JP2000077764A - 色素レーザ増幅装置 - Google Patents

色素レーザ増幅装置

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JP2000077764A
JP2000077764A JP24361298A JP24361298A JP2000077764A JP 2000077764 A JP2000077764 A JP 2000077764A JP 24361298 A JP24361298 A JP 24361298A JP 24361298 A JP24361298 A JP 24361298A JP 2000077764 A JP2000077764 A JP 2000077764A
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dye laser
flow path
laser
dye solution
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JP24361298A
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Teruichiro Fukazawa
輝一郎 深澤
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Toshiba Corp
Laser Atomic Separation Engineering Research Association of Japan
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Toshiba Corp
Laser Atomic Separation Engineering Research Association of Japan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色素レーザ装置において、色素溶液の流路の
熱による出力レーザ光の波面歪みを低減する。 【解決手段】 この発明の色素レーザ増幅器12は、色
素フローセル31内の被励起領域OSCの色素溶液流路
32が、色素溶液が流入される流入端32inの面積に
比較して色素溶液が排出される排出端32outの面積
が狭い縮流テーパ状に形成されている。また、流入端と
フローセルの端部との間には、流路内に流入する色素溶
液の流速を連続的に高めるためのノズル部33が、排出
端とフローセルの端部との間には、流路から色素溶液循
環装置に向けて排出される色素溶液の流速を連続的に低
下させるためのデフューザ部34が、形成されている。
これにより、流路の壁面近傍において色素溶液の流速が
低下されて熱レンズ効果が生じることにより生じる出力
レーザ光の波面歪みが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、色素溶液をレー
ザ媒質としてレーザ光を増幅する色素レーザ増幅装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、色素レーザ発振器1
01と、この色素レーザ発振器101からの色素レーザ
出力光102を増幅する色素レーザ増幅器103とを有
する色素レーザ増幅装置100が知られている。なお、
図8に示した色素レーザ増幅装置では、レーザ発振器1
01とレーザ増幅器103は、銅蒸気励起レーザ装置1
05からの励起レーザ光106、108により励起され
る。なお、レーザ増幅器103からの色素レーザ出力光
は符号102aであらわしている。
【0003】上述した色素レーザ増幅装置の色素レーザ
発振器101は、励起レーザ装置105からの励起レー
ザ光104の一部106により片側から励起される。ま
た、色素レーザ増幅器103は、残りの励起レーザ出力
107をさらに2分割した励起レーザ光108および1
09により両側から励起される。
【0004】レーザ発振器101および増幅器103に
は、それぞれに設けられている色素溶液循環装置110
および111により、色素溶液112および113in
が供給される。なお、増幅器103に供給された色素溶
液は、113outとして、色素溶液循環装置111に
戻される。
【0005】図9は、図8に示した横励起方式色素レー
ザ増幅器103の被励起領域(図10を用いて以下に説
明するフローセル内)を座標系で示した概略図である。
【0006】図9に示されるように、レーザ媒質である
色素溶液が流れる方向113inから113outをy
軸方向とするとき、励起レーザ光108,109は、y
軸に直行するx軸方向から入射され、発振器101から
の色素レーザ光102がそれぞれの軸と直交するz軸方
