JP2000076215A - ネットワークシステムおよびサーバの状態情報取得方法 - Google Patents

ネットワークシステムおよびサーバの状態情報取得方法

Info

Publication number
JP2000076215A
JP2000076215A JP10247517A JP24751798A JP2000076215A JP 2000076215 A JP2000076215 A JP 2000076215A JP 10247517 A JP10247517 A JP 10247517A JP 24751798 A JP24751798 A JP 24751798A JP 2000076215 A JP2000076215 A JP 2000076215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
backup
status information
network
backup destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10247517A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Hanazaki
芳彦 花崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10247517A priority Critical patent/JP2000076215A/ja
Publication of JP2000076215A publication Critical patent/JP2000076215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のネットワークシステムでは、サーバ2
1,…,2n同士が通信に使用するネットワーク1を状
態情報の管理用に併用しつつ、ダウンしてしまったサー
バ21,…,2nの状態情報を取得できるように構築す
ることは実質的に不可能であるなどの課題があった。 【解決手段】 各サーバ21,…,2nは定期的に他の
サーバ3へ状態情報をバックアップするとともに、管理
端末4は各サーバ21,…,2nあるいはバックアップ
先のサーバ3から状態情報を取得するようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はネットワークと、
当該ネットワークに接続されてこのネットワークを介し
て通信を行う複数のサーバとを有するネットワークシス
テムおよびサーバの状態情報取得方法に係り、特に、ダ
ウンしたサーバの状態情報を取得可能とするための改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は特開平3−62257号公報に
開示された従来のネットワークシステムを示すシステム
構成図である。図において、1はネットワーク、21,
22,23はそれぞれネットワーク1に接続されてこの
ネットワーク1を介して相互に通信を行う複数のサーバ
である。
【0003】次に動作について説明する。所定のサーバ
(例えば21)がネットワーク1に他のサーバ(例えば
22)の状態情報の取得要求を送出すると、当該他のサ
ーバ(22)はその取得要求に応じて自身の管理情報を
当該所定のサーバ(21)に対して送信する。
【0004】そして、このような構成のネットワークシ
ステムであれば、1つのサーバ(21)を管理端末とし
て利用して、そのサーバ(21)から他の各サーバ(2
2,23)の管理情報を取得して、複数のサーバ(2
2,23)の動作状態などを管理することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワークシ
ステムは以上のように構成されているので、所定のサー
バの状態情報を取得するためには他のサーバから要求を
送信しなければならないので、ダウンしてしまったサー
バの状態情報を得ることができない。従って、従来のネ
ットワークシステムにおいて状態情報は、たまたま状態
情報を収集した直後にサーバがダウンした場合以外にお
いては、サーバのダウン直前の状態情報を取得すること
はできず、また、ダウンしたサーバの原因究明に利用し
て効率よく且つ確実に回復作業を行うために利用するこ
とはできず、実際に稼動しているサーバの中にダウンし
そうなサーバがあるか否かという予測をたてる程度のこ
とにしか利用することができなかった。
【0006】そして、このようなダウンしてしまったサ
ーバの(ダウン直前の)状態情報を得られるようにする
ためには、所定のサーバから非常に短い時間間隔毎に送
信要求を送信し、これに応じて各サーバが状態情報を送
信させるようにしなければならず、その結果、従来のネ
ットワークシステムでは、ダウンしてしまったサーバの
(ダウン直前の)状態情報を得られるようにすると、そ
のバックアップのためにネットワークを殆ど常時使用し
てしまう結果となり、ネットワークをサーバ監視専用に
利用してしまうことになる。
【0007】従って、従来のネットワークシステムで
は、サーバ21,22,23同士が通信に使用するネッ
トワーク1を管理用に併用しつつ、ダウンしてしまった
サーバの状態情報を取得できるように構築することは実
質的に不可能であった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、サーバ監視専用のネットワークを
用いて複数のサーバの状態情報を常時収集したりするこ
となく、ダウンしたサーバのダウン直前の状態情報を取
得することができ、これによってダウンしたサーバの原
因を究明して効率よく且つ確実に回復作業を行うことを
可能とするネットワークシステムおよびサーバの状態情
報取得方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るネットワ
ークシステムは、ネットワークと、当該ネットワークに
接続されてこのネットワークを介して通信を行う複数の
サーバとを有するネットワークシステムにおいて、少な
くとも1つのサーバには、サーバ自身を回復する際に利
用できる状態情報をサーバ内から収集する情報収集手段
と、ネットワークからの状態情報取得指令に基づいて上
記状態情報を上記ネットワークに送出する応答手段と、
所定のタイミング毎に上記状態情報を他のサーバ宛てに
送信するバックアップ手段とを設け、上記ネットワーク
には、このネットワークに上記状態情報取得指令を送出
して上記サーバの状態情報を当該サーバあるいは上記他
のサーバから取得する管理端末を接続したものである。
【0010】この発明に係るネットワークシステムは、
バックアップ手段が設けられたバックアップ元サーバに
は、状態情報に基づいて自身の障害発生状態を判断する
障害判別手段を設け、上記バックアップ手段は当該障害
判別手段が障害発生と判断したタイミングにおいてバッ
クアップを行うものである。
【0011】この発明に係るネットワークシステムは、
サーバの状態情報を受信するバックアップ先サーバがネ
ットワーク上に1つ設けられているものである。
【0012】この発明に係るネットワークシステムは、
バックアップ手段が設けられたバックアップ元サーバは
相互に他のサーバの状態情報をバックアップするもので
ある。
【0013】この発明に係るネットワークシステムは、
