JP2000087899A - インレットガイドベーン装置の異音低減装置 - Google Patents

インレットガイドベーン装置の異音低減装置

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JP2000087899A
JP2000087899A JP10259913A JP25991398A JP2000087899A JP 2000087899 A JP2000087899 A JP 2000087899A JP 10259913 A JP10259913 A JP 10259913A JP 25991398 A JP25991398 A JP 25991398A JP 2000087899 A JP2000087899 A JP 2000087899A
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inlet guide
guide vane
vanes
vane
gas
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JP10259913A
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English (en)
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Yutaro Yokokura
雄太郎 横倉
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IHI Corp
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IHI Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Supercharger (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置上のスペースを何ら必要とすることなし
に異音の発生を低減できるインレットガイドべーン装置
の異音低減装置を提供する。 【解決手段】 気体を吸入して圧縮する圧縮装置の吸入
流路7に複数のベーン10を環状に備えて吸入する気体
の流量を調節するようにしているインレットガイドべー
ン装置11の異音低減装置であって、インレットガイド
べーン装置11のベーン10のうちの少くとも1つに代
えて、ベーン本体15の気体吸入方向後端15’に環状
の内側に向けて所要長さで延長された延長部16を有す
る変形ベーン14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インレットガイド
べーン装置の異音低減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、気体を吸入して圧縮するよう
にしているブロワやコンプレッサ等の圧縮装置において
は、圧縮装置の吸入流路に、吸入する気体の流量を調節
するためのインレットガイドべーン装置を備えたものが
ある。
【0003】図3は過給機の断面形状の一例を示したも
のであり、図3の装置では、タービン1の回転により回
転軸2を介してインペラ3(圧縮装置)を回転駆動する
ようになっており、回転軸2の半径方向外方の吸入口4
から取り入れた気体(空気)を、回転軸2を取り囲むよ
うに内壁5と外壁6にて形成されている吸入流路7を介
して前記インペラ3により吸引して圧縮を行い、圧縮し
た気体はディフューザ8を介してスクロール9から取り
出すようになっている。
【0004】前記吸入流路7には、図3、図4に示すよ
うに、複数のベーン10を環形状に配置し、該各ベーン
10を図示しないリンク機構などによって同時に同方向
に回動させてベーン10間の間隔を調整することによ
り、吸入する気体の流量を調節するようにしたインレッ
トガイドべーン装置11が備えられている。
【0005】上記図3及び図4に示した装置において
は、タービン1の駆動により回転軸2を介してインペラ
3が回転されると、吸入口4から気体を取り入れ、その
気体は吸入流路7を経てインペラ3に吸入されることに
より圧縮され、圧縮された気体はディフューザ8を介し
てスクロール9から取り出される。
【0006】このとき、前記インレットガイドべーン装
置11のベーン10の角度を図4に示すように調節して
各ベーン10の相互間隔を調整すると、インペラ3に吸
入される気体の流量を調整することができる。
【0007】しかし、上記したようなインレットガイド
べーン装置11においては、ベーン10が特定開度にな
ったときに異音を発生する場合が生じていた。
【0008】このインレットガイドべーン装置11の異
音を低減するために従来は、図3、図4に示すように、
吸入流路7におけるインレットガイドべーン装置11の
後流側に、吸入流路7内に所要高さで突出するようにし
た複数(図では2個)の追加ベーン12を設置したもの
がある。
【0009】また、図5、図6に示すように、吸入流路
7におけるインレットガイドべーン装置11の後流側
に、回転軸2の軸線方向に沿って伸びるドーサルフィン
と称する複数のフィン13を設けて、インレットガイド
べーン装置11後流の旋回流を阻止するようにしたもの
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般のインペ
ラ3などの圧縮装置における吸入流路7は、複雑でしか
も高い精度で加工された形状を有しており、そのため
に、前記図3、図4に示したような追加ベーン12を設
ける方式においては、追加ベーン12の取付けが困難な
場合が多く、しかも設置できる追加ベーン12の大きさ
にも制限があるという問題を有していた。
【0011】また、図5、図6に示したようなドーサル
フィン13を設ける方式においても、ドーサルフィン1
3の取付けが困難な場合が多く、しかも設置できるドー
サルフィン13の大きさにも制限があり、更に軸方向に
延びているドーサルフィン13は気体の吸入に有効な旋
回流を止めてしまうためにインペラ3(圧縮装置)の圧
縮性能に悪影響を及ぼしてしまうという問題を有してい
た。
【0012】更に、前記図3、図4に示した追加ベーン
12、及び図5、図6に示したドーサルフィン13は、
何れもインレットガイドべーン装置11の後流側に設け
られているために、インレットガイドべーン装置11に
よる異音の発生源から離れており、このために有効な異
音の低減効果が得られないという問題を有していた。
【0013】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、設置スペースを何ら必要とすることな
しに異音の発生を効果的に低減できるインレットガイド
べーン装置の異音低減装置を提供することを目的として
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、気体を吸入し
て圧縮する圧縮装置の吸入流路に複数のベーンを環状に
備えて吸入する気体の流量を調節するようにしているイ
ンレットガイドべーン装置の異音低減装置であって、イ
ンレットガイドべーン装置のベーンのうちの少くとも1
つに代えて、ベーン本体の気体吸入方向後端に前記環状
の内側に向けて所要長さで延長した延長部を有する変形
ベーンを設けたことを特徴とするインレットガイドべー
ン装置の異音低減装置、に係るものである。
【0015】また、変形ベーンが複数備えられており、
且つ該変形ベーンが環状の周方向に等間隔の位置からズ
レた位置に配置されるようにしている。
【0016】本発明によれば、インレットガイドべーン
装置の環状に配置されている複数のベーンのうちの少く
とも1つに代えて、ベーン本体の気体吸入方向後端に、
該後端から環状の内側に向けて所要長さで延長される延
長部を有する変形ベーンを設けるようにしたので、各ベ
ーンの相互間隔から整流状態に吸引された気体を、変形
ベーンの延長部によって乱し、この乱れによって異音の
発生を効果的に低減することができる。
【0017】インレットガイドべーン装置のベーンのう
ちの少くとも1つに代えて変形ベーンを設けるのみであ
るため、設置スペースを何ら必要とすることなしに異音
の低減を達成できる。
【0018】変形ベーンを複数備えるようにした場合に
は、複数の変形ベーンが環状の周方向に等間隔の位置に
ならないように位置をずらして配置すると、整流を乱す
効果が有効に高められて異音の低減効果が高められる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0020】図1は、本発明を実施するインレットガイ
ドべーン装置の異音低減装置の形態例を示したものであ
り、図4と同様にインレットガイドべーン装置11を正
面から見た状態を示している。
【0021】図1に示すように、インレットガイドべー
ン装置11において、環状に備えられている複数のベー
ン10のうちの少くとも1つに代えて、図1、図2に示
すような変形ベーン14を設ける。
【0022】変形ベーン14は、前記ベーン10と同じ
形状を有しているベーン本体15の気体吸入方向後端1
5’に、該後端15’から環状の内側に向けて所要長さ
で延長された延長部16を形成している。上記変形ベー
ン14のベーン本体15後端15’に形成される延長部
16の長さL及び延長部16を環状の内側に延長するベ
ーン本体15に対する曲げ角αは、インレットガイドべ
ーン装置11における異音の発生を最も効果的に低減で
きる大きさに選定する。
【0023】また、変形ベーン14を複数備えるように
した場合には、複数の変形ベーン14が環状の周方向に
等間隔の位置にならないように、例えば図1に示すよう
に等間隔の位置からずらして配置する。
【0024】以下に、上記形態例の作用を説明する。
【0025】図3に示したようなインレットガイドべー
ン装置11においては、複数のベーン10がリンク機構
などによって同時に所定の角度になるように回動される
ようになっており、特にベーン10の開度を絞ってベー
ン10相互の間隔を小さくした時に、狭い間隔から高速
で吸引される気体がきれいに整流されていることによっ
て共鳴現象による異音を生じることが知られており、こ
の異音を低減するためには前記した整流をある程度乱し
てやることが有効である。
【0026】このため、図1、図2に示した形態例で
は、インレットガイドべーン装置11の環状に配置され
ている複数のベーン10のうちの少くとも1つに代え
て、ベーン10と同一形状のベーン本体15の気体吸入
方向後端15’に、該後端15’から環状の内側に向け
て所要長さで延長された延長部16を有する変形ベーン
14を設けるようにしている。
【0027】従って、前記ベーン10の相互間隔から整
流状態に吸引された気体は、前記変形ベーン14の延長
部16によって乱されることになり、この乱れによって
異音の発生が低減されることになる。
【0028】また、上記したように、インレットガイド
べーン装置11のベーン10のうちの少くとも1つに代
えて変形ベーン14を設けるのみであるため、従来のよ
うな追加ベーン12(図3、図4)やドーサルフィン1
3(図5、図6)を設置する場合のような設置スペース
の問題を何ら生じることなく異音を低減させることがで
きる。
【0029】更に、前記したように、インレットガイド
べーン装置11のベーン10の一部に変形ベーン14を
設置しているので、異音の発生源であるインレットガイ
ドべーン装置11において異音の発生を押えることがで
き、よって小さな延長部16でも有効な異音の低減効果
が発揮できる。
【0030】また、既存のインレットガイドべーン装置
11においても、一部のベーン10を変形ベーン14に
取り替えるのみの簡単な作業で異音の発生を低減するこ
とができる。
【0031】変形ベーン14を複数備えるようにした場
合には、複数の変形ベーン14が環状の周方向に等間隔
の位置にならないように、即ち図1に示すように位置を
ずらして配置しているので、前記した整流を乱す効果を
有効に発揮させることができる。
【0032】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、過給機以外の、コンプレッサ或いはブロ
ワなどの圧縮装置に備えられる種々のインレットガイド
べーン装置の異音低減装置として用いることができるこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、インレットガイドべー
ン装置の環状に配置されている複数のベーンのうちの少
くとも1つに代えて、ベーン本体の気体吸入方向後端
に、該後端から環状の内側に向けて所要長さで延長され
る延長部を有する変形ベーンを設けるようにしたので、
各ベーンの相互間隔から整流状態に吸引された気体を、
変形ベーンの延長部によって乱し、この乱れによって異
音の発生を効果的に低減することができる効果がある。
【0034】インレットガイドべーン装置のベーンのう
ちの少くとも1つに代えて変形ベーンを設けるのみであ
るため、設置スペースを何ら必要とすることなしに異音
の低減を達成できる効果がある。
【0035】変形ベーンを複数備えるようにした場合に
は、複数の変形ベーンが環状の周方向に等間隔の位置に
ならないように位置をずらして配置すると、整流を乱す
効果が有効に高められて異音の低減効果が高められる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形態例を示すインレットガイドべーン
装置の正面図である。
【図2】図1の変形ベーンの詳細図である。
【図3】過給機の一例を示す側断面図である。
【図4】図3をIV−IV方向から見たインレットガイ
ドべーン装置と従来の異音低減装置の一例を示す正面図
である。
【図5】従来の異音低減装置の他の例を示す側断面図で
ある。
【図6】図5のVI−VI方向矢視図である。
【符号の説明】
3 インペラ(圧縮装置) 7 吸入流路 10 ベーン 11 インレットガイドべーン装置 14 変形ベーン 15 ベーン本体 15’ 気体吸入方向後端 16 延長部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体を吸入して圧縮する圧縮装置の吸入
    流路に複数のベーンを環状に備えて吸入する気体の流量
    を調節するようにしているインレットガイドべーン装置
    の異音低減装置であって、インレットガイドべーン装置
    のベーンのうちの少くとも1つに代えて、ベーン本体の
    気体吸入方向後端に前記環状の内側に向けて所要長さで
    延長した延長部を有する変形ベーンを設けたことを特徴
    とするインレットガイドべーン装置の異音低減装置。
  2. 【請求項2】 変形ベーンが複数備えられており、且つ
    該変形ベーンが環状の周方向に等間隔の位置からズレた
    位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    インレットガイドべーン装置の異音低減装置。
JP10259913A 1998-09-14 1998-09-14 インレットガイドベーン装置の異音低減装置 Pending JP2000087899A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509371A (ja) * 2008-01-11 2011-03-24 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可変のタービンジオメトリのためのガイドベーン
JPWO2013128539A1 (ja) * 2012-02-27 2015-07-30 三菱重工コンプレッサ株式会社 回転機械
US10954960B2 (en) 2016-02-12 2021-03-23 Ihi Corporation Centrifugal compressor

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