JP2000068962A - 無線音声多重通信端末装置及び無線音声多重通信システム - Google Patents

無線音声多重通信端末装置及び無線音声多重通信システム

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JP2000068962A
JP2000068962A JP10240707A JP24070798A JP2000068962A JP 2000068962 A JP2000068962 A JP 2000068962A JP 10240707 A JP10240707 A JP 10240707A JP 24070798 A JP24070798 A JP 24070798A JP 2000068962 A JP2000068962 A JP 2000068962A
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正樹 山階
Taketo Miyaoku
健人 宮奥
Yoichiro Ohira
洋一郎 大平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はタイミングに同期してメディア多重
伝送する無線音声多重通信端末装置において無線区間で
発生する瞬断やハンドオーバ時の通信回線の途絶に対し
て同期外れを検出して雑音の発生を抑圧し伝送状態が回
復した際には自動的にリンクを回復し伝送誤りが連続す
る場合にも音声品質を維持することを目的とする。 【解決手段】 音声フレームについて連続誤り数を検出
する連続誤り検出手段S12と、検出した連続誤り数が
第1の閾値以上の場合に消音制御を行う消音制御手段S
15と、一定の時間内に連続誤り数が第1の閾値以上に
なった回数を消音回数として検出する消音回数検出手段
S16と、検出した消音回数が第2の閾値未満の場合に
検出した連続誤り数を前記第1の閾値よりも大きい第3
の閾値と比較し連続誤り数が第3の閾値未満であると消
音制御を解除する消音解除手段S20と、検出した消音
回数が第2の閾値未満の場合に検出した連続誤り数が第
3の閾値以上であると再同期処理を行う再同期手段S2
1とを設けた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声等のリアルタ
イム情報を含む情報フレームと計算機データなどの非リ
アルタイム情報を含む情報フレームとからなるメディア
多重信号の伝送を行う無線音声多重通信端末装置及び無
線音声多重通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】音声等のリアルタイム情報を含む情報フ
レームと計算機データなどの非リアルタイム情報を含む
情報フレームとからなるメディア多重信号の伝送に関す
る従来技術は、例えば特開平8−163071号公報及
び特開平9−219684号公報に開示されている。
【0003】例えばPHS(Personal Handy Phone Sys
tem)のような無線通信回線を利用して情報を伝送する
場合には、有線伝送路に比べて誤りの発生する確率が高
い。従って、特にメディア多重信号を伝送する場合に
は、互いに通信を行う端末同士の間で情報フレームの同
期をとるための手段が必要になる。この種の同期の方法
としては、HDLC(High level Data Link Control p
rocedure)などと同様に、ユニークなフラグを付加し、
さらに、フラグでの誤りを考慮してフラグ部分にFEC
(Forward Error Correction)をかけるとともにインタ
リーブして伝送する方法が知られている。
【0004】この方法では、フラグ部分が保護されるの
で同期が失われることはないが、符号化データそのもの
にFECをかけると、実効的な伝送帯域が減少する問題
がある。また、フラグ部分で誤同期が生じると異なった
メディアを不正なデコーダに渡すことになる。例えば、
音声情報と計算機データとを混合したメディア多重信号
を伝送する場合に、誤って計算機データが音声デコーダ
に渡されると雑音発生の原因になる。特に、連続的に伝
送誤りが生じる場合には、雑音発生の抑制ができない。
【0005】一方、PIAFS(PHS Internet Access
Forum Standard)手順等のデータ伝送用プロトコルで
は、伝送に固定長フレームを用い、リンク確立時に同期
確立用のユニークワードを互いに伝送し、同期引き込み
を終了した後は、固定長フレームの特定の位置にあるフ
レーム識別用フラグの有無を監視することにより互いに
通信する端末同士の間で同期監視を行うとともに、伝送
誤りが生じた場合には再送によってエラーフリーを保証
している。
【0006】しかし、PIAFS手順のような方法で
