JP2000079872A - 車輌の運動制御装置 - Google Patents
車輌の運動制御装置Info
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Abstract
況が限界走行領域に入る前の運動制御を適正に行う。 【解決手段】 車体スリップ角β及びその変化率βd が
演算され(S100)、目標車体スリップ角βref 及び
ガード処理後の目標ヨーレートγrefgが演算され(S1
50)、ハイパスフィルタ処理後の目標ヨーモーメント
YMhp、目標前後力Fxt、目標横力Fytが演算され(S
200)、YMhp、Fxt、Fytを達成するための各輪の
目標制動圧Pwti が演算され(S350)、各輪の制動
圧Pwiが目標制動圧Pwti になるよう各輪の制動圧が制
御される(S400)。ハイパスフィルタ処理前の目標
ヨーモーメントYMはヨーレート偏差に基づく第一の目
標ヨーモーメントMyrと車体スリップ角に基づく第二の
目標ヨーモーメントMsaとの重み和として演算され、重
み係数Kt は限界状態評価量Aが大きいほど小さくなる
よう可変設定される。
Description
置に係り、更に詳細には車輌が限界領域に達するまでの
運動制御性能が改善された運動制御装置に係る。
して、例えば特開平8−40232号公報に記載されて
いる如く、車輌の横加速度Gyと車速及びヨーレートの
積Vγとの偏差Gy−Vγを積分して車輌の横滑り速度
Vy を演算し、車輌の前後速度Vx に対する横滑り速度
Vy の比として車輌のスリップ角βを演算し、スリップ
角βに基づき挙動制御のための制動制御量を演算し、車
速及び操舵角に基づき車輌の目標ヨーレートγt を演算
し、目標ヨーレートγt と車輌の実ヨーレートγとの偏
差Δγを演算し、ヨーレート偏差の大きさが所定値以上
であるときには制動制御量に基づき各輪の制動力を制御
するよう構成された車輌の運動制御装置が従来より知ら
れている。
走行領域に於いて車輌のスリップ角が過剰になると、車
輌のスリップ角の大きさが減小するよう各輪の制動力が
制御されるので、スピンの如き車輌の好ましからざる挙
動の悪化を確実に防止することができる。
の運動制御装置に於いては、車輌の限界走行領域に於い
てのみ制動力の制御による挙動制御が行われるようにな
っているため、車輌の走行状況が限界走行領域に入ると
突然に制動制御が開始され、車輌の運動制御としての滑
らかさに欠けるという不具合がある。またかかる不具合
を解消すべく車輌の走行状況が限界走行領域に入る前に
挙動制御を開始することが考えられるが、車輌のスリッ
プ角の大きさが小さい領域に於いてはスリップ角の推定
精度が悪いため、車輌の走行状況が限界走行領域に入る
前に車輌の運動制御を適正に行うことは困難である。
み挙動制御を行うよう構成された従来の運動制御装置に
於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本
発明の主要な課題は、車輌の走行状況が限界走行領域に
入る前に運動制御を開始すると共に車輌のスリップ角の
変化率の大きさが小さい領域に於いては車輌のヨーレー
ト偏差の大きさに基づき運動制御を行うことにより、滑
らかな運動制御を行うと共に車輌の走行状況が限界走行
領域に入る前の運動制御を適正に行うことである。
発明によれば、請求項1の構成、即ち車輌の運動状態量
に基づき車輌に与える目標ヨーモーメントを制御する車
輌の運動制御装置に於いて、車体のスリップ角を演算す
る手段と、車輌の目標ヨーレートを演算する手段と、前
記スリップ角の大きさが小さいときには前記目標ヨーレ
ートと車輌の実ヨーレートとの偏差に基づき目標ヨーモ
ーメントを演算し、前記スリップ角の大きさが大きいと
きには前記スリップ角に基づき目標ヨーモーメントを演
算する手段とを有することを特徴とする車輌の運動制御
装置によって達成される。
車体のスリップ角の大きさが小さいときには目標ヨーレ
ートと車輌の実ヨーレートとの偏差に基づき目標ヨーモ
ーメントが演算され、スリップ角の大きさが大きいとき
にはスリップ角に基づき目標ヨーモーメントが演算され
るので、車体のスリップ角の大きさが大きい領域に於け
る車輌の挙動の悪化が効果的に防止されると共に車体の
スリップ角の大きさが小さい領域に於ける車輌の運動制
御が適正に行われる。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前
記目標ヨーモーメントを演算する手段は前記ヨーレート
偏差に基づき車輌に与える第一の目標ヨーモーメントを
演算し、前記スリップ角に基づき車輌に与える第二の目
