JP6069835B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
画像処理装置及び画像処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6069835B2 JP6069835B2 JP2012000524A JP2012000524A JP6069835B2 JP 6069835 B2 JP6069835 B2 JP 6069835B2 JP 2012000524 A JP2012000524 A JP 2012000524A JP 2012000524 A JP2012000524 A JP 2012000524A JP 6069835 B2 JP6069835 B2 JP 6069835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- collation
- value
- rotation
- threshold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B11/00—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
- G01B11/26—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/0002—Inspection of images, e.g. flaw detection
- G06T7/0004—Industrial image inspection
- G06T7/001—Industrial image inspection using an image reference approach
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/30—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration
- G06T7/32—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using correlation-based methods
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V10/00—Arrangements for image or video recognition or understanding
- G06V10/20—Image preprocessing
- G06V10/24—Aligning, centring, orientation detection or correction of the image
- G06V10/242—Aligning, centring, orientation detection or correction of the image by image rotation, e.g. by 90 degrees
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V10/00—Arrangements for image or video recognition or understanding
- G06V10/70—Arrangements for image or video recognition or understanding using pattern recognition or machine learning
- G06V10/74—Image or video pattern matching; Proximity measures in feature spaces
- G06V10/75—Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries
- G06V10/751—Comparing pixel values or logical combinations thereof, or feature values having positional relevance, e.g. template matching
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V20/00—Scenes; Scene-specific elements
- G06V20/60—Type of objects
- G06V20/66—Trinkets, e.g. shirt buttons or jewellery items
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V20/00—Scenes; Scene-specific elements
- G06V20/80—Recognising image objects characterised by unique random patterns
Description
請求項1の発明は、対象物を固定する固定手段と、前記固定手段によって固定されている対象物に対して照明を施す照明手段と、前記固定手段によって固定されている対象物の画像を読み取る画像読取手段のうちいずれか1つ以上を回転させる回転手段と、前記画像読取手段によって読み取られた画像と既に読み取った対象物の画像を記憶している画像記憶手段内の画像とを照合するための照合値を算出する照合値算出手段と、前記照合値算出手段によって算出された照合値に基づいて、前記回転手段による回転を制御する制御手段と、前記照合値算出手段によって算出された照合値を予め定められた閾値である第1の閾値と比較し、前記画像読取手段によって読み取られた画像が前記画像記憶手段内の画像であると判断可能な比較結果である第1の場合は、該画像記憶手段内の画像に対応づけられた属性を出力する出力手段を具備し、前記制御手段は、前記照合値算出手段によって算出された照合値を前記第1の閾値より照合していないことを示す閾値である第2の閾値と比較し、前記画像読取手段によって読み取られた画像が前記画像記憶手段内の画像であると判断できないとする比較結果である第2の場合は、予め定められた回転角である第1の回転角の回転を行わせるように前記回転手段による回転を制御することを特徴とする画像処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