は、音声等の符号化データを伝送する場合に、音声再生
時に致命的でない1ビットの誤りが生じるだけでも、音
声符号化データが破棄される。しかも、再送によって伝
送誤りを補償するので再送制御にともなう遅延が問題に
なる。そこで、例えば特開平9−219684号公報に
おいては、メディア多重伝送時に計算機データや画像に
関しては再送を用いてエラーフリーを補償し、音声等の
リアルタイム系のメデイアについては誤りを許容して実
時間性を補償し、リンク確立時に同期確立用のユニーク
ワードを互いに伝送して同期引き込みを終了した後は、
固定長フレームの送受信タイミングを利用するように制
御している。
【0007】しかしながら、特開平9−219684号
公報の方法を採用した場合でも、誤りが連続的に発生す
る場合に問題となる雑音を抑制できない。また、伝送品
質が悪く一度確立したリンクを維持できない場合に、通
信状態を正常な状態に復旧できない。
【0008】例えばPIAFS手順においては、ユニー
クワードを引き込んで同期を確立した後は、固定的なバ
イト位置で同期識別フラグの有無を監視し、一定時間以
上同期識別フラグを確認できない場合には、一旦引き込
んだ同期が失われたとして、再度同期を引き込む処理に
遷移する。ところが、音声等のメディアを伝送する場合
には、若干の誤りに対してはそれを許容して受信側で復
号化を継続し、音声の途切れを少なくのが望ましい。し
かし、同期が外れた状態で受信データを音声デコーダに
渡すと、実際には音声符号化データでないデータが音声
デコーダに渡される可能性があり、雑音の原因となるこ
とが予想される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】メディア多重伝送時の
オーバヘッドを極力少なくするためには、特開平9−2
19684号公報に示されるように互いに通信を行う端
末同士の間で予め定めたタイミングに同期してメディア
を識別するのが望ましい。また、同期が維持できないほ
ど伝送条件が悪い場合に発生する雑音についてはできる
限り抑制する必要がある。
【0010】特に、PHSのような無線通信手段を用い
て通信する場合には、無線区間で発生する瞬断や、基地
局切替動作(ハンドオーバ)による通信回線の途絶に対
応する必要がある。本発明は、同期を引き込んだ後は同
期用フラグを用いることなく、予め定めたタイミングに
同期してメディア多重伝送を行う無線音声多重通信端末
装置及び無線音声多重通信システムにおいて、無線区間
で発生する瞬断やハンドオーバ時の通信回線の途絶時に
対して同期外れを検出して雑音の発生を抑圧するととも
に、伝送状態が回復した際には迅速に多重伝送のための
リンクを回復し、更に、伝送誤りが連続する場合にも音
声品質の低下、特に、著しい雑音の発生を抑制するため
の手段を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1は、予め決定し
た順序で、音声等のリアルタイム情報を含む情報フレー
ムと計算機データなどの非リアルタイム情報を含む情報
フレームとが現れる無線信号を受信して処理する無線音
声多重通信端末装置において、受信した情報フレームで
誤りが検出された場合に、情報フレームの連続誤り数を
第1の閾値と比較する第1の比較手段と、検出された情
報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上の場合に、受
信した音声信号を再生する回路のミュートを実施する音
声ミュート手段と、検出された情報フレームの連続誤り
数が第1の閾値以上の場合に、検出された情報フレーム
の連続誤り数を第2の閾値と比較する第2の比較手段
と、検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値
未満であると、前記ミュートを解除するミュート解除手
段と検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値
以上であると、所定の再同期処理を行う再同期手段とを
設けたことを特徴とする。
【0012】請求項1においては、例えば無線回線の瞬
断やハンドオーバなどによって情報フレームの誤りが連
続的に発生する場合には、検出された情報フレームの連
続誤り数が第1の閾値以上になり、音声ミュート手段が
受信した音声信号を再生する回路のミュートを実施す
る。従って、著しい雑音の発生が抑制される。また、検
出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値未満の
場合にはミュート解除手段が前記ミュートを解除するの
で、無線回線の一時的な瞬断などによって情報フレーム
の誤りが生じた場合には、回線の自然復旧に伴って、音
声ミュートは自動的に解除される。
【0013】更に、検出された情報フレームの連続誤り
