JP2000070764A - 圧延油の浄化装置および浄化方法 - Google Patents

圧延油の浄化装置および浄化方法

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JP2000070764A JP10240617A JP24061798A JP2000070764A JP 2000070764 A JP2000070764 A JP 2000070764A JP 10240617 A JP10240617 A JP 10240617A JP 24061798 A JP24061798 A JP 24061798A JP 2000070764 A JP2000070764 A JP 2000070764A
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誠作 松蔭
Yasuhiro Fujita
康博 藤田
Kanji Fukumoto
貫二 福本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼帯の冷間圧延等に循環使用する圧延油の浄
化。 【解決手段】 圧延装置1で使用した異物を含む圧延油
を第1の遠心分離装置4に導入して異物を分離する。異
物が濃縮した圧延油を第2の遠心分離装置5に排出す
る。それとともに異物を分離後の清浄な圧延油を下流の
第3の遠心分離装置6に排出する。第3の分離装置6に
おいて更に異物を分離し、異物を分離後の清浄な圧延油
を下流の循環系統に排出する。異物が濃縮した圧延油は
第4の遠心分離装置7に排出する。第2、第4の分離装
置5、7において、それぞれ第1、第3の分離装置4、
6から排出された異物が濃縮した圧延油について更に異
物を濃縮分離し、濃縮分離した異物を系外に排出する。
異物を分離後の清浄な圧延油は第1の分離装置4の上流
あるいは第1または第3の分離装置4、6の下流の圧延
油の循環系統に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯の冷間圧延等
に循環使用する圧延油の浄化装置および浄化方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鋼帯の冷間圧延においては、冷却および
潤滑の両方を兼ねて、圧延油(クーラント)が循環使用
される。圧延油中には、冷却液としての水分の他に潤滑
のための少量の油分および添加剤が含まれている。圧延
油は、腐敗防止および固化防止の理由から、例えば、4
0〜60℃程度に加熱して使用されることが多い。
【0003】循環使用中に圧延油に異物が混入し、ロー
ル疵等の原因になるので、圧延油タンクや圧延油循環配
管等の圧延油の循環系統にフィルタを設置して圧延油の
異物を除去している。
【0004】異物を除去するフィルタとして、濾布等の
濾材を用いたフィルタや磁力を利用するマグネットセパ
レータ等が使用されている。濾布等の濾材を用いたフィ
ルタでは、圧延時に被圧延材料とロールとの摩耗によっ
て生じる微細な鉄粉を効率良く除去することが困難であ
り、また、濾布等の濾材は、これらが劣化する都度交換
する必要があるので、保守や材料コストの点でも問題が
ある。
【0005】マグネットセパレータは、微細な鉄粉のよ
うな磁性異物を吸引分離でき、また、前記フィルタに見
られる保守や材料コストの問題がない。しかし、マグネ
ットセパレータで圧延油を全量処理するには大容量のマ
グネットセパレータを必要とするため、実操業では設備
費用や設置スペースの制約から全量処理されておらず、
また、磁性異物以外の異物を吸引分離できないため、異
物の除去率が低いという問題がある。
【0006】異物を含んだ流体から異物を除去できる装
置として、サイクロン式遠心分離装置等の遠心分離装置
が公知である( 特公昭58−5709号公報等) 。図2
は、サイクロン式遠心分離装置を示す斜視図、図3は、
図2のA−A線断面図である。図2、図3に示す装置に
おいては、異物を含んだ流体が入口導管41から円筒形
の渦室42内の側壁接線方向に向けて供給される。異物
を含んだ流体が渦室42内を旋回することにより異物4
4が遠心分離され、更に下降した渦流体は案内羽根47
により瞬間的に急減速し、そのときの圧力エネルギーに
より固液分離される。異物44を分離後の液体は円筒形
