JP2000084186A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2000084186A
JP2000084186A JP11298970A JP29897099A JP2000084186A JP 2000084186 A JP2000084186 A JP 2000084186A JP 11298970 A JP11298970 A JP 11298970A JP 29897099 A JP29897099 A JP 29897099A JP 2000084186 A JP2000084186 A JP 2000084186A
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茂 市原
Hiroki Inoue
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーチ状態となった場合の、残る変動中の図
柄の変動状態に変化を持たせ、パチンコ遊技の興趣を高
めることができるパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 当り/はずれを判定するための判定図柄
を変動表示する複数の図柄表示部を有した図柄表示装置
1を備える。図柄表示装置1は、複数の図柄表示部7,
8,9が図柄変動を行って順次判定図柄を確定停止して
いく間にリーチ状態となった場合、停止されていない変
動中の図柄を、一時的に停止した後再度変動を行う一時
停止再変動動作を複数回繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者に対して特
典状態の成立を判定させるための図柄を変動表示する複
数の図柄表示部を有した図柄表示装置を備えたパチンコ
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技者に対して大当り/はずれを判定さ
せるための図柄を変動表示する複数の図柄表示部を有し
た図柄表示装置を備えたパチンコ遊技機が知られてい
る。このタイプのパチンコ遊技機は、始動入賞口等に遊
技球が落入することによって複数の図柄表示部(例え
ば、左図柄、中図柄、右図柄)の図柄変動を開始させ、
この後に順次図柄変動を停止させて図柄合わせを行い
(例えば、左図柄、右図柄、中図柄の順に変動を停
止)、図柄がすべて停止した時、特定種類の停止図柄で
ある場合に、即ち、大当りとなる図柄の組合せである場
合に、入賞装置等を作動して遊技者に対して利益を与え
るように構成されている。
【0003】また、順次図柄を停止させて図柄合わせを
行う過程において、既に停止表示されている図柄の組合
せが特定種類の停止図柄と一致する必要条件を満たす場
合には、リーチ発生と呼ばれている変動状態となり、残
る変動中の図柄を特別な変動状態に移行させて遊技者の
趣向を得るようにしている。例えば、確定停止した左図
柄と確定停止した右図柄との組合わせが、大当りとなる
図柄の組合せに一致した場合、リーチ発生と呼ばれてい
る変動状態となり、残る変動中の中図柄を特別な変動状
態に移行させて遊技者の趣向を得るようにしている。
【0004】しかしながら、従来のパチンコ遊技機で
は、図柄表示装置においてリーチ発生となった場合、残
る変動中の中図柄の変動状態が、図柄の移行速度を遊技
者が変動中の図柄を識別できる程度の低速に移行させて
数図柄分変動させた後、確定停止するものであった。こ
のような、リーチ発生時の中図柄の変動状態を多数回視
認するうちには、遊技者はリーチ発生時の中図柄の変動
状態に飽きてしまい、パチンコ遊技における趣向性を欠
いたものとなってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、遊技
者に対して特典状態の成立を判定させるための図柄を変
動表示する図柄表示装置においてリーチ状態となった場
合の、残る変動中の図柄の変動状態に変化を持たせ、パ
チンコ遊技の興趣を高めることができるパチンコ遊技機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ遊技機
は、遊技者に対して特典状態の成立を判定させるための
図柄を変動表示する複数の図柄表示部を有した図柄表示
装置を備えたパチンコ遊技機において、前記図柄表示装
置は、前記複数の図柄表示部が図柄変動を行って順次前
記図柄を停止していく間にリーチ状態となった場合、変
動中の図柄を、一時的に停止した後再度変動を行う一時
停止再変動動作を複数回繰り返すものであることを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態におけ
るパチンコ機の図柄表示装置を示す正面図である。図柄
表示装置1は、頂部に天入賞口26を一体に備えたユニ
ット本体23の外装枠24内側に該図柄表示装置1のプ
リント配線基板25が配備され、プリント配線基板25
上には、7個の図柄表示体2が上に2個、中に3個、下
に2個それぞれ並列して配設されている。また、上に2
個配置された図柄表示体2の左右両側には、縦に2個ず
つ図柄表示体2の図柄変動に関連する記憶数を表示する
ための記憶数表示LED27が配設されている。
【0008】図柄表示体2は、図2に示されるように、
表示面6を平面状に形成した形3の内部にドットLED
を発光色が異なる赤と緑の発光体を組み合わせてマトリ
クス状に配列されている。図示していないが、各ドット
LEDは、配線がプリントされた配線基板に接続され、
該配線基板が形3の裏側より樹脂を充填されることによ
り接続用のピンを形3の裏側に突出して形3の内部に封
入されている。
【0009】図柄表示体2の表示面6は、半透明の樹脂
よりなり、図柄を表示する図柄表示面4が縦5列、横3
行に矩形状のセグメントに形成され、図柄表示面4の両
側と下側には各々、図柄表示面4に対して区切られて略
U字型に形成された図柄以外の装飾用の表示をする装飾
表示部5a,5b,5cが設けられている。図柄表示面
4の各セグメント及び3つの装飾表示部の各々の内部に
は、赤と緑とで1組にされたドットLEDが配設されて
おり、これらを個別に点灯して赤色または緑色に発光さ
せ、また赤と緑の1組を併用して点灯させることにより
オレンジに発光させることも可能となっている。なお、
図柄表示体2は、前述した、形3の裏側に突出した接続
ピンを図柄表示装置1のプリント配線基板にハンダ付け
されて装着されている。
【0010】図3に一例として図柄表示体2において数
字5が赤色で表示され、装飾表示部5a,5b,5cが
オレンジに点灯した場合を示す。
【0011】図1において、計7個の図柄表示体2の図
柄表示面4と装飾表示部5とをそれぞれ配置されている
位置によって、左上図柄表示部10、左上装飾部16、
左中図柄表示部11、左中装飾部17、左下図柄表示部
12、左下装飾部18、中図柄表示部8、中装飾部2
2、右上図柄表示部13、右上装飾部19、右中図柄表
示部14、右中装飾部20、右下図柄表示部15、右下
装飾部21ということにする。なお、図柄表示装置1
は、7個の図柄表示体2を個別にまたは同時に異なる図
柄や装飾表示させることができるようになっている。
【0012】以下、実施形態における図柄表示装置1を
装備したパチンコ機について説明する。実施形態のパチ
ンコ機においては、左上図柄表示部10、左中図柄表示
部11、左下図柄表示部12よりなる3つの表示部は、