標ヨーモーメントを演算し、前記第一の目標ヨーモーメ
ントと前記第二の目標ヨーモーメントとの重み和として
前記目標ヨーモーメントを演算し、前記スリップ角の大
きさが大きいほど前記第二の目標ヨーモーメントの重み
が大きくなるよう重みを変更するよう構成される(請求
項2の構成)。
に基づき演算される第一の目標ヨーモーメントと車輌の
スリップ角に基づき演算される第二の目標ヨーモーメン
トとの重み和として車輌に与えるヨーモーメントが演算
され、スリップ角の大きさが大きいほど第二の目標ヨー
モーメントの重みが大きくなるよう重みが変更されるの
で、車輌に与えるヨーモーメントがスリップ角の大きさ
に応じて適正に演算される。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前
記目標ヨーレートを演算する手段は操舵角及び車速に基
づき目標車体スリップ角を演算し、該目標車体スリップ
角に基づき前記目標ヨーレートを演算するよう構成され
る(請求項3の構成)。
角が相互に独立に演算され、目標ヨーレートと車輌の実
ヨーレートとの偏差に基づく目標ヨーモーメント及び目
標スリップ角に基づく目標ヨーモーメントが個別に演算
されると、ヨーレート偏差に基づく目標ヨーモーメント
による制御領域とスリップ角に基づく目標ヨーモーメン
トによる制御領域との境界に於いて運動制御に段差が生
じる虞れがある。
角及び車速に基づき目標車体スリップ角が演算され、該
目標車体スリップ角に基づき目標ヨーレートが演算され
るので、制御全体がスリップ角ベースの制御に統一さ
れ、これにより運動制御に段差が生じることが確実に防
止される。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前
記目標ヨーモーメントを演算する手段は演算した目標ヨ
ーモーメントをハイパスフィルタ処理するよう構成され
る(請求項4の構成)。
ヨーモーメントがハイパスフィルタ処理されることによ
り目標ヨーモーメントの低周波成分が除去されるので、
例えば高速での定常旋回時の如く長時間に亘り運動制御
が行われることによる悪影響が確実に防止される。
い態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、目標ヨ
ーモーメントは各輪の制駆動力が制御されることにより
車輌に与えられるよう構成される(好ましい態様1)。
ば、上記請求項1の構成に於いて、車体スリップ角及び
その変化率の線形和を演算し、該線形和の大きさが小さ
いときには目標ヨーレートと車輌の実ヨーレートとの偏
差に基づき目標ヨーモーメントを演算し、前記線形和の
大きさが大きいときには車体スリップ角に基づき目標ヨ
ーモーメントを演算するよう構成される(好ましい態様
2)。
れば、上記請求項2の構成に於いて、目標ヨーレートを
演算する手段は車体スリップ角及びその変化率の線形和
を演算し、該線形和の大きさが大きいほど第二の目標ヨ
ーモーメントの重みが大きくなるよう重みを変更するよ
う構成される(好ましい態様3)。
メントをIz とし、車速をVとし、前輪及び後輪のコー
ナリングパワーをそれぞれCf 及びCr とし、車輌の
ホイールベースをLとし、車輌の重心より前輪車軸及び
後輪車軸までの距離をそれぞれLf 及びLr とし、車体
スリップ角及びその変化率をそれぞれβ及びβd とし、
車輌のヨーレート及びその変化率をそれぞれγ及びγd
とし、前輪の操舵角をδf とし、車輌のヨーモーメント
をYMとすると、車輌の運動は線形2輪モデルとして下
記の式(1a)及び式(1b)の如く表される。これら
の式より分かる如く、線形2輪モデルは制御量としてヨ
ーモーメントYMを入力することによりヨーレートγが
変化し、その後ヨーレートγの変化が車体スリップ角β
の変化を生じさせる構造になっている。
a)及び式(2b)の如く変形可能である。
の定常状態(βd =γd =0)に於いてYM=0のとき
の関係として成立するとすると、下記の式(3)が成立
し、従って操舵角δf及び目標車体スリップ角βref に
基づき下記の式(3)により目標ヨーレートγref が演
算される。
様によれば、上記請求項3の構成に於いて、目標ヨーレ
ートを演算する手段は操舵角δf及び目標車体スリップ
角βref に基づき上記式(3)に従って目標ヨーレート
γref を演算するよう構成される(好ましい態様4)。
レートγref は、車輌の運転者が過剰に操舵した場合
(例えば路面の摩擦係数μに対し操舵角が過剰であるよ
うな場合)には、車輌は物理的にその旋回を行うことが
不可能であるため、車体スリップ角が増加してしまい車
