JP2000071847A - 降車合図装置 - Google Patents
降車合図装置Info
- Publication number
- JP2000071847A JP2000071847A JP10244831A JP24483198A JP2000071847A JP 2000071847 A JP2000071847 A JP 2000071847A JP 10244831 A JP10244831 A JP 10244831A JP 24483198 A JP24483198 A JP 24483198A JP 2000071847 A JP2000071847 A JP 2000071847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- passenger
- getting
- self
- wheelchair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Audible And Visible Signals (AREA)
Abstract
させること。 【解決手段】 車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段3
aを操作すると、一般乗客用の第1の降車合図音発生手
段21とは異なる合図音を発生する車椅子乗客用の第2
の降車合図音発生手段24が降車合図音を発生して、運
転手に車椅子乗客の降車要求を確実に認識させる。
Description
動車などの車両における降車合図装置に関し、より詳細
には、車椅子乗客の降車を介助するために、聴覚情報に
よって車椅子乗客の降車意志を運転手が容易に確認でき
るようにした降車合図装置に関する。
での降車を運転手に知らせることができるように、座席
や立ち席のいずれの位置からも操作しやすい箇所に降車
合図スイッチ手段が設けられていて、この降車合図スイ
ッチ手段の操作により合図音発生手段を作動させて運転
手が感知可能な合図音を発生させる降車合図装置が設備
されている。
置は、降車合図スイッチ手段、例えば押しボタンスイッ
チの押圧により単に音響を発生させるだけであるため、
降車時に介助を必要とする乗客、たとえば車椅子乗客が
降車合図スイッチ手段を操作しても運転手などの乗務員
が一般乗客と区別することができず、合図音だけでは降
車時にタイミングよく介助することが困難であるという
問題がある。
る操作を前提に設置されているため、要介助者が必ずし
も容易に操作することができず、健常者の手を借りて操
作しなければならないという問題がある。
るスペースを常時確保しておくには、一部領域の座席を
排除することが必要で、一般乗客に対するサービスが低
下するという問題がある。
たもので、その目的とするところは、運転手が聞き分け
可能な音響によって車椅子乗客の降車要求を確実に確認
できる降車合図装置を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、一般乗客に対するサービスに低下を招
くことなく、車椅子乗客が確実に降車合図を送ることが
できる降車合図装置を提供することである。
ような目的を達成するために、請求項1に記載した発明
では、車椅子乗客を収容するスペースを備え、乗客によ
る降車合図スイッチ手段の操作により降車合図音発生手
段を作動させて運転手に降車合図を送る車両の降車合図
装置において、前記降車合図スイッチ手段が、一般乗客
用の降車合図スイッチ手段と、前記車椅子乗客が操作可
能な位置に設けられた車椅子乗客用の降車合図スイッチ
手段とにより構成され、また前記降車合図音発生手段
が、前記一般乗客用の降車合図スイッチ手段の操作と前
記車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段の操作とでは異
なる音を発生する。
の高さもしくは音の強さ、またはこれらの組み合わせに
よる相互に異なった音を意味する。また、降車合図音発
生手段とは、チャイムやブザーの他に、音響信号発生手
段からの信号を受けるスピーカ等の電気ー音響変換手段
を意味する。さらに、降車合図スイッチ手段の操作と
は、降車合図スイッチ手段が押しボタンスイッチにより
構成されている場合には押圧操作を、またレバースイッ
チにより構成されている場合にはレバーの移動操作を、
接触感応スイッチにより構成されている場合にタッチを
意味し、各種スイッチを閉または開とし降車合図音発生
手段等を作動させることを意味する。
客用の降車合図スイッチ手段と前記車椅子乗客用の降車
合図スイッチ手段とにそれぞれ対をなして降車合図発信
済み表示手段を設け、前記一般乗客用の降車合図スイッ
チ手段の操作により前記一般乗客用の降車合図発信済み
表示手段だけが降車合図発信済み表示を行い、また前記
車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段の操作により前記
降車合図発信済み表示手段の全てが降車合図発信済み表
示を行う。
収容するスペースを備え、乗客による降車合図スイッチ
手段の操作により降車合図音発生手段を作動させて運転
手に降車合図を送る車両の降車合図装置において、前記
車両の降車口の開放、または手動操作により断路される
給電線に第1の自己保持手段と第2の自己保持手段とを
並列に接続し、前記第1の自己保持手段を構成している
自己保持用接点に並列に一般乗客用の降車合図スイッチ
手段を少なくとも1個接続し、かつ前記第1の自己保持
手段により保持される接点に第1の降車合図音発生手段
を接続し、また前記第2の自己保持手段の自己保持用接
点に並列に車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段を少な
くとも1個接続し、かつ前記第2の自己保持手段により
保持される接点に前記第1の降車合図音発生手段とは異
なる音を発生する第2の降車合図音発生手段を接続し
た。本発明において前記降車口とは、専用の降車口や乗
車と降車の両方を行う乗降口を含み実質的に下車する際
に使用できる出口を意味する。
を収容するスペースを備え、乗客による降車合図スイッ
チ手段の操作により降車合図音発生手段を作動させて運
転手に降車合図を送る車両の降車合図装置において、前
記車両の降車口の開放、または手動操作により断路され
る給電線に第1の自己保持手段と第2の自己保持手段と
を並列に接続し、前記第1の自己保持手段を構成してい
る自己保持用接点に並列に一般乗客用の降車合図スイッ
チ手段を少なくとも1個接続し、かつ前記第1の自己保
持手段により保持される接点に第1の降車合図音発生手
段を接続し、また前記第2の自己保持手段の自己保持用
接点に並列に車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段を少
なくとも1個接続し、かつ前記第2の自己保持手段によ
り保持される第1の接点に第2の降車合図音発生手段
