JP2000087994A - ねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法 - Google Patents
ねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法Info
- Publication number
- JP2000087994A JP2000087994A JP10258705A JP25870598A JP2000087994A JP 2000087994 A JP2000087994 A JP 2000087994A JP 10258705 A JP10258705 A JP 10258705A JP 25870598 A JP25870598 A JP 25870598A JP 2000087994 A JP2000087994 A JP 2000087994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- wrench
- jack
- screw jack
- operation input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使いやすくて、比較的小さな力でねじジャッ
キを操作するねじジャッキ操作用ジョイントおよびこの
ジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち
上げ方法を提供する。 【解決手段】 ねじジャッキ14の操作入力部15にジ
ャッキ挿着部16を挿着した後、レンチ連結部23に連
結したラチェットレンチ22により、ボールジョイント
部11を回転することで、この回転力を、ジャッキ挿着
部16から操作入力部15に入力して、ねじジャッキ1
4により車体31を持ち上げたり、下げたりする。これ
により、使用時に使いやすく、かつ比較的小さな力でね
じジャッキ14を操作することができ、しかも収納時に
は、コンパクトに収納することができる。
キを操作するねじジャッキ操作用ジョイントおよびこの
ジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち
上げ方法を提供する。 【解決手段】 ねじジャッキ14の操作入力部15にジ
ャッキ挿着部16を挿着した後、レンチ連結部23に連
結したラチェットレンチ22により、ボールジョイント
部11を回転することで、この回転力を、ジャッキ挿着
部16から操作入力部15に入力して、ねじジャッキ1
4により車体31を持ち上げたり、下げたりする。これ
により、使用時に使いやすく、かつ比較的小さな力でね
じジャッキ14を操作することができ、しかも収納時に
は、コンパクトに収納することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はねじジャッキ操作
用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッ
キによる被持上物の持ち上げ方法、詳しくは、例えば自
動車のタイヤ交換時などに利用される簡易なパンタグラ
フ式のねじジャッキを操作するためのねじジャッキ操作
用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッ
キによる被持上物の持ち上げ方法に関する。
用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッ
キによる被持上物の持ち上げ方法、詳しくは、例えば自
動車のタイヤ交換時などに利用される簡易なパンタグラ
フ式のねじジャッキを操作するためのねじジャッキ操作
用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッ
キによる被持上物の持ち上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車が路上でパンクした場合
には、車体に装備されたパンタグラフ式の小型のねじジ
ャッキを用いて、タイヤ交換を行うのが通常である。こ
のねじジャッキは、取り付け基板と、両側のアーム屈曲
部にねじ切り方向が異なる一対のナットが組み込まれ
て、この取り付け基板上に軸着される菱形のリンクアー
ム部と、このリンクアーム部の上端部に軸着された受け
板と、上記両ナット間に横架され、しかも棒先部および
棒元部に配設されたネジ山のねじ切り方向が異なるとと
もに、元部側の端に操作入力部が連結されたねじ棒と、
を備えている。なお、このねじジャッキは、操作入力部
に穿設された掛止孔に着脱自在に掛止されるフック付き
の細長い棒ハンドルを用いて操作される。
には、車体に装備されたパンタグラフ式の小型のねじジ
ャッキを用いて、タイヤ交換を行うのが通常である。こ
のねじジャッキは、取り付け基板と、両側のアーム屈曲
部にねじ切り方向が異なる一対のナットが組み込まれ
て、この取り付け基板上に軸着される菱形のリンクアー
ム部と、このリンクアーム部の上端部に軸着された受け
板と、上記両ナット間に横架され、しかも棒先部および
棒元部に配設されたネジ山のねじ切り方向が異なるとと
もに、元部側の端に操作入力部が連結されたねじ棒と、
を備えている。なお、このねじジャッキは、操作入力部
に穿設された掛止孔に着脱自在に掛止されるフック付き
の細長い棒ハンドルを用いて操作される。
【0003】タイヤ交換時には、ねじジャッキを、パン
クしたタイヤ付近の車体下方に配置し、その後、棒ハン
ドルのフックを操作入力部の掛止孔に引っ掛ける。それ
から、片手で棒ハンドルの軸部分をかるく握り、別の手
でハンドルをまわしてねじ棒を回転させる。これによ
り、2個のナットがねじ棒の中間部にしだいに近づいて
いく。よって、リンクアーム部が縦長の菱形に徐々に変
形し始め、この変形にともなって、受け板が徐々に上昇
する。上昇した受け板は車体下部に当接し、その後、さ
らに車体を持ち上げる。こうして、パンクしたタイヤが
浮き上がり、タイヤの交換はこの状態のまま行われる。
クしたタイヤ付近の車体下方に配置し、その後、棒ハン
ドルのフックを操作入力部の掛止孔に引っ掛ける。それ
から、片手で棒ハンドルの軸部分をかるく握り、別の手
でハンドルをまわしてねじ棒を回転させる。これによ
り、2個のナットがねじ棒の中間部にしだいに近づいて
いく。よって、リンクアーム部が縦長の菱形に徐々に変
形し始め、この変形にともなって、受け板が徐々に上昇
する。上昇した受け板は車体下部に当接し、その後、さ
らに車体を持ち上げる。こうして、パンクしたタイヤが
浮き上がり、タイヤの交換はこの状態のまま行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のねじジャッキ操作用ジョイントによると、以
下のような問題点があった。すなわち、 (1)タイヤ交換時には、操作入力部の掛止孔にフック
を掛けた状態を維持するために、片方の手で細長い棒ハ
ンドルの軸部分をかるく掴みながら細いハンドルをまわ
す必要があったので、タイヤ交換時、棒ハンドルの使い
勝手が悪かった。 (2)しかも、このように細長くて、しかも安定感に乏
しい掛止状態で操作入力部に連結された棒ハンドルをま
わさなければならないために、比較的大きな力が必要で
あった。 (3)さらに、棒ハンドルが長尺であるために、自動車
のトランクルームなどに収納する際に、比較的嵩張って
いた。
うな従来のねじジャッキ操作用ジョイントによると、以
下のような問題点があった。すなわち、 (1)タイヤ交換時には、操作入力部の掛止孔にフック
を掛けた状態を維持するために、片方の手で細長い棒ハ
ンドルの軸部分をかるく掴みながら細いハンドルをまわ
す必要があったので、タイヤ交換時、棒ハンドルの使い
勝手が悪かった。 (2)しかも、このように細長くて、しかも安定感に乏
しい掛止状態で操作入力部に連結された棒ハンドルをま
わさなければならないために、比較的大きな力が必要で
あった。 (3)さらに、棒ハンドルが長尺であるために、自動車
のトランクルームなどに収納する際に、比較的嵩張って
いた。
【0005】
【発明の目的】この発明は、使いやすく、かつ比較的小
さな力でねじジャッキを操作することができ、しかもコ
ンパクトに収納することができるねじジャッキ操作用ジ
ョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキに
よる被持上物の持ち上げ方法を提供することを、その目
的としている。また、この発明は、ジョイント部分にご
みなどが付着しにくく、衝撃からジョイント部分を保護
することができ、しかも収納時に紛失しにくいねじジャ
ッキ操作用ジョイントを提供することを、その目的とし
ている。さらに、この発明は、レンチ連結部へのレンチ
の連結が容易なねじジャッキ操作用ジョイントを提供す
ることを、その目的としている。
さな力でねじジャッキを操作することができ、しかもコ
ンパクトに収納することができるねじジャッキ操作用ジ
ョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキに
よる被持上物の持ち上げ方法を提供することを、その目
的としている。また、この発明は、ジョイント部分にご
みなどが付着しにくく、衝撃からジョイント部分を保護
することができ、しかも収納時に紛失しにくいねじジャ
ッキ操作用ジョイントを提供することを、その目的とし
ている。さらに、この発明は、レンチ連結部へのレンチ
の連結が容易なねじジャッキ操作用ジョイントを提供す
ることを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ジョイント本体であるボールジョイント部を構成す
る、球体およびこの球体を回動自在に受ける球受部材を
有し、この球体および球受部材には、パンタグラフ式の
ねじジャッキの操作入力部に着脱自在に挿着されるジャ
ッキ挿着部、または、上記ねじジャッキに操作力を与え
るレンチが着脱自在に連結されるレンチ連結部のいずれ
