JP2000085598A - 作業車 - Google Patents

作業車

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JP2000085598A
JP2000085598A JP10258102A JP25810298A JP2000085598A JP 2000085598 A JP2000085598 A JP 2000085598A JP 10258102 A JP10258102 A JP 10258102A JP 25810298 A JP25810298 A JP 25810298A JP 2000085598 A JP2000085598 A JP 2000085598A
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Masahiko Nakano
雅彦 仲埜
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 全油圧式のステアリング機構を備えた作業車
において、車体に備えた油圧アクチュエータに対して作
動油を合理的に供給する。 【解決手段】 エンジンEで駆動される油圧ポンプPか
らの作動油をステアリング機構Sに供給する主油路15
を形成すると共に、この主油路15の圧力上昇に伴って
分岐油路16に作動油を供給する切換弁17を介装し、
この切換弁17の流路下手側の主油路15に減圧弁18
を介装し、この減圧弁18からの作動油をステアリング
機構Sに供給するよう油路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンで駆動さ
れる油圧ポンプを備え、この油圧ポンプからの作動油を
ステアリングハンドルと連係する制御弁とステアリング
ハンドルで操作されるメータリング機構とを介してステ
アリングアクチュエータに送るよう構成された全油圧式
のステアリング機構を備えている作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の全油圧式のステアリング機構で
は、ステアリングハンドルを直進走行方向に向けた際
に、制御弁を中立位置に設定してステアリング用の油圧
シリンダに対する作動油の給排を停止すると同時に油圧
ポンプからの作動油を制御弁から排出するものとなって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】農用トラクタのように
油圧式のステアリング機構以外に、ロータリ耕耘装置の
昇降制御を行う油圧シリンダやローリング制御を行う油
圧シリンダのように複数の油圧アクチュエータを備え
て、これらを同時に作動させることの多い作業車では、
できるだけ多量の圧油を確保したい面がある。そこで、
ステアリング機構が中立時に排出される作動油を車体に
備えた油圧シリンダ等のアクチュエータに供給する油路
系を備えることも考えられる。しかし、ステアリング機
構は比較的低圧の作動油で作動する反面、装置類の作動
を行うための油圧シリンダ等は高圧の作動油を必要とす
るものであり、改善の余地がある。
【0004】本発明の目的は、全油圧式のステアリング
機構を備えた作業車の合理的な改造によって車体に備え
た油圧アクチュエータに対して作動油を合理的に供給す
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記載したように、エンジンで駆動され
る油圧ポンプを備え、この油圧ポンプからの作動油をス
テアリングハンドルと連係する制御弁とステアリングハ
ンドルで操作されるメータリング機構とを介してステア
リングアクチュエータに送るよう構成された全油圧式の
ステアリング機構を備えている作業車において、前記油
圧ポンプから前記制御弁に作動油を供給する油路に減圧
弁を介装し、この油路のうち減圧弁より油圧ポンプ側位
置からの作動油を分岐して車体に備えた作業用油圧アク
チュエータに送る分岐油路を形成してある点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
【0006】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記油路から前記分岐油路に作動油を分岐
する部位に、この油路の圧力低下に伴って分岐油路に作
動油を導く経路を閉じ、油路の圧力上昇に伴って分岐油
路に作動油を導く経路を開く切換弁を備えている点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】〔作用〕上記第1の特徴によると、油圧ポ
ンプからステアリング機構に対して作動油を送る油路か
ら分岐した油路を介して作業用油圧アクチュエータに作
動油を供給するので、ステアリング機構の制御弁が中立