を、前記第2の自己保持手段により保持される第2の接
点に前記第1の降車合図音発生手段を接続し、前記一般
乗客用の降車合図スイッチ手段の操作と前記車椅子乗客
用の降車合図スイッチ手段の操作とでは異なる音を発生
する。
己保持手段により保持される接点に前記一般乗客用の降
車合図スイッチ手段と対をなす一般乗客用の降車合図発
信済み表示手段を接続し、また前記第2の自己保持手段
により保持される接点に前記車椅子乗客用の降車合図ス
イッチ手段と対をなす車椅子乗客用の降車合図発信済み
表示手段と前記一般乗客用の降車合図発信済み表示手段
とを接続した。
が、音色もしくは音の高さ、またはこれらの組み合わせ
である。
客用の降車合図スイッチ手段が、車両壁側に設けられた
背ずり部と両側面の後部を支持軸により回動可能に軸支
された腰掛部とを備える折り畳み椅子の該腰掛部の裏面
に設けられ、前記腰掛部の折り畳みにより前記車椅子乗
客を収容するスペースが確保される。
客用の降車合図スイッチ手段に接続される導電体が、前
記腰掛部内部を経由し、該腰掛部の後部側面から引き出
されるか、または前記腰掛部内部を経由し、該腰掛部の
側部側面の内、前記支持軸近傍乃至前記腰掛部の後部側
面に至る領域から引き出されて前記車両壁に引き込まれ
ている。
降車合図スイッチ手段の操作と、車椅子乗客用の降車合
図スイッチ手段の操作とでは異なる音が発生して、一般
乗客と車椅子乗客との降車要求を識別可能ならしめる。
により降車要求が発せられていても、車椅子乗客用の降
車合図発信済み表示手段には降車合図発信済みの表示が
行なわれず、したがって車椅子乗客に対して降車合図ス
イッチ手段の操作を促す。また車椅子乗客により降車合
図が発せられている場合には、一般乗客用の降車合図発
信済み表示手段にも降車合図発信済みを表示するから、
一般乗客の降車合図スイッチ手段の操作を不要ならしめ
る。
用の降車合図スイッチ手段と車椅子乗客用の降車合図ス
イッチ手段との操作では、それぞれ異なる音の降車降車
合図音発生手段が作動して車椅子乗客の降車要求を容易
に認識させる。
用の降車合図スイッチ手段が操作されると、第1の降車
合図音発生手段が作動する。一方、車椅子乗客用の降車
合図スイッチ手段が操作されると、第1及び第2の降車
合図音発生手段が共に作動する。これにより、運転手は
車椅子乗客の降車要求を認識する。
用の降車合図スイッチ手段が操作された場合には、一般
乗客用の降車合図発信済み表示手段だけに降車合図発信
済みの表示が行われ、車椅子乗客用の降車合図発信済み
表示手段には降車合図発信済みの表示が行なわれない。
また、車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段が操作され
た場合には、一般乗客用の降車合図発信済み表示手段と
車椅子乗客用の降車合図発信済み表示手段の両者に降車
合図発信済みの表示が行われる。
の高さと音の強さの内から区別しにくい音の強さを除い
て、一般乗客と車椅子乗客との降車合図音を、音色もし
くは音の高さ、またはこれらの組み合わせにより違えて
識別可能とする。これにより、誤認することなく明確に
区別しやすい異なる音が発せられる。
客が乗車していない場合には車椅子乗客用の降車合図ス
イッチ手段を操作し難い領域に位置させて一般乗客の誤
用を防止し、また折り畳み椅子を畳み込むことにより、
車椅子乗客を収容するスペースを確保し、同時に車椅子
乗客用の降車合図スイッチ手段を車椅子乗客の操作しや
すい領域に露出させる。
折り畳み、引出し操作時に導電体が外部から見えず、人
や荷物による断線もなく、また導電体の屈曲を最小限に
抑えて導電体の破断を防止する。
いて説明する。図1は、本発明の降車合図装置を備えた
路面電車の降車合図手段と車椅子収容スペース確保用椅
子の配置形態を示す図であって、路面電車1内には、車
内の壁面の複数個所に一般乗客用の降車合図手段2が、
着座した乗客と立客とが共に操作できる所定の高さに配
設されている。
2aと降車合図発信済み表示手段2bとが対をなすよう
に配されていて、本実施例では降車合図スイッチ手段2
aが押しボタンスイッチで構成され、降車合図発信済み
表示手段2bがボタン押し圧確認ランプで構成されてい
る。これら降車合図スイッチ手段2aと降車合図発信済
み表示手段2bは、車体壁4内に配線された図示しない
導電体に接続されている。
両壁4側に設けられた背ずり部10と、後部側の両端を
支持軸であるヒンジ11、11により回動可能に軸支さ
れた腰掛部12とから構成され、腰掛部12をヒンジ1
1により回動させて車体壁4側に収容可能な折り畳み椅
子13が設けられている。折り畳み椅子13は、図2
(a)、(b)に示したようにその腰掛部12が常時は
水平に引き出されて一般乗客の座席に供され、また、車
椅子乗客が乗車した際には、図2(c)に示したように
腰掛部12が略垂直に折り畳まれて車椅子の収容スペー
スを確保するように構成されている。
aには、図2(a)、(c)に示したように車椅子乗客
専用の降車合図手段3や、腰掛部12の引出し用の取っ
手14が設けられている。
2と同様に、図2(c)に示したように、降車合図スイ
ッチ手段3a、例えば押しボタンスイッチと、降車合図
発信済み表示手段3b、例えばボタン押し圧確認ランプ
とを対をなして配置して構成されている。これにより、
降車合図手段3は、折り畳み椅子13の使用時には、腰
掛部12の裏面12aに隠れ、また、折り畳み椅子13
の収納時、つまり車椅子の搭載時には、車椅子乗客が操
作しやすい位置に露出する。
合図発信済み表示手段3bに接続された導電体15は、
折り畳み椅子13の腰掛部12内を経由させて、腰掛部
12の後部の側面12bまで延長され、後部側面12b
から引出して車体の構造部材、例えば車体壁4内に引き
込まれている。
ように腰掛部12内を一方側のヒンジ11の近傍と腰掛
部12の後部側面12bとの間の領域Lまで延長し、こ
の領域Lの腰掛部12の側部側面12cから引き出して
車両壁14に引き込むこともできる。具体的には、ヒン
ジ11を中空にし、その中空内部を経由して腰掛部12
内から導電体15を車両壁14に引き込むようにすると
よい。
部側面12bや、またヒンジ11の近傍の側部側面12
cまでは腰掛部12内を経由させ、回転中心近傍で、か
つ腰掛部12の引出時に可及的に露出しない箇所から引
き出しているため、折り畳み椅子の折り畳み、引出し操
作時に導電体の屈曲を最小限に抑え、かつ人や荷物との
接触を防止して導電体15の破断を防止できる。
あって、図中符号20は、運転席に配置された制御部
で、本発明の降車口である乗降口に設けられた開放検出
手段、例えばリミットスイッチ50と、常閉スイッチで
あるリセットスイッチ45との直列回路を介して、主電
源に並列に接続された第1の自己保持手段26と第2の
自己保持手段30と、これら第1の自己保持手段26の
励磁コイル26aに駆動される接点27、28、及び第
2の自己保持手段30の励磁コイル30aに駆動される
接点31、32、33とにより構成されている。