か一方ずつが配設され、しかも上記球体および球受部材
間に、上記レンチでレンチ連結部を回した際の回転力
を、上記ジャッキ挿着部に伝達可能な回転力伝達構造を
設けたねじジャッキ操作用ジョイントである。
は、ジョイント本体であるボールジョイント部を構成す
る、球体およびこの球体を回動自在に受ける球受部材を
有し、この球体および球受部材には、パンタグラフ式の
ねじジャッキの操作入力部に着脱自在に挿着されるジャ
ッキ挿着部、または、上記ねじジャッキに操作力を与え
るレンチが着脱自在に連結されるレンチ連結部のいずれ
か一方ずつが配設され、しかも上記球体および球受部材
間に、上記レンチでレンチ連結部を回した際の回転力
を、上記ジャッキ挿着部に伝達可能な回転力伝達構造を
設けたねじジャッキ操作用ジョイントである。
【0007】球体および球受部材の素材、大きさ、形状
などは、ボールジョイントを構成することができるもの
であれば限定されない。ただし、これらの素材は、レン
チからの回転力をねじジャッキに中継するものであるの
で、各種の金属またはそれと略同等の強度を有する素材
でなければならない。ここでいうパンタグラフ式のねじ
ジャッキは、比較的小型で、操作入力部を回すとねじ棒
が回転し、屈曲可能なアームが伸縮するものであれば、
その用途は限定されない。例えば、自動車などに装備さ
れている携帯性が良く、かつ操作入力部に掛止孔を有す
るものなどでもよい。
などは、ボールジョイントを構成することができるもの
であれば限定されない。ただし、これらの素材は、レン
チからの回転力をねじジャッキに中継するものであるの
で、各種の金属またはそれと略同等の強度を有する素材
でなければならない。ここでいうパンタグラフ式のねじ
ジャッキは、比較的小型で、操作入力部を回すとねじ棒
が回転し、屈曲可能なアームが伸縮するものであれば、
その用途は限定されない。例えば、自動車などに装備さ
れている携帯性が良く、かつ操作入力部に掛止孔を有す
るものなどでもよい。
【0008】レンチとしては、例えばラチェットレン
チ,ソケットレンチ,メガネレンチ,スパナレンチ,モ
ンキレンチ,ボックスレンチなどが挙げられる。このう
ち、一方向だけに回転するラチェットレンチが好まし
い。なお、ラチェットレンチは、通常、レバー切り換え
により回転方向が正逆反転する。また、このラチェット
レンチのドライブ部(出力部)には、各種の接続金具
(ソケットなど)が接続自在となっている。また、空気
圧または電動モータにより作動するインパクトレンチで
もよい。ただし、このレンチは大型になりやすく、しか
も高圧空気を発生させるコンプレッサが必要となる。ジ
ャッキ挿着部は、球体または球受部材の何れに取り付け
てもよい。また、レンチ連結部は、ジャッキ挿着部が取
り付けられなかった残りの球体または球受部材に取り付
けられる。
チ,ソケットレンチ,メガネレンチ,スパナレンチ,モ
ンキレンチ,ボックスレンチなどが挙げられる。このう
ち、一方向だけに回転するラチェットレンチが好まし
い。なお、ラチェットレンチは、通常、レバー切り換え
により回転方向が正逆反転する。また、このラチェット
レンチのドライブ部(出力部)には、各種の接続金具
(ソケットなど)が接続自在となっている。また、空気
圧または電動モータにより作動するインパクトレンチで
もよい。ただし、このレンチは大型になりやすく、しか
も高圧空気を発生させるコンプレッサが必要となる。ジ
ャッキ挿着部は、球体または球受部材の何れに取り付け
てもよい。また、レンチ連結部は、ジャッキ挿着部が取
り付けられなかった残りの球体または球受部材に取り付
けられる。
【0009】回転力伝達構造としては、球体および球受
部材間に配置できて、しかもレンチ連結部側の回転力を
ジャッキ挿着部側に伝達可能な構造であれば限定されな
い。例えば、ピンとこれに遊挿された長穴からなる構造
などが挙げられる。この場合、球体および球受部材の何
れをピン側または長穴側としてもよい。ただし、この回
転力伝達構造は、球体および/または球受部材の揺動を
規制するものであってはならない。また、例えば自動車
の車体をねじジャッキにより持ち上げた後、この操作入
力部にホイールレンチまたは中間ジョイントを連結すれ
ば、そのままこのジャッキ操作用ジョイントを利用して
ホイール交換を行うこともできる。なお、以上述べた記
載事項のうちで、請求項2,請求項4,請求項5に記載
された部品と重複する部品に関する事項は、それが記載
されている請求項2,請求項4または請求項5にも該当
するものとする。
部材間に配置できて、しかもレンチ連結部側の回転力を
ジャッキ挿着部側に伝達可能な構造であれば限定されな
い。例えば、ピンとこれに遊挿された長穴からなる構造
などが挙げられる。この場合、球体および球受部材の何
れをピン側または長穴側としてもよい。ただし、この回
転力伝達構造は、球体および/または球受部材の揺動を
規制するものであってはならない。また、例えば自動車
の車体をねじジャッキにより持ち上げた後、この操作入
力部にホイールレンチまたは中間ジョイントを連結すれ
ば、そのままこのジャッキ操作用ジョイントを利用して
ホイール交換を行うこともできる。なお、以上述べた記
載事項のうちで、請求項2,請求項4,請求項5に記載
された部品と重複する部品に関する事項は、それが記載
されている請求項2,請求項4または請求項5にも該当
するものとする。
【0010】請求項2に記載の発明は、ジョイント本体
であるボールジョイント部を構成する、球体およびこの
球体を回動自在に受ける球受部材を有し、上記球体また
は球受部材の一方には、パンタグラフ式のねじジャッキ
の操作入力部に操作力を与えるレンチが着脱自在に連結
されるレンチ連結部が設けられ、上記球体または球受部
材の他方には、レンチ連結側の端面およびジャッキ連結
側の端面にそれぞれ開口部を有して、上記操作入力部に
着脱自在に挿着されるジャッキ挿着ケースが、このケー
ス内に上記ボールジョイント部を出し入れ可能に設けら
れ、上記ジャッキ挿着ケースの両開口部には、それぞれ
隣接するケース側板に接触するまで回動可能なマグネッ
トキャップが開閉自在に軸着され、しかも上記球体およ
び球受部材間に、上記レンチでレンチ連結部を回した際
の回転力を、上記ジャッキ挿着部に伝達可能な回転力伝
達構造を設けたねじジャッキ操作用ジョイントである。
であるボールジョイント部を構成する、球体およびこの
球体を回動自在に受ける球受部材を有し、上記球体また
は球受部材の一方には、パンタグラフ式のねじジャッキ
の操作入力部に操作力を与えるレンチが着脱自在に連結
されるレンチ連結部が設けられ、上記球体または球受部
材の他方には、レンチ連結側の端面およびジャッキ連結
側の端面にそれぞれ開口部を有して、上記操作入力部に
着脱自在に挿着されるジャッキ挿着ケースが、このケー
ス内に上記ボールジョイント部を出し入れ可能に設けら
れ、上記ジャッキ挿着ケースの両開口部には、それぞれ
隣接するケース側板に接触するまで回動可能なマグネッ
トキャップが開閉自在に軸着され、しかも上記球体およ
び球受部材間に、上記レンチでレンチ連結部を回した際
の回転力を、上記ジャッキ挿着部に伝達可能な回転力伝
達構造を設けたねじジャッキ操作用ジョイントである。
【0011】ジャッキ挿着ケースの素材、形状、大きさ
などは限定されない。ただし、このジャッキ挿着ケース
は、レンチ側の回転力をねじジャッキ側に伝達するもの
であるので、各種の金属またはそれと略同等の強度を有
する素材である必要がある。マグネットキャップは、キ
ャップ全体がマグネットでもよいし、キャップの一部に
マグネットが装着されたものでもよい。マグネットは電
磁石でもよいが、経済性およびコンパクト性などを考慮
して、永久磁石が好ましい。また、マグネットキャップ
は、ケース内方に回動してもよいし、ケース外方に回動
してもよい。なお、キャップ側を磁化するのではなく、
ケース側を磁化してもよい。すなわち、例えばマグネッ
トキャップを鉄などの磁性体により作製し、このジャッ
キ挿着ケースのケース側板の全部または一部に磁石を取
り付けて、このキャップをケース側板に磁着するように
してもよい。
などは限定されない。ただし、このジャッキ挿着ケース
は、レンチ側の回転力をねじジャッキ側に伝達するもの
であるので、各種の金属またはそれと略同等の強度を有
する素材である必要がある。マグネットキャップは、キ
ャップ全体がマグネットでもよいし、キャップの一部に
マグネットが装着されたものでもよい。マグネットは電
磁石でもよいが、経済性およびコンパクト性などを考慮
して、永久磁石が好ましい。また、マグネットキャップ
は、ケース内方に回動してもよいし、ケース外方に回動
してもよい。なお、キャップ側を磁化するのではなく、
ケース側を磁化してもよい。すなわち、例えばマグネッ
トキャップを鉄などの磁性体により作製し、このジャッ
キ挿着ケースのケース側板の全部または一部に磁石を取
り付けて、このキャップをケース側板に磁着するように
してもよい。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記球体は、こ
の球体および球受部材間に設けられたスプリングを利用
して、上記ジャッキ挿着部の軸線およびレンチ連結部の
軸線が常に合致するように球受部材に取り付けられてい
る請求項1または請求項2に記載のねじジャッキ操作用
ジョイントである。スプリングの種類は限定されない。
例えば各種のコイルばね,ぜんまいばね,皿ばね,輪ば
ね,線状ばね,金網状ばね,プラスチックばねなどの各
種の非金属ばね,磁石ばね,シリンダ式の空気ばね,こ
れらの組み合わせばねなどが挙げられる。
の球体および球受部材間に設けられたスプリングを利用
して、上記ジャッキ挿着部の軸線およびレンチ連結部の
軸線が常に合致するように球受部材に取り付けられてい
る請求項1または請求項2に記載のねじジャッキ操作用
ジョイントである。スプリングの種類は限定されない。
例えば各種のコイルばね,ぜんまいばね,皿ばね,輪ば
ね,線状ばね,金網状ばね,プラスチックばねなどの各
