JP2000073492A - パネル構造材とこのパネル構造材を用いた構築物とその構築工法 - Google Patents

パネル構造材とこのパネル構造材を用いた構築物とその構築工法

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JP2000073492A
JP2000073492A JP10285833A JP28583398A JP2000073492A JP 2000073492 A JP2000073492 A JP 2000073492A JP 10285833 A JP10285833 A JP 10285833A JP 28583398 A JP28583398 A JP 28583398A JP 2000073492 A JP2000073492 A JP 2000073492A
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Haruto Matsui
晴人 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接作業を要さず、板厚の薄い材料でトラス
構造とすることが可能になり、軽量で曲げモーメントの
強い構造材となるし、折り曲げ加工の限界により重量構
造材としても、軽量で曲げモーメント及び座堀に強いパ
ネル構造材を提供する。 【解決手段】 金属製の板材を折曲げ加工してトラス構
造にしたパネル本体2と、このパネル本体2の上、下端
部に固着された上、下端面部材17、18とで構造材本
体1Aを構成し、この構造材本体1Aの周壁部に空気貫
通孔14、19と鉄筋貫通孔16、21とジョイント用
ボルト孔15、20を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製の板材をト
ラス構造になるように折曲げ加工して構成されたパネル
構造材とこのパネル構造材を用いた構築物とその構築工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のメーカーによる形鋼材としては、
丸鋼・角鋼・等辺及び不等辺三角形鋼・溝形鋼・T形鋼
・H形鋼・I形鋼・角形鋼管・鋼管・鋼板・鋼矢板があ
り、それぞれに、特色及び曲げモーメントは異なり、従
来の工法としては、それぞれの組み合わせにより強度を
出していた。従って、従来の形鋼では、強度を高める断
面にするには、溶接での構造が必要不可欠であった。こ
のため、近年ではまだまだ溶接の向上が求められてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
鉄骨構造建築等に使用する構造材(形鋼)では、強度を
高める断面にするには、溶接構造が必要不可欠であり、
今までは溶接技術者などのベテラン工による施工に頼ら
ざるを得ない。しかも、品質のばらつきを無くす為に、
溶接技量試験はもちろん超音波探傷検査・品質立ち会い
検査なども行う必要があった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
であって、その第1の目的とするところは、溶接作業を
要さず、板厚の薄い材料でトラス構造とすることが可能
になり、軽量で曲げモーメントの強い構造材となるし、
折り曲げ加工の限界により重量構造材としても、軽量で
曲げモーメント及び座堀に強いパネル構造材を提供する
ことにある。
【0005】また、本発明の第2の目的とするところ
は、溶接作業を要さず、板厚の薄い材料でトラス構造と
することが可能になり、軽量で曲げモーメントの強い構
造材となるし、折り曲げ加工の限界により重量構造材と
しても、軽量で曲げモーメント及び座堀に強いパネル構
造材を使用して、利用空間が広くとれる構築物を提供す
ることにある。
【0006】また、本発明の第3の目的とするところ
は、溶接が無くなり、品質のばらつきが無くなるし、ス
タッドボルト・ステップボルト・デッキプレート・タイ
トフレーム等の取り付けも、すべてビスないしスクリュ
ーボルトまたはボルト・ナットで施工できるばかりか、
木造建築工法に近く工場での組み立て後の建方という本
来の木造構造の加工及び施工法に近い方法がとれる工法
を可能にする構築物の構築工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1の発明に係るパネル構造材は、金
属製の板材を折曲げ加工してトラス構造にしたパネル本
体と、このパネル本体の端部に固着された端面部材とで
構造材本体を構成し、この構造材本体の周壁部に少なく
とも連結用の孔部を間隔をおいて設けたことを特徴とす
る。
【0008】かかる構成により、従来の板厚の厚みによ
る構造材より板厚の薄い材料でトラス構造にすること
で、軽量で曲げモーメントの強い構造材にすることがで
きるし、折り曲げ加工の限界により重量構造材として
も、軽量で曲げモーメント及び座堀に強いパネル構造材
になる。そして、このパネル構造材は、本来の金属材料
のもつ剛性と木材等の特質を合わせもち、且つ品質を一
定とする構造材となり、本来、金属の場合、溶接工法が
とられるが、クギ、ビス、ボルト接合等を使用して、あ
らゆる工作物、建築物及び建造物の構築用材料としての
使用が可能になる。しかも、安価に購入できる鉄板材の
場合には、腐食及び錆などから金属表面を守るために、
その金属表面に表面処理した鉄板材、耐候性鋼板などを
使用することで、腐食及び錆などに強い構造材になる。
【0009】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項2の発明に係るパネル構造材は、請求項1に
記載のパネル構造材において、前記構造材本体のトラス
構造の断面形状、大きさを変化させた。
【0010】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、構
造材本体のトラス構造の断面形状、大きさを変化させる
ことで、より軽量で曲げモーメントの強いパネル構造材
にすることができる。
【0011】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項3の発明に係るパネル構造材は、請求項1又
は請求項2に記載のパネル構造材において、前記構造材
本体に断熱材、防音材、耐熱材のうちの少なくとも1つ
を複合させて構成するようにした。
【0012】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、こ
のパネル構造材は、その製造工程中にトラス構造に断熱
材、防音材及び耐熱材を入れ込むことで、断熱効果、防
音効果及び耐熱効果を高めることができると共に、その
厚みを薄く製造できる。
【0013】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項4の発明に係るパネル構造材は、請求項1又
は請求項2又は請求項3に記載のパネル構造材におい
て、前記構造材本体に表面材を取り付けた。
【0014】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、ト