輌が不安定になる。このことは定常状態でのヨーレート
と横加速度との関係を考えれば容易に理解できる。車輌
のヨーレートが定常的に目標ヨーレートγref である場
合に生じる横加速度Gyrefは目標ヨーレートγref と車
速Vとの積に等しいので、加速度のディメンジョンにて
表現された場合の路面の摩擦係数μが横加速度Gyrefの
大きさよりも小さい場合には、目標ヨーレートγref が
μ/Vにてガード処理される必要がある。
様によれば、上記好ましい態様4の構成に於いて、目標
ヨーレートを演算する手段は加速度のディメンジョンに
て表現された場合の路面摩擦係数μが横加速度Gyrefの
大きさよりも小さい場合には、目標ヨーレートγref を
μ/Vにてガード処理するよう構成される(好ましい態
様5)。
によれば、上記請求項1の構成に於いて、運動制御装置
は更に目標前後力を演算する手段と、目標横力を演算す
る手段と、車輌の目標ヨーモーメント、目標前後力、目
標横力Fを達成するための各輪の目標制動圧を演算する
手段と、各輪の制動圧が目標制動圧になるよう制御する
手段とを有するよう構成される(好ましい態様6)。
れば、上記好ましい態様6の構成に於いて、各輪の目標
制動圧を演算する手段は車輌の目標ヨーモーメント、目
標前後力、目標横力に基づきタイヤモデルを用いて各輪
の目標制動圧を演算するよう構成される(好ましい態様
6)。
低下、荷重移動、タイヤスリップ角、路面の摩擦係数が
考慮されるブラッシュタイヤモデルを例にして各輪の目
標制動圧の演算について説明する。
輪のタイヤが発生する前後力Ftxi及び横力Ftyi (i
=fr、fl、rr、rl)を求め、また微小なスリップ率の変
化によるタイヤ前後力変化及び横力変化を求める。
00の発生力Fti、即ち前後力Ftxi 及び横力Ftyi の
合力がタイヤの縦方向に対しなす角度をθi とし、タイ
ヤのスリップ角をβi とし、タイヤのスリップ率をSi
(制動時が正、−∞<S<1.0 )とし、路面の摩擦係数
をμとし、タイヤの接地荷重をWi とし、Ks 及びKb
を係数(正の定数)とすると、タイヤがロック状態には
ない場合(ξi ≧0の場合)の前後力Ftxi 及び横力F
tyi はそれぞれ下記の式4及び5にて表され、タイヤが
ロック状態にある場合(ξ<0の場合)の前後力Ftxi
及び横力Ftyiはそれぞれ下記の式6及び7にて表され
る。
リップ率Si が0であるときのタイヤのスリップ角βi
に対する横力Ftyi のグラフの原点に於ける傾きであ
り、係数Ks は図8に示されている如く、スリップ角β
i が0であるときのタイヤのスリップ率Si に対する前
後力Ftxi のグラフの原点に於ける傾きである。また c
osθ、 sinθ、λ、ξはそれぞれ下記の式8〜11にて
表される。
することにより、微小なスリップ率の変化に対する前後
力変化及び横力変化(タイヤ座標系)を演算する(下記
の式12及び13)。
(fr)、左前輪(fl)、右後輪(rr)、左後輪(rl)の
各タイヤの前後力及び横力(タイヤ座標系)を車輌座標
系に変換して車輌に作用する力を演算すると共に、モー
メントを演算する。尚下記の各式に於いて、φf 及びφ
r はそれぞれ前輪及び後輪の舵角であり、Tr は車輌の
トレッド幅であり、Lf 及びLr はそれぞれ車輌の重心
から前輪車軸及び後輪車軸までの距離であり、T(φf
)及びT(φr )はそれぞれ下記の式22及び23に
て表される値である。
輪(fr)、左前輪(fl)、右後輪(rr)、左後輪(rl)
の各タイヤの前後力及び横力の偏微分値(タイヤ座標
系)を車輌座標系に変換して車輌に作用する力の偏微分
値(微係数)を演算すると共に、モーメントの偏微分値
(微係数)を演算する。
リップ率が目標スリップ率Si であるときに発生する車
輌の前後力Fx 、横力Fy 、モーメントMを下記の式3
2に従って推定演算する。
づき、下記の式33及び34に従って目標前後力Fxa、
目標横力Fya、目標モーメントMa を演算する。尚下記
の式33の右辺はスリップ率が0であるときに各輪に発
生する前後力、横力、モーメントを表している。
安定化させるための目標前後力Fxt及び目標モーメント
Mt は運動制御していないとき(スリップ率Si が0で
あるとき)に発生する前後力Fxso 及びモーメントMso
に対する上乗せ量であると見なす。
o を目標横力Fyaとすることにより、運動制御時の横力
の低下を極力減らす。
i による車体に作用する前後力の変化dFx 、横力の変
化dFy 、モーメントの変化dMは下記の式35により
表される。尚下記の式35に於いて、dSfr、dSfl、