管理端末は、バックアップ元サーバとバックアップ先サ
ーバとを対応づけたテーブルを有し、これに基づいてバ
ックアップ先サーバに対してバックアップ元サーバの状
態情報取得指令を送信し、上記バックアップ先サーバ
は、上記状態情報取得指令に基づいて上記バックアップ
元サーバの状態情報をネットワークに送出するものであ
る。
【0014】この発明に係るネットワークシステムは、
管理端末は、所定のサーバがダウンした場合には、当該
サーバをバックアップ先サーバとするバックアップ元サ
ーバのバックアップ先を、当該サーバのバックアップ先
に変更するとともに、当該バックアップ元サーバに対し
てバックアップ先変更通知を出力し、上記バックアップ
元サーバは、上記バックアップ先変更通知を受信した場
合にはバックアップ先を上記バックアップ先情報のサー
バに変更するものである。
【0015】この発明に係るネットワークシステムは、
バックアップ元サーバはバックアップ先サーバへのバッ
クアップが不可能であると判断した場合には当該バック
アップ先サーバのダウンを管理端末に通知し、管理端末
は、上記バックアップ先サーバの状態情報を取得する場
合には当該バックアップ先サーバのバックアップ先のサ
ーバに対して状態情報取得指令を出力するものである。
【0016】この発明に係るネットワークシステムは、
管理端末は、所定のサーバの状態情報取得指令をブロー
ドキャスト方式にてネットワークに送出し、上記サーバ
および上記サーバのバックアップ先サーバはそれぞれ、
上記状態情報取得指令を受信した場合に応答し、更に状
態情報送信要求があった場合には上記サーバの状態情報
をネットワークに送出するものである。
【0017】この発明に係るネットワークシステムは、
管理端末は、状態情報を取得したいサーバからの状態情
報および当該サーバのバックアップ先サーバからの状態
情報を共に受信した場合には、当該サーバの状態情報を
優先するものである。
【0018】この発明に係るネットワークシステムは、
バックアップ元サーバはそれぞれ、そのバックアップ先
サーバのバックアップ先情報を取得するとともに、バッ
クアップが不可能であると判断した場合にはバックアッ
プ先を上記バックアップ先情報のサーバに変更するもの
である。
【0019】この発明に係るサーバの状態情報取得方法
は、サーバは、所定のタイミング毎に、それ自身を回復
する際に利用できる状態情報をサーバ内から収集して、
当該状態情報を他のサーバ宛てに送信し、上記ネットワ
ークに接続された管理端末は、このネットワークに上記
状態情報取得指令を送出して上記サーバの状態情報を当
該サーバあるいは上記他のサーバから取得するものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるネ
ットワークシステムを示すシステム構成図である。図に
おいて、1はネットワーク、21,…,2n,3はそれ
ぞれネットワーク1に接続されて、このネットワーク1
を介して相互に通信を行う複数のサーバ、4はネットワ
ーク1に接続されて、このネットワーク1に状態情報取
得指令を送出して所定のサーバ21,…,2nの状態情
報を取得する管理端末である。
【0021】また、5はそれぞれサーバ21,…,2n
自身を回復する際に利用できる状態情報をサーバ内から
収集する情報収集手段、6はそれぞれネットワーク1か
らの状態情報取得指令に基づいて状態情報を上記ネット
ワーク1に送出する応答手段、7はそれぞれ所定のタイ
ミング毎に上記状態情報を所定のサーバ3に送信するバ
ックアップ手段である。
【0022】更に、8はサーバ21,…,2nの状態情
報を取得するとともにこの状態情報に基づいて各サーバ
21,…,2nの動作状態や障害状態を解析する解析手
段、9はネットワーク1に所定のサーバ21,…,2
n,3宛てに状態情報取得指令を出力して、解析手段8
に指定されたサーバ21,…,2nの状態情報の取得制
御を行う切換手段である。また、11,…,1nはそれ
ぞれ各サーバ21,…,2nの状態情報のバックアップ
データである。
【0023】そして、この実施の形態1では、全てのサ
ーバ21,…,2nのバックアップ手段7は、ネットワ
ーク1上の1つのサーバ3に対してバックアップを行
う。以下、この実施の形態1において、バックアップ手
段7を有するサーバ21,…,2nをそれぞれバックア
ップ元サーバとよび、バックアップされた状態情報1
1,…,1nを保持するサーバ3を管理サーバとよぶ。
【0024】なお、上記サーバ21,…,2n自身を回
復する際に利用できる状態情報としては、例えば、ハー
ドウェアに関する状態情報として、各部の温度、電圧、
モジュールの動作状態(故障状態)情報などが挙げら
れ、また、ソフトウェアに関する状態情報として、ディ
スクアクセスエラーログ、ネットワーク通信エラーログ
などのオペレーティングシステムプログラムやアプリケ
ーションシステムプログラムなどのエラーログなどが挙
げられる。そして、これらの状態情報はサーバ21,
…,2nの電源を切ったりすることにより動作状態が変
化したり初期化されてしまったりするため、サーバ2
1,…,2nがダウンした状態では取得できないもので
あり、また、たとえ再立ち上げをしたとしても適切な情
報として取得することができないのが一般的である。
【0025】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1によるバックアップ元サーバ21,
…,2nの動作を示すフローチャートである。図におい
て、ST1はバックアップ手段7が所定のタイミング毎
のバックアップタイミングとなったか否かを判断する採
取時刻判断ステップであり、ST2はバックアップ手段
7の動作に応じて情報収集手段5が上記状態情報をサー
バ21,…,2n内から採取する状態情報採取ステップ
であり、ST3はバックアップ手段7が管理サーバ3
(バックアップ先サーバ)が受信可能であるか否かを判
断する受信可能判断ステップであり、ST4はバックア
ップ手段7が管理サーバ3(バックアップ先サーバ)に
上記所定のタイミングにおける状態情報を送信するバッ
クアップ送信ステップである。これにより管理サーバ3
(バックアップ先サーバ)には全てのバックアップ元サ
ーバ21,…,2nの所定のタイミング毎の状態情報1
1,…,1nが蓄積される。
【0026】また、ST5は応答手段6が自身宛ての状
態情報取得指令を受信したか否かを判断する要求判断ス
テップであり、ST6は応答手段6の動作に応じて情報
収集手段5が上記状態情報をサーバ21,…,2n内か
ら採取する状態情報採取ステップであり、ST7は応答
手段6が管理端末4に上記状態情報取得指令を受信した
タイミングにおける状態情報を送信する応答送信ステッ
プであり、ST8はサーバ21,…,2nの動作終了を
判断する終了判断ステップである。
【0027】図3はこの発明の実施の形態1による管理
端末4の状態情報取得時の動作を示すフローチャートで
ある。図において、ST9は解析手段8に応じて切換手
段9が情報取得先であるサーバ21,…,2n自身に対
して状態情報取得指令を出力する直接取得要求ステップ
であり、ST10は切換手段9がこのサーバ21,…,
2nからの応答(状態情報)が送信されたか否かを監視
して判断する直接応答判断ステップであり、ST11は
この応答が無い場合に切換手段9が新たに管理サーバ3