ラス構造をボードの正面にした場合は、ボードの側面に
鋼板やセメント質の材料や繊維質などを固めた表面材を
貼着することで、板厚の表面全体が接合面となるので、
不燃性のトラス構造材の場合より強度及び耐熱効果をよ
り高めることができる。
【0015】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項5の発明に係るパネル構造材は、請求項1又
は請求項2又は請求項3又は請求項4に記載のパネル構
造材において、前記構造材本体の周壁部に空気貫通孔、
鉄筋貫通孔を設けた。
【0016】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、空
気貫通孔を利用してエアーサイクルの可能なパネル構造
材をにすることができるし、また、鉄筋貫通孔を利用し
てALCもしくは鉄筋コンクリートパネルにすることが
できる。
【0017】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項6の発明に係る構築物は、請求項1乃至請求
項5のパネル構造材のいずれかを床構造材、壁構造材、
屋根構造材として用いたことを特徴とする。
【0018】かかる構成により、溶接の必要がなく、ス
タッドボルト、デッキボルト、ステップボルト、デッキ
プレート、タイトフレーム等の取り付けも、すべてビ
ス、スクリューボルト、ボルトナットでの施工が可能に
なり、また、従来の鉄骨構造とはまったく異なり、どち
らかといえば、木造構造の施工に近いものになり、品質
のばらつきがなくなる。しかも、トラス構造を有するパ
ネル構造材を使用することで、本来の鉄の剛性を断面ト
ラスで確保することができるので、重量が軽くなる上
に、断面も小さくなる。従来の、鉄骨建築に比べると、
柱、梁の断面が小さくなることで、利用空間が広くとれ
る。
【0019】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項7の発明に係る構築物は、請求項6に記載の
構築物において、前記パネル構造材同士をパネルジョイ
ント部材で連結した。
【0020】かかる構成により、上記した請求項6の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、パ
ネル構造材同士をパネルジョイント部材で連結、例え
ば、ボルトで固定することによって、剛性を高め、ラー
メン構造の強度を出すことができる。
【0021】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項8の発明に係る構築物の構築工法は、パネル
ジョイント部材をジョイント部材で互いに連結して横材
用パネルジョイント部材及び縦材用パネルジョイント部
材とを構築し、前記横材用パネルジョイント部材にパネ
ル構造材を連結して床構造及び屋根構造を構成し、前記
横材用パネルジョイント部材及び縦材用パネルジョイン
ト部材にパネル構造材を連結して壁構造を構成するよう
にした。
【0022】したがって、従来の鉄骨構造とはまったく
異なり、本来、金属の場合、溶接工法がとられるが、ク
ギ、ビス、ボルト接着等を使用してあらゆる構築物、例
えば建築物、建造物の構築が可能となり、どちらかとい
えば、木造構造の施工に近い工法を実現することができ
る。また、体力壁などのようなパネル構造材にすること
により、断熱効果、防音効果及び耐熱効果もあるツーバ
イ工法的な工法で構築物の構築を行うことができる。し
かも、本造建築工法に近く工場での組み立て後の建方と
いう本来の木造構造の加工及び施工法に近い方法がとれ
る工法が可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】図1の(1)は本発明に係るパネル構造材
の実施の形態例1の正面図、図2の(2)は同パネル構
造材の後面図、図2の(1)は同パネル構造材の断面
図、図2の(2)は同パネル構造材の側面図である。
【0025】本発明に係る構造材パネル1は、金属製板
材、例えば、鉄板2Aを折り曲げ加工して形成されるパ
ネル本体2と、このパネル本体2の上、下端部に固着さ
れた上、下端面部材17、18とから構成された構造材
本体1Aと、パネル本体2のバックリング等の防止のた
めに、構造材本体1Aの内、外面に固着されたブレス材
4A、4Bとより構成してある。
【0026】パネル本体2は、図2に示すように鉄板2
Aを折り曲げ加工してトラス構造を形成し、その中央線
イを中にして左右対称の構成である。すなわち、パネル
本体2の中央線イには断面倒立コ字形状の第1凸条部5
が形成してあり、また、パネル本体2の左、右端には板
面2aに対して直角な左、右端側壁部6L、6Rが形成
してあり、パネル本体2には、その中央線イより左、右
端側壁部6L、6R側に第2凸条部7L、7R、第3凸
条部8L、8R、第4凸条部9L、9Rがこの順序に形
成してある。そして、第1凸条部5と第2凸条部7L、
7Rとの間に第1凹部10L、10Rが、第2凸条部7
L、7Rと第3凸条部8L、8Rとの間に第2凹部11
L、11Rが、第3凸条部8L、8Rと第4凸条部9
L、9Rとの間に第3凹部12L、12Rが、第4凸条
部9L、9Rと左、右端側壁部6L、6Rとの間に第4
凹部13L、13Rがそれぞれ形成してある。
【0027】そして、第2凸条部7L、7Rは断面倒立
コ字形状をしていて、その中央線イ側の立壁部7aは傾
斜面で構成してあり、第3凸条部8L、8Rは断面倒立
コ字形状をしていて、その中央線イ側の立壁部8aは傾
斜面で構成してあり、第4凸条部9Lは断面倒立コ字形
状をしていて、その左端側壁部6L側の立壁部9aは傾
斜面で構成してあり、第4凸条部9Rは断面倒立コ字形
状をしていて、その右端側壁部6R側の立壁部9aは傾
斜面で構成してある。
【0028】そして、左、右端側壁部6L、6Rにはエ
アーサイクル用の複数の空気貫通孔14と、複数のジョ
イント用ボルト孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一
列に形成してある。
【0029】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19と、複数のジョイント用
ボルト孔20と、複数の鉄筋貫通孔21とが一列に形成
してある。この場合、空気貫通孔19は、第2凸条部7
L、7R、第3凸条部8L、8R、第4凸条部9L、9
R及び第1凹部10L、10Rの上、下端側に位置して
おり、ジョイント用ボルト孔20は第2、第4凹部11
L、11R、13L、13Rの上、下端側に位置してお
り、鉄筋貫通孔21は第1凸条部5及び第3凹部12
L、12Rの上、下端側に位置している。
【0030】そして、パネル本体2の内面側には、図1
の(1)に示すように左右方向に沿うブレス材4Aが上
下方向に所定の間隔をおいて固着してあり、また、パネ
ル本体2の外面側には、図1の(2)に示すようにパネ
ル本体2の外面の上半分及び下半分のそれぞれにブレス
材4Bが欅掛けにして固着してある。
【0031】また、パネル構造材1としては、図3乃至
図12に示すような実施の形態例2乃至10をとること
ができる。図3に示すパネル構造材1−1におけるパネ
ル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構造と
し、その中央線イを中にして左右対称の構成である。す
なわち、パネル本体2の中央線イには断面逆倒立コ字形
状の第1凹部22が形成してあり、また、パネル本体2
の左、右端には板面2aに対して直角な左、右端側壁部
23L、23Rが形成してあり、パネル本体2には、そ
の中央線イより左、右端側壁部23L、23R側に第1
凸条部24L、24R、第2凸条部25L、25R、第
3凸条部26L、26R、第4凸条部27L、27Rが
この順序に形成してある。
【0032】そして、第1凸条部24L、24Rと第2
凸条部25L、25Rとの間に第2凹部28L、28R
が、第2凸条部25L、25Rと第3凸条部26L、2
6Rとの間に第3凹部29L、29Rが、第3凸条部2
6L、26Rと第4凸条部27L、27Rとの間に第4
凹部30L、30Rが、第4凸条部27L、27Rと
左、右端側壁部23L、23Rとの間に第5凹部31
L、31Rがそれぞれ形成してある。
【0033】そして、第1凸条部24L、24Rは断面
倒立コ字形状をしていて、その左、右端側壁部23L、
23R側の立壁部25aは傾斜面で構成してあり、第3
凸条部26L、26Rは断面倒立コ字形状をしていて、
その中央線イ側の立壁部26aは傾斜面で構成してあ
り、第4凸条部27Lは断面倒立コ字形状をしていて、
その左端側壁部23L側の立壁部27aは傾斜面で構成
してあり、第4凸条部27Rは断面倒立コ字形状をして
いて、その右端側壁部23R側の立壁部27aは傾斜面
で構成してある。
【0034】そして、左、右端側壁部23L、23Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0035】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19、複数のジョイント用ボ
ルト孔20と、複数の鉄筋貫通孔21とが一列に形成し
てある。この場合、空気貫通孔19は、第1凸条部24
L、24R、第2凹部28L、28R、第3凹部29
L、29R、第3凸条部26L、26R及び第4凸条部
27L、27Rの上、下端側に位置しており、ジョイン
ト用ボルト孔20は第1、第4凹部22、31L、31
Rの上、下端側に位置しており、鉄筋貫通孔21は第2
凸条部25L、25R及び第4凹部30L、30Rの
上、下端側に位置している。
【0036】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0037】図4に示すパネル構造材1−2におけるパ
ネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構造
とし、その中央線イを中にして左右対称の構成である。
すなわち、パネル本体2の中央線イには断面倒立コ字形
状の第1凸条部32が形成してあり、また、パネル本体
2の左、右端には板面2aに対して直角な左、右端側壁
部33L、33Rが形成してあり、パネル本体2には、
その中央線イより左、右端側壁部33L、33R側に第
2凸条部34L、34R、第3凸条部35L、35Rが
この順序に形成してある。
【0038】そして、第1凸条部32と第2凸条部34
L、34Rとの間に第1凹部36L、36Rが、第2凸
条部34L、34Rと第3凸条部35L、35Rとの間
に第2凹部37L、37Rが、第3凸条部35L、35
Rと左、右端側壁部33L、33Rとの間に第3凹部3
8L、38Rがそれぞれ形成してある。
【0039】そして、第2凸条部34L、34Rは断面
倒立コ字形状をしていて、中央線イ側の立壁部34aは
傾斜面で構成してあり、第3凸条部35Lは断面倒立コ
字形状をしていて、その左端側壁部33L側の立壁部3
5aは傾斜面で構成してある。
【0040】そして、左、右端側壁部23L、23Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0041】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19、複数のジョイント用ボ
ルト孔20とが一列に形成してある。この場合、空気貫
通孔19は、第1、第2凸条部32、34L、34R、
第2凹部37L、37R、第3凸条部35L、35Rの
上、下端側に位置しており、ジョイント用ボルト孔20
は第1、第3凹部36L、36R、38L、38Rの
上、下端側に位置している。
【0042】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0043】図5に示すパネル構造材1−3におけるパ
ネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構造
とし、その中央線イを中にして左右対称の構成である。
すなわち、パネル本体2の中央線イには、折り曲げ加工
により折り畳まれて形成された壁部40があり、この壁
部40の左右には断面倒立コ字形状の第1凹部41L、
41Rが形成してある。また、パネル本体2の左、右端
には板面2aに対して直角な左、右端側壁部43L、4
3Rが形成してあり、パネル本体2には、その中央線イ
より左、右端側壁部43L、43R側に第1凸条部44
L、44R、第2凸条部45L、45R、第3凸条部4
6L、46Rがこの順序に形成してある。
【0044】そして、第1凸条部44L、44Rと第2
凸条部45L、45Rとの間に第2凹部47L、47R
が、第2凸条部45L、45Rと第3凸条部46L、4
6Rとの間に第3凹部48L、48Rが、第3凸条部4
6L、46Rと左、右端側壁部43L、43Rとの間に
第4凹部49L、49Rがそれぞれ形成してある。
【0045】そして、第1凸条部44L、44Rは断面
倒立コ字形状をしていて、その左、右端側壁部43L、
43R側の立壁部44aは傾斜面で構成してあり、第3
凸条部46L、46Rは断面倒立コ字形状をしていて、
その中央線イ側の立壁部46aは傾斜面で構成してあ
る。
【0046】そして、左、右端側壁部43L、43Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0047】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19、複数のジョイント用ボ
ルト孔20と、複数の鉄筋貫通孔21とが一列に形成し
てある。
【0048】この場合、空気貫通孔19は、第1凸条部
44L、44R、第3凸条部46L、46Rの上、下端
側に位置しており、ジョイント用ボルト孔20は第2、
第3凹部47L、47R、48L、48Rの上、下端側
に位置しており、鉄筋貫通孔21は第1凹部41L、4
1R、第2凸条部45L、45R及び第4凹部49L、
49Rの上、下端側に位置している。
【0049】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0050】図6に示すパネル構造材1−4におけるパ
ネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構造
とし、その中央線イを中にして左右対称の構成である。
すなわち、パネル本体2の中央線イには、折り曲げ加工
により折り畳まれて形成された壁部50があり、この壁
部50の左右には断面倒立コ字形状の第1凸条部51
L、51Rが形成してあり、また、パネル本体2の左、
右端には板面2aに対して直角な左、右端側壁部52
L、52Rが形成してあり、パネル本体2には、その中
央線イより左、右端側壁部52L、52R側に第2凸条
部53L、53R、第3凸条部54L、54R、第4凸
条部55L、55Rがこの順序に形成してある。
【0051】そして、第1凸条部51L、51Rと第2
凸条部53L、53Rとの間に第1凹部56L、56R
が、第2凸条部53L、53Rと第3凸条部54L、5
4Rとの間に第2凹部57L、57Rが、第3凸条部5
4L、54Rと第4凸条部55L、55Rとの間に第3
凹部58L、58R、第4凹部59L、59Rが、第4
凸条部55L、55Rと左、右端側壁部52L、52R
との間に第5凹部60L、60Rがそれぞれ形成してあ
る。
【0052】そして、第2凸条部53L、53Rは断面
倒立コ字形状をしていて、中央線イ側の立壁部53aは
傾斜面で構成してあり、第3凸条部54L、54Rは断
面倒立コ字形状をしていて、中央線イ側の立壁部54a
は傾斜面で構成してあり、第4凸条部55Lは断面倒立
コ字形状をしていて、その左端側壁部52L側の立壁部
55aは傾斜面で構成してあり、第4凸条部55Rは断
面倒立コ字形状をしていて、その右端側壁部52R側の
立壁部55aは傾斜面で構成してある。
【0053】そして、左、右端側壁部52L、52Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0054】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19、複数のジョイント用ボ
ルト孔20と、複数の鉄筋貫通孔21とが一列に形成し
てある。この場合、空気貫通孔19は、第1凹部56
L、56R、第2凸条部53L、53R、第3凸条部5
4L、54R、第4凸条部55L、55Rの上、下端側
に位置しており、ジョイント用ボルト孔20は第2、第
5凹部57L、57R、60L、60Rの上、下端側に
位置している。また、鉄筋貫通孔21は、第1凸条部5
1L、51R、第3、第4凹部58L、58R、59
L、59Rの上、下端側に位置している。
【0055】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0056】図7に示すパネル構造材1−5におけるパ
ネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構造
とし、その中央線イを中にして左右対称の構成である。
すなわち、パネル本体2の中央線イには、折り曲げ加工
により折り畳まれて形成された壁部61があり、この壁
部61の左右には断面倒立コ字形状の第1凹部62L、
62Rが形成してあり、また、パネル本体2の左、右端
には板面2aに対して直角な左、右端側壁部63L、6
3Rが形成してあり、パネル本体2には、その中央線イ
より左、右端側壁部63L、63R側に第1凸条部64
L、64R、第2凸条部65L、65R、第3凸条部6
6L、66R、第4凸条部67L、67Rがこの順序に
形成してある。
【0057】そして、第1凸条部64L、64Rと第2
凸条部65L、65Rとの間に第2凹部68L、68R
が、第3凸条部66L、66Rと第4凸条部67L、6
7Rとの間に第3凹部69L、69Rが、第4凸条部6
7L、67Rと左、右端側壁部63L、63Rとの間に
第4凹部70L、70Rがそれぞれ形成してある。
【0058】そして、第1凸条部64L、64Rは断面
倒立コ字形状をしていて、左、右端側壁部63L、63
R側の立壁部64aは傾斜面で構成してあり、第4凸条
部67L、67Rは断面倒立コ字形状をしていて、中央
線イ側の立壁部67aは傾斜面で構成してある。
【0059】そして、左、右端側壁部63L、63Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0060】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19、複数のジョイント用ボ
ルト孔20と、複数の鉄筋貫通孔21とが一列に形成し
てある。この場合、空気貫通孔19は、第1凸条64
L、64R、第4凸条部67L、67Rの上、下端側に
位置しており、ジョイント用ボルト孔20は第2、第3
凹部68L、68R、69L、69Rの上、下端側に位
置している。また、鉄筋貫通孔21は、第1凹部61
L、61R、第2、第3凸条部65L、65R、70
L、70R及び第4凹部L、Rの上、下端側に位置して
いる。
【0061】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0062】図8に示すパネル構造材1−6におけるパ
ネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構造
とし、その中央線イを中にして左右対称の構成である。
すなわち、パネル本体2の中央線イ上には第1凸条部7
1が形成してあり、また、パネル本体2の左、右端には
板面2aに対して直角な左、右端側壁部72L、72R
が形成してあり、パネル本体2には、その中央線イより
左、右端側壁部72LRが形成してあり、パネル本体2
には、その中央線イより左、右端側壁部72L、72R
側に第2凸条部73L、73R、第3凸条部74L、7
4R、第4凸条部75L、75Rがこの順序に形成して
ある。
【0063】そして、第1凸条部71と第2凸条部73
L、73Rとの間に第1凹部76L、76Rが、第2凸
条部73L、73Rと第3凸条部74L、74Rとの間
に第2凹部77L、77Rが、第3凸条部74L、74
Rと第4凸条部75L、75Rとの間に第3凹部78
L、78Rが、第4凸条部75L、75Rと左、右端側
壁部72L、72Rとの間に第4凹部79L、79Rが
それぞれ形成してある。
【0064】そして、第2凸条部73L、73Rと第3
凸条部74L、74Rとは断面倒立コ字形状をしてい
て、中央線イ側の立壁部73a、74aは傾斜面で構成
してあり、第4凸条部75L、75Rは断面倒立コ字形
状をしていて、左、右端側壁部72L、72R側の立壁
部75aは傾斜面で構成してある。
【0065】そして、左、右端側壁部72L、72Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0066】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19、複数のジョイント用ボ
ルト孔20とが一列に形成してある。この場合、空気貫
通孔19は、第1、第3、第4凸条部71、74L、7
4R、75L、75R、第1、第3凹部76L、76
R、78L、78Rの上、下端側に位置しており、ジョ
