JP2000082278A - 動画像編集方法 - Google Patents

動画像編集方法

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JP2000082278A
JP2000082278A JP11187174A JP18717499A JP2000082278A JP 2000082278 A JP2000082278 A JP 2000082278A JP 11187174 A JP11187174 A JP 11187174A JP 18717499 A JP18717499 A JP 18717499A JP 2000082278 A JP2000082278 A JP 2000082278A
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cut
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JP11187174A
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English (en)
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Kazuhito Yaegashi
一仁 八重樫
Hirotada Ueda
博唯 上田
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Hitachi Denshi KK
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Hitachi Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】編集する動画像が情報記憶装置に記憶されてな
い場合でもツリー構造を作成することができ、また、す
でに動画像編集を行ない情報記憶装置に記憶されていた
画像情報が消去されている場合でも、再度編集画像素材
を情報記憶装置に記憶し、再度編集操作を行ない、ツリ
ー構造を作成しなくても動画像編集を行なうことができ
る動画像編集方法および装置を提供する。 【解決手段】動画像の各カット画像の代表画像を表示装
置の編集画面に表示し、複数の代表画像の中から所要の
代表画像を選択し、所要の代表画像による階層構造を作
成することにより動画像を編集する動画像編集方法にお
いて、カット画像またはシーン画像を動画像情報を持た
ないカット画像またはシーン画像とし、動画像情報を持
たないカット画像またはシーン画像の1つ以上の集合か
らなるそれぞれの代表画像を空白アイコンとして表示す
るようにし、空白のカット画像およびシーン画像を含め
た階層構造を表示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン放送
番組制作、ビデオ番組制作などの動画像の番組制作に使
用する動画像編集方法および装置、特に、所要のプログ
ラムソフトウエアを使用したコンピュータで制御し、デ
ィスプレイ画面上のウィンドウに表示される編集画像素
材のM-アイコンを選択して画面表示操作による動画像の
編集を行なう動画像編集方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの高速化、高機能化
に相俟って、ソフトウエアの多様化、高機能化が急速に
進展しており、これらコンピュータ、ソフトウエアをテ
レビジョン放送番組やビデオ番組の制作設備に使用する
ことで、番組制作等に用いられる動画像編集装置の高機
能化が行われている。
【0003】特に、近年の番組制作は、画像データと音
声データとからなる画像情報の編集に、例えば、取扱い
や保存が容易で廉価なハードディスクを使用したランダ
ムアクセスが可能な情報記憶装置を有する動画像編集装
置を使用して画像情報の編集を行っており、更に、高機
能化、多様化しているコンピュータ、ソフトウエアを採
用することで、ますますの高機能化が行われている。
【0004】コンピュータ支援による動画像編集装置の
例としてノンリニア編集システムがある。このシステム
では、ランダムアクセスが可能なディスク型記憶装置に
映像素材をいったん格納しておき、編集装置の画面に記
憶装置から読出した動画像の代表画像を表示してオペレ
ータが表示画面上のグラフィック部品を操作することに
よって動画像の編集を行うものである。
【0005】図2は、動画像編集方法を実施するノンリ
ニア編集システムの構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0006】この動画像編集装置は、所要のプログラム
ソフトウエアに従って動画像編集装置を構成する各装置
の各種制御および編集の処理を行なうCPU(中央演算処
理装置)201と、CPU201による制御情報や、動画像、シ
ーン画像、カット画像および編集の状況を表す階層構造
(ツリー構造)の情報など編集に関する情報を表示する
ディスプレイ208と、ディスプレイ208の画面上に表示さ
れている情報を選択してCPU201へのコマンドの入力を行
なうマウスやキーボードなどの入力装置209と、ディス
プレイ208に表示する画像情報を記憶するフレームバッ
ファメモリ207と、編集に使用する動画像の画像信号、
音声信号を記録媒体から再生し出力する画像再生装置
(例えば、ビデオテープレコーダ:VTR)205と、画像再
生装置205から出力される動画像の画像信号を動画像編
集装置で扱うフォーマットの画像情報に変換し情報記憶
装置206などへ出力する、あるいは動画像編集装置で扱
うフォーマットで編集され情報記憶装置206から出力さ
れる動画像の画像情報を画像信号に変換し画像信号出力
201から出力するビデオインタフェース204と、動画像を
構成するフレーム画像の隣接するフレーム画像を比較し
てフレーム画像間の差の画像情報が所定量を越えて変化
している場合には隣接するフレーム画像を異なるカット
画像に属すると判定するカット変化点検出部203と、動
画像編集装置で扱うフォーマットに変換しビデオインタ
フェース204から出力される画像情報を圧縮あるいは伸
張する圧縮伸張部212と、CPU201の各種制御プログラム
ソフトウエアを記憶するとともに、動画像編集装置で使
用されるさまざまな制御情報などを一時記憶するメモリ
202と、画像再生装置205から再生されビデオインタフェ
ース204で所要フォーマットに変換された編集に使用す
る動画像の画像情報を記憶するとともに、メモリ202で
一時記憶した動画像編集装置で使用されるさまざまな編
集情報や制御情報(一連の動画像のフレーム番号、検出
したカット変化点のカット画像のフレーム番号、入力し
た動画像(例えばサイズ640×480画素)をディスプレイ
208の画面に表示される画像サイズ(例えば80×60画
素)に縮小した縮小表示用画像(M-アイコン)、カット
画像に順次シリアルに付与されているカット画像番号、
複数のカット画像の順序を表すシーケンス番号等)を記
憶するランダムアクセス可能な、例えばハードディスク
や光ディスクや光磁気ディスクなどの記録媒体を使用し
た情報記憶装置206と、動画像編集装置内の各装置間の
ディジタル情報伝送に使用されるバス210とを備えてい
る。なお、バス210に接続されている各装置は、バス210
を介してCPU201からのアクセス信号により制御される。
また、情報記憶装置206を伝送ネットワークを介したリ
モートファイルとしてもよい。更に、通信ネットワーク
等を経由して外部より動画像データを取り込むこともで
きる。 また、所要の制御プログラムソフトウエアをメ
モリ202に記憶したものとして説明しているが、メモリ2
02と別のメモリに記憶させてもよく、例えばCPU201に内
蔵されているメモリに記憶させてあってもよい。
【0007】上述のように構成され、所要のプログラム
ソフトウエアをメモリ202に備えている動画像編集装置
を使用することにより、編集する動画像の画像情報を情
報記憶装置206に記憶し管理することができ、ディスプ
レイ208の画面上に、情報記憶装置206に記憶している動
画像をカット画像のM-アイコンやシーン画像のM-アイコ
ンとして表示し、カット画像やシーン画像等を代表する
M-アイコンで表示されたツリー構造を形成することで動
画像の編集作業を行なうことができる。ディスプレイ20
8の画面では、M-アイコンが、動画像の編集に使用する
カット画像やシーン画像および編集状態を表すツリー構
造などの編集情報とのインタフェースであり、編集者
は、入力装置209の例えばマウスを使用して、この編集
情報を表示する画面の編集情報を選択することで動画像
編集装置に指示を与えることができる。
【0008】次に、前記のように構成された動画像編集
装置における動画像編集の動作を説明する。まず、ディ
スプレイ208に表示されている操作画面(図示していな
い)において、入力装置209、例えばマウスを使用して
指示を行ない、画像再生装置205、例えばVTRを動作さ
せ、装填済みのビデオテープに記録された画像信号を再
生出力し、ビデオインタフェース204で所要フォーマッ
トの画像情報に変換し、バス210を介して情報記憶装置2
06に画像情報を記憶する。ビデオインタフェース204で
所要フォーマットに変換された画像情報は、さらに、バ
ス210を介してカット変化点検出部203に入力される。カ
ット変化点検出部203は、入力された画像情報の隣接す
るフレーム画像を比較してフレーム画像間の差の画像情
報が所定量を越えて変化している場合には隣接するフレ
ーム画像は異なるカット画像に属すると判定をする。こ
のカット画像の変化点で切分けられたカット画像は、CP
U201の制御により、カット画像ごとにカット画像番号を
付与される。カット画像の変化点で切り分けられたカッ
ト画像のフレーム番号、カット画像ごとのカット画像番
号、高速表示用画像(縮小画像:M-アイコン)用ファイ
ル名、圧縮動画像ファイル名からなる動画像情報は、情
報記憶装置206に記憶される。
【0009】また、ビデオインタフェース204で所要フ
ォーマットに変換された画像情報は、バス210を介して
圧縮伸張部212にも入力されており、圧縮伸張部212で圧
縮された圧縮動画像情報は、情報記憶装置206に記憶さ
れる。また、複数のフレーム画像からなる動画像全体の
確認、あるいはシーン画像の内容の確認、あるいは編集
した番組の確認をするために、高速で読出しができる高
速表示用画像も情報記憶装置206に登録記憶される。高
速表示用画像は、高速で画像を再生するために、カット
画像の代表画像として表示される画像サイズ(例えば80
×60画素)に合わせて、画像の画素数を減少させ、縮小
した動画像(縮小画像:M-アイコン)である。この高速
表示用縮小動画像は、シーン画像の内容を確認したいと
き、所要のシーン画像を、入力装置209、例えばマウス
で指示を行ない、図8に示すように、高速表示用ウィン
ドウ805へ表示される。即ち、この高速表示は、シーン
画像中に含まれるすべてのフレーム画像を再生せず、カ
ットの変化点毎の縮小画像だけを再生する。このため、
再生に要する時間は、通常再生の時間に比べて遥かに早
くなる。なお、カット画像の変化点の検出が正しくない
とオペレータが判断した場合は、カットの変化点の修正
を指示して、情報記憶装置206の動画像情報を、オペレ
ータの指定する点に登録し直すことができる。
【0010】高速表示用縮小動画像(M-アイコン)はま
た、動画像編集を行うはじめの段階として、図8の素材
エリア803に、例えば、時間順に左上から右、下の方向
に並べて表示される。
【0011】この図8は、動画像編集方法による編集画
面の例で、ディスプレイ208の表示画面上に表示された
編集用ウィンドウ801、素材エリア803、編集エリア80
2、編集機能ボタンスイッチ群804などを示しており、素
材エリア803にはカット画像の代表画像を表すM-アイコ
ン307が複数表示され、(図面上には一枚のカット画像
の代表画像として描かれているが、これは省略された図
であって、実際のディスプレイ画面上では、M-アイコン
307それぞれが、カット画像それぞれが持つフレーム画
像数の枚数が重なった厚みのある形状で表示されてい
る)、編集エリア802には編集されたツリー構造が示さ
れている。また、編集者により入力装置209、例えばマ
ウスを使用して動画像編集が指示されると、情報記憶装
置206、あるいはメモリ202から階層構造管理情報を読出
して、指示されたツリー構造の登録(編集)が行われる
ことのなる。
【0012】次に、図14によってVTR等の画像再生装
置205から動画像を取込み、階層構造に動画像編集を行
う動作の一部を説明する。図9は画像再生装置205から
動画像を取込み高速表示用縮小画像(M-アイコン)の作
成と素材エリア803への表示までの処理動作を説明する
フローチャートである。図14において、マウスまたは
キーボード等の入力装置209によって、画像再生装置205
から情報記憶装置206へ動画像を記録するように指示が
なされる(記録指示ステップ101)。更に、入力装置209
から該当する動画像に関する高速表示用ファイル名、動
画像ファイル名、動画像情報ファイル名を入力する(フ
ァイル名入力ステップ102)。次に、ステップ102で入力
されたファイル名がメモリ202に記録され(ファイル名
記録ステップ103)、画像再生装置205から情報記憶装置
206への記録が開始され(記録開始ステップ104)、か
つ、カット番号として“1”がつけられる(カット番号
“N=1”入力ステップ105)。次に、記録が終了していれ
ばステップ123へ進み、終了していなければステップ107
へ進む(記録終了分岐ステップ106)。ステップ107は、
画像再生装置205から映像信号を1フレームずつ出力する
映像信号出力ステップ107で、出力された映像信号(フ
レーム画像)はビデオインターフェース204を介して、
バス210へ送られ(バス入力ステップ108)、バス210か
らカット変化点検出部203とCPU201と圧縮伸張部212へ送
られる(映像信号伝達ステップ109)。CPU201は、送ら
れたフレーム画像を例えば1/64の画素数(640×480画素
から80×60画素)に縮小し(縮小ステップ110)、
この縮小したデータを高速表示用ファイルとして情報記
憶装置206に格納し(高速表示用ファイル格納ステップ1
11)、更に、高速表示用ファイルに書込まれたアドレス
をメモリ202に格納する(アドレス格納ステップ112)。
また、圧縮伸張部212では、送られたフレーム画像をデ
ータ圧縮し、圧縮したデータを情報記憶装置206に送り
(データ圧縮ステップ113)、情報記憶装置206では送ら
れてきた圧縮データを動画像ファイルとして格納する
(動画像ファイル格納ステップ114)。次にカット変化
点検出部203では、送られてきたフレーム画像からカッ
トの変化点を検出しており、カット変化点として検出さ
れなければステップ106に進み、カットの変化点であれ
ばステップ116に進む(カット変化点検出ステップ11
5)。ステップ116以降の処理では、まず、カウンタ値C
を“1”増やし(カウンタ値増加ステップ116)、次に、
カット番号を1つ増やし“カット番号”=“カット番
号”+ 1とし(カット番号変更ステップ117)、次に、カ
ットの長さを“カット長さ= N - N1”(N1は前回のカッ
ト点のタイムコード、Nは現在のカット点のタイムコー
ド)を算出し(カット長さ算出ステップ118)、更に、
“N1 = N”として(ステップ119)、メモリ202から高
速表示用ファイル名と高速表示用画像アドレスNを読出
す(アドレス読出しステップ120)。アドレス読出しス
テップ120で読出したアドレスNから、メモリ202にカッ
ト番号(= h + 4 × C),カットの長さ(= h + 4 × C
+ 1),高速表示用ファイル名(= h + 4 × C + 2),
高速表示用画像のアドレス(= h + 4 × C + 3)を格納
し、ステップ106へ戻る(動画像情報格納ステップ12
1)。ステップ123では、メモリ202のアドレスhからアド
レスh + 4 × C + 3までを読出し、動画像情報ファイル
として情報記憶装置206に格納する。
【0013】図11〜図13及び図9と図10によっ
て、階層構造管理情報ファイルが生成される過程を説明
する。図11〜図13は編集中のツリー構造を表す図
で、図9は動画像情報ファイルの構成例を示した図で編
集画面の編集エリアだけを抜粋した図、図10は動画像
情報の階層構造を管理する階層構造管理情報ファイルの
構成例を示した図である。図11〜図13及び図9と図
10によって、階層構造管理情報ファイルが生成される
過程を説明する。図12と図13は編集中のツリー構造
を表す図で、802-1と802-2はツリー構造表示用ウインド
ウ、366-1と366-2はツリー構造、351はカットAのM-アイ
コン、352はカットBのM-アイコン、353はカットCのM-ア
イコン、354はカットDのM-アイコン、355はシーンAのM-
アイコン、356はシーンCのM-アイコンである。また、図
9は動画像ファイルのデータ構造を説明する図である。
901は動画像情報ファイル、551-1と551-2はカット番号
に対応するデータ領域、552-1と552-2はカットの長さに
対応するデータ領域、553-1と553-2は高速表示用ファイ
ル名に対応するデータ領域、554-1と554-2は高速表示用
画像のアドレスに対応するデータ領域である。今、カッ
トA351とカットB352とを1つのシーンにまとめ、シーン
A355とする指示があった時、情報記憶装置206からカッ
トA351とカットB352に対応するデータを、図9のデータ
構造を持つ動画像情報ファイル901を読出して、シーン
番号をA、子となるカットA351とカットB352のそれぞれ
のカット番号のアドレスにそれぞれの値を“A”,“B”
を入力し、更に、2つのカットの表示座標からのシーン
Aの座標(所定の距離だけ離した相対座標)を計算して
図10のような階層構造管理情報ファイルとして情報記
憶装置206に格納する。その結果、例えば図12に示す
ように、ツリー構造表示用ウインドウ802-1にM-アイコ
ン351,352,355のツリー構造366-1に表示される。
【0014】図10は生成された階層構造情報ファイル
のデータ構造を説明するための図である。902は階層構
造管理情報ファイル、500はシーン管理情報ファイル、5
01は階層番号に対応するデータ領域、502は動画像番号
に対応するデータ領域、503は子となるシーン番号
(例えば、後述する図11のシーン番号A355)に対応す
るデータ領域、504は子となるシーン番号(例えば、
後述する図11のシーン番号C356)に対応するデータ領
域、505はM-アイコンの表示座標に対応するデータ領
域、510はカット情報管理ファイル、511は階層番号に対
応するデータ領域、512は親となる動画像番号(例え
ば、後述する図11の動画像A357)に対応するデータ領
域、514は子となるカット番号(例えば、図12のカッ
トA351)に対応するデータ領域、515は子となるカット
番号(例えば、図12のカットB352)に対応するデータ
領域、516はM-アイコンの表示座標に対応するデータ領
域、520はカット画像情報ファイル、521は階層番号に対
応するデータ領域、522はカット番号(例えば、図12
のカットA351)に対応するデータ領域、523はカットの
長さに対応するデータ領域、524は高速表示用ファイル
名に対応するデータ領域、525は高速表示用画像のアド
レスに対応するデータ領域、526はM-アイコンの表示座
標に対応するデータ領域である。
【0015】図9において、動画像情報ファイル901に
は、高速表示用およびカット一欄ウインドウ303(図8
参照)に表示されたM-アイコン307(図8参照)の情報
が格納されている。即ち、データ領域551-1,551-2には
M-アイコン(例えば、図12のカットA351)のカット番
号、データ領域552-1,552-2にはM-アイコンが代表する
カットの長さ(フレーム数)、データ領域553-1,553-2
にはM-アイコンのM-アイコンファイル名、データ領域55
4-1,554-2にはM-アイコンを格納したアドレスが格納さ
れている。(“カット番号”のデータ領域のアドレスを
h番目とすると、h+ 1番目のアドレスは“カットの長
さ”のデータ領域、h+ 2番目のアドレスは“高速表示用
ファイル名”のデータ領域、h+ 3番目のアドレスは“高
速表示用画像のアドレス”のデータ領域、h+ 4番目のア
ドレスは“カット番号”のデータ領域、‥‥‥‥) 図12のツリー構造に、更にシーンCを追加した場合も
同様で、図13に示すように、カットC353,カットD35
4,シーンC356の情報が階層構造管理情報ファイルに登
録され、ツリー構造表示用ウインドウ802-2にM-アイコ
ン353,354,356のツリー構造366-2に表示される。更
に、複数のシーンから動画像を生成する場合も同様で、
情報記憶装置206から階層構造管理情報を読出し、親の
動画像のデータ領域(シーン管理情報ファイル)の子と
なるシーン番号に該当する値をつけて、それらの子とな
るシーンのデータ領域(カット管理情報ファイル)にそ
れらの所属する親となる動画像番号をつける。例えば、
図11のツリー構造表示用ウインドウ802-3に示すよう
に、図13で説明したシーンA355とシーンC356とによっ
て動画像A357を生成した場合には、ツリ−構造366のよ
うな階層状に表示され、図10の階層構造管理情報ファ
イルのシーン管理情報ファイル500、カット管理情報フ
ァイル510、カット画像情報ファイル520のようなデータ
構造が生成されている。
【0016】図11は編集されたツリー構造を表す図
で、802-3はツリー構造表示用ウインドウ、366はツリー
構造、351はカットAのM-アイコン、352はカットBのM-ア
イコン、353はカットCのM-アイコン、354はカットDのM-
アイコン、355はシーンAのM-アイコン、356はシーンCの
M-アイコン、357は動画像AのM-アイコンである。図11
において、カットA351とカットB352とで、シーンA355が
組上げられ、カットC353とカットD354とで、シーンC356
が組上げられている。更に、シーンA355とシーンB356と
で複数のシーン(動画像A)367が組上げられて全体のツ
リー構造ができている。
【0017】以上述べた図9〜図10と図11〜図13
に示すように、カットA351とカットB352をツリー構造に
組上げて一つのシーンA355とする指示がされたとき、情
報記憶装置206からカットA351、カットB352に対応する
データと、図9に例を示した構造の動画像情報ファイル
を読出してツリー構造の情報を付加して図10に示すよ
うな階層構造管理情報ファイルとして登録する。
【0018】以上のように、CPU201は、情報記憶装置20
6に記憶された動画像のカットの変化点としての各カッ
トごとにカット番号を付与する。また、カットの変化点
が正しくないと指示された場合、CPU201は情報記憶装置
206の動画像情報を登録し直す。また、オペレータによ
り入力装置209で動画像編集等が指示されると、情報記
憶装置206あるはメモリ202からツリー構造管理情報を読
出して変更して再登録する。
【0019】上述の編集操作を順次繰り返すことによ
り、CPU201がアイコンの表示座標にもとづいて処理を行
ない、ディスプレイ208の画面上の編集エリア802(図8
参照)に、図11に示すようなツリー構造を表示する。
上述のようなノンリニア編集では、あらかじめ動画像が
記憶装置に格納されていて、代表画像と映像素材とが対
応づけられていることが前提である。しかし、番組制作
の場合、番組の構成は決まっていても映像素材が未だ記
憶装置に格納されていない場合とか、映像素材がすでに
記憶装置に格納されていても、どの映像を使用するか決
まっていない場合がある。例えば、定時のニュース番組
では、番組の時間と構成はあらかじめ決っていても、最
新のニュース映像は実際の番組の開始時間近くでないと
集まってこない場合がある。そのような場合には、使用
する映像素材が決まる前に、番組の編集を開始すること
ができないために、編集作業に十分な時間をかけること
ができないし、編集のための時間に余裕がなくなる。ま
た、番組の構成を決定した後に、その番組構成に適した
映像素材を集めて番組を構成するというやり方も採用で
きない。
【0020】上述のように、従来の動画像編集方法およ
び装置では、あらかじめ記憶装置に編集画像素材が記録
されないと編集ができない。したがって、ビデオ再生ユ
ニットから、または衛星回線から、または放送局のキー
局の専用線などから送られてきた映像入力情報を情報記
憶装置へ記録後に、ツリー構造を作成するため事前に記
憶する必要がある。画像編集は極めてデリケートかつ重
要な作業で、単に映像を情報記憶装置に記憶するより時
間がかかるため、報道番組のようにきわめて緊急性の高
い番組を編集するような場合に編集作業ができないこと
は重大な問題である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による動画像
編集方法および装置は、編集する動画像を、例えばビデ
オテープに記録し、画像再生装置205で再生して、所要
の画像情報として情報記憶装置206へ記憶後に、はじめ
て、ツリー構造を作成するために所要の編集操作を行な
うことで動画像が編集されることになり、情報記憶装置
206に編集する動画像が記憶されていないと、ツリー構
造を作成することができず、編集を行なうことはできな
い。また、情報記憶装置206に記憶されていた画像情
報、例えば高速表示用縮小動画像ファイルが消去された
場合、すでに動画像編集を行ない、動画像情報ファイル
として情報記憶装置206に記憶してあったファイルを読
み出して動画像編集状態を変更しようとしても、動画像
情報ファイルに登録されていた高速表示用縮小動画像フ
ァイルが存在しないため、情報記憶装置206から動画像
情報ファイルを読み出すことはできない。また、情報記
憶装置206の容量に制限があるため、不要と判断した動
画像情報ファイルを情報記憶装置206から消去すること
がある。しかし、編集に使用した動画像情報ファイルを
誤って消去した場合には編集情報が失われ、改めて編集
をやり直さなければならない。動画像情報ファイルに登
録してあったファイルが一つでも存在しなくなると、も
う一度、編集画像素材を情報記憶装置206に記憶し、も
う一度編集操作を行ない、ツリー構造を作成しなければ
ならないため、手間がかかるという問題もある。
【0022】本発明は、前記問題を解決し、編集する動
画像が情報記憶装置に記憶されてない場合でもツリー構
造を作成することができ、また、すでに動画像編集を行
ない情報記憶装置に記憶されていた画像情報が消去され
ている場合でも、再度編集画像素材を情報記憶装置に記
憶し、再度編集操作を行ない、ツリー構造を作成しなく
ても動画像編集を行なうことができる動画像編集方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の動画像編集方法は、表示装置に表示され
た編集画面上で、編集画面上の表示を操作することによ
り、映像素材源から供給される映像素材によって動画像
を編集する動画像編集装置において、映像素材を複数の
フレーム画像からなる複数のカット画像に分割し、各々
のカット画像を代表する代表フレーム画像を編集画面に
表示し、代表フレーム画像を選択して複数のフレーム画
像の組合わせからなる階層構造を組立てて、階層構造を
前記編集画面に表示し、代表フレーム画像の1つあるい
は複数の集まりをシーン画像とし、シーン画像を代表す
るフレーム画像を階層構造に組入れ、指定に応じて、任
意の映像素材を代表するフレーム画像をことが可能な仮
表示画像を生成して、仮表示画像を階層構造に組入れた
ものである。
【0024】また、本発明の動画像編集方法は、選択さ
れたカット画像を仮表示画像に対応づけ、選択されたカ
ット画像を代表するフレーム画像を仮表示画像と置換え
て表示したものである。
【0025】更に、本発明の動画像編集方法は、仮表示
画像を空白アイコンとしたものである。
【0026】また更に、本発明の動画像編集方法は、仮
表示画像が、所望のカット画像を関連づけることが可能
であることを示すM-アイコン、または記号、文字及び数
字の少なくとも1つとしたものである。
【0027】そして、本発明の動画像編集方法はまた、
仮表示画像の少なくとも1つを含む階層構造をテンプレ
ートとして保存し、保存されたテンプレートに含まれる
仮表示画像に所望のカット画像を関連づけることによっ
て動画像編集をおこなうものである。
【0028】更にまた、本発明の動画像編集方法は、表
示装置に表示された編集画面での画面表示操作により動
画像編集を行なうようにした動画像編集装置を使用し、
複数のフレーム画像の集合からなるカット画像と、カッ
ト画像の1つ以上の集合からなるシーン画像と、テーマ
に合わせ1つ以上をまとめたシーン画像とで階層構造を
構成することによりテーマに合せた動画像を編集する動
画像編集方法であって、編集に使用する複数のフレーム
画像の集合からなる動画像をカット画像ごとに分割し、
分割された各カット画像の代表画像として表示される表
示用画像を作成し、作成された複数の表示用画像を表示
装置の編集画面に表示し、表示された複数の表示用画像
の中から所要の表示用画像を選択し、選択された所要の
表示用画像による階層構造を作成することにより動画像
を編集する動画像編集方法において、カット画像を動画
像情報を持たないカット画像とし、動画像情報を持たな
いカット画像の1つ以上の集合からなるシーン画像とと
もにそれぞれの代表画像を空白のカット画像として表示
するようにし、空白のカット画像およびシーン画像によ
る階層構造を表示するようにしたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明による動画像編集方法につ
いて説明をする。従来技術で説明した図2のような構成
の動画像編集装置において、所要のプログラムソフトウ
エアを備えているメモリ202を使用することにより、編
集する動画像の画像情報をメモリ202、更に情報記憶装
置206に記憶して管理することができ、情報記憶装置206
に記憶し管理している動画像をディスプレイ208の画面
上の編集用ウィンドウにカット画像やシーン画像を縮小
したM-アイコンとして表示し、カット画像やシーン画像
を単位とした編集作業を行ない、編集し登録したカット
画像やシーン画像をツリー構造で表示し、一連の動画像
を編集した番組を作成することができる。なお、前述の
「カット画像」というのは、一般的に、テレビジョンカ
メラによる1回の撮像開始から終了までの間で撮像され
たフレーム単位の画像の集合として定義され、通常は動
画像であり、本発明の動画像編集装置においては、ディ
スプレイ208の画面に表示されるアイコンがカット画像
と1対1に対応するユーザインタフェースとなってい
る。「M-アイコン」は、複数のフレーム画像からなる動
画像全体、あるいはシーン画像を高速で表示して見る場
合に、高速表示用として、あるいはカット画像の代表画
像として表示される画像のサイズを所要の比率で縮小し
た表示用画像である。
【0030】また、「シーン画像」というのは、ある決
まった対象を撮像した複数のカット画像の集合として定
義され、複数のシーン画像は、更に特定の撮像テーマで
取りまとめることで1つの番組とすることができる。こ
のように、1つの番組として編集された動画像は、複数
のカット画像、複数のカット画像を集合したシーン画
像、複数のシーン画像を集合した撮像テーマを有する一
連の動画像(番組)というような情報のツリー構造とし
てディスプレイ画面上に表示し整理することができる。
【0031】本発明の動画像編集方法および装置による
動画像の編集の一例を説明する。動画像の編集において
は、まず、画像再生装置205、例えばVTRを動作させ、編
集をして番組に使用したい動画像が記憶されている記憶
媒体、例えばビデオテープから動画像(信号)を再生
し、ビデオインタフェース204で所定フォーマットの画
像情報に変換し、バス210を介して情報記憶装置206へ伝
送し、情報記憶装置206に動画像(情報)を記憶する。
また、ビデオインタフェース204で所定フォーマットに
変換された画像情報は、バス210を介してカット変化点
検出部203に入力される。カット変化点検出部203は、入
力された画像情報の隣接するフレーム画像を比較してフ
レーム画像間の差の画像情報が所定量を越えて変化して
いる場合には隣接するフレーム画像は異なるカット画像
に属すると判定する。カット変化点を検出されたカット
画像のフレーム番号、高速表示用ファイル名、圧縮画像
ファイル名などからなる動画像情報は、情報記憶装置20
6に記憶される。前述のようにして情報記憶装置206に記
憶された動画像を使用して動画像の編集を行なうが、情
報記憶装置206に記憶された動画像は、所要数のカット
画像が記憶されており、それぞれのカット画像が編集す
る番組の画像素材となる。
【0032】図3は、本発明の動画像編集方法により、
動画像編集装置のディスプレイ208の画面上にに表示さ
れる編集画面の一例で、従来技術の説明でも使用した図
8に示すディスプレイ208の画面上に表示された編集用
ウィンドウ801の編集機能ボタンスイッチ群804に、さら
に空白アイコン作成ボタンスイッチ305と、結合ボタン
スイッチ306とを設けたものであり、素材エリア303にカ
ット画像のアイコン310〜317が登録され表示されている
もので、いまだ編集エリア302にはカット画像が編集さ
れておらずツリー構造が形成されていない図である。
【0033】以下、本発明の動画像編集方法および装置
による編集を、編集作業を進める手順に従って説明す
る。まず、例えばニュース番組では、番組の始りに番組
名のテロップが5秒間放送されるシーン、そしてテロッ
プ終了後にアナウンサーが放送スタジオでニュース原稿
を読むシーンが20秒間続き、アナウンサーが原稿を読
み終えた後に30秒間のニュース映像シーンが放送され
る。このアナウンサーが原稿を読むシーンとその後の音
声・文字情報等を含むニュース映像シーンの組合わせ
が、3回繰り返し放送され、最後にコマーシャル(CM)
映像シーンが15秒間放送されるという構成のように、
繰り返し使用される構成が決まっている番組の編集作業
の場合について説明する。
【0034】図3に示す編集用ウィンドウ301の表示に
おいて、動画像編集装置の入力装置209、例えばマウス
を使用して、画面上のポインタを編集機能ボタンスイッ
チ群304の空白アイコン作成ボタンスイッチ305に重ね、
クリックすることで、空白アイコン作成ボタンスイッチ
305を押し、“オン”とする動作の指示をする。空白ア
イコン作成ボタンスイッチ305をオンとすると、編集用
ウィンドウ301のあらかじめ定められた位置(例えば、
この位置は、編集用ウインドウ301の右上や、左下、そ
の他任意の位置に設定できるだけでなく、編集中にマウ
ス等で自由に移動することができる)に、図4に示すよ
うな、カット画像の長さを設定するための、カット画像
の長さ設定用ウィンドウ401が表示される。
【0035】ニュース番組は、最初に、番組名のテロッ
プが5秒間放送されるシーンとなっているから、カット
画像長さデータエリア402に、入力装置209のキーボード
を使用して5秒に相当する数値、例えば「00:00:
05:00」を入力する。ここで、「00:00:0
5:00」は、順に“00”時、“00”分、“05”
秒、“00”フレームを表す。次に、入力装置209のマ
ウスを使用して、OKボタンスイッチ403を押すと、図9
に示した動画像情報ファイル901の、カット画像番号の
アドレス(例えば、データ領域551-1)に値“1”、カッ
ト画像の長さのアドレス(例えば、データ領域552-1)
に“00:00:05:00”、高速表示用ファイル名
のアドレス(例えば、データ領域553-1)に“NULL”、
高速表示用画像アドレス(例えば、データ領域554-1)
に“NULL”と記録される。“NULL”は、対応するカット
画像が未だ登録されていないか、あるいは、存在しない
ことを示す。
【0036】次に、CLOSEボタンスイッチ405を押すと、
カット画像長さ設定用ウィンドウ401の表示が消され
(クローズし)、図3に示す素材エリア303に、動画像
情報ファイル901に記録された長さの値のデータ長を持
つカット画像の代表画像であるM-アイコン310が表示さ
れる。このカット画像の代表画像であるM-アイコン310
は、動画像情報ファイル901に記録されている高速表示
用画像のアドレスにはNULLが記録されていることによ
り、カット画像と対応づけられていないことを示す仮表
示画像、例えば、空白アイコンである。以下、番組を構
成する別の画像についても、同様の操作手順を繰返すこ
とにより、図3の素材エリア303に示す別のカット画像
の仮表示画像である空白アイコン311〜317が表示され
る。空白アイコには、後から任意の画像と関連づける
(結合する)ことができる。また空白アイコンのカット
画像としては、黒信号等の一定レベルの縮小画像を空白
のフレーム画像として挿入したり、文字、記号、数字の
少なくとも1つあるいは、空白アイコンであることを示
す特別の画像を挿入することができる。
【0037】上述のようにして作成された、空白アイコ
ンによる編集画面は、繰返し使用されるので、ニュース
番組の編集用テンプレートとして保存し何度も利用する
ことができる。
【0038】なお、カット画像長さ設定用ウィンドウ40
1のCANCELボタンスイッチ404を押すと、動画像情報ファ
イル901には何も記録せずに、カット画像長さ設定用ウ
ィンドウ401をクローズする。つぎに、素材エリア303の
カット画像の空白のM-アイコン310〜317を選択し、編集
エリア302へ登録し、編集結果として、図5の編集エリ
ア302に示すようにカット画像のM-アイコン310〜317と
シーン画像のM-アイコン318とからなるツリー構造を得
る。このツリー構造の作成については、図8〜図14を
参照して説明した。
【0039】次に、空白となっている各カット画像の部
分に、画像素材の中からニュース番組として使用するニ
ュース画像を選択し登録して、ニュース番組とする場合
を説明する。ニュース画像は、例えば取材され記録され
たビデオテープを画像再生装置205で再生して、あるい
は衛星受信回線、あるいは放送局間の専用回線などから
伝送されてきて、所要フォーマットに変換され情報記憶
装置206に記憶される。 入力装置209の例えばマウスを
使用して、情報記憶装置206に記憶されたニュース画像
を読出すと(前述の説明と同様に、ディスプレイ208の
画面上に表示されるウィンドウにおける画面操作で読出
すが、詳細な説明は省略する)、カット変化点検出部20
3で検出され判定されたカット画像の変化点ごとに切分
けられた各カット画像の代表画像がそれぞれアイコンと
して、図6、あるいは図7に示すように素材エリア303
に表示される。図6はカット変化点検出部203でカット
画像の変化点ごとに切分けられた状態のままの順序で表
示されているカット画像のM-アイコン、図7は図6に表
示されているカット画像のM-アイコンを整理し表示され
ているカット画像のM-アイコンを示しており、このM-ア
イコンの画像データは、メモリ202に一時記憶される。
動画像の変化点を検出してカット分割し、代表カット画
像を組合せて階層構造を生成して編集する詳しい動作に
ついては、平成9年特許願第234706号「動画像編
集方法及び動画像編集装置並びに動画像編集動作を実行
するためのプログラムを記録した記録媒体」に記載して
いる。
【0040】この素材エリア303に表示されているニュ
ース画像の複数のM-アイコンのカット画像と、編集エリ
ア302にツリー構造で表示されているあらかじめ用意し
た空白のアイコン310〜317の空白のカット画像との結合
は、結合させる所要の空白のカット画像、例えば空白の
M-アイコン311と、この空白のM-アイコン311の空白のカ
ット画像の部分に結合する所要のニュース画像のカット
画像、例えばM-アイコン322とに、入力装置209のマウス
によりポインタを重ねクリックして結合を指示後、編集
機能ボタンスイッチ群304の結合ボタンスイッチ306を入
力装置209のマウスにより押しオンとする指示をする
と、カット画像が結合され、図1に示すように素材エリ
ア303のニュース画像のM-アイコン322が編集エリア302
のM-アイコン311として表示される。素材エリア303のニ
ュース画像のM-アイコン322が表示されていた部分は、
カット画像が結合されファイルが移動したので、空白と
なっており、結合されたことが認識できる。同様の手順
で、編集エリア302の空白アイコン313の空白のカット画
像の部分とニュース画像のカット画像のアイコン321と
が、また、空白アイコン315の空白のカット画像の部分
とニュース画像のカット画像のアイコン323とが結合さ
れ表示されており、素材エリア303のカット画像のアイ
コン321とカット画像のアイコン323の部分が空白と
なっている。なお、上述した図1の実施例では、例えば
空白アイコン311と結合した素材エリア303の“V”のニ
ュース画像アイコン322は“移動して”もとの場所があ
いているが、“複写して”もとの場所にも残っているよ
うにすることも可能である。
【0041】次に、情報記憶装置206の動画像情報ファ
イル901(図9参照)に登録してあったファイルが、1
つでも情報記憶装置206から消去され、現在すでに存在
してなかった場合に、消去されたファイルを再登録する
ため、もう一度、画像素材を情報記憶装置206に記憶
し、ツリー構造を作成しなければならなくなることを回
避するための動作を説明する。入力装置209、例えばマ
ウスを使用して指示を行ない、情報記憶装置206に記憶
されている動画像、アイコンのファイル群がディスプレ
イ208に一覧表示されるようにする。入力装置209のマウ
スを使用して、情報記憶装置206からファイルを消去す
る指示をした時、消去を行なうファイル名が記憶されて
いる動画像情報ファイル、階層構造管理情報ファイルを
検索し、それぞれのファイルの高速表示用ファイル名に
“NULL”、高速表示用画像アドレスに“NULL”と書込み
を行なう。以上のように、この書き込みにより、動画像
情報ファイルの高速表示用画像アドレスにNULLが記憶さ
れ、空白アイコンが表示されるため、その部分に入れる
画像に変更の必要はあるがさしあたって適当な画像素材
がない場合にも、もう一度ツリー構造を作成し編集をす
る必要がなくなる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、編集する動画像が情報
記憶装置に記憶されてない場合でもツリー構造を作成す
ることができる。また、映像素材がない場合でも画像編
集を行なうことができるため、緊急報道番組の放送等を
予定してあらかじめ編集を終わっておいてから緊急の映
像素材の到着を待つことができるので、柔軟な番組編集
を行なうことができる。また、すでに動画像編集を行な
い情報記憶装置に記憶されていた画像情報が消去されて
いる場合でも、再度編集画像素材を情報記憶装置に記憶
し、再度編集操作を行ない、ツリー構造を作成しなくて
も動画像編集を行なうことができる動画像編集方法およ
び装置を提供することができる。
【0043】また、本発明の別の効果として、ニュース
番組等構成が一定である場合には、一度テンプレートと
して保存しておけば、その構成の枠内に別の画像を更新
するだけで、新しい番組を簡単にかつ短時間で制作する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の動画像編集方法による編集画面説明
図。
【図2】 動画像編集装置の一例を示すブロック構成
図。
【図3】 本発明の動画像編集方法による編集画面説明
図。
【図4】 本発明の動画像編集方法で使用される編集ウ
ィンドウ説明図。
【図5】 本発明の動画像編集方法による編集画面説明
図。
【図6】 本発明の動画像編集方法による編集画面説明
図。
【図7】 本発明の動画像編集方法による編集画面説明
図。
【図8】 動画像編集方法による編集画面説明図。
【図9】 動画像情報ファイルの構成例を示した図。
【図10】 動画像情報の階層構造を管理する階層構造
管理情報ファイルの構成例を示した図。
【図11】 動画像編集方法による編集画面の編集エリ
アの説明図。
【図12】 動画像編集方法による編集画面の編集エリ
アの説明図。
【図13】 動画像編集方法による編集画面の編集エリ
アの説明図。
【図14】 動画像編集動作の一部を説明するフローチ
ャート。
【符号の説明】
201:CPU、 202:メモリ、 203:カット変化点検出
部、 204:ビデオインタフェース、 205:画像再生装
置、 206:情報記憶装置、 207:フレームバッファメ
モリ、 208:ディスプレイ、 209:入力装置、 21
0:バス、 211:画像信号出力、 212:圧縮伸張部、3
01:編集用ウィンドウ、 302:編集エリア、 303:素
材エリア、 304:編集機能ボタンスイッチ群、 305:
空白アイコン作成ボタンスイッチ、 305-1,305-2,30
5-3,305-4:M-アイコン、 306:結合ボタンスイッ
チ、 307:M-アイコン、 310〜317:空白アイコン、
351〜356:M-アイコン、 366,366-1,366-2:ツリ
ー構造、 401:カット画像長さ設定用ウィンドウ、 4
02:カット画像長さデータエリア、 403:OKボタンス
イッチ、 404:CANCELボタンスイッチ、 405:CLOSE
ボタンスイッチ、 500:シーン管理情報ファイル、 5
01:階層番号に対応するデータ領域、 502:動画像番
号に対応するデータ領域、 503,504:子となるシーン
番号に対応するデータ領域、 505:M-アイコンの表示
座標に対応するデータ領域、 510:カット情報管理フ
ァイル、 511:階層番号に対応するデータ領域、 51
2:親となる動画像番号に対応するデータ領域、 514,
515:子となるカット番号に対応するデータ領域、 51
6:M-アイコンの表示座標に対応するデータ領域、 52
0:カット画像情報ファイル、 521:階層番号に対応す
るデータ領域、 522:カット番号に対応するデータ領
域、 523:カットの長さに対応するデータ領域、 52
4:高速表示用ファイル名に対応するデータ領域、 52
5:高速表示用画像のアドレスに対応するデータ領域、
526:M-アイコンの表示座標に対応するデータ領域、
551-1,551-2:カット番号に対応するデータ領域、
552-1,552-2:カットの長さに対応するデータ領域、
553-1,553-2:高速表示用ファイル名に対応するデータ
領域、 554-1,554-2:高速表示用画像のアドレスに対
応するデータ領域、802-1,802-2,802-3:ツリー構造
表示用ウインドウ、 801:編集用ウィンドウ、 802:
編集エリア、 803:素材エリア、 804:編集機能ボタ
ンスイッチ群、: 901:動画像情報ファイル、 902:
階層構造管理情報ファイル、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月14日(1999.7.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】誓誓
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置に表示された編集画面上で、該
    編集画面上の表示を操作することにより、映像素材源か
    ら供給される映像素材によって動画像を編集する動画像
    編集装置において、 前記映像素材を複数のフレーム画像からなる複数のカッ
    ト画像に分割し、 各々の前記カット画像を代表する代表フレーム画像を前
    記編集画面に表示し、 前記代表フレーム画像を選択して複数のフレーム画像の
    組合わせからなる階層構造を組立てて、該階層構造を前
    記編集画面に表示し、 前記代表フレーム画像の1つあるいは複数の集まりをシ
    ーン画像とし、該シーン画像を代表するフレーム画像を
    前記階層構造に組入れ、 指定に応じて、任意の映像素材を代表するフレーム画像
    をことが可能な仮表示画像を生成して、該仮表示画像を
    前記階層構造に組入れることを特徴とする動画像編集方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動画像編集方法におい
    て、選択されたカット画像を前記仮表示画像に対応づ
    け、該選択されたカット画像を代表するフレーム画像を
    前記仮表示画像と置換えて表示することを特徴とする動
    画像編集方法。 【請求項2】 請求項1記載の動画像編集方法におい
    て、前記仮表示画像が空白アイコンであることを特徴と
    する動画像編集方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の動画像編集方法におい
    て、前記仮表示画像が、所望のカット画像を関連づける
    ことが可能であることを示すM-アイコン、または記号、
    文字及び数字の少なくとも1つであることを特徴とする
    動画像編集方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載の動画像編集方法において、前記仮表示画像の少な
    くとも1つを含む階層構造をテンプレートとして保存
    し、該保存されたテンプレートに含まれる前記仮表示画
    像に所望のカット画像を関連づけることによって動画像
    編集することを特徴とする動画像編集方法。
  5. 【請求項5】 表示装置に表示された編集画面での画面
    表示操作により動画像編集を行なうようにした動画像編
    集装置を使用し、 複数のフレーム画像の集合からなるカット画像と、 該カット画像の1つ以上の集合からなるシーン画像と、 テーマに合わせ1つ以上をまとめた前記シーン画像とで
    階層構造を構成することによりテーマに合わせた動画像
    を編集する動画像編集方法であって、 編集に使用する複数のフレーム画像の集合からなる動画
    像をカット画像ごとに分割し、 該分割された各カット画像の代表画像として表示される
    表示用画像を作成し、 該作成された複数の表示用画像を前記表示装置の編集画
    面に表示し、 該表示された複数の表示用画像の中から所要の表示用画
    像を選択し、 該選択された所要の表示用画像による前記階層構造を作
    成することにより動画像を編集する動画像編集方法にお
    いて、 前記カット画像を動画像情報を持たないカット画像と
    し、 該動画像情報を持たないカット画像の1つ以上の集合か
    らなるシーン画像とともにそれぞれの代表画像を空白の
    カット画像として表示するようにし、 前記空白のカット画像およびシーン画像による階層構造
    を表示するようにしたことを特徴とする動画像編集方
    法。
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