JP2000088202A - 燃焼生成物からの熱回収方法および燃料バーナー装置 - Google Patents

燃焼生成物からの熱回収方法および燃料バーナー装置

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JP2000088202A
JP2000088202A JP10260339A JP26033998A JP2000088202A JP 2000088202 A JP2000088202 A JP 2000088202A JP 10260339 A JP10260339 A JP 10260339A JP 26033998 A JP26033998 A JP 26033998A JP 2000088202 A JP2000088202 A JP 2000088202A
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combustion
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Dattatoraya Joshi Narendora
ダッタトラヤ ジョシ ナレンドラ
Waman Bapato Dilip
ワマン バパト ディリプ
Karmo Robo Arten
カルモ ロボ アルテン
Basdeo Kurukaruni Samiru
バスデオ クルカルニ サミル
Firominraji Charles
フィロミンラジ チャールズ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来装置より小型で、電力消費が少なく、蒸気
発生器、蒸気吸収熱ポンプ等に適用でき、液体燃料や天
然ガス、バイオガス、LPG等に適用出来る改良された
熱伝達方法及び装置を提供する。 【解決手段】圧縮空気を燃焼装置へ送って煙道ガスの流
速を高め、燃料混在高圧空気を框体内で燃焼させ、燃焼
速度を空気量/圧力に対して調整し、燃焼空間内での火
炎寸法を小さくして、熱の一部を回収して框外周囲の外
部流体へ伝達し第1熱交換器11を通して燃焼生成物を
送り、その熱の主部分を第1熱交換器で主として対流熱
伝達によって回収し、外側流体に伝達し、第1熱交換器
からの煙道ガスをタービンに送り、その熱エネルギーを
機械的エネルギーに変換して、第2熱交換器12へ送
り、そこで熱を外側流体へ伝達し、第2熱交換器ですべ
ての残留熱を対流熱伝達によって回収し、煙道ガスのす
べてを煙突へ送ることを含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気発生器、熱水
ボイラー、熱オイルヒーター、空気ヒーター、高温ガス
発生器またはその他のあらゆる流体ヒーターのような燃
焼ヒーター、また直接燃焼式蒸気吸収熱ポンプのような
燃焼を伴う他の装置の設計および構造における改良に関
する。本発明では、これらの燃焼ヒーターは革新的な方
法(アプローチ)により小型化される。熱伝達装置の対
流部分に高速度を適用することは熱伝達率を高め、さら
に熱伝達面積の縮小をもたらすことになるということ
は、一般的な知識である。燃焼室の圧力が高まると、火
炎寸法が縮小されることも周知である。しかしながら、
燃焼室の圧力および煙道ガスの流速が高まると、圧力降
下が大きくなるという著しい不利益が生じる。本発明で
は、外部動力を使用せずに高圧空気を発生させる既に周
知の方法を組合わせることにより、燃焼ヒーターがそれ
らの値の大きさの変化に応じて小型化できると予測する
ものである。
【0002】上述の本発明のための始動装置もまた提供
される。前記改良された形状の燃焼ヒーターのための新
しいバーナー組立体もまた提供される。
【0003】ターボチャージャ/ターボコンプレッサの
新規な方法での使用が推奨される。
【0004】
【従来の技術】従来、蒸気発生器、熱オイルヒーター、
空気ヒーターなどのような燃焼ヒーターの全ては熱伝達
処理に関係して以下に示す主要な構成要素を有してい
る。すなわち、 a) 燃料を燃焼させるバーナー。 b) 輻射部分および対流部分の両方における熱伝達
面。輻射熱伝達面は一般に火炎を包み込む框体であり、
燃焼室としても機能する。 c) バーナーならびに熱伝達面を通るガス通路を含ん
で成るこの装置の圧力降下(流体抵抗)に対処するため
のファンすなわちブロアー(自然吸入式の装置の場合
は、この圧力降下は煙突によって発生される吸入作用と
合致する。)。
【0005】これらの装置の設計には、実際的な制限が
存在する。これは対流部分における高速流動が大きな圧
力降下をもたらし、また大きなファン駆動力を必要とす
るからである。それ故に、それらの燃焼ヒーターに使用
されるファン駆動力と流速との間の最適な釣り合い状態
から外れて作動するように強制される。
【0006】対流部分における高速流動は、その対流部
分において大きな熱伝達率を与えることは周知の事実で
ある。また、燃焼室内の圧力が高くなればなるほど、火
炎の寸法が小さくなることも周知である。しかしなが
ら、運転費用を増大させることになるような、ファン駆
動力の不利益を支払わねばならないような、約200〜
500mm・wcを超えた状態で燃焼室を作動させるこ
とは実用的でない。これは一般に、空間が利用できない
ので小さなヒーター寸法の利点を得るために大きなファ
ン駆動力が許容されるような僅かな例外において、燃焼
ヒーターの設計が行われた場合である。
【0007】したがって、装置における最大限の許容可
