JP2000086177A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JP2000086177A
JP2000086177A JP10259601A JP25960198A JP2000086177A JP 2000086177 A JP2000086177 A JP 2000086177A JP 10259601 A JP10259601 A JP 10259601A JP 25960198 A JP25960198 A JP 25960198A JP 2000086177 A JP2000086177 A JP 2000086177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 稼働率を改善し、製本処理の高速化を図る昇
降装置を提供すること。 【解決手段】 モ−タの出力軸9aには平プ−リ14、
タイミングプ−リ16が固定され、平プ−リ13、14
間には平ベルト17が、タイミングプ−リ15、16と
の間にはタイミングベルト18が張架される。平プ−リ
13、14からなる動力伝達系と、タイミングプ−リ1
5、16からなる動力伝達系の減速比を変えて、平ベル
ト17は高速で、タイミングベルト18は低速で回動さ
れる。ウオ−ム軸8aは用紙束を積載するパレットの昇
降機構に連結されており、ロ−ラクラッチ11、12と
電磁クラッチ19、テンショナ−20との作用により、
用紙束を積載したパレットを低速で降下させ、また低速
で上昇させる。空のパレットは高速で上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製本処理機構等に
適用される昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製本処理においては、印刷された複数枚
の用紙を丁合機を用いて頁順に丁合し1冊分の用紙束を
形成して順次用紙集積部に搬送し、一定数の用紙束が用
紙集積部に蓄積されるとこれらの用紙束は用紙集積部か
ら綴じ処理等の次工程に運搬される場合がある。
【0003】図9は、丁合機Aと用紙集積部Bの配置の
一例を示す概略の側面図である。図において、丁合機A
は、縦方向に8段の給紙段aが設けられており、各給紙
段毎に同一頁の用紙K1〜K8が所定枚数づつ収納され
ている。各給紙段の給紙側には給紙ロ−ラbが配置され
ており、各給紙段から給紙ロ−ラにより搬出された用紙
は縦方向搬送ベルトcに給紙される。
【0004】各給紙段から縦方向搬送ベルトcに給紙さ
れた用紙は、縦方向に搬送されながら順次重ねられて頁
順に丁合されて1冊分の用紙束Pが形成され、横方向搬
送ベルトdに供給される。用紙束は、横方向搬送ベルト
dから案内部eを介して用紙集積部Bに搬送される。
【0005】用紙集積部Bには用紙積載用のパレットD
が配置されており、丁合機Aから搬送された用紙束Pを
順次積載する。パレットDは、用紙束Pが積載されると
図示しない昇降装置が動作して矢視Q1方向に降下し、
案内部eとの位置合わせをして次に搬送される用紙束が
先に搬入された用紙束Pの上に重なるようにする。
【0006】以下、用紙束が搬送される毎にパレットD
は矢視Q1方向に降下し、パレットDの位置が所定の高
さに低下するとパレットDを停止して、積載された用紙
束を次工程に運搬する。空になったパレットDは、昇降
装置が動作して矢視Q2方向に上昇し、案内部eとの位
置合わせがなされる。なお、用紙束が積載され昇降装置
で一旦下降されたパレットDを用紙束が積載されたまま
矢視Q2方向に上昇させて、次工程への運搬手段との位
置合わせをして当該運搬手段に用紙束を移載する場合も
ある。
【0007】用紙集積部Bに設けたパレットDには、上
記のように順次用紙束が積載され、その都度所定の距離
だけ降下させていくので、パレットDを昇降させる昇降
装置は、低速で大きなトルクにより駆動することが必要
となる。このように、パレットDは低速で降下させてい
るが、パレットDから用紙束を次工程の運搬手段に移載
して空となった後には、高速でパレットDを上昇させれ
ば昇降装置は効率良く稼働する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昇降装
置の稼働率を改善するために空のパレットを高速で上昇
させるためには、モ−タの速度制御装置が必要になり、
コストが高くなるという問題があった。また、パレット
