JP2000072802A - 気相重合装置 - Google Patents

気相重合装置

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JP2000072802A
JP2000072802A JP10242724A JP24272498A JP2000072802A JP 2000072802 A JP2000072802 A JP 2000072802A JP 10242724 A JP10242724 A JP 10242724A JP 24272498 A JP24272498 A JP 24272498A JP 2000072802 A JP2000072802 A JP 2000072802A
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gas
fluidized bed
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raw material
polymerization
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Masayoshi Yasunaka
正好 安仲
Hisayoshi Watanabe
久佳 渡辺
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動層域内の重合体からなる固体粒子が内壁
面に付着しないで、長期にわたって安定な稼動が可能と
なる気層重合装置を提供することを目的とする。 【解決手段】原料ガスを含む流動ガスによる流動層域7
が形成され、触媒成分および重合成分を流動させつつ重
合体を重合させる流動層型重合器1と、前記流動層型重
合器から排出した未反応原料含有ガスを前記流動層型重
合器へ循環させる循環ライン11と、新たな原料ガスを
前記流動層型重合器に供給する供給ラインとを備え、散
気ガスを前記流動層域に向けて噴出させるための複数の
散気孔13aを有するガス散気板13を前記流動層型重
合器の内壁面17の内側に沿って設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気相重合を行う重合
装置に関し、重合体を気相重合法で連続的に長期間安定
して製造しうる気相重合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】気相重合は例えばオレフィンを重合させ
てオレフィン重合体、例えばポリエチレン、あるいはエ
チレンとα−オレフィンとの共重合体である直鎖状低密
度ポリエチレン(LLDPE)などを製造するために広
く用いられている。気相重合においては、通常、重合を
円滑に行うために、流動層型重合器が多用されている。
それを図5を用いて説明する。流動層型重合器51で重
合反応を起させるため、原料ガスを、コンプレッサー又
はブロワー52により導入管53を経て重合器下部54
に導入し、次いで多数の孔が形成されているガス分散板
55により均一に分散させて重合器内を上昇させ、ガス
分散板55の上側に形成される流動層域56で、ここに
供給されている触媒粒子と接触させながら流動させて重
合を行うというものである。この場合、触媒粒子表面に
重合体が形成され、従って、流動層域には触媒粒子と重
合体とから成る固体粒子が浮遊しており、重合体を粒子
状で得ることができる。このため重合後の粒子析出工程
あるいは粒子分離工程などが不要となり、製造プロセス
を簡略化することができ、製造コストを低減できる。
【0003】また未重合ガスは、重合器の上部から取り
出され、循環ライン57中の冷却器58で冷却された
後、再度、コンプレッサー又はブロワー59により重合
器の下部に送られて循環使用されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】気相重合により形成さ
れ流動層域内に浮遊している重合体からなる固体粒子
は、固体粒子相互の摩擦により帯電し、それが重合器の
内壁面51aに付着することがある。そうすると付着部
の除熱が不十分となり、固体粒子が付着した部分の温度
が局所的に上昇する。そこに新たな固体粒子が加わって
成長し、塊状ポリマーやシート状ポリマーの付着物とな