の渦室42の中央に設けられた筒状内部部材43を通っ
て上部から外部に送出される。分離された異物44は自
重落下して円筒形の渦室42の底部のチャンバ45に堆
積する。チャンバ45内に堆積した異物44は、チャン
バ45底部の排出管46から内部圧力によって定期的あ
るいは連続的に外部に排出される。
【0007】サイクロン式遠心分離装置(以下、「分離
装置」という)は、通常、流体中の砂等の粒状物を遠心
分離して堆積し、堆積した粒状物を装置内圧によって自
然に外部に排出するものである。分離装置を用いて圧延
油の異物を除去することは原理的に可能であると考えら
れるが、これまで十分に検討されていない。
【0008】本発明者らが、分離装置を用いて圧延油の
異物を分離したところ、異物の除去率は高いが、除去さ
れた鉄粉等の異物と油分および水分とが混ざりあって高
粘度のゼリー状スカムになって堆積し、また、堆積部で
は低温になるため更に高粘度になり、分離装置ではこの
ような高粘度の異物を外部に排出することができず、圧
延油の異物除去に分離装置を使用しても効果的な異物除
去ができないことが分かった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、前記問題点を考慮し、異物の除去率が高く、圧延油
原単位の低減が可能な圧延油の浄化装置および浄化方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】サイクロン式遠心分離装
置は、コンパクトな設備で圧延油の全量処理を行うこと
ができる。また、濾布等の濾材にみられる保守や材料コ
ストの問題もない。本発明者らは、サイクロン式遠心分
離装置の前記利点を生かすべく、サイクロン式遠心分離
装置を用いた圧延油の浄化について種々検討した。
【0011】本発明はこの検討から得られたものであ
り、前記課題を解決するための本発明の要旨は以下の通
りである。請求項1記載の装置の発明は、圧延油の循環
系統に、以下に示す第1および第2の遠心分離装置を備
えることに特徴を有するものである。 (1)圧延装置で使用した異物を含む圧延油を導入して
異物を分離し、異物を分離後の清浄な圧延油を下流の循
環系統に排出し、および、異物が濃縮した圧延油を第2
の遠心分離装置に排出する第1の遠心分離装置、(2)
第1の遠心分離装置から排出された異物が濃縮した圧延
油を導入して更に異物を濃縮分離し、異物を分離後の清
浄な圧延油を第1の遠心分離装置の上流または下流の循
環系統に排出し、および、濃縮分離した異物を系外に排
出する第2の遠心分離装置。
【0012】請求項2記載の装置の発明は、圧延油の循
環系統に、以下に示す第1〜第4の遠心分離装置を備え
ることに特徴を有するものである。 (1)圧延装置で使用した異物を含む圧延油を導入して
異物を分離し、異物が濃縮した圧延油を第2の遠心分離
装置に排出し、および、異物を分離後の清浄な圧延油を
第3の遠心分離装置に排出する第1の遠心分離装置、
(2)第1の遠心分離装置から排出された異物が濃縮し
た圧延油を導入して更に異物を濃縮分離し、異物を分離
後の清浄な圧延油を第1の遠心分離装置の上流あるいは
第1または第3の遠心分離装置の下流の循環系統に排出
し、および、濃縮分離した異物を系外に排出する第2の
遠心分離装置、(3)第1の遠心分離装置から排出され
た清浄な圧延油を導入して更に異物を分離し、異物を分
離後の清浄な圧延油を下流の循環系統に排出し、およ
び、異物が濃縮した圧延油を第4の遠心分離装置に排出
する第3の遠心分離装置、(4)第3の遠心分離装置か
ら排出された異物が濃縮した圧延油を導入して更に異物
を濃縮分離し、異物を分離後の清浄な圧延油を第1の遠
心分離装置の上流あるいは第1または第3の遠心分離装
置の下流の循環系統に排出し、および、濃縮分離した異
物を系外に排出する第4の遠心分離装置。
【0013】請求項3記載の装置の発明は、第1の遠心
分離装置から第2の遠心分離装置に移送する異物が濃縮
した圧延油の移送部および第3の遠心分離装置から第4
の遠心分離装置に移送する異物が濃縮した圧延油の移送
部に、各々高圧蒸気吹き込み手段が配設され、および、
第2の遠心分離装置の濃縮分離した異物の系外への排出
部および第4の遠心分離装置の濃縮分離した異物の系外
への排出部に、各々加熱および保温手段が配設されてい
ることに特徴を有するものである。
【0014】請求項4記載の装置の発明は、第1の遠心
分離装置から第2の遠心分離装置に移送する異物が濃縮
した圧延油の移送流量および/または移送時間、第3の
遠心分離装置から第4の遠心分離装置に移送する異物が
濃縮した圧延油の移送流量および/または移送時間を制
御する制御手段を各々備え、および、第2の遠心分離装
置の濃縮分離した異物の系外への排出量および排出時
間、第4の遠心分離装置の濃縮分離した異物の系外への
排出量および排出時間を制御する手段を各々備えること
に特徴を有するものである。
【0015】請求項5記載の方法の発明は、圧延油の循
環系統において、圧延装置で使用した異物を含む圧延油
を第1の遠心分離装置に導入して異物を分離し、異物を
分離後の清浄な圧延油を下流の循環系統に排出し、更
に、異物が濃縮した圧延油を第2の遠心分離装置に導入
して更に異物を濃縮分離し、濃縮分離した異物を系外に
排出するとともに異物を分離後の清浄な圧延油を前記第
1の遠心分離装置の上流または下流の循環系統に排出す
ることに特徴を有するものである。
【0016】請求項6記載の方法の発明は、圧延油の循
環系統において、圧延装置で使用した異物を含む圧延油
を第1の遠心分離装置に導入して異物を分離し、異物が
濃縮した圧延油を第2の遠心分離装置に排出するととも
に異物を分離後の清浄な圧延油を下流の第3の遠心分離
装置に排出し、第3の遠心分離装置において更に異物を
分離し、異物を分離後の清浄な圧延油を下流の循環系統
に排出するともに、異物が濃縮した圧延油を第4の遠心
分離装置に排出し、および、第2の遠心分離装置、第4
の遠心分離装置において、それぞれ第1の遠心分離装
置、第3の遠心分離装置から排出された異物が濃縮した
圧延油について更に異物を濃縮分離し、前記各々の遠心
分離装置で濃縮分離した異物を系外に排出するととも
に、異物を分離後の清浄な圧延油を前記第1の遠心分離
装置上流あるいは第1または第3の遠心分離装置下流の
圧延油の循環系統に排出することに特徴を有するもので
ある。
【0017】請求項7記載の方法の発明は、第1の遠心
分離装置、第3の遠心分離装置から排出された異物が濃
縮した圧延油について、更に、それぞれ第2の遠心分離
装置、第4の遠心分離装置で濃縮分離した異物を系外に
排出するに当たり、前記第1の遠心分離装置、第3の遠
心分離装置からの圧延油の移送部に高圧蒸気を吹き込ん
で圧延油の排出能力を向上するとともに、第2の遠心分
離装置、第4の遠心分離装置の濃縮分離した異物の系外
への排出部を各々加熱および保温して、各々の濃縮分離
した異物を系外に排出することに特徴を有するものであ
る。
【0018】請求項8記載の方法の発明は、第1の遠心
分離装置から第2の遠心分離装置、第3の遠心分離装置
から第4の遠心分離装置への異物が濃縮した圧延油の排
出および/または第2の遠心分離装置、第4の遠心分離
装置の濃縮分離した異物の系外への排出を、断続して行
うことに特徴を有するものである。
【0019】請求項9記載の方法の発明は、第1の遠心
分離装置から第2の遠心分離装置、第3の遠心分離装置
から第4の遠心分離装置への異物が濃縮した圧延油の排
出および/または第2の遠心分離装置、第4の遠心分離
装置の濃縮分離した異物の系外への排出を、連続的に行
うことに特徴を有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の
形態の説明に用いた、鋼帯の冷間圧延に使用する圧延油
の循環装置を示す系統図である。図1において、1は、
鋼帯の冷間圧延装置、2は、冷間圧延装置1で使用した
圧延油を回収するダーティタンク、3は、浄化された圧
延油を貯留し、冷間圧延装置1に供給するクリーンタン
ク、4、5、6および7は、それぞれ、第1、第2、第
3および第4のサイクロン式遠心分離装置(以下、「分
離装置」という)、11〜15は、圧延油を循環する配
管、16および17は、圧延油を移送および循環させる
ためのポンプである。
【0021】異物除去能力を向上するために、第1の分
離装置4と第3の分離装置6とが直列に配設されてい
る。また、前記各分離装置4、6で除去した異物を、圧
延油原単位を増加することなく濃縮分離するために、各
々の分離装置にそれぞれ第2、第4の分離装置5、7が
連接されている。なお、前記第1〜第4の分離装置の基
本的な構造は、図2、図3に示した装置と同様である。
【0022】また、21は、第1の分離装置4の下部に
接続され、第1の分離装置4の下部に沈降濃縮した異物
を含む圧延油を第2の分離装置5に移送する排出管であ
る。排出管21の途中に制御弁22が設けられ、制御弁
22の下流に高圧蒸気配管23が接続されている。
【0023】24は、第2の分離装置5の上部から、清
浄な圧延油をダーティタンク2に移送する移送管で、移
送管24の途中に制御弁25が設けられている。26
は、第2の分離装置5の下部に堆積した濃縮分離した異
物を系外の異物回収タンク8に排出する排出管である。
排出管26の途中に制御弁27が設けられている。
【0024】第2の分離装置5の下部および排出管26
の外表面に蒸気を流して保温し、その外側を断熱材28
で覆い、濃縮分離したゼリー状の異物を低粘度化してい
る。また、第3および第4の分離装置6、7について
も、前記第1および第2の分離装置4、5の場合と同様
の構成を備える。即ち、第3の分離装置6の下部に接続
され、第3の分離装置6の下部に沈降堆積した異物を含
む圧延油を第4の分離装置7に移送する排出管21a、
排出管21aの途中に制御弁22a、制御弁22aの下
流に接続した高圧蒸気配管23a、第4の分離装置7の
上部から清浄な圧延油をダーティタンク2に移送する移
送管24a、移送管24aの途中に制御弁25a、ま
た、第4の分離装置7の下部に堆積した濃縮した異物を
第2の分離装置5の排出管26に排出する排出管26
a、排出管26aの途中に制御弁27aが設けられてい
る。また、第4の分離装置7の下部および排出管26a
の外表面は蒸気および断熱材28によって加熱および保
温されている。
【0025】また、9は、制御装置であり、制御弁2
2、22a、25、25a、27、27aの開閉時間お
よび/または開度を制御し、また、高圧蒸気配管23、
23aへの蒸気の供給量および/または供給時間を制御
する。
【0026】次に、前記装置を用いて圧延油を清浄にす
る方法について説明する。クリーンタンク3からポンプ
17で冷間圧延装置1に供給され、圧延に使用された、
異物を含む圧延油は、配管11を経てダーティタンク2
に戻る。ダーティタンク2の異物を含む圧延油は、ポン
プ16で加圧されて配管12を経て第1の分離装置4に
導入される。第1の分離装置4では、装置内の旋回流に
よって圧延油の異物が分離され下部に沈降堆積し、異物
を分離後の清浄な圧延油は第1の分離装置4の上部から
排出され、配管13を経て第3の分離装置6に導入され
る。
【0027】一方、第1の分離装置4の下部に沈降堆積
した異物は、第1の分離装置4の下部の排出口から通常
は分離装置4の内圧により排出管21を経て第2の分離
装置5に排出される。制御弁22を開いて第1の分離装
置4の下部に沈降濃縮した異物を第1の分離装置4の内
圧だけで排出することも可能であるが、第1の分離装置
4内に多量の異物を沈降堆積させた場合、第1の分離装
置4の内圧だけでは容易に排出できなくなる。排出管2
1内に高圧蒸気配管23から高圧蒸気を吹き込むことに
よって、第1の分離装置4内に多量の異物を沈降堆積さ
せた場合であっても、前記異物の排出を確実に行うこと
が可能になる。
【0028】第2の分離装置5では、前記第1の分離装
置4と同様の作用によって、更に圧延油の異物が分離さ
れる。第2の分離装置5の下部に沈降堆積した異物は高
濃度である。通常の分離装置では、異物温度が低いため
高濃度の異物は高粘度のゼリー状異物になるので、分離
装置5の下部から排出不可能である。本装置では、第2
の分離装置5内の液温度が高く、また第2の分離装置5
の下部および排出管26は蒸気および断熱材28によっ
て加熱および保温されているので、異物が低粘度のまま
である。そのため、制御弁27を開くと、異物は、内圧
によって第2の分離装置5から排出管26を経て系外の
異物回収タンク8に確実に排出される。また、制御弁2
7を開き、制御弁22、25を閉じた状態で排出管21
内に高圧蒸気を吹き込むと異物の排出がより容易にな
る。第2の分離装置5で異物が分離されて清浄になった
圧延油は上部から排出され、排出管24を経てダーティ
タンク2に移送される。
【0029】第1の分離装置4から第3の分離装置6に
導入された清浄な圧延油は、引き続いて第3の分離装置
7において、前記第1の分離装置4の場合と同様にして
更に圧延油の異物が除去され、より清浄な圧延油が配管
14を経てクリーンタンク3に移送される。
【0030】一方、第3の分離装置6で除去された異物
は、排出管21aを経て第4の分離装置7に排出され、
第4の分離装置7において、前記第2の分離装置5の場
合と同様にして異物を濃縮分離して系外の異物回収タン
ク8に排出し、異物を除去後の清浄な圧延油がダーティ
タンク2に移送される。
【0031】冷間圧延装置1を稼動させると、第1の分
離装置4の下部、第3の分離装置6の下部に異物が沈降
堆積する。堆積した異物は、制御弁22と25、22a
と25aを開いて第2の分離装置5、第4の分離装置7
に排出し、それぞれの分離装置5、7で異物を濃縮分離
後、清浄な圧延油をダーティタンク2に戻す。第1の分
離装置4、第3の分離装置6の異物の排出は、制御装置
9で制御弁22、22aの開閉時間を調整して間欠的に
排出することもできるが、制御弁22、22aの開度を
調整して連続的に排出するのが好ましい。
【0032】本装置では、第1の分離装置4および第3
の分離装置6を用いて、圧延油の異物を連続除去するこ
とにより異物の除去能力が高く、また、前記各々の分離
装置に堆積した異物をそれぞれ制御弁22、22aを開
いて第2の分離装置5、第4の分離装置7に排出できる
ので、冷間圧延装置1を連続的に稼動することが可能で
ある。
【0033】第2の分離装置5、第4の分離装置7への
異物の排出は、連続的に行うことも可能であるが、圧延
油の排出を減らすために制御弁27、27aの開閉時間
を調整して間欠的に排出するのが好ましい。
【0034】各分離装置の処理量、除去すべき異物量は
お互いに異なるので、各分離装置の容量はそれに見合っ
た容量にする必要がある。例えば、第1の分離装置4、
第3の分離装置6に比べて、それぞれ第2の分離装置
5、第4の分離装置6の処理量は少ないので、後者の容
量を小型にできる。
【0035】また、各分離装置に沈降堆積する異物量も
異なるので、分離装置の異物の排出は、各分離装置毎に
適宜行う必要がある。本装置では、第1の分離装置4お
よび第3の分離装置6を用いて圧延油の異物の除去を2
段階で行うことにより、異物の除去能力を大きく向上で
きる。その結果、第1の分離装置4および第3の分離装
置6を用いて圧延油の異物を連続して除去することによ
って、圧延設備を連続的に稼動することが可能になる。
【0036】また、異物の濃縮分離を第1の分離装置4
と第2の分離装置5、および、第3の分離装置6と第4
の分離装置7とを連接して2段階で行う。第2の分離装
置5、第4の分離装置7の下部、ならびに、異物の排出
管26、26aが加熱および保温されているので異物を
低粘度に保持でき、系外の異物回収タンク8に異物を確
実に排出できる。また、冷間圧延設備1を長期間停止し
た場合に、排出管21、21aや26、26aで異物詰
まりの問題が発生することもない。また、異物を除去後
の圧延油が循環系統に戻されるので、圧延油原単位を低
減できる。
【0037】なお、本装置では、4基の分離装置を配設
したが、圧延油の異物が少ない場合や異物による圧延欠
陥の問題が少ない場合は、第1および第2の分離装置の
2基の分離装置を配設してもよい。
【0038】また、本装置では、第2および第4の分離
装置5および7において、異物を除去後の清浄な圧延油
をダーティタンク2に移送しているが、クリーンタンク
3または第1の分離装置4の下流に移送してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記に示す有用な効果がもたらされる。 (1)異物の分離を2段階に分けて行うので、圧延油原
単位を低減しながら異物の除去率を向上できる。その結
果、圧延油の異物に起因する鋼帯のロール疵の発生を低
減できる。 (2)また、圧延油の清浄化を2段階で行うことによ
り、異物の除去能力を大きく向上できるので、圧延設備
を連続的に稼動することが可能になる。 (3)また、前段の分離装置で排出された異物が濃縮し
た圧延油を後段の分離装置に導入して更に濃縮分離した
異物を高圧蒸気を使用して排出するので、異物を確実に
系外に排出でき、また、圧延設備を長期間停止した場合
にも異物の排出部に異物詰まりの問題が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に用いた鋼帯の冷間
圧延に使用する圧延油の循環装置を示す系統図である。
【図2】サイクロン式遠心分離装置を示す斜視図であ
る。
【図3】サイクロン式遠心分離装置を示す図2のA−A
線断面図である。
【符号の説明】
1:冷間圧延装置 2:ダーティタンク 3:クリーンタンク 4:第1の分離装置(サイクロン式遠心分離装置) 5:第2の分離装置(サイクロン式遠心分離装置) 6:第3の分離装置(サイクロン式遠心分離装置) 7:第4の分離装置(サイクロン式遠心分離装置) 8:異物回収タンク 9:制御装置 11〜15:配管 16、17:ポンプ 21、21a、26、26a、31、31a:排出管 22、22a、25、25a、27、27a:制御弁 23、23a:高圧蒸気配管 24、24a:移送管 28:断熱材 41:入口導管 42:渦室 43:筒状内部部材 44:異物 45:チャンバ 46:排出管 47:案内羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 安利 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 松蔭 誠作 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤田 康博 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 福本 貫二 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 新潟 ウオシントン株式会社内 Fターム(参考) 4D053 AA03 AB04 BA05 BB08 BC01 BD04 CG10 DA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延油の循環系統に、以下に示す第1お
    よび第2の遠心分離装置を備えることを特徴とする圧延
    油の浄化装置。 (1)圧延装置で使用した異物を含む圧延油を導入して
    異物を分離し、異物を分離後の清浄な圧延油を下流の循
    環系統に排出し、および、異物が濃縮した圧延油を第2
    の遠心分離装置に排出する第1の遠心分離装置、(2)
    第1の遠心分離装置から排出された異物が濃縮した圧延
    油を導入して更に異物を濃縮分離し、異物を分離後の清
    浄な圧延油を第1の遠心分離装置の上流または下流の循
    環系統に排出し、および、濃縮分離した異物を系外に排
    出する第2の遠心分離装置。
  2. 【請求項2】 圧延油の循環系統に、以下に示す第1〜
    第4の遠心分離装置を備えることを特徴とする圧延油の
    浄化装置。 (1)圧延装置で使用した異物を含む圧延油を導入して
    異物を分離し、異物が濃縮した圧延油を第2の遠心分離
    装置に排出し、および、異物を分離後の清浄な圧延油を
    第3の遠心分離装置に排出する第1の遠心分離装置、
    (2)第1の遠心分離装置から排出された異物が濃縮し
    た圧延油を導入して更に異物を濃縮分離し、異物を分離
    後の清浄な圧延油を第1の遠心分離装置の上流あるいは
    第1または第3の遠心分離装置の下流の循環系統に排出
    し、および、濃縮分離した異物を系外に排出する第2の
    遠心分離装置、(3)第1の遠心分離装置から排出され
    た清浄な圧延油を導入して更に異物を分離し、異物を分
    離後の清浄な圧延油を下流の循環系統に排出し、およ
    び、異物が濃縮した圧延油を第4の遠心分離装置に排出
    する第3の遠心分離装置、(4)第3の遠心分離装置か
    ら排出された異物が濃縮した圧延油を導入して更に異物
    を濃縮分離し、異物を分離後の清浄な圧延油を第1の遠
    心分離装置の上流あるいは第1または第3の遠心分離装
    置の下流の循環系統に排出し、および、濃縮分離した異
    物を系外に排出する第4の遠心分離装置。
  3. 【請求項3】 第1の遠心分離装置から第2の遠心分離
    装置に移送する異物が濃縮した圧延油の移送部および第
    3の遠心分離装置から第4の遠心分離装置に移送する異
    物が濃縮した圧延油の移送部に、各々高圧蒸気吹き込み
    手段が配設され、および、第2の遠心分離装置の濃縮分
    離した異物の系外への排出部および第4の遠心分離装置
    の濃縮分離した異物の系外への排出部に、各々加熱およ
    び保温手段が配設されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の圧延油の浄化装置。
  4. 【請求項4】 第1の遠心分離装置から第2の遠心分離
    装置に移送する異物が濃縮した圧延油の移送流量および
    /または移送時間、第3の遠心分離装置から第4の遠心
    分離装置に移送する異物が濃縮した圧延油の移送流量お
    よび/または移送時間を制御する制御手段を各々備え、
    および、第2の遠心分離装置の濃縮分離した異物の系外
    への排出量および排出時間、第4の遠心分離装置の濃縮
    分離した異物の系外への排出量および排出時間を制御す
    る手段を各々備えることを特徴とする請求項3記載の圧
    延油の浄化装置。
  5. 【請求項5】 圧延油の循環系統において、圧延装置で
    使用した異物を含む圧延油を第1の遠心分離装置に導入
    して異物を分離し、異物を分離後の清浄な圧延油を下流
    の循環系統に排出し、更に、異物が濃縮した圧延油を第
    2の遠心分離装置に導入して更に異物を濃縮分離し、濃
    縮分離した異物を系外に排出するとともに異物を分離後
    の清浄な圧延油を前記第1の遠心分離装置の上流または
    下流の循環系統に排出することを特徴とする圧延油の浄
    化方法。
  6. 【請求項6】 圧延油の循環系統において、圧延装置で
    使用した異物を含む圧延油を第1の遠心分離装置に導入
    して異物を分離し、異物が濃縮した圧延油を第2の遠心
    分離装置に排出するとともに異物を分離後の清浄な圧延
    油を下流の第3の遠心分離装置に排出し、第3の遠心分
    離装置において更に異物を分離し、異物を分離後の清浄
    な圧延油を下流の循環系統に排出するともに、異物が濃
    縮した圧延油を第4の遠心分離装置に排出し、および、
    第2の遠心分離装置、第4の遠心分離装置において、そ
    れぞれ第1の遠心分離装置、第3の遠心分離装置から排
    出された異物が濃縮した圧延油について更に異物を濃縮
    分離し、前記各々の遠心分離装置で濃縮分離した異物を
    系外に排出するとともに、異物を分離後の清浄な圧延油
    を前記第1の遠心分離装置上流あるいは第1または第3
    の遠心分離装置下流の圧延油の循環系統に排出すること
    を特徴とする圧延油の浄化方法。
  7. 【請求項7】 第1の遠心分離装置、第3の遠心分離装
    置から排出された異物が濃縮した圧延油について、更
    に、それぞれ第2の遠心分離装置、第4の遠心分離装置
    で濃縮分離した異物を系外に排出するに当たり、前記第
    1の遠心分離装置、第3の遠心分離装置からの圧延油の
    移送部に高圧蒸気を吹き込んで圧延油の排出能力を向上
    するとともに、第2の遠心分離装置、第4の遠心分離装
    置の濃縮分離した異物の系外への排出部を各々加熱およ
    び保温して、各々の濃縮分離した異物を系外に排出する
    ことを特徴とする請求項5または6記載の圧延油の浄化
    方法。
  8. 【請求項8】 第1の遠心分離装置から第2の遠心分離
    装置、第3の遠心分離装置から第4の遠心分離装置への
    異物が濃縮した圧延油の排出および/または第2の遠心
    分離装置、第4の遠心分離装置の濃縮分離した異物の系
    外への排出を、断続して行うことを特徴とする請求項7
    記載の圧延油の浄化方法。
  9. 【請求項9】 第1の遠心分離装置から第2の遠心分離
    装置、第3の遠心分離装置から第4の遠心分離装置への
    異物が濃縮した圧延油の排出および/または第2の遠心
    分離装置、第4の遠心分離装置の濃縮分離した異物の系
    外への排出を、連続的に行うことを特徴とする請求項7
    記載の圧延油の浄化方法。
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