なお、対象物は、ランダム性を有する読み取り可能な固有の特徴が表面に沿って分布しているものであればよい。対象物としては、照合対象となるものであり、等位性を有している物体、位置決めが困難な物体等が該当し、具体的には、例えば、錠剤、電子部品等が該当する。また、錠剤には、円形錠剤、楕円形錠剤等を含んでいてもよい。以下、主に円形錠剤を例にして説明する。
また、回転とは、錠剤の画像において、その錠剤の画像の表面の凹凸によって生ずる影が異なるようにすることである。その回転の中心は、錠剤の中心である。
また、照合値算出装置150は、照合値として、相関値の最大値又はノーマライズド・スコアを算出するようにしてもよい。この場合、後述する第1の閾値と第2の閾値は、相関値の最大値又はノーマライズド・スコアにおける閾値である。
また、制御装置160は、照合値算出装置150によって算出された照合値を第1の閾値より照合していないことを示す閾値である第2の閾値と比較し、レンズ・イメージセンサ110によって読み取られた画像がデータ格納装置170内の画像であると判断できないとする比較結果である第2の場合は、予め定められた回転角である第1の回転角の回転を行わせるように回転駆動装置140による回転を制御するようにしてもよい。
また、制御装置160は、照合値算出装置150によって算出された照合値を第1の閾値と第2の閾値と比較し、第1の場合でなく、第2の場合でもないときは、第1の回転角よりも小さい回転角である第2の回転角の回転を行わせるように回転駆動装置140による回転を制御するようにしてもよい。第2の回転角も予め定められた値である。
また、制御装置160は、前回の照合値と今回の照合値とを比較し、回転駆動装置140による回転方向を制御するようにしてもよい。
さらに、制御装置160は、照合処理が終了した場合(レンズ・イメージセンサ110によって読み取られた画像がデータ格納装置170内の画像であると判断可能な比較結果である場合、又は、360度回転したにもかかわらず、合致した画像がデータ格納装置170にない場合)、次の錠剤の照合処理を行うように、制御装置160は、次の錠剤を照合対象物ホルダー120によって固定させ、レンズ・イメージセンサ110によって、その錠剤の画像を読み取らせるように制御する。
出力するとは、例えば、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、FAX等の画像送信装置で画像を送信すること、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
この例では、照明方向210から光が照射されている。そのため錠剤200の表面の凹凸の影が下側にできる。この画像(画像の一部であってもよい)を、データ格納装置170に記憶されている登録画像とすると、たとえ同じ錠剤(つまり、本物の錠剤)であっても、照合用の画像が登録画像と比べた場合に回転ズレしている、又は、照合時の光源方向が登録時と異なっていると(たとえ回転ズレが無くとも)、本物と判定されない。
ステップS502では、レンズ・イメージセンサ110が、錠剤の撮影をして、撮影画像を取得する。
ステップS504では、照合値算出装置150が、撮影画像(錠剤全体の画像、又は、錠剤の一部分の画像)をデータ格納装置170に登録する。
ステップS506では、照合値算出装置150が、撮影画像にID、属性等を付与する。例えば、対象物登録画像テーブル600を生成し、データ格納装置170に記憶させればよい。図6は、対象物登録画像テーブル600のデータ構造例について示す説明図である。対象物登録画像テーブル600は、ID欄610、画像ファイル欄620、属性欄630を有している。属性欄630は、製造番号欄632、製造日時欄634、製造場所欄636等を有している。ID欄610は、画像を本実施の形態において一意に識別できる情報(ID:IDentification)を記憶する。画像ファイル欄620は、登録された画像のファイル名を記憶する。属性欄630は、その錠剤の画像に付与する属性を記憶する。製造番号欄632は、その画像の錠剤の製造番号を記憶する。製造日時欄634は、その画像の錠剤の製造日時を記憶する。製造場所欄636は、その画像の錠剤の製造場所(製造工場名等)を記憶する。
ステップS702では、制御装置160が、照合対象物ホルダー120又はレンズ・イメージセンサ110と照明装置140の組のいずれかは、既に360度以上の回転処理をしたか否かを判断し、既に360度以上回転している場合はステップS710へ進み、それ以外の場合はステップS704へ進む。
ステップS704では、レンズ・イメージセンサ110が、錠剤の撮影をして、撮影画像を取得する。
例えば、照合値として、相関値の最大値又はノーマライズド・スコアを算出する。この算出処理は、特許文献1等に示す技術を用いればよい。より具体的には、照合画像から登録画像と同一サイズの部分領域を抽出し、部分領域と登録画像との相関値を正規化相関法により演算する(次の(1)式参照)ことを、照合画像上での部分領域の位置をX方向及びY方向に1ドット(画素)ずつずらしながら繰り返す。
ノーマライズド・スコア=(相関値の最大値−相関値の平均値)÷相関値の標準偏差 …(2)
なお、照合値算出装置150が算出するのは、相関値の最大値、ノーマライズド・スコアのいずれか一方、又は、両方であってもよい。
ここで閾値X1は、ステップS706で算出される照合値が相関値の最大値である場合は、相関値の最大値に対する閾値であり、ステップS706で算出される照合値がノーマライズド・スコアである場合は、ノーマライズド・スコアに対する閾値である。また、ステップS706で算出される照合値が相関値の最大値とノーマライズド・スコアである場合は、閾値X1は2つ(X1(A)を相関値の最大値の閾値、X1(B)をノーマライズド・スコアの閾値)となり、X1(A)≦照合結果(相関値の最大値)かつX1(B)≦照合結果(ノーマライズド・スコア)の場合はステップS710へ進み、それ以外の場合はステップS712へ進む。具体的な閾値については、図10の例を用いて後述する。
ここで、X2とX1は、X2<X1の関係を有している。つまり、X2は、X1より照合していないことを示す閾値である。
ステップS714では、制御装置160が回転駆動装置140に対して、照合対象物ホルダー120又はレンズ・イメージセンサ110と照明装置130の組のいずれかをα度回転させるように制御する。そして、ステップS702の処理へ戻る。
ステップS716では、制御装置160が回転駆動装置140に対して、照合対象物ホルダー120又はレンズ・イメージセンサ110と照明装置130の組のいずれかをβ度回転させるように制御する。そして、ステップS702の処理へ戻る。なお、αとβは、α>βの関係を有している。
ステップS918では、制御装置160が、既に360度以上の回転処理をしたか否かを判断し、360度以上回転している場合はステップS926へ進み、それ以外の場合はステップS920へ進む。
ステップS920では、レンズ・イメージセンサ110が、錠剤の撮影をして、撮影画像を取得する。
ステップS924では、照合値算出装置150が、X1≦照合結果(照合値)であるか否かを判断し、X1≦照合結果である場合はステップS926へ進み、それ以外の場合はステップS928へ進む。図7に例示のステップS708と同等の処理である。
ステップS926では、出力モジュール180が、真偽判定結果等を表示する。図7に例示のステップS710と同等の処理である。
ステップS930では、制御装置160が回転駆動装置140に対して、照合対象物ホルダー120又はレンズ・イメージセンサ110と照明装置130の組のいずれかを、今回とは逆方向にβ度回転させるように制御する。そして、ステップS918の処理へ戻る。今回の回転方向とは、ステップS920の撮影を行う直前に行われた回転処理における回転方向である。
ステップS932では、制御装置160が回転駆動装置140に対して、照合対象物ホルダー120又はレンズ・イメージセンサ110と照明装置130の組のいずれかを、今回と同じ方向にβ度回転させるように制御する。そして、ステップS918の処理へ戻る。
(1)いずれかの方向に、α度の回転処理を行わせるように制御する。
(2)今回の回転方向に、β度よりも小である角度の回転処理を行わせるように制御する。
(3)いずれかの方向に、β度以外の角度の回転処理を行わせるように制御し、また、360度回転したか否かの判断処理もリセット(つまり、最初の状態に戻り、未だ回転処理は行われていない状態にする)して、ステップS702の処理へ戻る。
径8mmの円形錠剤にLEDによる斜方照明を用いて採取した登録画像(600dpi, 32x32画素, 20錠)に対し、同じ錠剤20錠を用いて照合処理した実験結果であり、横軸に相関値の最大値、縦軸にノーマライズド・スコアをとり、照合値をプロットしたものである。グループ1010は、登録画像と照合画像との回転角度の差が0度の場合の照合値群を示している。グループ1020は、登録画像と照合画像との回転角度の差が1度の場合の照合値群を示している。グループ1030は、登録画像と照合画像との回転角度の差が2度の場合の照合値群を示している。グループ1040は、登録画像と照合画像との回転角度の差が5度の場合の照合値群を示している。グループ1050は、登録画像と照合画像との回転角度の差が10度以上の場合の照合値群を示している。
つまり、登録時と照合時の錠剤の回転角が2度以内であれば通常の閾値(例えば、相関値の最大値≒0.3、ノーマライズド・スコア≒5.5)を超え、本物と判定される(グループ1010、グループ1020、グループ1030)が、10度以上回転すると本物であるにも関わらず偽物と判定される(グループ1050)ことになる。前述の閾値X1として、相関値の最大値≒0.3、ノーマライズド・スコア≒5.5を採用してもよい。なお、ここでの「偽物」とは、本物とは判定できない状況にあることをいい、錠剤の回転処理を行うと本物と判定できるような場合を含む。
その間の回転角(例えば、5度、グループ1040)では「偽物」よりは高い値を取るが「本物」と判定できるほど十分に高い値ではない。このような場合は回転角を前後に振って確認を行う(図9に例示のフローチャート)。前述の閾値X2として、相関値の最大値≒0.2、ノーマライズド・スコア≒4.0を採用してもよい。
登録画像を図11(a)の例に示す。なお、錠剤1100に対して照明方向1110から照明を施した場合の画像であり、データ格納装置170に登録するのは登録領域1120の画像とする。
照合画像を図11(b)の例に示す。なお、左から右へ順に回転処理を行ったものであり、最初の照合画像(A1、左端にある照合画像)からα度の時計回りの回転処理を4回行い(A2〜A5)、同じ方向へのβ度回転処理を1回(A6)、反時計回りのβ度の回転処理を2回行ったもの(A7、A8)である。なお、照合画像としては、登録画像の登録領域1120よりもサイズが大である照合領域1130を用いている。
照合値のグラフを図11(c)の例に示す。なお、照合画像(A1〜A8)の位置に合わせて照合値(ノーマライズド・スコアは黒丸のグラフ、相関値の最大値は黒三角のグラフ)をプロットしている。最初の回転角度はα度であり、照合画像がA5の状態になると照合値は閾値X1未満であるが、閾値X2以上である。したがって、その後の回転角度はβ度となる。そして、A6の状態になると、今回の照合値は前回の照合値よりも下がっているので、逆回転の回転処理を行う。そして、A7の状態になると、今回の照合値は前回の照合値よりも上がっているので、同じ方向(反時計回り)の回転処理を行う。そして、A8の状態になると、照合値はいずれも閾値X1以上となっているので、照合画像の錠剤は登録画像の錠剤である(真である、偽物ではない)と判定する。もしも、照合値が閾値X1以上にならずに、360度以上の回転処理が行われた場合は、照合画像の錠剤は登録画像の錠剤ではない(偽物である、真ではない)と判定する。
さらに、前述の説明では、照合値は、その値が大である程、2つの画像が照合していることを示していると定義しているが、その値が小である程、2つの画像が照合していると定義してもよい。その場合、照合値と閾値との大小関係は逆(具体的には、以上とあるものは以下又はより小とする等)となる。
また、前述したように、対象物(照合対象、登録画像の元の物体)は、錠剤に限られずに、ランダム性を有する読み取り可能な固有の特徴が表面に沿って分布しているものであればよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
120…照合対象物ホルダー
130…照明装置
140…回転駆動装置
150…照合値算出装置
160…制御装置
170…データ格納装置
180…出力モジュール
Claims (5)
- 対象物を固定する固定手段と、前記固定手段によって固定されている対象物に対して照明を施す照明手段と、前記固定手段によって固定されている対象物の画像を読み取る画像読取手段のうちいずれか1つ以上を回転させる回転手段と、
前記画像読取手段によって読み取られた画像と既に読み取った対象物の画像を記憶している画像記憶手段内の画像とを照合するための照合値を算出する照合値算出手段と、
前記照合値算出手段によって算出された照合値に基づいて、前記回転手段による回転を制御する制御手段と、
前記照合値算出手段によって算出された照合値を予め定められた閾値である第1の閾値と比較し、前記画像読取手段によって読み取られた画像が前記画像記憶手段内の画像であると判断可能な比較結果である第1の場合は、該画像記憶手段内の画像に対応づけられた属性を出力する出力手段
を具備し、
前記制御手段は、前記照合値算出手段によって算出された照合値を前記第1の閾値より照合していないことを示す閾値である第2の閾値と比較し、前記画像読取手段によって読み取られた画像が前記画像記憶手段内の画像であると判断できないとする比較結果である第2の場合は、予め定められた回転角である第1の回転角の回転を行わせるように前記回転手段による回転を制御する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記照合値算出手段によって算出された照合値を前記第1の閾値と前記第2の閾値と比較し、前記第1の場合でなく、前記第2の場合でもないときは、前記第1の回転角よりも小さい回転角である第2の回転角の回転を行わせるように前記回転手段による回転を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記照合値算出手段は、前記第2の回転角の回転を行った後の画像について照合値を算出し、
前記制御手段は、前回の照合値と今回の照合値とを比較し、前記回転手段による回転方向を制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記照合値算出手段は、照合値として、相関値の最大値又はノーマライズド・スコアを算出し、
前記第1の閾値と前記第2の閾値は、相関値の最大値又はノーマライズド・スコアにおける閾値である
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
対象物を固定する固定手段と、前記固定手段によって固定されている対象物に対して照明を施す照明手段と、前記固定手段によって固定されている対象物の画像を読み取る画像読取手段のうちいずれか1つ以上を回転させる回転手段と、
前記画像読取手段によって読み取られた画像と既に読み取った対象物の画像を記憶している画像記憶手段内の画像とを照合するための照合値を算出する照合値算出手段と、
前記照合値算出手段によって算出された照合値に基づいて、前記回転手段による回転を制御する制御手段と、
前記照合値算出手段によって算出された照合値を予め定められた閾値である第1の閾値と比較し、前記画像読取手段によって読み取られた画像が前記画像記憶手段内の画像であると判断可能な比較結果である第1の場合は、該画像記憶手段内の画像に対応づけられた属性を出力する出力手段
として機能させ、
前記制御手段は、前記照合値算出手段によって算出された照合値を前記第1の閾値より照合していないことを示す閾値である第2の閾値と比較し、前記画像読取手段によって読み取られた画像が前記画像記憶手段内の画像であると判断できないとする比較結果である第2の場合は、予め定められた回転角である第1の回転角の回転を行わせるように前記回転手段による回転を制御する
ことを特徴とする画像処理プログラム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012000524A JP6069835B2 (ja) | 2012-01-05 | 2012-01-05 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
PCT/JP2012/067089 WO2013103027A1 (ja) | 2012-01-05 | 2012-07-04 | 画像処理装置、画像処理プログラム及び対象物の照合装置 |
CN201280060613.3A CN103988225B (zh) | 2012-01-05 | 2012-07-04 | 图像处理器、图像处理方法和对象匹配装置 |
EP12864205.5A EP2801950B1 (en) | 2012-01-05 | 2012-07-04 | Image processor and image processing program |
US14/257,520 US9858499B2 (en) | 2012-01-05 | 2014-04-21 | Image processor, non-transitory computer readable medium and object matching device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012000524A JP6069835B2 (ja) | 2012-01-05 | 2012-01-05 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013140503A JP2013140503A (ja) | 2013-07-18 |
JP6069835B2 true JP6069835B2 (ja) | 2017-02-01 |
Family
ID=48745097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012000524A Active JP6069835B2 (ja) | 2012-01-05 | 2012-01-05 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9858499B2 (ja) |
EP (1) | EP2801950B1 (ja) |
JP (1) | JP6069835B2 (ja) |
CN (1) | CN103988225B (ja) |
WO (1) | WO2013103027A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5997120B2 (ja) * | 2013-09-26 | 2016-09-28 | 富士フイルム株式会社 | 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法 |
US10068145B2 (en) * | 2015-07-30 | 2018-09-04 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Photographing system configured to hold a pill |
JP6751521B2 (ja) * | 2015-11-18 | 2020-09-09 | 富士ゼロックス株式会社 | データ取得装置、印刷装置、真贋判定装置およびプログラム |
CN107274440A (zh) * | 2017-06-26 | 2017-10-20 | 赵红林 | 一种图像匹配算法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2770243B2 (ja) * | 1989-09-21 | 1998-06-25 | ライオンエンジニアリング株式会社 | 錠剤成分量検査方法およびその装置 |
JPH04107994A (ja) * | 1990-08-28 | 1992-04-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品の観察装置 |
JP2000121580A (ja) * | 1998-08-11 | 2000-04-28 | Hitachi Ltd | X線缶巻締部測定装置及び測定開始点検出方法 |
US7136539B2 (en) * | 2001-07-26 | 2006-11-14 | Weyl John A | Drug sample identification peripheral |
KR100899199B1 (ko) * | 2002-11-05 | 2009-05-27 | 삼성전자주식회사 | 지문인식을 이용한 보안시스템 및 보안방법 |
JP4103826B2 (ja) * | 2003-06-24 | 2008-06-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 真偽判定方法、装置及びプログラム |
WO2006006356A1 (ja) * | 2004-07-13 | 2006-01-19 | Glory Ltd. | 画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラム |
JP4834968B2 (ja) * | 2004-08-11 | 2011-12-14 | 富士ゼロックス株式会社 | 真偽判定システム、真偽判定装置及びプログラム |
US7624928B2 (en) * | 2005-11-18 | 2009-12-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Method and apparatus for making tags, tag, and system for managing articles |
US7627161B2 (en) * | 2005-11-28 | 2009-12-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Authenticity determination method, apparatus and program |
US8727208B2 (en) * | 2006-06-30 | 2014-05-20 | Intel-Ge Care Innovations Llc | Method for identifying pills via an optical device |
US20080196458A1 (en) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Lu Chi Feng | Keyholeless lock device |
JP2009187520A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-08-20 | Sony Corp | 認証装置、認証方法、登録装置及び登録方法 |
US7647193B2 (en) * | 2008-01-23 | 2010-01-12 | International Business Machines Corporation | Authentication of pharmaceuticals using molecular computational identification |
AU2009206987A1 (en) * | 2008-01-25 | 2009-07-30 | Universal Entertainment Corporation | Banknote processing device and authentication determining and processing method |
US9008411B2 (en) * | 2011-05-09 | 2015-04-14 | Minigraphics, Inc. | Method, system, and apparatus for identifying pharmaceutical products |
US8720790B2 (en) * | 2011-10-06 | 2014-05-13 | AI Cure Technologies, Inc. | Method and apparatus for fractal identification |
US8534543B1 (en) * | 2012-05-18 | 2013-09-17 | Sri International | System and method for authenticating a manufactured product with a mobile device |
-
2012
- 2012-01-05 JP JP2012000524A patent/JP6069835B2/ja active Active
- 2012-07-04 CN CN201280060613.3A patent/CN103988225B/zh active Active
- 2012-07-04 EP EP12864205.5A patent/EP2801950B1/en active Active
- 2012-07-04 WO PCT/JP2012/067089 patent/WO2013103027A1/ja active Application Filing
-
2014
- 2014-04-21 US US14/257,520 patent/US9858499B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2801950A1 (en) | 2014-11-12 |
CN103988225A (zh) | 2014-08-13 |
US20140226020A1 (en) | 2014-08-14 |
EP2801950A4 (en) | 2016-08-10 |
EP2801950B1 (en) | 2019-05-22 |
CN103988225B (zh) | 2018-01-30 |
JP2013140503A (ja) | 2013-07-18 |
WO2013103027A1 (ja) | 2013-07-11 |
US9858499B2 (en) | 2018-01-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6843213B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
US20110019243A1 (en) | Stereoscopic form reader | |
JP6955211B2 (ja) | 識別装置、識別方法及びプログラム | |
JP5703707B2 (ja) | 画像処理システム、画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP6069835B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
US8538170B2 (en) | System and method for document location and recognition | |
US20090309700A1 (en) | Authentication apparatus, image sensing apparatus, authentication method and program therefor | |
JP2023040038A (ja) | プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 | |
US10643097B2 (en) | Image processing apparatuses and non-transitory computer readable medium | |
US20180220023A1 (en) | Image scanning device | |
JP6828333B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
US10834281B2 (en) | Document size detecting by matching between image of entire document and read size image | |
WO2017085952A1 (ja) | データ取得装置、印刷装置、真贋判定装置、方法およびプログラム | |
JP6977291B2 (ja) | 個体識別装置、情報処理システム、個体識別装置の制御方法及びプログラム | |
JP2018092270A (ja) | 読み取り装置、読み取りプログラム及び読み取り方法 | |
JP2007140703A (ja) | 保険証読取方法、そのシステム及び保険証認識装置 | |
JP4266798B2 (ja) | パターン検出装置及びパターン検出方法 | |
JP6323009B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
CN110674863B (zh) | 汉明码识别方法、装置及电子设备 | |
JP2019197401A (ja) | 教師データ作成装置および方法 | |
US20230281821A1 (en) | Methods and systems for authentication of a physical document | |
US20230281820A1 (en) | Methods and systems for authentication of a physical document | |
JP2022010248A (ja) | 個体識別装置、個体識別方法及びプログラム | |
JP6544191B2 (ja) | 画像作成装置 | |
JP2014083704A (ja) | Idカード作成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6069835 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |