JP2000077877A - 電子機器 - Google Patents
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- JP2000077877A JP2000077877A JP10246918A JP24691898A JP2000077877A JP 2000077877 A JP2000077877 A JP 2000077877A JP 10246918 A JP10246918 A JP 10246918A JP 24691898 A JP24691898 A JP 24691898A JP 2000077877 A JP2000077877 A JP 2000077877A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄型化を阻害することなく、効率的に筐体内
部の冷却を行うことのできる電子機器を提供する。 【解決手段】 発熱部品であるCPU24に接触可能な
板状のヒートスプレッダ46の一部をファンハウジング
48bの一部として使用し、ヒートスプレッダ46と遠
心ファン48aを一体化すると共に、前記CPU24の
厚みより薄いファンハウジング48bを有する遠心ファ
ン48aを前記CPU24の直近に並列配置し、遠心フ
ァンの発生する気流によりCPU24を含む電子機器内
部の冷却を行う。
部の冷却を行うことのできる電子機器を提供する。 【解決手段】 発熱部品であるCPU24に接触可能な
板状のヒートスプレッダ46の一部をファンハウジング
48bの一部として使用し、ヒートスプレッダ46と遠
心ファン48aを一体化すると共に、前記CPU24の
厚みより薄いファンハウジング48bを有する遠心ファ
ン48aを前記CPU24の直近に並列配置し、遠心フ
ァンの発生する気流によりCPU24を含む電子機器内
部の冷却を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、特に電
子機器の薄型化を阻害することなく効率的な冷却を行う
ことのできる冷却装置を備えた電子機器の改良に関す
る。
子機器の薄型化を阻害することなく効率的な冷却を行う
ことのできる冷却装置を備えた電子機器の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の急速な情報社会の発達に伴い、各
種情報の送受信が盛んに行われるようになった。その結
果、コンピュータ等を携帯してオフィスの外で各種情報
の活用を行う機会が増えた。例えば、携帯した小型のコ
ンピュータを利用し外出先で営業マンが受発注資料や業
務記録を作成したり、データの入力・照会を行ったり、
コンピュータを利用して作成した企画のプレゼンテーシ
ョン等が日常的に行われている。
種情報の送受信が盛んに行われるようになった。その結
果、コンピュータ等を携帯してオフィスの外で各種情報
の活用を行う機会が増えた。例えば、携帯した小型のコ
ンピュータを利用し外出先で営業マンが受発注資料や業
務記録を作成したり、データの入力・照会を行ったり、
コンピュータを利用して作成した企画のプレゼンテーシ
ョン等が日常的に行われている。
【0003】このようにコンピュータをオフィスの外で
使用するために携帯する場合、そのコンピュータは、多
機能であることはいうまでもなく、小型化、特に軽量化
と薄型化が要求される。コンピュータ等の電子機器の小
型化を行う場合、筐体内部のデットスペースを最小限度
に抑える必要があり、当該電子機器を構成する内部構成
部品は密集的に配置される。
使用するために携帯する場合、そのコンピュータは、多
機能であることはいうまでもなく、小型化、特に軽量化
と薄型化が要求される。コンピュータ等の電子機器の小
型化を行う場合、筐体内部のデットスペースを最小限度
に抑える必要があり、当該電子機器を構成する内部構成
部品は密集的に配置される。
【0004】ところで、前記内部構成部品の中には、動
作時に発熱する電子部品(発熱部品)も多数含まれてい
る。この場合、電子機器の筐体内部では、前記内部構成
部品の密集配置によって、空気の流れが遮断され、前記
発熱部品が発生した熱が内部にこもり電子機器が加熱し
てしまう場合がある。電子部品には、それぞれ動作最適
温度が設定されており、この温度を越えて使用した場
合、誤動作や故障が発生する可能性が増加する。
作時に発熱する電子部品(発熱部品)も多数含まれてい
る。この場合、電子機器の筐体内部では、前記内部構成
部品の密集配置によって、空気の流れが遮断され、前記
発熱部品が発生した熱が内部にこもり電子機器が加熱し
てしまう場合がある。電子部品には、それぞれ動作最適
温度が設定されており、この温度を越えて使用した場
合、誤動作や故障が発生する可能性が増加する。
【0005】そこで、放熱板を配置して温度の部分的な
上昇を回避したり、電子機器内部にファンを配置して、
筐体内部から加熱空気を排出すると共に、外気を取り入
れて、筐体内部及び発熱部品の冷却を行う冷却装置が提
案されている。
上昇を回避したり、電子機器内部にファンを配置して、
筐体内部から加熱空気を排出すると共に、外気を取り入
れて、筐体内部及び発熱部品の冷却を行う冷却装置が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な冷却装置の採用は、コンピュータ等の電子機器の小型
化、特に薄型化を阻害すると共に、配置スペースに制限
があるため、十分な冷却能力を有するファンや放熱板を
筐体内部に配置することが困難であるという問題があっ
た。特に、最近の携帯型コンピュータでは、薄型化と共
に、高性能化が要求され、処理速度の速いCPUが搭載
される傾向にある。高速のCPUは、動作時の発熱量が
大きく、放熱を十分に行う必要があるため、上述の問題
は顕著に現れた。
な冷却装置の採用は、コンピュータ等の電子機器の小型
化、特に薄型化を阻害すると共に、配置スペースに制限
があるため、十分な冷却能力を有するファンや放熱板を
筐体内部に配置することが困難であるという問題があっ
た。特に、最近の携帯型コンピュータでは、薄型化と共
に、高性能化が要求され、処理速度の速いCPUが搭載
される傾向にある。高速のCPUは、動作時の発熱量が
大きく、放熱を十分に行う必要があるため、上述の問題