数が第2の閾値以上の場合には再同期手段が所定の再同
期処理を行うので、同期外れが生じた場合には、自動的
に同期を回復することができる。受信した情報フレーム
に関する誤り検出については、例えばCRC(Cyclic R
edundancy Check)コードの検査により監視できる。音
声などのリアルタイム情報を含む第1の情報フレームに
CRCコードなどが含まれていない場合には、第1の情
報フレームの誤りを直接検出することはできない。
【0014】しかし、リアルタイム情報を含む第1の情
報フレームと計算機データなどの非リアルタイム情報を
含む第2の情報フレームとは予め決定した順序で周期的
に現れるので、第2の情報フレームについて検出される
誤りに基づいて、第1の情報フレームに生じた誤りを推
定できる。請求項2は、所定の無線基地局との間で無線
通信回線を確立し、予め決定した順序で、音声等のリア
ルタイム情報を含む第1グループの情報フレームと計算
機データなどの非リアルタイム情報を含む第2グループ
の情報フレームとが現れる無線信号を前記無線通信回線
から受信するとともに受信の結果を示す制御情報を前記
無線通信回線に送信する無線音声多重通信端末装置にお
いて、受信した情報フレームで誤りが検出された場合
に、情報フレームの連続誤り数を第1の閾値と比較する
第1の比較手段と、検出された情報フレームの連続誤り
数が第1の閾値以上の場合に、受信した音声信号を再生
する回路のミュートを実施する音声ミュート手段と、検
出された情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上の
場合に、検出された情報フレームの連続誤り数を第2の
閾値と比較する第2の比較手段と、検出された情報フレ
ームの連続誤り数が第2の閾値未満であると、前記ミュ
ートを解除するミュート解除手段と検出された情報フレ
ームの連続誤り数が第2の閾値以上であると、所定の再
同期処理を行う再同期手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0015】請求項2においては、請求項1と同様に、
音声ミュート手段によって著しい雑音の発生が抑制され
る。また、ミュート解除手段の働きにより、回線の自然
復旧に伴って音声ミュートは自動的に解除される。更
に、同期外れが生じた場合には、再同期手段の働きによ
り、自動的に同期を回復することができる。また、請求
項2では、受信の結果を示す制御情報を前記無線通信回
線に送信することができるので、計算機データなどの非
リアルタイム情報については、再送制御の実施により受
信データの誤りを訂正できる。
【0016】請求項3は、予め確立された無線通信回線
を介して互いに接続された複数の通信端末を備え、予め
決定した順序で、音声等のリアルタイム情報を含む第1
グループの情報フレームと計算機データなどの非リアル
タイム情報を含む第2グループの情報フレームとが現れ
る無線信号を前記無線通信回線を介して前記複数の通信
端末の間で伝送する無線音声多重通信システムにおい
て、受信した情報フレームで誤りが検出された場合に、
情報フレームの連続誤り数を第1の閾値と比較する第1
の比較手段と、検出された情報フレームの連続誤り数が
第1の閾値以上の場合に、受信した音声信号を再生する
回路のミュートを実施する音声ミュート手段と、検出さ
れた情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上の場合
に、検出された情報フレームの連続誤り数を第2の閾値
と比較する第2の比較手段と、検出された情報フレーム
の連続誤り数が第2の閾値未満であると、前記ミュート
を解除するミュート解除手段と検出された情報フレーム
の連続誤り数が第2の閾値以上であると、所定の再同期
処理を行う再同期手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】請求項3によれば、請求項1と同様に、音
声ミュート手段によって著しい雑音の発生が抑制され
る。また、ミュート解除手段の働きにより、回線の自然
復旧に伴って音声ミュートは自動的に解除される。更
に、同期外れが生じた場合には、再同期手段の働きによ
り、自動的に同期を回復することができる。請求項4
は、予め決定した順序で、音声等のリアルタイム情報を
含む第1グループの情報フレームと計算機データなどの
非リアルタイム情報を含む第2グループの情報フレーム
とが現れる無線信号を受信して処理する無線音声多重通
信端末装置において、前記第1グループに属する情報フ
レームについて、所定の誤りが生じた情報フレームの連
続フレーム数を連続誤り数として検出する連続誤り検出
手段と、前記連続誤り検出手段が検出した前記連続誤り
数が第1の閾値以上の場合に、受信した音声信号を再生