イント用ボルト孔20は第2凸条部73L、73R、第
2凹部77L、77Rの上、下端側に位置している。
【0067】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0068】図9に示すパネル構造材1−7におけるパ
ネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構造
とし、その中央線イを中にして左右対称の構成である。
すなわち、パネル本体2の中央線イには、第1凸条部8
2が形成してあり、また、パネル本体2の左、右端には
板面2aに対して直角な左、右端側壁部83L、83R
が形成してあり、パネル本体2には、その中央線イより
左、右端側壁部83L、83R側に第2凸条部84L、
84R、第3凸条部85L、85R、第4凸条部86
L、86Rがこの順序に形成してある。
【0069】そして、第1凸条部82と第2凸条部83
L、83Rとの間に第1凹部87L、87Rが、第2凸
条部84L、84Rと第3凸条部85L、85Rとの間
に第2凹部88L、88Rが、第3凸条部85L、85
Rと第4凸条部86L、86Rとの間に第3凹部89
L、89Rが、第4凸条部86L、86Rと左、右端側
壁部83L、83Rとの間に第4凹部90L、90Rが
それぞれ形成してある。
【0070】そして、第2凸条部84L、84Rと第3
凸条部85L、85Rとは断面倒立コ字形状をしてい
て、中央線イ側の立壁部84a、85aは傾斜面で構成
してあり、第4凸条部86L、86Rは断面倒立コ字形
状をしていて、左、右端側壁部83L、83R側の立壁
部86aは傾斜面で構成してある。
【0071】そして、左、右端側壁部83L、83Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0072】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の空気貫通孔19、複数のジョイント用ボ
ルト孔20とが一列に形成してある。この場合、空気貫
通孔19は、第1、第2、第3、第4凸条部82、84
L、84R、85L、85R、86L、86R及び第
1、第3凹部87L、87R、89L、89Rの上、下
端側に位置しており、ジョイント用ボルト孔20は第
2、第4凹部88L、88R、90L、90Rの上、下
端側に位置している。
【0073】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0074】図11に示すパネル構造材1−8における
パネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構
造とし、その中央線イを中にして左右対称の構成であ
る。すなわち、パネル本体2の中央線イには、第1凸条
部92が形成してあり、また、パネル本体2の左、右端
には板面2aに対して45度の傾斜を有する左、右端側
壁部93L、93Rが形成してあり、パネル本体2に
は、その中央線イより左、右端側壁部93L、93R側
に第2凸条部94L、94R、第3凸条部95L、95
Rがこの順序に形成してある。
【0075】そして、第1凸条部92と第2凸条部93
L、93Rとの間に第1凹部97L、97Rが、第2凸
条部94L、94Rと第3凸条部95L、95Rとの間
に第2凹部98L、98Rが、第3凸条部95L、95
Rと左、右端側壁部93L、93Rとの間に第3凹部9
9L、99Rががそれぞれ形成してある。
【0076】そして、左、右端側壁部93L、93Rに
は、上記したパネル構造材1と同様にエアーサイクル用
の複数の空気貫通孔14と、複数のジョイント用ボルト
孔15と、複数の鉄筋貫通孔16とが一列に形成してあ
る。
【0077】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には複数の鉄筋貫通孔21、複数のジョイント用ボ
ルト孔20とが一列に形成してある。この場合、鉄筋貫
通孔21は、第1、第2、第3凸条部92、93L、9
3R、94L、94Rの上、下端側に位置しており、ジ
ョイント用ボルト孔20は第1、第2、第3凹部97
L、97R、98L、98R、99L、99Rの上、下
端側に位置している。
【0078】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0079】図11に示すパネル構造材1−9における
パネル本体2は、鉄板2Aを折り曲げ加工してトラス構
造とし、その中央線イを中にして左右対称の構成であ
り、図10に示すパネル構造材1−8におけるパネル本
体2の、凸条部と凹部とを区画する壁部を階段状に形成
したものである。そして、左、右端側壁部93L、93
Rには、パネル構造材1と同様にエアーサイクル用の複
数の空気貫通孔19と、複数のジョイント用ボルト孔2
0と、複数の鉄筋貫通孔21とが一列に形成してある。
【0080】このように構成されたパネル本体2の上端
部には上端面部材17が、下端部には下端面部材18が
それぞれ固着してある。そして、上、下端面部材17、
18には、空気貫通孔19とジョイント用ボルト孔20
と鉄筋貫通孔21とが形成してある。この場合、2つの
空気貫通孔19と1つのジョイント用ボルト孔20と1
つの鉄筋貫通孔21とは、第1〜第3凸条部92−9、
93L−9、93R−9、94L−9、94R−9、第
1〜第3凹部97L−9、97R−9、98L−9、9
8R−9、99L−9、99R−9の上、下端側に位置
している。
【0081】そして、パネル本体2の内、外面には、上
記したパネル構造材1の場合と同様にブレス材4A、4
Bが固着してある。
【0082】また、上記したパネル構造材1(1−1〜
1−9)は金属製板材を数工程の折り曲げによりトラス
構造にすることで、従来の板厚の厚みによる構造材より
板厚の薄い材料で、軽量で曲げモーメントの強いパネル
構造材になる。
【0083】また、上記したパネル構造材1(1−1〜
1−9)は、トラス構造の断面形状の大小により薄い材
料で軽量化も可能であり、折り曲げ加工の限界により重
量鉄骨構造部材としても、軽量で曲げモーメントの強い
構造材になる。
【0084】また、上記したパネル構造材1(1−1〜
1−9)は、体力壁などのような板状に製造した構造材
にすることにより、断熱効果、防音効果及び耐熱効果も
ある、木造のツーバイ工法的な構造材になる。
【0085】上記したパネル構造材1(1−1〜1−
9)は、すべての金属プレートで製作することができる
が、安価に購入できる鉄板材の場合には、腐食及び錆な
どから金属表面を守るために、その金属表面に表面処理
した鉄板材、耐候性鋼板などを使用することで、腐食及
び錆などに強い構造材になる。
【0086】また、上記したパネル構造材1(1−1〜
1−9)はトラス構造材であり、このトラス構造材は、
その製造工程中にトラス構造に断熱材、防音材及び耐熱
材を入れ込むことで、断熱効果、防音効果及び耐熱効果
を高めることができると共に、その厚みを薄く製造でき
る。さらには、トラス構造をボードの正面にした場合
は、ボードの側面に鋼板やセメント質の材料や繊維質な
どを固めた表面材を貼着することで、板厚の表面全体が