は顕著に現れた。
【0007】本発明は上記従来の問題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、小型化、特に薄型化が可能で、
かつ効率的な冷却を行うことのできる電子機器を提供す
ることにある。
のであり、その目的は、小型化、特に薄型化が可能で、
かつ効率的な冷却を行うことのできる電子機器を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、電気的に動作することにより熱が発生す
る発熱部品と、この発熱部品の底面側に設けられ、当該
発熱部品と電気的に接続される基板と、前記発熱部品の
上面側に熱伝達可能に接続され、前記発熱部品からの熱
を拡散し放熱する放熱手段と、前記放熱手段において前
記発熱部品が接続された面側に設けられるとともに、前
記発熱部品の厚みより薄い形状を有し、対向する前記基
板との間に形成された隙間に気流を発生させるファン
と、を備えたものとする。
に、本発明は、電気的に動作することにより熱が発生す
る発熱部品と、この発熱部品の底面側に設けられ、当該
発熱部品と電気的に接続される基板と、前記発熱部品の
上面側に熱伝達可能に接続され、前記発熱部品からの熱
を拡散し放熱する放熱手段と、前記放熱手段において前
記発熱部品が接続された面側に設けられるとともに、前
記発熱部品の厚みより薄い形状を有し、対向する前記基
板との間に形成された隙間に気流を発生させるファン
と、を備えたものとする。
【0009】また、前記目的を達成するために、本発明
において、前記放熱手段は、前記発熱部品の側面側に突
出する突出部を有し、この突出部と前記発熱部品と前記
基板とで、前記ファンによって吸引される空気を前記突
出部と前記基板との間に集めて前記ファンへ誘導する空
気流路を形成するものとする。
において、前記放熱手段は、前記発熱部品の側面側に突
出する突出部を有し、この突出部と前記発熱部品と前記
基板とで、前記ファンによって吸引される空気を前記突
出部と前記基板との間に集めて前記ファンへ誘導する空
気流路を形成するものとする。
【0010】また、前記目的を達成するために、本発明
において、前記放熱手段は、前記発熱部品と前記ファン
のファンハウジング側面との間に形成された空間を覆
い、前記発熱部品と前記基板と前記ファンのファンハウ
ジング側面とにより前記発熱部品側面側に空気流路を形
成する放熱板であるものとする。
において、前記放熱手段は、前記発熱部品と前記ファン
のファンハウジング側面との間に形成された空間を覆
い、前記発熱部品と前記基板と前記ファンのファンハウ
ジング側面とにより前記発熱部品側面側に空気流路を形
成する放熱板であるものとする。
【0011】また、前記目的を達成するために、本発明
において、前記発熱部品の周囲に配置されるとともに、
前記基板と電気的に接続された構成部品によって、前記
遠心ファンの空気流路を形成するものとする。
において、前記発熱部品の周囲に配置されるとともに、
前記基板と電気的に接続された構成部品によって、前記
遠心ファンの空気流路を形成するものとする。
【0012】また、前記目的を達成するために、本発明
は、基板と、底面が前記基板と対向し、前記底面と前記
基板との間に隙間が形成されるように、前記基板とピン
を介して電気的に接続された発熱部品と、前記発熱部品
の上面に接続され、前記発熱部品の側面部側に突出する
板状の突出部を有するとともに、前記発熱部品からの熱
を拡散し放熱する放熱手段と、前記発熱部品の側面部側
に配置され、前記基板と前記突出部との間に気流を発生
させるファンと、を備えたものとする。
は、基板と、底面が前記基板と対向し、前記底面と前記
基板との間に隙間が形成されるように、前記基板とピン
を介して電気的に接続された発熱部品と、前記発熱部品
の上面に接続され、前記発熱部品の側面部側に突出する
板状の突出部を有するとともに、前記発熱部品からの熱
を拡散し放熱する放熱手段と、前記発熱部品の側面部側
に配置され、前記基板と前記突出部との間に気流を発生
させるファンと、を備えたものとする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を用いて説明する。なお、実施の形態の各図にお
いて、同一の符号は、同一の構成または同等の機能を有
する構成を示している。
を図面を用いて説明する。なお、実施の形態の各図にお
いて、同一の符号は、同一の構成または同等の機能を有
する構成を示している。
【0014】実施の形態1.図1は、本実施の形態に係
る冷却装置を有する薄型電子機器の一例としての携帯型
コンピュータ(以下、ノートパソコンという)10の主
要部品を示す分解斜視図である。当該ノートパソコン1
0の筐体を構成するボトム12上には、メインボード1
4、DC/DCボード16、メモリーボード18、I/
Oボード20、ハードディスク装置(HDD)22、中
央処理装置(CPU)24、PCカードスロット26、
マイク28、スピーカ30等がそれぞれユニット化さ
れ、密集配置されている。また、前記ボトム12には、
着脱自在にバッテリーパック32も配置されている。こ
こで、発熱部品であるCPU24は、基板であるメイン
ボード14と、CPU24の底面側とが電気的に接続さ
れている。
る冷却装置を有する薄型電子機器の一例としての携帯型
コンピュータ(以下、ノートパソコンという)10の主
要部品を示す分解斜視図である。当該ノートパソコン1
0の筐体を構成するボトム12上には、メインボード1
4、DC/DCボード16、メモリーボード18、I/
Oボード20、ハードディスク装置(HDD)22、中
央処理装置(CPU)24、PCカードスロット26、
マイク28、スピーカ30等がそれぞれユニット化さ
れ、密集配置されている。また、前記ボトム12には、
着脱自在にバッテリーパック32も配置されている。こ
こで、発熱部品であるCPU24は、基板であるメイン
ボード14と、CPU24の底面側とが電気的に接続さ
れている。
【0015】さらに、前記ボトム12に係合可能なカバ
ー34には、キーボード36及びポインティングパッド
38を有するパームレスト40が配置される。前記キー
ボード36及びパームレスト40は、それぞれ開閉自在