6aと、この励磁コイル26aへの通電により閉となる
自己保持用接点26bとにより構成され、自己保持用接
点26bには、リード線W1により一般乗客用の全ての
降車合図手段2、2、2‥‥の押しボタンスイッチ等か
らなる降車合図スイッチ手段2aが並列に接続されてい
る。
27には、後述する第2の自己保持手段30の接点31
と、リード線W2により一般乗客用の全ての降車合図発
信済み表示手段2bと、降車合図表示手段23とが接続
されている。接点28には、通電後少なくとも運転手が
確認できる程度の時間、例えば数秒の経過後にタイムア
ップするタイマリレーT1、及びタイマリレーT1のタ
イムアップで開となる接点22と一般乗客用の第1の降
車合図音発生手段21との直列回路が接続されている。
降車合図表示手段23は、運転中に視覚により容易に確
認できる位置に配置された運転手確認用の表示手段であ
る。この表示手段は、表示ランプ、発光ダイオード(L
ED)、レーザダイオードなどの発光素子やこれらのア
レイ体の他に、液晶表示パネル、プラズマ表示パネル
(PD)、エレクトロルミネッセンス表示パネル(E
L)、パネル表示素子、さらにはCRTなどの面表示可
能なディスプレイなどの表示手段を含むものである。
0aと、この励磁コイル30aへの通電により閉となる
自己保持用接点30bとにより構成され、自己保持用接
点30bには、リード線W1’により車椅子乗客用の降
車合図手段3の押しボタンスイッチ等からなる降車合図
スイッチ手段3aが並列に接続されている。
31には、前述した接点27と降車合図表示手段23と
一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bとが接続さ
れている。接点32には、リード線W2’により車椅子
乗客用の降車合図発信済み表示手段3bが接続されてい
る。接点33には、通電後、少なくとも運転手が確認で
きる程度の時間、例えば数秒の経過後にタイムアップす
るタイマリレーT2、及びタイマリレーT2のタイムア
ップで開となる接点25と車椅子乗客用の第2の降車合
図音発生手段24との直列回路が接続されている。
第2の降車合図音発生手段24とには、これらから発生
するそれぞれの合図音が、容易に聞き分けられる異なる
音を発生する音響発生手段が用いられている。
高さ若しくは音の強さ、またはこれらの組み合わせによ
る相互に異なった音を意味するが、音の強さは区別しに
くいので、この音の強さを除いた音色もしくは音の高
さ、またはこれらの組み合わせによる相互に異なった音
を発するようにするのが好ましい。また、音響発生手段
は、チャイムやブザーの他に、音響信号発生手段からの
信号を受けるスピーカ等の電気ー音響変換手段により構
成することができる。
子乗客に先立って降車要求を運転手に送るべく一般乗客
用の降車合図スイッチ手段2aを操作すると、第1の自
己保持手段26の励磁コイル26aに通電され、接点2
6bが閉となて自己保持状態となり、接点27、接点2
8が閉となる。
に降車要求が表示され、また一般乗客用の降車合図発信
済み表示手段2bに降車合図発信済み表示が表示され
る。接点28の閉により第1の降車合図音発生手段21
が一般乗客の降車合図音を発生する。そして、第1の降
車合図音発生手段21が作動してから数秒後に、タイマ
リレーT1がタイムアップして接点22を開き、第1の
降車合図音発生手段21による一般乗客用の降車合図音
が止む。
た場合には、第2の自己保持手段30が非自己保持状態
を維持しているため、車椅子乗客用の降車合図発信済み
表示手段3bには降車合図発信済みの表示が行なわれな
い。したがって、車椅子乗客は、降車の際には車椅子乗
客用の降車合図スイッチ手段3aを操作することの必要
性を意識する。
てリセットスイッチ45を操作して第1の自己保持手段
26への通電を絶ったり、また乗客を降車させるべく乗
降口のドアを開くと、リミットスイッチ50が開となっ
て第1の自己保持手段26への通電が断たれて、第1の
自己保持手段26の自己保持状態が解除される。
動される接点27、及び接点28が開となる。接点27
の開により降車合図表示手段23の表示が消え、また接
点28の開により一般乗客用の降車合図発信済み表示手
段2bの表示が消える。
は、図2(c)に示したように折り畳み椅子13の腰掛
部12が折り畳まれてスペースが確保され、同時に腰掛
部12の裏面の車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段3
aが車椅子乗客の手が届く範囲に露出する。
め、一般乗客に先立って降車合図を運転手に送るべく車
椅子乗客用の降車合図スイッチ手段3aを操作すると、
励磁コイル30aに通電され自己保持用接点30bが閉
となとなって第2の自己保持手段30が自己保持状態と
なり、接点31、接点32、及び接点33が閉となる。
と一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bに通電さ
れ、降車要求がある旨を運転手に知らせる表示が降車合
図表示手段23になされ、また降車合図発信済み表示手
段2bに降車合図発信済みの表示がなされる。また、接
点32の閉により車椅子乗客用の降車合図発信済み表示
手段3bに降車合図発信済みの表示される。接点33に
閉により、タイマリレーT2と第2の降車合図音発生手
段24とに通電されて、第1の降車合図音発生手段21
とは異なる合図音が第2の降車合図音発生手段24から
発せられる。もとより、第2の降車合図音発生手段24
による合図音は、一般乗客の合図音とは異なっているか
ら、運転手は、車椅子乗客による降車要求であることを
容易に知る。そして、第2の降車合図音発生手段24が
作動してから数秒後に、タイマリレーT2がタイムアッ
プして接点25を開き、第2の降車合図音発生手段24
による車椅子乗客用の降車合図音が止む。
一般乗客が降車合図を送ろうとすると、一般乗客用の降
車合図手段2の降車合図発信済み表示手段2bには既に
降車合図発信済みの表示が行われているから、一般乗客
は降車合図スイッチ手段2aを操作する必要性を感じな
い。これにより、一般乗客の降車合図スイッチ手段の操
作を不要としつつ、降車合図表示手段23の表示や降車
合図音発生手段21の合図音が防止される。
より降車要求の存在を確認し、かつ一般乗客用の降車合
図音とは異なる車椅子乗客の降車合図音を聞いて車椅子
乗客の降車要求であることを知って、車椅子乗客の降車
を円滑かつ迅速に介助するための心づもりをする。
開にさせたり、また乗客を降車させるべく乗降口のドア
を開いてリミットスイッチ50を開にさせると、第2の
自己保持手段30への通電が断たれて自己保持状態が解
除される。これにより接点31が開となって降車合図表
示手段23と一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2
bの表示が消える。また、接点32も開となって車椅子
乗客用の降車合図発信済み表示手段3bの表示が消え