接合面となるので、不燃性のトラス構造材の場合より強
度及び耐熱効果をより高めることができる。
【0087】上記した本発明に係わるパネル構造材は、
本来の金属材料のもつ剛性と木材等の特質を合わせもち
且つつ品質を一定とする構造材になり、本来、金属の場
合、溶接工法がとられるが、クギ、ビス、ボルト接着等
を使用してあらゆる工作物、建築物及び建造物の構築用
材として使用が可能になる。
【0088】次に、上記のように構成されたパネル構造
材1(1−1〜1−7)を用いての建築物の構築を説明
する。
【0089】この建築物は、基礎構築物130と、パネ
ルジョイント部材(構造体力用部材)100と、パネル
ジョイント部材100同士を接続するジョイント部材
(十文字型、T字型、L字型、I字型)101と、パネ
ル構造材1(1−1〜1−7)からなる床構造材10
2、壁構造材103、屋根構造材104と、梁105と
から構成してある。壁構造材103、特に外装用の壁構
造材103−1には、図13に示すようにパネル構造材
1(1−1〜1−7)を芯材にして、その外側に下地コ
ンパネボード110、サイディング又はALC111が
積層し、また、内側に下地LGS112、断熱材11
3、プラスターボード114及びクロスまたはボード1
15を積層して構成してある。
【0090】パネルジョイント部材(構造体力用部材)
100は、図15に示すように鋼材からなる四角パイプ
材116の4面にエアーサイクル用の複数の空気貫通孔
117と、複数のジョイント用ボルトねじ孔118と、
ジョイント用ボルト孔118aとを一列に形成して構成
してある。そして、パネルジョイント部材100は、所
定の長さに切断されて縦材ジョイント用、横材ジョイン
ト用として使用する。
【0091】ジョイント部材101は十文字型、T字
型、L字型、I字型がある。十文字型ジョイント部材1
01−1は、図17の(1)に示すように鋼材からなる
四角パイプを十文字に組み合わせて連結し、4つの連結
部119を有していて、これらの連結部119にねじ孔
120を形成して構成してある。
【0092】また、T文字型ジョイント部材101−2
は、図17の(3)に示すように鋼材からなる四角パイ
プをT文字に組み合わせ連結し、3つの連結部119を
有していて、これらの連結部119にねじ孔120を形
成して構成してある。
【0093】また、L文字型ジョイント部材101−3
は、図17の(4)に示すように鋼材からなる四角パイ
プをL文字に組み合わせて連結し、2つの連結部119
を有していて、これらの連結部119にねじ孔120を
形成して構成してある。
【0094】また、I文字型ジョイント部材101−4
は、図17の(5)に示すように鋼材からなる四角パイ
プをI文字に組み合わせて連結し、2つの連結部119
を有していて、これらの連結部119にねじ孔120を
形成して構成してある。また、梁105としてはH鋼ま
たはC鋼が用いられる。
【0095】十文字型ジョイント部材101−1は、パ
ネルジョイント部材100を十文字に接合する場合に用
いられる。すなわち、図18の(1)に示すように十文
字型ジョイント部材101−1の4つの連結部119を
各パネルジョイント部材100の端部に挿入して、パネ
ルジョイント部材100のジョイント用ボルト孔118
aに挿入したボルト(図示せず)をねじ孔120に螺合
することにより行う。
【0096】また、T文字型ジョイント部材101−2
は、パネルジョイント部材100をT文字に接合する場
合に用いられる。すなわち、図18の(2)に示すよう
にT文字型ジョイント部材101−2の3つの連結部1
19を各パネルジョイント部材100の端部に挿入し
て、パネルジョイント部材100のジョイント用ボルト
孔118aに挿入したボルト(図示せず)をねじ孔12
0に螺合することにより行う。
【0097】また、L文字型ジョイント部材101−3
は、パネルジョイント部材100をL文字に接合する場
合に用いられる。すなわち、図18の(3)に示すよう
にL文字型ジョイント部材101−3の2つの連結部1
19を各パネルジョイント部材100の端部に挿入し
て、パネルジョイント部材100のジョイント用ボルト
孔118aに挿入したボルト(図示せず)をねじ孔12
0に螺合することにより行う。
【0098】また、I文字型ジョイント部材101−4
は、パネルジョイント部材100をI文字に接合する場
合に用いられる。すなわち、図18の(4)に示すよう
にI文字型ジョイント部材101−4の2つの連結部1
19を各パネルジョイント部材100の端部に挿入し
て、パネルジョイント部材100のジョイント用ボルト
孔118aに挿入したボルト(図示せず)をねじ孔12
0に螺合することにより行う。
【0099】パネル構造材1(1−1〜1−7)は、上
記したように、その左、右端側壁部6L、6Rに少なく
とも複数のジョイント用ボルト孔15とを備えており、
また、その上端部には上端面部材17が、下端部には下
端面部材18がそれぞれあって、上、下端面部材17、
18には少なくとも複数のジョイント用ボルト孔20と
が一列に形成してある。
【0100】したがって、パネル構造材1(1−1〜1
−7)同士を横に並べた状態で連結する場合には、図1
9の(1)に示すように一方のパネル構造材1(1−1
〜1−7)の左端側壁部6Lに他方のパネル構造材1
(1−1〜1−7)の右端側壁部6Rを合わせてジョイ
ント用ボルト孔15に連結ボルト126を挿通して、こ
の連結ボルト126にワッシャ(図示せず)を嵌めると
共に、ナット部材128を螺合し、このナット部材12
8を締め付けることでパネル構造材1(1−1〜1−
7)同士を連結する。
【0101】また、パネルジョイント部材100にパネ
ル構造材1(1−1〜1−7)を連結する場合には、図
19の(2)に示すようにパネルジョイント部材(構造
体力用部材)100に、パネル構造材1(1−1〜1−
7)の左端側壁部6L(または右端側壁部6Rまたは
上、下端面部材17、18)を合わせてジョイント用ボ
ルト孔15に連結ボルト129を挿通して、この連結ボ
ルト129を、パネルジョイント部材100のジョイン
ト用ボルトねじ孔118aに螺合して行う。
【0102】次に、図12に示す建築物の構築について
説明する。基礎構築物130に、パネルジョイント部材
100からなる横材用パネルジョイント部材301を、
間取りに合わせて左右及び前後に配置固定し、各横材用
パネルジョイント部材301にはパネル構造材1(1−
1〜1−7)からなる床構造材102が、上記したパネ
ルジョイント部材100とパネル構造材1(1−1〜1
−7)との連結と同様にして連結してある。
【0103】また、横材用パネルジョイント部材301
同士の連結は、上記したジョイント部材(十文字型、T
字型、L字型、I字型)101による連結で行われる。
例えば、箇所イではT字型ジョイント部材101−2が
使用されており、このT字型ジョイント部材101−2
の上向きの連結部119にはパネルジョイント部材10
0からなる縦材用パネルジョイント部材302が連結し
てある。
【0104】このようにして、間取りに合わせて複数の
縦材用パネルジョイント部材302が立ち上げてあり、