であり、開閉により前記HDD22やバッテリーパック
32等の交換や各種構成部品のメンテナンスやメモリの
増設等を容易に行えるようにしている。
ー34には、キーボード36及びポインティングパッド
38を有するパームレスト40が配置される。前記キー
ボード36及びパームレスト40は、それぞれ開閉自在
であり、開閉により前記HDD22やバッテリーパック
32等の交換や各種構成部品のメンテナンスやメモリの
増設等を容易に行えるようにしている。
【0016】また、前記ボトム12には液晶表示器(L
CD)42が当該ボトム12に対して開閉自在に接続さ
れている。なお、LCD42とボトム12との接続部に
は、両者を接続するヒンジ機構や接続ケーブル等を表面
に露出させないようにすると共に接続部から筐体内部に
ゴミ等が混入しないようにするためにLCDキャップ4
4が配置される。また、前述した各内部構成部品はフレ
キシブルケーブルやソケット等の接続手段により相互に
接続されている。
CD)42が当該ボトム12に対して開閉自在に接続さ
れている。なお、LCD42とボトム12との接続部に
は、両者を接続するヒンジ機構や接続ケーブル等を表面
に露出させないようにすると共に接続部から筐体内部に
ゴミ等が混入しないようにするためにLCDキャップ4
4が配置される。また、前述した各内部構成部品はフレ
キシブルケーブルやソケット等の接続手段により相互に
接続されている。
【0017】本実施の形態の特徴的事項は、薄型電子機
器の筐体内部に配置された発熱部品が発生する熱を効率
的に拡散すると共に、拡散した熱及び発熱部品の熱を迅
速に筐体外部に排出するファン一体型ヒートスプレッダ
46で構成される冷却装置を有すると共に、ファン一体
型ヒートスプレッダ46が薄型電子機器の薄型化を阻害
しないような形状を有し、配置されているところであ
る。
器の筐体内部に配置された発熱部品が発生する熱を効率
的に拡散すると共に、拡散した熱及び発熱部品の熱を迅
速に筐体外部に排出するファン一体型ヒートスプレッダ
46で構成される冷却装置を有すると共に、ファン一体
型ヒートスプレッダ46が薄型電子機器の薄型化を阻害
しないような形状を有し、配置されているところであ
る。
【0018】図2には、ヒートスプレッダ46の拡大平
面図が示されている。なお、図2は図1のボトム12に
対面する面が表面に示されている。この放熱手段である
ヒートスプレッダ46は、熱伝導性の良い材料、例えば
アルミニウムや銅で形成された板形状を呈し、前記CP
U24の側面部側に突出した突出部46aを有する。そ
して、CPU24が接続された側の面上であって、前述
の突出部46a上に遠心ファン48aを内蔵するファン
ユニット48が一体固定されている。このファンユニッ
ト48は、図3の拡大概念図に示すように、ファンハウ
ジング48bの一部(上面側)がヒートスプレッダ46
で共用されると共に、遠心ファン48aのモータ48c
の回転軸がヒートスプレッダ46とほぼ直交するように
配置されている。前記遠心ファン48aが回転すると、
ファンハウジング48bの開口部48b1等から矢印A
で示すように、周囲の空気を吸い込み、矢印Bで示すよ
うに、ボトム12に形成された排気口50(図1参照)
に向けて吸い込んだ空気を排出する。
面図が示されている。なお、図2は図1のボトム12に
対面する面が表面に示されている。この放熱手段である
ヒートスプレッダ46は、熱伝導性の良い材料、例えば
アルミニウムや銅で形成された板形状を呈し、前記CP
U24の側面部側に突出した突出部46aを有する。そ
して、CPU24が接続された側の面上であって、前述
の突出部46a上に遠心ファン48aを内蔵するファン
ユニット48が一体固定されている。このファンユニッ
ト48は、図3の拡大概念図に示すように、ファンハウ
ジング48bの一部(上面側)がヒートスプレッダ46
で共用されると共に、遠心ファン48aのモータ48c
の回転軸がヒートスプレッダ46とほぼ直交するように
配置されている。前記遠心ファン48aが回転すると、
ファンハウジング48bの開口部48b1等から矢印A
で示すように、周囲の空気を吸い込み、矢印Bで示すよ
うに、ボトム12に形成された排気口50(図1参照)
に向けて吸い込んだ空気を排出する。
【0019】また、ファンユニット48を有するヒート
スプレッダ46は、図3に示すように、一面側(図2の
表面側)が筐体内部に配置された発熱部品、本実施の形
態では、メインボード(基板)14上に固定されたCP
U24の上面側に熱伝達可能に接続されていると共に、
前記ボトム12に形成された排気口50とCPU24の
間にファンユニット48が位置するように、CPU24
と遠心ファン48a(ファンユニット48)とが、並列
配置されている。なお、ファンハウジング48bのヒー
トスプレッダ46と接続された面は、ヒートスプレッダ
46に対して熱伝達可能に接続されており、ヒートスプ
レッダ46との組合せにおいて、放熱手段、もしくは放
熱板となりうる。
スプレッダ46は、図3に示すように、一面側(図2の
表面側)が筐体内部に配置された発熱部品、本実施の形
態では、メインボード(基板)14上に固定されたCP
U24の上面側に熱伝達可能に接続されていると共に、
前記ボトム12に形成された排気口50とCPU24の
間にファンユニット48が位置するように、CPU24
と遠心ファン48a(ファンユニット48)とが、並列
配置されている。なお、ファンハウジング48bのヒー
トスプレッダ46と接続された面は、ヒートスプレッダ
46に対して熱伝達可能に接続されており、ヒートスプ
レッダ46との組合せにおいて、放熱手段、もしくは放
熱板となりうる。
【0020】ところで、前記CPU24は、高性能化に
比例して動作時の発熱量が増加している。前記CPU2
4の良好な動作を保証するためには、CPU24を効率
的かつ迅速に冷却し、動作推奨温度(例えば、70℃程
度)以下にすることが必要になる。本実施の形態の場
合、図1、図2に示すように、ヒートスプレッダ46は
大きな広がりを有する板形状を呈しているので、CPU
24で発生した熱は、その一部は矢印Cで示すように、
ヒートスプレッダ46に伝わり、当該ヒートスプレッダ
46によって拡散される。そして、ヒートスプレッダ4
6は、遠心ファン48aの発生する気流によって冷やさ
れ、冷却に使用され、加熱された空気は前述したように
排気口50から排気される。同様に、矢印Dで示すよう
にCPU24からメインボード(基板)14に伝わった
熱も遠心ファン48aの発生する気流によって冷やさ
れ、冷却に使用され、加熱された空気は排気口50から
排気される。さらに、CPU24の周囲で加熱された空
気も遠心ファン48aの発生する気流によって迅速に、
排気口50側に移送され、筐体外部に排出されてCPU
24の周囲の冷却も行われる。なお、前記ヒートスプレ
ッダ46の上面側(図1の上面側)は、キーボード36
の裏面に接触するようになっており、ヒートスプレッダ
46からキーボード36への放熱も行えるようになって
いる。また、必要に応じて、ヒートスプレッダ46にヒ
ートパイプ等を形成し、熱の拡散を効率的に行うように
してもよい。
比例して動作時の発熱量が増加している。前記CPU2
4の良好な動作を保証するためには、CPU24を効率
的かつ迅速に冷却し、動作推奨温度(例えば、70℃程
度)以下にすることが必要になる。本実施の形態の場
合、図1、図2に示すように、ヒートスプレッダ46は
大きな広がりを有する板形状を呈しているので、CPU
24で発生した熱は、その一部は矢印Cで示すように、
ヒートスプレッダ46に伝わり、当該ヒートスプレッダ
46によって拡散される。そして、ヒートスプレッダ4
6は、遠心ファン48aの発生する気流によって冷やさ
れ、冷却に使用され、加熱された空気は前述したように
排気口50から排気される。同様に、矢印Dで示すよう
にCPU24からメインボード(基板)14に伝わった
熱も遠心ファン48aの発生する気流によって冷やさ
れ、冷却に使用され、加熱された空気は排気口50から
排気される。さらに、CPU24の周囲で加熱された空
気も遠心ファン48aの発生する気流によって迅速に、
排気口50側に移送され、筐体外部に排出されてCPU
24の周囲の冷却も行われる。なお、前記ヒートスプレ
ッダ46の上面側(図1の上面側)は、キーボード36
の裏面に接触するようになっており、ヒートスプレッダ
46からキーボード36への放熱も行えるようになって
いる。また、必要に応じて、ヒートスプレッダ46にヒ
ートパイプ等を形成し、熱の拡散を効率的に行うように
してもよい。
【0021】本実施の形態では、図3に示すように、前
記ファンユニット48のファンハウジング48bの下面
とCPU24を載置するメインボード14との間は所定
の隙間(本実施の形態では、2.5〜3.0mm程度)
が形成されるように、CPU24の厚みより遠心ファン
48a及びファンハウジング48bの厚みが薄く形成さ
れ、筐体内部側からの空気を効率よく吸気できるように
なっている。このように、CPU24より薄いファンハ
ウジング48bを有する遠心ファン48aをCPU24
の直近に並列配置することにより、ファンユニット48
がノートパソコン10の薄型化を阻害することなく、か
つ筐体内部の効率的な冷却を行うことができる。
記ファンユニット48のファンハウジング48bの下面
とCPU24を載置するメインボード14との間は所定
の隙間(本実施の形態では、2.5〜3.0mm程度)
が形成されるように、CPU24の厚みより遠心ファン
48a及びファンハウジング48bの厚みが薄く形成さ
れ、筐体内部側からの空気を効率よく吸気できるように
なっている。このように、CPU24より薄いファンハ
ウジング48bを有する遠心ファン48aをCPU24
の直近に並列配置することにより、ファンユニット48
がノートパソコン10の薄型化を阻害することなく、か
つ筐体内部の効率的な冷却を行うことができる。
【0022】さらに、遠心ファン48によって吸引され
る空気の流路は、前記所定の隙間に狭められていること
によって、その断面積が制限されている。従って、ファ
ンハウジング48bとメインボード14の間に形成され
た隙間に流れる空気は加速され、隙間がなく開放された
場合と比べ、メインボード14上の空気の流れが早くな
る。特に、ファンハウジング48bが空気の流れを規制
することにより、メインボード14の遠心ファン48の
対向面14a上を通過する空気を加速させている。従っ
て、遠心ファンの対向面14aを冷却する能力が著しく
向上する。しかも、空気は、ファンハウジング48bの
開口部48b1付近ではメインボード14により近い
側、すなわち、メインボード14の遠心ファンの対向面
14a上を通過する。そのため、ヒートスプレッダ46
及びメインボード14を効率的に冷却することができ、
CPU24の冷却効率が向上する。
る空気の流路は、前記所定の隙間に狭められていること
によって、その断面積が制限されている。従って、ファ
ンハウジング48bとメインボード14の間に形成され
た隙間に流れる空気は加速され、隙間がなく開放された
場合と比べ、メインボード14上の空気の流れが早くな
る。特に、ファンハウジング48bが空気の流れを規制
することにより、メインボード14の遠心ファン48の
対向面14a上を通過する空気を加速させている。従っ
て、遠心ファンの対向面14aを冷却する能力が著しく
向上する。しかも、空気は、ファンハウジング48bの
開口部48b1付近ではメインボード14により近い
側、すなわち、メインボード14の遠心ファンの対向面
14a上を通過する。そのため、ヒートスプレッダ46
及びメインボード14を効率的に冷却することができ、
CPU24の冷却効率が向上する。
【0023】また、本実施の形態では、ファンハウジン
グ48b、CPU24、ヒートスプレッダ46、及びメ
インボード14を用いて、CPU24の遠心ファンに対
向する側面側に、遠心ファン48に吸引される空気の空
気流路54aを形成している。この空気流路54aに流
れる空気は、ヒートスプレッダ46、メインボード1
4、及び、CPU24側面を同時に冷却することがで
き、冷却効率を向上することができる。特に、ファンハ
ウジング48b、CPU24、ヒートスプレッダ46、
及びメインボード14によって四方を囲む空気流路54
aを形成することにより、空気流路の断面積が制限さ
れ、上述のように、遠心ファン48に吸引される空気が
加速される。従って、従来では冷却しにくかったCPU
24側面を効率よく冷却することができ、全体としての
冷却能力を高めることができる。
グ48b、CPU24、ヒートスプレッダ46、及びメ
インボード14を用いて、CPU24の遠心ファンに対
向する側面側に、遠心ファン48に吸引される空気の空
気流路54aを形成している。この空気流路54aに流
れる空気は、ヒートスプレッダ46、メインボード1
4、及び、CPU24側面を同時に冷却することがで
き、冷却効率を向上することができる。特に、ファンハ
ウジング48b、CPU24、ヒートスプレッダ46、
及びメインボード14によって四方を囲む空気流路54
aを形成することにより、空気流路の断面積が制限さ
れ、上述のように、遠心ファン48に吸引される空気が
加速される。従って、従来では冷却しにくかったCPU
24側面を効率よく冷却することができ、全体としての
冷却能力を高めることができる。
【0024】図5は、図4のI−I面を表す断面図であ
り、ヒートスプレッダ46の一部で、CPU24の側面
部側に突出した板状の突出部46bが示されている。図
4及び図5に示されるように、本実施の形態では、CP
U24、メインボード14、及びヒートスプレッダ46
の突出部46bを用いて、CPU24の側面側に遠心フ
ァン48に吸引される空気の空気流路54bを形成して
いる。この空気流路54bに流れる空気は、ヒートスプ
レッダ46、メインボード14、及び、CPU24側面
を同時に冷却することができ、冷却効率を向上すること
ができる。特に、CPU24と遠心ファン48とは共
に、ヒートスプレッダ46とメインボード14との間に
設けられ、遠心ファン48は、この空気流路54bの空
気を吸引するため、CPU24側面に効率的に空気を流
すことができる。従って、従来の技術では冷却しにくか
ったCPU24側面を効率的に冷却することができる。
り、ヒートスプレッダ46の一部で、CPU24の側面
部側に突出した板状の突出部46bが示されている。図
4及び図5に示されるように、本実施の形態では、CP
U24、メインボード14、及びヒートスプレッダ46
の突出部46bを用いて、CPU24の側面側に遠心フ
ァン48に吸引される空気の空気流路54bを形成して
いる。この空気流路54bに流れる空気は、ヒートスプ
レッダ46、メインボード14、及び、CPU24側面
を同時に冷却することができ、冷却効率を向上すること
ができる。特に、CPU24と遠心ファン48とは共
に、ヒートスプレッダ46とメインボード14との間に
設けられ、遠心ファン48は、この空気流路54bの空
気を吸引するため、CPU24側面に効率的に空気を流
すことができる。従って、従来の技術では冷却しにくか
ったCPU24側面を効率的に冷却することができる。
【0025】さらに、本実施の形態では、図4に示すよ
うに、発熱部品であるCPU24の周囲に配置される他
の構成部品52a〜52g等により壁を形成し、空気流
路54を構成している。この空気流路54は、発熱部品
であるCPU24からできるだけ離れた位置から加熱さ
れていない空気を移送できるように、マイク28等が配
置されたボトム12の手前側まで延びていることが好ま
しい。この空気流路54により、図4中矢印Eで示すよ
うに、CPU24から離れた位置から空気を吸引し、冷
却効率を向上させている。この時、冷却効率は、空気の
流量によって決まるが、空気流路54の幅を狭くするこ
とにより空気の流速を早くすることが可能である。この
場合、同一の遠心ファン48aでも発熱部品であるCP
U24の周囲の加熱空気の滞留時間を短くし迅速に排気
することができるので、流速の早い空気によって、CP
U24の側面を効率的に冷却できるばかりでなく、筐体
内部の温度上昇勾配を滑らかにすることが可能で、全体
的な冷却効率を向上することができる。このように、発
熱部品の周囲に配置された構成部品によって、空気流路
54を形成するため、特別な流路部品等を必要とするこ
とがない。その結果、筐体の薄型化を阻害することなく
良好な冷却を行うことができる。なお、空気流路54を
形成する場合、リム等をボトム12やヒートスプレッダ
46に形成すれば、より整った効率的な気流を得る空気
流路を形成することができるので、部品点数の増加やノ
ートパソコン10全体の重量増加等を考慮して、空気流
路54の形成方法を適宜選択することができる。
うに、発熱部品であるCPU24の周囲に配置される他
の構成部品52a〜52g等により壁を形成し、空気流
路54を構成している。この空気流路54は、発熱部品
であるCPU24からできるだけ離れた位置から加熱さ
れていない空気を移送できるように、マイク28等が配
置されたボトム12の手前側まで延びていることが好ま
しい。この空気流路54により、図4中矢印Eで示すよ
うに、CPU24から離れた位置から空気を吸引し、冷
却効率を向上させている。この時、冷却効率は、空気の
流量によって決まるが、空気流路54の幅を狭くするこ
とにより空気の流速を早くすることが可能である。この
場合、同一の遠心ファン48aでも発熱部品であるCP
U24の周囲の加熱空気の滞留時間を短くし迅速に排気
することができるので、流速の早い空気によって、CP
U24の側面を効率的に冷却できるばかりでなく、筐体
内部の温度上昇勾配を滑らかにすることが可能で、全体
的な冷却効率を向上することができる。このように、発
熱部品の周囲に配置された構成部品によって、空気流路
54を形成するため、特別な流路部品等を必要とするこ
とがない。その結果、筐体の薄型化を阻害することなく
良好な冷却を行うことができる。なお、空気流路54を
形成する場合、リム等をボトム12やヒートスプレッダ
46に形成すれば、より整った効率的な気流を得る空気
流路を形成することができるので、部品点数の増加やノ
ートパソコン10全体の重量増加等を考慮して、空気流
路54の形成方法を適宜選択することができる。
【0026】実施の形態2.図6は、本実施の形態に係
るノートパソコンの10筐体内の一部を表す側面図であ
る。ここで、他の全体構成は実施の形態1と同様であ
る。メインボード14と複数のピン24a1を介して電
気的に接続され、底面とメインボード14との間に隙間
を設けて接続されたCPU24aが示されている。この
CPU24aは、上面がヒートスプレッダ46に接続さ
れ、ヒートスプレッダ46に熱を拡散することによっ
て、冷却される。
るノートパソコンの10筐体内の一部を表す側面図であ