向から入力される。
【0007】色素レーザ光102は、レーザ増幅器10
3で増幅され、z軸方向に、色素レーザ光出力102a
として出力される。なお、図9において、色素溶液の流
れ(y軸方向)、励起レーザ光108,109および色
素レーザ光102のそれぞれが重なる部分は、通常、被
励起領域または発振領域114と呼ばれている。
【0008】図10は、図9に示した被励起領域すなわ
ち図8に示した色素レーザ増幅器の色素フローセルの構
成を説明する図である。
【0009】図10に示すように、ガラス製のフローセ
ル115には、断面形状が矩形の中空の流路116が設
けられ、流路116内に色素溶液が導入される。なお、
図10に示す例においては、流路116の形状は直線状
としている。
【0010】ところで、上述した色素レーザ増幅器にお
いては、通常、色素溶液の循環流量は、図中に斜線で示
した被励起領域114を通過する色素溶液が励起レーザ
光の励起パルスが入射するごとに完全に入れ替わるよう
に設定される。このことは、励起エネルギーの一部が熱
に変わることによって色素溶液中に形成される屈折率分
布(すなわち熱レンズ効果)を、次の励起パルスが入力
されるまでの間に除去し、波面歪みの少ない高品質な色
素レーザ光を発生させるために有益である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、被励起領域の流路116の壁面近傍では、摩擦抵抗
により中心部よりも流速が低下することが知られてい
る。
【0012】このため、被励起領域114を通過する色
素溶液の流速を、次の励起パルスが入力されるまでの間
に完全に色素溶液が入れ替わるように設定したとして
も、流路116の壁面近傍の流速が中心部を通過する色
素溶液の流速より低下し、結果的に、流路116の壁面
近傍で増幅される色素レーザ光に、励起レーザ光による
熱により屈折率分布が蓄積されて、波面歪みが生じる問
題がある。
【0013】この発明の目的は、色素レーザ増幅装置の
色素フローセル内を流れる色素溶液に励起レーザ光から
の熱による屈折率分布が生じて出力レーザ光の波面歪み
が生じることを抑制し、伝送特性に優れた出力レーザ光
を発生可能な色素レーザ増幅装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、レーザ媒質としての色素
溶液の流路を形成する色素フローセルおよびこれを保持
する保持機構と、上記フローセル中の色素媒質を励起す
るために励起レーザ光を導入する励起用光学手段および
励起レーザ光により励起された色素媒質領域内に色素レ
ーザ光を入射する色素レーザ光導入光学手段を有し、上
記色素レーザ光の強度を増幅する横励起方式色素レーザ
増幅装置において、上記色素フローセルの流路形状は、
被励起領域に色素溶液が流入する側に比較して被励起領
域から色素溶液が排出される側が狭く形成されたテーパ
状であることを特徴とする色素レーザ増幅装置である。
【0015】この発明では、色素レーザ増幅器のフロー
セル内の色素溶液の流路の形状を工夫して流路端面部に
おける溶液流速の低下を抑制することにより、レーザ光
の波面歪みを低減することができる。
【0016】フローセル内において、被励起領域を含む
色素溶液の流路は、色素溶液の流れる方向に縮流形状に
形成されている。これにより、流路の壁面の摩擦抵抗に
起因する流路壁面近傍の色素溶液の流速が低下すること
が防止される。
【0017】なお、縮流テーパを、励起レーザ光光軸と
色素溶液の流れ方向とにより規定される面にのみ形成す
ることにより色素レーザ光の品質が劣化することが防止
される。
【0018】また、縮流テーパの角度を所定の範囲内と
することで、色素レーザ光の増幅効率が低下することを
防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を詳細に説明する。図1は、1段の色素レ
ーザ増幅器を有する色素レーザ装置の一例を示す概略図
である。図1に示されるように、色素レーザ装置1は、
色素レーザ光を発振する色素レーザ発振器11と、レー
ザ発振器11からの色素レーザ出力光Lを増幅する色素
レーザ増幅器12とを有する。なお、レーザ発振器11
から出力される色素レーザ光Lの断面形状は、例えば矩
形に設定される。
【0020】レーザ発振器11とレーザ増幅器12は、
励起レーザ装置13で発振された励起レーザ光Lpによ
り励起される。なお、励起レーザ装置13からの励起レ
ーザ光Lpは、励起レーザ光分離ミラー14によりレー
ザ発振器11とレーザ増幅器12のそれぞれに向けて分
離される。また、レーザ増幅器12に対しては、励起レ
ーザ光Lpを分離ミラー14によりさらに分離した2つ
の励起レーザ光Lpa,Lpbが、以下に説明するフロ