種の非金属ばね,磁石ばね,シリンダ式の空気ばね,こ
れらの組み合わせばねなどが挙げられる。
【0013】スプリングを用いて、ジャッキ挿着部の軸
線と、レンチ連結部の軸線とが常に合致するようにする
構造は限定されない。例えば、球体と球受部材との隙間
に、円錐コイルばねを配置し、このばねの一端を球体に
固定し、他端を球受部材に固定した構造でもよい。ま
た、上記隙間内に球体から延びた短い突片を配置し、こ
の突片と球受部材とを1本のスプリングで連結したり、
または、この突片を中心に放射配置された複数のスプリ
ングにより連結した構造のものでもよい。なお、この球
体と球受部材との間には、市販されているボールジョイ
ントの一種のように、ゴムからなる擬似ドーナツ型の軸
受座部を介在させてもよい。
線と、レンチ連結部の軸線とが常に合致するようにする
構造は限定されない。例えば、球体と球受部材との隙間
に、円錐コイルばねを配置し、このばねの一端を球体に
固定し、他端を球受部材に固定した構造でもよい。ま
た、上記隙間内に球体から延びた短い突片を配置し、こ
の突片と球受部材とを1本のスプリングで連結したり、
または、この突片を中心に放射配置された複数のスプリ
ングにより連結した構造のものでもよい。なお、この球
体と球受部材との間には、市販されているボールジョイ
ントの一種のように、ゴムからなる擬似ドーナツ型の軸
受座部を介在させてもよい。
【0014】請求項4に記載の発明は、ジョイント本体
を有し、このジョイント本体の一側部には、パンタグラ
フ式のねじジャッキの操作入力部に着脱自在に掛止され
る掛止フックが、その外方への突出長さをフック長さ変
更手段により変更可能に設けられ、上記ジョイント本体
の他側部には、上記ねじジャッキに操作力を与えるレン
チが着脱自在に連結されるレンチ連結部が設けられ、上
記フック長さ変更手段が、上記ジョイント本体内に収納
されて、上記掛止フックを外方に付勢するスプリング
と、収納時の上記掛止フックを、上記ジョイント本体に
掛脱自在に掛止する掛止部材とを有するねじジャッキ操
作用ジョイントである。
を有し、このジョイント本体の一側部には、パンタグラ
フ式のねじジャッキの操作入力部に着脱自在に掛止され
る掛止フックが、その外方への突出長さをフック長さ変
更手段により変更可能に設けられ、上記ジョイント本体
の他側部には、上記ねじジャッキに操作力を与えるレン
チが着脱自在に連結されるレンチ連結部が設けられ、上
記フック長さ変更手段が、上記ジョイント本体内に収納
されて、上記掛止フックを外方に付勢するスプリング
と、収納時の上記掛止フックを、上記ジョイント本体に
掛脱自在に掛止する掛止部材とを有するねじジャッキ操
作用ジョイントである。
【0015】ここでいうジョイント本体の素材,形状,
大きさなどは限定されない。また、掛止フックの素材,
形状,大きさなども限定されない。ただし、ねじジャッ
キ操作用ジョイントを使用する際、掛止フックとジョイ
ント本体とが一体的に回転して、その回転力をねじジャ
ッキ側に伝えることができる構造および素材などでなけ
ればならない。掛止部材の素材,形状,大きさは限定さ
れない。要は、収納時に、掛止フックをジョイント本体
に掛脱自在に掛止することができればよい。なお、ねじ
ジャッキの使用時にも、掛止フックを固定するようにし
てもよい。
大きさなどは限定されない。また、掛止フックの素材,
形状,大きさなども限定されない。ただし、ねじジャッ
キ操作用ジョイントを使用する際、掛止フックとジョイ
ント本体とが一体的に回転して、その回転力をねじジャ
ッキ側に伝えることができる構造および素材などでなけ
ればならない。掛止部材の素材,形状,大きさは限定さ
れない。要は、収納時に、掛止フックをジョイント本体
に掛脱自在に掛止することができればよい。なお、ねじ
ジャッキの使用時にも、掛止フックを固定するようにし
てもよい。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記ジャッキ挿
着部は、パンタグラフ式のねじジャッキの操作入力部に
固着された請求項1または請求項3に記載のねじジャッ
キ操作用ジョイントである。
着部は、パンタグラフ式のねじジャッキの操作入力部に
固着された請求項1または請求項3に記載のねじジャッ
キ操作用ジョイントである。
【0017】請求項6に記載の発明は、パンタグラフ式
のねじジャッキの操作入力部に、ねじジャッキ操作用ジ
ョイントの本体であるジョイント本体の一側部に設けら
れたジャッキ挿着部を着脱自在に挿着し、しかも上記ジ
ョイント本体の他側部に設けられたレンチ連結部にレン
チを着脱自在に連結し、その後、このレンチによりレン
チ連結部を回転することで、この回転力を、上記ジョイ
ント本体およびジャッキ挿着部を介して、上記ねじジャ
ッキの操作入力部に入力するねじジャッキによる被持上
物の持ち上げ方法である。
のねじジャッキの操作入力部に、ねじジャッキ操作用ジ
ョイントの本体であるジョイント本体の一側部に設けら
れたジャッキ挿着部を着脱自在に挿着し、しかも上記ジ
ョイント本体の他側部に設けられたレンチ連結部にレン
チを着脱自在に連結し、その後、このレンチによりレン
チ連結部を回転することで、この回転力を、上記ジョイ
ント本体およびジャッキ挿着部を介して、上記ねじジャ
ッキの操作入力部に入力するねじジャッキによる被持上
物の持ち上げ方法である。
【0018】請求項7に記載の発明は、パンタグラフ式
のねじジャッキの操作入力部に固着されたジャッキ挿着
部のジョイント本体の他側部に設けられたレンチ連結部
に、レンチを着脱自在に連結し、その後、このレンチに
よりレンチ連結部を回転することで、この回転力を、上
記ジョイント本体およびジャッキ挿着部を介して、上記
ねじジャッキの操作入力部に入力するねじジャッキによ
る被持上物の持ち上げ方法である。
のねじジャッキの操作入力部に固着されたジャッキ挿着
部のジョイント本体の他側部に設けられたレンチ連結部
に、レンチを着脱自在に連結し、その後、このレンチに
よりレンチ連結部を回転することで、この回転力を、上
記ジョイント本体およびジャッキ挿着部を介して、上記
ねじジャッキの操作入力部に入力するねじジャッキによ
る被持上物の持ち上げ方法である。
【0019】
【作用】この発明によれば、ねじジャッキの操作入力部
にジャッキ挿着部を挿着した後、レンチ連結部に連結し
たレンチにより、ジョイント本体を回転することで、こ
の回転力を、ジャッキ挿着部から操作入力部に入力し
て、ねじジャッキにより被持上物を持ち上げたり、下げ
たりする。これにより、使用時に使いやすく、かつ比較
的小さな力でねじジャッキを操作することができ、しか
も収納時には、コンパクトに収納することができる。し
かも、市販のジャッキのすべてについて対応することが
できる。この使いやすさは特にボールジョイント構造に
よりさらに増す。すなわち、レンチ連結部をねじ棒とは
所定角度で交差させた状態でジャッキアップ操作が可能
である。これにより、任意の作業環境(段差のある場
所、狭い場所など)での操作性が格段と向上するからで
ある。
にジャッキ挿着部を挿着した後、レンチ連結部に連結し
たレンチにより、ジョイント本体を回転することで、こ
の回転力を、ジャッキ挿着部から操作入力部に入力し
て、ねじジャッキにより被持上物を持ち上げたり、下げ
たりする。これにより、使用時に使いやすく、かつ比較
的小さな力でねじジャッキを操作することができ、しか
も収納時には、コンパクトに収納することができる。し
かも、市販のジャッキのすべてについて対応することが
できる。この使いやすさは特にボールジョイント構造に
よりさらに増す。すなわち、レンチ連結部をねじ棒とは
所定角度で交差させた状態でジャッキアップ操作が可能
である。これにより、任意の作業環境(段差のある場
所、狭い場所など)での操作性が格段と向上するからで
ある。
【0020】特に、請求項2に記載の発明によれば、例
えば各マグネットキャップをケース側板に接触するまで
回動して、ジャッキ挿着ケースの両開口部を開口する。
その後、レンチ連結側の開口部からボールジョイント部
の一部を引き出す。それから、ジャッキ連結側の開口部
を介して、このジャッキ挿着ケースを操作入力部に挿着
する。そして、レンチ連結部にレンチを連結し、この回
転力をボールジョイント部およびジャッキ挿着ケースを
介して操作入力部に入力する。このように、収納時にボ
ールジョイント部がジャッキ挿着ケースに収納される構
造であるので、ジョイント部分にごみなどが付着しにく
く、衝撃からジョイント部分を保護することができる。
しかも、マグネットキャップの磁力によりジャッキ挿着
ケースが操作入力部に磁着されるので、収納時にはこの
キャップの磁着力によりジャッキ挿着ケースを操作入力
部に挿着したまま収納でき、これによりねじジャッキ操
作用ジョイントを紛失しにくい。
えば各マグネットキャップをケース側板に接触するまで
回動して、ジャッキ挿着ケースの両開口部を開口する。
その後、レンチ連結側の開口部からボールジョイント部
の一部を引き出す。それから、ジャッキ連結側の開口部
を介して、このジャッキ挿着ケースを操作入力部に挿着
する。そして、レンチ連結部にレンチを連結し、この回
転力をボールジョイント部およびジャッキ挿着ケースを
介して操作入力部に入力する。このように、収納時にボ
ールジョイント部がジャッキ挿着ケースに収納される構
造であるので、ジョイント部分にごみなどが付着しにく
く、衝撃からジョイント部分を保護することができる。
しかも、マグネットキャップの磁力によりジャッキ挿着
ケースが操作入力部に磁着されるので、収納時にはこの
キャップの磁着力によりジャッキ挿着ケースを操作入力
部に挿着したまま収納でき、これによりねじジャッキ操
作用ジョイントを紛失しにくい。
【0021】また、請求項3に記載の発明によれば、ス
プリングを利用して、ジャッキ挿着部の軸線およびレン
チ連結部の軸線が常に合致するので、レンチ連結部への
レンチの連結が容易になる。傾斜地などどのような作業
環境であっても操作が便利である。