左図柄表示部7として駆動制御され、右上図柄表示部1
3、右中図柄表示部14、右下図柄表示部15よりなる
3つの表示部は、右図柄表示部9として駆動制御され
る。
【0013】また、左図柄表示部7と中図柄表示部8と
右図柄表示部9に停止表示される図柄は、図4に示され
るとおりであって、左図柄に関しては26種類、中図柄
に関しては数字0〜9,記号J及び記号*の12種類、
右図柄に関しては26種類設けられている。
【0014】図5は、本発明のパチンコ機の図柄表示装
置を装着した一実施形態のパチンコ機の遊技盤1面を示
した正面図である。遊技盤40の前面には、遊技球の飛
出しを防止する前面ガラスが設けられているが、図示は
省略されている。以後、遊技盤1面から前面ガラスヘ向
く方向を前方といい、遊技盤1から前面ガラスヘ向く方
向と逆方向を奥方ということにして説明する。
【0015】図5において、遊技盤40面の略中央に
は、図柄表示部7,8,9と、図柄表示部7,8,9の
作動可能回数を最高4回まで点灯表示する記憶数表示L
ED27を備えた図柄表示装置1が配備され、図柄表示
装置2の下方の遊技盤1の中央には、図柄表示部7,
8,9の図柄変動を開始刺激となる図柄始動口45を備
えてソレノイドによって拡開駆動される普通電動役物4
1が配置され、図柄始動口45の奥方には図柄始動口4
5に入賞した遊技球を検出する第1種始動口入賞検出ス
イッチSW2が配設されている。
【0016】図柄表示装置1の左方には、左ゲート28
が設けられ、左ゲート28の内方には、遊技球の左ゲー
ト28への通過を検出するゲート通過検出スイッチSW
1が配備されている。また、図柄表示装置1の右方に
は、右ゲート29が設けられ、右ゲート29の内方に
は、遊技球の右ゲート29への通過を検出するゲート通
過検出スイッチSW1が配備されている。
【0017】普通電動役物41の前面には、普通図柄表
示装置42と、普通図柄表示装置42の作動可能回数を
最高4回まで点灯表示する普通図柄記憶数表示LED5
8が配備されている。
【0018】また、遊技盤1の下方には、ソレノイドに
よって開閉駆動されるアタッカー形状の大入賞口43を
配備した入賞装置43aが配設され、大入賞口43の内
部は、3つの入賞領域に区切られて、真中の入賞領域が
特定領域44に設定され、遊技球の特定領域44の通過
を検出する特定領域通過検出スイッチSW4が配備され
ている。なお、大入賞口43に落入する遊技球を検出す
る大入賞口入賞検出スイッチSW3は、大入賞口43奥
方に配備されている。
【0019】さらに、大入賞口43の下方には、大入賞
口43の開放動作に関する連続回数を表示する連続回数
表示LED38と大入賞口43に入賞する遊技球の個数
を表示する大入賞口入賞数表示LED39とが配備され
ている。
【0020】以上、遊技盤40面に配設された各要素に
ついて説明したが、図5において、天入賞口26,左入
賞口46a,右入賞口46b,左下入賞口47、右下入
賞口48、風車49、LED付き風車54,アウト球受
口55、球誘導レール56、返しゴム57の各要素につ
いては周知であるから説明を省略する。また、各符号5
0は表示灯A,51は表示灯B,52は表示灯C,53
は表示灯Dである。
【0021】図6は、本発明の実施形態におけるパチン
コ機の要部ブロック図であって、パチンコ機の制御部
は、図柄表示装置1の制御プログラム及び表示図柄用の
データ等を格納したROM31とデータの一時記憶等に
用いられるRAM32及びROM31の制御プログラム
に従って図柄表示装置1の各部を駆動制御するCPU3
0によって構成され、該制御部は条件検出手段や図柄判
定手段や各図柄表示部の変動停止時間を確定させる変動
時間確定手段、既に停止確定した図柄表示部の各図柄が
特定の組合わせとなる必要条件を満たす場合に、変動表
示を継続する残る1つの図柄表示部の変動速度を低速と
停止とで繰り返し周期的に切替える変動停止制御手段を
兼ねる。なお、ここでいうROMは書き込みや書き替え
の不能な記憶手段を意味するものではない。
【0022】CPU30に対して、ゲート通過検出スイ
ッチSW1,第1種始動口入賞検出スイッチSW2,大
入賞口入賞検出スイッチSW3,特定領域入賞検出スイ
ッチSW4の各々が、スイッチ検出部33を介して接続
され、また、左,中,右図柄表示部7,8,9の各々と
各装飾部16乃至22と普通図柄表示装置42及び記憶
数表示LED27とが、LED表示回路34を介して接
続され、これらはCPU30により個別にまたは同時に
駆動制御されるようになっている。
【0023】大入賞口43を開閉駆動する大入賞口開閉
ソレノイドSOL1は、ソレノイド駆動回路35を介し
CPU30に接続され、普通電動役物41を拡開駆動す
る普通電動役物開放ソレノイドSOL2はソレノイド駆
動回路36を介しCPU30に接続され、CPU30に
より個別にまたは同時に駆動制御されるようになってい
る。また、クロック・リセット回路37はCPU30の
処理周期を規定する。
【0024】CPU30は遊技盤1における各表示灯
A,B,C,D,Eや大入賞口入賞数表示LED38や
連続回数表示LED39等の駆動制御手段をも兼ねる
が、これら各部材の駆動制御方式については周知である
から説明を省略する。
【0025】以下、ROM31に格納された制御プログ
ラムの要部を示すフローチャート(図10乃至図22)
を参照して本実施形態におけるパチンコ機の図柄表示装
置1のの処理動作を説明する。
【0026】なお、図10に示すタスク1の処理と図1
1乃至図20に示すタスク2の処理は、クロック・リセ
ット回路37からの信号に応じ、CPU30が所定の処
理周期(μsのオーダー)ごとに並列的に繰り返し実行
するものである。
【0027】また、実施形態のパチンコ機において、左
ゲート28または右ゲート29に遊技球が通過した場合
に、普通図柄表示装置42が作動して図柄変動を行い、
停止された図柄が7となった場合に、普通電動役物41
が作動し、第1種始動口45の拡開動作を行い、また、
普通図柄表示装置42の作動中または普通電動役物41
の拡開動作中における遊技球の左右ゲート28,29へ
の通過を最高4回まで記憶し、その記憶数を普通図柄記
憶数表示LED58により点灯表示するが、この点に関
するCPU30の処理は、本発明の要旨に関しないので
説明を省略することとする。
【0028】また、第1種始動口45に遊技球が入賞し
た場合に、図柄表示装置1が作動し、左,中,右図柄の
変動を行って左,右,中の順に図柄の停止を行い、確定
した図柄が図7に示される大当たりに関する図柄である
場合に、大入賞口43の開閉動作を行う。また、図柄表
示装置1の図柄変動中または大入賞口43の開閉動作中
に第1種始動口45に遊技球が入賞した場合には、最高
4個まで記憶して記憶数表示LED27に点灯表示す
る。
【0029】図10に示すタスク1の処理は、左,中,
右図柄表示部7,8,9の停止時の図柄をランダムに作
成するための処理で、左図柄は26段階、中図柄は22
段階、右図柄は26段階の図柄データが設けられてい
る。
【0030】CPU30は、所定処理周期毎に、左図柄
データ記憶レジスタr0,中図柄データ記憶レジスタr
2,右図柄データ記憶レジスタr1の各々に記憶される
内部処理指標の値を所定周期毎に逐次変化させて左,
中,右図柄の組合せをランダムに作成する。
【0031】CPU30は、Rレジスタの現在値に基づ
いて左,右,中図柄データを作成して左図柄データ記憶