る。
車合図を送っている状態では、前述したごとく一般乗客
用の降車合図発信済み表示手段2bには降車合図発信済
みの表示が行われているものの、車椅子乗客用の降車合
図発信済み表示手段3bには降車合図発信済みの表示が
行なわれていないから、車椅子乗客は次の停留所で降車
したい場合には降車合図を送る必要性を感じて降車合図
スイッチ手段3aを操作する。
ッチ手段3aを操作すると、第2の自己保持手段30が
自己保持状態となって接点31、接点32、及び接点3
3が閉となる。接点31の閉により降車合図表示手段2
3に降車要求が表示される。接点32の閉により車椅子
乗客用の降車合図発信済み表示手段3bに降車合図発信
済みの表示が行われ、接点33の閉により第2の降車合
図音発生手段24から合図音が発生する。なお、一般乗
客による合図が既に送られてて降車合図表示手段23と
一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bは表示状態
にあるから、接点31の閉による降車合図表示手段23
と一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bへの通電
によっては、降車合図表示手段23及び一般乗客用の降
車合図発信済み表示手段2bの表示形態に実質的な影響
を与えることはない。そして、第2の降車合図音発生手
段24が作動してから数秒後に、タイマリレーT2がタ
イムアップして接点25を開き、第2の降車合図音発生
手段24による車椅子乗客用の降車合図音が止む。
による一般乗客とは異なる合図音により、一般乗客の他
に車椅子乗客が降車することを確実に知り、車椅子乗客
の降車を円滑かつ迅速に介助するための心づもりができ
る。
開にさせたり、また乗客を降車させるべく乗降口のドア
を開いてリミットスイッチ50を開にさせると、第1の
自己保持手段26、及び第2の自己保持手段30への通
電が断たれて自己保持状態が解除される。接点27及び
接点31が開となって降車合図表示手段23の表示と一
般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bの表示とが消
える。接点32が開となって車椅子乗客用の降車合図発
信済み表示手段3bの表示が消える。
降車合図スイッチ手段2aを操作すると、第1の降車合
図音発生手段21が作動して一般乗客の降車を知らせる
合図音が発生させるとともに、一般乗客用の降車合図発
信済み表示手段2bだけに降車合図発信済みの表示を行
わせ、車椅子乗客用の降車合図発信済み表示手段3bに
は降車合図発信済みの表示を行わせない。
車したい場合には降車合図を送る必要性を感じ、降車合
図スイッチ手段3aを操作することになる。
れると、降車合図発音体24から一般乗客とは異なる合
図音が発生するから、運転手は車椅子乗客の降車要求を
確実に認識でき、迅速に介助することができる。
チ手段3aを操作すると、第2の降車合図音発生手段2
4に通電されて車椅子乗客の降車を知らせる合図音が発
生するとともに、車椅子乗客用の降車合図発信済み表示
手段3bのみならず、一般乗客用の降車合図発信済み表
示手段2bにも降車合図発信済みの表示がさなれる。し
たがって、降車合図スイッチ手段2aの操作を防止する
とともに、まぎらわしい合図の発生を防止することがで
きる。
段2a,3aの操作とは、降車合図スイッチ手段2a、
3aが押しボタンスイッチにより構成されている場合に
は押圧操作を、またレバースイッチにより構成されてい
る場合にはレバーの移動操作を、接触感応スイッチによ
り構成されている場合にタッチを意味し、各種スイッチ
を閉または開とし降車合図音発生手段21、24等を作
動させることを意味する。
であって、図3に示した第1実施例における第2の自己
保持手段30に接点34を追加付設し、この接点34に
一般乗客用の降車合図音を発生する第1の降車合図音発
生手段21を接続したものである。なお、図3の構成要
素と同一のものには同一の符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
図スイッチ手段2aが操作されると、前述のごとく第1
の自己保持手段26が自己保持状態となり、接点27、
及び接点28が閉となる。接点27に閉により降車合図
表示手段23が降車要求を表示し、一般乗客用の降車合
図発信済み表示手段2bが降車合図発信済みの表示を行
う。接点28の閉により第1の降車合図音発生手段21
から一般乗客用の降車合図音を発生する。その後、タイ
マーリレーT1のタイムアップにより合図音が停止す
る。なお、この状態では車椅子乗客用の降車合図発信済
み表示手段3bは未表示状態を維持している。
要求を発するべく、降車合図スイッチ手段3aを操作す
ると、第2の自己保持手段30が自己保持状態となっ
て、接点31、接点32、接点33、及び接点34とが
閉となる。接点31の閉により降車合図表示手段23に
降車要求が表示される。接点32の閉により車椅子乗客
用の降車合図発信済み表示手段3bに降車合図発信済み
の表示がなされる。接点33と接点34との閉により第
2の降車合図音発生手段24’と第1の降車合図音発生
手段21とが共に作動して、合成音により一般乗客の場
合とは異なる合図音を発生することになる。なお、一般
乗客による合図が既に送られてて降車合図表示手段23
と一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bは表示状
態にあるから、接点31の閉による降車合図表示手段2
3と一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bへの通
電によっては、降車合図表示手段23及び一般乗客用の
降車合図発信済み表示手段2bの表示形態に実質的な影
響を与えることはない。運転手は、降車合図表示手段2
3の表示により降車要求が発せられたことを知り、同時
に合図音の相違により車椅子乗客による降車要求である
ことを確実に知ることができる。
ムアップにより合図音が停止する。そして、運転手によ
る操作により自己保持手段26、30の自己保持状態が
解除されると、制御部20が次の降車合図を発信できる
状態に復帰する。
スイッチ手段3aを操作して降車要求を発すると、第2
の自己保持手段30が自己保持状態となり、接点31、
32、33、及び接点34が閉となる。
が降車要求を、また一般乗客用の降車合図発信済み表示
手段2bが降車合図発信済みの表示を行う。接点32の
閉により車椅子乗客用の降車合図発信済み表示手段3b
が降車合図発信済みの表示を行う。接点33と接点34
との閉により第2の降車合図音発生手段24’と第1の
降車合図音発生手段21とが共に作動する。
より、降車要求が発せられたこととを知り、同時に第1
の降車合図音発生手段21と第2の降車合図音発生手段
24’との合図音によりそれが車椅子乗客による降車要
求であることを確認して、円滑かつ迅速に介助するため