プリングを利用して、ジャッキ挿着部の軸線およびレン
チ連結部の軸線が常に合致するので、レンチ連結部への
レンチの連結が容易になる。傾斜地などどのような作業
環境であっても操作が便利である。
【0022】請求項5に記載の発明では、上記ジャッキ
挿着部は、パンタグラフ式のねじジャッキの操作入力部
に一体として固着されているため、ねじジャッキに直接
レンチを係止して使用することができる。
挿着部は、パンタグラフ式のねじジャッキの操作入力部
に一体として固着されているため、ねじジャッキに直接
レンチを係止して使用することができる。
【0023】請求項6、請求項7に記載の発明によれ
ば、ねじジャッキの操作入力部に、レンチ連結部を介し
てレンチを連結し、このレンチにより操作入力部を回転
することで、ねじジャッキを上下方向に伸縮させ、被持
上物を持ち上げることができる。ねじジャッキ自体に上
記構造のジャッキ挿着部を固着している場合、レンチの
連結操作のみで作業を開始することができ、きわめて好
便である。
ば、ねじジャッキの操作入力部に、レンチ連結部を介し
てレンチを連結し、このレンチにより操作入力部を回転
することで、ねじジャッキを上下方向に伸縮させ、被持
上物を持ち上げることができる。ねじジャッキ自体に上
記構造のジャッキ挿着部を固着している場合、レンチの
連結操作のみで作業を開始することができ、きわめて好
便である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例に係るね
じジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用
いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法を、図
面に基づいて説明する。なお、ここでは自動車のタイヤ
交換用として常備されている小型のねじジャッキ操作用
ジョイントを例にとる。まず、この発明の第1実施例を
説明する。図1は、この発明の第1実施例に係るねじジ
ャッキ操作用ジョイントの使用状態の正面図である。図
2は、この発明の第1実施例に係るねじジャッキ操作用
ジョイントの断面図および側面図である。
じジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用
いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法を、図
面に基づいて説明する。なお、ここでは自動車のタイヤ
交換用として常備されている小型のねじジャッキ操作用
ジョイントを例にとる。まず、この発明の第1実施例を
説明する。図1は、この発明の第1実施例に係るねじジ
ャッキ操作用ジョイントの使用状態の正面図である。図
2は、この発明の第1実施例に係るねじジャッキ操作用
ジョイントの断面図および側面図である。
【0025】図1において、10はこの発明の第1実施
例に係るねじジャッキ操作用ジョイント(以下、単にジ
ョイントという場合がある)である。このジョイント1
0は全長10cmであり、ジョイント本体であるボール
ジョイント部11を構成する、直径23mmの球体12
およびこの球体(ボール)12を回動自在に受ける略2
/3球形状の球受部材(ソケット)13を備えている。
この球受部材13の先部には、パンタグラフ式のねじジ
ャッキ14の操作入力部15に着脱自在に挿着されるジ
ャッキ挿着部16の元部が固着されている。
例に係るねじジャッキ操作用ジョイント(以下、単にジ
ョイントという場合がある)である。このジョイント1
0は全長10cmであり、ジョイント本体であるボール
ジョイント部11を構成する、直径23mmの球体12
およびこの球体(ボール)12を回動自在に受ける略2
/3球形状の球受部材(ソケット)13を備えている。
この球受部材13の先部には、パンタグラフ式のねじジ
ャッキ14の操作入力部15に着脱自在に挿着されるジ
ャッキ挿着部16の元部が固着されている。
【0026】このねじジャッキ14は、取り付け基板1
7と、両側のアーム屈曲部にねじ切り方向が異なる一対
のナット18a,18bが組み込まれて、この取り付け
基板17上に軸着された菱形のリンクアーム部19と、
このリンクアーム部19の上端部に軸着された受け板2
0と、両ナット18a,18b間に横架されて、しかも
棒先部および棒元部に形成されたネジ山のねじ切り方向
が異なるねじ棒21とを有している。しかも、ねじ棒2
1の一端には、鉄製の小板片をコの字形に屈曲形成した
上記操作入力部15が固着されている。なお、一般的に
この操作入力部15の長さは2.5〜3cmである。ま
た、この操作入力部15の平行な二股の先部の中間部同
士には、それぞれ掛止孔15aが穿孔されている(図5
参照)。この操作入力部15の形状には各種のものがあ
る。例えば二股の一方の片に孔が、他方にU字形状の溝
がそれぞれ形成されていることもある。また、二股形状
でない場合もある。いかなる形状の操作入力部に対して
もこのジャッキ挿着部16は係止可能とするものであ
る。操作入力部15をその軸線回りにまわすとねじ棒2
1が回転し、それにより2個のナット18a,18bが
ねじ棒21の中間部に近づく。よって、リンクアーム部
19が縦長の菱形に徐々に変形し、その結果、受け板2
0が徐々に上昇していく。
7と、両側のアーム屈曲部にねじ切り方向が異なる一対
のナット18a,18bが組み込まれて、この取り付け
基板17上に軸着された菱形のリンクアーム部19と、
このリンクアーム部19の上端部に軸着された受け板2
0と、両ナット18a,18b間に横架されて、しかも
棒先部および棒元部に形成されたネジ山のねじ切り方向
が異なるねじ棒21とを有している。しかも、ねじ棒2
1の一端には、鉄製の小板片をコの字形に屈曲形成した
上記操作入力部15が固着されている。なお、一般的に
この操作入力部15の長さは2.5〜3cmである。ま
た、この操作入力部15の平行な二股の先部の中間部同
士には、それぞれ掛止孔15aが穿孔されている(図5
参照)。この操作入力部15の形状には各種のものがあ
る。例えば二股の一方の片に孔が、他方にU字形状の溝
がそれぞれ形成されていることもある。また、二股形状
でない場合もある。いかなる形状の操作入力部に対して
もこのジャッキ挿着部16は係止可能とするものであ
る。操作入力部15をその軸線回りにまわすとねじ棒2
1が回転し、それにより2個のナット18a,18bが
ねじ棒21の中間部に近づく。よって、リンクアーム部
19が縦長の菱形に徐々に変形し、その結果、受け板2
0が徐々に上昇していく。
【0027】また、図1および図2に示すように、球体
12の元部には、ラチェットレンチ22が着脱自在に連
結される鉄製のレンチ連結部23の元部が固着されてい
る。このレンチ連結部23は、先端面に四角穴が開口さ
れた六角ナット状である(図2(B))。この四角穴
(例えば14.7mm)にラチェットレンチ22の角ド
ライブ22aが嵌合する。また、ホイールナットサイズ
(例えば21mm)の六角ナットにレンチ22のソケッ
トを嵌合させることができる。さらに、球体12および
球受部材13間には、ラチェットレンチ22を用いてレ
ンチ連結部23をまわした際の回転力を、ジャッキ挿着
部16に伝達可能な回転力伝達構造24と、ジャッキ挿
着部16の軸線aおよびレンチ連結部23の軸線bを常
に合致させる円錐コイルばね(スプリング)30とが配
設されている。この円錐コイルばね30の一端が球体1
2の底部付近に係止または固着され、他端が球受部材1
3の底部に係止または固着されている。
12の元部には、ラチェットレンチ22が着脱自在に連
結される鉄製のレンチ連結部23の元部が固着されてい
る。このレンチ連結部23は、先端面に四角穴が開口さ
れた六角ナット状である(図2(B))。この四角穴
(例えば14.7mm)にラチェットレンチ22の角ド
ライブ22aが嵌合する。また、ホイールナットサイズ
(例えば21mm)の六角ナットにレンチ22のソケッ
トを嵌合させることができる。さらに、球体12および
球受部材13間には、ラチェットレンチ22を用いてレ
ンチ連結部23をまわした際の回転力を、ジャッキ挿着
部16に伝達可能な回転力伝達構造24と、ジャッキ挿
着部16の軸線aおよびレンチ連結部23の軸線bを常
に合致させる円錐コイルばね(スプリング)30とが配
設されている。この円錐コイルばね30の一端が球体1
2の底部付近に係止または固着され、他端が球受部材1
3の底部に係止または固着されている。
【0028】回転力伝達構造24は、球体12の外面に
90度間隔で突設された4本の小突起25(3本でもよ
い)と、各小突起25が遊挿されるように、球受部材1
3の周板に90度間隔で穿たれた4つの長穴26とを有
している。なお、各長穴26の長さ方向は、球受部材1
3の開口部と底部とを連結する方向、言い換えれば図2
に示すジャッキ挿着部16の軸線aに沿った方向であ
る。したがって、球体12はこの長穴26の長さ分だけ
の上下左右方向への揺動は可能であるが、この軸線aを
中心とした回転方向の自由度はない。したがって、ラチ
ェットレンチ22により、この球体12に回転力が加え
られた場合には、球体12は球受部材13と一体的に回
転することになる。
90度間隔で突設された4本の小突起25(3本でもよ
い)と、各小突起25が遊挿されるように、球受部材1
3の周板に90度間隔で穿たれた4つの長穴26とを有
している。なお、各長穴26の長さ方向は、球受部材1
3の開口部と底部とを連結する方向、言い換えれば図2
に示すジャッキ挿着部16の軸線aに沿った方向であ
る。したがって、球体12はこの長穴26の長さ分だけ
の上下左右方向への揺動は可能であるが、この軸線aを
中心とした回転方向の自由度はない。したがって、ラチ
ェットレンチ22により、この球体12に回転力が加え
られた場合には、球体12は球受部材13と一体的に回
転することになる。
【0029】次に、このねじジャッキ操作用ジョイント
10を用いたねじジャッキ14によるタイヤ交換時の車