ーセルの側方から照射される。
【0021】レーザ発振器11およびレーザ増幅器12
には、それぞれに設けられている色素溶液循環装置15
および16により、色素溶液が循環される。なお、レー
ザ増幅器12からの色素レーザ出力光は符号Laであら
わしている。
【0022】図2は、図1に示した色素レーザ増幅装置
1のレーザ増幅器12のフローセル内の被励起領域を座
標系で示した概略図である。図2に示されるように、レ
ーザ媒質である色素溶液が流れる方向をy軸方向とする
とき、励起レーザ光Lpa,Lpbは、y軸に直行する
x軸方向から入射され、レーザ発振器11からの色素レ
ーザ光Lは、それぞれの軸と直交するz軸方向から入力
される。
【0023】色素レーザ光Lは、レーザ増幅器12で増
幅され、z軸方向に、色素レーザ光として出力される。
なお、図2において、色素溶液の流れ(y軸方向)、励
起レーザ光Lpa,Lpbおよび色素レーザ光Lのそれ
ぞれが重なる部分は、通常、被励起領域又は発振領域O
SCと呼ばれている。
【0024】図3は、図1に示した色素レーザ増幅器1
2のフローセルの断面を示す概略図である。なお、図3
において、斜線を施した部分は、図2を用いて説明した
被励起領域OSCに対応するものである。また、座標軸
は、図2に示した例と同一である。
【0025】図3に示されるように、フローセル31
は、色素溶液が被励起領域を所定流速で通過可能に形成
された流路32を有している。なお、フローセル31の
流路32は、色素溶液は概ね直線状に流れることのでき
る形状に形成される。
【0026】流路32は、x−y断面において、色素溶
液が流入される側すなわち流入端32inの面積に比較
して色素溶液が排出される側すなわち排出端32out
の面積が狭くなるよう形成されたテーパ状に形成されて
いる。また、流路32の流入端32inとフローセル3
1の端部との間には、流路32内に流入する色素溶液の
流速を連続的に高めるためのノズル部33が、流路32
の排出端32outとフローセル31の端部との間に
は、流路32から色素溶液循環装置16に向けて排出さ
れる色素溶液の流速を連続的に低下させるためのデフュ
ーザ部34が、それぞれ、形成されている。なお、図3
においては、A方向側面では、ノズル部33と流路32
が見え、B方向側面では、デフューザ部34が見える。
【0027】流路32におけるテーパの大きさは、図4
に示すように、中心から一方の壁面に対して角度θであ
り、全体で2θとなる。また、上流すなわち流入端32
inから下流すなわち排出端32outに向かって縮流
となるテーパである。なお、ノズル部33と被励起領域
流入端32in、および被励起領域排出端32outと
デフューザ部34の境界部分は、それぞれ、曲面加工等
により摩擦抵抗が所定値以下となるよう、滑らかに形成
されている。
【0028】図5は、上述したフローセル内の発振部に
おける流速分布を説明する概略図である。図5に示され
るように、上流から下流に向けて縮流テーパに形成され
ている流路32においては、流路32の壁面における流
速ベクトルの合流があるため壁面の流速を増加させるこ
とができる。
【0029】このテーパにより増加される流速は、図1
0に示した従来の構成における流路の壁面による摩擦抵
抗に起因する流速の低下を相殺することができ、結果的
にフローセル内の流速分布を均一化することができる。
【0030】ところで、テーパの角度θが大きいほど壁
面の流速を増加する効果が大きくなるが、色素レーザ光
Lの断面形状が矩形であるから色素レーザ光との空間的
な整合性が悪くなり、増幅効率が低下するため、テーパ
の角度θは、所定の範囲、例えば3°ないし5°に設定
される。
【0031】詳細には、図5に示すように、色素レーザ
光Lの断面において、流路方向の寸法をD(壁面と接す
る位置を基準とする)、励起レーザ光の幅方向の寸法を
Hとすると、発振部内における励起領域面積S1は、 S1=H×(D+H×tanθ) であり、流路32を通過する色素レーザ光Lの断面積S
2は、 S2=H×D であるから、双方の比をE(=S2/S)とすると、 E=1/{1+(H/D)×tanθ} となる。
【0032】なお、Eは、励起領域と増幅される色素レ
ーザ光Lとの重なりを示すことから、発振部における増
幅効率は、Eに比例すると考えられる。
【0033】従って、テーパの角度θが大きくなるにつ
れてEが小さくなり、増幅効率が低下されることがわか
る。
【0034】次に、テーパの角度θについて説明する。
【0035】上述したように、発振部における励起領域
面積S1と流路32を横切る色素レーザ光Lの断面積S
2との比であるEの値は、テーパ角度θに比例すること
から、例えば、H=1mm,D=2mmの条件下で、θ
を2°とすれば、0.983、θを4°とすれば、0.