レジスタr0,中図柄データ記憶レジスタr2,右図柄
データ記憶レジスタr1の各々に作成した内部処理指標
の値を記憶する(ステップa1)。
【0032】ここで、Rレジスタは、ROM31に格納
されたプログラムの1命令を実行する毎に実行結果の状
態を記憶するレジスタであって、CPU30がプログラ
ムの命令を1つ実行する毎に1つインクリメントされ、
Rレジスタの内容が飽和状態に到達すると0クリアされ
るレジスタである。
【0033】左図柄データは、Rレジスタの4ビット目
と5ビット目の値(0〜3までの値)を左図柄データ記
憶レジスタr0の値(0〜25までの値)に加算して左
図柄データ記憶レジスタr0に記憶し、左図柄データ記
憶レジスタr0の値が26以上かどうかを判別し、26
以上であれば左図柄レジスタr0の値より26を減算し
て左図柄データ記憶レジスタr0に格納する。この結
果、左図柄データ記憶レジスタr0には0〜25までの
どれかの値がセットされる。
【0034】右図柄データは、Rレジスタの2ビット目
3ビット目の値(0〜3までの値)を右図柄データ記憶
レジスタr1の値(0〜25までの値)に加算して右図
柄データ記憶レジスタr1に記憶し、右図柄データ記憶
レジスタr1の値が26以上かどうかを判別し、26以
上であれば右図柄レジスタr1の値より26を減算して
右図柄データ記憶レジスタr1に格納する。この結果、
右図柄データ記憶レジスタr1には0〜25までのどれ
かの値がセットされる。
【0035】中図柄データは、Rレジスタの0ビット目
と1ビットの値(0〜3までの値)を中図柄データ記憶
レジスタr2の値(0〜21までの値)に加算して中図
柄データ記憶レジスタr2に記憶し、中図柄データ記憶
レジスタr2の値が22以上かどうかを判別し、22以
上であれば中図柄レジスタr2の値より22を減算して
中図柄データ記憶レジスタr2に格納する。この結果、
中図柄データ記憶レジスタr2には0〜21までのどれ
かの値がセットされる。
【0036】左,中,右図柄データ記憶レジスタr0乃
至r2に記憶される内部処理指標の値と確定する図柄の
関係は表1乃至表3に示す通りである。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】 大当たり図柄は、図7に示されるように、横一列に同一
の数字が一致する場合か、もしくは斜め1列に同一の数
字が一致する場合かであり、即ち、左中図柄と中図柄と
右中図柄がすべて同じ図柄となる場合、左下図柄と中図
柄と右上図柄がすべて同じ図柄となる場合及び左上図柄
と中図柄と右下図柄がすべて同じ図柄となる場合であ
り、全部で73種類設けられている。また、遊技者にと
っては、大当りに関する図柄合わせの方向が3方向ある
ことになる。
【0040】また、図4に示されるように、左図柄表示
部7及び右図柄表示部9の各々において、特定の数字7
及び5が記された図柄データが各々6個設けられ、数字
1が記された図柄データが5個設けられ、その他の数字
が記された図柄は3個設けられている。このため数字7
が記された図柄が停止表示される確率は、全図柄の種類
が26種であるので6/26であり、数字5が記された
図柄が停止表示される確率は6/26であり、数字1が
記された図柄が停止表示される確率は、5/26であ
る。
【0041】そして、例えば、数字7が記された図柄に
関する大当りとなる図柄は、図7に示されるように25
種類あり、また、数字5が記された図柄に関する大当り
となる図柄は、17種類あるので、これらの数字が記さ
れた図柄が停止表示されるような場合には、大当たりと
なる可能性が大きいことになるが、実際には、大当たり
か否かを決定するのは、後述するタスク2の処理におけ
る大当たり判定用乱数の値による。
【0042】また、実施形態では、左図柄と右図柄とを
中図柄に先立って停止表示するようにしているが、この
時、停止表示された左図柄と右図柄の組み合わせが、図
7に示される大当たりに関する図柄の左図柄と右図柄の
組み合わせに一致するものをリーチ図柄ということにす
る。
【0043】リーチ図柄の例として、例えば、停止され
た左図柄が“1*1”で右図柄が“*21”である場合
には、斜一列に同一の数字1が揃う可能性が発生したこ
ととなるのでリーチ図柄となる。また、停止された左図
柄が“*12”で右図柄が“21*”である場合には、
横一列に同一の数字1が揃う可能性が発生したこととな
るのでリーチ図柄となる。リーチ図柄となる場合には、
大当りとなる可能性が発生したことを意味する。
【0044】さらに、中図柄の停止に先立って停止表示
された左図柄と右図柄の組み合わせがリーチ図柄となっ
た場合には、中図柄の図柄変動が低速と一時停止とで数
回繰り返した後停止する。
【0045】リーチ図柄は、中図柄に関係しないので、
リーチ図柄となる確率は、起こり得る左図柄と右図柄の
組み合わせが26・26通りであり、大当りとなる図柄
が73通りあるので、73/26・26となる。
【0046】図11〜図20に示すタスク2の処理は、
左,右,中図柄表示部7,8,9の図柄の停止時の図柄
判定に使用する大当り判定用乱数の作成と、第1種始動
口45への遊技球の入賞検出に応じて大当り判定用乱数
の値を記憶する処理と、左,右,中図柄表示部7,9,
8の図柄変動処理と、左,中,右図柄表示部7,8,9
における停止図柄の組合わせを判定する処理と、左停止
図柄と右停止図柄の一致不一致を判定して、一致した場
合には中図柄表示部8の変動速度を低速と一時停止とで
繰り返して行う処理と、記憶された大当り判定用乱数の
値に基づいて大当りの判定を行って、大当りの場合には
大入賞口43の開放動作の実行を可能とする処理であ
る。
【0047】タスク2の処理を開始したCPU30は、
まず、タスク1の処理で作成した図柄データ記憶レジス
タr0乃至r2に記憶された内部処理指標の各値の組み
合わせが図7に示される大当たり図柄を表示する値の組
み合わせのうちのいずれかに一致しているか否かを比較
判定し(ステップb1)、図柄データ記憶レジスタr0
乃至r2に記憶された内部処理指標の各値の組み合わせ
が大当たりに関する図柄を表示する値の組み合わせのう
ちのいずれかと一致した場合には、各内部処理指標のr
0乃至r2の現在値を左,右,中大当り図柄データ記憶
レジスタr0a乃至r2aの各々に格納し(ステップb
2)、また、作成された内部処理指標の組合わせが不一
致であり外れ図柄に関するものであれば各内部処理指標
r0乃至r2の現在値を左,右,中外れ図柄データ記憶
レジスタr0b乃至r2bの各々に格納する(ステップ
b3)。
【0048】図7に示される大当たり図柄の各々を表示
する図柄データの組み合わせは、表4及び表5に示され
るとおりである。
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】 CPU30は、表4及び表5に示されるような大当たり
判定用図柄データが記憶されたファイルを検索して、今
回のタスク1の処理で作成された左,中,右図柄データ
記憶レジスタr0乃至r2に記憶された内部処理指標の
各値の組み合わせが大当たりに関するものであるか外れ
に関するものであるかを判定する。
【0051】図21は、大当り図柄の判定ルーチンの一
形態を示すフロー図である。CPU30は、検索指標レ
ジスタiに初期値1をセットし(ステップd1)、左図
柄一致記憶レジスタjに初期値0をセットし(ステップ
d2)、検索指標レジスタiの現在値に従ってi番目の