体(被持上物)31の持ち上げ方法を説明する。図1に
示すように、まずねじジャッキ14を、例えばパンクし
たタイヤ付近の車体(フレーム)31の下方に配置し、
その後、ジャッキ挿着部16を操作入力部15に外挿す
る。これにより、ねじ棒21の軸線方向にこのジョイン
ト10が取り付けられる。次いで、レンチ連結部23の
凹部にラチェットレンチ22の角ドライブ22aを嵌着
する。そして、グリップ22bを握って、このラチェッ
トレンチ22をねじ棒21の軸線と垂直な平面で軸線を
中心にして左右に揺動させる。これにより、角ドライブ
22aが、ジャッキ上昇方向だけに回転する。この回転
力は、レンチ連結部23,球体12,球受部材13およ
びジャッキ挿着部16を介して、操作入力部15に伝達
される。
10を用いたねじジャッキ14によるタイヤ交換時の車
体(被持上物)31の持ち上げ方法を説明する。図1に
示すように、まずねじジャッキ14を、例えばパンクし
たタイヤ付近の車体(フレーム)31の下方に配置し、
その後、ジャッキ挿着部16を操作入力部15に外挿す
る。これにより、ねじ棒21の軸線方向にこのジョイン
ト10が取り付けられる。次いで、レンチ連結部23の
凹部にラチェットレンチ22の角ドライブ22aを嵌着
する。そして、グリップ22bを握って、このラチェッ
トレンチ22をねじ棒21の軸線と垂直な平面で軸線を
中心にして左右に揺動させる。これにより、角ドライブ
22aが、ジャッキ上昇方向だけに回転する。この回転
力は、レンチ連結部23,球体12,球受部材13およ
びジャッキ挿着部16を介して、操作入力部15に伝達
される。
【0030】この結果、ねじ棒21が同じくジャッキ上
昇方向に回転して、受け板20が上昇する。そして、こ
の受け板20により車体31が持ち上げられる。これに
より、パンクしたタイヤが路面から所定高さだけ浮き上
がる。タイヤの交換はこの状態で行われる。なお、交換
後は、ラチェットレンチ22に設けられた回転方向の切
り換えレバーを操作して、角ドライブ22aの回転方向
を反転した後、同様にラチェットレンチ22を左右に揺
動させることで、ねじ棒21をジャッキ下降方向に回転
して、受け板20を下降する。
昇方向に回転して、受け板20が上昇する。そして、こ
の受け板20により車体31が持ち上げられる。これに
より、パンクしたタイヤが路面から所定高さだけ浮き上
がる。タイヤの交換はこの状態で行われる。なお、交換
後は、ラチェットレンチ22に設けられた回転方向の切
り換えレバーを操作して、角ドライブ22aの回転方向
を反転した後、同様にラチェットレンチ22を左右に揺
動させることで、ねじ棒21をジャッキ下降方向に回転
して、受け板20を下降する。
【0031】このように、ねじジャッキ14の昇降操作
を、ねじジャッキ操作用ジョイント10を介して、操作
が簡単なラチェットレンチ22により行うようにしたの
で、使用時に使いやすく、かつ比較的小さな力でねじジ
ャッキ14を操作することができる。しかも、収納時に
は、従来の場所をとる長尺な棒ハンドルに比べて、コン
パクトに収納することができる。また、この第1実施例
では、円錐コイルばね30の復元力を利用して、ジャッ
キ挿着部16とレンチ連結部23との両軸線a,bを常
に合致させているので、ラチェットレンチ22をレンチ
連結部23に連結する際、ジョイント10の装着方向と
レンチ連結部23が一直線になる。この結果、この連結
作業がきわめて容易になる。
を、ねじジャッキ操作用ジョイント10を介して、操作
が簡単なラチェットレンチ22により行うようにしたの
で、使用時に使いやすく、かつ比較的小さな力でねじジ
ャッキ14を操作することができる。しかも、収納時に
は、従来の場所をとる長尺な棒ハンドルに比べて、コン
パクトに収納することができる。また、この第1実施例
では、円錐コイルばね30の復元力を利用して、ジャッ
キ挿着部16とレンチ連結部23との両軸線a,bを常
に合致させているので、ラチェットレンチ22をレンチ
連結部23に連結する際、ジョイント10の装着方向と
レンチ連結部23が一直線になる。この結果、この連結
作業がきわめて容易になる。
【0032】次に、図3に基づいて、この発明の第2実
施例に係るねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジ
ョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上
げ方法を説明する。図3は、この発明の第2実施例に係
るねじジャッキ操作用ジョイントの断面図である。この
第2実施例のねじジャッキ操作用ジョイント40の特長
は、ジャッキ挿着部16およびレンチ連結部23の両軸
線a,bを常に合致させるボールジョイント構造を、別
構造にした点である。すなわち、球体12の底部中心部
に突片41を設ける一方、この球体12を、球受部材1
3の底部周囲から延びてきた、90度配置の4本の(3
本でも良い)均等なばね力を有するコイルばね(スプリ
ング)42により、常に軸線a,bが合致するように保
持する構造を採用している。すなわち、各コイルばね4
2の一端(放射外端)はソケット13の内面に、その他
端(放射内端)は突片41にそれぞれ係止されている。
コイルばね42は引張方向に付勢する引張スプリングで
あるが、圧縮スプリングでもよい。その他の構成、作用
および効果は、第1実施例と略同様であるので、説明を
省略する。
施例に係るねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジ
ョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上
げ方法を説明する。図3は、この発明の第2実施例に係
るねじジャッキ操作用ジョイントの断面図である。この
第2実施例のねじジャッキ操作用ジョイント40の特長
は、ジャッキ挿着部16およびレンチ連結部23の両軸
線a,bを常に合致させるボールジョイント構造を、別
構造にした点である。すなわち、球体12の底部中心部
に突片41を設ける一方、この球体12を、球受部材1
3の底部周囲から延びてきた、90度配置の4本の(3
本でも良い)均等なばね力を有するコイルばね(スプリ
ング)42により、常に軸線a,bが合致するように保
持する構造を採用している。すなわち、各コイルばね4
2の一端(放射外端)はソケット13の内面に、その他
端(放射内端)は突片41にそれぞれ係止されている。
コイルばね42は引張方向に付勢する引張スプリングで
あるが、圧縮スプリングでもよい。その他の構成、作用
および効果は、第1実施例と略同様であるので、説明を
省略する。
【0033】次に、図4および図5に基づいて、この発
明の第3実施例に係るねじジャッキ操作用ジョイントお
よびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上
物の持ち上げ方法を説明する。図4は、この発明の第3
実施例に係るねじジャッキ操作用ジョイントの収納時の
断面図である。図5は、この発明の第3実施例に係るね
じジャッキ操作用ジョイントの使用時の断面図である。
図4および図5に示すように、この第3実施例のねじジ
ャッキ操作用ジョイント50は、球受部材13Aに、操
作入力部15に着脱自在に挿着されるジャッキ挿着ケー
ス51を装着した点を特長とする。なお、このジャッキ
挿着ケース51は、ボールジョイント部11Aの出し入
れ自在な収納ケースも兼務する。
明の第3実施例に係るねじジャッキ操作用ジョイントお
よびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上
物の持ち上げ方法を説明する。図4は、この発明の第3
実施例に係るねじジャッキ操作用ジョイントの収納時の
断面図である。図5は、この発明の第3実施例に係るね
じジャッキ操作用ジョイントの使用時の断面図である。
図4および図5に示すように、この第3実施例のねじジ
ャッキ操作用ジョイント50は、球受部材13Aに、操
作入力部15に着脱自在に挿着されるジャッキ挿着ケー
ス51を装着した点を特長とする。なお、このジャッキ
挿着ケース51は、ボールジョイント部11Aの出し入
れ自在な収納ケースも兼務する。
【0034】ジャッキ挿着ケース51は、縦4cm×横
3.5cm×筒長さ7cmの鉄製の四角筒であり、レン
チ連結側の端面およびジャッキ連結側の端面にそれぞれ
開口部51a,51bを有している。これらの開口部5
1a,51bには、それぞれ隣接するケース側板に接触
するまで回動可能なマグネットキャップ52が開閉自在
にヒンジ連結されている。また、ジャッキ挿着ケース5
1のレンチ連結側の開口部51aの両側部は内方へ直角
に屈曲されて、ボールジョイント部11Aの飛び出しを
防ぐストッパ片51cとなっている。一方、球受部材1
3Aの元部には、両ストッパ片51cに掛止される一対
の突片13aが設けられている。しかも、ジャッキ挿着
部16およびレンチ連結部23の両軸線a,bを常に合
致させるさらに別の構造として、球体12の底部中心部
と、球受部材13Aの底部中心部とを1本のコイルばね
(引張スプリング)53により連結している。なお、球
体12と球受部材13Aとの間には、このコイルばね5
3を外周から被うように、ゴム製の似ドーナツ型をした
軸受座部54が介在されている。
3.5cm×筒長さ7cmの鉄製の四角筒であり、レン
チ連結側の端面およびジャッキ連結側の端面にそれぞれ
開口部51a,51bを有している。これらの開口部5
1a,51bには、それぞれ隣接するケース側板に接触
するまで回動可能なマグネットキャップ52が開閉自在
にヒンジ連結されている。また、ジャッキ挿着ケース5
1のレンチ連結側の開口部51aの両側部は内方へ直角
に屈曲されて、ボールジョイント部11Aの飛び出しを
防ぐストッパ片51cとなっている。一方、球受部材1
3Aの元部には、両ストッパ片51cに掛止される一対
の突片13aが設けられている。しかも、ジャッキ挿着