dSrr、dSrlはそれぞれ右前輪、左前輪、右後輪、左
後輪のスリップ率の微小変化量であり、Jはヤコビ行列
である。
モーメントMa を実現するスリップ率Si を演算する。
ただしこのスリップ率を解析的に解くことは困難である
ため、以下の収束演算により求める。
標前後力、目標横力、目標モーメントとの差をΔとする
と、Δは下記の式36により表され、このΔを0にする
スリップ率修正量のうち、Tをトランスポートとして下
記の式37にて表される評価関数Lを最小化するスリッ
プ率修正量δSを求める。
プ率修正量δSは下記の式38の通りである。ただしF
x 、Fy 、Mはそれぞれ現在の被制御輪のスリップ率で
発生している前後力、横力、モーメント(式32)であ
り、Fxa、Fya、Ma はそれぞれ目標前後力、目標横
力、目標モーメント(式34)であり、S及びδSはそ
れぞれ各輪のスリップ率(下記の式39)及びスリップ
率修正量(下記の式40)であり、EはΔとδSによる
前後力、横力、モーメントの修正量との差(下記の式4
1)であり、Wdsはスリップ率修正量δSに対する重み
(下記の式42)であり、Ws はスリップ率Sに対する
重み(下記の式43)であり、Wf は各力に対する重み
(下記の式44)であり、各重みは0又は正の値であ
る。
プ率修正量δSi にて修正することにより、目標前後力
Fxa、目標横力Fya、目標モーメントMa を達成する各
輪の目標スリップ率Si を演算することができる。
Itiとし、車輪の回転角速度ωi の変化率をωdiとし、
タイヤが発生する前後力をFtxi とし、車輪の有効半径
をRtiとし、ブレーキパッドの摩擦係数をμpiとし、ホ
イールシリンダの断面積をSwiとし、ホイールシリンダ
の油圧をPwiとし、ブレーキロータの有効半径をRriと
すると、タイヤの回転運動は下記の式(45)により表
される。
置けるとすると、前後力Ftxi を発生するためのホイー
ルシリンダの目標油圧、即ち目標制動圧Pwtiは下記の
式(46)により求められる。
(6)に代入することにより、各輪のタイヤが発生すべ
き前後力Ftxi(i=fr、fl、rr、rl)を演算し、前後
力Ftxiを上記式(46)に代入することにより、各輪
の目標制動圧Pwtiを求めることができる。
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
一つの好ましい実施形態を示す概略構成図である。
車輌12の左右の前輪を示し、10RL及び10RRはそれ
ぞれ車輌の駆動輪である左右の後輪を示している。従動
輪であり操舵輪でもある左右の前輪10FL及び10FRは
運転者によるステアリングホイール14の転舵に応答し
て駆動されるラック・アンド・ピニオン式のパワーステ
アリング装置16によりタイロッド18L 及び18R を
介して操舵される。
22によりホイールシリンダ24FR、24FL、24RR、
24RLの制動圧が制御されることによって制御されるよ
うになっている。図には示されていないが、油圧回路2
2はリザーバ、オイルポンプ、種々の弁装置等を含み、
各ホイールシリンダの制動圧は通常時には運転者による
ブレーキペダル26の踏み込み操作に応じて駆動される
マスタシリンダ28により制御され、また必要に応じて
後に詳細に説明する如く電気式制御装置30により制御
される。
れぞれ各車輪のホイールシリンダ24FR、24FL、24
RR、24RL内の圧力Pwi(i=fr、fl、rr、rl)を検出
する圧力センサ32FR、32FL、32RR、32RLが設け
られ、ステアリングホイール14が連結されたステアリ
ングコラムには操舵角δf を検出する操舵角センサ34
が設けられている。また車輌12にはそれぞれ車輌のヨ
ーレートγを検出するヨーレートセンサ36、前後加速
度Gx を検出する前後加速度センサ38、横加速度Gy
を検出する横加速度センサ40、車速Vを検出する車速
センサ42、ブレーキペダルに対する踏力に対応する状
態量としてマスタシリンダ28内の圧力Pm を検出する
圧力センサ44が設けられている。尚操舵角センサ3
4、ヨーレートセンサ36及び横加速度センサ40は車
輌の左旋回方向を正としてそれぞれ操舵角、ヨーレート
及び横加速度を検出する。
より検出されたホイールシリンダ内圧力Pwiを示す信
号、操舵角センサ34により検出された操舵角δfを示
す信号、ヨーレートセンサ36により検出されたヨーレ
ートγを示す信号、前後加速度センサ38により検出さ
れた前後加速度Gx を示す信号、横加速度センサ40に
より検出された横加速度Gy を示す信号、車速センサ4
2により検出された車速Vを示す信号、圧力センサ44