大当たり判定用図柄データを読み込み(ステップd
3)、今回のタスク1の処理で作成された左図柄データ
記憶レジスタr0の値と大当たり判定用図柄データの左
図柄判定データr0iとの一致不一致を比較判定し(ス
テップd4)、一致していなければ左図柄一致記憶レジ
スタjの値が初期値0であるか否かを判別するが(ステ
ップd5)、真と判定されるので検索指標レジスタiの
現在値を1つインクリメントし(ステップd6)、検索
指標レジスタiの現在値がデータ登録件数73を越えて
いるか否かの判別を行い(ステップd7)、判定結果が
偽であればステップd3に移行して、次の大当たり判定
用図柄データを読み込む。CPU30は、この後、ステ
ップd4の判別結果が真となるまでステップd3乃至ス
テップd7のループ処理を繰り返す。
【0052】表4及び表5から、大当り判定用データの
左図柄判定データの値は、左図柄の取り得る値のすべて
の範囲0乃至25について存在する。このため、ステッ
プd3乃至ステップd7のループ処理を繰り返すうちに
ステップd4の判別結果が真となり(ステップd4)、
ステップd8に移行して、左図柄一致記憶レジスタjに
1をセットし(ステップd8)、今回のタスク1の処理
で作成された中図柄データ記憶レジスタr2の値と大当
たり判定用図柄データの中図柄判定データr2iとの一
致不一致を比較判定し(ステップd9)、一致していな
ければステップd6に移行して検索指標レジスタiの現
在値を1つ更新し、ステップd7の判別処理を実行した
後、偽と判定された場合には、ステップd3に移行し
て、次の大当たり判定用図柄データを読み込む。
【0053】CPU30は、この後、ステップd4の判
別結果が偽であれば、ステップd5の判別処理を行う
が、左図柄一致記憶レジスタjの値が1となっているの
で偽と判定され、この場合には外れ図柄となる。
【0054】また、ステップd4の判別結果が真であれ
ば、CPU30は、ステップd8の実行後、ステップd
9の判別処理を行い、ステップd9の判別結果が偽であ
る場合には、ステップd4の判定結果が偽となるまであ
るいはステップd7の判定結果が真となるまでステップ
d3,ステップd4,ステップd8,ステップd9,ス
テップd6,ステップd7のループ処理を行う。
【0055】例えば、今回のタスク1の処理で作成され
た左,中,右図柄データ記憶レジスタr0乃至r2に記
憶された内部処理指標の各値の組み合わせが(5,1
0,5)であったとすると、大当り判定用データの
(5,16,20)までデータが読まれ、ステップd9
で偽と判定されて、大当り判定用データの(6,16,
17)を読み込んで、ステップd4で偽と判定され、ス
テップd5で偽と判定され外れ図柄と判定される。
【0056】ステップd9の判別処理の判別結果が真で
ある場合、CPU30は、今回のタスク1の処理で作成
された右図柄データ記憶レジスタr1の値と大当たり判
定用図柄データの右図柄判定データr1iとの一致不一
致を比較判定し(ステップd10)、一致していなけれ
ばステップd6に移行して検索指標レジスタiの現在値
を1つ更新し、ステップd7の判別処理を実行した後、
偽と判定された場合には、ステップd3に移行して、次
の大当たり判定用図柄データを読み込む。
【0057】例えば、今回のタスク1の処理で作成され
た左,中,右図柄データ記憶レジスタr0乃至r2に記
憶された内部処理指標の各値の組み合わせが(5,1
6,5)であったとすると、大当り判定用データの
(5,16,20)までデータが読まれ、ステップd1
0で偽と判定されて、大当り判定用データの(6,1
6,17)を読み込んで、ステップd4で偽と判定され
てステップd5で偽と判定され外れ図柄と判定される。
【0058】また、例えば、今回のタスク1の処理で作
成された左,中,右図柄データ記憶レジスタr0乃至r
2に記憶された内部処理指標の各値の組み合わせが(2
5,16,5)であったとすると、大当り判定用データ
の(5,16,20)まで全データが読まれ、ステップ
d10で偽と判定されて、ステップd6の処理後、ステ
ップd7の判別結果が真となって外れ図柄と判定され
る。
【0059】また、ステップd4、ステップd9及びス
テップd10の判定結果がすべて真であれば、大当りの
図柄と判定される。
【0060】ステップb2またはステップb3の処理
後、CPU30は、大当り用乱数記憶レジスタWの値を
0乃至440の範囲でインクリメントし(ステップb
4)、大当り用乱数記憶レジスタWの値が440に到達
しているか否かを判別し(ステップb5)、大当り用乱
数記憶レジスタWの値が440に到達する毎にレジスタ
Wの値を0に初期化する(ステップb6)。このため実
際には、大当り用乱数記憶レジスタWの値で440が記
憶されることはない。
【0061】ステップb6の処理の後、CPU30は、
第1種始動口45への遊技球の入賞があるか否かを、第
1種始動口入賞検出スイッチSW2よりの信号入力があ
るか否かにより判別し(ステップb7)、第1種始動口
入賞検出スイッチSW2よりの信号入力がある場合に
は、入賞記憶数カウンタCの値を1つインクリメントす
ると共に(ステップb8)、入賞記憶数カウンタCの値
が規定の入賞記憶数5に達しているか否かを判別し(ス
テップb9)、5に達していなければステップb10以
降の処理に移行し、入賞記憶数カウンタCの現在値に対
応して、確定乱数記憶レジスタR1乃至R4に大当り用
乱数記憶レジスタWの値を格納して記憶し(ステップb
10〜ステップb16)、ステップb17以降の処理に
移行する。即ち、入賞記憶数カウンタCの値が1である
と判定された場合には(ステップb10)、確定乱数記
憶レジスタR1に大当り用乱数記憶レジスタWの値を格
納し(ステップb13)、入賞記憶数カウンタCの値が
2であると判定された場合には(ステップb11)、確
定乱数記憶レジスタR2に大当り用乱数記憶レジスタW
の値を格納し(ステップb14)、入賞記憶数カウンタ
Cの値が3であると判定された場合には(ステップb1
2)、確定乱数記憶レジスタR3に大当り用乱数記憶レ
ジスタWの値を格納し(ステップb15)、入賞記憶数
カウンタCの値が3でないと判定された場合には(ステ
ップb12)、確定乱数記憶レジスタR4に大当り用乱
数記憶レジスタWの値を格納し(ステップb16)、各
々ステップb17に移行する。
【0062】この結果、第1種始動口45への遊技球の
入賞がある場合には、確定乱数記憶レジスタR1乃至R
4に大当り用乱数記憶レジスタWの値が最高4個まで記
憶されることとなる。
【0063】また、ステップb7の判別処理において、
第1種始動口入賞検出スイッチSW2よりの信号入力が
検出されなかった場合には、CPU30はステップb1
7以降の処理に移行し、ステップb9の判別処理におい
て、入賞記憶数カウンタCの現在値が5以上であった場
合にもCPU30は、ステップb17以降の処理に移行
する。
【0064】CPU30は、ステップb1よりステップ
b17に至る処理によって、左,中,右図柄表示部7,
8,9の図柄の停止時の図柄判定に使用する大当り判定
用乱数の作成し、第1種始動口45への遊技球の入賞に
応じて大当り判定用乱数の値を記憶する。CPU30
は、所定の処理周期でタスク2の処理を実行し、毎回の
タスク2の処理において、ステップb1よりステップb
17に至る処理を実行するので、以下のステップb17
以降の説明に関してはステップb1よりステップb17
に至る処理をJOB1ということにする。
【0065】次に、ステップb17以降の処理について
説明する。CPU30は、ステップb17乃至ステップ
b21までの判別処理において、図柄動作フラグFaの
現在値を判別し、図柄動作フラグFaの現在値に応じて
左,右,中図柄表示部7,9,8の図柄変動処理と、記
憶された大当り判定用乱数の値に基づいて大当りの判定
を行って、大当りの場合には大入賞口43の開閉動作処
理の実行を可能にする。図柄動作フラグFaの値は、0
で第1種始動口45への入賞検出待ち状態、1で左,
中,右図柄表示部7,8,9の変動中、2で右,中図柄
表示部8,9の変動中、3で中図柄表示部8の当たり発
生の可能性のない場合の変動中、4で中図柄表示部8の
当たり発生の可能性のある場合の変動中、5で大入賞口
43の開閉動作処理中を規定するものである。また、各
図柄の変動停止は、左、右、中の順で行われる。
【0066】左,右,中の図柄表示部7,9,8の図柄
変動が開始されていなければ、図柄動作フラグFaの現
在値は初期値0となっており、CPU30は、ステップ
b17の判別処理において、真と判定してステップb2
2に移行し、入賞数記憶カウンタCの現在値が0である
か否かを判別し(ステップb22)、第1種始動口45
への遊技球の入賞により入賞数記憶カウンタCの値が0
以外の値である場合には、入賞数記憶カウンタの値を1
つデクリメントし(ステップb23)、確定乱数記憶レ
ジスタR1乃至R4のデータを確定値記憶レジスタR0
および確定乱数記憶レジスタR1乃至R3に順次シフト
して、確定乱数記憶レジスタR4に0をセットして初期
化する(ステップb24)。この結果、入賞数記憶カウ
ンタCの値が1つデクリメントされるため、次周期以降
のタスク2の処理において、第1種始動口45への遊技
球の入賞が検出された場合には、確定乱数記憶レジスタ
R4に大当り用乱数記憶レジスタWの値が記憶されるこ
ととなる。
【0067】一方、ステップb22の判別処理におい
て、入賞数記憶カウンタCの値が0である場合には、第
1種始動口45への遊技球の入賞が検出されなかったこ
ととなるので、この場合には、CPU30は図柄の図柄
変動を行わずに、タスク2の処理を終了する。
【0068】ステップb24の処理を実行した場合に
は、CPU30は、左図柄の高速変動時間としてパラメ
ータtに所定値A1を設定し(ステップb25)、次い
で、タイマT1を作動して計時を開始し(ステップb2
6)、図柄動作フラグFaの値を1に切替えて左,右,
中図柄の図柄変動処理の開始を記憶し(ステップb2
7)、変動状態フラグFbに1をセットし(ステップb
28)、図8に示される、左,右,中図柄の図柄変動処
理のタイミングチャートに従って左,右,中図柄に関す
る高速変動処理を開始し(ステップb29)、この周期
の処理を終了する。
【0069】本実施形態においては、左図柄の高速変動
時間A1は、4.480秒である。変動状態フラグFb
の値は、各図柄表示部7,8,9の図柄の変動状態を規
定するフラグであり、1で高速変動中、2で低速変動
中、3で一時停止中を規定するものである。また、各図
柄の移行順序は、図9に示す通りであり、各図柄の移行
速度は、各図柄共に高速時は、0.016秒で1/5図
柄、即ち、0.080秒/図柄であり、低速時は、0.
064秒で1/5図柄、即ち、0.320秒/図柄とな
っている。
【0070】次周期以降の処理では、CPU30は図柄
動作フラグFaの値が1となっているため、JOB1の
処理とステップb17およびステップb18の判別後、
ステップb30に移行し、変動状態フラグFbの値1に
応じて、変動表示開始後の経過時間T1がパラメータt
に設定した値に達するまでの間、JOB1の処理とステ
ップb17,ステップb18,ステップb19およびス
テップb30,ステップb31の判別処理と左,右,中
の各図柄表示部7,9,8の高速変動に関するステップ
b32の処理を所定の処理周期で繰り返し実行すること
となる。
【0071】このようにして各図柄の高速変動処理を繰
り返し実行する間に変動表示開始後の経過時間T1がパ
ラメータtに設定した値に達すると(ステップb3
1)、CPU30は、確定値記憶レジスタR0の値が設
定値7または9と一致するか否かを判別し(ステップb
33)、ステップb33の判定結果が真である場合に
は、即ち、今回の図柄変動処理の開始刺激となった第1
種始動口45の入賞検出時点における大当り用乱数記憶
レジスタWの値が大当りに関するものである場合には、
左,右,中大当たり図柄データ記憶レジスタr0a乃至
r2aの各値を左,右,中表示図柄データ記憶レジスタ
r0c乃至r2cに格納する一方(ステップb34)、
確定値記憶レジスタR0の値が設定値7または9と一致
しなければ、左,右,中外れ図柄データ記憶レジスタr
0b乃至r2bの各値を左,右,中表示図柄データ記憶
レジスタr0c乃至r2cの各々に格納して(ステップ
b35)、変動停止時に左,右,中図柄表示部7,9,
8に表示すべき図柄を確定する。
【0072】第1種始動口45の入賞に起因する図柄変
動が大当たりとなる確率は、大当たり用乱数の取り得る
範囲の数が0乃至439の440種類であるので、2/
440である。
【0073】ステップb34またはステップb35の処
理実行後、CPU30は、左図柄の変動停止時間t2時
に左表示図柄データ記憶レジスタr0cの内部処理指標
に対応する図柄が表示されるように左図柄に関する表示
指標ilの値を設定変更して(ステップb36)、変動
状態記憶フラグFbに2をセットして(ステップb3
7)、左図柄の低速変動時間としてパラメータtに所定
値Aを設定し(ステップb38)、タイマT1を作動し
て計時を開始し(ステップb39)、左図柄表示部7の
変動速度を高速変動から低速変動に切り替え(ステップ
b40)、この周期のタスク2の処理を終了する。な
お、本実施形態では左図柄の低速変動時間としての所定
値Aを0.640秒としている。
【0074】t1時における左図柄表示部7の表示指標
ilの値は自明でないが、左図柄表示部7の低速変動時
間Aの値は予め設定されており、また、左図柄表示部7
の低速での図柄変動速度は一定であるから、左図柄表示
部7の変動停止時間t2時に左図柄表示部7に表示すべ
き図柄の表示指標の情報のみに基いて、表示指標ilの
設定変更値を求めることができる。
【0075】実施形態の処理タイミングによれば、高速
変動から低速変動への切り替えに際し、表示指標ilの
現在値が変動停止時に左図柄表示部7に表示すべき図柄
の表示指標よりも2図柄前の表示指標となるようにil
の値を設定変更することにより、変動停止時にr0cの
図柄を得ることができる。
【0076】次周期以降の処理では、CPU30は、図
柄動作フラグFaの値が1となっているので、JOB1
の処理、ステップb17,ステップb18及びステップ
b30の判別処理実行後ステップb41に移行し、以
下、変動状態記憶フラグFbの現在値2に応じて、左図
柄表示部7の低速変動表示開始後の経過時間T1がパラ
メータtの値に達するまでの間、JOB1,ステップb
17,ステップb18,ステップb30およびステップ
b41の判別処理と、左図柄表示部7の低速変動に関す
る処理および中,右の各図柄表示部8,9の高速変動に
関するステップb42の処理を所定の処理周期で繰り返
し実行することとなる。
【0077】そして、低速変動表示開始後の経過時間T
1がパラメータtの値に達すると(ステップb41)、
CPU30は、左図柄の低速変動停止する(ステップb
43)。この時点で左表示図柄データ記憶レジスタr0
cに記憶された内部処理指標に対応する図柄が静止表示
されることとなる。
【0078】次いで、CPU30は、右図柄の低速変動
時間としてパラメータtに所定値Aを設定し(ステップ
b44)、右図柄の変動停止時間t3時に右表示図柄デ
ータ記憶レジスタr1cの内部処理指標に対応する図柄
が表示されるように右図柄に関する表示指標irの値を
設定変更して(ステップb45)、タイマT1を作動し
て計時を開始し(ステップb46)、図柄動作フラグF
aの値を2に切り替え(ステップb47)、右図柄表示
部9の変動速度を高速変動から低速変動に切り替え(ス
テップb48)、この周期のタスク2の処理を終了す
る。
【0079】t2時における右図柄表示部9の表示指標
irの値は自明でないが、左図柄表示部4の場合と同様
に低速変動時間Aの値は予め設定されており、また、右
図柄表示部9の変動停止時間t3時に右図柄表示部9に
表示すべき図柄の表示指標の情報のみに基いて、表示指
標irの設定変更値を求めることができ、実施形態の処
理タイミングによれば、高速変動から低速変動への切り
替えに際し、表示指標irの現在値が変動停止時に右図
柄表示部9に表示すべき図柄の表示指標よりも2図柄前
の表示指標となるようにirの値を設定変更することに
より、変動停止時にr1cの図柄を得ることができる。
【0080】次周期以降の処理では、CPU30は、図
柄動作フラグFaの値が2となっているので、JOB1
の処理、ステップb17,ステップb18,ステップb
19の判別処理実行後ステップb49に移行し、以下、
図柄動作フラグFaの現在値2に応じて、右図柄表示部
9の低速変動表示開始後の経過時間T1がパラメータt
の値に達するまでの間、JOB1,ステップb17,ス
テップb18,ステップb19およびステップb49の
判別処理と、右図柄表示部9の低速変動に関する処理お
よび中図柄表示部8の高速変動に関するステップb50
の処理を所定の処理周期で繰り返し実行することとな
る。
【0081】そして、右図柄表示部9の低速変動表示開
始後の経過時間T1がパラメータtの値に達すると(ス
テップb49)、CPU30は、右図柄の低速変動停止
する(ステップb51)。この時点で右表示図柄データ
記憶レジスタr1cに記憶された内部処理指標に対応す
る図柄が静止表示されることとなる。
【0082】次いで、CPU30は、左図柄表示部7の
表示指標ilの現在値と右図柄表示部9の表示指標ir
の現在値とが図7に示される大当たりの図柄を表示する
可能性が有するか否か、即ち、前述した、中図柄の停止
に先立って停止された左図柄及び右図柄の組み合わせが
大当たりを発生する可能性を有したリーチ図柄を表示す
る値の組み合わせとなっているか否かを比較判定し(ス
テップb52)、判定結果に応じて、t3時以降の図柄
変動処理、即ち、中図柄表示部8の変動時間設定に必要
とされる各種のデータを設定することとなる。
【0083】CPU30は、表4及び表5に示されるよ
うな大当たり判定用図柄データが記憶されたファイルを
検索して、まず、左図柄表示部7の表示指標ilの現在
値と一致する左図柄表示指標を有する大当たり判定用図
柄データを選択し、次に、選択した大当たり判定用図柄
データの右図柄表示指標と右図柄表示部9の表示指標i
rの現在値とが一致するか否かを判定し、一致する場合
には停止表示された左図柄と右図柄の組み合わせがリー
チ図柄となる。また一致しない場合には、表示指標il
の現在値と一致する左図柄表示指標を有する次の大当た
り判定用図柄データを選択して、右図柄表示指標の値ど
うしを比較する処理を繰り返す。この処理によって、左
図柄表示部7の表示指標ilの現在値と一致する左図柄
表示指標を有する大当たり判定用図柄データをすべて検
索比較して、大当たり判定用図柄データの右図柄表示指
標と右図柄表示部9の表示指標irの現在値とが一致し
ない場合には、リーチ図柄ではないこととなる。なお、
図22にリーチ図柄判定ルーチンの一形態を示すが、前
述した大当り図柄検索ルーチンと略同様のアルゴリズム
なので説明は省略する。
【0084】まず、ステップb52の判別結果が偽とな
った場合、即ち、左図柄表示部7の停止図柄と右図柄表
示部9の停止図柄とがリーチ図柄ではなく、大当りの発
生する可能性が皆無の場合には、即ち、リーチとなって
いない場合には、CPU30は、中図柄表示部8の変動
停止時間t4時に中表示図柄データ記憶レジスタr1c
の内部処理指標に対応する図柄が表示されるように中図
柄に関する表示指標icの値を2図柄前の値に設定変更
し(ステップb53)、中図柄の低速変動時間としてパ
ラメータtに予め決められた値Aを設定して(ステップ
b54)、タイマT1を作動して計時を開始し(ステッ
プb55)、図柄動作フラグFaの値を3に切替え(ス
テップb56)、中図柄表示部5の変動速度を高速変動
から低速変動に切り替え(ステップb57)、この周期
のタスク2の処理を終了する。
【0085】次の処理周期では、図柄動作フラグFaの
値が3となるため、CPU30は図柄動作フラグFaの
値3に基づいて、JOB1,ステップb17,ステップ
b18,ステップb19,ステップb20の判別後、ス
テップb58に移行し、以下、図柄動作フラグFaの値
3に応じて、中図柄の低速変動表示開始後の経過時間T
1がパラメータtの値に達するまでの間、JOB1,ス
テップb17,ステップb18,ステップb19,ステ
ップb20およびステップb58の判別処理と中図柄表
示部8の低速変動に関するステップb59の処理を所定
の処理周期で繰り返し実行することとなる。
【0086】そして、中図柄の低速変動表示開始後の経
過時間T1がパラメータtの値に達すると(ステップb
58)、CPU30は、中図柄の低速変動停止する(ス
テップb60)。この時点で中表示図柄データ記憶レジ
スタr2cに記憶された指標に対応する図柄が静止表示
されることとなる。この場合、停止した左,右,中図柄
表示部7,9,8の図柄組合せは、大当り図柄の組合せ
ではないことになる。CPU30は、図柄動作フラグF
aの値を0セットして初期化し(ステップb61)、変
動状態フラグFbの値を1セットして初期化し(ステッ
プb62)、この周期のタスク2の処理を終了する。こ
の場合には、図柄動作フラグFaの値が0とされるため
次周期でのタスク2の処理では、CPU30は、ステッ
プb17の判別処理後ステップb22に移行し、第1種
始動口45への入賞記憶があれば新たな図柄の図柄変動
処理が開始されることとなる。
【0087】また、ステップb52の判別結果が真とな
った場合、即ち、左図柄表示部7の停止図柄と右図柄表
示部9の停止図柄の組み合わせがリーチ図柄となった場
合には、即ち、大当り図柄の組合わせの必要条件を満足
するリーチとなった場合には、CPU30は、中図柄表
示部8の変動速度を低速と一時停止とで繰り返し周期的
に可変表示する処理を行う。
【0088】ステップb52の処理の後、まず、CPU
30は、左停止図柄と右停止図柄とが一致した時の、即
ち、リーチ時の中図柄の停止表示までの変動時間に関す
る中図柄変動乱数レジスタUの値(0〜31までの値)
をRレジスタの現在値に基いて作成し、中図柄変動乱数
レジスタUに格納する(ステップb63)。中図柄変動
乱数レジスタUの値は、Rレジスタの0ビット〜4ビッ
トの値(0〜31までの値)を用いる。
【0089】次いで、CPU30は、中図柄変動用乱数
レジスタUの値に応じて表6に示されるようなROM3
1の選択条件ファイルに基いて、低速変動時間Bと一時
停止時間Cを1セットとして繰り返す回数を選択して変
動回数カウンタC1に値を格納する(ステップb6
4)。本実施形態では、中図柄の低速変動と一時停止の
繰り返し回数を最低8回より最高39回迄繰り返すよう
にしている。
【0090】
【表6】 さらに、中図柄の停止時に中表示図柄データ記憶レジス
タr2cの内部処理指標に対応する図柄が表示されるよ
うに中図柄に関する表示指標icの値を変動回数カウン
タC1の値に基づく図柄数分だけ前の値に設定変更し
(ステップb65)、次いで変動中の中図柄の低速変動
と一時停止の繰り返し回数を計数する停止回数カウンタ
C2を0セットして初期化し(ステップb66)、ステ
ップc11に移行する。本実施形態においては、中図柄
のリーチ時の低速変動時間を0.320秒としている。
低速変動時の図柄の移行速度は、0.320秒であるか
ら、1回の低速変動によって1図柄分図柄が変動するこ
とになる。
【0091】例えば、中表示図柄データ記憶レジスタr
2cの値が10である場合、即ち、表3より表示される
中図柄が“6”である時に、中図柄変動用乱数レジスタ
Uの値が0である場合には、表6より低速変動と一時停
止の繰り返し回数が8となり、ステップb65の処理に
おいては、中図柄に関する表示指標icの値を図9より
中図柄“6”の8図柄前の図柄“2”を表示する値18
に切り替えて低速変動を開始する。
【0092】ステップc11に移行したCPU30は、
パラメータtに中図柄の低速変動時間を規定する所定値
Bを設定し(ステップc11)、タイマT1を作動して
経過時間の測定を開始し(ステップc12)、図柄動作
フラグFaの値を4に切り替えると共に(ステップc1
3)、変動状態フラグFbの値を2に切り替え(ステッ
プc14)、中図柄の低速変動を開始し(ステップc1
5)、この周期の処理を終了する。
【0093】次の処理周期以降では、図柄動作フラグF
aの値が4となるため、CPU30は図柄動作フラグF
aの値4に基づいて、JOB1、ステップb17,ステ
ップb18,ステップb19,ステップb20,ステッ
プb21の判別後、ステップc1に移行する。なお、ス
テップc1以降の処理をJOB2ということとする。C
PU30は、変動状態フラグFbの値が2となっている
ので、ステップc1の判別処理において真と判定してス
テップc2に移行し、以下、変動状態フラグFbの値2
に応じて、中図柄の低速変動表示開始後の経過時間T1
がパラメータtの値に達するまでの間、JOB1、ステ
ップb17,ステップb18,ステップb19,ステッ
プb20,ステップb21およびステップc1乃至ステ
ップc2の判別処理と中図柄表示部8の低速変動に関す
るステップc3の処理を所定の処理周期で繰り返し実行
することとなる。
【0094】そして、中図柄の低速変動表示開始後の経
過時間T1がパラメータtの値に達すると(ステップc
2)、CPU30は、中図柄の変動を停止し(ステップ
c4)、変動状態フラグFbの値を3に切り替え(ステ
ップc5)、中図柄の一時停止時間としてパラメータt
に所定値Cを設定し(ステップc6)、タイマT1を作
動して中図柄の図柄停止からの経過時間の計時を開始し
(ステップc7)、この周期のタスク2の処理を終了す
る。
【0095】この時点では、中図柄表示部8には、ま
だ、中表示図柄データ記憶レジスタr2cの内部処理指
標の値に対応した図柄が表示されているわけではない。
【0096】次周期以降の処理では、CPU30は、変
動状態フラグFbの値が3となっているため、JOB1
と、ステップb17,ステップb18,ステップb1
9,ステップb20,ステップb21およびステップc
1の判別処理実行後ステップc8に移行し、以下、変動
状態記憶フラグFbの現在値3に応じて、中図柄の一時
停止後の経過時間T1がパラメータtの値に達するまで
の間、JOB1と、ステップb17,ステップb18,
ステップb19,ステップb20,ステップb21,ス
テップc1及びステップc8の判別処理を所定の処理周
期で繰り返し実行することとなる。本実施形態では、一
時停止時間Cを0.192秒としている。
【0097】中図柄の一時停止後の経過時間T1がパラ
メータtの値に達すると(ステップc8)、CPU30
は、停止回数カウンタC2の値を1つインクリメントし
(ステップc9)、次いで、停止回数カウンタC2の現
在値と変動回数カウンタC1に記憶している値との一致
不一致を比較判定し(ステップc10)、判定結果が一
致であればステップc16に移行する。また、ステップ
c10の判定結果が不一致であれば、ステップc11に
再度移行し、ステップc11乃至ステップc15の処理
を実行して中図柄の低速変動を開始し、この周期の処理
を終了する。
【0098】中図柄の図柄停止に先立って停止された左
図柄と右図柄がリーチ図柄となった場合には、最低8回
の低速変動が行われるので、CPU30は、JOB1の
処理と、ステップb17,ステップb18,ステップb
19,ステップb20,ステップb21の判別処理と、
ステップc1,ステップc2及びステップc3の処理ま
たはステップc1,ステップc2,ステップc4乃至ス
テップc7の処理またはステップc1,ステップc8乃
至ステップc15の各処理をタイマT1が設定時間に達
する毎に順次繰り返し、この間に、停止回数カウンタC
2の値を1つインクリメントする。また、この間に、中
図柄表示部8においては、前述した例で説明すると、中
図柄が、2→*→3→*→4→*→5→*→6のように
図柄が一時停止された後に低速変動して移行されてい
る。
【0099】そして、ステップc10の判別処理におい
て、停止回数カウンタC2の現在値と変動回数カウンタ
C1に記憶している値とが一致すると(ステップc1
0)、この時点で中表示図柄データ記憶レジスタr2c
に記憶された内部処理指標の値に対応する図柄が静止表
示されることとなる。
【0100】CPU30は、ステップc16に移行し、
停止された左,中,右図柄表示部7,8,9に停止表示
された図柄が大当りとなっているか否かの判定を行う
(ステップc16)。即ち、左,中,右図柄に関する表
示指標il,ic,irの組み合わせが、前述した大当
り判定用データのいずれかに一致しているか否かを判別
する。
【0101】ステップc16の判定結果が真であれば、
即ち、停止された左,中,右の図柄が大当りに関する図
柄である場合には、CPU30は、図柄動作フラグFa
の値を5に切り替え(ステップc17)、大入賞口43
の開閉動作の実行開始を可能とし、この周期の処理を終
了する。この場合、次周期以降でのタスク2の処理で
は、CPU30は、JOB1の処理とステップb17乃
至ステップb20の判別処理を実行後、ステップc21
の処理において判定結果が偽となって処理を終えるた
め、実質的には図柄の変動は行われない。また、大入賞
口43の開閉動作処理は、タスク1及びタスク2の処理
とは別タスクで実行され、図柄動作フラグFaの値が5
の時に限って実行されるものであって、大入賞口43の
開放中、特定領域44への遊技球通過による所定回数の
大入賞口43の連続開閉動作が終了すると、図柄動作フ
ラグFaを0セットして初期化し、処理を終了する。な
お、大入賞口43の開閉動作処理に関する説明は、従来
に開示されている慣用技術によって実行されているもの
として説明を省略する。
【0102】また、ステップc16の判定結果が偽であ
れば、即ち、停止された左,中,右の図柄が大当りに関
する図柄でない外れの場合には、CPU30は、図柄動
作フラグFaの値を0セットして初期化し(ステップc
18)、変動状態フラグFbの値に初期値1をセットし
(ステップc19)、この周期の処理を終了する。
【0103】この場合には、図柄動作フラグFaの値が
0とされるため次周期でのタスク2の処理では、CPU
30は、ステップb17の判別処理後ステップb22に
移行し、第1種始動口45への入賞記憶があれば新たな
図柄の図柄変動処理が開始されることとなる。
【0104】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機によれば、図柄
表示装置は、複数の図柄表示部が図柄変動を行って順次
図柄を停止していく間にリーチ状態となった場合、変動
中の図柄を、一時的に停止した後再度変動を行う一時停
止再変動動作を複数回繰り返すものであるので、リーチ
状態時に、残る変動中の図柄の変動状態を単に低速に移
行させて数図柄分変動させた後に確定停止するものに比
して、残る変動中の図柄の変動状態に変化を持たせるこ
とができ、パチンコ遊技の興趣を一層高揚することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機の図柄表示
装置の正面図
【図2】図柄表示体の正面図
【図3】点灯状態の一形態を示す図柄表示体の正面図
【図4】実施形態における各図柄表示体に表示される図
柄を示す図
【図5】実施形態における図柄表示装置が装着されたパ
チンコ機の遊技盤の正面図
【図6】実施形態のパチンコ機の要部を示すブロック図
【図7】大当り時に表示される図柄を示す図
【図8】実施形態における図柄表示部の図柄の変動を示
すタイミングチャート
【図9】図柄の移行順序を示した図
【図10】実施形態のパチンコ機におけるCPUによる
図柄変動処理の一部を示したフロー図
【図11】実施形態のパチンコ機におけるCPUによる
図柄変動処理の一部を示したフロー図
【図12】図13のフロー図のつづき
【図13】図14のフロー図のつづき
【図14】図15のフロー図のつづき
【図15】図15のフロー図のつづき
【図16】図17のフロー図のつづき
【図17】図15のフロー図のつづき
【図18】図15のフロー図のつづき
【図19】図15のフロー図のつづき
【図20】図21のフロー図のつづき
【図21】実施形態のパチンコ機におけるCPUによる
大当り図柄判定処理の一形態を示したフロー図
【図22】実施形態のパチンコ機におけるCPUによる
リーチ図柄判定処理の一形態を示したフロー図
【符号の説明】
1 図柄表示装置 2 図柄表示体 3 形 4 図柄表示面 5 装飾表示部 6 表示面 7 左図柄表示部 8 中図柄表示部 9 右図柄表示部 10 左上図柄表示部 11 左中図柄表示部 12 左下図柄表示部 13 右上図柄表示部 14 右中図柄表示部 15 右下図柄表示部 16 左上装飾部 17 左中装飾部 18 左下装飾部 19 右上装飾部 20 右中装飾部 21 右下装飾部 22 中装飾部 23 ユニット本体 24 外装枠 25 プリント配線基板 26 天入賞口 27 普通図柄表示装置 28 左ゲート 29 右ゲート 30 CPU 31 ROM 32 RAM 33 スイッチ検出部 34 LED表示回路 35 ソレノイド駆動回路 36 ソレノイド駆動回路 37 クロック・リセット回路 38 大入賞口入賞数表示LED 39 連続回数表示LED 40 遊技盤 41 普通電動役物 42 普通図柄表示装置 43 大入賞口 43a 入賞装置 44 特定領域 45 第1種始動口 46a 左入賞口 46b 右入賞口 47 左下入賞口 48 右下入賞口 49 風車 50 表示灯A 51 表示灯B 52 表示灯C 53 表示灯D 54 LED付き風車 55 アウト球受口 56 球誘導レール 57 返しゴム 58 普通図柄記憶数LED
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月22日(1999.11.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のパチン
コ遊技機は、遊技者に対して特典状態の成立を判定させ
るための図柄を変動表示する複数の図柄表示部を有した
図柄表示装置を備えたものであって、上記課題を解決す
るために、前記図柄表示装置は、前記複数の図柄表示部
が図柄変動を行って順次前記図柄を停止していく間に、
変動中の図柄を一時的に停止した後再変動を行う一時停
止再変動動作を行うものであることを特徴とする。請求
項2に記載のパチンコ遊技機は、請求項1に記載のもの
において、前記一時停止再変動動作を複数回繰り返すも
のであることを特徴とする。請求項3に記載のパチンコ
遊技機は、請求項1または2に記載のものにおいて、前
記一時停止再変動動作が、リーチ状態中に変動中の図柄
において発生するものであることを特徴とする。請求項
4に記載のパチンコ遊技機は、請求項1乃至3の何れか
1つに記載のものにおいて、前記一時停止再変動動作
が、高速変動中の図柄を低速変動させ、続いて一時停止
した後再変動を行うものであることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機によれば、図柄
表示装置は、複数の図柄表示部が図柄変動を行って順次
図柄を停止していく間に、変動中の図柄を一時的に停止
した後再変動を行う一時停止再変動動作を行うものであ
るので、残る変動中の図柄の変動状態を単に低速に移行
させて数図柄分変動させた後に確定停止するものに比し
て、残る変動中の図柄の変動状態に変化を持たせること
ができ、パチンコ遊技の興趣を一層高揚することができ
る。請求項2に記載の構成によれば、一時停止再変動動
作を複数回繰り返すので、さらにパチンコ遊技の興趣を
一層高揚することができる。請求項3に記載の構成によ
れば、一時停止再変動動作がリーチ状態中に変動中の図
柄において発生するので、変動中の図柄の一時停止再変
動動作により図柄表示装置によって特典状態が成立する
か否かの期待感をさらに盛り上げ、遊技者を十分に惹き
付けることができる。請求項4に記載の構成によれば、
変動中の図柄の一時停止再変動動作が、高速変動中の図
柄を低速変動させ、続いて一時停止した後再変動を行う
ものであるので、高速変動から低速変動に切り換わるこ
とで、遊技者に図柄が流れるように見せ、徐々に図柄を
認識させてから停止させることができ、さらにパチンコ
遊技の興趣を一層高揚することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者に対して特典状態の成立を判定さ
    せるための図柄を変動表示する複数の図柄表示部を有し
    た図柄表示装置を備えたパチンコ遊技機において、前記
    図柄表示装置は、前記複数の図柄表示部が図柄変動を行
    って順次前記図柄を停止していく間にリーチ状態となっ
    た場合、変動中の図柄を、一時的に停止した後再度変動
    を行う一時停止再変動動作を複数回繰り返すものである
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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