JP2000085864A - デリバリーシステム - Google Patents

デリバリーシステム

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JP2000085864A
JP2000085864A JP10255187A JP25518798A JP2000085864A JP 2000085864 A JP2000085864 A JP 2000085864A JP 10255187 A JP10255187 A JP 10255187A JP 25518798 A JP25518798 A JP 25518798A JP 2000085864 A JP2000085864 A JP 2000085864A
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delivery system
sensor
dispensing device
control device
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Satoshi Mekata
聡 目加多
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Osaka Shipbuilding Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/38Details of the container body
    • B65D83/384Details of the container body comprising an aerosol container disposed in an outer shell or in an external container

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物を放出する分与装置の状態を検出し、
作動が適切であるか、内容物の残量が充分であるかなど
のデータを管理者に知らしめ、システム全体の適切な運
用を確保しうるデリバリーシステムを提供する。 【解決手段】 内容物を放出する分与装置1、2、3
と、それらの分与装置の放出状態を検出する放出センサ
19、重量センサ19a、残量を検出する残量センサ2
8と、それらのセンサによって得られた信号を発信する
受発信器15、27と、それらの分与装置に所定のプロ
グラムに沿って放出命令を出すと共に、各センサからの
信号を受信して、適切な命令を発するコンピュータ4と
を備えているデリバリーシステムA。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデリバリーシステム
に関する。さらに詳しくは、エアゾール製品や蒸散装置
などの分与装置により、液状ないし粉末状などの内容物
を噴射または蒸散させるシステムの改良に関する。さら
に本発明は、そのようなデリバリーシステムに用いるコ
ントロール装置およびデリバリーシステムを用いた使用
時点管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エアゾール製品にタイマーな
どを設け、消臭剤や芳香剤などを一定時間ごとに噴射す
ることができる機構が提案されている(たとえば特開昭
47−18018号公報、特公昭54−10727号公
報、特公昭52−16806号公報など参照)。また、
犬の吠え声や人の侵入などの周囲の状況を検出するセン
サを設け、センサが感知した信号に基づいて自動的に内
容物を噴出させるエアゾール噴射装置も提案されている
(特開昭61−232177号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のエアゾール
噴射装置などでは、定時に、あるいは周囲の状況によっ
てエアゾール製品を作動させることは可能である。しか
し内容物がなくなったときや押しボタンやステム孔など
で詰まりが生じて噴射できなくなったとき、反対に噴射
が止まらないなどのアクシデントが生じたときは、対処
されないまま放置される可能性がある。また、発信など
に対する応答がないため、作動が正常に行われたのかど
うか、対象物の状態がわからないという問題もある。