(バックアップ先サーバ)に対して状態情報取得指令を
出力する間接取得要求ステップであり、ST12は切換
手段9がこの管理サーバ3(バックアップ先サーバ)か
らの応答(状態情報)が送信されたか否かを監視して判
断する間接応答判断ステップであり、ST13は切換手
段9が取得した状態情報を解析手段8に渡す取得処理ス
テップである。なお、サーバ21,…,2nおよび管理
サーバ3(バックアップ先サーバ)のいずれからも応答
がない場合は状態情報の取得に失敗したことになる。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、複数のサーバ21,…,2nに、サーバ21,…,
2n自身を回復する際に利用できる状態情報をサーバ内
から収集する情報収集手段5と、ネットワーク1からの
状態情報取得指令に基づいて上記状態情報を上記ネット
ワーク1に送出する応答手段6と、所定のタイミング毎
に上記状態情報を管理サーバ3宛てに送信するバックア
ップ手段7とを設けるとともに、上記ネットワーク1
に、このネットワーク1に上記状態情報取得指令を送出
して上記サーバ21,…,2nの状態情報を当該サーバ
21,…,2nあるいは上記管理サーバ3から取得する
管理端末4を接続したので、サーバ21,2nが、所定
のタイミング毎に、それ自身を回復する際に利用できる
状態情報をサーバ内から収集して、当該状態情報を管理
サーバ3宛てに送信し、上記ネットワーク1に接続され
た管理端末4が、このネットワーク1に上記状態情報取
得指令を送出して上記サーバ21,…,2nの状態情報
を当該サーバ21,…,2nあるいは上記管理サーバ3
から取得することができる。そして、上記サーバ21,
…,2nがダウンした状態であっても、上記管理端末4
を操作して上記管理サーバ3から上記サーバ21,…,
2nを回復する際に利用できる状態情報11,1nを取
得することができる効果がある。その結果、遠隔地に管
理端末4がある場合でもその管理端末4において障害発
生直前の状態情報を取得して障害解析などを行うことが
できる。
【0029】従って、各サーバ21,2nが所定のタイ
ミング毎にそれ自身の状態情報のバックアップをとるよ
うにしているので、従来のようにサーバ監視専用のネッ
トワークを用いて複数のサーバの状態情報を管理端末で
常時収集したりすることなく、ダウンしたサーバ21,
…,2nのダウン直前の状態情報(少なくとも所定のタ
イミング間隔毎の状態情報)11,…,1nをダウン後
に取得することが可能となり、この状態情報11,…,
1nを利用してサーバ21,…,2nのダウンした原因
を究明して、サーバ21,…,2nの回復作業を効率よ
く且つ確実に行うことができる効果がある。特に、客先
に設置されたサーバの状態情報をインターネットを介し
て管理会社などが取得するような場合であっても、適切
な状態情報を取得することが可能となる。
【0030】この実施の形態1によれば、サーバ21,
…,2nの状態情報を受信するバックアップ先サーバ
(管理サーバ3)はネットワーク1上に1つ設けられて
いるので、所定のサーバ21,…,2nがダウンした時
には、バックアップ元サーバ21,…,2nとバックア
ップ先サーバ3との対応テーブルなどを斟酌すること無
く、上記所定のバックアップ先サーバ3に対して再度状
態情報取得指令を出力することができる効果がある。
【0031】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2によるネットワークシステムを示すシステム構成図
である。図において、10はそれぞれ状態情報に基づい
て自身の障害発生状態を判断する障害判別手段であり、
41はそれぞれ障害判別手段10が障害発生と判断した
タイミングおよび所定のタイミング毎に上記状態情報を
所定の管理サーバ3に送信するバックアップ手段であ
る。これ以外の構成は実施の形態1と同様であり同一の
符号を付して説明を省略する。
【0032】次に動作について説明する。図5はこの発
明の実施の形態1によるバックアップ元サーバの動作を
示すフローチャートである。図において、ST14は障
害判別手段10が状態情報に基づいて例えばハードディ
スクにおいてアクセスエラーとなるような部分的な障害
などが発生しているか否かを判断する障害発生判断ステ
ップである。これ以外の動作は実施の形態1と同様であ
り同一のステップ番号を付して説明を省略する。また、
管理端末の動作は実施の形態1と同様であり説明を省略
する。
【0033】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、バックアップ手段41が設けられたバックアップ元
サーバ21,…,2nには、状態情報に基づいて自身の
障害発生状態を判断する障害判別手段10を設け、上記
バックアップ手段41は当該障害判別手段10が障害発
生と判断したタイミングにおいてもバックアップを行う
ので、より確実に障害発生時あるいは障害発生直前の状
態情報を管理サーバ3にバックアップすることができ、
単に一定のタイミング毎にバックアップをした場合に比
べて、より確実にダウンしたサーバのダウン直前の状態
情報を取得することが可能となる効果がある。
【0034】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3によるネットワークシステムを示すシステム構成図
である。図において、31は2番目のバックアップ元サ
ーバ22にバックアップされた1番目のバックアップ元
サーバ21の状態情報であり、・・・、3(n−1)は
n番目のバックアップ元サーバ2nにバックアップされ
た(n−1)番目のバックアップ元サーバ2(n−1)
の状態情報であり、3nは1番目のバックアップ元サー
バ21にバックアップされたn番目のバックアップ元サ
ーバ2nの状態情報である。また、42はバックアップ
元サーバとバックアップ先サーバとを対応づけた代替テ
ーブルを有し、これに基づいて状態情報取得指令を出力
して、解析手段8に指定されたサーバ21,…,2nの
状態情報の取得制御を行う切換手段である。これ以外の
構成は実施の形態1と同様であり同一の符号を付して説
明を省略する。
【0035】図7はこの発明の実施の形態3における代
替テーブルを示す説明図である。同図に示すように、バ
ックアップ手段7が設けられたバックアップ元サーバ2
1,…,2nが相互に他の1つのサーバの状態情報をバ
ックアップしている。
【0036】次に動作について説明する。図8はこの発
明の実施の形態3によるバックアップ元サーバ21,
…,2nの動作を示すフローチャートである。図におい
て、ST15は応答手段6が受信した自身宛ての状態情
報取得指令が自身の状態情報に対するものなのかそれと
もバックアップしているサーバの状態情報に対するもの
なのかを判断する取得情報判断ステップであり、ST1
6は応答手段6がバックアップしているサーバの状態情
報を保持しているか否かを判断するバックアップ状態判
断ステップであり、ST17は応答手段6が管理端末4
にバックアップしているサーバの状態情報を送信する応
答送信ステップである。これ以外の動作は実施の形態1
と同様であり同一のステップ番号を付して説明を省略す
る。
【0037】図9はこの発明の実施の形態3による管理
端末4の状態情報取得時の動作を示すフローチャートで