の心づもりができる。
でに、一般乗客が降車合図を送ろうとすると、一般乗客
用の降車合図発信済み表示手段2bには既に降車合図発
信済みの表示が行われているから、一般乗客は降車合図
スイッチ手段2aを操作する必要性を感じない。これに
より、無用な合図音の発生が防止される。
ムアップにより合図音が停止し、運転手による操作によ
り自己保持手段30の自己保持状態が解除されると、制
御部20が次の降車合図を発信できる状態に復帰する。
降車合図スイッチ手段2aを操作した場合には、第1の
降車合図音発生手段21だけが作動して一般乗客の降車
を知らせる合図音が発生させ、一般乗客用の降車合図発
信済み表示手段2bだけに降車合図発信済みの表示を行
わせて、車椅子乗客用の降車合図発信済み表示手段3b
には降車合図発信済みの表示を行わせない。
車したい場合には、降車合図を送る必要性を感じて降車
合図スイッチ手段3aを操作することになる。降車合図
スイッチ手段3aの操作により、第1の降車合図音発生
手段21と第2の降車合図音発生手段24’とが共に作
動して車椅子乗客の降車合図音が発生するから、運転手
は、車椅子乗客による追加の降車要求を確実に知り、迅
速に介助することができる。
チ手段3aを操作すると、第1の降車合図音発生手段2
1と、第2の降車合図音発生手段24’とが共に作動し
て車椅子乗客の降車合図音が発生する。そして前述の実
施例と同様に車椅子乗客用の降車合図発信済み表示手段
3bばかりでなく、一般乗客用の降車合図発信済み表示
手段2bにも降車合図発信済みの表示がさなれるから、
一般乗客による降車合図スイッチ手段2aの操作を不要
とし、またまぎらわし合図の発信を防止することができ
る。
であって、図3に示した第1実施例の第1の自己保持手
段26に接点29を新たに付設し、また、第2の自己保
持手段30には、図3の実施例における接点33、つま
り第2の降車合図音発生手段24を作動させる接点だけ
を残し、接点35、36を付設したものである。
の降車合図発信済み表示手段2bを接続し、また、接点
35に車椅子乗客の降車要求を表示する降車合図表示手
段37と、リード線w2’により車椅子乗客用の降車合
図発信済み表示手段3bとを接続し、さらに接点36
に、接点29と、リード線w2により一般乗客用の降車
合図発信済み表示手段2bの全てに接続されている。
図スイッチ手段2aが操作されると、第1の自己保持手
段26が自己保持状態となり、接点27、28、29が
閉となる。接点27の閉により降車合図表示手段23に
一般乗客の降車を知らせる表示がなされる。接点28の
閉により第1の降車合図音発生手段21が一般乗客用の
合図音が発生する。接点29の閉により一般乗客用の降
車合図発信済み表示手段2bが降車合図発信済み表示を
行う。運転手は、第1の降車合図音発生手段21による
合図音により一般乗客の降車要求を知るとともに、降車
合図表示手段23の表示によっても一般乗客から降車要
求があったことを確認することができる。
プにより合図音が停止する。この状態では、第2の自己
保持手段30が非自己保持状態を維持していて、車椅子
乗客用の降車合図発信済み表示手段3bには降車要求発
信済みの表示がなされていないから、車椅子乗客が降車
したい場合には、降車合図を送る必要性を感じる。
手段3aを操作すると、第2の自己保持手段30が自己
保持状態となり、接点33、接点35、接点36が閉と
なる。接点33の閉により第2の降車合図音発生手段2
4から一般乗客の降車合図音とは異なる合図音が、接点
35の閉により降車合図表示手段37が車椅子乗客の降
車要求を、車椅子用の降車合図発信済み表示手段3bが
降車合図発信済みの表示を行う。なお、接点36の閉に
より一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bに通電
されるが、すでに一般乗客の降車合図の発信により降車
合図発信済み表示手段2bに表示がなされているから、
接点36の閉による降車合図発信済み表示手段2bの実
質的変化は生じない。
による一般乗客とは異なる合図音により車椅子乗客の降
車要求を知るとともに、降車合図表示手段37の表示に
よっても車椅子乗客の降車要求を確認することができ
る。
プにより合図音が停止する。そして、運転手による操作
により自己保持手段26、30の自己保持状態が解除さ
れると、制御部20が次の降車合図を発信できる状態に
復帰する。
客が降車合図スイッチ手段3aを操作すると、第2の自
己保持手段30が自己保持状態となり、接点33、3
5、36が閉となる。接点33の閉により第2の降車合
図音発生手段24が作動し、接点35の閉により車椅子
乗客用の降車合図表示手段37と車椅子乗客用の降車合
図発信済み表示手段3bが降車合図発信済みの表示を行
い、さらに接点36の閉により一般乗客用の降車合図発
信済み表示手段2bが降車合図発信済みの表示を行う。
発生手段24による一般乗客とは異なる合図音により車
椅子乗客の降車要求を知るとともに、降車合図表示手段
37の表示によっても車椅子乗客の降車要求を確認する
ことができる。そして、一般乗客用の降車合図発信済み
表示手段2bにも降車合図発信済みの表示がさなれるか
ら、一般乗客は降車合図スイッチ手段2aの操作の必要
性を感じない。
プにより合図音が停止し、運転手による操作により自己
保持手段30の自己保持状態が解除されると、制御部2
0が次の降車合図を発信できる状態に復帰する。
降車合図スイッチ手段2aを操作した場合には、第1の
降車合図音発生手段21と、第1の降車合図表示手段2
3が作動して一般乗客の降車を知らせる。そして降車合
図発信済みの表示は、一般乗客用の降車合図発信済み表
示手段2bにのみ行われて、車椅子乗客用の降車合図発
信済み表示手段3bには降車合図発信済みの表示が行わ
れないから、車椅子乗客に対して次の停留所で降車した
い場合には、降車合図を送る必要性を感じて降車合図ス
イッチ手段3aを操作することになる。降車合図スイッ
チ手段3aが操作されると、第2の降車合図音発生手段
24と第2の降車合図表示手段37が共に作動するか
ら、運転手は、聴覚と視覚とによって、車椅子乗客の降
車要求を確実に確認することができる。
チ手段3aを操作すると、第2の降車合図音発生手段2
5の合図音と第2の降車合図表示手段37の表示によっ
て車椅子乗客の降車要求を確実に知ることができ、しか
も一般乗客用の降車合図発信済み表示手段2bにも降車
合図発信済みの表示がさなれるから、一般乗客による降
車合図スイッチ手段2aの操作を不要とし、またまぎら
わし合図の発信を防止することができる。
であって、図4に示した第2実施例の第2の自己保持手
段30において、接点33と接点34、つまり第2の降
車合図音発生手段24’と第1の降車合図音発生手段2
1とを作動させる接点だけを残し、図5の実施例の接点
35と、新たに接点38を追加付設し、接点35には降
車合図表示手段37と、リード線w2’により車椅子乗
客用の降車合図発信済み表示手段3bとを接続し、接点