能な圧力降下に達したならば、火炎寸法および対流領域
における最大可能流速に基づいて炉の寸法を受入れるこ
とを強制される。この最大流速は利用可能な圧力水頭
(head)によって決まる。
【0008】ターボチャージャ/ターボコンプレッサは
長年にわたり使用されており、内燃機関(例えばディー
ゼルエンジン)のための燃焼空気圧力および燃焼空気量
を増大させるのに主に使用されている。ターボチャージ
ャを使用することによってディーゼルエンジンの出力
は、同じエンジン寸法であっても燃焼室に多量の空気を
圧送し、さらにまた多量の燃料が燃焼されるようになさ
れる結果として、増大される。ターボチャージャは、同
じシャフト上で回転されるタービン部分およびコンプレ
ッサ部分で構成される。タービン部分は排気される前の
煙道ガスを受入れ、その煙道ガスの温度および圧力が降
下することで発生された出力が、吸入される圧縮空気を
圧縮するのに使用される。
【0009】本発明においては、高圧燃焼空気を発生す
るために、コンプレッサに必要な出力を発生するために
排出ガスに残された温度および圧力を使用するターボチ
ャージャ/ターボコンプレッサをファンの代わりに使用
できることが予測された。したがって、ターボチャージ
ャは熱ヒーターにおいて有利に使用でき、これは燃焼ヒ
ーターの寸法の実質的な減少をもたらす。
【0010】内燃機関において、ターボチャージャは始
動から作動される必要はない。エンジンはターボチャー
ジャに頼らずに始動でき、通常の自然吸気モードで運転
できる。十分なガス量および圧力が発生されたときに、
ターボチャージャは作動に介入することができる。した
がって、内燃機関のための始動装置は良好に設定でき
た。ターボチャージャが燃焼ヒーターに使用されるとき
には、始動のための革新的な方法(アプローチ)が要求
される。ファンがない場合、ターボチャージャが作動し
ていなければバーナーを点火する方法がない。本発明は
また新しい始動装置を記載する。
【0011】燃焼装置は燃料点火バーナーを含んで成
る。従来の燃焼装置では、ヒーターは約500mm・w
cを超えない空気圧力にて作動し、またバーナー設計は
それらの圧力状態のもとで作動するように良好に設定さ
れている。ターボチャージャが使用される場合、燃焼室
はより高い圧力状態で作動され、この圧力状態は異なる
バーナー形状を要求する。ターボチャージャを備えた新
しい燃焼ヒーターが小型に作られねばならないならば、
互換性のバーナー装置を必要とする。それ故に、格段に
高められた圧力のもとで燃焼室を作動させるために少数
のバーナー組立体が導入される。天然ガス、LPGガ
ス、バイオガスなどのガス燃料から離れて、HSD、L
DO、FO、LSHSなどのような複数の燃料を点火す
るのに適当な燃焼ヒーター−ターボチャージャの始動装
置を作ることが示唆される。
【0012】したがって本発明は1つの見地において、
改良された熱伝達装置に関する。
【0013】他の見地において、本発明は改良された熱
伝達装置に使用される始動装置にも関する。
【0014】第3の見地において、本発明はターボチャ
ージャ/ターボコンプレッサ装置を使用する新しい方法
に関する。
【0015】第4の見地において、本発明は改良された
熱伝達装置および他の熱伝達装置に使用される新しいバ
ーナー組立体に関する。
【0016】従来技術およびその欠点の説明対流および
輻射による熱伝達に基づく一般形式の熱伝達装置を有す
ることは既に周知である。
【0017】市販され使用されている対流兼輻射式の熱
伝達装置は、特徴/制限/欠点を有しており、本明細書
においてその幾つかが説明される。すなわち、 a) これらは大寸法の装置および構成要素を必要と
し、これが装置、据え付けおよび空間に関する初期費用
を増大させる。 b) 熱伝達係数は煙道ガスの状態によって制限され、
特に熱回収のために使用される対流部分における燃焼生
成物(煙道ガス)の速度によって制限される。 c) 燃焼空気のためのファンに或程度の電力が必要と
される。 d) 或る程度の過剰空気レベルが必要であり、これは
全体効率に影響する。 e) 火炎の長さおよび直径寸法が大きいことから、炉
は大寸法とされねばならない。 f) さまざまな適用例に対する適合性の融通を得るこ
とが、幾つかの束縛を受けて制限される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】発明の目的熱伝達装置
の設計における転換が、小さな寸法の改良された熱伝達
装置の形態として提供された。
【0019】それ故に本発明の基本的な目的は、小型で
費用効果のある改良された熱伝達装置を提供することで
ある。
【0020】本発明の他の目的は、周知の従来装置より
も高い熱フラックス/熱伝達係数を保証する上述のよう
な熱伝達装置を提供することである。
【0021】本発明のさらに他の目的は、周知の装置よ
りも小さい熱伝達装面の面積しか必要とせず、同時に高
い熱フラックス/熱伝達係数を保証する上述のような熱
伝達装置を提供することである。
【0022】本発明のさらに他の目的は、他の目的を保
証する一方で、周知の装置に比較して全体的に寸法およ
び重量が減少される上述のような熱伝達装置を提供する
ことである。
【0023】本発明のさらに他の目的は、挿入ターボチ
ャージャ/ターボコンプレッサを備えることで電力を消
費する所要部品を無くすことである。
【0024】さらに、本発明の他の目的は、僅かな運転
費用しか必要とせず、これにより装置および方法をさら