所要の縦材用パネルジョイント部材302間に、パネル
構造材1(1−1〜1−7)からなる壁構造材103を
嵌め込み、上記したパネルジョイント部材100にパネ
ル構造材1(1−1〜1−7)を連結する場合と同様な
方法で、壁構造材103を縦材用パネルジョイント部材
302及び横材用パネルジョイント部材301に連結し
て、1階の壁構成が構築してある。この場合、外装には
外装用の壁構造材103−1を使用する。
【0105】そして、二階のスラブは、所要の縦材用パ
ネルジョイント部材302間にH鋼等の梁105を横架
固定し、また、ジョイント部材(十文字型、T字型、L
字型、I字型)101で横材用パネルジョイント部材3
01を左右及び前後に配置し、各横材用パネルジョイン
ト部材301にパネル構造材1(1−1〜1−7)から
なる床構造材102を、上記したパネルジョイント部材
100とパネル構造材1(1−1〜1−7)との連結と
同様にして連結して構成してある。
【0106】そして、これらの横材用パネルジョイント
部材301には、ジョイント部材(十文字型、T字型、
L字型、I字型)101により2階用の所要の縦材用パ
ネルジョイント部材302が立ち上げてあり、これらの
所要の縦材用パネルジョイント部材302間に、パネル
構造材1(1−1〜1−7)からなる壁構造材103を
嵌め込み、上記したパネルジョイント部材100にパネ
ル構造材1(1−1〜1−7)を連結する場合と同様な
方法で、壁構造材103を縦材用パネルジョイント部材
302及び横材用パネルジョイント部材301に連結し
て2階の壁構成が構築してある。この場合、外装には外
装用の壁構造材103−1を使用する。
【0107】また、屋根は、2階の複数の縦材用パネル
ジョイント部材302の上端部に、ジョイント部材(十
文字型、T字型、L字型、I字型)101により左右及
び前後に横材用パネルジョイント部材301を構築し
て、これら横材用パネルジョイント部材301に、上記
したパネルジョイント部材100にパネル構造材1(1
−1〜1−7)を連結する場合と同様な方法でパネル構
造材1(1−1〜1−7)よりなる屋根構造材104を
連結して構築してある。
【0108】なお、図10及び11に示すパネル構造材
1−8、1−9の場合に、隣り合うパネル構造材1−
8、1−9を、パネルジョイント部材100を使用する
ことなしに、その左、右端側壁部93L、93R、93
L−9、93R−9を互いにボルト連結することで、壁
構造材103を構成することができる。
【0109】上記した実施の形態例によれば、従来の板
厚の厚みによる構造材より板厚の薄い材料でトラス構造
にすることで、軽量で曲げモーメントの強いパネル構造
材1(1−1〜1−9)にすることができる。そして、
このパネル構造材1(1−1〜1−9)は、本来の金属
材料のもつ剛性と木材等の特質を合わせもち、且つ品質
を一定とする構造材となり、本来、金属の場合、溶接工
法がとられるが、クギ、ビス、ボルト接合等を使用し
て、あらゆる工作物、建築物及び建造物の構築用材料と
しての使用が可能になる。しかも、安価に購入できる鉄
板材の場合には、腐食及び錆などから金属表面を守るた
めに、その金属表面に表面処理した鉄板材、耐候性鋼板
などを使用することで、腐食及び錆などに強い構造材に
なる。
【0110】また、パネル構造材1(1−1〜1−9)
において、パネル本体2のトラス構造の断面形状、大き
さを変化させることにより、より軽量で曲げモーメント
の強いパネル構造材にすることができる。また、このパ
ネル構造材1(1−1〜1−9)は、その製造工程中に
トラス断面に断熱材、防音材及び耐熱材を入れ込むこと
で、断熱効果、防音効果及び耐熱効果を高めることがで
きると共に、その厚みを薄く製造できる。
【0111】また、トラス断面をボードの正面にした場
合は、ボードの側面に鋼板やセメント質の材料や繊維質
などを固めた表面材を貼着することで、板厚の表面全体
が接合面となるので、不燃性のトラス構造材の場合より
強度及び耐熱効果をより高めることができる。
【0112】また、空気貫通孔19を利用してエアーサ
イクルの可能なパネル構造材をにすることができるし、
また、鉄筋貫通孔21を利用してALCもしくは鉄筋コ
ンクリートパネルにすることができる。
【0113】また、構築物は、溶接の必要がなく、スタ
ッドボルト、デッキボルト、ステップボルト、デッキプ
レート、タイトフレーム等の取り付けも、すべてビス、
スクリューボルト、ボルトナットでの施工が可能にな
り、また、従来の鉄骨構造とはまったく異なり、どちら
かと木造構造の施工に近いものになり、品質のばらつき
がなくなる。しかも、トラス断面構造を有するパネル構
造材を使用することで、本来の鉄の剛性を断面トラスで
確保することができるので、重量が軽くなる上に、断面
も小さくなる。従来の、鉄骨建築に比べると、柱、梁の
断面が小さくなることで、利用空間が広くとれる。
【0114】また、パネル構造材1(1−1〜1−7)
同士をパネルジョイント部材100で連結、例えば、ボ
ルトで固定することによって、剛性を高め、ラーメン構
造の強度を出すことができる。
【0115】また、パネルジョイント部材100をジョ
イント部材101(101−1〜104)で互いに連結
して横材用パネルジョイント部材301及び縦材用パネ
ルジョイント部材302とを構築し、横材用パネルジョ
イント部材301にパネル構造材1(1−1〜1−7)
を連結して床構造及び屋根構造を構成し、横材用パネル
ジョイント部材301及び縦材用パネルジョイント部材
302にパネル構造材1(1−1〜1−7)を連結して
壁構造を構成するようにしたことにより、従来の鉄骨構
造とはまったく異なり、本来、金属の場合、溶接工法が
とられるが、クギ、ビス、ボルト接着等を使用してあら
ゆる工作物及び建築、建造が可能となり、どちらかと木
造構造の施工に近い工法を実現することができる。
【0116】また、体力壁などのようなパネル構造材
(1−1〜1−7)にすることにより、断熱効果、防音
効果及び耐熱効果もあるツーバイ工法的な工法で構築物
の構築を行うことができる。しかも、木造建築工法に近
く工場での組み立て後の建方という本来の木造構造の加
工及び施工法に近い方法がとれる工法が可能になる。
【0117】
【発明の効果】本発明に係るパネル構造材によれば、従
来の板厚の厚みによる構造材より板厚の薄い材料でトラ
ス構造にすることで、軽量で曲げモーメントの強い構造
材にすることができる。そして、このパネル構造材は、
本来の金属材料のもつ剛性と木材等の特質を合わせも
ち、且つ品質を一定とする構造材となり、本来、金属の
場合、溶接工法がとられるが、クギ、ビス、ボルト接合
等を使用して、あらゆる工作物、建築物及び建造物の構
築用材料としての使用が可能になる。しかも、安価に購
入できる鉄板材の場合には、腐食及び錆などから金属表
面を守るために、その金属表面に表面処理した鉄板材、
耐候性鋼板などを使用することで、腐食及び錆などに強
い構造材になる。
【0118】また、構造材本体のトラス構造の断面形
状、大きさを変化させることで、より軽量で曲げモーメ
ントの強い構造材にすることができる。