部16およびレンチ連結部23の両軸線a,bを常に合
致させるさらに別の構造として、球体12の底部中心部
と、球受部材13Aの底部中心部とを1本のコイルばね
(引張スプリング)53により連結している。なお、球
体12と球受部材13Aとの間には、このコイルばね5
3を外周から被うように、ゴム製の似ドーナツ型をした
軸受座部54が介在されている。
【0035】次に、この第3実施例のねじジャッキ操作
用ジョイント50の使用法を説明する。まず各マグネッ
トキャップ52をケース側板に接触するまで回動して、
ジャッキ挿着ケース51の両開口部51a,51bを開
口する。そして、レンチ連結側の開口部51aからボー
ルジョイント部11Aを引き出す。この引き出しは、両
突片13aが両ストッパ片51cに当たることで終了す
る。それから、開口部51bを介して、ジャッキ挿着ケ
ース51を操作入力部15に外挿する。または、開口し
たジャッキ挿着ケース51の開口部51b内に操作入力
部(ねじ棒21の端部)15を挿入して、これをソケッ
ト13A端面に当接させる。この結果、レンチ連結部2
3はケース51から飛び出すこととなる。これにより、
ねじジャッキ操作用ジョイント50がねじジャッキ14
に装着される。図5はこの状態を示す。その後、ラチェ
ットレンチ22をレンチ連結部23に装着し、操作によ
りラチェットレンチ22からレンチ連結部23に入力さ
れた回転力が、ボールジョイント部11A,ジャッキ挿
着ケース51を介して操作入力部15に伝達されること
になる。
用ジョイント50の使用法を説明する。まず各マグネッ
トキャップ52をケース側板に接触するまで回動して、
ジャッキ挿着ケース51の両開口部51a,51bを開
口する。そして、レンチ連結側の開口部51aからボー
ルジョイント部11Aを引き出す。この引き出しは、両
突片13aが両ストッパ片51cに当たることで終了す
る。それから、開口部51bを介して、ジャッキ挿着ケ
ース51を操作入力部15に外挿する。または、開口し
たジャッキ挿着ケース51の開口部51b内に操作入力
部(ねじ棒21の端部)15を挿入して、これをソケッ
ト13A端面に当接させる。この結果、レンチ連結部2
3はケース51から飛び出すこととなる。これにより、
ねじジャッキ操作用ジョイント50がねじジャッキ14
に装着される。図5はこの状態を示す。その後、ラチェ
ットレンチ22をレンチ連結部23に装着し、操作によ
りラチェットレンチ22からレンチ連結部23に入力さ
れた回転力が、ボールジョイント部11A,ジャッキ挿
着ケース51を介して操作入力部15に伝達されること
になる。
【0036】このように、収納時、ボールジョイント部
11Aがジャッキ挿着ケース51に収納されるようにし
たので、ジョイント部分にごみなどが付着しにくく、衝
撃などからジョイント部分を保護することができる。し
かも、マグネットキャップ52の磁力によりジャッキ挿
着ケース51が操作入力部15に磁着されるようにした
ので、収納時には各キャップ52の磁着力によりジャッ
キ挿着ケース51を操作入力部15に挿着したまま収納
することができる。これにより、ねじジャッキ操作用ジ
ョイント50を紛失しにくい。なお、このジャッキ挿着
ケース51にマグネットキャップ52を軸着しない設計
変更を行ってもよい。すなわち、マグネットキャップ5
2を取り除いたジャッキ挿着ケース51のジャッキ連結
側の開口部51bの両側縁に、ケース側板から直角にケ
ース内側に折れ曲がった一対のストッパ片55を突出さ
せて、ボールジョイント部11Aが、この開口部51b
から飛び出さないようにしてもよい。図9にはこの一対
のストッパ片55を示している。また、マグネット部分
は一部としてその他の部分を軟鉄製とすることもでき
る。例えば蓋52を軟鉄製とする。または、ケース51
の一片のみを磁性体材で構成することもできる。その他
の構成、作用および効果は、第1実施例と略同様である
ので、説明を省略する。
11Aがジャッキ挿着ケース51に収納されるようにし
たので、ジョイント部分にごみなどが付着しにくく、衝
撃などからジョイント部分を保護することができる。し
かも、マグネットキャップ52の磁力によりジャッキ挿
着ケース51が操作入力部15に磁着されるようにした
ので、収納時には各キャップ52の磁着力によりジャッ
キ挿着ケース51を操作入力部15に挿着したまま収納
することができる。これにより、ねじジャッキ操作用ジ
ョイント50を紛失しにくい。なお、このジャッキ挿着
ケース51にマグネットキャップ52を軸着しない設計
変更を行ってもよい。すなわち、マグネットキャップ5
2を取り除いたジャッキ挿着ケース51のジャッキ連結
側の開口部51bの両側縁に、ケース側板から直角にケ
ース内側に折れ曲がった一対のストッパ片55を突出さ
せて、ボールジョイント部11Aが、この開口部51b
から飛び出さないようにしてもよい。図9にはこの一対
のストッパ片55を示している。また、マグネット部分
は一部としてその他の部分を軟鉄製とすることもでき
る。例えば蓋52を軟鉄製とする。または、ケース51
の一片のみを磁性体材で構成することもできる。その他
の構成、作用および効果は、第1実施例と略同様である
ので、説明を省略する。
【0037】次に、図6に基づいて、この発明の第4実
施例のねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイ
ントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方
法を説明する。図6は、この発明の第4実施例に係るね
じジャッキ操作用ジョイントの斜視図である。図6に示
すように、この第4実施例のねじジャッキ操作用ジョイ
ント60は、その全長が収納時に7cm、使用時に10
cmとなる伸縮可能なジョイントであり、ホイールナッ
トサイズ(例えば直径21mm,19mm)の六角柱の
ジョイント本体61を有している。
施例のねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイ
ントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方
法を説明する。図6は、この発明の第4実施例に係るね
じジャッキ操作用ジョイントの斜視図である。図6に示
すように、この第4実施例のねじジャッキ操作用ジョイ
ント60は、その全長が収納時に7cm、使用時に10
cmとなる伸縮可能なジョイントであり、ホイールナッ
トサイズ(例えば直径21mm,19mm)の六角柱の
ジョイント本体61を有している。
【0038】このジョイント本体61の一側部には、操
作入力部15の掛止孔15aに掛止される掛止凹部62
aを有する掛止フック62が、その外方への突出長さを
フック長さ変更手段63により変更可能に設けられてい
る。この掛止フック62の屈曲幅は、掛止孔15aにゆ
とりをもって掛止できるように1.5cmとしている。
掛止フック62は、図6(A)において、上向きコの字
形に屈曲した鋼鉄製の線材であり、ジョイント本体61
のフック側の端部には、この掛止フック62の直角に折
れ曲がった元部側屈曲部62bを収納する1条の溝部6
1cが刻設されている。なお、この溝部61cは十字溝
でもよい。また、このジョイント本体61の他側部内に
は、仕切り板61aを介して、四角穴を有するレンチ連
結部64が形成されている。または、このフック62の
他の態様として十字型とすることもできる(図6
(B))。これは、操作入力部15の掛止孔15aに係
止することができる構造であればよいことを意味する。
作入力部15の掛止孔15aに掛止される掛止凹部62
aを有する掛止フック62が、その外方への突出長さを
フック長さ変更手段63により変更可能に設けられてい
る。この掛止フック62の屈曲幅は、掛止孔15aにゆ
とりをもって掛止できるように1.5cmとしている。
掛止フック62は、図6(A)において、上向きコの字
形に屈曲した鋼鉄製の線材であり、ジョイント本体61
のフック側の端部には、この掛止フック62の直角に折
れ曲がった元部側屈曲部62bを収納する1条の溝部6
1cが刻設されている。なお、この溝部61cは十字溝
でもよい。また、このジョイント本体61の他側部内に
は、仕切り板61aを介して、四角穴を有するレンチ連
結部64が形成されている。または、このフック62の
他の態様として十字型とすることもできる(図6
(B))。これは、操作入力部15の掛止孔15aに係
止することができる構造であればよいことを意味する。
【0039】このフック長さ変更手段63は、ジョイン
ト本体61に内部形成された断面四角形のスライド孔6
1bと、このスライド孔61bにスライド可能に収納さ
れて、掛止フック62の元部側の端が固着された矩形の
スライド板67と、スライド孔61b内で常にスライド
板67の背後に配置され、しかも掛止フック62を外方
に付勢するスプリング65と、収納時の掛止フック62
を、ジョイント本体61に掛脱自在に掛止する掛止部材
66とを有している。なお、この掛止部材66は、ジョ
イント本体61のフック側の一辺にヒンジ連結されてい
る。
ト本体61に内部形成された断面四角形のスライド孔6
1bと、このスライド孔61bにスライド可能に収納さ
れて、掛止フック62の元部側の端が固着された矩形の
スライド板67と、スライド孔61b内で常にスライド
板67の背後に配置され、しかも掛止フック62を外方
に付勢するスプリング65と、収納時の掛止フック62
を、ジョイント本体61に掛脱自在に掛止する掛止部材
66とを有している。なお、この掛止部材66は、ジョ
イント本体61のフック側の一辺にヒンジ連結されてい
る。
【0040】次に、この第4実施例のねじジャッキ操作
用ジョイント60の使用方法を説明する。使用時には、
突出した掛止フック62の掛止凹部62aを操作入力部
15の掛止孔15aに掛止し、ねじジャッキ14にねじ
ジャッキ操作用ジョイント60を連結する。その後、片
方の手でジョイント本体61を軽く握り、この状態のま