に一層経済的となす上述のような熱伝達装置を提供する
ことである。
【0025】本発明のさらに他の目的は、運転における
著しい融通性を有し、また蒸気発生器、熱水発生器、熱
水発生器、熱流体ヒーター、空気ヒーター、高温ガス発
生器直接燃焼式蒸気吸収熱ポンプなどのさまざまな適用
例に対する適合に著しい融通性を有する上述のような改
良された熱伝達装置を提供することである。
【0026】さらに他の目的は、HSD、LDO、F
O、LSHSなどの多種の燃料、または他のいずれかの
互換性のある液体燃料、ならびに天然ガス、バイオガ
ス、LPGなどのガス燃料に適用することができる上述
のような熱伝達装置を提供することである。
【0027】さらに他の目的は、改良された熱伝達装置
に好適で互換性があり、ターボチャージャ/ターボコン
プレッサのクランキングを開始するための新しい始動機
構を提供することである。
【0028】さらに他の目的は、従来技術の周知装置よ
りも小さい火炎寸法で一層効率的に燃焼させるための新
しい設計を提供することである。
【0029】さらに加えて本発明はまた、高いすなわち
改良された熱フラックス/熱伝達係数を保証し、従来技
術の周知の装置より全体的に小さい寸法の装置を要し、
その装置を通して燃焼空気を送風するために電力を必要
とせず、同時に蒸気発生器、熱水発生器、熱流体ヒータ
ー、空気ヒーター、高温ガス発生器、直接燃焼式蒸気吸
収熱ポンプなどのさまざまな適用例、および同様の適用
例に簡単且つ経済的に適合できるような著しい融通性を
有する改良された熱伝達方法を提供するという目的も有
する。
【0030】本発明のこれらの、および他の目的は以下
の段落からさらに明らかになろう。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、高温の
燃料の燃焼生成物(煙道ガス)から比較的温度の低い別
の流体へ熱を回収する方法が提供され、この方法は次の
各段階、すなわち(i) ターボチャージャ/ターボ
コンプレッサにより圧縮空気を燃焼装置へ給送すること
で、燃料が燃焼して生じた高温煙道ガスの流速を従来可
能な種々の速度よりも増速する段階、(ii) 燃料の
混在する高圧空気を包囲空間内で燃焼させる段階、(i
ii)定常の安定した燃焼状態を達成するために、燃料
の燃焼速度を空気量および圧力に対して調整する段階、
(iv) 前記燃焼空間内で定常の火炎寸法(長さおよ
び直径)をこれまで可能な寸法よりもかなり小さく形成
して保持する段階、(v) 燃焼熱の僅かな一部分を
回収して前記燃焼空間を取囲んで保持された比較的低温
の外側流体へ間接的に伝達する段階、(vi) 第1熱
交換器を通して燃焼生成物を送る段階、(vii)燃焼
生成物の熱の主部分を前記第1熱交換器内の主として対
流熱伝達によって回収し、バーナー燃焼空間を取り巻く
前記流体と同じか、異なる流体である外側流体に対して
間接的に伝達する段階、( viii) 前記第1熱交換
器からの熱を部分的に奪われた煙道ガスをターボチャー
ジャ/ターボコンプレッサのタービンに通して送り、煙
道ガスの部分熱エネルギー量をターボチャージャ/ター
ボコンプレッサのタービンにおいて機械的エネルギーに
変換する段階であって、その機械的エネルギーはターボ
コンプレッサのタービンと同じシャフトに取付けられて
いるターボチャージャ/ターボコンプレッサのコンプレ
ッサにおいて新気を高圧となるまで圧縮するのに使用さ
れ、圧縮された新気はこの特定の応用例におけるバーナ
ーで圧縮空気として使用されるのであり、煙道ガスはそ
の後に第2熱交換器を通して送られる段階、(ix)
第2熱交換器において前記部分的に熱を奪われた煙道ガ
スからさらに熱を受取り、その熱を外側流体へ間接的に
伝達する段階であって、外側流体はバーナー燃焼空間お
よび第1熱交換器を取囲む前記流体と同じか、異なる流
体である前記段階、(x) 前記第2熱交換器を通し
てすべての残留熱を同様に対流熱伝達によって実質的に
回収する段階、および最後に、(xi) 熱の奪われた
煙道ガスのすべてを排気部/煙突へ送ることを可能にす
る段階、を含んで成る。
【0032】ターボコンプレッサで圧縮された空気がゲ
ージ圧で30〜300kPa(ゲージ圧で0.3〜3バ
ール)の圧力であり、熱伝達部分における煙道ガスの流
速が秒速50〜2000mであり、燃焼工程において燃
料に対して給送された圧縮空気の比率が15.5:1〜
19:1の範囲であるのが好ましい。
【0033】燃料は限定するわけではないがHSD/L
DO/FO/LSHSなど、またはLPG/天然ガスな
どに似たガス燃料から選ばれ、またパイロットガスバー
ナーで点火され、このバーナーは点火変圧器による点火
スパークで点火される。
【0034】空気は前記燃焼空間の框体のさまざまな段
階位置にて燃焼火炎へ供給される。輻射および2段階の
対流部分において燃料の燃焼生成物(煙道ガス)から熱
を伝達し回収する装置は、以下の構成要素を組合わせて
含んで成る。すなわち、(i) ターボチャージャ/タ
ーボコンプレッサの上流側に作動連結された燃料バーナ
ー組立体であって、前記ターボチャージャ/ターボコン
プレッサは始動機構を備えており、前記燃料バーナー組
立体は、1以上、好ましくは2つの対流熱交換式の熱交
換器と使用済み煙道ガスを排出するための排気部すなわ
ち煙突とを有する熱伝達回収装置の下流側に作動連結さ
れており、前記始動装置は空気エダクター組立体、外気
供給給送ライン、外部燃料供給源、液体/ガス式燃料バ
ーナー、および前記始動装置を前記ターボチャージャ/
ターボコンプレッサと前記熱回収装置とに作動連結する
混合室組立体を含んで成り、また前記燃料バーナー組立
体は、パイロットバーナー、点火変圧器のような点火
源、ターボコンプレッサで圧縮された空気の入口ダク
ト、バーナーロッドおよびノズル組立体を収容する一次
ハウジング、および上流側の二次空気混合組立体および
空気ディフューザ組立体を有する燃焼室で作られた二次
ハウジングを含んでいるターボチャージャ/ターボコン
プレッサを含んで成る。
【0035】2つの対流熱交換器および前記燃焼室は、
同一の框体内に一緒に保持されて共通する燃料を受入れ
るか、本明細書で説明するように輻射/対流熱伝達によ
って熱を吸収するように、別々の框体に保持されて別の
燃料を受入れるようになされる。
【0036】この装置は、制限するわけではないが煙道
管構造を含む熱伝達面のさまざまな構造を包含するため
に、蒸気発生器、熱水発生器、熱流体ヒーター、空気ヒ
ーター、高温ガス発生器、直接燃焼式蒸気吸収熱ポンプ
のような装置、またはその組合わせに制限されるもので
はない。
【0037】バーナー組立体のハウジングは、適当な位
置に火炎検証装置および覗き窓を備えている。
【0038】二次ハウジングは前部の先拡がり(発散)
形部分を有し、前記部分は二次空気を火炎の横方向軸線
に対して適当角度で噴射する複数の二次空気給送開口す
なわちノズルを有している。
【0039】本明細書で説明するように、この方法で燃
料の燃焼生成物(煙道ガス)から熱を伝達し回収するた
めの装置に使用される始動装置は、エダクターのような
空気供給組立体と、外気供給給送ラインと、外部燃料供
給源と、前記始動装置を前記ターボチャージャ/ターボ
コンプレッサおよび前記熱回収装置に作動連結する始動
バーナーおよび混合室組立体とを含む。
【0040】本明細書で説明するように、この方法で燃
料の燃焼生成物(煙道ガス)から熱を伝達し回収するた
めの装置に使用されるバーナー組立体は、パイロットバ
ーナーと、点火変圧器のような点火源と、ターボコンプ
レッサで圧縮された空気の入口ダクトと、バーナーロッ
ドおよびノズル組立体を収容する一次ハウジングと、上
流側の二次空気混合組立体および空気ディフューザ組立
体を有する二次ハウジングとを含む。
【0041】バーナー組立体は、適当位置に火炎検出装
置および覗き窓を備えている。
【0042】二次ハウジングは前部の先拡がり(発散)
形部分を有し、前記部分は二次空気を火炎の横方向軸線
に対して適当角度で噴射する複数の二次空気給送開口す
なわちノズルを有している。
【0043】添付図面を参照しての本発明の要約本発明
は図1、図2および図3を参照して以下に説明される。
図1はこの新たに発明された技術に基づいて流体ヒータ
ーの熱伝達装置の好ましい構造のブロック線図を示して
いる。図2は新たなバーナー装置の好ましい構造を示し
ている。図3はターボチャージャ/ターボコンプレッサ
のクランキングを開始する新しい始動装置を示してい
る。
【0044】これらは好ましい実施例を示すだけのもの
であって、本発明はこれらの構造を含むが、それに限定
するものではない。これらの構造/形状においてさまざ
まな変形例ができる。しかしながら本発明は、燃焼室を
高圧で作動させ、対流部分を高速度で作動させることで
燃焼ヒーターを小型化させるだけの目的で、高圧の燃焼
空気を供給するためのファンすなわちブロワーの代わり
にターボチャージャ/ターボコンプレッサが使用される
これらの構造/形状の全ての使用を予見する。
【0045】本発明は、特定の一つの適用例を参照して
広義の概念が図示されるが、それに限定されると考える
べきではない添付図面を参照して、以下にさらに詳細に
説明される。
【0046】
【発明の実施の形態】図1は新たに発明された伝熱装置
の全対装置に係わり、図3に示されて詳細を以下の段落
(パラグラフ)に説明される始動装置1は、ターボコン
プレッサ6を最初にクランキングするために外気供給源
2を使用する。外気供給源2は60秒未満にわたってだ
け使用される。ターボコンプレッサ6aで発生される空
気は新たに発明されたバーナー14で燃料を燃焼させる
のに使用され、このバーナーの詳細は図2に図示される
とともに以下の段落で説明される。圧力スイッチ9で検
出されるバーナーの空気入口ダクトにおける圧力が十分
な圧力に達した後、点火変圧器4によるパイロットガス
通路内の点火スパークによってパイロットバーナー3が
点火される。燃料ソレノイドバルブ10がスイッチオン
され、燃焼室8内での燃料の燃焼が開始される。この燃
料の解放エネルギーはターボコンプレッサ6の速度をさ
らに上昇させ、ターボコンプレッサが安定した自立運転
状態で運転できるようにする。安定した速度に達した
後、始動装置1はスイッチオフされる。燃料の燃焼速度
はさらに上昇される。燃料の燃焼速度が上昇することに
より、ターボコンプレッサ6は一層高速になり、これに
相応して、一層多量の空気が燃焼に使用できるようにな
る。全速燃焼において、ターボコンプレッサ6は定格速
度に達する。ターボコンプレッサ6のコンプレッサ6a
は空気フィルタ7を通して外気を吸入し、ダクト5を通
して定格圧力および定格流量のもとにその外気をバーナ
ー14へ導く。バーナー14は燃焼室8内に非常に短い
火炎を発生させる。少量の熱は燃焼室8の周囲の外側流
体15に伝達される。発生した燃焼生成物は第1小型熱
交換器11を通して送られ、熱が対流熱伝達によって外
側流体15へ伝達される。第1小型熱交換器11は、高