38にはリード線W2により一般乗客用の降車合図発信
済み表示手段2b、2b、2b‥‥を接続したものであ
る。
図スイッチ手段2aが操作されると、第1の自己保持手
段26が自己保持状態となり、接点27、及び接点28
が閉となる。接点27の閉により降車合図表示手段23
が一般乗客の降車要求の表示を、また一般乗客用の降車
合図発信済み表示手段2bが降車合図発信済み表示を行
い、接点28の閉により第1の降車合図音発生手段21
が合図音を発する。第1の降車合図音発生手段21の合
図音と降車合図表示手段23の表示との両方から運転手
は一般乗客の降車要求を知ることができる。その後、タ
イマーリレーT1のタイムアップにより合図音が停止す
る。この状態では、前述のごとく車椅子乗客用の降車合
図発信済み表示手段3bは未表示状態を維持している。
降車要求を発すべく、降車合図スイッチ手段3aが操作
されると、第2の自己保持手段30が自己保持状態とな
り、接点33、接点34、接点35、及び接点38が閉
となる。接点33の閉により第2の降車合図音発生手段
24’から合図音が、接点34の閉により第1の降車合
図音発生手段21から合図音が発生する。接点35の閉
により降車合図表示手段37が車椅子乗客の降車要求
を、車椅子用の降車合図発信済み表示手段3bが降車合
図発信済みの表示を行う。接点38の閉により一般乗客
用の降車合図表示手段23が降車要求を、一般乗客用の
全ての降車合図発信済み表示手段2bが降車合図発信済
みを表示する。
発生手段21と第2の降車合図音発生手段24’との合
成音からなる一般乗客とは異なる合図音により車椅子乗
客の降車要求を知るとともに、2つの降車合図表示手段
23、37との表示によっても車椅子乗客の降車要求を
確認することができる。
ムアップにより合図音が停止する。そして、運転手によ
る操作により自己保持手段26、30の自己保持状態が
解除されると、制御部20が次の降車合図を発信できる
状態に復帰する。
車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段3aを操作する
と、第2の自己保持手段30が自己保持となり、接点3
3、接点34、接点35、及び接点38とが閉となる。
接点33と接点34の閉により第2の降車合図音発生手
段24’と、第1の降車合図音発生手段21とが共に合
図音を発する。接点35の閉により降車合図表示手段3
7が車椅子乗客の降車要求を表示し、車椅子乗客用の降
車合図発信済み表示手段3bが降車合図発信済みの表示
を行う。接点38の閉により降車合図表示手段23が表
示を行い、一般乗客用の全ての降車合図発信済み表示手
段2bが降車合図発信済みの表示を行う。運転手は、2
つの降車合図音発生手段21と24’による合図音と、
2つの降車合図表示手段23と37との表示により、運
転手は車椅子乗客の降車要求を確実に知ることができ
る。その後、タイマーリレーT1、T2のタイムアップ
により合図音が停止する。
要求を発しようとすると、一般乗客用の全ての降車合図
発信済み表示手段2bが既に降車合図送信済みの表示を
行っているから、一般乗客の降車合図スイッチ手段の操
作を不要と感じる。
手段30の自己保持状態が解除されると、制御部20が
次の降車合図を発信できる状態に復帰する。
降車合図スイッチ手段2aを操作した場合には、第1の
降車合図音発生手段21と、第1の降車合図表示手段2
3が作動して一般乗客の降車を知らせる。そして降車合
図発信済みの表示は、一般乗客用の降車合図発信済み表
示手段2bにのみ行われて、車椅子乗客用の降車合図発
信済み表示手段3bには降車合図発信済みの表示が行わ
れないから、車椅子乗客に対して次の停留所で降車した
い場合には、降車合図を送る必要性を感じて降車合図ス
イッチ手段3aを操作することになる。
と、第1、第2の降車合図音発生手段23、24、共に
合図音を発生し、しかも第2の降車合図表示手段37が
降車要求を表示するから、運転手は、聴覚と視覚とによ
って、車椅子乗客の降車要求を確実、かつ容易に確認す
ることができる。
チ手段3aを操作すると、第1、第2の降車合図音発生
手段23、24、共に合図音を発生し、第1、第2の降
車合図表示手段23、37が共に表示する。運転手は、
聴覚と視覚とによって、車椅子乗客の降車要求を確実、
かつ容易に確認することができる。また、一般乗客用の
降車合図発信済み表示手段2bが既表示状態となるか
ら、一般乗客による無用な降車合図の発信や、降車合図
スイッチ手段2aの操作を防止することができる。
の実施例を示すものであって、それぞれ図3乃至図6に
示した実施例における一般乗客用の降車合図発信済み表
示手段2bと車椅子乗客用の降車合図発信済み表示手段
3bとに独立に電力を供給しているリード線W2、W
2’を一本のリード線W3により共通接続したものであ
る。
それぞれの合図音発生手段、及び降車合図表示手段は、
第1乃至第4の実施例におけるものと同一の動作を行う
ものの、一般乗客用の降車合図スイッチ手段2aまたは
車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段3aのいずれか一
方の降車合図スイッチ手段の操作により、全ての降車合
図発信済み表示手段2b、3bが点灯する点で相違す
る。この相違により、一般乗客が既に降車合図を送った
ことを車椅子乗客が容易に確認することができるばかり
でなく、制御部20と降車合図発信済み表示手段2b、
3bとを接続するリード線の本数を削減できる。
客用の降車合図スイッチ手段と車椅子乗客用の降車合図
発信済み表示手段とを対にした降車合図手段を用いた場
合について説明したが、車椅子乗客を収容するスペース
には車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段だけを設けた
り、また図7乃至図10に示した第5乃至第8の実施例
のごとく、車椅子乗客に降車合図スイッチ手段の操作の
必要性を認識させることができない構成では、車椅子乗
客の降車時に降車合図スイッチ手段の積極的操作を喚起
するために、別の手段を設けるが望ましい。
車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段の近傍に、「車椅
子の方が降車する際には必ずこの釦を押してください」
などの表示3cを付したり、あるいは、図11(b)に
示したように、一般乗客用の降車合図発信済み表示手段
を駆動する電力で、「車椅子の方が降車する場合には、
必ずこのボタンを押して下さい」などの照明付き表示3
dを設けて、一般乗客とは独立して合図を送ることの必
要性を認識させるのが望ましい。また、車椅子の搭載ス
ペースを確保するために、折り畳み椅子13が折り畳ま
れたことを検出して、前述の注意事項を少なくとも1回
のアナウンスして前もって注意を喚起してもよい。
図スイッチ手段と降車合図発信済み表示手段とを同一の
基台に配設して一体に構成した降車合図手段を用いた場