る。ここで、他の全体構成は実施の形態1と同様であ
る。メインボード14と複数のピン24a1を介して電
気的に接続され、底面とメインボード14との間に隙間
を設けて接続されたCPU24aが示されている。この
CPU24aは、上面がヒートスプレッダ46に接続さ
れ、ヒートスプレッダ46に熱を拡散することによっ
て、冷却される。
【0027】図7は、図6に示したノートパソコン10
筐体内の正面図である。CPU24aの底面とメインボ
ード14により形成され、CPU24aの底面とメイン
ボード14との間を通りぬけて、遠心ファン48に吸引
される空気Fの通路となる空気流路54cが示されてい
る。
筐体内の正面図である。CPU24aの底面とメインボ
ード14により形成され、CPU24aの底面とメイン
ボード14との間を通りぬけて、遠心ファン48に吸引
される空気Fの通路となる空気流路54cが示されてい
る。
【0028】次に、動作について説明する。まず、CP
U24aで発生した熱が、ヒートスプレッダ46とメイ
ンボード14とに伝わり、CPU24aが冷却される点
については、上述の実施の形態1で説明した通りであ
る。
U24aで発生した熱が、ヒートスプレッダ46とメイ
ンボード14とに伝わり、CPU24aが冷却される点
については、上述の実施の形態1で説明した通りであ
る。
【0029】そこで、空気流路54cに着目して動作を
説明すると、遠心ファン48が駆動すると、開口部48
b1から空気を吸引し、排気口へ空気を排出する。この
とき、CPU24aの上面に取り付けられたヒートスプ
レッダ46が、CPU24aの上面側から流入する空気
の流れを抑制する。従って、遠心ファン48に吸引され
る空気の取り込み口が、ヒートスプレッダ46及びメイ
ンボード14によって規制され、本来、空気が通りにく
いCPU24aの底面を通って、空気Fが遠心ファン4
8に吸引される。
説明すると、遠心ファン48が駆動すると、開口部48
b1から空気を吸引し、排気口へ空気を排出する。この
とき、CPU24aの上面に取り付けられたヒートスプ
レッダ46が、CPU24aの上面側から流入する空気
の流れを抑制する。従って、遠心ファン48に吸引され
る空気の取り込み口が、ヒートスプレッダ46及びメイ
ンボード14によって規制され、本来、空気が通りにく
いCPU24aの底面を通って、空気Fが遠心ファン4
8に吸引される。
【0030】ここで、空気Fが通る空気流路54cは、
メインボード14、CPU24aの底面、及び、CPU
24aのピン24a1によって囲まれている。従って、
これらメインボード14、CPU24aの底面、及び、
CPU24aのピン24a1を同時に冷却することがで
きる。特に、ピン24a1は熱伝導のよい材質で造られ
ており、近年その本数も格段に増えているため、所定の
冷却効果が期待できる。さらには、上述した実施の形態
1で説明した冷却効果も同時に得ることができる。
メインボード14、CPU24aの底面、及び、CPU
24aのピン24a1によって囲まれている。従って、
これらメインボード14、CPU24aの底面、及び、
CPU24aのピン24a1を同時に冷却することがで
きる。特に、ピン24a1は熱伝導のよい材質で造られ
ており、近年その本数も格段に増えているため、所定の
冷却効果が期待できる。さらには、上述した実施の形態
1で説明した冷却効果も同時に得ることができる。
【0031】上述のように、この実施の形態2によれ
ば、発熱部品であるCPU24aを効率よく冷却するこ
とができ、しかも、電子機器を薄型化することができる
という効果がある。特に、CPU24aは、側面、上
面、及び底面が効率よく冷却されるという効果がある。
ば、発熱部品であるCPU24aを効率よく冷却するこ
とができ、しかも、電子機器を薄型化することができる
という効果がある。特に、CPU24aは、側面、上
面、及び底面が効率よく冷却されるという効果がある。
【0032】なお、図6では、遠心ファン48の下にま
でメインボード14が延びていたが、空気流路54cに
よる冷却効果が十分である場合には、メインボード14
は、遠心ファン14の直下まで延びている必要はなく、
遠心ファン14の直下の部分は、ノートパソコン筐体底
面、すなわちボトム12とファンハウジング48bと
で、空気流路を形成してもよい。
でメインボード14が延びていたが、空気流路54cに
よる冷却効果が十分である場合には、メインボード14
は、遠心ファン14の直下まで延びている必要はなく、
遠心ファン14の直下の部分は、ノートパソコン筐体底
面、すなわちボトム12とファンハウジング48bと
で、空気流路を形成してもよい。
【0033】また、集積回路であるCPU24aが、ソ
ケットを介して基板と接続される場合には、CPU24
aとソケットで発熱部品を構成し、ソケットの底面と基
板との間に、空気流路を形成するようにすることができ
る。また、メインボード14とこれに直付けされたソケ
ットとで基板を構成し、ソケットの上面とCPU24a
との間に、空気流路を形成することもできる。また、空
気流路を54cを形成できるものであれば、ヒートスプ
レッダ46と遠心ファン48とが一体に形成されていな
くともよい。
ケットを介して基板と接続される場合には、CPU24
aとソケットで発熱部品を構成し、ソケットの底面と基
板との間に、空気流路を形成するようにすることができ
る。また、メインボード14とこれに直付けされたソケ
ットとで基板を構成し、ソケットの上面とCPU24a
との間に、空気流路を形成することもできる。また、空
気流路を54cを形成できるものであれば、ヒートスプ
レッダ46と遠心ファン48とが一体に形成されていな
くともよい。
【0034】なお、上述した各実施の形態では、薄型電
子機器の一例としてノートパソコン10を例に取って説
明したが、薄型化(小型化)が必要な電子機器であれ
ば、同様な構成を採用することにより、同様の効果を得
ることができる。また、本実施の形態では、発熱部品の
一例としてCPU24を例に取ったが、他の発熱部品に
も本実施の形態と同様な構成が適用可能であり、当該発
熱部品の冷却を効率的に行うことができる。さらに、本
実施の形態では、ヒートスプレッダ46に1個のファン
ユニット48を一体化する構成を示したが、必要に応じ