い熱伝達効率と、ターボコンプレッサ6のタービン6b
の入口における圧力および温度の適当な状態とを得られ
るように、高速煙道ガスに基づいて寸法決めされる。タ
ービン6bの入口で利用できる煙道ガスのエンタルピー
は、タービンさらにはコンプレッサ6aを回転駆動し
て、外部の電気駆動ファンを全く使用せずに装置の自己
運転を可能にするのに十分である。タービン6bから流
出する煙道ガスはその後中間ダクト13を通って第2小
型熱交換器12へ送られる。残余の熱エネルギーはさら
に外側流体15に伝達される。第2小型熱交換器12
は、高い熱伝達効率を達成するために、また煙突16へ
排出される前の煙道ガスに含まれる熱量の最適利用を達
成するために、煙道ガスの高い速度に基づいて寸法決め
される。外側流体15は、必要とされるならば、適当な
備えによって小型熱交換器11,12と同じ流体、また
は別の流体とされることができる。
【0047】図2は、図1に示された全体装置の一部と
して新たに発明されたバーナーに関する。バーナー14
は、ハウジング17、バーナーロッドおよびノズル組立
体18、パイロットバーナー3、点火変圧器4、空気入
口ダクト5、一次空気ディフューザ組立体19、二次空
気混合組立体20、覗き窓21、および火炎検出装置2
2を含んで構成される。バーナーによって形成される火
炎は、燃焼室8に適合される。
【0048】ハウジング17は燃焼空気の高圧に耐える
ように設計される。これは熱伝達装置23の壁面に取付
けられる。バーナーロッドおよびノズル組立体18は空
気/蒸気の霧化式のものである。ガスに点火されたパイ
ロットバーナー3は主燃料を初期点火するために使用さ
れる。このパイロットガスは点火変圧器4により点火さ
れる。主燃料の燃焼に必要な空気は、空気入口ダクト5
を通してターボコンプレッサ6のコンプレッサ6aから
吸入される。一次空気ディフューザ組立体19は強力な
乱流を発生させて、一次空気と主燃料との完全な混合を
達成する。二次空気混合組立体20は適当な角度の多数
の小さな開口で構成され、二次空気を高速にて火炎へ送
る。この特定構造は燃焼を即座に、且つ小空間内で完遂
させる。この構造は火炎を燃焼室8内に閉じ込める働き
をする。燃焼室はさらに第1小型熱交換器11に連結さ
れている。火炎検出装置22は火炎を検出して信号を制
御装置へ与え、この処理を継続させる。火炎はバーナー
のハウジング17に備えられている覗き窓21を通して
見ることもできる。
【0049】図3は図1に示したような全体装置の一部
としての新しい始動装置の詳細を示している。始動装置
1は外気供給源2、供給パイプ24、始動バーナー2
5、吸入ポート26、バタフライダンパー27および混
合室組立体28で構成されている。
【0050】ゲージ圧で約500kPa(ケージ圧で約
5バール)の高圧の少量の空気が外気供給源2によって
供給される。エダクターのような装置によって発生され
る吸入力により、ほぼ2倍の外気が吸入ポート26およ
びバタフライダンパー27を通して吸入される。外気供
給源2および吸入ポート26からの総合空気量は、始動
バーナー25の供給パイプ24を通して供給される始動
燃料を燃焼させる燃焼空気として十分な量である。始動
バーナー25からの燃焼生成物は650゜C前後の高温
で混合室組立体28へ送られる。混合室組立体は第1小
型熱交換器11とターボコンプレッサ6との間に連結さ
れている。燃焼生成物が有するエネルギー量はターボコ
ンプレッサ6のタービン6bのクランキングを開始する
のに十分である。タービン6b、したがってコンプレッ
サ6aの回転が開始されると、コンプレッサ6aにより
空気が空気フィルタ7を通して吸入され、空気入口ダク
ト5を通して主バーナー14へ導かれる。コンプレッサ
6aにより吸入される空気量は主バーナー14において
燃焼を開始させるのに十分であり、ターボコンプレッサ
6の速度が上昇して、自立運転となる安定状態を得る。
始動手順はこの時点で終了し、始動バーナー25に対す
る燃料供給はスイッチオフされる。外気供給源2はスイ
ッチオフされ、吸入ポート26のバタフライダンパー2
7は閉じられる。
【0051】本発明の方法/装置の詳細な実験に基づく
検証 A) 本発明の幾つかの目的を実験的に検証するため
に、同じ熱出力の2つの装置、すなわち一方は従来技術
に基づき、他方は本発明に基づいて装置を設定した。
【0052】上述の概念は上述した設定において実験的
に調査することで同一状態のもとで検証された。典型的
な形状に関する結果は下記の通りである。 表 1 従来 新規 火炎状態 直径 D1 0.3D1 長さ L1 0.25L1 炉寸法 直径 D2 0.4D2 長さ L2 0.3L2 熱伝達面の面積,m2 A 0.3A 全熱伝達率,kcal/hr ・m2・℃ h 4h GCV に基づく全熱効率,% 83.5 84.5 B) 部分負荷性のを検証/比較するために、さらなる
実験が実施された。その典型的な結果は以下の通りであ
る。 表 2: 実験データ 設計状態の%としての装置負荷 パラメータ 従来 新規 100 75 50 100 75 50 燃焼空気圧,kPa P1 P2 P3 51P1 31P2 25P3 熱交換装置の総流体抵抗 (新技術の場合はタービン DP1 DP2 DP3 14DP1 12DP2 7DP3 を除外),kPa 燃焼空気を導入するための P 0.9P 0.8P Nil Nil Nil 電流消費,kw タービンを横断したエンタ NA NA NA W 0.57W 0.43W ルピーの降下,KJ/S コンプレッサを横断したエ NA NA NA W 0.57W 0.43W ンタルピーの上昇,KJ/S 燃料ガス(乾燥体積)中の 4.4 5.1 6.3 2.0 3 3.4 O2 量,% 25 30 40 10 15.5 18 過剰空気レベル,% NA は適用していないことを示している。