966となる。同様に、H=1mm,D=2mmの条件
下で、θを6°とすれば、0.947となる。また、同
様に、θを8°とすれば、0.930、θを10°とす
れば、0.919となる。
【0036】なお、確認試験の結果、E=0.983
(θ=2°)では、発振部の流路の壁面による速度の減
少が見られ、E=0.919(θ=10°)では、増幅
効率の低下が認められている。
【0037】従って、Eの値としては、好ましくは、 0.930 < E < 0.966 が特定できる。
【0038】これにより、テーパの角度θとしては、
2° < θ < 8°、より好ましくは、3° <
θ < 5°に設定すれば、増幅効率が低下せず、しか
も流路の壁面の摩擦抵抗により色素溶液の流速が低下す
ることに起因して波面歪みが生じることが防止できる。
【0039】図6は、図3に示したフローセルの色素溶
液の流路の別の実施の形態を示す概略図である。図6
は、フローセル41の色素溶液流路42のx−y断面を
示すもので、流路42の入力側すなわちノズル部には、
筒状の基本ユニットが複数並列に配列され、その開口の
方向が色素溶液の流れる方向に向けられているハニカム
構造の整流機構43aが設けられている。
【0040】整流機構43aは、A方向側面から見た場
合には、ノズル部43を所定の大きさの断面積に分割す
る。この整流機構43aによれば、流路42に流入され
る色素溶液のベクトルの方向が均質化される。なお、B
方向側面においても、整流機構43aによりノズル部4
3の断面方向が複数に分割されている状態が見える。
【0041】図7は、図6に示したフローセルの色素溶
液の流路の変形例を示す概略図である。図7は、フロー
セル51の色素溶液流路52のx−y断面を示すもの
で、流路52の入力側すなわちノズル部53には、断面
が所定の大きさの複数の小領域に区分された整流格子
(メッシュ)53aが設けられている。整流格子53a
は、流路52に向かう色素溶液のベクトルの大きさを均
一化するもので、従って、流路52に案内される色素溶
液の流速が安定化される。
【0042】以上説明したように、この発明によれば、
色素レーザ増幅器のフローセル内の色素溶液の流路は、
色素溶液が流入される側すなわち被励起領域流入端32
inの面積に比較して色素溶液が排出される側すなわち
被励起領域排出端32outの面積が狭くなるよう形成
されたテーパ状(縮流テーパ)に形成されているので、
流路の壁面近傍における色素溶液の流速の低下が抑制さ
れ、熱レンズ効果が生じることによる波面歪みが低減さ
れる。
【0043】なお、上述した実施の形態においては、ノ
ズル部、テーパ部(流路)およびデフューザ部のそれぞ
れの形状は、励起レーザ光の光軸と色素溶液の流れ方向
とにより定義される例を示したが、色素レーザ光の光軸
と色素溶液の流れ方向とにより定義される方向について
も、同様な流路形状としてもよい。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、色素フローセル内の
被励起領域への色素溶液の流路は、色素溶液が流入され
る側に比較して色素溶液が排出される側が狭くなるよう
形成された縮流テーパ状に形成されているので、色素溶
液の流路の壁面近傍における色素溶液の流速の低下が抑
制され、熱レンズ効果により生じるレーザ光の波面歪み
が低減される。
【0045】また、テーパの角度を最適に設定すること
により、色素レーザ光の増幅効率が不所望に低下される
こともない。これにより、波面歪みの少ない高品質の色
素レーザ増幅光が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される色素レーザ
装置を示す概略図。
【図2】図1に示した色素レーザ装置のフローセル内の
発振部(増幅領域)を示す概略図。
【図3】図1に示した色素レーザ装置のフローセルの特