ま、レンチ連結部64に角ドライブ22aが嵌入された
ラチェットレンチ22を左右に回動させる。これによ
り、その回転力がジョイント本体61,掛止フック62
を介して操作入力部15側に伝達される。なお、収納時
には、スプリング65のばね力に抗して掛止フック62
の元部をジョイント本体61内に押し込む。そして、こ
の押し込み状態を、回動されてきた掛止部材66の先端
部により、この掛止フック62の元部側屈曲部62bを
掛止することで保持する。このように、操作入力部15
に着脱自在なねじジャッキ操作用ジョイント60を介し
て、取り扱いが簡単なラチェットレンチ22により、ね
じジャッキ14を操作するようにしたので、使用時に使
いやすく、かつ比較的小さな力でねじジャッキ14を操
作することができる。しかも、収納時にはコンパクトに
収納することができる。
用ジョイント60の使用方法を説明する。使用時には、
突出した掛止フック62の掛止凹部62aを操作入力部
15の掛止孔15aに掛止し、ねじジャッキ14にねじ
ジャッキ操作用ジョイント60を連結する。その後、片
方の手でジョイント本体61を軽く握り、この状態のま
ま、レンチ連結部64に角ドライブ22aが嵌入された
ラチェットレンチ22を左右に回動させる。これによ
り、その回転力がジョイント本体61,掛止フック62
を介して操作入力部15側に伝達される。なお、収納時
には、スプリング65のばね力に抗して掛止フック62
の元部をジョイント本体61内に押し込む。そして、こ
の押し込み状態を、回動されてきた掛止部材66の先端
部により、この掛止フック62の元部側屈曲部62bを
掛止することで保持する。このように、操作入力部15
に着脱自在なねじジャッキ操作用ジョイント60を介し
て、取り扱いが簡単なラチェットレンチ22により、ね
じジャッキ14を操作するようにしたので、使用時に使
いやすく、かつ比較的小さな力でねじジャッキ14を操
作することができる。しかも、収納時にはコンパクトに
収納することができる。
【0041】図7、図8はこの発明の実施例に係るジョ
イント10の他の使用例を示す。この使用例は、ジョイ
ント10のレンチ連結部23をホイールナットサイズの
ナット形状とし、これに車載工具のホイールレンチ10
0を係合させ、このレンチ100をラチェットレンチ2
2で回転させるようにしたものである(図7(A))。
このようにすれば、ホイールレンチ(ソケット型)10
0をそのまま使用して、図7(B)に示すように、タイ
ヤ交換のためのホイールナットを緩めることができる。
タイヤ交換を急ぐ場合に好適な使用方法である。また、
図8に示すように、この中間部材であるホイールレンチ
を使用せず、ラチェットレンチ22で直接ジョイント1
0のレンチ連結部23に連結する場合、ホイルナットサ
イズのナット形状部にラチェットのソケット220を嵌
合する。このホイルナットサイズのソケット220はラ
チェットレンチ22に着脱自在である。
イント10の他の使用例を示す。この使用例は、ジョイ
ント10のレンチ連結部23をホイールナットサイズの
ナット形状とし、これに車載工具のホイールレンチ10
0を係合させ、このレンチ100をラチェットレンチ2
2で回転させるようにしたものである(図7(A))。
このようにすれば、ホイールレンチ(ソケット型)10
0をそのまま使用して、図7(B)に示すように、タイ
ヤ交換のためのホイールナットを緩めることができる。
タイヤ交換を急ぐ場合に好適な使用方法である。また、
図8に示すように、この中間部材であるホイールレンチ
を使用せず、ラチェットレンチ22で直接ジョイント1
0のレンチ連結部23に連結する場合、ホイルナットサ
イズのナット形状部にラチェットのソケット220を嵌
合する。このホイルナットサイズのソケット220はラ
チェットレンチ22に着脱自在である。
【0042】図10、図11はこの発明のさらに他の実
施例を示している。この実施例では、ジャッキ14のね
じ棒21の一端部にボールジョイント部11のソケット
13を溶着したものである。ボール12およびスプリン
グ30さらにレンチ連結部23の構造は上記第1実施例
のそれと同様である。なお、レンチ連結部23はホイー
ルナットサイズのナット形状に角穴を形成してある。こ
の実施例によれば、ジョイント部11がジャッキ14と
一体であるため、工具としてのジョイント部11をジャ
ッキ14とは別に用意する必要がないという利点があ
る。その他の作用効果は第1実施例のそれと同じとな
る。
施例を示している。この実施例では、ジャッキ14のね
じ棒21の一端部にボールジョイント部11のソケット
13を溶着したものである。ボール12およびスプリン
グ30さらにレンチ連結部23の構造は上記第1実施例
のそれと同様である。なお、レンチ連結部23はホイー
ルナットサイズのナット形状に角穴を形成してある。こ
の実施例によれば、ジョイント部11がジャッキ14と
一体であるため、工具としてのジョイント部11をジャ
ッキ14とは別に用意する必要がないという利点があ
る。その他の作用効果は第1実施例のそれと同じとな
る。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、操作入力部に着脱自
在なねじジャッキ操作用ジョイントを介して、取り扱い
が簡単なレンチにより、ねじジャッキを操作するように
したので、ジャッキの使用時に使いやすく、かつ比較的
小さな力でねじジャッキを操作することができる。しか
も、収納時にはコンパクトに収納することもできる。
在なねじジャッキ操作用ジョイントを介して、取り扱い
が簡単なレンチにより、ねじジャッキを操作するように
したので、ジャッキの使用時に使いやすく、かつ比較的
小さな力でねじジャッキを操作することができる。しか
も、収納時にはコンパクトに収納することもできる。
【0044】特に、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1の効果に加えて、収納時にボールジョイント部が
ジャッキ挿着ケースに収納される構造であるので、ジョ
イント部分にごみなどが付着しにくく、衝撃からジョイ
ント部分を保護することができる。しかも、マグネット
キャップの磁力によりジャッキ挿着ケースが操作入力部
に磁着されるので、収納時にはこのキャップの磁着力に
よりジャッキ挿着ケースを操作入力部に挿着したまま収
納できる。その結果、ねじジャッキ操作用ジョイントを
紛失しにくい。
求項1の効果に加えて、収納時にボールジョイント部が
ジャッキ挿着ケースに収納される構造であるので、ジョ
イント部分にごみなどが付着しにくく、衝撃からジョイ
ント部分を保護することができる。しかも、マグネット
キャップの磁力によりジャッキ挿着ケースが操作入力部
に磁着されるので、収納時にはこのキャップの磁着力に
よりジャッキ挿着ケースを操作入力部に挿着したまま収
納できる。その結果、ねじジャッキ操作用ジョイントを
紛失しにくい。
【0045】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または請求項2の効果に加えて、スプリングを利
用して、ジャッキ挿着部の軸線およびレンチ連結部の軸
線が常に合致するので、レンチ連結部へのレンチの連結
が容易になる。
求項1または請求項2の効果に加えて、スプリングを利
用して、ジャッキ挿着部の軸線およびレンチ連結部の軸
線が常に合致するので、レンチ連結部へのレンチの連結
が容易になる。
【図1】この発明の第1実施例に係るねじジャッキ操作
用ジョイントの使用状態の正面図である。
用ジョイントの使用状態の正面図である。
【図2】この発明の第1実施例に係るねじジャッキ操作
用ジョイントの断面図および側面図である。
用ジョイントの断面図および側面図である。
【図3】この発明の第2実施例に係るねじジャッキ操作
用ジョイントの断面図である。
用ジョイントの断面図である。
【図4】この発明の第3実施例に係るねじジャッキ操作
用ジョイントの収納時の断面図である。
用ジョイントの収納時の断面図である。
【図5】この発明の第3実施例に係るねじジャッキ操作
用ジョイントの使用時の断面図である。
用ジョイントの使用時の断面図である。
【図6】この発明の第4実施例に係るねじジャッキ操作
用ジョイントの斜視図である。
用ジョイントの斜視図である。
【図7】この発明の実施例に係るねじジャッキ操作用ジ
ョイントの他の使用例を示す模式図である。
ョイントの他の使用例を示す模式図である。
【図8】この発明の実施例に係るねじジャッキ操作用ジ
ョイントの使用例を示す説明図である。
ョイントの使用例を示す説明図である。
【図9】この発明の第3実施例に係るねじジャッキ操作
用ジョイントのケース部分を示す斜視図である。
用ジョイントのケース部分を示す斜視図である。
【図10】この発明の他の実施例に係るジャッキ使用時
の模式図である。
の模式図である。
【図11】この発明の他の実施例に係るジャッキのジョ
イント部を示す断面図および側面図である。
イント部を示す断面図および側面図である。
10 ねじジャッキ操作用ジョイント、 11 ボールジョイント部、 12 球体(ボール)、 13 球受部材(ソケット)、 14 ねじジャッキ、 15 操作入力部、 16 ジャッキ挿着部、 21 ねじ棒、 22 ラチェットレンチ(レンチ)、 23 レンチ連結部、 24 回転力伝達構造 51 ジャッキ挿着ケース。 51a,51b 開口部 52 マグネットキャップ(蓋) a,b 軸線
Claims (7)
- 【請求項1】 ジョイント本体であるボールジョイント
部を構成する、球体およびこの球体を回動自在に受ける
球受部材を有し、 この球体および球受部材には、パンタグラフ式のねじジ
ャッキの操作入力部に着脱自在に挿着されるジャッキ挿
着部、または、上記ねじジャッキに操作力を与えるレン
チが着脱自在に連結されるレンチ連結部のいずれか一方
ずつが配設され、 しかも、上記球体および球受部材間に、上記レンチでレ
ンチ連結部を回した際の回転力を、上記ジャッキ挿着部
に伝達可能な回転力伝達構造を設けたねじジャッキ操作
