に垂直方
向の移動機構及び試料の撮像位置を変えるための回転面
に平行方向の移動機構を持ち、6は、回転機構の回転中
心線を示す。7は撮像装置であり、8が撮像面、9がX
線蛍光物質であり、X線のエネルギーの強弱を可視光に
変換する機能を有する。10が像回転プリズムで、11
が蓄積カメラであり試料テーブルの回転機構とこの画像
回転プリズム、蓄積カメラの作用によりX線断層画像を
得ることが出来る。12が断層面であり、X線の光軸4
と試料テーブルの回転軸の交点を含む回転面に平行な平
面を言い、この試料面が断層画像として13のテレビモ
ニタに表示される。14が各移動軸に設けられた座標検
出用のエンコーダユニットであり、各軸の座標を13が
示す制御ユニットで正確に把握することが出来る。断層
面12は、X線の光軸4上に存在し、この断層面12上
では、X線の撮像による幾何学拡大倍率が等しいことか
ら、断層面12のX線の光軸上での座標が求められるこ
とにより、予め設計された撮像系の倍率とあわせて画素
サイズが分かり、断層画像内での任意の2点間の距離、
任意の部位の面積等、大きさを算出可能としている。
る。図1は、ラミノグラフィ方式によるX線断層画像撮
像装置の概略の構成をモデル化して示したもので、1は
X線を発生させるためのX線管であり、2にX線が発生
するX線発生点を、3にX線が円錐状に照射されること
を模擬的に示す。また、4には撮像面中心位置とX線発
生点を結ぶX線の光軸を示す。5は試料テーブルであ
り、回転機構と、幾何学拡大を行うためのX線の光軸4
に沿った移動機構、断層面を変える為の回転面に垂直方
向の移動機構及び試料の撮像位置を変えるための回転面
に平行方向の移動機構を持ち、6は、回転機構の回転中
心線を示す。7は撮像装置であり、8が撮像面、9がX
線蛍光物質であり、X線のエネルギーの強弱を可視光に
変換する機能を有する。10が像回転プリズムで、11
が蓄積カメラであり試料テーブルの回転機構とこの画像
回転プリズム、蓄積カメラの作用によりX線断層画像を
得ることが出来る。12が断層面であり、X線の光軸4
と試料テーブルの回転軸の交点を含む回転面に平行な平
面を言い、この試料面が断層画像として13のテレビモ
ニタに表示される。14が各移動軸に設けられた座標検
出用のエンコーダユニットであり、各軸の座標を13が
示す制御ユニットで正確に把握することが出来る。断層
面12は、X線の光軸4上に存在し、この断層面12上
では、X線の撮像による幾何学拡大倍率が等しいことか
ら、断層面12のX線の光軸上での座標が求められるこ
とにより、予め設計された撮像系の倍率とあわせて画素
サイズが分かり、断層画像内での任意の2点間の距離、
任意の部位の面積等、大きさを算出可能としている。
【0008】
【発明の効果】本発明により、X線断層画像の撮像技術
を応用することで、X線画像による測長機能を実現し、
非常に有効な測定器を提供することができる。
を応用することで、X線画像による測長機能を実現し、
非常に有効な測定器を提供することができる。
【図1】本発明の実施例を説明する検査装置の概略構成
のモデル図。
のモデル図。
【図2】本発明が、対象とするX線検査装置の概略構成
とX線による幾何学拡大撮像の仕組みを示す説明図。
とX線による幾何学拡大撮像の仕組みを示す説明図。
1:電子ビーム、2:ターゲット、3:X線照射窓、
4:試料、:イメージインテンシファイア、6:テレビ
カメラ、7:X線防護キャビン、8:散乱X線、9:透
過X線、10:X線、11:フード機構。
4:試料、:イメージインテンシファイア、6:テレビ
カメラ、7:X線防護キャビン、8:散乱X線、9:透
過X線、10:X線、11:フード機構。
Claims (4)
- 【請求項1】 X線を発生するためのX線発生部と、X
線透視画像を撮像するためのイメージインテンシファイ
アとレンズシステム及びテレビカメラシステムからなる
撮像部と、撮像する試料の位置及び撮像拡大倍率を変え
るためのマニュピレータを持つX線検査装置で、かつX
線断層画像を得る手段を持ち、断層撮像面とX線発生点
と撮像面の距離関係がマニュピレータの移動により変化
し、その距離関係を移動機構に用意されたエンコーダ,
リニアスケール等の位置読取り機構から得られる情報か
ら求めることが出来る装置において、断層画像に映った
試料の寸法をその画像から計測するX線断層画像撮像装
置。 - 【請求項2】 請求項1項記載のX線発生部がX線焦点
寸法10μm以下のX線源で有り、幾何学的にX線透視
画像の拡大倍率を大きくする事を特徴とするX線断層画
像撮像装置。 - 【請求項3】 請求項1項及び2項記載のX線断層画像
を得る手段としてラミノグラフィ方式を採用したX線断
層画像撮像装置。 - 【請求項4】 請求項3項記載のX線断層画像を得る手
段として、断層画像を得るために、試料テーブルの回転
機構とこれと同期してX線像を回転するための機構を持
ち、蓄積型カメラまたは、画像のフレーム積分機能を有
したラミノグラフィ方式を採用したX線断層画像撮像装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258789A JP2000088773A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | X線撮像による画像寸法計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258789A JP2000088773A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | X線撮像による画像寸法計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000088773A true JP2000088773A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17325104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10258789A Pending JP2000088773A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | X線撮像による画像寸法計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000088773A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006292462A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Shimadzu Corp | コンピュータ断層撮影装置 |
US9500670B2 (en) | 2012-12-12 | 2016-11-22 | Universitat Basel | Method and device for controlling a scanning probe microscope |
-
1998
- 1998-09-11 JP JP10258789A patent/JP2000088773A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006292462A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Shimadzu Corp | コンピュータ断層撮影装置 |
US9500670B2 (en) | 2012-12-12 | 2016-11-22 | Universitat Basel | Method and device for controlling a scanning probe microscope |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02501411A (ja) | エレクトロニクスの検査のための自動ラミノグラフシステム | |
JP2008298762A (ja) | 断層撮影の検査システムおよびその方法 | |
CN107505340A (zh) | 一种陶瓷艺术品鉴定方法 | |
CN111812129A (zh) | 投影像的拍摄方法、控制装置、控制程序、处理装置及处理程序 | |
JPH01235839A (ja) | 透過線像を作製するための装置及び方法 | |
JP2000088773A (ja) | X線撮像による画像寸法計測装置 | |
JP2007064906A (ja) | X線撮影装置 | |
JP2007170926A (ja) | X線検査装置、断層画像異常表示装置、x線検査方法、断層画像異常表示方法、プログラム、および記録媒体 | |
JP2003148936A (ja) | 光切断法による対象物の三次元計測方法 | |
JP2001056303A (ja) | X線応力測定装置 | |
JP4788272B2 (ja) | X線断層撮像装置及びx線断層撮像方法 | |
JP2005292047A (ja) | X線断層撮像装置及びx線断層撮像方法 | |
JP4155866B2 (ja) | X線断層撮像装置 | |
JPS62106352A (ja) | 走査型x線顕微鏡 | |
Cheng et al. | X-ray shadow projection microscopy and microtomography | |
JPH01265145A (ja) | X線検査装置 | |
JP2713287B2 (ja) | X線断層撮影方法及びその装置 | |
JPH05322802A (ja) | X線ct装置 | |
JPH02138854A (ja) | X線断層像撮影装置 | |
JP2006071472A (ja) | Ct法およびct装置 | |
JP2006292462A (ja) | コンピュータ断層撮影装置 | |
JP2003207467A (ja) | X線分析装置 | |
JP4341473B2 (ja) | X線撮影装置 | |
JP2853854B2 (ja) | 検査装置 | |
Albert | Large-area scanning x-ray source to maximize contrast sensitivity by minimizing scatter detection |