徴を説明する概略図。
【図4】図3に示したフローセル内の流速分布を説明す
る概略図。
【図5】図3に示したフローセル内の縮流テーパの条件
を説明する概略図。
【図6】図3に示したフローセルの別の実施の形態を説
明する概略図。
【図7】図6に示したフローセルの変形例を説明する概
略図。
【図8】周知の色素レーザ装置の一例を示す概略図。
【図9】周知の色素レーザ装置のフローセルにおける発
振部(増幅領域)を説明する概略図。
【図10】周知の色素レーザ装置のフローセルの特徴を
説明する概略図。
【符号の説明】
1 ・・・色素レーザ装置、 11 ・・・色素レーザ発振器、 12 ・・・色素レーザ増幅器、 13 ・・・励起レーザ装置、 14 ・・・励起レーザ光分離ミラー、 15 ・・・色素溶液循環装置、 16 ・・・色素溶液循環装置、 31 ・・・フローセル、 32 ・・・色素溶液流路、 OSC・・・被励起領域、 33 ・・・ノズル部、 34 ・・・デフューザ部、 42a・・・整流機構、 52a・・・整流素子。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色素レーザ媒質の流路を形成する色素フ
    ローセル、上記色素フローセル内被励起領域中の上記色
    素レーザ媒質を励起するために励起レーザ光を導入する
    励起用光学手段、および前記励起レーザ光により励起さ
    れる被励起領域の色素レーザ媒質に色素レーザ光を入射
    する色素レーザ光導入光学手段を備え、上記色素レーザ
    光の強度を増幅する横励起方式色素レーザ増幅装置にお
    いて、 上記色素フローセルの流路形状は、上記被励起領域に色
    素レーザ媒質が流入する側に比較して前記被励起領域か
    ら色素溶液が排出される側が狭く形成されたテーパ状で
    あることを特徴とする色素レーザ増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記被励起領域のテーパ形状は、励起レ
    ーザ光の光軸と色素溶液が流れる方向とにより定義され
    る断面内のみに形成されることを特徴とする請求項1に
    記載の色素レーザ増幅装置。
  3. 【請求項3】 上記色素レーザ光のビーム断面形状は、
    矩形であることを特徴とする請求項1または2のいづれ
    かに記載の色素レーザ増幅装置。
  4. 【請求項4】 上記色素レーザ光の断面領域と前記被励
    起領域の流路の断面領域の比率は、95%以上であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいづれかに記載の色
    素レーザ増幅装置。
  5. 【請求項5】 前記被励起領域のテーパ状の流路の前段
    にノズル流路が設けられ、その後段に、デフューザ流路
    が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いづれかに記載の色素レーザ増幅装置。
  6. 【請求項6】 上記ノズル流路と前記被励起領域のテー
    パ状の流路との境界部、および前記被励起領域のテーパ
    状の流路と上記デフューザ流路との境界部は、それぞ
    れ、曲面形状によって接続されていることを特徴とする
    請求項1ないし5のいづれかに記載の色素レーザ増幅装
    置。
  7. 【請求項7】 上記ノズル流路の入口部には、整流装置
    が設けれらていることを特徴とする請求項1ないし6の
    いづれかに記載の色素レーザ増幅装置。
  8. 【請求項8】 上記デフューザ部には、整流装置が設け
    れらていることを特徴とする請求項1ないし6のいづれ
    かに記載の色素レーザ増幅装置。
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