JP2000076510A - パターンの判別装置 - Google Patents

パターンの判別装置

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JP2000076510A
JP2000076510A JP10243814A JP24381498A JP2000076510A JP 2000076510 A JP2000076510 A JP 2000076510A JP 10243814 A JP10243814 A JP 10243814A JP 24381498 A JP24381498 A JP 24381498A JP 2000076510 A JP2000076510 A JP 2000076510A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな排除対象が追加されてもこれを精度良
く排除する。 【解決手段】 判別すべきパターンより所定形状の比較
パターンを得、該比較パターンを予め用意したテンプレ
ートとマッチング演算を行って類似度を求める判別部1
0を設け、該判別部10によりパターンの判別を行うよ
うにしたパターンの判別装置1において、判別部10
は、パターンの判別を行うための類似度に対するしきい
値を書き換え可能に記憶したしきい値記憶部11を備え
るとともに、判別部10のしきい値記憶部11のデータ
を外部13よりの指示に基づいて書き換え制御する通信
制御部12を備え、判別部のしきい値記憶部のデータを
外部より書き換え可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターンの判別装
置に関する。更に詳述すると、本発明は、特に硬貨など
の判別に適したパターンの判別装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】硬貨の判別等に使用されるパターン判別
装置では、装置に判別対象物が取り込まれると判別対象
物の円形パターンが撮影され、これを基に2次元の比較
パターンが作成される。円形パターンから比較パターン
を作成するには、例えば円形パターンの中心座標を中心
に円形状または円環状に切り出して、この切り出したデ
ィジタルデータに必要な処理を施すことにより行う。
【0003】そして、作成された比較パターンを予め準
備されている各種硬貨のテンプレート、すなわち基準パ
ターンと比較して、両パターン間の類似度または非類似
度を演算(以下、マッチング演算という)する。このマ
ッチング演算は、比較パターンとテンプレートの相対角
度を円形パターンの角座標に関して0から2πまで段階
的に回転させながら行う。類似度を演算した結果の例を
図7に示す。
【0004】更に、マッチング演算の結果であるマッチ
ング値に基づいて円形パターンの認識や判別を行ってい
る。類否の判定は、0から2πの各段階で得られるマッ
チング値のうちの最高点P1の値(以下、ベストマッチ
ング値という)を用いて、該ベストマッチング値が予め
定められたしきい値M0を超えているか否かにより判断
している。すなわち、類似度に関するベストマッチング
値がしきい値M0を超えていれば当該比較パターンとテ
ンプレートとは一致する可能性が高いと判断され、また
非類似度に関するベストマッチング値がしきい値を超え
ていれば当該比較パターンとテンプレートとは不一致で
ある可能性が高いと判断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、判別の
ためのしきい値は、製品完成時に、排除対象(テンプレ
ートと一致しない円形パターン)と受入対象(テンプレ
ートに一致する円形パターン)のベストマッチング値の
分布により統計的に決められて設定されているので、新
たに排除対象の円形パターンを増やそうとした場合、こ
れに対応できないという問題がある。つまり、しきい値
はこのように製品完成時に設定されてしまっているの
で、顧客もしくは装置の設置される状況により、排除対
象円形パターンの排除率や受入対象円形パターンの受入
率を変化させたい場合、これに対応させることができな
い場合がある。
【0006】そこで、本発明は、排除対象が追加されて
もこれに対応し新たな対象を排除できるようにしたパタ
ーンの判別装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、判別すべきパターンより所
定形状の比較パターンを得、該比較パターンを予め用意
したテンプレートとマッチング演算を行って類似度を求
める判別部を設け、該判別部によりパターンの判別を行
うようにしたパターンの判別装置において、判別部は、
パターンの判別を行うための類似度に対するしきい値を
書き換え可能に記憶したしきい値記憶部を備えるととも
に、判別部のしきい値記憶部のデータを外部よりの指示
に基づいて書き換え制御する通信制御部を備え、判別部
のしきい値記憶部のデータを外部より書き換え可能に構
成している。
【0008】この場合、しきい値はしきい値記録部に一
時的に格納されるデータとして扱われており、外部から
の操作によって書き換えることができる。したがって、
このデータの書き換え操作によってしきい値の再設定が
可能であるから、新たに排除対象が追加された場合にあ
ってもこの新対象を精度良く排除できるようにすること
ができる。また、この場合のデータ書き換えは外部から
の操作であるため容易に行われ得る。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
パターンの判別装置において、しきい値が、判別すべき
パターンとテンプレートとの類似度の統計分布に基づい
て設定されている。したがって、類似度の特徴的な複数
の部分を取り出して判別に使用することができることか
ら、しきい値を精度良く再設定することができる。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載のパターンの判別装置において、判別すべきパター
ンが円形パターンであり、比較パターンは円形パターン
を円形状に切り出したデータを2次元の矩形パターンに
変換している。この場合、硬貨をはじめとする円形対象
物の表面形状・模様が円形のパターンとして認識され、
2次元の矩形パターンに変換されて判別に利用される。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項1から3
のいずれかに記載のパターンの判別装置において、しき
い値が、判別すべきパターンとテンプレートとの類似度
の最も高い類似度の統計分布と、判別すべきパターンに
類似した判別すべきパターンとは異なる類似パターンと
テンプレートとの類似度の最も高い類似度の統計分布と
に基づいて設定されている。
【0012】すなわち、この場合、しきい値を上記2つ
の互いに接近した統計分布の間に設定することもでき
る。したがって、判別すべきパターンに非常に類似した
新たな排除対象が追加された場合にも、これを判別対象
から精度良く識別できるよう適宜しきい値を設定し直す
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1〜図6に本発明のパターンの判別装置
1の一実施形態を示す。パターン判別装置1は、判別す
べきパターンより所定形状の比較パターンfを得、該比
較パターンを予め用意したテンプレートtとマッチング
演算を行って類似度(又は非類似度)を求める判別部1
0を設け、該判別部10によりパターンの判別を行うよ
うにしたものである。本実施形態におけるパターン判別
装置1は、硬貨2を判別する装置として例えば顧客のシ
ステムのコントローラに接続されているものであり、硬
貨2の撮影を行う画像入力部3と、撮影された円形パタ
ーンの判別を行う識別処理部4とを有している。
【0015】画像入力部3は、図1に示すように、硬貨
2の表面を照射する発光素子5と、硬貨2からの反射光
を縮小または拡大するレンズや光学フィルタなどで構成
される光学系6と、光学系6を経た円形パターンを受光
して電気信号に変換するCCD等の撮像素子7とを有し
ている。一方、識別処理部4は、撮像素子7からの円形
パターンのアナログ信号をディジタル変換するA/D変
換素子8と、ディジタル変換された円形パターンを記憶
する記憶素子9と、記憶された円形パターンを処理して
硬貨2の判別を行う判別部10と、しきい値記憶部11
のデータを書き換え制御する通信制御部12とを有して
いる。
【0016】判別部10は、パターンの判別を行うため
の類似度に対するしきい値Mを書き換え可能に記憶した
しきい値記憶部11を備えている。しきい値記憶部11
は、しきい値Mを一時的に格納でき、このデータ(つま
りしきい値M)を外部13より書き換え可能となるよう
に構成されている。しきい値Mは、判別すべきパターン
とテンプレートtとの類似度の統計分布に基づいて設定
されている。なお、しきい値記憶部11のしきい値Mを
設定するための一連の装置(外部13を含む)は、しき
い値Mの設定プロセスを第三者に開示しないようにする
ためのセキュリティ機能を併有している。
【0017】このパターン判別装置1は、まず画像入力
部3で硬貨2を撮像して画像入力処理を行い、A/D変
換素子8で円形パターンをディジタル変換して記憶素子
9に記憶する。そして、判別部10において、例えば円
形パターンの中心座標を中心に円形状または円環状に切
り出し、この切り出したディジタルデータを2次元パタ
ーンに変換するなど必要な処理を施して比較パターンを
作成する。そして、作成された比較パターンを予め準備
されている各種硬貨2のテンプレートtと比較する。
【0018】テンプレートは、原画像に必要な画像処理
を行って得られる、例えば縦方向10画素、横方向12
8画素で構成される2次元の画素マトリクスで構成され
ており、これをt(u,v)と表現する。
【0019】ここで、マッチング演算について図2と図
5を用いて説明する。マッチング演算は図1の画像入力
部3で撮像され、A/D変換素子8でディジタル変換さ
れ、記憶素子9に格納されている対象画像Fを、テンプ
レート作成時と同様の手順で切出し(図5のステップ2
1)必要な画像処理を行って(図5のステップ22)得
た対象パターンfとテンプレートtについて、類似度ま
たは非類似度を計算するものである。ここで、比較パタ
ーンはテンプレートと同じサイズの2次元の画素マトリ
クスで構成されているので、これをf(u,v)と表現
する。演算式については、この実施形態では、
【0020】
【数1】
【0021】なる非類似度の演算を行っている(図5の
ステップ23)例を示す。
【0022】このマッチング演算を、比較パターンfと
テンプレートtの相対角度を円形パターンの角座標に関
して0〜2πまで回転させながら、すなわち比較パター
ンfとテンプレートtのどちらかを横方向に例えば12
8段階シフトさせながら行う(図2のステップ1)。こ
の回転に関するマッチング演算の結果を図3に示す。非
類似度のマッチング演算式を用いれば、図3(A)に示
すように、比較パターンfとテンプレートtがある角度
θPにおいて一致した場合には、非類似度が最低(類似
度が最高)の顕著なピークPを示す。このピークPにお
ける非類似度の値をベストマッチング値と呼ぶ。一方、
図3(B)に示すように、比較パターンfとテンプレー
トtがどの角度においても一致が見られない場合には、
ピークP’でのベストマッチング値は、一致する場合と
比べて高い(類似度が低い)値を示す。
【0023】本発明のパターン判別装置1を用いた判別
は、このベストマッチング値をしきい値Mと比較するこ
とで、対象パターンfがテンプレートtと類似している
かどうかを判断するものである(図2のステップ2)。
すなわち、ベストマッチング値がしきい値Mよりも低い
値を示せば、対象パターンfはテンプレートtに類似し
ていると判断されて、硬貨2は受け入れられる(図2の
ステップ3)。逆に、ベストマッチング値がしきい値M
よりも高い値を示せば、対象パターンfはテンプレート
tとは異なると判断されて硬貨2は排除される(図2の
ステップ4)。
【0024】マッチング演算は、上記実施形態の他に、
同じく非類似度を示す
【0025】
【数2】
【0026】や、類似度を示す
【0027】
【数3】
【0028】など、他の一般的な計算式を用いても良
い。
【0029】ここで、判別の基準となるしきい値Mの定
め方について図6を用いて説明する。しきい値Mはパタ
ーン判別装置1が判別動作を行う前に、しきい値記憶部
11に設定されるものであり、通常は装置出荷時に固定
的な値となる。
【0030】まず、テンプレートtと、受け入れ対象パ
ターンGと同種類の複数サンプル画像とでマッチング演
算を行い、ベストマッチング値の分布を得る。同様に、
排除対象パターンR1,R2と同種類の複数サンプルに
ついても、テンプレートtとマッチング演算を行ってベ
ストマッチング値の分布を得る。図6に示すように、排
除パターンのベストマッチング値の分布は、受け入れパ
ターンのそれに比べて非類似度が高い(類似度が低い)
側に分布する。次に図6に示すように、受け入れパター
ンの分布d(G)に最も近い排除パターンの分布d(R
1)からの統計距離Dを用いて、しきい値Mを設定す
る。この統計距離Dはパターン判別装置1の排除能力お
よび受け入れ能力を示す値で、装置仕様や顧客要求など
により定まっている。
【0031】以上のように硬貨2を判別する本実施形態
のパターン判別装置1では、更に、新たな排除パターン
を追加する場合や装置の判別能力を故意に変更しようと
する場合にも柔軟に対応できるよう、しきい値記憶部1
1において新たなしきい値を設定できるようにしてい
る。すなわち、図1に示すように、判別部10はそのし
きい値記憶部11が通信制御部12を介して外部13と
接続され、外部13からのしきい値MをM’へと再設定
が可能となるように設けられている。
【0032】したがって、本実施形態のパターン判別装
置1では、例えば図4に示すように、しきい値MをM’
に設定し直すことができる。すなわち、図6に示すよう
な当初の排除パターンR1,R2に対するしきい値Mが
設定されていた場合、R1とR2に対してはこのしきい
値Mを基準としてこれらを排除できる一方、Gに対して
R1よりも更に類似度の高い新たな排除パターンR3が
追加された場合、しきい値Mに対してR3の分布d(R
3)との統計距離が近くなってしまうため、R3がGで
あると誤判別される確率が増加し装置仕様や顧客要求を
満足できなくなるが、d(R3)を考慮して新たなしき
い値M’を再設定することによりR3をも確実に排除す
ることができる。このとき、新たなしきい値M’は、新
たに追加された排除パターンR3のベストマッチング分
布d(R3)との統計距離Dに基づいて設定されること
になる。このように設定し直すことにより、新たな排除
対象が追加された場合にも、外部13からの簡易な操作
をすることによって対象物の排除率あるいは受入率を変
化させ、装置1における判別能力を維持させることがで
きる。
【0033】このようにして外部13からのしきい値M
の設定を可能とする場合、外部13に設けられる装置と
しては例えばしきい値記憶部11と接続されるコントロ
ーラがある。新たな排除対象の追加、またはフィールド
適応などによりしきい値Mを変化させたい場合には、こ
のコントローラからしきい値Mの設定コマンドを発行
し、しきい値記憶部11の書き換えを行うことにより行
われる。このコントローラは、しきい値記憶部11の内
容を書き換える機能のみならず、例えばコントローラか
らパターン判別装置1へは判別動作の開始、終了などの
命令が送信される一方で、装置1からコントローラ側へ
は判別結果などが送信されるといったような、装置1全
体の制御を行うような機能と兼用してもよい。しきい値
記憶部11は例えば金種ごとに設けられている。そして
識別処理部4の新たなしきい値M’をもとにして円形パ
ターンを判別し、硬貨2の判別を継続する。なお、この
コントローラの代わりとして、例えばハードディスクや
無線通信機材などが外部13の装置として使用可能であ
る。
【0034】上述したように、本実施形態のパターンの
判別装置1によればしきい値Mの再設定ができるため、
新たな判別対象が追加された場合にも柔軟に対応でき
る。しかも外部13からの通信・制御を可能としたこと
により設定が容易であるし、例えばプログラムROMの
付け替えなどといった装置1の変更も不要である。
【0035】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば本実施形態では、しきい値Mをしきい値記
憶部11に一時的に格納するようにした場合について説
明したが、識別処理部4の内部に設けられたEEPRO
MやFLASHメモリ、強誘電体メモリのような、装置
1の電源を切断してもデータを保持している記憶素子を
用いることもでき、これにより、外部13との通信時間
を最小にすることも可能である。
【0036】また、本実施形態では、矩形パターンのサ
イズを縦方向10画素、横方向128画素として説明し
たがこの大きさに限らないし、テンプレートtまたは比
較パターンfの相対シフト回数についても勿論128段
階に限らない。
【0037】また、上述した実施形態ではマッチング演
算として類似度の演算を行っているが、これには限られ
ず非類似度を演算してこれに基づき類否判断を行うよう
にしても良い。
【0038】更に、上述した実施形態では判別対象が硬
貨2である場合を説明したが、これに限らず、本発明は
例えば王冠、ラベル、指紋、虹彩(アイリス)などの他
の円形状物の判別にも実施可能できる。更には、これら
以外にも、例えば紙幣や有価証券、チケットなどの認識
処理において本発明の実施が可能である。換言すれば、
本発明による判別対象は円形状物に限らず四角形状物に
まで拡大できる。このように対象物を拡大した場合、新
たな判別対象が追加されてもしきい値Mを再設定すると
いう柔軟な対応が可能であることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載のパターンの判別装置によれば、しきい値を状況
に応じて適宜変更できるので、排除対象追加時にも柔軟
に対応して新たな対象を排除可能とし、ユーザの要求に
適した判別能力を適宜設定することができる。しかも本
発明では、しきい値の設定に関して装置の変更は不要で
あり、変更コストや変更所要時間の節約、短縮ができ
る。また、しきい値を設定するためのデータの書き換え
は外部からの操作でできるため容易である。
【0040】また請求項2記載のパターンの判別装置で
は、統計分布に基づいてしきい値を設定し、類似度の特
徴的な複数の部分を取り出して判別に使用している。こ
のため、排除対象が新たに追加されても精度良く排除す
ることができる。
【0041】更に請求項3記載のパターンの判別装置に
よれば、判別すべきパターンとして円形パターンを対象
としているから、硬貨をはじめとする円形対象物を精度
良く判別できる。
【0042】また請求項4記載のパターンの判別装置に
よれば、しきい値を、接近した2つの統計分布の間に設
定できるから、判別すべきパターンに非常に類似した新
たな排除対象が追加された場合にも、これを判別対象か
ら精度良く識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターンの判別装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】硬貨を判別するときの流れを示すフローチャー
ト図である。
【図3】比較パターン及びテンプレートをテンプレート
に対してマッチング演算したときの回転角度及び類似度
の関係の一例を示すグラフであり、(A)は比較パター
ンとテンプレートがある角度で一致した場合、(B)は
一致しない場合を示す。
【図4】本発明のパターン判別装置において、新たな判
別対象に対してしきい値を設定し直す様子を示す図であ
る。
【図5】マッチング演算の例を示す図である。
【図6】受け入れパターンおよび排除パターンの分布と
しきい値Mを決定する手順を示す図である。
【図7】従来の判別方法により比較パターン及びテンプ
レートをテンプレートに対してマッチング演算したとき
の回転角度及び類似度の関係の一例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 パターンの判別装置 10 判別部 11 しきい値記憶部 12 通信制御部 13 外部 M しきい値 t テンプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 正男 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 (72)発明者 馬場 勉 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 3E002 AA06 BD01 BD05 CA01 CA04 CA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判別すべきパターンより所定形状の比較
    パターンを得、該比較パターンを予め用意したテンプレ
    ートとマッチング演算を行って類似度を求める判別部を
    設け、該判別部により前記パターンの判別を行うように
    したパターンの判別装置において、前記判別部は、前記
    パターンの判別を行うための前記類似度に対するしきい
    値を書き換え可能に記憶したしきい値記憶部を備えると
    ともに、前記判別部のしきい値記憶部のデータを外部よ
    りの指示に基づいて書き換え制御する通信制御部を備
    え、前記判別部のしきい値記憶部のデータを外部より書
    き換え可能に構成したことを特徴とするパターンの判別
    装置。
  2. 【請求項2】 前記しきい値は、前記判別すべきパター
    ンと前記テンプレートとの前記類似度の統計分布に基づ
    いて設定されてなることを特徴とする請求項1記載のパ
    ターンの判別装置。
  3. 【請求項3】 前記判別すべきパターンは円形パターン
    であり、前記比較パターンは前記円形パターンを円形状
    に切り出したデータを2次元の矩形パターンに変換した
    ものであることを特徴とする請求項1又は2記載のパタ
    ーンの判別装置。
  4. 【請求項4】 前記しきい値は、前記判別すべきパター
    ンと前記テンプレートとの前記類似度の最も高い類似度
    の統計分布と、前記判別すべきパターンに類似した前記
    判別すべきパターンとは異なる類似パターンと前記テン
    プレートとの前記類似度の最も高い類似度の統計分布と
    に基づいて設定されてなることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載のパターンの判別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2557357A2 (en) 2011-08-09 2013-02-13 Ichikoh Industries, Ltd. Vehicle lighting device

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EP2557357A2 (en) 2011-08-09 2013-02-13 Ichikoh Industries, Ltd. Vehicle lighting device

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