【0004】本発明は内容物を放出する分与装置の状態
を検出し、作動が適切であるか、内容物の残量が充分で
あるかなどのデータを管理者に知らしめ、トラブルなど
に対する対処を迅速に行うことができ、エアゾール装置
などの分与装置の適切な運用を確保しうるデリバリーシ
ステムを提供することを技術課題とするものである。さ
らに本発明はそのようなデリバリーシステムに用いるコ
ントロール装置およびデリバリー装置を用いた使用時点
管理システムを提供することを技術課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のデリバリーシス
テムは、内容物を放出する分与装置と、その分与装置の
状態を検出するセンサと、そのセンサの検出信号を処理
するコントロール装置とを備えていることを特徴として
いる。このようなデリバリーシステムでは、前記コント
ロール装置が内容物の放出を命令する信号を発生する手
段を備えており、分与装置がコントロール装置からの信
号により内容物を放出する機能を備えているものが好ま
しい。さらに、前記コントロール装置がセンサからの信
号に応じて所定の命令を出す手段を備えているものが好
ましい。
【0006】前記センサは、放出した内容物の空気中の
濃度、噴射による分与装置の重量変化、噴射部近辺の光
の透過度、噴射部近辺の温度、噴射音のいずれか1つま
たは2以上を検出するものが好ましい。さらに異なる物
理量を検出するセンサを複数個設けるようにしてもよ
い。また前記コントロール装置を他の情報処理装置と接
続し、または他の一次情報処理装置を介してネットワー
ク化するようにしてもよい。
【0007】本発明のコントロール装置は、前述のデリ
バリーシステムに用いるコントロール装置であって、セ
ンサからの信号に基づいて分与装置の残存量のデータを
算出する機能を備えていることを特徴としている。この
ようなコントロール装置では、分与装置の残存量のデー
タに基づいて補充を要請する表示を行うものが好まし
い。さらに分与装置の残存量のデータに基づいて、交換
用の分与装置の発注を行うように構成してもよい。
【0008】本発明の使用時点管理システムは、複数セ
ットの前述のデリバリーシステムと、それらの複数セッ
トのデリバリーシステムからの情報を管理する装置とを
備えていることを特徴としている。このような使用時点
管理システムでは、生産、販売および実使用の各場を接
続する手段を備えているものが好ましい。
【0009】
【作用および発明の効果】本発明のデリバリーシステム
では、分与装置が作動したとき、センサが分与装置の作
動状態を検出し、コントロール装置がその検出信号を処
理する。したがってその処理された検出信号に基づき、
たとえばシステムの管理者が分与装置の状態を容易に把
握することができ、必要に応じて分与装置の修理や交換
などの対処をしたり、あるいは自動的に再噴射や交換品
の発注などの処置を行わせることができる。
【0010】コントロール装置が内容物の放出を命令す
る信号を発生する手段を有し、分与装置がその信号によ
り内容物を放出するデリバリーシステムでは、分与装置
による内容物の噴射や蒸散などの放出を自動的に行うこ
とができる。なお命令手段は定期的に放出の命令を出す
ものでもよく、周囲の状況に応じて命令を出すものであ
ってもよい。コントロール装置がセンサからの信号に応
じて所定の命令を出す手段を備えているデリバリーシス
テムでは、コントロール装置はセンサからの検出信号を
処理すると共に、その信号に応じて適切な命令を発す
る。そのためシステムの適切な運用を計ることができ
る。
【0011】前記センサが、放出した内容物の空気中の
濃度、噴射による分与装置の重量変化、噴射部近辺の光
の透過度、噴射部近辺の温度、噴出音のいずれか1つま
たは2以上を検出するデリバリーシステムでは、それら
の検出データにより、噴射の有無を検出したり、1回の
放出量を算出することができる。それにより噴出量の増
減や分与装置の交換などの適切な対応をとることができ
る。センサを2種以上設けたデリバリーシステムでは、
得られた検出値からより正確な状況判断を行うことがで
きる。
【0012】コントロール装置を他の情報処理装置と接
続したり、他の一次情報処理装置を介してネットワーク
化したデリバリーシステムでは、たとえば家のメインコ