ある。図において、ST18は直接取得要求ステップS
T10において応答が無い場合に切換手段42が上記代
替テーブルに基づいて所定のバックアップ先サーバに対
して状態情報取得指令を出力する間接取得要求ステップ
である。そして、各バックアップ先サーバは、上記状態
情報取得指令に基づいて上記バックアップ元サーバの状
態情報をネットワーク1に送出する。これ以外の動作は
実施の形態1と同様であり同一のステップ番号を付して
説明を省略する。
【0038】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、バックアップ手段7が設けられたバックアップ元サ
ーバ21,…,2nは相互に他のサーバ21,…,2n
の状態情報をバックアップするので、バックアップする
状態情報を複数のサーバ21,…,2nに分散させるこ
とができる。従って、ネットワーク1上の1つのサーバ
(例えば実施の形態1の管理サーバ3)でバックアップ
を行った場合には例えばそのバックアップサーバ(3)
がダウンしている状態で1つのバックアップ元サーバ2
1,…,2nが同時にダウンしてしまうとそのバックア
ップ元サーバ21,…,2nのデータは確実に消失して
しまうが、この実施の形態3のようにバックアップする
状態情報を複数のサーバ21,…,2nに分散させるこ
とにより、そのデータ消失の可能性を分散させることが
でき、データ消失の可能性を低減することができる効果
がある。
【0039】この実施の形態3によれば、管理端末4
は、バックアップ元サーバ21,…,2nとバックアッ
プ先サーバ21,…,2nとを対応づけた代替テーブル
を有し、これに基づいてバックアップ先サーバに対して
バックアップ元サーバの状態情報取得指令を送信し、上
記バックアップ先サーバ21,…,2nは、上記状態情
報取得指令に基づいて上記バックアップ元サーバの状態
情報をネットワーク1に送出するので、任意のタイミン
グにおいて所定のサーバ21,…,2nのダウン直前の
状態情報を得ることができる。また、後述するブロード
キャスト方式により状態情報を収集する場合においては
複数のサーバから同一のサーバに係る複数の状態情報を
受信してしまうことがあるが、この発明では管理端末4
がバックアップ元サーバとバックアップ先サーバとを対
応づけて管理し、それぞれに対して状態情報取得指令を
出力するようにしているので、そのような不要な通信が
発生してしまうことがない効果がある。
【0040】なお、以上の実施の形態では、バックアッ
プ先サーバを1つとした集中バックアップあるいは全て
に分散するループ式バックアップの例で説明したが、例
えばバックアップ元サーバ21,…,2nよりも少ない
個数の複数のサーバそれぞれに複数のバックアップを行
うように構成しても同様の効果を得ることができる。ま
た、各サーバのバックアップ先も1つのサーバにかぎら
れるものではなく、ネットワーク1のトラフィックなど
が許容するのであれば、複数のバックアップ先を設定し
てもかまわない。
【0041】また、この実施の形態3では実施の形態1
との組み合わせにおいて説明したが、実施の形態2との
組み合わせにおいても同様の変更により同様の効果を奏
することはいうまでもない。
【0042】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4によるバックアップ元サーバ21,…,2nの動
作を示すフローチャートである。図において、ST19
はバックアップ先サーバ21,…,2nへのバックアッ
プが不可能であるとバックアップ手段7が判断して管理
端末4に対してバックアップ先ダウン通知を送信するバ
ックアップ不可能通知ステップであり、ST20は管理
端末4からバックアップ先変更通知を受信したら、以降
のバックアップ先を変更するバックアップ先変更通知受
信ステップである。これ以外の動作は実施の形態3と同
様であり同一のステップ番号を付して説明を省略する。
【0043】図11はこの発明の実施の形態4による管
理端末4のバックアップ先ダウン通知受信時の動作を示
すフローチャートである。図において、ST21は所定
のサーバX(例えばサーバ1)からバックアップ先ダウ
ン通知を受信する受信ステップであり、ST22は代替
テーブルに基づいてこの通知したサーバX(例えばサー
バ1)のバックアップ先を特定するダウンサーバ特定ス
テップであり、ST23は代替テーブルにおいて上記通
知したサーバのバックアップ先を他のサーバ(例えばサ
ーバ3)に書き換えるテーブル書き換えステップであ
り、ST24はこの新たな代替テーブルに基づいて上記
通知したサーバに対してバックアップ先変更通知を出力
する変更通信送信ステップである。
【0044】図12はこの発明の実施の形態4における
代替テーブル書き換え動作を説明する書き換え動作説明
図である。同図に示す書き換え例では、各サーバ21,
…,2nがループ式にバックアップをとっている状態で
例えばサーバ1からバックアップ先ダウン通知を受信し
たら、サーバ1のバックアップ先がサーバ3に変更され
ている。
【0045】なお、この実施の形態4のシステム構成や
管理端末4の状態情報取得時の動作は実施の形態3と同
様であり説明を省略する。
【0046】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、管理端末4は、所定のサーバ21,…,2nがダウ
ンした場合には、当該サーバ21,…,2nをバックア
ップ先サーバとするバックアップ元サーバ21,…,2
nのバックアップ先を、当該サーバ21,…,2nのバ
ックアップ先に変更するとともに、当該バックアップ元
サーバ21,…,2nに対してバックアップ先変更通知
を出力し、上記バックアップ元サーバ21,…,2n
は、上記バックアップ先変更通知を受信した場合にはバ
ックアップ先を上記バックアップ先情報のサーバ21,
…,2nに変更するので、各サーバ21,…,2nのバ
ックアップ先を動的に変更することができ、例えば1つ
のサーバがダウンした状態で更にこの1つのサーバをバ
ックアップ先サーバとするサーバがダウンしてしまった
としても、これら複数のダウンしたサーバの状態情報を
確実にバックアップして取得することができる効果があ
る。
【0047】実施の形態5.図13はこの発明の実施の
形態5による管理端末の状態情報取得時の動作を示すフ
ローチャートである。図において、ST25は過去のバ
ックアップ先ダウン通知に基づいて解析手段8により指
定されたサーバ21,…,2nがダウンしているもので
あるか否かを判断するダウン判別ステップである。これ
以外の動作は実施の形態4と同様であり同一のステップ
番号を付して説明を省略する。また、この実施の形態5
のシステム構成や管理端末の状態情報取得時の動作など
は実施の形態4と同様であり説明を省略する。
【0048】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、バックアップ元サーバ21,…,2nはバックアッ
プ先サーバ21,…,2nへのバックアップが不可能で
あると判断した場合には当該バックアップ先サーバ2
1,…,2nのダウンを管理端末4に通知し、管理端末
4は、上記バックアップ先サーバ21,…,2nの状態
情報を取得する場合には当該バックアップ先サーバ2
1,…,2nのバックアップ先のサーバに対して状態情
報取得指令を出力するので、管理端末4がダウンしてい
るサーバに対して状態情報取得指令を出力し、その返信
を待つ必要がなく、その分、不要な通信時間を削除して
状態情報取得に必要な時間を短縮することができる効果
がある。
【0049】実施の形態6.図14はこの発明の実施の
形態6によるバックアップ元サーバ21,…,2nの動
作を示すフローチャートである。図において、ST26
は応答手段6がネットワーク1から状態情報取得指令を
受信したか否かを判断する要求判断ステップであり、S
T27は受信した状態情報取得指令が自身の状態情報の
取得指令である場合に応答手段6が応答する自身応答ス
テップであり、ST28は応答手段6がネットワーク1
から状態情報送信要求を受信したか否かを判断する送信
要求判断ステップである。また、ST29は受信した状
態情報取得指令が自身がバックアップしている状態情報
の取得指令である場合に応答手段6が応答するバックア
ップ応答ステップであり、ST30は応答手段6がネッ
トワーク1から状態情報送信要求を受信したか否かを判
断するバックアップ送信要求判断ステップである。これ
以外の動作は実施の形態3と同様であり同一のステップ
番号を付して説明を省略する。
【0050】図15はこの発明の実施の形態6による管
理端末の状態情報取得時の動作を示すフローチャートで
ある。図において、ST31は解析手段8に応じて切換
手段9が情報取得先であるサーバ21,…,2nの状態
情報取得指令をブロードキャスト方式でネットワーク1
に送出する取得要求ステップであり、ST32は当該サ
ーバ21,…,2n自身からの応答の有無を判断する直
接応答判断ステップであり、ST33は当該サーバ2
1,…,2n自身に対して状態情報送信要求を送信する
直接転送要求ステップであり、ST34は切換手段9が
当該サーバ21,…,2n自身から取得した状態情報を
解析手段8に渡す直接取得処理ステップである。
【0051】また、ST35はバックアップ先サーバ2
1,…,2nからの応答の有無を判断する間接応答判断
ステップであり、ST36は当該バックアップ先サーバ
21,…,2nに対して状態情報送信要求を送信する間
接転送要求ステップであり、ST37は切換手段9が当
該バックアップ先サーバ21,…,2nから取得した状
態情報を解析手段8に渡す間接取得処理ステップであ
る。
【0052】なお、この実施の形態6におけるネットワ
ーク構成は実施の形態3と同様であり説明を省略する。
【0053】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、管理端末4は、所定のサーバ21,…,2nの状態
情報取得指令をブロードキャスト方式にてネットワーク
1に送出し、上記サーバ21,…,2nおよび上記サー
バのバックアップ先サーバ21,…,2nはそれぞれ、
上記状態情報取得指令を受信した場合に応答し、更に状
態情報送信要求があった場合には上記サーバ21,…,
2nの状態情報をネットワーク1に送出するので、管理
端末4においてバックアップ元サーバとバックアップ先
サーバとを対応づけて管理する必要が無くなり、つまり
システム構成を管理端末4において一元管理する必要が
無いので、システム構成の変更に柔軟に対応することが
できる効果がある。
【0054】この実施の形態6によれば、管理端末4
は、状態情報を取得したいサーバ21,…,2nからの
状態情報および当該サーバのバックアップ先サーバ2
1,…,2nからの状態情報を共に受信した場合には、
サーバ自身からの状態情報を優先するので、単にバック
アップ先サーバからの状態情報を取得した場合に比べて
より確実に障害発生時あるいは障害発生直前の状態情報
を取得することが可能となる効果がある。
【0055】実施の形態7.図16はこの発明の実施の
形態7によるバックアップ元サーバ21,…,2nの動
作を示すフローチャートである。図において、ST38
はサーバ21,…,2nにおける各種の処理に先立って
バックアップ手段7が自分のバックアップ先サーバ2
1,…,2nのバックアップ先情報を取得するサブバッ
クアップ先情報取得ステップであり、ST39はバック
アップが不可能であると判断された場合において、バッ
クアップ手段7がバックアップ先を上記バックアップ先
情報のサブバックアップ先サーバ21,…,2nに変更
するバックアップ先変更ステップであり、ST40はバ
ックアップ手段7がこの新たなバックアップ先サーバ2
1,…,2nへバックアップ元サーバの変更を通知する
バックアップ元変更通知ステップである。これにより各
サーバ21,…,2nの状態情報はネットワーク1上の
他のいずれかのサーバ21,…,2nにおいてバックア
ップされることになる。これ以外の動作は実施の形態6
と同様であり同一の符号を付して説明を省略する。ま
た、システム構成や管理端末4の動作も実施の形態6と
同様であり説明を省略する。
【0056】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、バックアップ元サーバ21,…,2nはそれぞれ、
そのバックアップ先サーバ21,…,2nのバックアッ
プ先情報を取得するとともに、バックアップが不可能で
あると判断した場合にはバックアップ先を上記バックア
ップ先情報のサーバ21,…,2nに変更するので、各
サーバのバックアップ先を動的に変更することができ、
例えば1つのサーバがダウンした状態で更にこの1つの
サーバをバックアップ先サーバとするサーバがダウンし
てしまったとしても、これら複数のダウンしたサーバの
状態情報を確実にバックアップして取得することができ
る効果がある。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、少な
くとも1つのサーバに、サーバ自身を回復する際に利用
できる状態情報をサーバ内から収集する情報収集手段
と、ネットワークからの状態情報取得指令に基づいて上
記状態情報を上記ネットワークに送出する応答手段と、
所定のタイミング毎に上記状態情報を他のサーバ宛てに
送信するバックアップ手段とを設けるとともに、上記ネ
ットワークに、このネットワークに上記状態情報取得指
令を送出して上記サーバの状態情報を当該サーバあるい
は上記他のサーバから取得する管理端末を接続したの
で、サーバが、所定のタイミング毎に、それ自身を回復
する際に利用できる状態情報をサーバ内から収集して、
当該状態情報を他のサーバ宛てに送信し、上記ネットワ
ークに接続された管理端末が、このネットワークに上記
状態情報取得指令を送出して上記サーバの状態情報を当
該サーバあるいは上記他のサーバから取得することがで
きる。そして、上記サーバがダウンした状態であって
も、上記管理端末を操作して上記他のサーバから上記サ
ーバを回復する際に利用できる状態情報を取得すること
ができる効果がある。
【0058】従って、サーバ監視専用のネットワークを
用いて複数のサーバの状態情報を管理端末で常時収集し
たりすることなく、ダウンしたサーバのダウン直前の状
態情報を取得することが可能となり、この状態情報を利
用してサーバのダウンした原因を究明して、サーバの回
復作業を効率よく且つ確実に行うことができる効果があ
る。
【0059】この発明によれば、バックアップ手段が設
けられたバックアップ元サーバには、状態情報に基づい
て自身の障害発生状態を判断する障害判別手段を設け、