により検出されたマスタシリンダ圧力Pm を示す信号は
電気式制御装置30に入力される。尚図には詳細に示さ
れていないが、電気式制御装置30は例えばCPUとR
OMとRAMと入出力ポート装置とを有し、これらが双
方向性のコモンバスにより互いに接続された一般的な構
成のマイクロコンピュータを含んでいる。
至図4に示されたフローチャートに従い、車輌の状態量
として車体のスリップ角β及びその変化率βd を演算
し、目標状態量として目標車体スリップ角βref 及びガ
ード処理後の車輌の目標ヨーレートγrefgを演算し、目
標運動量としてハイパスフィルタ処理後の車輌の目標ヨ
ーモーメントYMhp、目標前後力Fxt、目標横力Fytを
演算し、車輌の目標ヨーモーメントYMhp、目標前後力
Fxt、目標横力Fytを達成するための各輪の目標制動圧
Pwti を演算し、各輪の制動圧Pwiが目標制動圧Pwti
になるよう油圧フィードバック制御により各輪の制動圧
を制御し、これにより車輌の限界領域のみならず非線形
領域に於いても車輌の運動を安定化させる。
トを参照して図示の実施形態に於ける車輌の運動制御に
ついて説明する。尚図2に示されたゼネラルフローチャ
ートによる制御は図には示されていないイグニッション
スイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し
実行される。
ンダ内圧力Pwi等を示す信号の読み込みが行われ、ステ
ップ100に於いては車輌の状態量として車体のスリッ
プ角β及びその変化率βd が演算される。具体的には、
車輌の横加速度Gyと車速及びヨーレートの積Vγとの
偏差Gy−Vγが積分されることにより車輌の横滑り速
度Vy が演算され、車輌の前後速度Vx (=車速V)に
対する横滑り速度Vyの比Vy /Vx として車体のスリ
ップ角βが演算され、スリップ角βの時間微分値として
スリップ角の変化率βdが演算される。
フローチャートに従って目標状態量として目標車体スリ
ップ角βref 及びガード処理後の車輌の目標ヨーレート
γrefgが演算され、ステップ200に於いては図4に示
されたフローチャートに従って目標運動量としてハイパ
スフィルタ処理後の車輌の目標ヨーモーメントYMhp、
目標前後力Fxt、目標横力Fytが演算される。
モーメントYMhp、目標前後力Fxt、目標横力Fytに基
づき上記式(34)に対応する下記の式(47)に従っ
て目標前後力Fxa、目標横力Fya、目標モーメントMa
が演算され、上記式(35)〜(44)に従って各輪の
目標スリップ率Si が演算され、上記式(46)に対応
する下記の式(48)に従って各輪の目標制動圧Pwti
が演算される。
wiが目標制動圧Pwti になるよう油圧フィードバック制
御により各輪の制動圧が制御される。尚各輪の目標制動
圧Pwti の演算自体は本発明の要旨をなすものではな
く、当技術分野に於いて知られた任意の要領にて行われ
てよい。
ステップ160に於いては、操舵角δf 及び車速Vに基
づき任意の伝達関数Gβ(s) =βref(s)/δf(s)(例え
ばK(V) を車速の関数である係数とし、τ(V) を車速の
関数である時定数とし、sをラプラス演算子として、K
(V) /(τ(V) s+1))を用いて目標車体スリップ角
βref が演算される。
目標車体スリップ角βref に基づき上記式(3)に従っ
て目標ヨーレートγref が演算され、ステップ180に
於いては前後加速度Gx 及び横加速度Gy に基づき下記
の式(49)に従って車輌の合成加速度Gxyが演算さ
れ、合成加速度Gxy及び0.10のうちの小さい方の値
として路面の摩擦係数μが演算される。尚路面の摩擦係
数μが合成加速度Gxy及び0.10のうちの小さい方の
値として演算されるのは、操舵初期の前後加速度Gx 及
び横加速度Gy の大きさが小さい状況に於いて後述のス
テップ190によるガード処理が行われることを防止す
るためである。
γref の絶対値がμ/V以下であるか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはガード処理後の車輌の
目標ヨーレートγrefgがγref に設定され、否定判別が
行われたときにはsign(Gy)を横加速度Gy の符号と
して、ガード処理後の車輌の目標ヨーレートγrefgが下
記の式(50)に従って演算され、しかる後ステップ2
00へ進む。
ンのステップ210に於いては、車速Vに基づき図には
示されていないマップより係数Kyrが演算されると共
に、下記の式(51)に従ってヨーレート偏差に基づく
第一の目標ヨーモーメントMyrが演算される。