Dの上昇動作時には、空の状態の場合と用紙束が積載さ
れた状態の場合があり、昇降装置を駆動するモ−タの負
荷が相違する。このため、モ−タの速度制御装置を設け
ても、パレットDの上昇動作時にはパレットDの積載状
態に応じて、作業者がモ−タ速度を低速と高速に切り替
える必要があり、操作が複雑になるという問題がある。
【0009】特に、最近では丁合機の動作速度が高速に
なっているが、用紙集積部においては、用紙束を積載す
るパレットを低速で昇降動作させているので、製本処理
の高速化が図れないという問題があった。
【0010】本発明はこのような問題に鑑み、コストを
上昇させることなく昇降装置の稼働率を改善すると共に
作業者の作業負担を軽減し、また、製本処理の高速化を
図る昇降装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
係る発明において、昇降装置を、物体の積載部と、該積
載部を昇降する昇降手段と、モ−タと、モ−タが正転ま
たは逆転したときの駆動力を昇降手段に伝達する動力伝
達機構とからなり、前記動力伝達機構に、それぞれの減
速比が異なる値に設定されて高速で動作する第1の動力
伝達手段および低速で動作する第2の動力伝達手段と、
積載部の積載重量に応じて第1の動力伝達手段の動力伝
達経路を形成または遮断する調整手段と、モ−タの駆動
力を昇降手段に伝達する経路を前記第1の動力伝達手段
または第2の動力伝達手段に切り替える切り替え手段を
設け、モ−タの駆動力を昇降手段に伝達する経路を第2
の動力伝達手段に切り替えて、積載重量の大きな積載部
を低速で降下または上昇させ、モ−タの駆動力を昇降手
段に伝達する経路を第1の動力伝達手段に切り替えて、
積載重量の小さな積載部を高速で上昇させる構成とする
ことにより達成される。
【0012】また、請求項2に係る発明は請求項1に記
載の昇降装置において、前記物体の積載部は、丁合機か
ら搬送される用紙束を積載するパレットである構成とし
ている。
【0013】請求項1に係る発明においては、モ−タの
駆動力を、高速で動作する第1の動力伝達手段および低
速で動作する第2の動力伝達手段を介して昇降手段に伝
達し、積載重量に応じて第1の動力伝達手段の動力伝達
経路を形成または遮断する調整手段を設け、積載部を上
昇させる際には、積載重量に応じて低速または高速に自
動的に速度を切り替えているので、高価な速度制御装置
を用いることなく昇降装置の稼働率を向上させることが
できる。また、昇降装置の速度切り替えに作業者の操作
は不要であり、作業負担を軽減できる。
【0014】また、請求項2に係る発明においては、丁
合機から排出される用紙束を積載するパレットが空の場
合には、高速でパレットを上昇させるので、製本処理の
高速化が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る装置の実施の
形態について図を参照して説明する。図2は、昇降装置
1の概略の正面図、図3は図2の矢視S方向からみた概
略の側面図である。図2、図3において、昇降装置1に
は、用紙束Pが積載されるパレット2、パレット2を昇
降するフォ−ク3が設けられている。フォ−ク3は、係
合部4a、4bによりチェ−ン5a、5bと係合されて
いる。
【0016】チェ−ン5aは回転ロ−ラ6a、6cに掛
け渡されており、チェ−ン5bは回転ロ−ラ6b、6d
に掛け渡されている。回転ロ−ラ6a、6bは回転軸1
0に固定され、回転ロ−ラ6c、6dはウオ−ムホイ−
ル軸7aに固定されている。8はウオ−ム、8aはウオ
−ム軸で、モ−タ9の駆動力が後述する動力伝達機構を
介してウオ−ム軸8aに伝達される。ウオ−ム軸8aの
回転によりウオ−ム8と噛み合っているウオ−ムホイ−
ル7が回転し、ウオ−ムホイ−ル軸7aが回転する。ウ
オ−ムホイ−ル軸7aの回転により、チェ−ン5a、5
bは同方向に回動される。
【0017】チェ−ン5a、5bの回動により、チェ−
ン5a、5bと係合されている係合部4a、4bがモ−
タ9の回転方向に応じて上昇または下降し、係合部4
a、4bの動作と連動してフォ−ク3、パレット2も上
昇または下降する。
【0018】図1は、ウオ−ム8とモ−タ9との間に設
けられている動力伝達機構の構成を示す側面図である。
図1において、モ−タ9の出力軸9aには平プ−リ1
4、タイミングプ−リ16が固定される。13は平プ−
リ、15はタイミングプ−リで、平プ−リ13と平プ−
リ14間には平ベルト17が張架されており、また、タ