用ジョイント。 - 【請求項2】 ジョイント本体であるボールジョイント
部を構成する、球体およびこの球体を回動自在に受ける
球受部材を有し、 上記球体または球受部材の一方には、パンタグラフ式の
ねじジャッキの操作入力部に操作力を与えるレンチが着
脱自在に連結されるレンチ連結部が設けられ、 上記球体または球受部材の他方には、レンチ連結側の端
面およびジャッキ連結側の端面にそれぞれ開口部を有し
て、上記操作入力部に着脱自在に挿着されるジャッキ挿
着ケースが、このケース内に上記ボールジョイント部を
出し入れ可能に設けられ、 上記ジャッキ挿着ケースの両開口部には、それぞれ隣接
するケース側板に接触するまで回動可能なマグネットキ
ャップが開閉自在に軸着され、 しかも、上記球体および球受部材間に、上記レンチでレ
ンチ連結部を回した際の回転力を、上記ジャッキ挿着部
に伝達可能な回転力伝達構造を設けたねじジャッキ操作
用ジョイント。 - 【請求項3】 上記球体は、この球体および球受部材間
に設けられたスプリングを利用して、上記ジャッキ挿着
部の軸線およびレンチ連結部の軸線が常に合致するよう
に球受部材に取り付けられている請求項1または請求項
2に記載のねじジャッキ操作用ジョイント。 - 【請求項4】 ジョイント本体を有し、 このジョイント本体の一側部には、パンタグラフ式のね
じジャッキの操作入力部に着脱自在に掛止される掛止フ
ックが、その外方への突出長さをフック長さ変更手段に
より変更可能に設けられ、 上記ジョイント本体の他側部には、上記ねじジャッキに
操作力を与えるレンチが着脱自在に連結されるレンチ連
結部が設けられ、 上記フック長さ変更手段が、上記ジョイント本体内に収
納されて、上記掛止フックを外方に付勢するスプリング
と、収納時の上記掛止フックを、上記ジョイント本体に
掛脱自在に掛止する掛止部材とを有するねじジャッキ操
作用ジョイント。 - 【請求項5】 上記ジャッキ挿着部は、パンタグラフ式
のねじジャッキの操作入力部に固着された請求項1また
は請求項3に記載のねじジャッキ操作用ジョイント。 - 【請求項6】 パンタグラフ式のねじジャッキの操作入
力部に、ねじジャッキ操作用ジョイントの本体であるジ
ョイント本体の一側部に設けられたジャッキ挿着部を着
脱自在に挿着し、しかも上記ジョイント本体の他側部に
設けられたレンチ連結部にレンチを着脱自在に連結し、 その後、このレンチによりレンチ連結部を回転すること
で、この回転力を、上記ジョイント本体およびジャッキ
挿着部を介して、上記ねじジャッキの操作入力部に入力
するねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法。 - 【請求項7】 パンタグラフ式のねじジャッキの操作入
力部に固着されたジャッキ挿着部のジョイント本体の他
側部に設けられたレンチ連結部に、レンチを着脱自在に
連結し、 その後、このレンチによりレンチ連結部を回転すること
で、この回転力を、上記ジョイント本体およびジャッキ
挿着部を介して、上記ねじジャッキの操作入力部に入力
するねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258705A JP2000087994A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | ねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258705A JP2000087994A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | ねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000087994A true JP2000087994A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17323962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10258705A Pending JP2000087994A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | ねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000087994A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002092687A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-29 | Sanden Corp | 紙葉類収納装置 |
JP2010254161A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Kojima Press Industry Co Ltd | 車両用内装装置 |
JP2013189263A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Purosu:Kk | ジャッキ駆動用ソケット |
KR200476150Y1 (ko) * | 2013-05-02 | 2015-02-04 | 여운 | 농업용 고소작업대 |
CN109274025A (zh) * | 2018-11-07 | 2019-01-25 | 国家电网有限公司 | 一种电力屏柜安装拆卸辅助工具 |
-
1998
- 1998-09-11 JP JP10258705A patent/JP2000087994A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002092687A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-29 | Sanden Corp | 紙葉類収納装置 |
JP2010254161A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Kojima Press Industry Co Ltd | 車両用内装装置 |
JP2013189263A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Purosu:Kk | ジャッキ駆動用ソケット |
KR200476150Y1 (ko) * | 2013-05-02 | 2015-02-04 | 여운 | 농업용 고소작업대 |
CN109274025A (zh) * | 2018-11-07 | 2019-01-25 | 国家电网有限公司 | 一种电力屏柜安装拆卸辅助工具 |
CN109274025B (zh) * | 2018-11-07 | 2024-04-05 | 国家电网有限公司 | 一种电力屏柜安装拆卸辅助工具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7104163B2 (en) | Tool kit | |
KR101151360B1 (ko) | 차량용 잭과 잭핸들의 연결구조 | |
US20200316766A1 (en) | Power tool | |
JP7118343B2 (ja) | ソケット | |
US20070257243A1 (en) | Variable leverage cranking apparatus | |
MX2008001788A (es) | Llave de puntas multiples con horadador de muro seco. | |
JP2000087994A (ja) | ねじジャッキ操作用ジョイントおよびこのジョイントを用いたねじジャッキによる被持上物の持ち上げ方法 | |
US20210205977A1 (en) | Power tool and hook | |
US6367125B1 (en) | Handle assembly preventing a tool from slipping | |
US20070018145A1 (en) | Electrical and manual dual purpose jack lift | |
US6886434B2 (en) | Wrench with a fixed maximum operational torque | |
EP2042270B1 (en) | Rotary tool | |
US6467716B1 (en) | Strap reel adapter | |
US6871390B1 (en) | Spring detachment device for automobile | |
US7077033B2 (en) | Socket wrench for power tool | |
US6808164B2 (en) | Rope tensioning device | |
WO2004048046A1 (ja) | 吊り下げフックを備えた可搬式電動工具 | |
JP2004351538A (ja) | フック付き可搬式電動工具 | |
US20100126317A1 (en) | Alarmed chuck wrench | |
US20030145687A1 (en) | Spanner provided with a drive shaft to rotate a workpiece in case of little working space | |
JP2008309200A (ja) | 係止片付き取付金具、取付金具用電動工具、取付金具施工ユニット | |
JP4000998B2 (ja) | 携帯用工具 | |
US5893542A (en) | Tool displaying device | |
CN211849613U (zh) | 井盖 | |
JPH0518377Y2 (ja) |