図には示されていないマップより係数Ksaが演算される
と共に、K1 及びK2 をそれぞれ正の定数として下記の
式(52)に従って車体スリップ角に基づく第二の目標
ヨーモーメントMsaが演算される。尚スリップ角βの推
定精度が十分ではない場合には、目標ヨーモーメントM
saは下記の式(53)に従って演算されてもよい。
4)に従って車輌の限界状態評価量Aが演算される。尚
スリップ角βの推定精度が十分ではない場合には、限界
状態評価量Aは下記の式(55)に従って演算されても
よい。
Aに基づき図5に示されたグラフに対応するマップより
後述のステップ250に於ける目標ヨーモーメントYM
の演算に於ける重み係数Kt が演算される。
6)に従って目標ヨーモーメントYMが演算され、ステ
ップ260に於いては目標ヨーモーメントYMがハイパ
スフィルタ処理されることによりハイパスフィルタ処理
後の目標ヨーモーメントYMhpが演算される。
タ処理後の目標ヨーモーメントYMhpに基づきKymx を
正の定数として下記の式(57)に従って目標制動力F
ymが演算される。
圧力Pm に基づきKm を正の定数として下記の式(5
8)に従って運転者による要求制動力Fdxが演算され
る。尚要求制動力Fdxはマスタシリンダ圧Pm に基づき
図には示されていないマップより演算されてもよい。
及び要求制動力Fdxのうち大きい方の値が目標前後力F
xtに設定される。
の減少を低減すべく、各輪のスリップ率が0であるとき
に発生する各輪の横力がブラッシュタイヤモデルの如き
タイヤモデルを使用して演算されると共に、それらの総
和が目標横力Fytに設定され、しかる後ステップ300
へ進む。
プ100に於いて車輌の状態量として車体のスリップ角
β及びその変化率βd が演算され、ステップ150に於
いて目標状態量として目標車体スリップ角βref 及びガ
ード処理後の車輌の目標ヨーレートγrefgが演算され、
ステップ200に於いて目標運動量としてハイパスフィ
ルタ処理後の車輌の目標ヨーモーメントYMhp、目標前
後力Fxt、目標横力Fytが演算され、ステップ350に
於いて車輌の目標ヨーモーメントYMhp、目標前後力F
xt、目標横力Fytを達成するための各輪の目標制動圧P
wti が演算され、ステップ400に於いて各輪の制動圧
Pwiが目標制動圧Pwti になるよう油圧フィードバック
制御により各輪の制動圧が制御される。
の目標ヨーモーメントYMはステップ250に於いてヨ
ーレート偏差に基づく第一の目標ヨーモーメントMyrと
車体スリップ角に基づく第二の目標ヨーモーメントMsa
との重み和として演算され、第一の目標ヨーモーメント
Myrに対する重み係数Kt はステップ240に於いて限
界状態評価量Aが大きいほど小さくなるよう可変設定さ
れ、これにより車体スリップ角β若しくはその変化率β
d の大きさが大きいほど第二の目標ヨーモーメントMsa
に対する重み(1−Kt )が大きく設定される。
ップ角β若しくはその変化率βd の大きさが大きい限界
領域に於ける車輌の挙動の悪化を効果的に防止すること
ができると共に車体スリップ角β若しくはその変化率β
dの大きさが小さい非線型領域に於ける車輌の運動制御
を適正に行うことができる。
価量Aはステップ230に於いて式(54)に従って車
体スリップ角の偏差β−βref と車体スリップ角の変化
率βd との線形和として又は式(55)に従って車体ス
リップ角βと車体スリップ角の変化率βd との線形和と
して演算されるので、限界状態評価量Aが車体スリップ
角β又はその偏差β−βref又は車体スリップ角の変化
率βd のみに基づき演算される場合に比して、限界状態
評価量Aを車輌の実際の状態に応じて適正に演算するこ
とができ、これにより車輌の目標ヨーモーメントYMを
車輌の実際の状態に応じて適正に演算することができ
る。
ートγref はステップ170に於いて操舵角δf 及び目
標車体スリップ角βref に基づき上記式(3)に従って
演算され、この目標ヨーレートγref のガード処理値γ
refgに基づきステップ210に於いて第一の目標ヨーモ
ーメントMyrが演算され、従って第一及び第二の何れの
目標ヨーモーメントも車体スリップ角をベースに演算さ
れるので、限界状態評価量Aの変化に伴う重み係数Kt
の変化により車輌の目標ヨーモーメントYMが急激に変
化することを確実に防止することができる。
タ処理されない場合には、例えば高速での定常旋回時等
に於いて目標ヨーモーメントYMの大きさが比較的長い
時間に亘り大きい値になり、そのため比較的長い時間に
亘り運動制御が行われるので、運動制御のための制動が