【0053】表1、表2に表されたデータの比較、およ
び結論 火炎寸法/形状、熱伝達面の面積、圧縮空気の圧力など
の利用できるデータおよび観察から、本発明において与
えられる請求項は実際的に検証されたと結論づけられ、
また外部動力による燃焼空気ファンを必要とせずにこの
新規な概念を使用することで炉寸法/熱伝達面の面積を
減少できることが検証された。
【0054】これらは典型例の結果であり、他の構造/
形状/適用例に対しても同様な向上が可能である。
【0055】本発明の方法の詳細な説明 従来は、蒸気発生器、熱水発生器、熱流体ヒーター、空
気ヒーター、高温ガス発生器、直接燃焼式蒸気吸収熱ポ
ンプなどの適用例に使用される熱伝達装置は放射ならび
に対流による熱伝達を使用している。この装置に使用さ
れる燃焼装置は通常のバーナーであり、これは実質的に
大きな火炎を形成する。燃焼室( 炉) は従来のバーナー
が形成する火炎を収容する。バーナーを通して燃焼空気
を供給するために、また燃焼室および対流熱伝達面を通
して燃焼生成物を送り出すために、電気的に駆動される
ファンが使用されている。燃焼室の寸法は、火炎寸法に
より制限されるため、極めて大きくなる。ファンを駆動
するために必要な動力装置により制限されるため、対流
熱伝達面および味伝達装置の全体は極めて大きくなる。
通常のバーナーは燃料の完全燃焼のために約20〜25
%の過剰空気量を必要とする。熱伝達率がかなり小さい
ので、必要とされる熱伝達面の面積は極めて大きくな
る。
【0056】周知方法に比較して改良された方法によれ
ば、与えられた条件設定のもとで、単位面積当たりの熱
伝達は実際的に一層増大される方向へ注意が向けられ
た。
【0057】上述した目的を達成するために、熱伝達面
上での燃焼生成物の速度を高めることで対流熱伝達を向
上させるように定められた。燃焼生成物(煙道ガス)の
速度は、従来装置における最も遅い速度レベルに比較し
て秒速50〜200mのレベルでまで高められた。燃焼
空気圧力は熱伝達装置内部の結果的に生じる流体抵抗を
圧倒するように、また火炎寸法の減少を達成するように
増大された。
【0058】これにより、熱伝達面の面積の減少、した
がって蒸気発生器、熱水発生器、熱流体ヒーター、空気
ヒーター、高温ガス発生器、直接燃焼式蒸気吸収熱ポン
プなどの熱伝達装置の寸法の減少がもたらされた。
【0059】高速の煙道ガスを使用することは、熱フラ
ックス/熱伝達率を数倍も増大させる。これにより熱伝
達面の面積の実質的な減少がもたらされ、したがって熱
伝達装置の寸法が数分の1に減少できる。
【0060】煙道ガスの速度の上昇はまた、従来の放射
および対流式の熱伝達装置に比較して、煙道ガス通路に
おける流体抵抗もかなり増大させる。実質的に高圧の空
気はこの抵抗に勝るために必要とされるのである。これ
は煙道ガス通路においてターボチャージャ/ターボコン
プレッサを使用することで満たされる。高圧空気は燃料
の燃焼特性もかなり改善する。ターボチャージャ/ター
ボコンプレッサの使用は電気駆動ファンの必要性も無く
す。そうでない場合は、このファンは従来の熱伝達装置
において欠かせない構成要素である。
【0061】ターボチャージャ/ターボコンプレッサに
おいて、タービンはガスのエネルギーを使用することで
同じシャフトに取付けられているコンプレッサを駆動す
る。ターボチャージャ/ターボコンプレッサのタービン
に対して運動エネルギーを与えるための煙道ガスのエン
タルピーの全損失は、ターボチャージャ/ターボコンプ
レッサにより発生される圧縮空気のエンタルピーの増大
に伴って再利得されるのであり、この圧縮空気は燃焼空
気として装置へさらに導かれる。このように装置の外部
へのエネルギー損失は全く生じない。さらに熱は、ター
ボチャージャ/ターボコンプレッサのタービン出口にお
いて煙道ガスから回収され、煙道ガスの温度を従来のい
ずれの熱伝達装置に匹敵する温度レベルにまで低下させ
る。
【0062】小型熱伝達装置の目的を実現するために
は、高圧の燃焼空気を受入れ、また火炎寸法をかなり減
少させた新たなバーナー装置を開発することも必要であ
る。新しいバーナー装置がこれらの目的の達成のために
設計された。
【0063】上述した装置の始動を達成するために、こ
れまで知られていない新しい機構が使用される。その装
置に使用されるターボチャージャ/ターボコンプレッサ
は、60秒未満の時間内にわたって作動される外気供給
源によってクランク作動を開始される。この時間内にタ
ーボチャージャ/ターボコンプレッサの作動が自立運転
状態になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】新たに発明された技術に基づいた熱伝達装置に
関するブロック線図。
【図2】図1の装置に使用された新しいバーナーのブロ
ック線図。
【図3】ターボチャージャ/ターボコンプレッサのクラ
ンキングを開始するために開発された新しい始動装置の
ブロック線図。
【符号の説明】