ンピュータに接続することにより、1個所で複数の装置
をコントロールすることができ、また、販売元のコンピ
ュータと接続して、交換用の分与装置を購入するなど、
システムの機能をさらに大きく展開することができる。
【0013】本発明のコントロール装置は、センサから
の信号に基づいて分与装置の残存量を算出するので、残
存量を容易に確認することができる。また、コントロー
ル装置の残存量のデータに基づいて補充を要請する表示
を行うものでは、内容物がなくなる直前など、適切な時
期に分与装置を準備しておいたり、あるいは交換してお
くことができる。さらに残存量のデータに基づいて交換
用の分与装置を発注するコントロール装置を用いると、
自動的に新たな分与装置が発注されるので、使用者およ
び販売者の双方にとって便利である。
【0014】本発明の使用時点管理システムは、複数セ
ットのデリバリーシステムと、それらのデリバリーシス
テムからの情報を管理する装置を備えているので、種々
の分与装置の集中的な管理が可能であり、しかも、使用
時点で必要とされる処置を直ちに行うことができる。さ
らに生産、販売、実使用の各場を接続する手段を備えて
いる管理システムでは、家庭などにおける使用状況を生
産量や在庫量などに直ちに反映することができるので、
スムーズな生産・販売のサイクルを確立することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明のデリバリーシ
ステムの一実施形態を示す系統図、図2、図3および図
4はそれぞれそのシステムに用いる分与装置の異なる実
施形態を示す側面図および断面図、図5はそのシステム
の制御の流れの一実施形態を示すフローチャート、図6
はそのシステムの制御の流れの他の実施形態を示す部分
的なフローチャート、図7は本発明の使用時点管理シス
テムの一実施形態を示すブロック図である。
【0016】図1に示すデリバリーシステムAは、芳香
剤などを噴出または蒸散させる分与装置1、2、3と、
それらの分与装置を制御するコンピュータ4と、使用者
が手元で命令を出すためのリモートコントロールユニッ
ト5と、室内の状況を検出するための室内センサ6とを
備えている。なお符号7は、タイマー機構ないしプログ
ラム運転が可能なエアコンディショナである。この実施
形態では、コンピュータ4およびリモートコントロール
ユニット5が特許請求の範囲におけるコントロール装置
である。
【0017】前記分与装置1、2、3は、たとえば種類
の異なる芳香剤や消臭剤などの内容物Nを充填したエア
ゾールタイプの分与装置1、2と、蒸散タイプの分与装
置3などを含む。左端に示すエアゾールタイプの分与装
置1は、図2に示すように、容器本体10と、その上端
開口部にクリンプした従来公知のバルブ11と、そのバ
ルブのステム12を押し操作、あるいは傾倒操作するた
めの電動アクチュエータ13とを備えている。さらに電
動アクチュエータ13の駆動源、たとえばモータMやソ
レノイドアクチュエータなどを駆動制御するための電源
および電気回路を備えた制御部14が容器本体1の上部
に設けられ、コンピュータ4との信号をやりとりするた
めの受発信器15およびアンテナ16が設けられてい
る。分与装置1の容器本体10には、たとえばフレッシ
ュな気分にさせる柑橘系の芳香剤や、リラックスさせる
ラベンダー系の芳香剤などの内容物Nが充填されてい
る。内容物は粉末状のものであってもよい。制御部14
は分与装置の一部として説明しているが、コントロール
装置の一部と解することもできる。
【0018】さらにこの分与装置1では、ノズル18か
ら噴射された内容物を検出するための放出センサ19
が、ノズル18を挟むように設けられている。ノズル1
8は霧状に放出するものでもよく、液状のまま放出する
もの、あるいは泡状で放出するものであってもよい。放
出センサ19は制御部14および受発信器15を介して
コンピュータ4に検出信号を送るためのものである。放
出センサ19は、単に噴射の有無のみを検出するもので
あってもよく、さらに噴出量に関連するデータを定量的
に検出するものであってもよい。噴出の有無あるいは噴
出量に関連するデータとしては、噴射部近辺の空気中の
内容物の濃度、噴射部近辺の光の透過度、噴射部近辺の
温度、噴射音などがあげられる。すなわち噴出量が多い
場合は、濃度が上昇し、光の透過度が低下し、気化熱に
より温度が低下し、あるいは噴射音が増大するため、そ
れらのデータで噴出量を定量的に検出しうる。また、そ
れらのセンサを組み合わせたものであってもよい。電動
アクチュエータ13は、制御部14からの信号を受けて
一定量だけステム12を押し操作するものであってもよ
く、バルブ11が流量調整用のバルブである場合は、ス
テム12の操作量を無段階ないし段階的に調節できるも
のであってもよい。
【0019】2番目の分与装置2は、図4に示すよう
に、エヤゾール製品2aと、そのエヤゾール製品を交換
可能に載置するスタンド2bとから構成されている。エ
ヤゾール製品2aは従来のものと同じものでよく、容器
本体10と、その上端開口部にクリンプした従来公知の
バルブと、そのバルブのステム12を押し操作、あるい
は傾倒操作するための押しボタン12aとを備えてい
る。そしてスタンド2bの上部に、押しボタン12aを
押し操作あるいは傾倒操作するための電動アクチュエー
タ13が設けられている。さらにスタンド2bには、電
動アクチュエータ13の駆動源、たとえばモータやソレ
ノイドアクチュエータなどを駆動制御するための電源お
よび電気回路を備えた制御部14や、コンピュータ4と
の信号をやりとりするための受発信器15およびアンテ
ナ16が設けられている。
【0020】この分与装置1では、スタンド2bの下部
に、エヤゾール製品2aの重量を検出するための重量セ
ンサ19aを設けている。重量センサ19aとしては、
たとえばロードセルなどを使用しうる。重量センサ19
aは制御部14および受発信器15を介して図1のコン
ピュータ4にエヤゾール製品2aの重量の信号を送るた
めのものであり、コンピュータ4において、前回の噴射
時の重量と比較することにより噴出の有無あるいは1回
の噴出量を算出したり、空のエヤゾール製品の重量との
差を算出して、残量を算出することができる。
【0021】前記蒸散タイプの分与装置4は、図4に示
すように、芳香剤や消臭剤などの液状内容物Nを収容し
た容器本体22と、液状内容物を含浸する多孔質のカバ
ー23と、そのカバーを加熱するヒータ24およびカバ
ーに空気を送るファン25とを備えている。さらに容器
本体22には、ヒータ24およびファン25を制御する
制御部26と、コンピュータ4と無線で信号を送受信す
る受発信器27とが設けられている。また容器本体22
の底部近辺には、内容物21の液面を検出する液面セン
サ28が設けられている。液面センサ28の信号はコン
ピュータ4で残量を算出するためなどに使用しうる。
【0022】図1のコンピュータ4は、本体30とモニ
タ31とを備えたいわゆるパーソナルコンピュータなど
が適するが、冷蔵庫やテレビなどの家庭電化製品と一体
化したホームパソコンなどであってもよい。コンピュー
タ4の本体30には、各分与装置1、2、3の受発信器
15、27と信号を送受信する受発信器32と、電話回
線で外部とオンライン接続するためのモデムやターミナ
ルアダプタなどの変換器33が接続されている。
【0023】前記リモートコントロールユニット5は、
使用者が直接分与装置1、2、3に信号を発信し、信号
を受け取るための受発信器を備えており、かつ、受信し
たデータを表示したり、発信すべき命令を選択するため
の表示装置35や命令を選択するための押しボタンスイ
ッチ36などを備えている。なおリモートコントロール
ユニット5は、エアコンディショナ7などの他の家庭電
化製品を操作するためのユニットと一体化するようにし
てもよい。さらにリモートコントロールユニット5が通
信機能を有する小型のコンピュータであってもよい。
【0024】前記室内センサ6は、室温や室内のガス濃
度(たとえば噴出ないし蒸散した内容物の濃度、プロペ
ラントとしてのLPG濃度)を検出するものであり、コ
ンピュータ4と信号を送受信するための受発信器37を
備えている。
【0025】上記のごとく構成されるデリバリーシステ
ムAは、コンピュータ4にインストールしたプログラム
によって種々の制御を行うことができる。たとえば一定
時間ごとに放出させる場合は、図5に示すように、コン
ピュータ4で「前回の放出から一定時間が経過したか」
を判断し(第1ステップS1)、一定時間を経過してい
る場合には「放出命令」を発信する(第2ステップS