上記バックアップ手段は当該障害判別手段が障害発生と
判断したタイミングにおいてバックアップを行うので、
より確実に障害発生時あるいは障害発生直前の状態情報
を他のサーバにバックアップすることができ、単に一定
のタイミング毎にバックアップをした場合に比べて、よ
り確実にダウンしたサーバのダウン直前の状態情報を取
得することが可能となる効果がある。
【0060】この発明によれば、サーバの状態情報を受
信するバックアップ先サーバはネットワーク上に1つ設
けられているので、所定のサーバがダウンした時には、
バックアップ元サーバとバックアップ先サーバとの対応
テーブルなどを斟酌すること無く、上記所定のサーバに
対して再度状態情報取得指令を出力することができる効
果がある。
【0061】この発明によれば、バックアップ手段が設
けられたバックアップ元サーバは相互に他のサーバの状
態情報をバックアップするので、バックアップする状態
情報を複数のサーバに分散させることができる。従っ
て、ネットワーク上の1つのサーバでバックアップを行
った場合には例えばそのバックアップサーバがダウンし
ている状態で1つのバックアップ元サーバが同時にダウ
ンしてしまうとそのバックアップ元サーバのデータは確
実に消失してしまうが、この発明のようにバックアップ
する状態情報を複数のサーバに分散させることにより、
そのデータ消失の可能性を分散させることができ、デー
タ消失の可能性を低減することができる効果がある。
【0062】この発明によれば、管理端末は、バックア
ップ元サーバとバックアップ先サーバとを対応づけたテ
ーブルを有し、これに基づいてバックアップ先サーバに
対してバックアップ元サーバの状態情報取得指令を送信
し、上記バックアップ先サーバは、上記状態情報取得指
令に基づいて上記バックアップ元サーバの状態情報をネ
ットワークに送出するので、任意のタイミングにおいて
所定のサーバのダウン直前の状態情報を得ることができ
る。また、ブロードキャスト方式により状態情報を収集
する場合においては複数のサーバから同一のサーバに係
る複数の状態情報を受信してしまうことがあるが、この
発明では管理端末がバックアップ元サーバとバックアッ
プ先サーバとを対応づけて管理しているのでそのような
不要な通信が発生してしまうことがない効果がある。
【0063】この発明によれば、管理端末は、所定のサ
ーバがダウンした場合には、当該サーバをバックアップ
先サーバとするバックアップ元サーバのバックアップ先
を、当該サーバのバックアップ先に変更するとともに、
当該バックアップ元サーバに対してバックアップ先変更
通知を出力し、上記バックアップ元サーバは、上記バッ
クアップ先変更通知を受信した場合にはバックアップ先
を上記バックアップ先情報のサーバに変更するので、各
サーバのバックアップ先を動的に変更することができ、
例えば1つのサーバがダウンした状態で更にこの1つの
サーバをバックアップ先サーバとするサーバがダウンし
てしまったとしても、これら複数のダウンしたサーバの
状態情報を確実にバックアップして取得することができ
る効果がある。
【0064】この発明によれば、バックアップ元サーバ
はバックアップ先サーバへのバックアップが不可能であ
ると判断した場合には当該バックアップ先サーバのダウ
ンを管理端末に通知し、管理端末は、上記バックアップ
先サーバの状態情報を取得する場合には当該バックアッ
プ先サーバのバックアップ先のサーバに対して状態情報
取得指令を出力するので、管理端末がダウンしているサ
ーバに対して状態情報取得指令を出力し、その返信を待
つ必要がなく、その分、不要な通信時間を削除して状態
情報取得に必要な時間を短縮することができる効果があ
る。
【0065】この発明によれば、管理端末は、所定のサ
ーバの状態情報取得指令をブロードキャスト方式にてネ
ットワークに送出し、上記サーバおよび上記サーバのバ
ックアップ先サーバはそれぞれ、上記状態情報取得指令
を受信した場合に応答し、更に状態情報送信要求があっ
た場合には上記サーバの状態情報をネットワークに送出
するので、管理端末においてバックアップ元サーバとバ
ックアップ先サーバとを対応づけて管理する必要が無く
なり、つまりシステム構成を管理端末において一元管理
する必要が無いので、システム構成の変更に柔軟に対応
することができる効果がある。
【0066】この発明によれば、管理端末は、状態情報
を取得したいサーバからの状態情報および当該サーバの
バックアップ先サーバからの状態情報を共に受信した場
合には、サーバの状態情報を優先するので、単にバック
アップ先サーバからの状態情報を取得した場合に比べて
より確実に障害発生時あるいは障害発生直前の状態情報
を取得することが可能となる効果がある。
【0067】この発明によれば、バックアップ元サーバ
はそれぞれ、そのバックアップ先サーバのバックアップ
先情報を取得するとともに、バックアップが不可能であ
ると判断した場合にはバックアップ先を上記バックアッ
プ先情報のサーバに変更するので、各サーバのバックア
ップ先を動的に変更することができ、例えば1つのサー
バがダウンした状態で更にこの1つのサーバをバックア
ップ先サーバとするサーバがダウンしてしまったとして
も、これら複数のダウンしたサーバの状態情報を確実に
バックアップして取得することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるネットワーク
システムを示すシステム構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるバックアップ
元サーバの動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1による管理端末の状
態情報取得時の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2によるネットワーク
システムを示すシステム構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるバックアップ
元サーバの動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態3によるネットワーク
システムを示すシステム構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における代替テーブ
ルを示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態3によるバックアップ
元サーバの動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3による管理端末の状
態情報取得時の動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態4によるバックアッ
プ元サーバの動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4による管理端末の
バックアップ先ダウン通知受信時の動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】 この発明の実施の形態4における代替テー
ブル書き換え動作を説明する書き換え動作説明図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態5による管理端末の