イミングプ−リ15とタイミングプ−リ16との間には
タイミングベルト18が張架されている。
【0019】平プ−リ13はタイミングプ−リ15より
も直径が小さく、平プ−リ13と平プ−リ14からなる
動力伝達系の減速比と、タイミングプ−リ15とタイミ
ングプ−リ16からなる動力伝達系の減速比は相違して
いる。
【0020】このため、モ−タ9を駆動すると同一の出
力軸9aから平プ−リ13とタイミングプ−リ15に駆
動力が伝達されるが、平プ−リ13と平プ−リ14から
なる動力伝達系に張架されている平ベルト17は高速
で、また、タイミングプ−リ15とタイミングプ−リ1
6からなる動力伝達系に張架されているタイミングベル
ト18は低速で回動される。
【0021】すなわち、平プ−リ13と平プ−リ14か
らなる動力伝達系に張架されている平ベルト17は高速
の動力伝達手段、また、タイミングプ−リ15とタイミ
ングプ−リ16からなる動力伝達系に張架されているタ
イミングベルト18は低速の動力伝達手段として機能し
ている。
【0022】11はウオ−ム軸8aと平プ−リ13との
間に配置されているロ−ラクラッチ、12はウオ−ム軸
8aとタイミングプ−リ15との間に配置されているロ
−ラクラッチで、各ロ−ラクラッチ11、12は平プ−
リ13とタイミングプ−リ15の回転方向に応じて、モ
−タ9からウオ−ム軸8aへの駆動力の伝達がオン、オ
フされる。
【0023】タイミングプ−リ15の一方側面にはフラ
ンジ15aが形成されており、このフランジ15aに磁
性板15bが固定されている。ウオ−ム軸8aにキ−8
cにより固定されているフランジ8bが磁性板15bと
対向して配置されている。19は電磁クラッチである。
電磁クラッチ19をオンにすると、磁力線が発生して磁
性板15bは矢視U1方向に吸引され、フランジ8bに
吸着する。このため、タイミングプ−リ15の駆動力が
磁性板15bとフランジ8bとの連結部を通してウオ−
ム軸8aに伝達され、ウオ−ム軸8aが回転する。
【0024】電磁クラッチ19をオフにすると磁性板1
5bに作用していた磁力線は消滅し、磁性板15bは矢
視U2方向に落下して、磁性板15bとフランジ8bと
の連結が解消され、タイミングプ−リ15の駆動力はウ
オ−ム軸8aには伝達されない。このように、電磁クラ
ッチ19をオン、オフすることにより、タイミングプ−
リ15を介してモ−タ9からウオ−ム軸8aへの駆動力
が伝達、または遮断される。20は平ベルト17に荷重
を掛けるテンショナ−、21はテンショナ−20のア−
ムである。
【0025】次に、図1に示した動力伝達機構の動作に
ついて図4〜図8により説明する。図4は、パレット2
に用紙束Pを積載して下降させる状態を示す動力伝達機
構の側面図である。図4において、モ−タ9が矢視R1
方向に回転すると、平ベルト17は矢視H1方向に回動
し、タイミングベルト18は矢視L1方向に回動する。
この際には、平プ−リ13は矢視Y1方向に、またタイ
ミングプ−リ15は矢視X1方向に回転し、ロ−ラクラ
ッチ11とロ−ラクラッチ12は空転し、平プ−リ13
とタイミングプ−リ15からはモ−タ9の駆動力は伝達
されない。
【0026】電磁クラッチ19がオフの状態では、磁性
板15bとフランジ8bとの間には空隙が形成されてお
り、タイミングプ−リ15とフランジ8bとの間にはモ
−タ9の駆動力の伝達経路は形成されない状態となって
いる。電磁クラッチ19をオンにすると、前記のように
磁性板15bがフランジ8bに吸着し、タイミングプ−
リ15の駆動力がフランジ8bに伝達され、ウオ−ム軸
8aが矢視W1方向に回転する。
【0027】この際のモ−タ9の駆動力は、タイミング
プ−リ15とタイミングプ−リ16に張架されているタ
イミングベルト18により低速で伝達されるので、ウオ
−ム軸8aは低速で回転する。ウオ−ム軸8aの回転に
より、ウオ−ム8、ウオ−ムホイ−ル7、ウオ−ムホイ
−ル軸7a、チェ−ン5a、5bを介してフォ−ク3に
モ−タ9の駆動力が伝達され、用紙束Pを積載したパレ
ット2は低速で下降する。
【0028】次に、用紙束を搬出して空となったパレッ
ト2を上昇させる動作について、図5、図6により説明
する。図5は動力伝達機構の平面図、図6は動力伝達機
構の側面図である。図5において、テンショナ−20の
ア−ム21の先端にはバネ22を係止し、バネ22の他
端は固定部23により固定する。空となったパレット2
を上昇させる場合には、電磁クラッチ19をオフの状態
として、フランジ8bにタイミングプ−リ15から駆動
力が伝達されないようにしておく。
【0029】図6において、モ−タ9は図4のパレット
2を下降する回転方向とは反対方向の矢視R2方向に回
転させる。この際に、平ベルト17は矢視H2方向に回
動し、タイミングベルト18は矢視L2方向に回動す
る。このため、平プ−リ13はロ−ラクラッチ11をロ
ックする方向の矢視Y2方向に回転し、またタイミング
プ−リ15はロ−ラクラッチ12をロックする方向の矢
視X2方向に回転する。
【0030】このため、平プ−リ13とタイミングプ−
リ15の双方からウオ−ム軸8aへモ−タ9の駆動力が
伝達されようとする。しかしがら、平プ−リ13と平プ
−リ14からなる動力伝達系の減速比と、タイミングプ
−リ15とタイミングプ−リ16からなる動力伝達系の
減速比は、前記のように相違しており、平プ−リ13と
タイミングプ−リ15の回転数が異なっている。
【0031】このため、ウオ−ム軸8aは高速側の平プ
−リ13により駆動力が伝達され、低速側のタイミング
プ−リ15は相対的には空転することになり、タイミン
グプ−リ15からはウオ−ム軸8aには駆動力は伝達さ
れない。ウオ−ム軸8aは、図5、図6に示すように矢
視W2方向に高速で回転し、パレット2を高速で上昇さ
せる。
【0032】次に、用紙束Pを積載した状態でパレット
2を上昇させる動作について、図7、図8により説明す
る。図7は動力伝達機構の平面図、図8は動力伝達機構
の側面図である。モ−タ9は、図6の場合と同様に矢視
R2方向に回転させる。また、この場合にも、電磁クラ
ッチ19をオフの状態として、フランジ8bにタイミン
グプ−リ15から駆動力が伝達されないようにしてお
く。
【0033】平ベルト17は矢視H2方向に回動し、タ
イミングベルト18は矢視L2方向に回動する。このた
め、平プ−リ13は矢視Y2方向に、またタイミングプ
−リ15は矢視X2方向に回転するので、平プ−リ13
はロ−ラクラッチ11をロックする方向の矢視Y2方向
に回転し、またタイミングプ−リ15はロ−ラクラッチ
12をロックする方向の矢視X2方向に回転する。上記
図5、図6の例で説明したように、当初はタイミングベ
ルト18とロ−ラクラッチ12は相対的に空転し、平プ
−リ13から駆動力を伝達され、ウオ−ム軸8aは矢視
W2方向に回転する。
【0034】ところが、この場合にはパレット2に用紙
束Pが積載されているので、パレットが空の場合に比較
して、ウオ−ム軸8aが矢視W2方向に回転する際の負
荷トルクが増大する。このため、図5の場合と比較して
平ベルト17のテンションが増大し、テンショナ−20
は矢視T方向に押し戻される。したがって、平ベルト1
7の平プ−リ13と平プ−リ14との張架位置は、破線
17aの位置から実線の位置に変更される。
【0035】このように、平ベルト17は平プ−リ13
と平プ−リ14との間で緩められた状態で張架されるの
で、平ベルト17と平プ−リ13との間でスリップが生
じる。その結果、高速側の平プ−リ13からの駆動力が
低下して、ウオ−ム軸8aを回転させるに必要なトルク
が得られなくなる。すなわち、テンショナ−20は、パ
レット2を上昇させる際の積載重量に応じて、モ−タ9
とウオ−ム軸8aとの間に形成される高速側の駆動力伝
達経路を、自動的に形成または遮断を行なう調整手段と
して機能し、一種のトルクコンバ−タとして作用してい
ることになる。
【0036】上記のように平ベルト17と平プ−リ13
との間でスリップが生じるので、平プ−リ13からウオ
−ム軸8aにモ−タ9の駆動力を伝達することができな
くなるが、相対的に空転していたロ−ラクラッチ12は
タイミングプ−リ15とロックすることになって、タイ
ミングプ−リ15からウオ−ム軸8aにモ−タ9の駆動
力を伝達する。このため、ウオ−ム軸8aは低速で回転
し、用紙束Pが積載されたパレット2は低速で上昇す
る。
【0037】上記のように本発明においては、モ−タ9
の駆動力をウオ−ム軸8aに伝達する駆動力伝達機構
に、高速と低速で動作する異なる2つの駆動力伝達手段
と、パレット2を上昇させる際の積載重量に応じて高速
側の駆動力伝達経路を、自動的に形成または遮断を行な
う調整手段としてのテンヨナ−と、高速と低速で動作す
る異なる2つの駆動力伝達手段を切り替える電磁クラッ
チおよびロ−ラクラッチを設ける構成としている。この
ような構成とすることにより、モ−タの速度制御装置が
不要で、また、作業者の操作を要することなく、負荷ト
ルクが異なる昇降装置の可変速制御を行なうことができ