する回路からの音声出力を低減もしくは遮断するための
消音制御を行う消音制御手段と、一定の時間内に、前記
連続誤り検出手段の検出した前記連続誤り数が第1の閾
値以上になった回数を消音回数として検出する消音回数
検出手段と、前記消音回数検出手段が検出した前記消音
回数が第2の閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段
が検出した前記連続誤り数を前記第1の閾値よりも大き
い第3の閾値と比較し、前記連続誤り数が前記第3の閾
値未満であると、前記消音制御を解除する消音解除手段
と、前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第
2の閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出し
た前記連続誤り数が前記第3の閾値以上であると、所定
の再同期処理を行う再同期手段とを設けたことを特徴と
する。
【0018】請求項4によれば、例えば無線回線の瞬断
やハンドオーバなどによって情報フレームの誤りが連続
的に発生する場合には、検出された情報フレームの連続
誤り数が第1の閾値以上になり、消音制御手段が受信し
た音声信号を再生する回路からの音声出力を低減もしく
は遮断する。従って、著しい雑音の発生が抑制される。
消音回数検出手段は、一定の時間内に前記連続誤り検出
手段の検出した前記連続誤り数が第1の閾値以上になっ
た回数を消音回数として検出する。
【0019】消音解除手段は、前記消音回数検出手段が
検出した消音回数が第2の閾値未満の場合に、前記連続
誤り検出手段が検出した連続誤り数が第3の閾値未満で
あると消音制御を解除する。従って、無線回線の一時的
な瞬断などによって情報フレームに連続的な誤りが生じ
た場合には、回線の自然復旧に伴って、音声出力が自動
的に再開される。
【0020】再同期手段は、消音回数検出手段が検出し
た消音回数が第2の閾値未満の場合に、連続誤り検出手
段が検出した連続誤り数が第3の閾値以上であると、所
定の再同期処理を行う。従って、同期外れが生じた場合
には、自動的に同期を回復することができる。受信した
情報フレームに関する誤り検出については、例えばCR
Cコードの検査により監視できる。音声などのリアルタ
イム情報を含む第1グループに属する情報フレームにC
RCコードなどが含まれていない場合には、第1グルー
プの情報フレームの誤りを直接検出することはできな
い。
【0021】しかし、第1グループに属する情報フレー
ムと計算機データなどの非リアルタイム情報を含む第2
グループに属する情報フレームとは予め決定した順序で
周期的に現れるので、両者に生じる誤りの程度はある程
度比例する。従って、第2グループの情報フレームにつ
いて検出される誤りに基づいて、第1グループの情報フ
レームに生じた誤りを推定し、第1グループの情報フレ
ームの誤りの程度を間接的に検出できる。
【0022】請求項5は、所定の無線基地局との間で無
線通信回線を確立し、予め決定した順序で、音声等のリ
アルタイム情報を含む第1グループの情報フレームと計
算機データなどの非リアルタイム情報を含む第2グルー
プの情報フレームとが現れる無線信号を前記無線通信回
線を介して伝送する無線音声多重通信端末装置におい
て、前記第2グループに属する受信した情報フレームに
ついて、その受信の結果を示す制御情報を前記無線通信
回線を介して送信する制御情報送信手段と、前記第1グ
ループに属する受信した情報フレームについて、所定の
誤りが生じた情報フレームの連続フレーム数を連続誤り
数として検出する連続誤り検出手段と、前記連続誤り検
出手段が検出した前記連続誤り数が第1の閾値以上の場
合に、受信した音声信号を再生する回路からの音声出力
を低減もしくは遮断するための消音制御を行う消音制御
手段と、一定の時間内に、前記連続誤り検出手段の検出
した前記連続誤り数が第1の閾値以上になった回数を消
音回数として検出する消音回数検出手段と、前記消音回
数検出手段が検出した前記消音回数が第2の閾値以上の
場合に、確立された無線通信回線を切断する回線切断手
段と、前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が
第2の閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出
した前記連続誤り数を前記第1の閾値よりも大きい第3
の閾値と比較し、前記連続誤り数が前記第3の閾値未満
であると、前記消音制御を解除する消音解除手段と、前
記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の閾
値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出した前記
連続誤り数が前記第3の閾値以上であると、所定の再同
期処理を行う再同期手段とを設けたことを特徴とする。
【0023】請求項5によれば、請求項4と同様に、消
音制御手段により著しい雑音の発生が抑制される。ま
た、無線回線の一時的な瞬断などによって情報フレーム
に連続的な誤りが生じた場合には、消音解除手段の働き
により、回線の自然復旧に伴って、音声出力が自動的に
再開される。更に、同期外れが生じた場合には、再同期
手段の働きにより自動的に同期を回復することができ
る。
【0024】また、消音回数検出手段が検出した消音回
数が第2の閾値以上の場合には、確立された無線通信回
線を回線切断手段が切断する。従って、通信品質の悪化
が長時間解消しない場合に無駄な通信回線を利用するの
を避けることができる。更に、制御情報送信手段が第2
グループに属する受信した情報フレームについて、その
受信の結果を示す制御情報を前記無線通信回線を介して
送信するので、計算機データなどの非リアルタイムデー
タについては再送制御により誤りの訂正が可能である。
【0025】請求項6は、予め確立された無線通信回線
を介して互いに接続された複数の通信端末を備え、予め
決定した順序で、音声等のリアルタイム情報を含む第1
グループの情報フレームと計算機データなどの非リアル
タイム情報を含む第2グループの情報フレームとが現れ
る無線信号を前記無線通信回線を介して前記複数の通信
端末の間で伝送する無線音声多重通信システムにおい
て、前記第2グループの情報フレームに関する伝送誤り
の発生状況に応じてそれの再送を実施する再送制御手段
と、前記第1グループに属する受信した情報フレームに
ついて、所定の誤りが生じた情報フレームの連続フレー
ム数を連続誤り数として検出する連続誤り検出手段と、
前記連続誤り検出手段が検出した前記連続誤り数が第1
の閾値以上の場合に、受信した音声信号を再生する回路
からの音声出力を低減もしくは遮断するための消音制御
を行う消音制御手段と、一定の時間内に、前記連続誤り
検出手段の検出した前記連続誤り数が第1の閾値以上に
なった回数を消音回数として検出する消音回数検出手段
と、前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第
2の閾値以上の場合に、確立された無線通信回線を切断
する回線切断手段と、前記消音回数検出手段が検出した
前記消音回数が第2の閾値未満の場合に、前記連続誤り
検出手段が検出した前記連続誤り数を前記第1の閾値よ
りも大きい第3の閾値と比較し、前記連続誤り数が前記
第3の閾値未満であると、前記消音制御を解除する消音
解除手段と、前記消音回数検出手段が検出した前記消音
回数が第2の閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段
が検出した前記連続誤り数が前記第3の閾値以上である
と、所定の再同期処理を行うとともに、2つの通信端末
の間のリンクを再度確立する再同期手段とを設けたこと
を特徴とする。
【0026】請求項6によれば、請求項5と同様に、受
信側の通信端末に設けられる消音制御手段によって、著
しい雑音の発生が抑制される。また、無線回線の一時的
な瞬断などによって情報フレームに連続的な誤りが生じ
た場合には、受信側の通信端末に設けられる消音解除手
段の働きにより、回線の自然復旧に伴って、音声出力が
自動的に再開される。更に、同期外れが生じた場合に
は、再同期手段の働きにより自動的に同期を回復すると
ともに2つの通信端末の間のリンクが再度確立される。
【0027】また、消音回数検出手段が検出した消音回
数が第2の閾値以上の場合には、確立された無線通信回
線を回線切断手段が切断する。従って、通信品質の悪化
が長時間解消しない場合に無駄な通信回線を利用するの
を避けることができる。更に、再送制御手段が前記第2
グループの情報フレームについては、伝送誤りの発生状
況に応じてそれの再送を実施するので、計算機データな
どの非リアルタイムデータについては自動的に誤りが訂
正される。
【0028】請求項7は、請求項6の無線音声多重通信
システムにおいて、送信側又は受信側の通信端末が、前
記情報フレームの再送制御における論理的な矛盾を生じ
る情報フレームを第4の閾値以上連続的に検出した場合
に、送信側と受信側の通信端末の間のメディア多重伝送
のためのリンクを再度確立する矛盾検出手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0029】受信側の通信端末においては、例えば、無
線区間での瞬断や通信途絶時に、最後に正常に受信した
同一のデータが再送によって繰返し入力される場合があ
る。このような場合、再送されるフレームの受信タイミ
ングで受信する情報フレームについては、CRCコード