1 始動装置 2 外気供給源 3 パイロットバーナー 4 点火変圧器 5 空気入口ダクト 6 ターボコンプレッサ 7 空気フィルタ 8 燃焼室 9 圧力スイッチ 10 燃料ソレノイドバルブ 11 第1小型熱交換器 12 第2小型熱交換器 13 中間ダクト 14 バーナー 15 外側流体 16 煙突 17 ハウジング 18 バーナーロッドおよびノズル組立体 19 一次空気ディフューザ組立体 20 二次空気混合組立体 21 覗き窓 22 火炎検出装置 23 熱伝達装置 24 供給パイプ 25 始動バーナー 26 吸入ポート 27 バタフライダンパー 28 混合室組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディリプ ワマン バパト インド国 プーネ,ブハンダルカル イン スチチュート マルグ,818,アレシャン アパートメンツ,B/109 (72)発明者 アルテン カルモ ロボ インド国 プーネ,ワナワディ,セイクリ ッド ハート タウン,キュー − 19 (72)発明者 サミル バスデオ クルカルニ インド国 プーネ,コスルッド,ダハヌカ ル コロニー,チャンドラロク ナガリ, 8/8 (72)発明者 チャールズ フィロミンラジ インド国 プーネ,チンチワド,シュラッ ドハ ガーデン,ビルディング 19,フラ ット ナンバー 28 Fターム(参考) 3G081 BA11 DA21

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温状態にある燃料の燃焼生成物(煙道
    ガス)から比較的低温の別の流体へ熱を回収する方法で
    あって、 (i) ターボチャージャ/ターボコンプレッサによ
    り圧縮空気を燃焼装置へ給送することで、燃料が燃焼し
    て生じた高温煙道ガスの流速を従来可能な種々の速度よ
    りも増速する段階、 (ii) 燃料の混在する高圧空気を包囲空間内で燃焼
    させる段階、 (iii)定常の安定した燃焼状態を達成するために、
    燃料の燃焼速度を空気量および圧力に対して調整する段
    階、 (iv) 前記燃焼空間内で定常の火炎寸法(長さおよ
    び直径)をこれまで可能な寸法よりもかなり小さく形成
    して保持する段階、 (v) 燃焼熱の僅かな一部分を回収して前記燃焼空
    間を取囲んで保持された比較的低温の外側流体へ間接的
    に伝達する段階、 (vi) 第1熱交換器を通して燃焼生成物を送る段
    階、 (vii)燃焼生成物の熱の主部分を前記第1熱交換器
    内の主として対流熱伝達によって回収し、バーナー燃焼
    空間を取り巻く前記流体と同じか、異なる流体である外
    側流体に対して間接的に伝達する段階、 ( viii) 前記第1熱交換器からの熱を部分的に奪
    われた煙道ガスをターボチャージャ/ターボコンプレッ
    サのタービンに通して送り、煙道ガスの部分熱エネルギ
    ー量をターボチャージャ/ターボコンプレッサのタービ
    ンにおいて機械的エネルギーに変換する段階であって、
    その機械的エネルギーはターボコンプレッサのタービン
    と同じシャフトに取付けられているターボチャージャ/
    ターボコンプレッサのコンプレッサにおいて新気を高圧
    となるまで圧縮するのに使用され、圧縮された新気はこ
    の特定の応用例におけるバーナーで圧縮空気として使用
    されるのであり、煙道ガスはその後に第2熱交換器を通
    して送られる段階、 (ix) 第2熱交換器において前記部分的に熱を奪わ
    れた煙道ガスからさらに熱を受取り、その熱を外側流体
    へ間接的に伝達する段階であって、外側流体はバーナー
    燃焼空間および第1熱交換器を取囲む前記流体と同じ
    か、異なる流体である前記段階、 (x) 前記第2熱交換器を通してすべての残留熱を
    同様に対流熱伝達によって実質的に回収する段階、およ
    び最後に、 (xi) 熱の奪われた煙道ガスのすべてを排気部/煙
    突へ送ることを可能にする段階、を含んで成る燃焼生成
    物からの熱回収方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された方法であって、タ
    ーボコンプレッサで圧縮された空気がゲージ圧で30〜
    300kPa(ゲージ圧で0.3〜3バール)の圧力で
    あり、熱伝達部分における煙道ガスの流速が秒速50〜
    2000mであり、燃焼工程において燃料に対して給送
    される圧縮空気の比率が15.5:1〜19:1の範囲
    である燃焼生成物からの熱回収方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された方法であって、燃
    料は限定するわけではないがHSD/LDO/FO/L
    SHSなど、またはLPG/天然ガスなどに似たガス燃
    料から選ばれ、またパイロットガスバーナーで点火さ
    れ、このバーナーは点火変圧器による点火スパークで点
    火される燃焼生成物からの熱回収方法。
  4. 【請求項4】 空気は前記燃焼空間の框体のさまざまな
    段階位置にて燃焼火炎へ供給される燃焼生成物からの熱
    回収方法。
  5. 【請求項5】 輻射および2段階の対流部分において燃
    料の燃焼生成物(煙道ガス)から熱を伝達し回収する装
    置であって、 (i) ターボチャージャ/ターボコンプレッサの上流
    側に作動連結された燃料バーナー組立体であって、前記
    ターボチャージャ/ターボコンプレッサは始動機構を備