比較的長い時間に亘り行われ、そのためブレーキパッド
の過熱や過剰な摩耗が生じ易い。
ヨーモーメントYMはステップ260に於いてハイパス
フィルタ処理されることによって低周波成分が除去さ
れ、ステップ270に於いてハイパスフィルタ処理後の
目標ヨーモーメントYMhpに基づき目標制動力Fymが演
算されるので、高速での定常旋回時等に於いて運動制御
のための制動が比較的長い時間に亘り行われることに起
因するブレーキパッドの過熱や過剰な摩耗を確実に防止
することができる。
00に於いて各輪のスリップ率が0であるときに発生す
る各輪の横力が演算されると共に、それらの総和が目標
横力Fytに設定され、その横力が達成されるようステッ
プ350に於いて各輪の目標制動圧Pwti が演算される
ので、運動制御に起因する車輌の横力の低下を抑制し、
目標横力Fytが考慮されない場合に比して車輌の安定性
を向上させることができる。
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
ーモーメントYMは式(56)に従ってヨーレート偏差
に基づく第一の目標ヨーモーメントMyrと車体スリップ
角に基づく第二の目標ヨーモーメントMsaとの重み和と
して演算され、重み係数Ktは限界状態評価量Aが大き
いほど小さくなるよう可変設定されるようになっている
が、目標ヨーモーメントYMは限界状態評価量Aが予め
設定された基準値以下のときには第一の目標ヨーモーメ
ントMyrに設定され、限界状態評価量Aが基準値を超え
るときには第二の目標ヨーモーメントMsaに設定されて
もよい。
評価量Aは式(54)に従って車体スリップ角の偏差β
−βref と車体スリップ角の変化率βd との線形和とし
て又は式(55)に従って車体スリップ角βと車体スリ
ップ角の変化率βd との線形和として演算されるように
なっているが、限界状態評価量Aは車体スリップ角の偏
差β−βref 又は車体スリップ角βに基づき演算されて
もよい。
力Fxa、目標横力Fya、目標モーメントMa は上記式
(47)に従って演算されるようになっているが、これ
らはそれぞれ目標前後力Fxt、目標横力Fyt、目標ヨー
モーメントYMhpに設定されてもよい。
標ヨーモーメントYMhp、目標前後力Fxt、目標横力F
ytを達成するための各輪の目標制動圧Pwti が演算さ
れ、各輪の制動圧Pwiが目標制動圧Pwti になるよう油
圧フィードバック制御により各輪の制動圧が制御される
ようになっているが、車輌の目標ヨーモーメントYMh
p、目標前後力Fxt、目標横力Fytを達成するための各
輪の目標スリップ率が演算され、各輪のスリップ率が目
標スリップ率になるよう車輪速度フィードバック制御に
より各輪の制動圧が制御されてもよい。
制動要求量を検出する手段はマスタシリンダ圧Pm を検
出する圧力センサ44であるが、ブレーキペダル26に
対する踏力を検出する踏力センサやブレーキペダル26
のストロークを検出するストロークセンサであってもよ
い。
明の請求項1の構成によれば、車体のスリップ角の大き
さが大きい領域に於ける車輌の挙動の悪化を効果的に防
止することができると共に車体のスリップ角の大きさが
小さい領域に於ける車輌の運動制御を適正に行うことが
でき、また請求項2の構成によれば、スリップ角の大き
さが大きいほど第二の目標ヨーモーメントの重みが大き
くなるよう重みが変更されるので、車輌に与えるヨーモ
ーメントをスリップ角の大きさに応じて適正に制御する
ことができる。
車速に基づき目標車体スリップ角が演算され、該目標車
体スリップ角に基づき目標ヨーレートが演算され、これ
により制御全体がスリップ角ベースの制御に統一されさ
れるので、運動制御に段差が生じることを確実に防止す
ることができる。
ーメントがハイパスフィルタ処理されることにより目標
ヨーモーメントの低周波成分が除去されるので、高速で
の定常旋回時の如く長時間に亘り運動制御が行われるこ
とによる悪影響、例えばブレーキパッドの過熱や過剰な
摩耗を確実に防止することができる。
しい実施形態を示す概略構成図である。
すゼネラルフローチャートである。
0に於ける目標状態量の演算ルーチンを示すフローチャ
ートである。
0に於ける目標運動量の演算ルーチンを示すフローチャ
ートである。
を示すグラフである。
す角度θi 等を示す説明図である。
角βi に対する横力Ftyi の関係を示すグラフである。
ップ率Si に対する前後力Ftxi の関係を示すグラフで
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】車輌の運動状態量に基づき車輌に与える目