2)。他方、一定時間を経過していない場合は所定時間
が経過するまで待機する。そして「放出命令」を受信し
た分与装置1、2、3は、それぞれの方法で内容物を放
出する(第3ステップS3)。
【0026】また放出センサ19を備えている分与装置
1では、放出と同時に内容物の濃度などを検出し(第4
ステップS4)、そのデータをコンピュータ4に送信す
る。受信したコンピュータ4はあらかじめ与えられてい
る適正量と比較し、放出量が適正かどうかを判断する
(第5ステップS5)。そして適正量であれば、つぎの
内容物の残量を算出する第6ステップS6に進む。放出
量が適正量より少ない場合は、次回の放出から放出時間
(放出量)を増加させる(第7ステップS7)。他方、
放出がない場合、あるいは極端に少ない場合は、機器の
故障、ステム孔の詰まりなどのトラブルが発生したと判
断し、システム管理者にトラブルの発生を通知する(第
8ステップS8)。なお、ただちにトラブルと判断せ
ず、一旦再度または3度目の放出を命令し、それでも放
出量が足らない場合に初めてトラブルが生じたと判断す
るようにしてもよい。また、故障と判断した場合に、自
動的にオンラインで交換品を発注するようにしてもよい
(第9ステップS9)。
【0027】前記の残量算出の第6ステップでは、たと
えば図3の分与装置2のように重量センサ19aを備え
たものでは、空の分与装置の重量との差を算出して、残
量を求める。また図4の分与装置3のように液面センサ
28を備えたものでは、その液面のデータと、ほぼ空の
状態の液面とを比較して残量を算出させる。ついで残量
が適正か否かを判断し(第10ステップS10)、適正
であれば次回の放出する時刻まで待機する。もし残量が
所定量より少ない場合は、システム管理者に分与装置の
交換を要求する(第11ステップS11)。あるいは自
動的に交換品を発注する(第9ステップS9)。そのと
きたとえばインターネットなどの外部のネットワークに
接続してもよい。
【0028】図2の分与装置1のように残量検出のセン
サを有しない場合は、放出回数をカウントし、所定の回
数に達したときに残量がないと推定して第11ステップ
S11に進むようにしてもよい。また、毎回の放出量を
積算して検出時点までの放出量を求め、残存量を算出す
るようにしてもよい。
【0029】なお図5のフローチャート中に、図1の室
内センサ6からの「室内のLGPガスの濃度」のデータ
をコンピュータ4で適正な範囲かどうかを判断するステ
ップを介在させ、適正な範囲を超えて濃度が上昇してい
る場合は、何らかの原因でステムが戻らなくなり、内容
物を放出しっぱなしになっていると判断して、システム
管理者に緊急通知をするようにプログラムしてもよい。
【0030】また図6に示すように、コンピュータ4か
ら室内センサ6に対し、芳香剤などの内容物のガス濃度
を検出する命令を出し(第12ステップS12)、その
結果をコンピュータ4が所定のデータと比較して濃度が
適正かどうかを判断し(第13ステップS13)、高い
場合は異常を通知するとともに(第14ステップS1
4)、低い場合は分与装置に放出を命令させる(第15
ステップS15)ようにすることもできる。
【0031】前記第1ステップS1の「前回の放出」
は、コンピュータ4の命令による放出に限ってもよい
が、使用者がリモートコントロールユニット5を用いて
一時的に命令した場合を含めてもよい。前者の場合は、
コンピュータ4を介せずに、リモートコントロールユニ
ット5から分与装置1に直接放出を命令するようにして
もよい。また後者の場合は、リモートコントロールユニ
ット5からコンピュータ4に送信し、コンピュータ4か
ら放出命令を出させるようにする。その場合はそのとき
の放出がコンピュータ4に記憶され、次回の放出までの
時間の起算点とすることができる。また、第2ステップ
S2以降をコンピュータ4のプログラムに沿って実行さ
せることができる。
【0032】リモートコントロールユニット5から各分
与装置1、2、3への命令系統が赤外線や超音波など、
コンピュータ4と分与装置との間の通信媒体と異なる場
合は、一旦分与装置に命令した後、その分与装置からコ
ンピュータへ、放出を実行したこと、あるいは一時的な
放出命令があったことを報告させるようにするのが好ま
しい。その場合も、第2ステップあるいは第3ステップ
以降をコンピュータ4のプログラムに沿って実行するこ
とができる。
【0033】図5のフローチャートでは、ほぼ一定時間
ごとに分与装置に対し放出を命令するようにしている
が、たとえば、午前中と午後の仕事をする時間あるいは
勉強をする時間帯には柑橘系の芳香剤を収容した第1の
分与装置1から放出させ、昼休み、夜などの休憩時間に
はラベンダー系の芳香剤を第2の分与装置2から放出さ
せるなど、各分与装置の放出命令のタイミングを時間的
に管理するようにしてもよい。また、トイレの芳香剤な
いし消臭剤の場合は、換気扇や室内灯の入り切りスイッ
チに基づいて、擬似的な自動操作で分与装置に放出命令
を出すようにしてもよい。
【0034】また外出時に帰宅時間をセットしておけ
ば、適切な時間に起動を開始するプログラムを内蔵した
エアコンディショナや、一定時間後に設定温度が2〜3
度上昇するようにプログラムしたいわゆる「お休みタイ
マー」機能を備えたエアコンディショナの場合は、それ
らのエアコンディショナの作動に合わせて分与装置1、
2、3に所定のタイミングおよび放出量で放出命令を出
させるようにしてもよい。請求項2における命令を出す
手段には、前述のコンピュータのほか、そのようなプロ
グラム機能を有する家庭電化製品なども含まれる。
【0035】前記いずれの場合も、放出命令の後、各分
与装置や室内センサからのデータをフィードバックさ
せ、コンピュータのモニタ、リモートコントロールユニ
ットの表示装置、あるいは警報、警告灯、その他のデー
タを表示する手段を通じて、システム管理者に適切な管
理を行わせるようにする。すなわち本発明では、放出命
令を出すタイミングや放出命令の方法よりも、むしろデ
ータをフィードバックさせて、適切な放出状態の管理を
行う点に主たる特徴がある。なお上記の警報や警告灯も
請求項8における所定のデータを表示する手段である。
【0036】前記の分与装置の実施形態では、内容物と
して芳香剤や消臭剤をあげているが、本発明のシステム
ではそれらに限られるものではなく、殺虫剤、忌避材、
殺菌剤、犬に吠えるのをやめさせる薬液、不審な侵入者
に吹き付ける防犯用の塗料、高温時に噴射される消火剤
ないし消火粉末など、液状種々または粉末状の内容物を
使用しうる。また放出形態も、霧状に噴射したり、気体
で蒸散させたり、液状、泡状または粉末状で放出するな
ど、種々の形態をとりうる。
【0037】図7の使用時点管理システムPは、家庭、
ホテル、病院、ビルなどの使用者41の手元に配置した
複数セットのデリバリーシステムAと、それらのデリバ
リーシステムAのコンピュータ4と通信回線42を介し
て接続された販売店Bなどのコンピュータ43と、各販
売店などのコンピュータと通信回線を介して接続された
製造者Cのコンピュータ44とから構成されている。そ
れらのコンピュータ4、43、44はインターネットな
どのネットワークにより互いに接続されている。なお、
使用者と製造者を直接接続するようにしてもよく、想像
線のように、使用者、販売店および製造者とそれぞれ接
続した別個の集中的に管理する情報管理装置45を採用
することもできる。
【0038】この使用時点管理システムPでは、使用者
側のコンピュータ4は、前述のように分与装置の残存量
のデータを逐次確認し、また最新のデータに更新してお
く。そして残存量が少なくなって交換用の分与装置が必
要になった時点で、デリバリーシステムAのコンピュー
タ4は販売店Bに対し、通信回線42を介して交換用の
分与装置あるいは内容物を自動的に発注する。なおデリ
バリーシステムAの管理者が必要に応じて発注するよう
にしてもよい。発注を受けた販売店Bは、その都度、自
動的に、あるいはある程度数量が溜まってから、製造者
Cに対して発注する。なおそれらの発注はデリバリーシ
ステムAのコンピュータ4から自動的に行うようにする
のが好ましい。そして製造者Cから使用者41に対し直
接、あるいは販売店Bを通して、分与装置や内容物を発
送ないし配達する。
【0039】なお、デリバリーシステムA側から発注す
るのではなく、集中管理する情報管理装置45が適切な
時期に各デリバリーシステムAのコンピュータ4に蓄積
されているデータを見に行くようにすることもできる。
いずれの場合も、この使用時点管理システムPでは、各
デリバリーシステムAのコンピュータ4はネットワーク