    えており、前記燃料バーナー組立体は、1以上、好まし
    くは2つの対流熱交換式の熱交換器と使用済み煙道ガス
    を排出するための排気部すなわち煙突とを有する熱伝達
    回収装置の下流側に作動連結されており、前記始動装置
    は空気エダクター組立体、外気供給給送ライン、外部燃
    料供給源、液体/ガス式燃料バーナー、および前記始動
    装置を前記ターボチャージャ/ターボコンプレッサと前
    記熱回収装置とに作動連結する混合室組立体を含んで成
    り、また前記燃料バーナー組立体は、パイロットバーナ
    ー、点火変圧器のような点火源、ターボコンプレッサで
    圧縮された空気の入口ダクト、バーナーロッドおよびノ
    ズル組立体を収容する一次ハウジング、および上流側の
    二次空気混合組立体および空気ディフューザ組立体を有
    する燃焼室で作られた二次ハウジングを含んでいるター
    ボチャージャ/ターボコンプレッサを組合わせて含んで
    成る熱回収装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された装置であって、前
    記2つの対流式熱交換器および前記燃焼室が同一の框体
    内に一緒に保持されて共通する燃料を受入れるか、本明
    細書で記載するように対流熱交換器によって熱を吸収す
    るように別の燃料を受入れるようになされた熱回収装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6のいずれか一項
    に記載された装置であって、制限するわけではないが煙
    道管構造を含む熱伝達面のさまざまな構造を包含するた
    めに、制限するわけではないが蒸気発生器、熱水発生
    器、熱流体ヒーター、空気ヒーター、高温ガス発生器、
    直接燃焼式蒸気吸収熱ポンプのような装置、またはその
    組合わせとされた熱回収装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7までのいずれか一
    項に記載された装置であって、バーナー組立体のハウジ
    ングが適当な位置に火炎検証装置および覗き窓を備えて
    いる熱回収装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項7までのいずれか一
    項に記載された装置であって、二次ハウジングは前部の
    先拡がり(発散)形部分を有し、前記部分は二次空気を
    火炎の横方向軸線に対して適当角度で噴射するようにな
    された複数の二次空気給送開口すなわちノズルを有して
    いる熱回収装置。
  10. 【請求項10】 本明細書で説明するようにこの方法で
    燃料の燃焼生成物(煙道ガス)から熱を伝達し回収する
    ための装置に使用される始動装置であって、エダクター
    のような空気供給組立体と、外気供給給送ラインと、外
    部燃料供給源と、前記始動装置を前記ターボチャージャ
    /ターボコンプレッサおよび前記熱回収装置に作動連結
    する始動バーナーおよび混合室組立体とを含んで成る始
    動装置。
  11. 【請求項11】 本明細書で説明するようにこの方法で
    燃料の燃焼生成物(煙道ガス)から熱を伝達し回収する
    ための装置に使用されるバーナー組立体であって、パイ
    ロットバーナーと、点火変圧器のような点火源と、ター
    ボコンプレッサで圧縮された空気の入口ダクトと、バー
    ナーロッドおよびノズル組立体を収容する一次ハウジン
    グと、上流側の二次空気混合組立体および空気ディフュ
    ーザ組立体を有する二次ハウジングとを含むバーナー組
    立体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載されたバーナー組立
    体であって、バーナー組立体のハウジングが適当位置に
    火炎検出装置および覗き窓を備えているバーナー組立
    体。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12のいずれ
    か一項に記載されたバーナー組立体であって、二次ハウ
    ジングが前部の先拡がり(発散)形部分を有し、前記部
    分が火炎の横方向軸線に対して適当角度で二次空気を噴
    射するようになされた複数の二次空気給送開口すなわち
    ノズルを有しているバーナー組立体。
  14. 【請求項14】 本明細書に実質的に記載された燃料の
    燃焼生成物(煙道ガス)から熱を伝達し回収する方法。
  15. 【請求項15】 添付図面の図3を参照して本明細書に
    実質的に記載された燃料の燃焼生成物(煙道ガス)から
    熱を伝達し回収するために本明細書に記載された装置に
    使用するための始動装置。
  16. 【請求項16】 添付図面の図2を参照して本明細書に
    実質的に記載された燃料の燃焼生成物(煙道ガス)から
    熱を伝達し回収するために本明細書に記載された装置に
    使用するためのバーナー装置。
  17. 【請求項17】 添付図面の図1を参照して本明細書に
    実質的に記載された燃料の燃焼生成物(煙道ガス)から
    熱を伝達し回収するために本明細書に記載された装置。
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