状態情報取得時の動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態6によるバックアッ
プ元サーバの動作を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態6による管理端末の
状態情報取得時の動作を示すフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態7によるバックアッ
プ元サーバの動作を示すフローチャートである。
【図17】 従来のネットワークシステムを示すシステ
ム構成図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク、21,…,2n,3 サーバ、4
管理端末、5 情報収集手段、6 応答手段、7 バッ
クアップ手段、10 障害判別手段。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークと、当該ネットワークに接
    続されてこのネットワークを介して通信を行う複数のサ
    ーバとを有するネットワークシステムにおいて、 少なくとも1つのサーバには、 サーバ自身を回復する際に利用できる状態情報をサーバ
    内から収集する情報収集手段と、 ネットワークからの状態情報取得指令に基づいて上記状
    態情報を上記ネットワークに送出する応答手段と、 所定のタイミング毎に上記状態情報を他のサーバ宛てに
    送信するバックアップ手段とを設け、 上記ネットワークには、このネットワークに上記状態情
    報取得指令を送出して上記サーバの状態情報を当該サー
    バあるいは上記他のサーバから取得する管理端末を接続
    したことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 バックアップ手段が設けられたバックア
    ップ元サーバには、状態情報に基づいて自身の障害発生
    状態を判断する障害判別手段を設け、上記バックアップ
    手段は当該障害判別手段が障害発生と判断したタイミン
    グにおいてバックアップを行うことを特徴とする請求項
    1記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 サーバの状態情報を受信するバックアッ
    プ先サーバがネットワーク上に1つ設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワー
    クシステム。
  4. 【請求項4】 バックアップ手段が設けられたバックア
    ップ元サーバは相互に他のサーバの状態情報をバックア
    ップすることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 管理端末は、バックアップ元サーバとバ
    ックアップ先サーバとを対応づけたテーブルを有し、こ
    れに基づいてバックアップ先サーバに対してバックアッ
    プ元サーバの状態情報取得指令を送信し、 上記バックアップ先サーバは、上記状態情報取得指令に
    基づいて上記バックアップ元サーバの状態情報をネット
    ワークに送出することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 管理端末は、所定のサーバがダウンした
    場合には、当該サーバをバックアップ先サーバとするバ
    ックアップ元サーバのバックアップ先を、当該サーバの
    バックアップ先に変更するとともに、当該バックアップ
    元サーバに対してバックアップ先変更通知を出力し、 上記バックアップ元サーバは、上記バックアップ先変更
    通知を受信した場合にはバックアップ先を上記バックア
    ップ先情報のサーバに変更することを特徴とする請求項
    5記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 バックアップ元サーバはバックアップ先
    サーバへのバックアップが不可能であると判断した場合
    には当該バックアップ先サーバのダウンを管理端末に通
    知し、 管理端末は、上記バックアップ先サーバの状態情報を取
    得する場合には当該バックアップ先サーバのバックアッ
    プ先のサーバに対して状態情報取得指令を出力すること
    を特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 管理端末は、所定のサーバの状態情報取
    得指令をブロードキャスト方式にてネットワークに送出
    し、 上記サーバおよび上記サーバのバックアップ先サーバは
    それぞれ、上記状態情報取得指令を受信した場合に応答
    し、更に状態情報送信要求があった場合には上記サーバ
    の状態情報をネットワークに送出することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 管理端末は、状態情報を取得したいサー
    バからの状態情報および当該サーバのバックアップ先サ
    ーバからの状態情報を共に受信した場合には、上記サー
    バの状態情報を優先することを特徴とする請求項8記載
    のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 バックアップ元サーバはそれぞれ、そ
    のバックアップ先サーバのバックアップ先情報を取得す
    るとともに、バックアップが不可能であると判断した場
    合にはバックアップ先を上記バックアップ先情報のサー
    バに変更することを特徴とする請求項8記載のネットワ
    ークシステム。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して通信を行う複数
    のサーバの状態情報取得方法において、 サーバは、所定のタイミング毎に、それ自身を回復する
    際に利用できる状態情報をサーバ内から収集して、当該
    状態情報を他のサーバ宛てに送信し、 上記ネットワークに接続された管理端末は、このネット
    ワークに上記状態情報取得指令を送出して上記サーバの
    状態情報を当該サーバあるいは上記他のサーバから取得
    するサーバの状態情報取得方法。