位置にある場合には、作動油の全量を高い圧力のまま作
業用油圧アクチュエータに供給できるものとなり、ステ
アリングハンドルが操作されてステアリングアクチュエ
ータに作動油が供給される場合には減圧弁で減圧された
作動油が供給されるものとなり、このようにステアリン
グハンドルが操作されてもステアリングアクチュエータ
に供給される作動油が少量である場合には、作業用油圧
アクチュエータに対して継続的に作動油を供給して駆動
することも可能になる。
【0008】上記第2の特徴によると、油路の圧力が高
い場合にのみ油圧ポンプからの作動油を分岐油路に導く
ものとなり、ステアリングハンドルを大きく操作した場
合のようにステアリングアクチュエータに作動油が流れ
ることで作動油の圧力が低下する場合には作動油の供給
を停止することで、作業用アクチュエータに低い圧力の
作動油を供給することがない。
【0009】〔発明の効果〕従って、ステアリング機構
に作動油を供給する油路系の改造によって、該ステアリ
ング機構には低圧の作動油を供給し、車体に備えた油圧
アクチュエータに対して高圧の作動油を供給できる作業
車が合理的に構成されたのである(請求項1)。又、作
業用アクチュエータに対しては高い圧力の作動油だけを
選択して供給できるものとなった(請求項2)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すようにステアリング操
作自在に構成された駆動型の前車輪1と、駆動型の後車
輪2とを備えた車体の前部にエンジンEを搭載すると共
に、この車体の中央部に作業者が着座する運転座席3と
ステアリングハンドル4とを備え、このエンジンEから
の動力がクラッチ機構5を介して伝えられるミッション
ケース6を車体後部に配置し、このミッションケース6
の後端上部に作業用の油圧アクチュエータとしてのリフ
トシリンダ7で昇降操作される左右一対のリフトアーム
8を備え、又、このミッションケース6の後端に単一の
トップリンク9と左右一対のロアーリンク10とで成る
3点リンク機構を介してロータリ耕耘装置Aを連結し、
前記左右のリフトアーム8と左右のロアーリンク10と
をリフトロッド11を介して吊り下げ状態に連結し、一
方のリフトロッド11に作業用の油圧アクチュエータと
してのローリングシリンダ12を介装することで、ロー
タリ耕耘装置Aの昇降、及び、ローリングを行い得る作
業車としての農用トラクタが構成されている。
【0011】このトラクタでは、ステアリングハンドル
4の操作に基づいて前車輪1をステアリング操作する全
油圧式のステアリング機構Sを備えると共に、このステ
アリング機構Sに供給される作動油を前記リフトシリン
ダ7、及び、前記ローリングシリンダ12に供給する油
路系が形成されている。つまり、図2に示すように、前
記エンジンEで駆動される油圧ポンプPからの作動油を
ステアリング機構Sに送る主油路15に該主油路15の
圧力上昇に伴って油圧ポンプPからの作動油を分岐油路
16に切換えるパイロット圧操作型の切換弁17を備え
ると共に、この主油路15の流路下手側に減圧弁18を
備えている。分岐油路17には作動油を分流するフロー
プライオリティ弁19を備え、このフロープライオリテ
ィ弁19を介して一定量の制御流を電磁操作型のローリ
ング制御弁20に供給する油路系を形成し、又、フロー
プライオリティ弁19からの余剰流を電磁比例型の昇降
制御弁Vに供給する油路系が構成されている。尚、前記
主油路15に備えたリリーフ弁21のリリーフ圧を18
0キログラム/平方センチメートル程度に設定し、減圧
弁18の圧力を120キログラム/平方センチメートル
程度に設定することで、ロータリ耕耘装置Aの昇降駆動
系とローリング駆動系に対して駆動に充分な圧力の作動
油を供給し、ステアリング機構Sに対して不必要に高い
圧力の作動油を供給しないよう設定してある。
【0012】前記ローリング制御弁20は電気信号に基
づいてローリングシリンダ12を収縮作動させる収縮位
置と、伸張作動させる伸張位置と、伸縮を阻止する中立
位置とに切換自在に構成されている。又、前記昇降制御
弁Vは、リフトシリンダ7に対して作動油を供給する上
昇制御弁22と、この上昇制御弁22をパイロット圧で
開閉操作する電磁操作型の上昇用パイロット弁22P
と、リフトシリンダ7から作動油を排出する下降制御弁
23と、この下降制御弁23をパイロット圧で開閉操作
する電磁操作型の下降用パイロット弁23Pとを備えて
構成されると共に、上昇用パイロット弁22P及び下降
用パイロット弁23Pは夫々の電磁ソレノイド22S,
23Sに供給される電流値に正比例して開度が変化して
パイロット圧を変化させ、上昇制御弁22、下降制御弁
23夫々の開度を調節できるよう構成されている。
【0013】前記ステアリング機構Sは、図2に示すよ
うにステアリングハンドル4と連係するロータリ型の制
