JP2000085526A - シートベルト用スルーリング - Google Patents

シートベルト用スルーリング

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JP2000085526A
JP2000085526A JP10260393A JP26039398A JP2000085526A JP 2000085526 A JP2000085526 A JP 2000085526A JP 10260393 A JP10260393 A JP 10260393A JP 26039398 A JP26039398 A JP 26039398A JP 2000085526 A JP2000085526 A JP 2000085526A
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ring
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coating material
seat belt
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Osamu Kawai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性に優れ、かつ、インサート金具に対し
て樹脂被覆材のガタつきを防止することができ、しか
も、使用環境の温度変化によって樹脂被覆材に亀裂が発
生することを抑えて、長期に渡って良好にウェビングを
支承することのできるシートベルト用スルーリングを提
供すること。 【解決手段】 ウェビング4を挿通させるウェビング挿
通スロット21を有する金属製のインサート金具23
と、ウェビング挿通スロット21の少なくともウェビン
グ接触部を覆うようにモールド成形によりインサート金
具23に一体化された樹脂被覆材31とを備えるシート
ベルト用スルーリング1において、樹脂被覆材31のウ
ェビング接触部に、インサート金具23の表面又は表面
近くまで達する溝33を形成して、該溝33によって熱
膨張差を吸収させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートベルト装置
において、ウェビングを所定の方向・位置に案内するべ
く使用されるシートベルト用スルーリングに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両等において乗員を座席に安全に保持
するためのシートベルト装置として、連続ウェビングを
用いた三点式シートベルト装置が普及している。この種
のシートベルト装置では、例えば、乗員の肩口付近にウ
ェビングの挿通位置を提供するスルーアンカーや、スル
ーアンカーとアンカープレートとの間のウェビング中間
部に取り付けられてバックルに係脱されるスルータング
などとして、ウェビングを所定の方向・位置に案内する
スルーリングが使用されている。
【0003】このようなスルーリングでは、車両の衝突
時等にウェビングを介して作用する衝撃荷重に耐え得る
十分な強度を確保すること、乗員のシートベルトの装着
時等においてウェビングの出入りを滑らかにして操作性
を向上させることが必要である。
【0004】そこで、従来より、ウェビングを挿通させ
るウェビング挿通スロットを有する金属製のインサート
金具と、前記ウェビング挿通スロットのウェビング接触
部を覆う樹脂被覆材とを備えた構成として、金属製のイ
ンサート金具により十分な強度を確保する一方で、樹脂
被覆材によってウェビングの滑り性を確保することを狙
ったスルーリングが種々開発されている。そして従来の
この種のスルーリングは、製造方法的には、実開昭56
−133852号公報に記載のように、モールド成形に
より樹脂被覆材をインサート金具と一体形成した構造の
ものと、実開平5−44719号公報に記載のように、
別体で形成した樹脂被覆材を後からインサート金具に取
り付けた構造のものに大別することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のスル
ーリングの場合、モールド成形により樹脂被覆材をイン
サート金具と一体形成した構造のものは、インサート金
具と樹脂被覆材との熱膨張率の差のために、使用環境の
温度変化による膨張・収縮時に、樹脂被覆材に大きな応
力が作用し、使用環境の温度変化による膨張・収縮の繰
り返しによって、樹脂被覆材に亀裂が発生し易いという
問題があった。
【0006】また、別体に形成した樹脂被覆材を後から
インサート金具に取り付けた構造のものは、前述の問題
は回避できるものの、インサート金具への樹脂被覆材の
組み付け工程を別に設けなければならないため、生産性
が悪く、また、インサート金具と樹脂被覆との間に発生
する微細な隙間のために、車両の走行時の振動等によっ
て樹脂被覆材にガタつきが発生して、異音の発生等の不
都合を招く恐れがあった。
【0007】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、生産性に優れると同時に、インサート金
具に対して樹脂被覆材にガタつきが発生する恐れがな
く、しかも、使用環境の温度変化による膨張・収縮の繰
り返しによって樹脂被覆材に亀裂が発生することを抑え
て、長期に渡って良好にウェビングを支承することので
きるシートベルト用スルーリングを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ウ
ェビングを挿通させるウェビング挿通スロットを有する
金属製のインサート金具と、前記ウェビング挿通スロッ
トの少なくともウェビング接触部を覆うようにモールド
成形により前記インサート金具に一体化された樹脂被覆
材とを備えて、ウェビングを所定の方向・位置に案内す
るべく使用されるシートベルト用スルーリングにおい
て、前記樹脂被覆材のウェビング接触部に、前記インサ
ート金具の表面近くまで達する溝、又はインサート金具
の表面まで達する溝を形成したことを特徴とするシート
ベルト用スルーリングにより達成される。
【0009】そして、上記構成によれば、樹脂被覆材は
モールド成形によりインサート金具に一体形成するた
め、インサート金具への樹脂被覆材の組み付け工程を別
に設ける必要がない。また、樹脂被覆材をモールド成形
によりインサート金具に一体形成するため、インサート
金具と樹脂被覆材との密着度が高く、車両の走行時の振
動等によって樹脂被覆材にガタつきが発生する恐れがな
い。また、モールド成形によりインサート金具に一体形
成される樹脂被覆材のウェビング接触部は、インサート
金具の表面近くまで達する溝、又はインサート金具の表
面まで達する溝を形成してあり、使用環境の温度変化に
よる膨張・収縮時におけるインサート金具と樹脂被覆材
との間の熱膨張差は、樹脂被覆材に装備した溝により吸
収することができるため、使用環境の温度変化による膨
張・収縮時に樹脂被覆材に大きな応力が作用することを
回避することができる。したがって、使用環境の温度変
化による膨張・収縮の繰り返しによって樹脂被覆材に亀
裂が発生することを抑えることができる。
【0010】なお、前記インサート金具の表面近くまで
達するように、あるいは、前記インサート金具の表面ま
で達するように、溝樹脂被覆材に形成する溝は、螺旋状
に形成することが好ましい。このようにすると、樹脂被
覆材自体は、溝によって複数に分断されず、連続する単
一の部材となるため、ウェビングに接触する樹脂被覆材
全体としての強度確保が容易になる。
【0011】また、前記インサート金具の表面近くまで
達するように、あるいは、前記インサート金具の表面ま
で達するように、樹脂被覆材に形成する溝は、ウェビン
グの挿通方向に沿って延在するように、装備することが
好ましい。このようにすると、樹脂被覆材に形成した溝
は、挿通したウェビングの幅方向の動きを規制する凹凸
として機能して、乗員のシートベルト装着時等におい
て、スルーリングのウェビング挿通スロット内における
幅方向の位置ずれを抑えて、ウェビングがウェビング挿
通スロットの一端側に偏るような不都合な事態の発生を
防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係るシートベルト用スルーリングの実施形態を詳細に
説明する。図1〜図4は本発明に係るシートベルト用ス
ルーリングの第1実施形態を示したもので、図1は第1
実施形態のスルーリングの正面図、図2は図1に示した
スルーリングの車体に取り付けた状態の縦断面図、図3
は図1に示したスルーリングを使用するシートベルト装
置の斜視図、図4は第1実施形態における作用を説明す
る正面図である。
【0013】先ず最初に、図3に基づいて、この第1実
施形態のシートベルト用スルーリング1が使用される車
両用のシートベルト装置2について説明する。このシー
トベルト装置2は、連続ウェビングを用いた三点式シー
トベルト装置で、ウェビング4の一端部が車体に固定さ
れたアンカープレート6に係止され、他端部がセンター
ピラー8に取り付けられたスルーアンカー10を通っ
て、センターピラー8の下端部に配設されたリトラクタ
ー(巻き取り装置)12に係止されており、アンカープ
レート6とスルーアンカー10との間のウェビング中間
部に配設されたスルータング14を車体中央部に立設さ
れたバックル16に係合させることにより、乗員を座席
18に拘束する。
【0014】この第1実施形態のスルーリング1は、上
記のシートベルト装置2においてスルーアンカー10と
して使用されるもので、図1及び図2に示すように、ウ
ェビング4を挿通させるウェビング挿通スロット21を
有したリング体22と、センターピラー8に装備される
アンカー部25に連結される取付板26とを有した金属
製のインサート金具23と、ウェビング挿通スロット2
1の少なくともウェビング接触部を覆うようにモールド
成形により前記リング体22に一体化された樹脂被覆材
31とで構成されている。
【0015】本実施形態の場合、リング体22は、金属
製の丸棒材をリング状に曲げてウェビング挿通スロット
21を形成するタイプのものである。取付板26は、金
属板製で、一端側にはリング体22との嵌合連結部26
aを有し、また、他端側には取付孔26bが貫通形成さ
れている。そして、図2に示すように、取付孔26bに
はスリーブ28が嵌合装備され、該スリーブ28を挿通
してセンターピラー8側のアンカー部25に螺着するね
じ部材29とによって、アンカー部25に連結される。
アンカー部25に取り付けられた状態で、インサート金
具23はねじ部材29回りに回動可能である。
【0016】前記樹脂被覆材31を構成する樹脂は、ウ
ェビング4の滑りが良く、かつ、汚れが付着し難い特性
のものがよく、例えば、ポリエチレン、POM、PB
T、PA6、PA66などの樹脂材料を使用することが
好ましい。本実施形態の場合、前記樹脂被覆材31のウ
ェビング接触部には、図1に示すように、リング体22
の表面まで達する溝33が装備されている。更に、この
溝33は、リング体22を構成している丸棒の外周を回
る略螺旋状に設けられ、かつ、溝33がウェビング挿通
スロット21におけるウェビング4の挿通方向に沿って
延在するように、螺旋のピッチ等が設定されている。
【0017】以上のスルーリング1は、前述のように、
スルーアンカー10として使用され、乗員の肩の上を挿
通するウェビング4を所定の方向・位置に案内する。以
上のスルーリング1は、樹脂被覆材31をモールド成形
によりインサート金具23に一体形成するため、インサ
ート金具23への樹脂被覆材31の組み付け工程を別に
設ける必要がなく、生産性に優れる。
【0018】また、樹脂被覆材31をモールド成形によ
りインサート金具23に一体形成するため、インサート
金具23と樹脂被覆材31との密着度が高く、車両の走
行時の振動等によって樹脂被覆材31にガタつきが発生
する恐れがない。
【0019】更に、モールド成形によりインサート金具
23に一体形成される樹脂被覆材31は、インサート金
具23の表面まで達する溝33を形成してあり、使用環
境の温度変化による膨張・収縮時におけるリング体22
と樹脂被覆材31との間の熱膨張差は、樹脂被覆材31
に装備した溝33により吸収することができるため、使
用環境の温度変化による膨張・収縮時に樹脂被覆材31
に大きな応力が作用することを回避することができる。
したがって、使用環境の温度変化による膨張・収縮の繰
り返しによって樹脂被覆材31に亀裂が発生することを
抑えて、当初の良好なウェビング支承性能を長期に渡っ
て維持することができる。
【0020】また、本実施形態では、前記インサート金
具23の表面まで達するように樹脂被覆材31に形成し
た溝33は螺旋状に形成したため、樹脂被覆材31自体
は、溝33によって複数に分断されず、連続する単一の
部材にとどめることができ、ウェビング4に接触する樹
脂被覆材31全体としての強度確保が容易になる。
【0021】また、本実施形態では、前記インサート金
具23の表面まで達するように樹脂被覆材31に形成し
た溝33は、ウェビング4の挿通方向に沿って延在する
ように、螺旋のピッチ等を設定しているため、前記溝3
3が、ウェビング4との接触面積を低減させてウェビン
グ4の出入り時の滑りを向上させると共に、ウェビング
挿通スロット21を挿通したウェビング4の幅方向の動
きを規制する凹凸として機能する。したがって、乗員の
シートベルト装着時等において、スルーリング1のウェ
ビング挿通スロット21内における幅方向の位置ずれを
抑えて、図4に示すようにウェビング4がウェビング挿
通スロット21の一端側に偏るような不都合の発生を防
止することもできる。
【0022】図5及び図6は本発明に係るシートベルト
用スルーリングの第2実施形態を示したもので、図5は
第2実施形態のスルーリング41の斜視図、図6は図5
に示したスルーリング41の縦断面図である。本第2実
施形態のスルーリング41も、第1実施形態の場合と同
様に、シートベルト装置においてスルーアンカーとして
使用されるものである。また、本実施形態のスルーリン
グ41も、ウェビング4を挿通させるウェビング挿通ス
ロット51とセンターピラー上のアンカー部に連結され
る取付孔52とを有した金属製のインサート金具53
と、ウェビング挿通スロット51の少なくともウェビン
グ接触部を覆うようにモールド成形により前記インサー
ト金具53に一体化された樹脂被覆材61とで構成さ
れ、かつ、前記樹脂被覆材61には、インサート金具5
3の表面まで達する溝63が略螺旋状に設けられてい
る。
【0023】第2実施形態のスルーリング41が、第1
実施形態のスルーリング1と異なる点は、インサート金
具53を金属板による一体成型品としたことである。な
お、樹脂被覆材61に使用する樹脂材料は、第1実施形
態と同じでよい。
【0024】この第2実施形態のスルーリング41の場
合も、樹脂被覆材61がモールド成形によってインサー
ト金具53に一体化されることから、第1実施形態の場
合と同様の効果を有する。
【0025】図7は本発明に係るシートベルト用スルー
リングの第3実施形態を示したもので、(A)は第3実
施形態のスルーリング71の正面図、(B)は(A)の
A−A断面図である。第3実施形態のスルーリング71
も、第2実施形態の場合と同様に、シートベルト装置に
おいてスルーアンカーとして使用されるものである。な
お、第3実施形態において、第2実施形態と同じ部材に
は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0026】第3実施形態のスルーリング71が第2実
施形態と異なるのは、溝73の形状である。金属製のイ
ンサート金具53にモールド成形された樹脂被覆材61
のウェビング接触部に形成された溝73は、断面視でイ
ンサート金具53まで直線状に延びず、(B)に示すよ
うに断面視でインサート金具53までクランク状に延び
ている。したがって、第3実施形態によれば、第2実施
形態と同じ効果がある上に、更に、スルーリング71の
車室内側から溝73を通してインサート金具53が見え
ず、美観的に好ましいものとなる。また、樹脂被覆材6
1は、図7中左右方向に沿って3分割されインサート金
具53との接触長さが短くなるとともに、左右方向の端
部に近い部分で分割されるので膨張・収縮時の応力の加
わり方が更にソフトになるという効果がある。
【0027】図8は本発明に係るシートベルト用スルー
リングの第4実施形態を示したもので、スルーリング5
1の正面図である。第4実施形態のスルーリング81
も、第3実施形態の場合と同様に、シートベルト装置に
おいてスルーアンカーとして使用されるものである。な
お、第4実施形態において、第3実施形態と同じ部材に
は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0028】第4実施形態のスルーリング81が第3実
施形態と異なるのは、樹脂被覆材61のウェビング接触
面に溝73が形成されていることに加えて、取付孔52
側にも溝83が形成されている点にある。この場合、溝
73,83は、第2実施形態のように断面視でインサー
ト金具まで直線状に延びてもよく、第3実施形態のよう
に断面視でインサート金具53までクランク状に延びて
もよい。第4実施形態によれば、上記各実施形態と同じ
効果があり、更に、樹脂被覆材61の取付孔52側の部
分においても、使用環境の温度変化による膨張・収縮時
に樹脂被覆材61に大きな応力が作用せず、熱膨張差を
吸収できるという効果がある。なお、取付孔52側の溝
83はカバー85によりボルトとともに覆い隠して車室
内側から見えないようにすることができ、美観を損なう
ことはない。
【0029】なお、以上の各実施形態では、樹脂被覆材
31,61のウェビング接触部に装備する溝33,6
3,73,83は、何れも、インサート金具の表面まで
達するように形成したが、インサート金具の表面付近ま
で達する構成として、樹脂被覆材の表面に、樹脂の薄肉