る。このような大きなポリマーが発生すると、内壁面か
ら剥離して流動層域を不安定にしたり、重合粒子を取り
出す配管の流動を悪化させたりする不具合が生じる。ま
た剥離しないで付着したままだと、温度上昇により融着
して内壁面にこびりつき、重合器の運転に大きな支障と
なることがある。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
に、流動層域内の重合体からなる固体粒子が内壁面に付
着しないで、長期にわたって安定な稼動が可能となる気
層重合装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の塊状ポリマーやシ
ート状ポリマーの付着物の状態を観察検討した結果、こ
れらの発生する主原因は重合器の流動層域の側面壁近傍
の流動悪化にあると考え、それを解決する手段を種々検
討した結果、本発明に至った。すなわち、本発明による
と、原料ガスを含有する流動ガスによる流動層域が形成
され、触媒成分および重合成分を流動させつつ重合体を
重合させる流動層型重合器と、前記流動層型重合器から
排出した未反応原料含有ガスを前記流動層型重合器へ循
環させる循環ラインと、新たな原料ガスを前記流動層型
重合器に供給する供給ラインとを備え、散気ガスを前記
流動層域に向けて噴出させるための複数の散気孔を有す
るガス散気板を前記流動層型重合器の内壁面の内側に沿
って設けた気相重合装置が提供される。
【0007】また本発明の前記ガス散気板と流動層型重
合器の前記内壁面との間の空間が、さらに鉛直方向に複
数の空間に分割されるように、ガス散気板から前記内壁
面に至る1つ以上の隔壁板をさらに設けてもよい。この
ように複数の空間を設けることにより、重合器内の圧力
が鉛直方向下部に向かうにしたがって高くなることに対
応して、この複数の空間も鉛直方向下部に向かうにした
がって高くすることによって、効率的な圧力設定ができ
る。このような気相重合装置は、前記散気ガスが前記循
環ラインを循環する未反応原料含有ガスの一部であり、
循環ラインから分岐して前記散気ガスを供給するための
散気ラインを備えたものでよい。また、このような気相
重合装置は、前記散気ガスが前記供給ラインから供給さ
れる新たな原料ガスの一部であり、前記供給ラインから
分岐して前記散気ガスを供給するための散気ラインを備
えたものであってもよい。本発明による気相重合装置で
重合される対象は特に限定されないが、オレフィンの重
合に用いると、特に大きな効果が得られる。
【0008】尚、本明細書中で使用される「重合」及び
「重合体」なる用語は、それぞれ、「単独重合」並びに
「共重合」、及び「単独重合体」並びに「共重合体」を
含む意味で用いられる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、オレフィンを重合させる場合を例にして図1を用い
て説明する。 (重合器)本発明のガス散気板を備えた流動層重合器の
構造を図1に示す。この重合器1は、直胴部19を有し
ており、直胴部19の下方にはガス分散板2が設けら
れ、該重合器1の内部空間はガス分散板2によって上下
に仕切られており、その上部に気相重合が行われる流動
層域3がほぼ直胴部19の範囲で形成され、下部にはガ
ス導入域4が形成されている。流動層域3の更に上部に
はガスの速度を下げて粒子が重合器1の外に飛び出すの
を防止する減速域7が設けられている。この重合器の流
動層域3には、触媒供給用配管5と、生成重合体取出用
配管6が接続されており、さらに上部にはガス排出口8
で循環ラインである循環用配管9が接続されている。触
媒供給管5は直胴部19の下部の分散板近傍の壁面に取
り付けられていても良い。
【0010】触媒供給管5からは固体状触媒および有機
金属化合物触媒成分あるいは必要に応じて電子供与体な
どの各化合物を気相重合器1内に供給する。このような
固体状触媒成分は乾燥した固体粉末状態であるいは炭化
水素に懸濁した状態で気相重合器に供給することがで
き、オレフィンを予備重合させる場合には、有機金属化
合物触媒成分、また必要に応じて電子供与体を用いて行
い、これら各化合物も予備重合触媒と共に供給される。
【0011】重合器の底部には、ガス導入域4に重合す
べきオレフィン又は必要に応じて低沸点非重合性炭化水
素や不活性ガスをオレフィンと共に含有するガスを供給
するための供給ラインとなる供給管10が接続されてい
る。ガス導入域4に導入されたガスは、ガス分散板2を
通って流動層域3に流れ込み、流動しながら気相重合が
行われるようになっている。重合系(流動層域)を機械
的に撹拌することもできる(図示せず)。撹拌は、イカ
リ型撹拌機、スクリュウ型撹拌機、リボン型撹拌機など
種々の型式の撹拌機を用いて行うことができる。
【0012】ガス排出口8から出てきた循環ガスは、熱
交換器11によって冷却されて重合熱が除去される。熱
交換器11においては流動層域の安定性を損なわない範
囲で、循環ガスが一部凝縮液を形成するまで冷却しても
良い。なお冷却後の循環ガスは必要に応じて凝縮液と気
体部に分離し、凝縮液は必要に応じてポンプ(図示せ
ず)を用い、気体はブロアー12を介して供給配管10
に合流してガス導入域4に循環される。なお、循環ガス
はブロアー12を介して冷却器11に通じても良い。
【0013】冷却された循環ガスは循環配管9を経てガ
スの供給管10により供給される新たなガスと共にガス
導入域に導入され流動層域を形成する。凝縮液は循環ラ
イン9から重合器に供給しても他のライン(図示せず)
から供給してもよい。この際、オレフィンおよび/又は
低沸点非重合性炭化水素は、通常ガス状で重合系3を流
動状態に保持することができるような流量で供給され
る。具体的には、通常、最小流動化速度をUmfとする
とき、約3Umf〜50Umfの流量で供給するのがよ
い。なおUmfは流動層域を通過するガスの体積速度を
断面積で割ったガス線速で表される。
【0014】(ガス分散板)上記の流動層重合器1に用
いられるガス分散板2には、通常同心円状に多数のガス
通過孔が形成されており、この通過孔を通って、ガス導
入域4から流動層域3にガスが流れるようになってい
る。また上述したガス分散板2のガス通過孔上に、オー
バキャップを設けることが一般的である(図示せず)。
オーバーキャップを設けることにより、流動層域3から
落下したパウダー状重合体等がガス通過孔内に入り込む
ことを有効に防止できる。通常、オーバーキャップは、
オーバーキャップからのガス流の流出側に向かって広が
った形状(例えばV字形)で、ガス通過孔の同心円に沿
って同方向を指向して旋回流が形成されるように配置さ
れている。
【0015】(ガス散気板)ガス散気板13は、金属板
に複数の散気孔13aを設けたもので、重合装置の内壁
面17に沿って、内壁面17からある距離を隔てて設置
される。このガス散気板は、重合器の内壁面のうち流動
層域と同じ高さの範囲をカバーしていればよい。散気孔
の大きさや散気板に占める割合(密度)は、重合するオ
レフィンの種類、重合条件により適宜設計して決められ
る。
【0016】重合器の内壁面17とガス散気板の間には
空間18が形成され、この空間に循環ライン9から分岐
した散気ライン14を通過した循環ガスの一部が導入さ
れる。散気ライン14の途中にバルブ15が設けられて
いて、供給ラインに接続される循環ラインにはバルブ1
6が設けられている。このバルブ15とバルブ16の開
度を適宜設定することにより、流動層域の圧力よりも、
ガス散気板と内壁面の間の空間18の圧力を高くして、
散気孔からガスを流動層域に噴出することができる。こ
こではガス散気板の厚さは2mm、散気孔は1mm径の
丸い孔とした。
【0017】(重合条件)上述したガス分散板2を備え
た重合器1を用いてのオレフィンの気相重合において用
いるオレフィンとしては、炭素数2〜18のα−オレフ
ィンが好ましく挙げられ、たとえば、エチレン、プロピ
レン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1
-ペンテン、3-メチル-1-ペンテン、1-ヘプテン、1-オク
テン、1-ノネン、1-デセン、1-ウンデセン、1-ドデセ
ン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセ
ン、イソプレン、1,4−ヘキサジエン、ブタジエン、
などが挙げられる。さらに、シクロペンテン、シクロヘ
プテン、ノルボルネン、5-メチル-2-ノルボルネン、ジ
シクロペンタジエン、5−エチリデン−2−ノルボルネ
ン、テトラシクロドデセン、2-メチル1,4,5,8-ジメタノ
-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロナフタレン、スチレ
ン、ビニルシクロヘキサンなども挙げられる。これら
は、気相重合が可能な範囲で単独或いは組み合わせで使
用される。通常、エチレン又はプロピレンの単独重合、
エチレン又はプロピレンと他のオレフィンとの共重合で
ある。また上記のオレフィンと共に、分子量等を調整す
る目的で水素ガスを併用することもできる。本重合工程
において、重合条件は重合されるオレフィンおよび重合
系(流動層域)3の流動状態によっても異なるが、通
常、重合温度が、20〜100℃、重合圧力が、1〜1
00Kg/cm2である。
【0018】(重合用触媒)触媒は、遷移金属化合物触
媒成分を含有するものが用いることができる。この遷移
金属化合物触媒成分は、チタン、バナジウム、クロム、
ジルコニウムなどの遷移金属の化合物であり、使用条件
下で液状のものでも固体状のものでも使用することがで
きる。また、これらは単一化合物である必要はなく、他
の化合物に担持されていてもよいし、他の化合物との均
質混合物であってもよく、さらに他の化合物との錯化合
物や複化合物であってもよい。このような遷移金属化合
物触媒成分を含有するものには、それ自体公知のチーグ
ラーナッタ型触媒やメタロセン触媒がある次いでメタロ
セン型触媒について説明する。本発明で用いられる固体
状IVB族メタロセン系触媒は、[A]シクロペンタジエ
ニル骨格を有する配位子を含むIVB族の遷移金属化合物
と、[B]有機アルミニウムオキシ化合物と、[C]粒
子状担体とから形成される。本発明で用いられる[A]
シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を含むIVB族
の遷移金属化合物(以下メタロセン化合物[A]と記載
することがある。)は、下記式[I]で表される。 MLx …[I] [式中、MはIVB族の遷移金属原子であるが、具体的に
は、ジルコニウム、チタンまたはハフニウムであり、L
は遷移金属原子に配位する配位子であり、少なくとも1
個のLはシクロペンタジエニル骨格を有する配位子を含
む配位子であり、シクロペンタジエニル骨格を有する配
位子を含む配位子以外のLは、炭素数1〜12の炭化水
素基、アルコキシ基、アリーロキシ基、トリアルキルシ
リル基、SO3R3基(ただしR3はハロゲンなどの置換
基を有していてもよい炭素数1〜8の炭化水素基)、ハ
ロゲン原子または水素原子であり、xは遷移金属原子の
原子価である。]
【0019】図2は、第2の実施の形態を示す図であ
り、ガス散気板13と重合層の内壁面の間の空間18を
鉛直方向に複数の空間に区切るように、複数の隔壁板2
2a、22bが設けられている。そして各空間には循環
ライン循環ライン9から分岐した散気ライン14を通過
した循環ガスが導入される。散気ライン14はさらに各
空間に対応して分岐され、分岐された後にバルブ15
a、15b,15cが設けられている。これらのバルブ
15a、15b、15cとバルブ16の開度を適宜設定
することにより、流動層域の圧力よりも、ガス散気板と
内壁面の間の空間の圧力を高くし、さらに重合器の下部
にある空間ほど圧力が高くなるように設定する。こうす
ることにより、下部の方が圧力が高い流動層域に散気孔
からガスを有効に噴出することができる。他の条件は、
第1の実施の形態で説明したのと同様に実施できる。
【0020】図3は、第3の実施の形態を示す図であ
る。この実施の形態では、ガス散気板は減速域7も含め
て、重合器の分散板2よりも上にある内壁面のほぼ全面
を、ガス散気板13で覆うものである。これによると付
着成長の強い重合系でもこれを有効に防止できる。他の
条件は、第1の実施の形態で説明したのと同様に実施で
きる。
【0021】ところで本発明において、散気板に設けた
散気孔の形状は特に問わないが、その断面形状は目的に
より種々の形が例示できる。簡易なものでは図4aのよ
うにガス散気板に穴を明けただけのものを散気孔として
もよい。また重合器の運転を停止したときに、流動層域
のポリマー粒子がガス散気板17との間の空間に侵入す
ることを防ぐことを重視する場合は、図4bのような下