JP10247517A 1998-09-01 1998-09-01 ネットワークシステムおよびサーバの状態情報取得方法 Pending JP2000076215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247517A JP2000076215A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 ネットワークシステムおよびサーバの状態情報取得方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247517A JP2000076215A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 ネットワークシステムおよびサーバの状態情報取得方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000076215A true JP2000076215A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17164672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10247517A Pending JP2000076215A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 ネットワークシステムおよびサーバの状態情報取得方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000076215A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268825A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Hitachi Ltd ストレージ管理データ制御システム
KR100496980B1 (ko) * 2002-12-12 2005-06-28 삼성에스디에스 주식회사 웹기반 시스템 통합관리 도구 및 그 방법
JP2009048646A (ja) * 2008-09-22 2009-03-05 Victor Co Of Japan Ltd 家電機器の遠隔故障診断方法
JP2009157944A (ja) * 2009-04-02 2009-07-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 監視制御システム
JP2013084284A (ja) * 2006-09-21 2013-05-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電子制御システム及び電子制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07160651A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Nec Corp システムデータのバックアップ方式

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07160651A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Nec Corp システムデータのバックアップ方式

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268825A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Hitachi Ltd ストレージ管理データ制御システム
JP4700204B2 (ja) * 2001-03-07 2011-06-15 株式会社日立製作所 ストレージ管理データ制御システム
KR100496980B1 (ko) * 2002-12-12 2005-06-28 삼성에스디에스 주식회사 웹기반 시스템 통합관리 도구 및 그 방법
JP2013084284A (ja) * 2006-09-21 2013-05-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電子制御システム及び電子制御装置
JP2009048646A (ja) * 2008-09-22 2009-03-05 Victor Co Of Japan Ltd 家電機器の遠隔故障診断方法
JP2009157944A (ja) * 2009-04-02 2009-07-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 監視制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4246248B2 (ja) クラスタシステムのコンピュータにおいて実行されるネットワークモニタ・プログラム、情報処理方法及びコンピュータ
US6216051B1 (en) Manufacturing backup system
US20020188891A1 (en) Apparatus and method for building metadata using a heartbeat of a clustered system
JPH086910A (ja) クラスタ型計算機システム
JPH08212095A (ja) クライアントサーバ制御システム
JP2679674B2 (ja) 半導体製造ライン制御装置
JP2000076215A (ja) ネットワークシステムおよびサーバの状態情報取得方法
JPH0660000A (ja) 情報処理システムおよび情報処理方法
US5377322A (en) Information handling method and system utilizing multiple interconnected processors and controllers
US5583986A (en) Apparatus for and method of duplex operation and management for signalling message exchange no. 1 system
JPH09293059A (ja) 分散システム及びその運用管理方法
JPH0962626A (ja) 分散処理システムのオンラインテスト方法
US20070027885A1 (en) Client server system and method of managing the system capable of quickly giving necessary information to client computer
JPH07319836A (ja) 障害監視方式
JP3757072B2 (ja) ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法
EP0511925A2 (en) Dynamic backup and recovery of focal points in a computer network
JP2000020336A (ja) 二重化通信システム
JPH08149145A (ja) Lanシステム
JP7442751B1 (ja) 制御プログラム、監視制御システム、ゲートウェイ装置及び制御方法
KR102517831B1 (ko) 미션 크리티컬 시스템 환경에서의 소프트웨어 관리방법 및 그 시스템
JPH09311843A (ja) クライアントサーバ型通信方法及びクライアントサーバ型通信装置
CN111865670B (zh) 一种仓库网络快速恢复方法以及仓库网络快速恢复服务器
JP3003629B2 (ja) ディジタル信号送信回路
Reisner Distributed replicated block device
JPH09274573A (ja) バックアップ・システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409