合について説明したが、降車合図スイッチ手段は操作し
やすい位置に、また降車合図発信済み表示手段は見やす
い位置に分離して設けてもよい。また、車椅子収容スペ
ースの近傍には、車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段
を複数配置し、これらのスイッチ手段を一般乗客用の降
車合図スイッチ手段と同様にリード線W1’に並列に接
続すると、車椅子乗客にとっては操作に便利である。
点で構成された降車合図スイッチ手段2a、3aを操作
することで接点を閉とさせて、自己保持手段26、30
を自己保持状態に切換えているが、常閉接点で構成され
たスイッチを用いた場合には、インバータ等の信号反転
手段を介在させて自己保持手段26、30に接続するこ
とにより、スイッチの閉から開への切り替わりで自己保
持手段を自己保持状態に切換えることができる。
を用いた場合について説明したが、リレー回路のアナロ
ジーに基づいて半導体等の固体リレーを用いて同一機能
の装置を構成できることは明らかである。
以下のような効果がある。請求項1及び請求項3に記載
の発明によれば、一般乗客用の降車合図スイッチ手段の
操作と、車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段とでは異
なる合図音が発生するから、運転手は、車椅子乗客の降
車要求を容易、かつ確実に認識できて、車椅子乗客の降
車を確実、かつ迅速に介助することができる。請求項2
及び請求項5に記載の発明によれば、一般乗客の降車合
図スイッチ手段の操作が既に終了していても車椅子乗客
に降車合図スイッチ手段の操作を促すことができる一
方、車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段の操作が既に
終了している場合には、一般乗客には降車合図スイッチ
手段の操作を不要ならしめることができる。請求項4の
発明によれば、車椅子乗客の降車時には車椅子乗客用の
合図音に加えて一般乗客用の合図音をも発生させて、降
車要求が有り、かつ車椅子の乗客の降車があることを運
転手に確実に知らせることができる。請求項6の発明に
よれば、誤認することなく明確に区別しやすい異なる音
が発せられる。請求項7の発明によれば、常時は一般乗
客に座席を提供し、また車椅子乗客が乗車した場合には
車椅子を収容するスペースを確保でき、一般乗客による
誤用を防止しつつ、車椅子乗客が操作しやすい位置に降
車合図スイッチ手段を配置することができる。請求項8
の発明によれば、折り畳み椅子の折り畳み、及び引出し
による導電体の屈曲が最小限となり断線を防止でき、ま
た乗客や荷物との接触が少なくなるとともに、合わせて
断線を防止することができる。
合図手段と車椅子収容スペース確保用の折り畳み椅子の
配置形態を示す図である。
ス確保用折り畳み椅子の一実施例を示すものであって、
図(a)、(b)は、それぞれ同上車椅子収容スペース
確保用椅子が引き出された状態での側面図と上面図、及
び図(c)は折り畳まれた状態での上面図であり、図
(d)は、導電体の配線方法の他の実施例を、腰掛部の
側部を露出させて示す側面図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
路図である。
降車合図をなさせる降車合図手段の他の実施例を示す図
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 車椅子乗客を収容するスペースを備え、
乗客による降車合図スイッチ手段の操作により降車合図
音発生手段を作動させて運転手に降車合図を送る車両の
降車合図装置において、 前記降車合図スイッチ手段が、一般乗客用の降車合図ス
イッチ手段と、前記車椅子乗客が操作可能な位置に設け
られた車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段とにより構
成され、また前記降車合図音発生手段が、前記一般乗客
用の降車合図スイッチ手段の操作と前記車椅子乗客用の
降車合図スイッチ手段の操作とでは異なる音を発生する
降車合図装置。 - 【請求項2】 前記一般乗客用の降車合図スイッチ手段
と前記車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段とにそれぞ
れ対をなして降車合図発信済み表示手段を設け、前記一
般乗客用の降車合図スイッチ手段の操作により前記一般
乗客用の降車合図発信済み表示手段だけが降車合図発信
済み表示を行い、また前記車椅子乗客用の降車合図スイ
ッチ手段の操作により前記降車合図発信済み表示手段の
全てが降車合図発信済み表示を行う請求項1に記載の降
車合図装置。 - 【請求項3】 車椅子乗客を収容するスペースを備え、
乗客による降車合図スイッチ手段の操作により降車合図
音発生手段を作動させて運転手に降車合図を送る車両の
降車合図装置において、 前記車両の降車口の開放、または手動操作により断路さ
れる給電線に第1の自己保持手段と第2の自己保持手段
とを並列に接続し、前記第1の自己保持手段を構成して
いる自己保持用接点に並列に一般乗客用の降車合図スイ
ッチ手段を少なくとも1個接続し、かつ前記第1の自己
保持手段により保持される接点に第1の降車合図音発生
手段を接続し、また前記第2の自己保持手段の自己保持
用接点に並列に車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段を
少なくとも1個接続し、かつ前記第2の自己保持手段に
より保持される接点に前記第1の降車合図音発生手段と
は異なる音を発生する第2の降車合図音発生手段を接続
した降車合図装置。 - 【請求項4】 車椅子乗客を収容するスペースを備え、
乗客による降車合図スイッチ手段の操作により降車合図
音発生手段を作動させて運転手に降車合図を送る車両の
降車合図装置において、 前記車両の降車口の開放、または手動操作により断路さ
れる給電線に第1の自己保持手段と第2の自己保持手段
とを並列に接続し、前記第1の自己保持手段を構成して
いる自己保持用接点に並列に一般乗客用の降車合図スイ
ッチ手段を少なくとも1個接続し、かつ前記第1の自己
保持手段により保持される接点に第1の降車合図音発生
手段を接続し、また前記第2の自己保持手段の自己保持
用接点に並列に車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段を
少なくとも1個接続し、かつ前記第2の自己保持手段に
より保持される第1の接点に第2の降車合図音発生手段
を、前記第2の自己保持手段により保持される第2の接
点に前記第1の降車合図音発生手段を接続し、前記一般
乗客用の降車合図スイッチ手段の操作と前記車椅子乗客
用の降車合図スイッチ手段の操作とでは異なる音を発生
する降車合図装置。 - 【請求項5】 前記第1の自己保持手段により保持され
る接点に前記一般乗客用の降車合図スイッチ手段と対を