の情報端末として作用することになる。そしてこの使用
時点管理システムPによれば、消費と生産をタイムラグ
なしに接続することができ、流通在庫を極小にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデリバリーシステムの一実施形態を
示す系統図である。
【図2】 そのシステムに用いる分与装置の一実施形態
を示す側面図である。
【図3】 そのシステムに用いる分与装置の他の実施形
態を示す側面図である。
【図4】 そのシステムに用いる分与装置のさらに他の
実施形態を示す断面図である。
【図5】 そのシステムの制御の流れの一実施形態を示
すフローチャートである。
【図6】 そのシステムの制御の流れの他の実施形態を
示す部分的なフローチャートである。
【図7】 本発明の使用時点管理システムの一実施形態
を示すブロック図である。
【符号の説明】
A デリバリーシステム 1 分与装置 2 分与装置 3 分与装置 4 コンピュータ 5 リモートコントロールユニット 6 室内センサ 7 エアコンディショナ 10 容器本体 11 バルブ 12 ステム 13 電動アクチュエータ M モータ 14 制御部 15 受発信器 16 アンテナ N 内容物 18 ノズル 19 放出センサ 22 容器本体 23 カバー 24 ヒータ 25 ファン 26 制御部 27 受発信器 28 液面センサ 30 本体 31 モニタ 32 受発信器 33 変換器 35 表示装置 36 押しボタンスイッチ 37 受発信器 P 使用時点管理システム 41 使用者 42 通信回線 B 販売店 C 生産者 43、44 コンピュータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を放出する分与装置と、その分与
    装置の状態を検出するセンサと、そのセンサの検出信号
    を処理するコントロール装置とを備えたデリバリーシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記コントロール装置が内容物の放出を
    命令する信号を発生する手段を備えており、分与装置が
    コントロール装置からの信号により内容物を放出する機
    能を備えている請求項1記載のデリバリーシステム。
  3. 【請求項3】 前記コントロール装置が、センサからの
    信号に応じて所定の命令を出す手段を備えている請求項
    1記載のデリバリーシステム。
  4. 【請求項4】 前記センサが、放出した内容物の空気中
    の濃度、噴射による分与装置の重量変化、噴射部近辺の
    光の透過度、噴射部近辺の温度、噴射音のいずれか1つ
    または2以上を検出するものである請求項1記載のデリ
    バリーシステム。
  5. 【請求項5】 異なる物理量を検出するセンサが複数個
    設けられている請求項1記載のデリバリーシステム。
  6. 【請求項6】 前記コントロール装置が他の情報処理装
    置と接続され、または他の一次情報処理装置を介してネ
    ットワーク化されている請求項1記載のデリバリーシス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のデリバリーシステムに用
    いるコントロール装置であって、センサからの信号に基
    づいて分与装置の残存量のデータを算出する機能を備え
    ているコントロール装置。
  8. 【請求項8】 分与装置の残存量のデータに基づいて補
    充を要請する表示を行う請求項7記載のコントロール装
    置。
  9. 【請求項9】 分与装置の残存量のデータに基づいて、
    交換用の分与装置の発注を行う請求項7記載のコントロ
    ール装置。
  10. 【請求項10】 複数セットの請求項1のデリバリーシ
    ステムと、それらの複数セットのデリバリーシステムか
    らの情報を管理する装置とを備えた、使用時点管理シス
    テム。
  11. 【請求項11】 生産、販売および実使用の各場を接続
    する手段を備えている請求項10記載の使用時点管理シ
    ステム。
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