向きのフィンをつけた構造、あるいは図4cのようにガ
イド20に対して自由にスライド可能なように取り付け
られたキャップ21を備えた構造が好ましい。キャップ
21は、運転停止時にバルブ15または15a、15b
を閉じることによって流動層域側の圧力の方を高くし、
それによってガス散気孔を塞いでポリマー粒子が散気孔
から侵入することを防ぐことができる。また図4aのよ
うな孔を開けただけの単純な構造の場合に、散気孔から
ポリマー粒子が侵入するのを防止するためには、運転停
止時にポリマー粒子が散気孔に堆積する時のポリマー粒
子の安息角を考慮して、散気板の厚さに応じた散気孔の
大きさを決めればよい。
【0022】なお、本発明の実施の形態ではオレフィン
を重合させる例で説明したが、重合反応中に固形物が重
合層の内壁に付着して異常反応を起こす可能性のあるも
のであれば、オレフィンに限らず本発明による気相重合
装置を用いることができることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明によると、重合器の内壁面に沿っ
て設けられた散気孔より、流動層域に向かってガスを噴
出することにより、ポリマー粒子が内壁面に付着するこ
とを防止し、塊状ポリマーやシート状ポリマーの生成を
防止できるので、重合装置を長期にわたって安定して稼
動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に関する重合装置を示す概要
図である。
【図2】第2の実施の形態に関する重合装置を示す概要
図である。
【図3】第3の実施の形態に関する重合装置を示す概要
図である。
【図4】散気孔の各形状を示す概要図である。
【図5】従来技術の重合装置を示す概要図である。
【符号の説明】
1、51 ・・・・・ 重合器 2、55 ・・・・・ ガス分散板 3、56 ・・・・・ 流動層域 4、54 ・・・・・ ガス導入域 5 ・・・・・触媒供給管 6 ・・・・・ 生成重合体取出用配管 7 ・・・・・減速域 8 ・・・・・ガス排出口 9 ・・・・・ガス循環ライン 10 ・・・・・ガス供給ライン 11、58 ・・・・・ 熱交換器 12、59 ・・・・・ブロアー 13 ・・・・・ガス散気板 13a ・・・・・ガス散気孔 15,15a,15b、15c、16 ・・・ バル
ブ 17 ・・・・・重合器の内壁面 18 ・・・・・ガス散気板と重合器の内壁面の間
の空間 19 ・・・・・直胴部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料ガスを含む流動ガスによる流動層域が
    形成され、触媒成分および重合成分を流動させつつ重合
    体を重合させる流動層型重合器と、前記流動層型重合器
    から排出した未反応原料含有ガスを前記流動層型重合器
    へ循環させる循環ラインと、新たな原料ガスを前記流動
    層型重合器に供給する供給ラインとを備え、散気ガスを
    前記流動層域に向けて噴出させるための複数の散気孔を
    有するガス散気板を、前記流動層型重合器の内壁面の内
    側に沿って設けたことを特徴とする気相重合装置。
  2. 【請求項2】前記ガス散気板と流動層型重合器の前記内
    壁面との間の空間が、さらに鉛直方向に複数の空間に分
    割されるように、ガス散気板から前記内壁面に至る1つ
    以上の隔壁板をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の気相重合装置。
  3. 【請求項3】前記散気ガスが前記循環ラインを循環する
    未反応原料含有ガスの一部であり、循環ラインから分岐
    して前記散気ガスを供給するための散気ラインを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の気相重合装
    置。
  4. 【請求項4】前記散気ガスが前記供給ラインから供給さ
    れる新たな原料ガスの一部であり、前記供給ラインから
    分岐して前記散気ガスを供給するための散気ラインを備
    えたことを特徴とする請求項1または2に記載の気相重
    合装置。
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