JP2000069249A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000069249A
JP2000069249A JP10235160A JP23516098A JP2000069249A JP 2000069249 A JP2000069249 A JP 2000069249A JP 10235160 A JP10235160 A JP 10235160A JP 23516098 A JP23516098 A JP 23516098A JP 2000069249 A JP2000069249 A JP 2000069249A
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JP10235160A
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Makoto Mukono
誠 向野
Shuji Yamaguchi
修司 山口
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿への密着性が良く、かつ副走査方向に直進
性良く、原稿の読取走査を行うことができ、また、安
全、小型に携帯することができる、手動で副走査方向の
読取走査を行う形式の画像読取装置の提供。 【解決手段】底板(図1の9)に設置された画像読取部
(図1の8)と、底板に設けたローラ(図1の10)の
回転により原稿上での移動量を検出する移動量検出部
(図1の11)と、底板を固定する本体(図1の1)
と、ローラの回転軸と平行な回転軸を有する補助ローラ
(図1の12)を備え、本体に取り付けられた軸を中心
として開閉自在に可動するカバー(図1の15)と、を
少なくとも有し、カバーが開いた状態で、ローラと補助
ローラが所定の間隔を有することによって、画像読取装
置をローラの回転軸に直交する方向(図1の副走査方
向)に安定して移動可能とし、凹凸のある原稿面で画像
情報を読み取るに際し、画像読取部が原稿面に対して所
定の間隔を保つように、軸に設けたバネ(図1の3〜
6)によって補助ローラが原稿面に密着、又はカバーが
弾性変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、特に、手動で原稿上を移動させることで原稿の画像
の読取を行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、手動で副走査方向の読取走査を
行う形式の画像読取装置について、図8乃至図12を参
照して説明する。図8は、従来の画像読取装置の構造を
説明するための断面図であり、図9及び図10は、他の
従来の画像読取装置の構造を説明するための断面図であ
る。また、図11は、画像読取装置の読み取り方法を示
す断面図であり、図12は、画像読取装置で画像を読み
取る状態を示す断面図である。
【0003】図8に示すように、従来の画像読取装置
は、原稿面18の画像を読み取る画像読取部8と、手動
走査による移動量を検出するローラ10と、これらを覆
う本体1とにより構成されている。画像読取部8の構成
としては、一般的に図11(a)の密着型と図11
(b)の完全密着型の2つが知られており、(a)の密
着型は、原稿面18の画像を読み取って電気信号に変換
するイメージセンサ35と、原稿面18に光を照射する
光源33と、原稿面18からの反射光をイメージセンサ
35に結像するロッドレンズ34とから構成され、この
構成の画像読取部8は原稿面18に接する必要はない。
【0004】一方、図11(b)の完全密着型は、原稿
面18の画像を読み取って電気信号に変換するイメージ
センサ35と、原稿面18に光を照射する光源33と、
原稿面18からの反射光をイメージセンサ35に導く光
ファイバアレイプレート36とから構成され、この構成
の画像読取部8は原稿面18に接する必要がある。
【0005】図11(b)に示す完全密着型の画像読取
部8を使用する従来の画像読取装置は、画像読取部8と
ローラ10の2点で本体1を支持した画像読取装置であ
るため、ローラ10が1本で済み、読み取り方向の寸法
(D)を10mm程度に収めることができ、小型化には
非常に有利であるが、方向規制を行うローラ10が1本
であるため、副走査方向の手動走査による直進性が低下
するという問題点がある。また、画像読取部8が剥き出
しであるため、未使用時、汚れや傷がつきやすく読取不
良を起こしやすいという問題点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題点を解決
する対策として、画像読取部8の汚れや傷によって読取
不良を起こす問題については、画像読取部8を保護する
カバーを設けることにより対応することができ、また、
直進性が低下する問題については、ローラ10を複数個
使用することにより対応することができる。このような
対策を施した従来技術として以下に示すものがある。
【0007】例えば、実開昭63−78466号公報に
は、図9に示す通り、画像を読み取る原稿面18に接し
た画像読取部8を有する本体1を備えた画像読取装置に
おいて、画像読取部8を被覆する位置と開放する位置と
の間で移動自在に取り付けられ、かつ上記開放位置にお
いて、その一部が原稿面と同一面内に配置されるカバー
15を設けたことを特徴とする画像読取装置が記載され
ている。この装置の場合、未使用時には画像読取部8を
保護することができ、画像読取部8およびカバー15の
一部が原稿面18に接しているため、ぐらつき等の問題
はないが、手動走査に対する移動方向規制がないため、
直進性が悪いという問題がある。
【0008】また、例えば、実開昭64−13850号
公報、特開昭62−104359号公報には、図10に
示す通り、原稿面18の画像を読み取る画像読取部8
と、移動量を検出するためのローラ10とを本体1に具
備する画像読取装置において、ローラ10の回転軸線に
平行な回転軸線を有し、画像読取装置の移動に伴ってロ
ーラ10と共に回転して移動を補助する補助ローラ12
を少なくとも1個設けたことを特徴とする画像読取装置
が記載されている。
【0009】この装置の場合、平行な回転軸を持つロー
ラが少なくとも2つあるため、方向規制がなされ直進性
は良くなるが、直進性を良くするには、ローラ10と補
助ローラ12間の距離をある程度取る必要があり、この
ような構成では、本体1に補助ローラ12を設けるた
め、本体1のサイズが大きくなってしまい、携帯性が悪
くなるという問題がある。更に、画像読取部8が剥き出
しになっているため、汚れや傷により読取不良を起こす
という問題がある。
【0010】更にこの装置を用いて、副走査方向へ湾曲
している原稿を手動走査すると、図12(a)、
(b)、(c)に示すように、(a)の時は画像読取部
8が原稿面18に密着しないので読取不良を発生し、
(b)の時は補助ローラ12が原稿面18に密着してい
ないため直進性が低下し、(c)の時はローラ10が原
稿面18に密着していないため手動走査による移動量を
検出することができず、かつ直進性が低下するといった
問題が発生する。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、原稿への密着性が良
く、かつ副走査方向に直進性良く、原稿の読取走査を行
うことができ、また、安全、小型に携帯することができ
る、手動で副走査方向の読取走査を行う形式の画像読取
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原稿の文字、図形等の画像情報を読み取
る画像読取手段と、ローラを備え、該ローラの回転によ
り原稿上での前記画像読取手段の移動量を検出する移動
量検出手段と、前記画像読取手段と前記移動量検出手段
とを固定する筐体と、前記ローラの回転軸と平行な回転
軸を有する1又は複数の補助ローラを備え、前記筐体に
開閉自在に取り付けられたカバーと、を少なくとも有
し、手動で原稿上を移動させることにより原稿の読取を
行う画像読取装置であって、前記カバーを開けた状態
で、前記画像読取装置が原稿面上で前記ローラ及び前記
補助ローラの回転軸に略直交する方向に安定して移動可
能となるように、前記補助ローラが前記カバーの開閉の
支点から所定の距離を離間して配設され、前記カバーを
閉じた状態では、該カバーにより前記画像読取手段が保
護されるものである。
【0013】また、本発明は、筐体に弾性体を介して取
り付けられ、原稿の凹凸対応して原稿面の法線方向に可
動する、原稿の文字、図形等の画像情報を読み取る画像
読取手段と、ローラを備え、該ローラの回転により原稿
上での前記画像読取手段の移動量を検出する移動量検出
手段と、前記移動量検出手段を固定する筐体と、前記ロ
ーラの回転軸と平行な回転軸を有する1又は複数の補助
ローラを備え、前記筐体に開閉自在に取り付けられたカ
バーと、を少なくとも有し、手動で原稿上を移動させる
ことにより原稿の読取を行う画像読取装置であって、前
記カバーを開けた状態で、前記画像読取装置が原稿面上
で前記ローラ及び前記補助ローラの回転軸に略直交する
方向に安定して移動可能となるように、前記補助ローラ
が前記カバーの開閉の支点から所定の距離を離間して配
設され、前記カバーを閉じた状態では、該カバーにより
前記画像読取手段が保護されるものである。
【0014】本発明においては、前記筐体と前記画像読
取手段との間に設けた弾性体がバネからなり、該バネに
より、前記画像読取手段が原稿面側に押圧され、また、
前記カバーの開閉の支点となる前記筐体との接続部分に
バネを設け、該バネのバネ性により前記カバーが閉まる
方向に押圧されることによって、未使用時には、前記カ
バーが自動的に閉じ、使用時には、前記画像読取手段が
原稿面に対して所定の間隔を保つように、前記補助ロー
ラが原稿面に密着し、また、前記カバーが弾性体からな
り、凹凸のある原稿面で画像情報を読み取るに際し、前
記画像読取手段が前記原稿面に対して所定の間隔を保つ
ように、前記カバーが弾性変形することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像読取装置は、そ
の好ましい一実施の形態において、底板(図1の9)に
設置され、原稿面に密着又は所定の間隔だけ離間して原
稿の文字、図形等の画像情報を読み取る画像読取部(図
1の8)と、前記底板に固定された軸の回りを回転する
ローラ(図1の10)を備え、該ローラの回転により原
稿上での移動量を検出する移動量検出部(図1の11)
と前記底板を固定する本体(図1の1)と、前記ローラ
の回転軸と平行な回転軸を有する補助ローラ(図1の1
2)を備え、前記本体に取り付けられた軸を中心として
回転することにより開閉自在に可動するカバー(図1の
15)と、を少なくとも有し、前記軸に設けたバネ(図
1の3〜6)によって、前記カバーが閉まる方向に押圧
されて前記画像読取部を保護し、前記カバーが開いた状
態で、前記ローラと前記補助ローラが所定の間隔を有す
ることによって、前記画像読取装置を前記回転軸に直交
する方向(図1の副走査方向)に安定して移動可能と
し、凹凸のある原稿面で画像情報を読み取るに際し、前
記画像読取部が前記原稿面に対して所定の間隔を保つよ
うに、前記補助ローラが前記原稿面に密着、又は前記カ
バーが弾性変形する。
【0016】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0017】[実施例1]本発明の第1の実施例に係る
画像読取装置について、図1乃至図4を参照して説明す
る。図1は、第1の実施例の画像読取装置の斜視図であ
り、図2は、図1におけるB方向から見た平面図であ
り、図3は、図1のA−A’線における断面図である。
また、図4は、湾曲した原稿を画像読取装置で読み取る
様子を模式的に示す側面図である。
【0018】図1乃至図3に示すように、本実施例の画
像読取装置は、原稿に光を照射し、その反射光から画像
を読み取る画像読取部8と、手動移動による移動量検出
に用いるローラ10と、このローラ10の軸16を支え
る軸受7と、このローラ10の軸16を支え、かつ手動
移動による移動量を電気信号に変換する移動量検出部1
1と、この移動量検出部11、軸受7、および画像読取
部8を固定する底板9と、この底板9を覆う本体1と、
この本体1と軸2で固定され、軸2を中心に底板9を覆
う位置と開放する位置で可動し、弾性変形する材質で作
られたカバー15と、このカバー15に設けられたロー
ラ10の軸16と平行な軸17を有する補助ローラ12
と、この補助ローラ12の軸17を支える軸受13およ
び軸受14と、カバー15を常時、底板9を覆う位置に
可動させるバネ3〜バネ6とから構成される。
【0019】このバネ3〜バネ6の弾性力は、原稿読取
時に手で本体1を押さえることができ、手を放すとカバ
ー15が底板9を覆う位置に自動的に可動することので
きる程度であり、原稿読取時、本体1を手で押さえた場
合にローラ10に加わる力と同等程度の弾性力であるこ
とが好ましい。なお、本実施例では、バネ3〜バネ6の
4つを使用しているが、上記の機能を満足すればいくつ
でもよく、また他の形状であっても構わない。また、ロ
ーラ10と補助ローラ12の位置関係は、図3に示す通
り、最も直進性が良くなるように、カバー15を開放し
た原稿読取時において、ローラ10と補助ローラ12の
間隔が最も離れた位置になるように構成する。
【0020】画像読取部8の構成としては、図11
(a)、(b)に示すような、原稿面18との間に隙間
がある密着型と、原稿面18に完全に接触している完全
密着型の2つがあり、密着型の場合、原稿読取時の状態
において、読取不良を起こさないように、画像読取部8
の原稿面側を原稿面18に対し平行にして焦点位置を保
つ必要があり、本実施例では、図3に示す構成の通り、
カバー15を画像読取部8を覆う位置から開放する位置
に可動した時に、カバー15のb面が本体1のa面に接
する構成にすることでカバー15の可動角度を最大18
0°に制限し、このときにカバー15の軸2を覆う半円
状の部分の頂点c点が原稿面18に接触しないように
し、このc点に接し、原稿面18に対して平行な接線d
と原稿面18間の距離eだけ、カバー15に設けられた
補助ローラ12を接線dから突出させることで、実現す
ることが可能である。
【0021】なお、画像読取部8の構成が図11(b)
の完全密着型の場合も、上記の密着型の場合と同様に構
成することができる。
【0022】次に、原稿読取時の動作について説明す
る。原稿面18に描かれた画像を読み取るために、カバ
ー15を画像読取部8を覆う位置から可動させ、原稿面
18にセットする。本実施例においては、カバー15の
b面が本体1のa面に接するようにすることで読取不良
を起こさずに画像を読み取ることができる。読取方法
は、画像読取部8で本体1の長手方向である主走査方向
の画像を読み取り、この長手方向に直交する方向である
副走査方向に手動走査することで、主走査方向と副走査
方向の2次元の画像として読み取っている。
【0023】原稿面18の画像を歪みなく読み取るに
は、副走査方向の手動走査が直線的でなければならない
が、バネ3〜バネ6の弾性力で自動的に画像読取部8を
覆う位置に可動するカバー15に、原稿読取時にローラ
10との距離が最も離れた位置となる補助ローラ12を
設けた構成により、補助ローラ12はバネ3〜バネ6の
弾性力で原稿面18に確実に密着し、ローラ10と補助
ローラ12の2本のローラによって副走査方向へしか手
動走査しにくくなる方向規制がなされるため、直進性良
く副走査方向への手動走査を行うことができる。
【0024】また、画像読取部8が図11(b)の完全
密着型の場合、原稿が副走査方向へ湾曲していても図4
に示すように、(a)の状態では手動走査時に本体1に
加える力を多少大きくすることでカバー15が弾性変形
し、画像読取部8を原稿面18に密着させることがで
き、(b)の状態ではバネ3〜バネ6の弾性力によりカ
バー15が画像読取部8を覆う位置に可動するために補
助ローラ12を原稿面18に密着させることができる。
よって、原稿が副走査方向へ湾曲していても直進性を損
なうことなく画像読取部8と原稿面18の密着性を確保
することができる。なお、画像読取部8の原稿面側に汚
れや傷があると読取不良を起こすので、未使用時はカバ
ー15がバネ3〜バネ6の弾性力により自動的に画像読
取部8を覆うことで物理的に保護している。
【0025】また、図11(a)の密着型の場合に上記
の原稿が副走査方向へ湾曲したときの動作を対応させる
には、本体1のf面に距離eの長さの本体1を支持する
突起等を取り付けることで対応することが可能である。
【0026】[実施例2]本発明の第2の実施例につい
て、図5乃至図7を参照して説明する。図5は、完全密
着型の画像読取装置の問題点を模式的に説明するための
側面図である。また、図6は、第2の実施例に係る画像
読取装置の構造を説明するための斜視図であり、図7
は、図6のC−C’線における断面図である。
【0027】本実施例と前記した第1の実施例との相違
点は、底板32の上に基板19を設け、画像読取部8が
基板19上に固定されていることと、本体1に取り付け
られた突起28〜突起31にバネ20〜バネ23が通さ
れ、この突起28〜突起31が基板19を貫通し、底板
32にネジ24〜ネジ27で固定されていることと、画
像読取部8の底板32からの突出量をローラ10および
補助ローラ12の突出量よりも多くした点である。な
お、本実施例は、図11(b)の完全密着型のみに適用
するものである。
【0028】まず、従来の画像読取装置の画像読取部8
の構成を図11(b)の完全密着型にした場合の問題に
ついて図5を参照して説明すると、完全密着型の画像読
取装置では、底板9から突出させるローラ10および画
像読取部8の突出量は、画像を正確に読み取るために同
じにする必要があるが、製造ばらつき等により画像読取
部8に次に示すような誤差が生ずる場合がある。
【0029】例えば、図5(a)は、画像読取部8の原
稿接触面が、原稿面18に対して平行になっているが、
ローラ10の原稿接触面よりも突出するように形成され
た場合であるが、この場合には、ローラ10が原稿面1
8より浮いてしまい、手動走査の移動量が検出されなく
なるという問題が生じる。また、図5(b)のように画
像読取部8の原稿接触面が、ローラ10の原稿接触面と
同一面内にあるが、原稿面18に対して平行にならない
ように形成された場合であるが、この場合には、画像読
取部8の原稿接触面が原稿面18を押圧する力が均一で
ないため、ローラ10の直進性を妨害することになり、
蛇行し易くなるという問題が生じる。
【0030】このように、完全密着型の画像読取装置で
は、ローラ10と画像読取部8の位置関係を正確に保た
なければならないが、本実施例のような構成にすると、
本体1に外力を加えることで基板19がバネ20〜バネ
23を収縮させるので、図5(a)の時は、ローラ10
を原稿面18に密着させることができ、図5(b)の時
は、画像読取部8を原稿面18に完全に密着させること
ができる。
【0031】なお、バネ20〜バネ23の弾性力は、バ
ネ3〜バネ6の弾性力に比べ非常に小さく、ローラ10
および補助ローラ12に対して画像読取部8と原稿面1
8間の摩擦が無視できる程度にする。このような構成に
より、図5(a)、(b)のような製造ばらつき等が発
生しても、読取不良や副走査方向の直進性低下を発生す
ることがなく、手動走査を行うことが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
手動で副走査方向の読取走査を行う画像読取装置におい
て、原稿への密着性が良く、かつ副走査方向に直進性良
く原稿の読取走査を行うことが可能であり、また、安
全、小型に携帯することができるという効果を奏する。
【0033】その理由は、画像読取装置本体に取り付け
られた弾性変形するカバーに副走査方向の蛇行を防止す
る為の補助ローラを設けることによって、湾曲した原稿
面においても副走査方向にのみ移動しやすいような方向
規制がなされ、また、使用しないときには、画像読取部
を保護することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像読取装置の構
成を模式的に説明するための斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る画像読取装置の画
像読取部の構造を説明するための断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る画像読取装置の構
造を説明するための図であり、図1のA−A’線におけ
る断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る画像読取装置によ
り画像を読み取る様子を模式的に説明するための断面図
である。
【図5】完全密着型の画像読取装置により画像を読み取
る様子を模式的に説明するための断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る画像読取装置の構
成を模式的に説明するための斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る画像読取装置の構
造を説明するための図であり、図6のC−C’線におけ
る断面図である。
【図8】従来の画像読取装置の構造を説明するための断
面図である。
【図9】従来の画像読取装置の構造を説明するための断
面図である。
【図10】従来の画像読取装置の構造を説明するための
断面図である。
【図11】画像読取装置の画像の読み取り方法を説明す
るための断面図である。
【図12】従来の画像読取装置により画像を読み取る様
子を模式的に説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2、16、17 軸 3、4、5、6 バネ 7 軸受 8 画像読取部 9、32 底板 10 ローラ 11 移動量検出部 12 補助ローラ 13、14 軸受 15 カバー 18 原稿面 19 基板 20、21、22、23 バネ 24、25、26、27 ネジ 28、29、30、31 突起 33 光源 34 ロッドレンズ 35 イメージセンサ 36 光ファイバアレイプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB01 BA02 BA03 BB02 BC05 BC15 CA08 CA17 CB06 CB16 CB23 5C072 AA01 BA13 EA05 PA02 PA05 PA08 PA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の文字、図形等の画像情報を読み取る
    画像読取手段と、 ローラを備え、該ローラの回転により原稿上での前記画
    像読取手段の移動量を検出する移動量検出手段と、 前記画像読取手段と前記移動量検出手段とを固定する筐
    体と、 前記ローラの回転軸と平行な回転軸を有する1又は複数
    の補助ローラを備え、前記筐体に開閉自在に取り付けら
    れたカバーと、を少なくとも有し、手動で原稿上を移動
    させることにより原稿の読取を行う画像読取装置であっ
    て、 前記カバーを開けた状態で、前記画像読取装置が原稿面
    上で前記ローラ及び前記補助ローラの回転軸に略直交す
    る方向に安定して移動可能となるように、前記補助ロー
    ラが前記カバーの開閉の支点から所定の距離を離間して
    配設され、 前記カバーを閉じた状態では、該カバーにより前記画像
    読取手段が保護されることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】筐体に弾性体を介して取り付けられ、原稿
    の凹凸対応して原稿面の法線方向に可動する、原稿の文
    字、図形等の画像情報を読み取る画像読取手段と、 ローラを備え、該ローラの回転により原稿上での前記画
    像読取手段の移動量を検出する移動量検出手段と、 前記移動量検出手段を固定する筐体と、 前記ローラの回転軸と平行な回転軸を有する1又は複数
    の補助ローラを備え、前記筐体に開閉自在に取り付けら
    れたカバーと、を少なくとも有し、手動で原稿上を移動
    させることにより原稿の読取を行う画像読取装置であっ
    て、 前記カバーを開けた状態で、前記画像読取装置が原稿面
    上で前記ローラ及び前記補助ローラの回転軸に略直交す
    る方向に安定して移動可能となるように、前記補助ロー
    ラが前記カバーの開閉の支点から所定の距離を離間して
    配設され、 前記カバーを閉じた状態では、該カバーにより前記画像
    読取手段が保護されることを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記筐体と前記画像読取手段との間に設け
    た弾性体がバネからなり、該バネにより、前記画像読取
    手段が原稿面側に押圧されることを特徴とする請求項2
    記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記カバーの開閉の支点となる前記筐体と
    の接続部分にバネを設け、該バネのバネ性により前記カ
    バーが閉まる方向に押圧されることによって、 未使用時には、前記カバーが自動的に閉じ、 使用時には、前記画像読取手段が原稿面に対して所定の
    間隔を保つように、前記補助ローラが原稿面に密着す
    る、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記
    載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記カバーが弾性体からなり、凹凸のある
    原稿面で画像情報を読み取るに際し、前記画像読取手段
    が前記原稿面に対して所定の間隔を保つように、前記カ
    バーが弾性変形する、ことを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか一に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】底板に設置され、原稿面に密着又は所定の
    間隔だけ離間して原稿の文字、図形等の画像情報を読み
    取る画像読取手段と、 前記底板に取り付けられたローラを備え、該ローラの回
    転により原稿上での前記画像読取手段の移動量を検出す
    る移動量検出手段と前記底板を固定する筐体と、 前記ローラの回転軸と平行な回転軸を有する1又は複数
    の補助ローラを備え、前記筐体に取り付けた軸を中心と
    して回転することにより開閉自在に可動する、弾性体か
    らなるカバーと、を少なくとも有し、 前記カバーを開けた状態で、前記画像読取装置が原稿面
    上で前記ローラ及び前記補助ローラの回転軸に略直交す
    る方向に安定して移動可能となるように、前記1又は複
    数の補助ローラが前記筐体に取り付けた軸から所定の距
    離を離間して配設され、 前記筐体に取り付けた軸にバネを設け、該バネのバネ性
    により前記カバーが閉まる方向に押圧されることによっ
    て、未使用時には前記カバーが自動的に閉じ、 凹凸のある原稿面で画像情報を読み取るに際し、前記画
    像読取手段が前記原稿面に対して所定の間隔を保つよう
    に、前記筐体に取り付けた軸に設けた前記バネによって
    前記補助ローラが原稿面に密着し、又は、前記カバーが
    弾性変形する、ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】筐体にバネを介して取り付けられた基板に
    設置され、原稿面に密着して原稿の文字、図形等の画像
    情報を読み取る画像読取手段と、 底板に取り付けられたローラを備え、該ローラの回転に
    より原稿上での前記画像読取手段の移動量を検出する移
    動量検出手段と前記底板を固定する筐体と、 前記ローラの回転軸と平行な回転軸を有する1又は複数
    の補助ローラを備え、前記筐体に取り付けた軸を中心と
    して回転することにより開閉自在に可動する弾性体から
    なるカバーと、を少なくとも有し、 前記カバーを開けた状態で、前記画像読取装置が原稿面
    上で前記ローラ及び前記補助ローラの回転軸に略直交す
    る方向に安定して移動可能となるように、前記1又は複
    数の補助ローラが前記筐体に取り付けた軸から所定の距
    離を離間して配設され、 前記筐体に取り付けた軸にバネを設け、該バネのバネ性
    により前記カバーが閉まる方向に押圧されることによっ
    て、未使用時には前記カバーが自動的に閉じ、 凹凸のある原稿面で画像情報を読み取るに際し、前記画
    像読取手段が前記原稿面に対して所定の間隔を保つよう
    に、前記筐体に取り付けた軸に設けた前記バネによって
    前記補助ローラが原稿面に密着し、又は、前記筐体と前
    記基板との間に挿入した前記バネによって前記画像読取
    手段が原稿面側に押圧され、又は、前記カバーが弾性変
    形する、ことを特徴とする画像読取装置。
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