JP2000082370A - 三動作型圧力スイッチ - Google Patents

三動作型圧力スイッチ

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JP2000082370A
JP2000082370A JP10296227A JP29622798A JP2000082370A JP 2000082370 A JP2000082370 A JP 2000082370A JP 10296227 A JP10296227 A JP 10296227A JP 29622798 A JP29622798 A JP 29622798A JP 2000082370 A JP2000082370 A JP 2000082370A
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hall
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pressure
fixed
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JP10296227A
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Masao Futami
正男 二見
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Saginomiya Seisakusho Inc
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 振動によって不安定な作動を行うことが無
く、しかも、複数の圧力に応じて出力を発生することが
できるようにした三段作動型圧力スイッチを提供する。 【解決手段】 第1反転板受け7、第1反転板6、第3
反転板8、第2反転板15、第1反転板上に一端が載置
される第1作動軸16、第3反転板上に一端が載置され
る第2作動軸18、一端が端子に固定され他端に第1永
久磁石23が固定されるとともに、中間部に第2作動軸
18の他端が当接する第1板バネ22、一端が端子に固
定され他端に第2永久磁石24が固定されると共に、中
間部に第1作動軸16の他端が当接する第2板バネ2
1、第1永久磁石23に間隔をもってケーシングに固定
された第1ホールIC27、第2永久磁石24に間隔を
もってケーシングも固定された第2ホールIC28とか
らなる三動作型圧力スイッチを構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルームエアコン、
カーエアコン用冷媒回路、車両用ブレーキ圧やオイルポ
ンプ圧力を制御するために、冷媒の圧力や各種油圧等を
検出するための圧力スイッチに関し、特に複数の圧力に
応じて多段に作動するようにした多動作型圧力スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ルームエアコン、カーエアコン用冷媒回
路においては、凝縮器出口圧力等の冷媒圧力を検出し、
その信号に基づき所定の作動を行うよう各種制御を行っ
ている。又、車両用ブレーキシステムにおいては、AB
S等種々のブレーキ制御を行っており、そのためにはブ
レーキ油圧を検出し、所定の圧力になるように制御を行
っている。更に、エンジンの潤滑油圧を検出し車両の各
種制御を行う等、種々の分野で気体や液体の流体圧力を
検出する必要があるため、ダイヤフラムにその圧力を受
け、ダイヤフラムの変位量を検出することにより流体圧
力の検出を行っている。
【0003】このような検出手段としては種々のものが
提案されているが、ダイヤフラムの流体圧力による変位
をダイヤフラムと連結した作動軸に伝達し、この作動軸
によりスイッチをON、OFFすることにより、流体圧
力が所定以上になったことを検出する圧力スイッチが最
も一般的である。このような圧力スイッチは、ダイヤフ
ラムのリニアな変位によりスイッチを作動しているの
で、スイッチの構成部材自体の精度、及びその取付精
度、更には、周囲温度によってその作動点が変化し、適
正な作動が行われないことがある。そのため、これらの
精度維持のための品質管理等に多くの手数が必要とな
る。
【0004】その対策として、流体圧を受けるダイヤフ
ラムをスナップアクション式とし、流体の圧力が所定以
上の圧力になったときダイヤフラムを反転させ、それに
より作動軸を介してスイッチをON,OFF作動する圧
力スイッチも提案されている。この圧力スイッチによる
と、上記の圧力スイッチと比較して、スイッチの作動は
安定し、精度維持のための作業を減少させることが可能
となる。しかしながら、これらの圧力スイッチはいずれ
もダイヤフラムの作動を作動軸を介してスイッチをO