て複数のファンユニット48を一体固定するようにして
もよい。
子機器の一例としてノートパソコン10を例に取って説
明したが、薄型化(小型化)が必要な電子機器であれ
ば、同様な構成を採用することにより、同様の効果を得
ることができる。また、本実施の形態では、発熱部品の
一例としてCPU24を例に取ったが、他の発熱部品に
も本実施の形態と同様な構成が適用可能であり、当該発
熱部品の冷却を効率的に行うことができる。さらに、本
実施の形態では、ヒートスプレッダ46に1個のファン
ユニット48を一体化する構成を示したが、必要に応じ
て複数のファンユニット48を一体固定するようにして
もよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明の電子機器によ
れば、電気的に動作することにより熱が発生する発熱部
品と、この発熱部品の底面側に設けられ、電気的に接続
される基板と、前記発熱部品の上面側に熱伝達可能に接
続され、前記発熱部品からの熱を拡散し放熱する放熱手
段と、前記放熱手段において前記発熱部品が接続された
面側に設けられるとともに、前記発熱部品の厚みより薄
い形状を有し、対向する前記基板との間に形成された隙
間に気流を発生させるファンと、を備えたため、放熱手
段と基板とを介して発熱部品が冷却され、冷却効率がよ
い電子機器を得ることができ、かつ、電子機器を薄型化
することができる。
れば、電気的に動作することにより熱が発生する発熱部
品と、この発熱部品の底面側に設けられ、電気的に接続
される基板と、前記発熱部品の上面側に熱伝達可能に接
続され、前記発熱部品からの熱を拡散し放熱する放熱手
段と、前記放熱手段において前記発熱部品が接続された
面側に設けられるとともに、前記発熱部品の厚みより薄
い形状を有し、対向する前記基板との間に形成された隙
間に気流を発生させるファンと、を備えたため、放熱手
段と基板とを介して発熱部品が冷却され、冷却効率がよ
い電子機器を得ることができ、かつ、電子機器を薄型化
することができる。
【0036】また、前記放熱手段は、前記発熱部品の側
面側に突出する突出部を有し、この突出部と前記発熱部
品と前記基板とで、前記ファンによって吸引される空気
を前記突出部と前記基板との間に集めて前記ファンへ誘
導する空気流路を形成したため、放熱手段及び基板の冷
却効率を向上させることができる。
面側に突出する突出部を有し、この突出部と前記発熱部
品と前記基板とで、前記ファンによって吸引される空気
を前記突出部と前記基板との間に集めて前記ファンへ誘
導する空気流路を形成したため、放熱手段及び基板の冷
却効率を向上させることができる。
【0037】また、前記放熱手段は、前記発熱部品と前
記ファンのファンハウジングとの間に形成された空間を
覆い、前記発熱部品と前記基板と前記ファンのファンハ
ウジングとにより前記発熱部品側面側に空気流路を形成
する放熱板であるため、発熱部品と基板と放熱部品とを
効率的に冷却することができる。
記ファンのファンハウジングとの間に形成された空間を
覆い、前記発熱部品と前記基板と前記ファンのファンハ
ウジングとにより前記発熱部品側面側に空気流路を形成
する放熱板であるため、発熱部品と基板と放熱部品とを
効率的に冷却することができる。
【0038】また、前記発熱部品の周囲に配置されると
ともに、前記基板と電気的に接続された構成部品によっ
て、前記遠心ファンの空気流路を形成するため、部品点
数を削減し、冷却効率の高い電子機器を得ることができ
る。
ともに、前記基板と電気的に接続された構成部品によっ
て、前記遠心ファンの空気流路を形成するため、部品点
数を削減し、冷却効率の高い電子機器を得ることができ
る。
【0039】また、基板と、底面が前記基板と対向し、
前記底面と前記基板との間に隙間が形成されるように、
前記基板とピンを介して電気的に接続された発熱部品
と、この発熱部品の上面に接続され、前記発熱部品の側
面部側に突出する板状の突出部を有するとともに、前記
集積回路からの熱を放熱する放熱手段と、前記発熱部品
の側面部側に配置され、前記基板と前記突出部との間に
気流を発生させるファンと、を備えたため、冷却効率が
よい電子機器を得ることができ、かつ、電子機器を薄型
化することができる。
前記底面と前記基板との間に隙間が形成されるように、
前記基板とピンを介して電気的に接続された発熱部品
と、この発熱部品の上面に接続され、前記発熱部品の側
面部側に突出する板状の突出部を有するとともに、前記
集積回路からの熱を放熱する放熱手段と、前記発熱部品
の側面部側に配置され、前記基板と前記突出部との間に
気流を発生させるファンと、を備えたため、冷却効率が
よい電子機器を得ることができ、かつ、電子機器を薄型
化することができる。
【図1】 本発明に係る実施の形態のノートパソコンの
主要部品の分解斜視図である。
主要部品の分解斜視図である。
【図2】 本発明に係る実施1の形態のヒートスプレッ
ダの裏面側(CPU当接側)の平面図である。
ダの裏面側(CPU当接側)の平面図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態1のファンユニット
周辺の概略断面図である。
周辺の概略断面図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態1のヒートスプレッ
ダの表面側(キーボード当接側)の平面図である。
ダの表面側(キーボード当接側)の平面図である。
【図5】 図4に示す平面図のI−I断面図である。
【図6】 本発明に係る実施の形態2のファンユニット
周辺の概略断面図である。
周辺の概略断面図である。
【図7】 本発明に係る実施の形態2のCPUの正面図
である。
である。
10 携帯型コンピュータ(薄型電子機器)、14 メ
インボード(基板)、24 CPU(発熱部品)、46
ヒートスプレッダ、48a 遠心ファン、48b フ
ァンハウジング、52a〜52g 構成部品。
インボード(基板)、24 CPU(発熱部品)、46
ヒートスプレッダ、48a 遠心ファン、48b フ
ァンハウジング、52a〜52g 構成部品。
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月9日(1999.11.
9)
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、電気的に動作することにより熱が発生す
る発熱部品と、前記発熱部品の底面側に設けられ、当該
発熱部品と電気的に接続される基板と、前記発熱部品の
上面側に熱伝達可能に接続され、前記発熱部品からの熱
を拡散し放熱する放熱手段と、前記放熱手段において前
記発熱部品が接続された面側に設けられ、前記発熱部品
の厚みより薄い外形形状を有するファンハウジングに内
蔵されたファンであって、前記ファンハウジングと対向
する前記基板との間に形成された隙間に臨んでファンハ
ウジングに形成された開口部から空気を吸い込み排気口
に導くファンと、を備えたものとする。
に、本発明は、電気的に動作することにより熱が発生す
る発熱部品と、前記発熱部品の底面側に設けられ、当該
発熱部品と電気的に接続される基板と、前記発熱部品の
上面側に熱伝達可能に接続され、前記発熱部品からの熱
を拡散し放熱する放熱手段と、前記放熱手段において前
記発熱部品が接続された面側に設けられ、前記発熱部品
の厚みより薄い外形形状を有するファンハウジングに内
蔵されたファンであって、前記ファンハウジングと対向
する前記基板との間に形成された隙間に臨んでファンハ
ウジングに形成された開口部から空気を吸い込み排気口
に導くファンと、を備えたものとする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図2には、ヒートスプレッダ46の拡大平
面図が示されている。なお、図2は図1のボトム12に
対面する面が表面に示されている。この放熱手段である
ヒートスプレッダ46は、熱伝導性の良い材料、例えば
アルミニウムや銅で形成された板形状を呈し、前記CP
U24の側面部側に突出した突出部46aを有する。そ
して、CPU24が接続された側の面上であって、前述
の突出部46a上に遠心ファン48aを内蔵するファン
ユニット48が一体固定されている。このファンユニッ
ト48は、図3の拡大概念図に示すように、ファンハウ
ジング48bの一部(上面側)がヒートスプレッダ46
で共用されると共に、遠心ファン48aのモータ48c
の回転軸がヒートスプレッダ46とほぼ直交するように
配置されている。前記遠心ファン48aが回転すると、
ファンハウジング48bにメインボード14に臨んで形
成された開口部48b1等から矢印Aで示すように、周
囲の空気を吸い込み、矢印Bで示すように、ボトム12
に形成された排気口50(図1参照)に向けて吸い込ん
だ空気を排出する。
面図が示されている。なお、図2は図1のボトム12に
対面する面が表面に示されている。この放熱手段である
ヒートスプレッダ46は、熱伝導性の良い材料、例えば
アルミニウムや銅で形成された板形状を呈し、前記CP
U24の側面部側に突出した突出部46aを有する。そ
して、CPU24が接続された側の面上であって、前述
の突出部46a上に遠心ファン48aを内蔵するファン
ユニット48が一体固定されている。このファンユニッ
ト48は、図3の拡大概念図に示すように、ファンハウ
ジング48bの一部(上面側)がヒートスプレッダ46
で共用されると共に、遠心ファン48aのモータ48c
の回転軸がヒートスプレッダ46とほぼ直交するように
配置されている。前記遠心ファン48aが回転すると、
ファンハウジング48bにメインボード14に臨んで形
成された開口部48b1等から矢印Aで示すように、周
囲の空気を吸い込み、矢印Bで示すように、ボトム12
に形成された排気口50(図1参照)に向けて吸い込ん
だ空気を排出する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明の電子機器によ
れば、電気的に動作することにより熱が発生する発熱部
品と、前記発熱部品の底面側に設けられ、当該発熱部品
と電気的に接続される基板と、前記発熱部品の上面側に
熱伝達可能に接続され、前記発熱部品からの熱を拡散し
放熱する放熱手段と、前記放熱手段において前記発熱部
品が接続された面側に設けられ、前記発熱部品の厚みよ
り薄い外形形状を有するファンハウジングに内蔵された
ファンであって、前記ファンハウジングと対向する前記
基板との間に形成された隙間に臨んでファンハウジング
に形成された開口部から空気を吸い込み排気口に導くフ
ァンと、を備えたため、放熱手段と基板とを介して発熱
部品が冷却され、冷却効率がよい電子機器を得ることが
でき、かつ、電子機器を薄型化することができる。
れば、電気的に動作することにより熱が発生する発熱部
品と、前記発熱部品の底面側に設けられ、当該発熱部品
と電気的に接続される基板と、前記発熱部品の上面側に
熱伝達可能に接続され、前記発熱部品からの熱を拡散し
放熱する放熱手段と、前記放熱手段において前記発熱部
品が接続された面側に設けられ、前記発熱部品の厚みよ
り薄い外形形状を有するファンハウジングに内蔵された
ファンであって、前記ファンハウジングと対向する前記
基板との間に形成された隙間に臨んでファンハウジング
に形成された開口部から空気を吸い込み排気口に導くフ
ァンと、を備えたため、放熱手段と基板とを介して発熱
部品が冷却され、冷却効率がよい電子機器を得ることが
でき、かつ、電子機器を薄型化することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気的に動作することにより熱が発生す
る発熱部品と、 この発熱部品の底面側に設けられ、当該発熱部品と電気
的に接続される基板と、 前記発熱部品の上面側に熱伝達可能に接続され、前記発
熱部品からの熱を拡散し放熱する放熱手段と、 前記放熱手段において前記発熱部品が接続された面側に
設けられるとともに、前記発熱部品の厚みより薄い形状
を有し、対向する前記基板との間に形成された隙間に気
流を発生させるファンと、 を備えた電子機器。 - 【請求項2】 前記放熱手段は、前記発熱部品の側面側
に突出する突出部を有し、この突出部と前記発熱部品と
前記基板とで、前記ファンによって吸引される空気を前
記突出部と前記基板との間に集めて前記ファンへ誘導す
る空気流路を形成することを特徴とする請求項1に記載
の電子機器。 - 【請求項3】 前記放熱手段は、前記発熱部品と前記フ
ァンのファンハウジング側面との間に形成された空間を
覆い、前記発熱部品と前記基板と前記ファンのファンハ
ウジング側面とにより前記発熱部品側面側に空気流路を
形成する放熱板であることを特徴とする請求項1に記載
の電子機器。 - 【請求項4】 前記発熱部品の周囲に配置されるととも
に、前記基板と電気的に接続された構成部品によって、
前記遠心ファンの空気流路を形成することを特徴とする
請求項1または2に記載の電子機器。 - 【請求項5】 基板と、 底面が前記基板と対向し、前記底面と前記基板との間に
隙間が形成されるように、前記基板とピンを介して電気
的に接続された発熱部品と、 前記発熱部品の上面に接続され、前記発熱部品の側面部
側に突出する板状の突出部を有するとともに、前記発熱
部品からの熱を拡散し放熱する放熱手段と、 前記発熱部品の側面部側に配置され、前記基板と前記突
出部との間に気流を発生させるファンと、 を備えた電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246918A JP3014371B1 (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246918A JP3014371B1 (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014371B1 JP3014371B1 (ja) | 2000-02-28 |
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