なす一般乗客用の降車合図発信済み表示手段を接続し、
また前記第2の自己保持手段により保持される接点に前
記車椅子乗客用の降車合図スイッチ手段と対をなす車椅
子乗客用の降車合図発信済み表示手段と前記一般乗客用
の降車合図発信済み表示手段とを接続した請求項3また
は請求項4に記載の降車合図装置。 - 【請求項6】 前記異なる音が、音色もしくは音の高
さ、またはこれらの組み合わせである請求項1乃至請求
項5の1に記載の降車合図装置。 - 【請求項7】 前記車椅子乗客用の降車合図スイッチ手
段が、車両壁側に設けられた背ずり部と両側面の後部を
支持軸により回動可能に軸支された腰掛部とを備える折
り畳み椅子の該腰掛部の裏面に設けられ、前記腰掛部の
折り畳みにより前記車椅子乗客を収容するスペースが確
保される請求項1乃至請求項6のいずれかの1に記載の
降車合図装置。 - 【請求項8】 前記車椅子乗客用の降車合図スイッチ手
段に接続される導電体が、前記腰掛部内部を経由し、該
腰掛部の後部側面から引き出されるか、または前記腰掛
部内部を経由し、該腰掛部の側部側面の内、前記支持軸
近傍乃至前記腰掛部の後部側面に至る領域から引き出さ
れて前記車両壁に引き込まれている請求項7に記載の降
車合図装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24483198A JP3605615B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 降車合図装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24483198A JP3605615B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 降車合図装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000071847A true JP2000071847A (ja) | 2000-03-07 |
JP3605615B2 JP3605615B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=17124616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24483198A Expired - Lifetime JP3605615B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 降車合図装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3605615B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122863A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Nippon Cable Co Ltd | ゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置 |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP24483198A patent/JP3605615B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122863A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Nippon Cable Co Ltd | ゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3605615B2 (ja) | 2004-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3010150B2 (ja) | 乗物のシートの電気機器に電力を供給する装置 | |
JP3605615B2 (ja) | 降車合図装置 | |
JP2005161873A (ja) | 車室内音場制御システム | |
JP4120996B2 (ja) | 降車合図装置 | |
JPH11105547A (ja) | 車室側ドアハンドル表示照明装置 | |
JP2016010264A (ja) | 蓄電システム | |
JP2021142766A (ja) | 降車支援装置 | |
JP2925909B2 (ja) | メッセージ告知装置 | |
JP2005278301A (ja) | ノイズのマスキング方法 | |
US20060018489A1 (en) | Advanced digital vehicle microphone system and method having stop request chime capabilities | |
JP2009090715A (ja) | 車両の方向指示装置 | |
JP3773312B2 (ja) | トイレ用表示システム | |
CN115135593A (zh) | 用于电梯操作模式的通知装置和方法 | |
JP2003288617A (ja) | 指定座席管理装置及びその着席状況管理装置 | |
KR200430048Y1 (ko) | 여객용 차량의 승객호출 및 안전 모니터링 시스템 | |
JP3240654U (ja) | 置き去り防止装置 | |
JP2003138810A (ja) | 車両用キーレスエントリ装置 | |
JPH0755680Y2 (ja) | バス用降車伝達装置 | |
JPH09277886A (ja) | 自動車における警告装置 | |
JP2968687B2 (ja) | バス用車内監視装置 | |
KR20180094442A (ko) | 사람 많은 버스 안에 하차 여부 좌석 불빛을 인지하고 서있는 시간을 단축해 주는 장치 | |
JP2003063391A (ja) | 鉄道車両の乗客に対する降車駅到着報知方法およびその装置 | |
JP4319315B2 (ja) | 連結確認システム | |
KR20060003643A (ko) | 탑승객 의사 반영 시스템 | |
JP2024103142A (ja) | 車載報知システムおよびバス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040825 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040816 |
|
A59 | Written plea |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A59 Effective date: 20040922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |