JP2000085005A - 合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置 - Google Patents
合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置Info
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- JP2000085005A JP2000085005A JP25970098A JP25970098A JP2000085005A JP 2000085005 A JP2000085005 A JP 2000085005A JP 25970098 A JP25970098 A JP 25970098A JP 25970098 A JP25970098 A JP 25970098A JP 2000085005 A JP2000085005 A JP 2000085005A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 大径の合成樹脂製コイルを所望の長さに自
動切断し、確実に払出しできる装置。 【解決手段】 予熱された熱可塑性樹脂モノフィラメ
ント1を回転賦形軸3に連続的に巻き取り、急冷するこ
とにより合成樹脂製コイル製造装置から製造、搬送され
るコイル6の、ほヾ1ピッチ分を拡巾するガイド機構9
と、このガイド機構に刃先10aを嵌送し回転賦形軸の
回転数を検出する検出器7が予め規定された時点で作動
し、コイルの拡巾部を切断するカッタ10と、切断され
たコイルを払い出す押上板11と、払い出されたコイル
を受ける受台12とからなる。
動切断し、確実に払出しできる装置。 【解決手段】 予熱された熱可塑性樹脂モノフィラメ
ント1を回転賦形軸3に連続的に巻き取り、急冷するこ
とにより合成樹脂製コイル製造装置から製造、搬送され
るコイル6の、ほヾ1ピッチ分を拡巾するガイド機構9
と、このガイド機構に刃先10aを嵌送し回転賦形軸の
回転数を検出する検出器7が予め規定された時点で作動
し、コイルの拡巾部を切断するカッタ10と、切断され
たコイルを払い出す押上板11と、払い出されたコイル
を受ける受台12とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予熱された熱可塑
性樹脂モノフィラメントを回転賦形軸に連続的に巻き取
り、急冷することにより合成樹脂製コイルを製造する装
置において、前記回転賦形軸から排出されるコイルを定
長状態で自動的に切断し払出す装置に関するものであ
り、さらに詳しくは、太い合成樹脂モノフィラメントを
素材として使用し大径の合成樹脂製コイルを製造するに
際しても、コイル製造装置を停機することなく、コイル
を所望の長さに自動的かつ正確に切断し、これを製品品
位を阻害することなくコイル製造装置から確実に払い出
すことのできる合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置
に関するものである。
性樹脂モノフィラメントを回転賦形軸に連続的に巻き取
り、急冷することにより合成樹脂製コイルを製造する装
置において、前記回転賦形軸から排出されるコイルを定
長状態で自動的に切断し払出す装置に関するものであ
り、さらに詳しくは、太い合成樹脂モノフィラメントを
素材として使用し大径の合成樹脂製コイルを製造するに
際しても、コイル製造装置を停機することなく、コイル
を所望の長さに自動的かつ正確に切断し、これを製品品
位を阻害することなくコイル製造装置から確実に払い出
すことのできる合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種電気、機械機器や雑貨および玩具な
どの分野において、いわゆるばねとして使用されるコイ
ルの素材としては、従来から金属線条が使用されてきた
が、金属製のコイルは、錆びを生じ易く耐久性に劣るこ
と、着色できないこと、特に末端が鋭利なため怪我や事
故を招きやすいこと、および重く取扱いや保管が困難で
あることなどの欠点があることから、近年ではこれらの
欠点のない合成樹脂製のコイルが注目されている。
どの分野において、いわゆるばねとして使用されるコイ
ルの素材としては、従来から金属線条が使用されてきた
が、金属製のコイルは、錆びを生じ易く耐久性に劣るこ
と、着色できないこと、特に末端が鋭利なため怪我や事
故を招きやすいこと、および重く取扱いや保管が困難で
あることなどの欠点があることから、近年ではこれらの
欠点のない合成樹脂製のコイルが注目されている。
【0003】そして、従来の合成樹脂製コイルの製法と
しては、(1)一体成形法、(2)賦形軸に樹脂線状体
を巻き付けた状態で加熱する方法および(3)加熱した
賦形軸に樹脂線状体を巻き付ける方法が知られている。
しては、(1)一体成形法、(2)賦形軸に樹脂線状体
を巻き付けた状態で加熱する方法および(3)加熱した
賦形軸に樹脂線状体を巻き付ける方法が知られている。
【0004】しかしながら、上記(1)法では、成形金
型の作成に莫大な費用を要するばかりか、得られる成形
物の強度が劣るという問題があった。また、上記(2)
および(3)法では、スパイラル状の溝を有する賦形軸
を用いるため、線径やコイルピッチの変更への対応が困
難であり、しかも特に上記(2)法では、連続的な製造
プロセスを採用できないばかりか、これらの方法では樹
脂線状体への熱履歴にムラを生じ易いため、寸法安定性
および形状安定性が均一な成形物を得ることが困難であ
るという問題があった。
型の作成に莫大な費用を要するばかりか、得られる成形
物の強度が劣るという問題があった。また、上記(2)
および(3)法では、スパイラル状の溝を有する賦形軸
を用いるため、線径やコイルピッチの変更への対応が困
難であり、しかも特に上記(2)法では、連続的な製造
プロセスを採用できないばかりか、これらの方法では樹
脂線状体への熱履歴にムラを生じ易いため、寸法安定性
および形状安定性が均一な成形物を得ることが困難であ
るという問題があった。
【0005】そこで、上記の問題を解決して、寸法安定
性と形状安定性の良好な合成樹脂製コイルを製造する方
法として、合成樹脂モノフィラメントを緊張状態で進行
させ、モノフィラメント素材のガラス転移温度以上、融
点以下の温度に予熱した後、直ちに回転する賦形軸に巻
き取り、次いで巻き取られたモノフィラメントを急冷す
る方法(特公平5−72251号公報)が提案されてい
る。
性と形状安定性の良好な合成樹脂製コイルを製造する方
法として、合成樹脂モノフィラメントを緊張状態で進行
させ、モノフィラメント素材のガラス転移温度以上、融
点以下の温度に予熱した後、直ちに回転する賦形軸に巻
き取り、次いで巻き取られたモノフィラメントを急冷す
る方法(特公平5−72251号公報)が提案されてい
る。
【0006】すなわち、上記の提案は、図4に示したよ
うに、矢印ロ方向に回転する賦形軸Bに対し、緊張状態
で矢印イ方向に進行するモノフィラメントMを、賦形軸
Bに巻き取る寸前において予熱装置Aを通すことによっ
て、そのガラス転移温度以上、融点以下の温度に予熱
し、賦形軸Bに巻き取られたモノフィラメントMに対し
図示しない冷却管から冷水または冷風を吹き付けて急冷
し、収縮固定させることにより、合成樹脂製コイルCを
矢印ハ方向へと連続的に製造することを特徴とする方法
である。なお、図4における符号Dはモノフィラメント
Mを賦形軸Bに正確に案内し、かつ賦形軸Bに巻き取ら
れたモノフィラメントMが反対方向へ移動しないように
その進行方向を規制する案内ガイドであり、また符号E
は賦形軸Bに巻き取られたモノフィラメントMを押圧し
固定し、その形状を均一化する機能を果たす押えロール
である。
うに、矢印ロ方向に回転する賦形軸Bに対し、緊張状態
で矢印イ方向に進行するモノフィラメントMを、賦形軸
Bに巻き取る寸前において予熱装置Aを通すことによっ
て、そのガラス転移温度以上、融点以下の温度に予熱
し、賦形軸Bに巻き取られたモノフィラメントMに対し
図示しない冷却管から冷水または冷風を吹き付けて急冷
し、収縮固定させることにより、合成樹脂製コイルCを
矢印ハ方向へと連続的に製造することを特徴とする方法
である。なお、図4における符号Dはモノフィラメント
Mを賦形軸Bに正確に案内し、かつ賦形軸Bに巻き取ら
れたモノフィラメントMが反対方向へ移動しないように
その進行方向を規制する案内ガイドであり、また符号E
は賦形軸Bに巻き取られたモノフィラメントMを押圧し
固定し、その形状を均一化する機能を果たす押えロール
である。
【0007】そして、上記の方法によれば、賦形軸Bに
スパイラル状の溝を設けることが不要となるため、線径
コイル径およびコイルピッチの変更への対応が容易であ
り、寸法安定性と形状安定性の良好な合成樹脂製コイル
Cを半自動的に製造することができる。
スパイラル状の溝を設けることが不要となるため、線径
コイル径およびコイルピッチの変更への対応が容易であ
り、寸法安定性と形状安定性の良好な合成樹脂製コイル
Cを半自動的に製造することができる。
【0008】しかるに、最近では、合成樹脂製コイルに
対する要求性能が益々高度化しており、例えば素材モノ
フィラメントの直径が3.0mm以上で、より高強力を
備えた大径のコイルの実現が求められている。
対する要求性能が益々高度化しており、例えば素材モノ
フィラメントの直径が3.0mm以上で、より高強力を
備えた大径のコイルの実現が求められている。
【0009】しかしながら、上記の方法では、次の理由
により、合成樹脂製コイルの製造効率が劣るという問題
があり、しかも直径が3.0mm以上、特に5.0mm
以上の太い合成樹脂モノフィラメントを素材として用い
て大径のコイルを製造する場合には、プロセスの完全自
動化が不可能であるばかりか、得られるコイルのピッチ
や外径にバラツキを生じやすく、安定してコイルを製造
することが難しいという問題があった。
により、合成樹脂製コイルの製造効率が劣るという問題
があり、しかも直径が3.0mm以上、特に5.0mm
以上の太い合成樹脂モノフィラメントを素材として用い
て大径のコイルを製造する場合には、プロセスの完全自
動化が不可能であるばかりか、得られるコイルのピッチ
や外径にバラツキを生じやすく、安定してコイルを製造
することが難しいという問題があった。
【0010】すなわち、上記の方法では、回転賦形軸B
により賦形されたコイルCを、所定長さに切断する場合
に、装置を一時的に停機して、ギロチン、鋏およびニッ
パーなどによりコイルを切断する必要があるため、完全
自動的かつ効率的にコイルを製造することが困難であっ
た。
により賦形されたコイルCを、所定長さに切断する場合
に、装置を一時的に停機して、ギロチン、鋏およびニッ
パーなどによりコイルを切断する必要があるため、完全
自動的かつ効率的にコイルを製造することが困難であっ
た。
【0011】しかも、コイル径が3〜40mm程度の比
較的小径のコイルの場合には、短時間で切断することが
でき、装置の停機時間も短くて済むが、コイル径が40
〜250mm程度の大径のコイルの場合には、素材モノ
フィラメントの直径も大きくなるため、簡単に切断する
ことができず、切断のために大掛かりな装置が必要とな
り、装置の停機時間も長くなるため、予熱装置A内のモ
ノフィラメントの滞留時間が長くなり、モノフィラメン
トが過度の予熱を受けて、回転賦形軸Bへの巻取具合に
不揃いを生じ、得られるコイルのピッチや外径のばらつ
きを招きやすいという問題があった。
較的小径のコイルの場合には、短時間で切断することが
でき、装置の停機時間も短くて済むが、コイル径が40
〜250mm程度の大径のコイルの場合には、素材モノ
フィラメントの直径も大きくなるため、簡単に切断する
ことができず、切断のために大掛かりな装置が必要とな
り、装置の停機時間も長くなるため、予熱装置A内のモ
ノフィラメントの滞留時間が長くなり、モノフィラメン
トが過度の予熱を受けて、回転賦形軸Bへの巻取具合に
不揃いを生じ、得られるコイルのピッチや外径のばらつ
きを招きやすいという問題があった。
【0012】そればかりか、切断されたコイルは傾斜し
た傾斜板やパイプなどを介して装置から払い出される
が、この場合にはコイルが絡まったり、自重でピッチが
伸びて不揃いになったりするため、製品の品位に不具合
を生じやすく、後工程での選別や収納に時間を要してコ
ストアップになるという問題もあった。
た傾斜板やパイプなどを介して装置から払い出される
が、この場合にはコイルが絡まったり、自重でピッチが
伸びて不揃いになったりするため、製品の品位に不具合
を生じやすく、後工程での選別や収納に時間を要してコ
ストアップになるという問題もあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0014】したがって、本発明の目的は、太い合成樹
脂モノフィラメントを素材として使用し大径の合成樹脂
製コイルを製造するに際しても、コイル製造装置を停機
することなく、連続してコイルを所望の長さに自動的か
つ正確に切断し、これを製品品位を阻害することなくコ
イル製造装置から確実に払い出すことのできる合成樹脂
製コイルの自動切断払出し装置を提供することにある。
脂モノフィラメントを素材として使用し大径の合成樹脂
製コイルを製造するに際しても、コイル製造装置を停機
することなく、連続してコイルを所望の長さに自動的か
つ正確に切断し、これを製品品位を阻害することなくコ
イル製造装置から確実に払い出すことのできる合成樹脂
製コイルの自動切断払出し装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置
は、素材樹脂のガラス転位温度以上、融点以下の温度に
予熱された熱可塑性樹脂モノフィラメントを回転賦形軸
に連続的に巻き取り、急冷することにより合成樹脂製コ
イルを製造する装置において、前記回転賦形軸から排出
されるコイルを定長状態で自動的に切断し、払出す装置
であって、前記回転賦形軸の回転数を検出する検出器
と、前記回転賦形軸の端部に対向して平行配置され、前
記回転賦形軸と同方向に回転して、前記回転賦形軸から
排出されたコイルを反回転賦形軸方向へ搬送する一対の
ローラと、この一対のローラに対して配置され、搬送さ
れる前記コイルのほぼ1ピッチ分を拡幅するガイド機構
と、このガイド機構に刃先を嵌挿すると共に、この刃先
の間に前記コイルの拡幅部を介挿して配置され、前記検
出器が検知した前記回転賦形軸の回転数が予め規定され
た数値に達した時点で作動して前記コイルの拡幅部を切
断するカッターと、前記一対のローラのローラ間中央部
下方に配置され、前記カッターの作動直後に上昇して、
切断されたコイルを前記一対のローラから上方へ押し上
げ、払い出す押上板と、前記一対のローラに平行配置さ
れ、前記押上板により払い出されたコイルを受ける受台
とからなることを特徴とする。
めに、本発明の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置
は、素材樹脂のガラス転位温度以上、融点以下の温度に
予熱された熱可塑性樹脂モノフィラメントを回転賦形軸
に連続的に巻き取り、急冷することにより合成樹脂製コ
イルを製造する装置において、前記回転賦形軸から排出
されるコイルを定長状態で自動的に切断し、払出す装置
であって、前記回転賦形軸の回転数を検出する検出器
と、前記回転賦形軸の端部に対向して平行配置され、前
記回転賦形軸と同方向に回転して、前記回転賦形軸から
排出されたコイルを反回転賦形軸方向へ搬送する一対の
ローラと、この一対のローラに対して配置され、搬送さ
れる前記コイルのほぼ1ピッチ分を拡幅するガイド機構
と、このガイド機構に刃先を嵌挿すると共に、この刃先
の間に前記コイルの拡幅部を介挿して配置され、前記検
出器が検知した前記回転賦形軸の回転数が予め規定され
た数値に達した時点で作動して前記コイルの拡幅部を切
断するカッターと、前記一対のローラのローラ間中央部
下方に配置され、前記カッターの作動直後に上昇して、
切断されたコイルを前記一対のローラから上方へ押し上
げ、払い出す押上板と、前記一対のローラに平行配置さ
れ、前記押上板により払い出されたコイルを受ける受台
とからなることを特徴とする。
【0016】本発明の合成樹脂製コイルの自動切断払出
し装置においては、前記一対のローラの周速度を、前記
回転賦形軸から排出されるコイル外径の周速度と同一と
したこと、前記ガイド機構が、間隙を置いて配置された
一対のガイド板と、コイル導入側に位置する一方のガイ
ド板の下部に設けられたコイル挿通孔と、このコイル挿
通孔の下部に前記コイルの搬送方向へ傾斜して設けられ
た第1の傾斜壁と、コイル導出側に位置する他方のガイ
ド板の中央に設けられたコイル導出孔と、このコイル導
出孔の下部に前記コイルの反搬出方向に傾斜して設けら
れた第2の傾斜壁とからなり、前記一対のガイド板の間
の間隙内で前記コイルのほぼ1ピッチ分を拡幅するよう
に構成されていること、前記一対のローラおよび押上板
が、前記コイルの切断と同期してコイルの搬送方向へ2
cm以上水平移動し、切断されたコイルを払い出した後
原位置に復帰すること、前記カッターの刃先のコイル切
断時閉止時間が0〜0.5秒であること、前記押上板が
エアシリンダを介して昇降自在であること、前記コイル
を形成する熱可塑性樹脂モノフィラメントの線径が2.
0mm以上であること、および前記コイルの外径が40
〜250mmであることが、いずれも好ましい条件であ
り、これらの条件を適用することにより、一層すぐれた
効果の取得を期待することができる。
し装置においては、前記一対のローラの周速度を、前記
回転賦形軸から排出されるコイル外径の周速度と同一と
したこと、前記ガイド機構が、間隙を置いて配置された
一対のガイド板と、コイル導入側に位置する一方のガイ
ド板の下部に設けられたコイル挿通孔と、このコイル挿
通孔の下部に前記コイルの搬送方向へ傾斜して設けられ
た第1の傾斜壁と、コイル導出側に位置する他方のガイ
ド板の中央に設けられたコイル導出孔と、このコイル導
出孔の下部に前記コイルの反搬出方向に傾斜して設けら
れた第2の傾斜壁とからなり、前記一対のガイド板の間
の間隙内で前記コイルのほぼ1ピッチ分を拡幅するよう
に構成されていること、前記一対のローラおよび押上板
が、前記コイルの切断と同期してコイルの搬送方向へ2
cm以上水平移動し、切断されたコイルを払い出した後
原位置に復帰すること、前記カッターの刃先のコイル切
断時閉止時間が0〜0.5秒であること、前記押上板が
エアシリンダを介して昇降自在であること、前記コイル
を形成する熱可塑性樹脂モノフィラメントの線径が2.
0mm以上であること、および前記コイルの外径が40
〜250mmであることが、いずれも好ましい条件であ
り、これらの条件を適用することにより、一層すぐれた
効果の取得を期待することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面にしたがって、本発
明の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置について詳
述する。
明の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置について詳
述する。
【0018】図1は本発明の自動切断払出し装置を含む
合成樹脂製コイルの製造装置の全体を示す平面概略説明
図、図2は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出し装
置の一例を示す斜視説明図、図3(a)〜(e)は本発
明の合成樹脂製コイル自動切断払出し装置によるコイル
の切断−払出し工程を順を追って示す斜視説明図であ
る。
合成樹脂製コイルの製造装置の全体を示す平面概略説明
図、図2は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出し装
置の一例を示す斜視説明図、図3(a)〜(e)は本発
明の合成樹脂製コイル自動切断払出し装置によるコイル
の切断−払出し工程を順を追って示す斜視説明図であ
る。
【0019】まず、図1にしたがって、合成樹脂製コイ
ルの製造装置の全体構造について説明する。
ルの製造装置の全体構造について説明する。
【0020】図1において、Aは合成樹脂製コイルの製
造ゾーンを示し、BはAで製造された合成樹脂製コイル
の切断/払出しゾーンを示す。
造ゾーンを示し、BはAで製造された合成樹脂製コイル
の切断/払出しゾーンを示す。
【0021】合成樹脂製コイルの製造ゾーンは、予熱装
置2、回転賦形軸3、案内ガイド4および押えロール5
からなり、矢印ロ方向に回転する賦形軸3に対し、緊張
状態で矢印イ方向に進行するモノフィラメント1を、賦
形軸3に巻き取る寸前において予熱装置2を通すことに
よって、そのガラス転移温度以上、融点以下の温度に予
熱し、賦形軸3に巻き取られたモノフィラメント1に対
し図示しない冷却管から冷水または冷風を吹き付けて急
冷し、収縮固定させることにより、合成樹脂製コイル7
を矢印ハ方向へと連続的に製造するように構成されてい
る。
置2、回転賦形軸3、案内ガイド4および押えロール5
からなり、矢印ロ方向に回転する賦形軸3に対し、緊張
状態で矢印イ方向に進行するモノフィラメント1を、賦
形軸3に巻き取る寸前において予熱装置2を通すことに
よって、そのガラス転移温度以上、融点以下の温度に予
熱し、賦形軸3に巻き取られたモノフィラメント1に対
し図示しない冷却管から冷水または冷風を吹き付けて急
冷し、収縮固定させることにより、合成樹脂製コイル7
を矢印ハ方向へと連続的に製造するように構成されてい
る。
【0022】上記案内ガイド4は、その端面を周縁から
回転賦形軸3の周縁へ切欠くことにより形成したリード
手段4´により、モノフィラメント1を回転賦形軸3の
外周接線方向へ正確に導き、モノフィラメント1の巻取
方向を規制している。
回転賦形軸3の周縁へ切欠くことにより形成したリード
手段4´により、モノフィラメント1を回転賦形軸3の
外周接線方向へ正確に導き、モノフィラメント1の巻取
方向を規制している。
【0023】また、上記押えロール5は、形成されたコ
イル6の10ピッチ以上の部分を適宜の圧力で押圧する
ことにより、コイル6の形状を均一化するために機能し
ている。
イル6の10ピッチ以上の部分を適宜の圧力で押圧する
ことにより、コイル6の形状を均一化するために機能し
ている。
【0024】このように製造ゾーンAを構成することに
より、回転賦形軸3にスパイラル状の溝を設けることが
不要となるため、線径やコイルピッチの変更への対応が
容易であり、寸法安定性と形状安定性の良好な合成樹脂
製コイル6を自動的に製造することができる。
より、回転賦形軸3にスパイラル状の溝を設けることが
不要となるため、線径やコイルピッチの変更への対応が
容易であり、寸法安定性と形状安定性の良好な合成樹脂
製コイル6を自動的に製造することができる。
【0025】一方、コイルの切断/払出しゾーンBは、
回転賦形軸3の適宜個所に配設されて、その回転数を検
出する検出器7と、回転賦形軸3の端部に対向して平行
配置され、この回転賦形軸3とそれぞれ同方向に回転し
て、回転賦形軸3から排出されたコイル6を反回転賦形
軸方向へ搬送する一対のローラ8a,8bと、この一対
のローラ8a,8bに対し直交して配置され、搬送され
るコイル6のほぼ1ピッチ分を拡幅するガイド機構9
と、このガイド機構9に刃先10aを嵌挿すると共に、
この刃先10aの間にコイル6の拡幅部を介挿して配置
され、前記検出器7が検知した回転賦形軸3の回転数が
予め規定された数値に達した時点で作動して、コイル6
の拡幅部を切断するカッター10と、前記一対のローラ
8a,8bのローラ間中央部下方に配置され、カッター
10の作動直後に上昇して、切断されたコイル6bを前
記一対のローラ8a,8bから上方へ押し上げ、払い出
す押上板11と、前記一対のローラ8a,8bに平行配
置され、押上板11により払い出された切断コイル6b
を受ける受台12とから構成されている。
回転賦形軸3の適宜個所に配設されて、その回転数を検
出する検出器7と、回転賦形軸3の端部に対向して平行
配置され、この回転賦形軸3とそれぞれ同方向に回転し
て、回転賦形軸3から排出されたコイル6を反回転賦形
軸方向へ搬送する一対のローラ8a,8bと、この一対
のローラ8a,8bに対し直交して配置され、搬送され
るコイル6のほぼ1ピッチ分を拡幅するガイド機構9
と、このガイド機構9に刃先10aを嵌挿すると共に、
この刃先10aの間にコイル6の拡幅部を介挿して配置
され、前記検出器7が検知した回転賦形軸3の回転数が
予め規定された数値に達した時点で作動して、コイル6
の拡幅部を切断するカッター10と、前記一対のローラ
8a,8bのローラ間中央部下方に配置され、カッター
10の作動直後に上昇して、切断されたコイル6bを前
記一対のローラ8a,8bから上方へ押し上げ、払い出
す押上板11と、前記一対のローラ8a,8bに平行配
置され、押上板11により払い出された切断コイル6b
を受ける受台12とから構成されている。
【0026】かかる構成からなる切断/払出しゾーンB
によれば、製造ゾーンを停機することなく、連続して製
造されたコイル6を所望の長さに切断することができ、
しかも切断されたコイル6bを自動的に払出して、この
切断コイル6bに絡みやピッチの不揃いを生じることな
く、つまり製品コイルの品位を阻害することなく、収納
または搬送工程へと移管することができる。
によれば、製造ゾーンを停機することなく、連続して製
造されたコイル6を所望の長さに切断することができ、
しかも切断されたコイル6bを自動的に払出して、この
切断コイル6bに絡みやピッチの不揃いを生じることな
く、つまり製品コイルの品位を阻害することなく、収納
または搬送工程へと移管することができる。
【0027】上記一対のローラ8a,8bは、その周速
度を回転賦形軸3から排出されるコイル6の外径の周速
度とほぼ同一とすることによって、回転賦形軸3から排
出されたコイル6をローラ8a,8b間に載置して回転
させながら、反回転賦形軸方向(矢印ハ方向)へ搬送す
る。
度を回転賦形軸3から排出されるコイル6の外径の周速
度とほぼ同一とすることによって、回転賦形軸3から排
出されたコイル6をローラ8a,8b間に載置して回転
させながら、反回転賦形軸方向(矢印ハ方向)へ搬送す
る。
【0028】上記ガイド機構9は、図2に詳しく示した
ように、間隙を置いて配置された一対のガイド板9a,
9bと、コイル導入側に位置する一方のガイド板9aの
下部に設けられたコイル挿通孔9cと、このコイル挿通
孔9cの下部にコイル6の搬送方向へ傾斜して設けられ
た第1の傾斜壁9dと、コイル導出側に位置する他方の
ガイド板9bの中央に設けられたコイル導出孔9eと、
このコイル導出孔9eの下部にコイル6の反搬出方向に
傾斜して設けられた第2の傾斜壁9fとからなり、前記
一対のガイド板9a,9bの間の間隙9g内で、コイル
6のほぼ1ピッチ分を拡幅するように構成されている。
ように、間隙を置いて配置された一対のガイド板9a,
9bと、コイル導入側に位置する一方のガイド板9aの
下部に設けられたコイル挿通孔9cと、このコイル挿通
孔9cの下部にコイル6の搬送方向へ傾斜して設けられ
た第1の傾斜壁9dと、コイル導出側に位置する他方の
ガイド板9bの中央に設けられたコイル導出孔9eと、
このコイル導出孔9eの下部にコイル6の反搬出方向に
傾斜して設けられた第2の傾斜壁9fとからなり、前記
一対のガイド板9a,9bの間の間隙9g内で、コイル
6のほぼ1ピッチ分を拡幅するように構成されている。
【0029】すなわち、一方のガイド板9aのコイル挿
通孔9cから導入したコイル6は、まず第1の傾斜壁9
dに沿って上方へ傾斜しつつ伸び、次いで第2の傾斜壁
9fに沿って下方々傾斜しつつ伸びて、コイル導出孔9
eから導出されるため、一対のガイド板9a,9bの間
の間隙9g内で、第1の傾斜壁9dと第2の傾斜壁9f
の相反する傾斜角度に起因して、図示したようにそのほ
ぼ1ピッチ分が拡幅されることになる。
通孔9cから導入したコイル6は、まず第1の傾斜壁9
dに沿って上方へ傾斜しつつ伸び、次いで第2の傾斜壁
9fに沿って下方々傾斜しつつ伸びて、コイル導出孔9
eから導出されるため、一対のガイド板9a,9bの間
の間隙9g内で、第1の傾斜壁9dと第2の傾斜壁9f
の相反する傾斜角度に起因して、図示したようにそのほ
ぼ1ピッチ分が拡幅されることになる。
【0030】そして、カッター10は、上記ガイド機構
9の間隙9gに刃先10aを嵌挿すると共に、この刃先
10aの間に上記コイル6の拡幅部6aを介挿するよう
に配置されている。
9の間隙9gに刃先10aを嵌挿すると共に、この刃先
10aの間に上記コイル6の拡幅部6aを介挿するよう
に配置されている。
【0031】したがって、カッター10の刃先10aの
間には、コイル6の拡幅部6a、つまりコイル6を形成
するモノフィラメント1が常時位置することになるた
め、上記検出器7が回転賦形軸3の回転数が予め規定さ
れた数値を検知し、これをカッター10に伝達して、カ
ッター10の刃先10aを閉じるように構成すれば、製
造されたコイル6を予め設定した長さに切断することが
できる。
間には、コイル6の拡幅部6a、つまりコイル6を形成
するモノフィラメント1が常時位置することになるた
め、上記検出器7が回転賦形軸3の回転数が予め規定さ
れた数値を検知し、これをカッター10に伝達して、カ
ッター10の刃先10aを閉じるように構成すれば、製
造されたコイル6を予め設定した長さに切断することが
できる。
【0032】なお、この場合に、カッター10の刃先の
コイル切断時閉止時間は、0〜0.5秒であることが、
コイル6に捩じれなどを生じることなく、装置全体を効
率的に駆動させるために好ましい条件である。
コイル切断時閉止時間は、0〜0.5秒であることが、
コイル6に捩じれなどを生じることなく、装置全体を効
率的に駆動させるために好ましい条件である。
【0033】押上板11は、一対のローラ8a,8bの
ローラ間中央部下方に配置され、カッター10の作動直
後に上昇して、切断されたコイル6bを前記一対のロー
ラ8a,8bから上方へ押し上げ、受台12へと払い出
す作用を行なう。
ローラ間中央部下方に配置され、カッター10の作動直
後に上昇して、切断されたコイル6bを前記一対のロー
ラ8a,8bから上方へ押し上げ、受台12へと払い出
す作用を行なう。
【0034】そして、一対のローラ8a,8bおよび押
上板11は、コイル6の切断と同期して、コイル6の搬
送方向へ2cm以上水平移動し、切断されたコイル6b
を払い出した後原位置に復帰するように構成されてい
る。
上板11は、コイル6の切断と同期して、コイル6の搬
送方向へ2cm以上水平移動し、切断されたコイル6b
を払い出した後原位置に復帰するように構成されてい
る。
【0035】すなわち、一対のローラ8a,8bおよび
押上板11は、例えばベルトコンベアなどに載置されて
水平可逆移動可能となっており、押上板11は図示しな
いエアシリンダなどを介して昇降自在となっている。
押上板11は、例えばベルトコンベアなどに載置されて
水平可逆移動可能となっており、押上板11は図示しな
いエアシリンダなどを介して昇降自在となっている。
【0036】受台12は、一対のローラ8a,8bに平
行配置されており、押上板11により払い出された切断
コイル6bに、絡みやピッチの不揃いなどの不具合を生
じることなく、これを整然と受けとるようになってい
る。
行配置されており、押上板11により払い出された切断
コイル6bに、絡みやピッチの不揃いなどの不具合を生
じることなく、これを整然と受けとるようになってい
る。
【0037】次に、図3(a)〜(e)にしたがって、
コイルの切断/払出しゾーンBの動作について説明す
る。
コイルの切断/払出しゾーンBの動作について説明す
る。
【0038】まず、図3(a)は、コイル6の切断寸前
の状態を示し、この状態において、コイル6は一対のロ
ーラ8a,8bに載置され回転を受けながら、反回転賦
形軸方向へ搬送されると共に、ガイド機構9の部分で常
時そのほぼ1ピッ分が拡幅されている。
の状態を示し、この状態において、コイル6は一対のロ
ーラ8a,8bに載置され回転を受けながら、反回転賦
形軸方向へ搬送されると共に、ガイド機構9の部分で常
時そのほぼ1ピッ分が拡幅されている。
【0039】そして、図3(b)に示すように、検出器
7が回転賦形軸3の回転数が予め規定された数値を検知
し、これをカッター10に伝達して、カッター10の刃
先10aが閉じることにより、コイル6はその拡幅部6
aで瞬時に切断され、同時に一対のローラ8a,8bお
よび押上板11が、切断コイル6bを載置したまま、コ
イル6の搬送方向(矢印イ方向)へ2cm以上水平移動
する。
7が回転賦形軸3の回転数が予め規定された数値を検知
し、これをカッター10に伝達して、カッター10の刃
先10aが閉じることにより、コイル6はその拡幅部6
aで瞬時に切断され、同時に一対のローラ8a,8bお
よび押上板11が、切断コイル6bを載置したまま、コ
イル6の搬送方向(矢印イ方向)へ2cm以上水平移動
する。
【0040】次に、図3(c)に示したように、押上板
11が上昇して、切断コイル6bを一対のローラ8a,
8bから持ち上げ、持ち上げられて切断コイル6bは、
図3(d)に示したように、自重で押上板11から図示
しない受台12へと払出される。
11が上昇して、切断コイル6bを一対のローラ8a,
8bから持ち上げ、持ち上げられて切断コイル6bは、
図3(d)に示したように、自重で押上板11から図示
しない受台12へと払出される。
【0041】次いで、一対のローラ8a,8bおよび押
上板11は、図3(e)に示したように、原位置へ復帰
し、続いて連続的に搬送されるコイル6を受けるが、こ
の場合に切断コイル6bはその長さ方向の形態を保持し
たまま受台12へと払出されるので、絡みやピッチの不
揃いなどの不具合を生じることがない。
上板11は、図3(e)に示したように、原位置へ復帰
し、続いて連続的に搬送されるコイル6を受けるが、こ
の場合に切断コイル6bはその長さ方向の形態を保持し
たまま受台12へと払出されるので、絡みやピッチの不
揃いなどの不具合を生じることがない。
【0042】このような構成からなる本発明の合成樹脂
製コイルの自動切断払出し装置を使用することにより、
コイルを形成する熱可塑性樹脂モノフィラメントの線径
が2.0mm以上と太く、しかもコイルの外径が40〜
250mmと大径の場合であっても、コイル製造装置を
停機するなどの支障を起こすことなく、コイルを所望の
長さに自動的かつ正確に切断し、しかもこの切断コイル
の製品品位を阻害することなく、コイル製造装置から確
実に払い出すことができる。
製コイルの自動切断払出し装置を使用することにより、
コイルを形成する熱可塑性樹脂モノフィラメントの線径
が2.0mm以上と太く、しかもコイルの外径が40〜
250mmと大径の場合であっても、コイル製造装置を
停機するなどの支障を起こすことなく、コイルを所望の
長さに自動的かつ正確に切断し、しかもこの切断コイル
の製品品位を阻害することなく、コイル製造装置から確
実に払い出すことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂
製コイルの自動切断払出し装置によれば、コイル製造装
置を停機することなく、コイルを所望の長さに自動的か
つ正確に切断し、これを製品品位を阻害することなくコ
イル製造装置から確実に払い出すことができ、コイルを
形成する熱可塑性樹脂モノフィラメントの線径が2.0
mm以上と太く、しかもコイルの外径が40〜250m
mと大径の場合であっても、上記の切断/払出しを確実
に遂行することができる。
製コイルの自動切断払出し装置によれば、コイル製造装
置を停機することなく、コイルを所望の長さに自動的か
つ正確に切断し、これを製品品位を阻害することなくコ
イル製造装置から確実に払い出すことができ、コイルを
形成する熱可塑性樹脂モノフィラメントの線径が2.0
mm以上と太く、しかもコイルの外径が40〜250m
mと大径の場合であっても、上記の切断/払出しを確実
に遂行することができる。
【図1】図1は本発明の自動切断払出し装置を含む合成
樹脂製コイルの製造装置の全体を示す平面概略説明図で
ある。
樹脂製コイルの製造装置の全体を示す平面概略説明図で
ある。
【図2】図2は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出
し装置の一例を示す斜視説明図である。
し装置の一例を示す斜視説明図である。
【図3】図3は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出
し装置によるコイルの切断−払出し工程の切断直前の状
態を示す斜視説明図である。
し装置によるコイルの切断−払出し工程の切断直前の状
態を示す斜視説明図である。
【図4】図4は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出
し装置によるコイルの切断−払出し工程の切断状態を示
す斜視説明図である。
し装置によるコイルの切断−払出し工程の切断状態を示
す斜視説明図である。
【図5】図5は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出
し装置によるコイルの切断−払出し工程の切断後の状態
を示す斜視説明図である。
し装置によるコイルの切断−払出し工程の切断後の状態
を示す斜視説明図である。
【図6】図6は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出
し装置によるコイルの切断−払出し工程の払出しの状態
を示す斜視説明図である。
し装置によるコイルの切断−払出し工程の払出しの状態
を示す斜視説明図である。
【図7】図7は本発明の合成樹脂製コイル自動切断払出
し装置によるコイルの切断−払出し工程が一巡した状態
を示す斜視説明図である。
し装置によるコイルの切断−払出し工程が一巡した状態
を示す斜視説明図である。
【図8】図8は従来の合成樹脂製コイル製造装置の平面
概略説明図である。
概略説明図である。
1 モノフィラメント 2 予熱装置 3 回転賦形軸 4 案内ガイド 5 押えローラ 6 コイル 6a 拡幅部 6b 切断コイル 7 回転数検出器 8a ローラ 8b ローラ 9 ガイド機構 9a ガイド板 9b ガイド板 9c コイル挿通孔 9d 第1の傾斜壁 9e コイル導出孔 9f 第2の傾斜壁 9g 間隙 10 カッター 10a 刃先 11 押上板 12 受台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:00
Claims (8)
- 【請求項1】 素材樹脂のガラス転位温度以上、融点以
下の温度に予熱された熱可塑性樹脂モノフィラメントを
回転賦形軸に連続的に巻き取り、急冷することにより合
成樹脂製コイルを製造する装置において、前記回転賦形
軸から排出されるコイルを定長状態で自動的に切断し、
払出す装置であって、 前記回転賦形軸の回転数を検出する検出器と、 前記回転賦形軸の端部に対向して平行配置され、前記回
転賦形軸と同方向に回転して、前記回転賦形軸から排出
されたコイルを反回転賦形軸方向へ搬送する一対のロー
ラと、 この一対のローラに対し直交して配置され、搬送される
前記コイルのほぼ1ピッチ分を拡幅するガイド機構と、 このガイド機構に刃先を嵌挿すると共に、この刃先の間
に前記コイルの拡幅部を介挿して配置され、前記検出器
が検知した前記回転賦形軸の回転数が予め規定された数
値に達した時点で作動して前記コイルの拡幅部を切断す
るカッターと、 前記一対のローラのローラ間中央部下方に配置され、前
記カッターの作動直後に上昇して、切断されたコイルを
前記一対のローラから上方へ押し上げ、払い出す押上板
と、 前記一対のローラに平行配置され、前記押上板により払
い出されたコイルを受ける受台とからなることを特徴と
する合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置。 - 【請求項2】 前記一対のローラの周速度を、前記回転
賦形軸から排出されるコイル外径の周速度と同一とした
ことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製コイルの
自動切断払出し装置。 - 【請求項3】 前記ガイド機構が、間隙を置いて配置さ
れた一対のガイド板と、コイル導入側に位置する一方の
ガイド板の下部に設けられたコイル挿通孔と、このコイ
ル挿通孔の下部に前記コイルの搬送方向へ傾斜して設け
られた第1の傾斜壁と、コイル導出側に位置する他方の
ガイド板の中央に設けられたコイル導出孔と、このコイ
ル導出孔の下部に前記コイルの反搬出方向に傾斜して設
けられた第2の傾斜壁とからなり、前記一対のガイド板
の間の間隙内で前記コイルのほぼ1ピッチ分を拡幅する
ように構成されていることを特徴とする請求項1または
2に記載の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置。 - 【請求項4】 前記一対のローラおよび押上板が、前記
コイルの切断と同期してコイルの搬送方向へ2cm以上
水平移動し、切断されたコイルを払い出した後原位置に
復帰することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
に記載の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置。 - 【請求項5】 前記カッターの刃先のコイル切断時閉止
時間が0〜0.5秒であることを特徴とする請求項1〜
4のいずれか1項に記載の合成樹脂製コイルの自動切断
払出し装置。 - 【請求項6】 前記押上板がエアシリンダを介して昇降
自在であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
項に記載の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置。 - 【請求項7】 前記コイルを形成する熱可塑性樹脂モノ
フィラメントの線径が2.0mm以上であることを特徴
とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の合成樹脂製
コイルの自動切断払出し装置。 - 【請求項8】 前記コイルの外径が40〜250mmで
あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記
載の合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25970098A JP3837591B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25970098A JP3837591B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000085005A true JP2000085005A (ja) | 2000-03-28 |
JP3837591B2 JP3837591B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=17337724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25970098A Expired - Fee Related JP3837591B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 合成樹脂製コイルの自動切断払出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3837591B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013001789A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Koki Plast Kogyo Kk | ポリ(メタキシリレンアジパミド)コイル状成形品 |
KR20160147137A (ko) * | 2015-06-11 | 2016-12-22 | 김수종 | 튜브 절단장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101955785B1 (ko) * | 2017-01-04 | 2019-03-07 | 김동규 | 플랜지 제작을 위한 행거 커팅기 |
-
1998
- 1998-09-14 JP JP25970098A patent/JP3837591B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20160147137A (ko) * | 2015-06-11 | 2016-12-22 | 김수종 | 튜브 절단장치 |
KR101699932B1 (ko) | 2015-06-11 | 2017-01-26 | 김수종 | 튜브 절단장치 |
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---|---|
JP3837591B2 (ja) | 2006-10-25 |
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