標ヨーモーメントを制御する車輌の運動制御装置に於い
て、車体のスリップ角を演算する手段と、車輌の目標ヨ
ーレートを演算する手段と、前記スリップ角の大きさが
小さいときには前記目標ヨーレートと車輌の実ヨーレー
トとの偏差に基づき目標ヨーモーメントを演算し、前記
スリップ角の大きさが大きいときには前記スリップ角に
基づき目標ヨーモーメントを演算する手段とを有するこ
とを特徴とする車輌の運動制御装置。 - 【請求項2】前記目標ヨーモーメントを演算する手段は
前記ヨーレート偏差に基づき車輌に与える第一の目標ヨ
ーモーメントを演算し、前記スリップ角に基づき車輌に
与える第二の目標ヨーモーメントを演算し、前記第一の
目標ヨーモーメントと前記第二の目標ヨーモーメントと
の重み和として前記目標ヨーモーメントを演算し、前記
スリップ角の大きさが大きいほど前記第二の目標ヨーモ
ーメントの重みが大きくなるよう重みを変更することを
特徴とする請求項1に記載の車輌の運動制御装置。 - 【請求項3】前記目標ヨーレートを演算する手段は操舵
角及び車速に基づき目標車体スリップ角を演算し、該目
標車体スリップ角に基づき前記目標ヨーレートを演算す
ることを特徴とする請求項1に記載の車輌の運動制御装
置。 - 【請求項4】前記目標ヨーモーメントを演算する手段は
演算した目標ヨーモーメントをハイパスフィルタ処理す
ることを特徴とする請求項1に記載の車輌の運動制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25121298A JP3817922B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 車輌の運動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25121298A JP3817922B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 車輌の運動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079872A true JP2000079872A (ja) | 2000-03-21 |
JP3817922B2 JP3817922B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
ID=17219376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25121298A Expired - Lifetime JP3817922B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 車輌の運動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3817922B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003531066A (ja) * | 2000-04-19 | 2003-10-21 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 自動車用のドライビングダイナミクス量をオンラインで決定する方法 |
KR101072226B1 (ko) | 2006-09-08 | 2011-10-11 | 주식회사 만도 | 차량 안정성 제어방법 |
JP2011207308A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Honda Motor Co Ltd | 車両の運動制御装置 |
WO2012046340A1 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車両運動制御システム |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP25121298A patent/JP3817922B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
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CN103153727A (zh) * | 2010-10-08 | 2013-06-12 | 丰田自动车株式会社 | 车辆运动控制系统 |
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