御弁Cと、ステアリングハンドル4と連係するトロコイ
ドポンプ型のメータリング機構25と、制御弁Cを介し
て作動油が給排されるステアリングアクチュエータとし
ての複動型のステアリングシリンダ26とを備えること
で、ステアリングハンドル4の回動操作時には制御弁C
を切換操作すると共に、ステアリングハンドル4の操作
量に対応した作動油をメータリング機構25から制御弁
Cを介してステアリングシリンダ26に供給し、又、ス
テアリングシリンダ26からの戻り油を制御弁Cを介し
て排出することで操向操作を行うよう構成されている。
【0014】又、制御弁Cは、作動油が供給されるポン
プポートPPと、ステアリングシリンダ26からの戻り
油を排出するドレンポートDPと、該制御弁Cが中立位
置に設定された状態で油圧ポンプPからの作動油を送り
出す取出しポートTPとが形成され、この取出しポート
TPからの作動油をチェック弁27を介して前記分岐油
路16に合流させる油路系が形成されている。
【0015】このように構成したので、単一の油圧ポン
プPからの作動油の供給によってステアリング作動を行
い乍ら、この単一の油圧ポンプPからの作動油でロータ
リ耕耘装置Aの昇降作動と、ロータリ耕耘装置Aのロー
リング作動とを行い得るものとなって、従来複数個必要
としていた油圧ポンプを削減できると共に、ステアリン
グ機構Sに対しては適正な圧力となる低圧の作動油を供
給することで、該ステアリング機構Sを高圧に耐える構
成に設計変更するや、高圧の作動油のリークを防止する
専用のオイルシールを用いる不都合を解消するものとな
り、又、作業用の油圧アクチュエータに対しては高圧の
作動油を供給することで、これらの油圧アクチュエータ
を強力な駆動力で高速作動させ、能率の高い作業を可能
にするものとなった。
【0016】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、ドーザ装置を昇降する作業用油圧アク
チュエータやショベル装置を駆動する作業用油圧アクチ
ュエータに対して分岐油路から作動油を供給するよう構
成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタの全体側面図
【図2】油圧回路図
【符号の説明】
4 ステアリングハンドル 15 油路 16 分岐油路 17 切換弁 25 メータリング機構 C 制御弁 E エンジン P 油圧ポンプ S ステアリング機構
フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 EB05 EB06 EC06 ED01 GB02 GB05 3D037 AA01 CB06 CB15 CB26 CB34 CB37 3H089 AA73 BB19 CC01 DA02 DB03 DB05 DB13 DB45 DB46 DB47 DB48 DB49 EE04 EE13 EE15 EE16 EE17 EE31 JJ15 JJ17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンで駆動される油圧ポンプを備
    え、この油圧ポンプからの作動油をステアリングハンド
    ルと連係する制御弁とステアリングハンドルで操作され
    るメータリング機構とを介してステアリングアクチュエ
    ータに送るよう構成された全油圧式のステアリング機構
    を備えている作業車であって、 前記油圧ポンプから前記制御弁に作動油を供給する油路
    に減圧弁を介装し、この油路のうち減圧弁より油圧ポン
    プ側位置からの作動油を分岐して車体に備えた作業用油
    圧アクチュエータに送る分岐油路を形成してある作業
    車。
  2. 【請求項2】 前記油路から前記分岐油路に作動油を分
    岐する部位に、この油路の圧力低下に伴って分岐油路に
    作動油を導く経路を閉じ、油路の圧力上昇に伴って分岐
    油路に作動油を導く経路を開く切換弁を備えている請求
    項1記載の作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007307958A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Nippon Yusoki Co Ltd 産業車両の油圧システム

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JP2007307959A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Nippon Yusoki Co Ltd 産業車両の油圧システム
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