る。
【0038】上記の例では、用紙束を積載したパレット
を昇降する昇降装置の動作について説明した。本発明
は、このような昇降装置のみならず、物体を積載した積
載部を昇降する昇降装置に一般的に適用できるものであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
においては、モ−タの駆動力を、高速で動作する第1の
動力伝達手段および低速で動作する第2の動力伝達手段
を介して昇降手段に伝達し、積載重量に応じて第1の動
力伝達手段の動力伝達経路を形成または遮断する調整手
段を設け、積載部を上昇させる際には、積載重量に応じ
て低速または高速に自動的に速度を切り替えているの
で、高価な速度制御装置を用いることなく昇降装置の稼
働率を向上させることができ、また、昇降装置の速度切
り替えに作業者の操作は不要であり、作業負担を軽減で
きる。
【0040】また、請求項2に係る発明においては、丁
合機から排出される用紙束を積載するパレットが空の場
合には、高速でパレットを上昇させるので、製本処理の
高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の昇降装置に適用される動
力伝達機構の一例を示す側面図である。
【図2】昇降装置の正面図である。
【図3】昇降装置の側面図である。
【図4】動力伝達機構の動作例を示す側面図である。
【図5】動力伝達機構の動作例を示す平面図である。
【図6】動力伝達機構の動作例を示す側面図である。
【図7】動力伝達機構の動作例を示す平面図である。
【図8】動力伝達機構の動作例を示す側面図である。
【図9】丁合機と用紙集積部との配置関係を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 昇降装置 2 パレット 3 フォ−ク 5a、5b チェ−ン 7 ウオ−ムホイ−ル 7a ウオ−ムホイ−ル軸 8 ウオ−ム 8a ウオ−ム軸 8b フランジ 9 モ−タ 11、12 ロ−ラクラッチ 13、14 平プ−リ 15、16 タイミングプ−リ 15b 磁性板 17 平ベルト 18 タイミングベルト 19 電磁クラッチ 20 テンショナ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀井 良行 滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601番 地 ホ リゾン・インターナショナル株式 会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AC04 BA02 BD02 CA09 CA11 CA33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の積載部と、該積載部を昇降する昇
    降手段と、モ−タと、モ−タが正転または逆転したとき
    の駆動力を昇降手段に伝達する動力伝達機構とからな
    り、前記動力伝達機構に、それぞれの減速比が異なる値
    に設定されて高速で動作する第1の動力伝達手段および
    低速で動作する第2の動力伝達手段と、積載部の積載重
    量に応じて第1の動力伝達手段の動力伝達経路を形成ま
    たは遮断する調整手段と、モ−タの駆動力を昇降手段に
    伝達する経路を前記第1の動力伝達手段または第2の動
    力伝達手段に切り替える切り替え手段を設け、モ−タの
    駆動力を昇降手段に伝達する経路を第2の動力伝達手段
    に切り替えて、積載重量の大きな積載部を低速で降下ま
    たは上昇させ、モ−タの駆動力を昇降手段に伝達する経
    路を第1の動力伝達手段に切り替えて、積載重量の小さ
    な積載部を高速で上昇させることを特徴とする昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 前記物体の積載部は、丁合機から搬送さ
    れる用紙束を積載するパレットであることを特徴とする
    請求項1に記載の昇降装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102530629A (zh) * 2012-01-12 2012-07-04 广东华大集成技术有限责任公司 薄片自动堆放装置

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