部が残るようにしてもよい。このようにしても、熱膨張
差を吸収する溝の作用効果は得られる。
【0030】また、以上の実施形態では、スルーアンカ
ーとして使用される場合のスルーリングを示したが、本
発明のスルーリングは、図3に示したスルータング14
等にも応用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のシートベルト用スルーリングに
よれば、樹脂被覆材はモールド成形によりインサート金
具に一体形成するため、インサート金具への樹脂被覆材
の組み付け工程を別に設ける必要がなく、生産性に優れ
る。また、樹脂被覆材をモールド成形によりインサート
金具に一体形成するため、インサート金具と樹脂被覆材
との密着度が高く、車両の走行時の振動等によって樹脂
被覆材にガタつきが発生する恐れがない。また、モール
ド成形によりインサート金具に一体形成される樹脂被覆
材のウェビング接触部には、インサート金具の表面近く
まで達する溝、又はインサート金具の表面まで達する溝
を形成してあり、使用環境の温度変化による膨張・収縮
時におけるインサート金具と樹脂被覆材との間の熱膨張
差は、樹脂被覆材に装備した溝により吸収することがで
きるため、使用環境の温度変化による膨張・収縮時に樹
脂被覆材に大きな応力が作用することを回避することが
できる。したがって、使用環境の温度変化による膨張・
収縮の繰り返しによって樹脂被覆材に亀裂が発生するこ
とを抑えて、当初の良好なウェビング支承性能を長期に
渡って維持することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートベルト用スルーリングの第
1実施形態の正面図である。
【図2】図1に示したシートベルト用スルーリングの車
体に取り付けた状態の縦断面図である。
【図3】図1に示したシートベルト用スルーリングを使
用するシートベルト装置の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態における作用を説明する
正面図である。
【図5】本発明に係るシートベルト用スルーリングの第
2実施形態の斜視図である。
【図6】図5に示したシートベルト用スルーリングの縦
断面図である。
【図7】本発明に係るシートベルト用スルーリングの第
3実施形態を表わし(A)は正面図、(B)は(A)の
A−A断面図である。
【図8】本発明に係るシートベルト用スルーリングの第
4実施形態の正面図である。
【符号の説明】
1 スルーリング 2 シートベルト装置 4 ウェビング 21 ウェビング挿通スロット 22 リング体 23 インサート金具 26 取付板 26a 嵌合連結部 26b 取付孔 31 樹脂被覆材 33 溝 41,71,81 スルーリング 51 ウェビング挿通スロット 52 取付孔 53 インサート金具 61 樹脂被覆材 63,73,83 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェビングを挿通させるウェビング挿通
    スロットを有する金属製のインサート金具と、前記ウェ
    ビング挿通スロットの少なくともウェビング接触部を覆
    うようにモールド成形により前記インサート金具に一体
    化された樹脂被覆材とを備えて、ウェビングを所定の方
    向・位置に案内するべく使用されるシートベルト用スル
    ーリングにおいて、 前記樹脂被覆材のウェビング接触部に、前記インサート
    金具の表面近くまで達する溝、又はインサート金具の表
    面まで達する溝を形成したことを特徴とするシートベル
    ト用スルーリング。
JP10260393A 1998-09-14 1998-09-14 シートベルト用スルーリング Pending JP2000085526A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3015322A4 (en) * 2013-12-18 2017-03-01 Enshu Co., Ltd. Through anchor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3015322A4 (en) * 2013-12-18 2017-03-01 Enshu Co., Ltd. Through anchor

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