【0119】また、構造材本体に断熱材、防音材、耐熱
材のうちの少なくとも1つを複合させて構成するように
することにより、例えば、その製造工程中にトラス断面
に断熱材、防音材及び耐熱材を入れ込むことで、断熱効
果、防音効果及び耐熱効果を高めることができると共
に、その厚みを薄く製造できる。
【0120】また、トラス構造をボードの正面にした場
合は、ボードの側面に鋼板やセメント質の材料や繊維質
などを固めた表面材を貼着することで、板厚の表面全体
が接合面となるので、不燃性のトラス構造材の場合より
強度及び耐熱効果をより高めることができる。
【0121】また、構造材本体の周壁部に空気貫通孔、
鉄筋貫通孔を設けることにより、空気貫通孔を利用して
エアーサイクルの可能なパネル構造材をにすることがで
きるし、また、鉄筋貫通孔を利用してALCもしくは鉄
筋コンクリートパネルにすることができる。
【0122】また、本発明に係る構築物によれば、溶接
の必要がなく、スタッドボルト、デッキボルト、ステッ
プボルト、デッキプレート、タイトフレーム等の取り付
けも、すべてビス、スクリューボルト、ボルトナットで
の施工が可能になり、また、従来の鉄骨構造とはまった
く異なり、どちらかと木造構造の施工に近いものにな
り、品質のばらつきがなくなる。しかも、トラス断面構
造を有するパネル構造材を使用することで、本来の鉄の
剛性を断面トラスで確保することができるので、重量が
軽くなる上に、断面も小さくなる。従来の、鉄骨建築に
比べると、柱、梁の断面が小さくなることで、利用空間
が広くとれる。
【0123】そして、パネル構造材同士をパネルジョイ
ント部材で連結、例えば、ボルトで固定することによっ
て、剛性を高め、ラーメン構造の強度を出すことができ
る。
【0124】また、本発明に係る構築物の構築工法によ
れば、従来の鉄骨構造とはまったく異なり、本来、金属
の場合、溶接工法がとられるが、クギ、ビス、ボルト接
着等を使用してあらゆる工作物及び建築、建造が可能と
なり、どちらかと木造構造の施工に近い工法を実現する
ことができる。また、体力壁などのようなパネル構造材
にすることにより、断熱効果、防音効果及び耐熱効果も
あるツーバイ工法的な工法で構築物の構築を行うことが
できる。しかも、木造建築工法に近く工場での組み立て
後の建方という本来の木造構造の加工及び施工法に近い
方法がとれる工法が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は本発明に係るパネル構造材の実施の形
態例1の正面図である。(2)は同パネル構造材の後面
図である。
【図2】(1)は同パネル構造材の断面図である。
(2)は同パネル構造材の側面図である。
【図3】本発明に係るパネル構造材の実施の形態例2の
断面図である。
【図4】同パネル構造材の実施の形態例3の断面図であ
る。
【図5】同パネル構造材の実施の形態例4の断面図であ
る。
【図6】同パネル構造材の実施の形態例5の断面図であ
る。
【図7】同パネル構造材の実施の形態例6の断面図であ
る。
【図8】同パネル構造材の実施の形態例7の断面図であ
る。
【図9】同パネル構造材の実施の形態例8の断面図であ
る。
【図10】同パネル構造材の実施の形態例9の断面図で
ある。
【図11】同パネル構造材の実施の形態例10の断面図
である。
【図12】本発明に係るパネル構造材を使用して構築し
た構築物の一部省略した斜視図である。
【図13】同構築物の一階平面図である。
【図14】同構築物の壁構造の正面図である。
【図15】パネルジョイント部材の正面図である。
【図16】パネル構造材の断面図である。
【図17】(1)は十文字型のジョイント部材の平面図
である。(2)はT文字型のジョイント部材の平面図で
ある。(3)はL文字型のジョイント部材の平面図であ
る。(4)はI文字型のジョイント部材の平面図であ
る。
【図18】(1)は十文字型のジョイント部材によるパ
ネルジョイント部材の連結の説明図である。(2)はT
文字型のジョイント部材によるパネルジョイント部材の
連結の説明図である。(3)はL文字型のジョイント部
材によるパネルジョイント部材の連結の説明図である。
(4)はI文字型のジョイント部材によるパネルジョイ
ント部材の連結の説明図である。
【図19】(1)はパネル構造材同士の連結状態の断面
図である。(2)はパネルジョイント部材によるパネル
構造材同士の連結状態の断面図である。
【符号の説明】
1 パネル構造材 1−1〜1−9 パネル構造材 1A 構造材本体 2 パネル本体 4A ブレス材 4B ブレス材 14 空気貫通孔 15 ジョイント用ボルト孔 16 鉄筋貫通孔 17 上端面部材 18 下端面部材 19 空気貫通孔 20 ジョイント用ボルト孔 21 鉄筋貫通孔 100 パネルジョイント部材 101 ジョイント部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月2日(1998.12.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図1】
【図2】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の板材を折曲げ加工してトラス構
    造にしたパネル本体と、このパネル本体の端部に固着さ
    れた端面部材とで構造材本体を構成し、この構造材本体
    の周壁部に少なくとも連結用の孔部を間隔をおいて設け
    たことを特徴とするパネル構造材。
  2. 【請求項2】 前記パネル本体のトラス構造の断面形
    状、大きさを変化させた請求項1に記載のパネル構造
    材。
  3. 【請求項3】 前記構造材本体に断熱材、防音材、耐熱
    材のうちの少なくとも1つを複合させて構成するように
    した請求項1又は請求項2に記載のパネル構造材。
  4. 【請求項4】 前記構造材本体に表面材を取り付けた請
    求項1又は請求項2又は請求項3に記載のパネル構造
    材。
  5. 【請求項5】 前記構造材本体の周壁部に空気貫通孔、
    鉄筋貫通孔を設けた請求項1又は請求項2又は請求項3
    又は請求項4に記載のパネル構造材。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のパネル構造材の
    いずれかを床構造材、壁構造材、屋根構造材として用い
    たことを特徴とする構築物。
  7. 【請求項7】 前記パネル構造材同士をパネルジョイン
    ト部材で連結した請求項6に記載の構築物。
  8. 【請求項8】 パネルジョイント部材をジョイント部材
    で互いに連結して横材用パネルジョイント部材及び縦材
    用パネルジョイント部材とを構築し、前記横材用パネル
    ジョイント部材にパネル構造材を連結して床構造及び屋
    根構造を構成し、前記横材用パネルジョイント部材及び
    縦材用パネルジョイント部材にパネル構造材を連結して
    壁構造を構成するようにした構築物の構築工法。
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