N,OFFさせているため、長期間使用していると、接
点が次第に消耗し、また、接点の作動の繰り返しにより
摩擦粉が発生し、これが接点表面に付着するとともに周
囲のゴミ等も付着し、接点部分の導通不良を発生するこ
ともある。又、長期間使用していると、接点部分の接触
抵抗が次第に変化し、接点を通る電流の電圧が大となり
負荷側の電圧が作動電圧を下回ることもある。
【0005】更に、近年、上記のような各種制御機器に
おいて、マイコンを使用することが多くなっており、マ
イコンを用いた制御機器は低電流、低電圧で作動するた
め、この制御機器に接続するセンサ類は簡単な手段で接
続するためにも低電流、低電圧で作動するものが好まし
い。その点、上記従来の圧力スイッチにおいては、接触
式のスイッチを用いているため、上記のような接点の接
触部での経年変化に対応するためにもその電流、電圧値
は比較的大きく設定されており、このようなスイッチを
マイコンを用いた制御機器に接続するには、この信号を
低電流、低電圧に変換する同路素子を必要としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それに対して、例え
ば、特開平l−124736号公報に示されるように、
接触式スイッチに替えて、流体圧力を受けるダイヤフラ
ムに設けた作動軸の先端に磁石を固定しこの磁石の移動
する領域に近接する位置で、かつ所定の位置にホールI
Cを配置し、ダイヤフラムが所定以上変位したことをこ
のホールICによって無接触で検出するようにしたもの
も提案されている。この圧力検出装置においては、無接
触によりダイヤフラムが所定以上変位したことを検出す
ることはでき、その出力は低電流、低電圧とすることは
できるものの、その作動はアナログ作動であるため、前
記のように部品の精度及び取付精度を要求されるほか、
このようなスイッチを車両等の振動の多い箇所に取り付
けると、ダイヤフラムの振動等によりホールICに磁界
が接近及び離間を繰り返し、誤検出及び制御機器のハン
チング作動を生じる原因となる。
【0007】その対策として、本出願人により所定圧力
以上で反転する反転板を設け、この反転板の中央部に当
接する作動軸の先端に磁石を固定し、磁石の移動範囲に
近接してホールICをケース等の固定側に設け、反転板
の作動で磁石が所定の2位置をとることができるように
セットし、所定圧力以上で磁石がホールICから離れた
位置から近接した位置に移動すること、及びその逆方向
へ移動することをホールICで検出し、信号を出力する
ようにした圧力検出スイッチを提案している。
【0008】このような圧力スイッチとすることによ
り、圧力が所定以上か以下かによって、ホールICの出
力が明確に変化するので、部品の精度及び取付精度は要
求されず、振動によりホールICに磁界が接近及び離間
を繰り返し、誤検出を生じたり、制御機器のハンチング
作動を生じることを防ぐことができるようになった。
【0009】しかしながら、本出願人により提案された
上記圧力検出スイッチは、圧力が所定の圧力以上である
か否かであるかの1つの状態しか検出することができな
い。したがって、圧力が第1の所定の圧力と、第2の所
定の圧力とを検出して出力を発生する、等、複数の圧力
を検出して出力を発生することができなかった。そのた
め、例えば、カーエアコンにおいて、冷媒圧力が、第1
の所定圧力以上であるか、あるいはこの第1の所定圧力
よりも低い第2の所定圧力以下であるかを検出して保守
を行うようにする際等、複数の圧力を検出する必要のあ
るときには、検出する圧力に応じた複数のスイッチを設
ける必要があり、設備費が高価なものとなり、また、大
型のものとならざるを得ない。
【0010】したがって、本発明は、接触式スイッチを
用いることなくホールICを用いて圧力を検出すること
により、長期間安定して作動するとともに、低電流・低
電圧で作動させることができ、かつ、流体圧力が所定以
上の圧力になったことを確実に検出し、振動によって不
安定な作動を行うことが無く、しかも、複数の圧力に応
じて出力を発生することができるようにした三段作動型
圧力スイッチを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、片面に流体圧を受けるダイヤフラム、該ダ
イヤフラムの他面に載置した第1反転板受け、第1反転
板受けの片面とダイヤフラム間に設けた第1反転板、該
第1反転板受けの他面と第2反転板受け間に設けた第3
反転板、第2反転板受けとケーシング間に設けた第2反
転板、第1反転板上に一端が載置される第1作動軸、第
3反転板上に一端が載置される第2作動軸、一端が端子
に固定され他端に第1永久磁石が固定されるとともに、
中間部に第2作動軸の他端が当接する第1板バネ、一端
が端子に固定され他端に第2永久磁石が固定されると共
に、中間部に第1作動軸の他端が当接する第2板バネ、
第1永久磁石に間隔をもってケーシングに固定された第
1ホールIC、第2永久磁石に間隔をもってケーシング
も固定された第2ホールICとからなる三動作型圧力ス
イッチを構成したものである。
【0012】本発明は、上記のように構成したので、流
体圧が上昇してダイヤフラムを上昇させると、特にバネ
定数の小さな第2反転板及び第1板バネ,第2板バネを
変形させて、ダイヤフラムを上昇させ、それにより第1
作動軸及び第2作動軸を上昇させる。圧力が上昇する
と、最初第2反転板が反転し、第2反転板の下方への押
圧力が無くなるので、ダイヤフラムの下方への押圧力が
無くなり、各部材は上昇し、特に第2作動軸の上昇によ
り第1永久磁石が第1ホールICに近接するため、第1
ホールICは所定圧力において出力をHiからLoに切
り換える。更に圧力が上昇すると、各部材はその分上昇
し、更に圧力が上昇すると第1反転板が反転する位置ま
でダイヤフラムが上昇し、各部材は所定状態となる。そ
れにより第1作動軸は第2永久磁石を上昇させ、第2ホ
ールICに近接するため、第2ホールICは所定圧力に
おいて出力をHiからLoに切り換える。更に圧力が上
昇すると、各部材はその分上昇し所定状態を維持する。
所定圧力になると、第3反転板が反転する位置までダイ
ヤフラム及び第1反転板受けが上昇し、各部材は所定状
態となる。それにより第2作動軸は第1永久磁石を上昇
させ、第1ホールICから離れるため、第1ホールIC
は所定圧力において出力をLoからHiに切り換える。
この状態から圧力が降下すると、所定圧力において第3
反転板が反転して元に戻り、更に所定圧力において第1
反転板が反転して元に戻り、更に所定圧力において第2
反転板が反転して元に戻り、各反転板の反転時にホール
ICからの出力は切り替わる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に沿って説
明する。図1乃至図3は本発明を三動作型圧力スイッチ
として用いた例を示しており、圧力導入口1を備える継
手2の上部開口には、端子台3の下端部が嵌入し、角リ
ング4によって嵌合部をシールし、継手2の上端部をか
しめることにより、継手2と端子台3は一体化し、全体
としてケーシング19を構成している。上記端子台3の
下端部と角リング4との間には、ダイヤフラム5の周囲
を挟持している。ダイヤフラム5の上部には第1反転板
6が載置され、その上に第1反転板受け7を載置し、更
にその上には第3反転板8を載置している。第1反転板
受け7の下面中央には、第1反転板受け部10を設け、
その周囲の突出部11はダイヤフラム5の上面に当接し
ている。圧力導入口1からの流体圧力が低い際には、図
1に示すように、第1反転板6の周縁は第1反転板受け
部10の周囲に当接し、中央部はダイヤフラム5の中央
を図中下方に押圧している。
【0014】第1反転板受け7は、端子台3の内壁12
において上下に摺動自在に配置され、その上面中央には
第3反転板8の中央部を受けている。第3反転板8は、
端子台3の内壁12に摺動自在に配置されている第2反
転板受け13の第3反転板受け部14に収納され、その
周縁部は第2反転板受け13の下面に当接し、その中央
部は第1反転板受け7の中央上部に圧接している。第2
反転板受け13の上部には第2反転板15が設けられ、
第2反転板15の周縁は端子台3の内壁に係止され、中
央部は第2反転板受け13の上部中央に圧接している。
【0015】第1反転板6の中央上部には第1作動軸1
6の下端が当接し、第2反転板受け13の中心貫通孔1
7に摺動自在に設けた第2作動軸18の貫通孔20を貫
通し、その上端は第2板バネ21に当接している。ま
た、第2作動軸18の下端は第3反転板8の上部中心に
当接し、上端は第1板バネ22に当接している。端子台
3の内部には、電源用Vcc端子31−1、出力用第1
OUT端子31−2、出力用第2OUT端子31−3、
電源用、出力用GND端子31−4が固定されている。
第1板バネ22及び第2板バネ21の一端は、それぞれ
上下に間隔を有して出力用第1UT端子31−2に固定
され、他端にはそれぞれ第1永久磁石23,第2永久磁
石24が第1磁石ホルダー25,第2磁石ホルダー26
に保持されて固定されている。また、各永久磁石に対向
して、端子台の内部には第1ホールIC27と第2ホー
ルIC28が固定されている。各ホールIC等には端子
台上部の端子収納部30に突出する端子31と接続され
ている。実施例において、端子は4本設けられている。
【0016】第2反転板15は、第1反転板6及び第3
反転板8よりもバネ定数が小さく設定されており、各反
転板よりも小さな力で第2反転板8が反転するように設
定されている。また、第1反転板6は第3反転板8より
もバネ定数が小さく設定されており、第3反転板8より
も小さな力で反転するように設定されている。したがっ
て各反転板のバネ定数は、第2反転板15,第1反転板
6、第3反転板8の順に小さく設定され、その順に反転
するようになっている。
【0017】上記のように構成された三動作型圧力スイ
ッチ31の使用に際しては、圧力を測定する機器に継手
2をOリング32を介して連結固定する。機器の使用時
には、流体が圧力導入口1から入り、ダイヤフラム5を
その圧力に応じて押し上げる。このとき、ダイヤフラム
5には、下方から流体圧力を受け、上方からは、第1反
転板6、第2反転板15、第3反転板8のバネ力、及び
第1作動軸16の先端を押圧している第2板バネ21及
び第1板バネ23の力を受けてバランスしている。した
がって、流体の圧力が高くなるに従って、特にバネ定数
の小さな第2反転板15及び第1板バネ22,第2板バ
ネ21を変形させて、ダイヤフラム5を上昇させ、それ
により第1作動軸16及び第2作動軸18を上昇させ
る。圧力が上昇すると、最初第2反転板15が反転し、
図2の(イ)に示す状態から図2の(ロ)に示す状態と
なる。その結果、第2反転板15の下方への押圧力が無
くなるので、その分ダイヤフラムの下方への押圧力が無
くなり、各部材は上昇し、特に第2作動軸の上昇により
第1永久磁石23が第1ホールIC27に近接するた
め、第1ホールIC27は図11に示す圧力B2におい
て出力をHiからLoに切り換える。
【0018】更に圧力が上昇すると、各部材はその分上
昇し、図2(ハ)に示す状態を維持する。圧力がB4に
なると第1反転板6が反転する位置までダイヤフラムが
上昇し、各部材は図2(ニ)に示す状態となる。それに
より第1作動軸16は第2永久磁石24を上昇させ、第
2ホールIC28に近接するため、第2ホールIC28
は図3に示す圧力B4において出力をHiからLoに切
り換える。
【0019】更に圧力が上昇すると、各部材はその分上
昇し、図2(ホ)に示す状態を維持する。圧力がB6に
なると、第3反転板8が反転する位置までダイヤフラム
及び第1反転板受け7が上昇し、各部材は図2(へ)に
示す状態となる。それにより第2作動軸18は第1永久
磁石23を上昇させ、第1ホールIC27から離れるた
め、第1ホールIC27は図3に示す圧力B6において
出力をLoからHiに切り換える。
【0020】この状態から圧力が降下すると、圧力B5
において第3反転板8が反転して元に戻り、圧力B3に
おいて第1反転板6が反転して元に戻り、更に圧力B1
において第2反転板15が反転して元に戻り、最終的に
図2(イ)に示す状態に戻る。各反転板の反転時にホー
ルICからの出力は切り替わる。
【0021】上記のような三動作型圧力スイッチ31を
用いると、図3に示すように、圧力B1乃至B2以下の
第1の状態、圧力B1乃至B2から圧力B3乃至B4の
間の第2の状態、圧力B3乃至B4から圧力B5乃至B
6の第3の状態、圧力B5乃至B6以上の第4の状態の
4つの状態を各ホールICからの出力によって検出する
ことができる。
【0022】ここで、永久磁石とホールICとの間隔を
調整することにより出力の切り替え時を対応することが
できる。図4には、永久磁石の移動方向とホールICの
出力の関係を、永久磁石とホールICとの間隔Bを変え
て表したものを示している。この図においては、ホール
ICと永久磁石の配置を図5(イ),(ロ)に示すよう
にその中心をずらし、かつ、永久磁石のS極をホールI
Cの中心に近い側に位置させている。このように、永久
磁石とホールICとの間隔、永久磁石の極とホールIC
との配置関係を調整する調整部を端子台の内部に持って
いることが好ましいが、このスイッチの設計組立時に所
定の特性となるように調整して製作することもできる。
なお、図4において、永久磁石の移動の少ないときの出
力信号の切り替え部分は、永久磁石がホールICの下方
部分にあるときの作動であり、永久磁石の移動の大きい
ときの出力信号の切り替え部分は、永久磁石がホールI
Cの上方にあるときの作動である。
【0023】上記のような配置の作動特性は、図4から
明らかなように、出力信号位置のヒステリシスの中間位
置間の距離が永久磁石とホールICとの間隔によって変
化し、その間隔が小さいほど前記距離が大きくなってい
ることがわかる。また、永久磁石がホールICに近接し
ているときは各切り替え位置において、HiとLo出力
のヒステリシスが大きくなり、この間隔が所定以上大き
くなるとHiとLoの切り替え出力が得られないことが
わかる。
【0024】一方、図6には、磁石の設置方向を図7に
示すように配置した際の特性図を示している。即ち、こ
の配置においては、磁石のS極をホールICに対向する
ように配置したものであり、このように、磁石の設置方
向を変えると、磁石とホールICとの間隔を小から大に
していくとき途中まではHiとLoの中心間距離が次第
に広がり、さらに大きくしていくとその距離が小さくな
ることがわかる。この時のHiとLo出力のヒステリシ
スは前記距離が大きくなるほど大きくなり、最後には切
り替え出力が得られなくなることは図4と同様である。
【0025】上記のように、反転板を3種類用いて4つ
の圧力状態を識別したものを示したが、そのほか反転板
を更に用いることにより、更に種々の態様の多段作動型
圧力スイッチとすることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し、作用す
るので、接触式スイッチを用いることなくホールICを
用いて圧力を検出することにより、長期間安定して作動
するとともに、低電流・低電圧で作動させることがで
き、かつ、流体圧力が所定以上の圧力になったことを確
実に検出し、振動によって不安定な作動を行うことが無
く、しかも、複数の圧力に応じて出力を発生することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示し、(イ)は第1断面
図、(ロ)は第1断面図と直角方向の第2断面図、
(ハ)は平面図である。
【図2】 本発明の実施例の作動説明図であり、(イ)
乃至(ヘ)は順に流体の圧力が上昇した際の作動を示
す。
【図3】 本発明の実施例の圧力−出力線図である。
【図4】 本発明の永久磁石とホールICを第1の態様
で配置し、その間隔を変化させた際の、磁石の移動−出
力線図である
【図5】 図4の永久磁石とホールICの配置を説明す
る図であり、(イ)はその斜視図、(ロ)はその平面図
である。
【図6】 本発明の永久磁石とホールICを第2の態様
で配置し、その間隔を変化させた際の、磁石の移動−出
力線図である。
【図7】 図6の永久磁石とホールICの配置を説明す
る斜視図である。
【符号の説明】
1 圧力導入口 2 継手 3 端子台 4 角リング 5 ダイヤフラム 6 第1反転板 7 反転板受け 8 第3反転板 15 第2反転板 16 第1作動軸 18 第2作動軸 21 第2板バネ 22 第1板バネ 23 第1永久磁石 24 第2永久磁石 27 第1ホールIC 28 第2ホールIC

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に流体圧を受けるダイヤフラム、該
    ダイヤフラムの他面に載置した第1反転板受け、第1反
    転板受けの片面とダイヤフラム間に設けた第1反転板、
    該第1反転板受けの他面と第2反転板受け間に設けた第
    3反転板、第2反転板受けとケーシング間に設けた第2
    反転板、第1反転板上に一端が載置される第1作動軸、
    第3反転板上に一端が載置される第2作動軸、一端が端
    子に固定され他端に第1永久磁石が固定されるととも
    に、中間部に第2作動軸の他端が当接する第1板バネ、
    一端が端子に固定され他端に第2永久磁石が固定される
    と共に、中間部に第1作動軸の他端が当接する第2板バ
    ネ、第1永久磁石に間隔をもってケーシングに固定され
    た第1ホールIC、第2永久磁石に間隔をもってケーシ
    ングも固定された第2ホールICとからなることを特徴
    とする三動作型圧力スイッチ。
  2. 【請求項2】 第2反転板が反転したとき第1永久磁石
    が第1ホールICに近接し、第1反転板が反転したとき
    第2永久磁石が第2ホールICに近接し、第3反転板が
    反転したとき第1永久磁石が第1ホールICから遠ざか
    るようにしてなる請求項1記載の三動作型圧力スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 永久磁石とホールICの間隔、配置調整
    部を備えてなる請求項1又は請求項2記載の三動作型圧
    力スイッチ。
  4. 【請求項4】 ホールICと永久磁石の配置との中心を
    ずらし、永久磁石のS極をホールICの中心に近い側に
    配置してなる請求項1乃至請求項3記載の三動作型圧力
    スイッチ。
  5. 【請求項5】 磁石のS極をホールICに対向するよう
    に配置してなる請求項1乃至請求項3記載の三動作型圧
    力スイッチ。
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JP2006164772A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Nemoto Kyorindo:Kk スイッチング素子
CN100369175C (zh) * 2005-12-23 2008-02-13 高建立 摆臂式磁接近开关

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