の検査では異常が検出されない。つまり、CRCエラー
の監視だけでは伝送誤りを検出できず、計算機データ等
を音声デコーダに渡すことになる。
【0030】このように、再送制御ロジックからみて矛
盾するデータを連続して受信した場合には、請求項7の
矛盾検出手段がエラーを検出し、送信側と受信側の通信
端末の間のメディア多重伝送のためのリンクを再度確立
する。再送制御ロジックからみて矛盾が生じるのは、例
えば、すでに受信を確認しているにも拘わらず、同じフ
レーム番号を持つ情報フレームを連続して受信した場
合、ラウンドトリップディレイのN倍以上の時間にわた
って同じフレームに対する再送要求を受けた場合、自端
末が新規データを送信しているにも拘わらず、同じ情報
フレームに対する送達確認を連続して受けた場合等であ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の無
線音声多重通信端末装置及び無線音声多重通信システム
の1つの実施の形態を図1及び図3〜図6に示す。この
形態は、請求項4〜請求項7に対応する。
【0032】図1は第1の実施の形態の制御の主要部を
示すフローチャートである。図3は伝送する信号のフレ
ーム及びスロットの構成例を示すタイムチャートであ
る。図4は通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。図5は移動端末装置上のプロトコル構成を示すプロ
トコルスタック図である。図6はデータリンク制御用プ
ロトコルの矛盾検出処理を示すフローチャートである。
【0033】この形態では、請求項4の無線音声多重通
信端末装置,連続誤り検出手段,消音制御手段,消音回
数検出手段,消音解除手段及び再同期手段は、それぞれ
移動端末装置100,ステップS12,ステップS1
5,ステップS16,ステップS20及びステップS2
1に対応する。
【0034】また、請求項5の無線音声多重通信端末装
置,制御情報送信手段,連続誤り検出手段,消音制御手
段,消音回数検出手段,回線切断手段,消音解除手段及
び再同期手段は、それぞれ移動端末装置100,伝送フ
レームのARQ制御440,ステップS12,ステップ
S15,ステップS16,ステップS18,ステップS
20及びステップS21に対応する。
【0035】また、請求項6の複数の通信端末は移動端
末装置100及びセンタ端末装置200に対応し、請求
項6の再送制御手段,連続誤り検出手段,消音制御手
段,消音回数検出手段,回線切断手段,消音解除手段及
び再同期手段は、それぞれ伝送フレームのARQ制御4
40,ステップS12,ステップS15,ステップS1
6,ステップS18,ステップS20及びステップS2
1に対応する。
【0036】請求項7の矛盾検出手段は、ステップS5
1,S52,S53に対応する。この形態では、図4に
示すように、移動端末装置100とセンタ端末装置20
0を用いて通信システムを構成している。勿論、同一構
成の移動端末装置100を複数用いて、複数の移動端末
装置100同士の間で通信を行うことも可能である。
【0037】図4に示す移動端末装置100は、携帯型
パーソナルコンピュータ110,キャプチャ機能付きカ
メラ120,通信インタフェースユニット130,PH
S端末140,PCカードインタフェース150及び1
60で構成されている。携帯型パーソナルコンピュータ
110は、市販されている標準的な構成の小型のコンピ
ュータである。キャプチャ機能付きカメラ120は、C
CDなどの2次元撮像素子を用いたカメラであり、所定
のタイミングで繰り返し撮像を行い、取り込んだ画像デ
ータを順次出力する。キャプチャ機能付きカメラ120
は、市販のPCカードインタフェース150を用いて携
帯型パーソナルコンピュータ110と接続されている。
【0038】一方、通信インタフェースユニット130
には、通話回路131,音声コーデック132,メモリ
133,CPU134及び32kbps回線インタフェース1
35が備わっている。通信インタフェースユニット13
0の内部バスは、市販のPCカードインタフェース16
0を介して携帯型パーソナルコンピュータ110と接続
されている。また、32kbps回線インタフェース135に
PHS端末140が接続されている。
【0039】従って、移動端末装置100は、PHS端
末140を介して無線信号の送受信を行うことができ
る。この例ではPHS端末140を用いているので、デ
ータ伝送速度は32kbpsである。PHS端末140と無線
通信を行うPHS基地局310は、ISDN網320と
有線で接続されている。そして、このISDN網320
にセンタ端末装置200が接続されている。
【0040】センタ端末装置200のコンピュータ21
0には、通信インタフェースユニット220がPCIバ
スインタフェース230を介して接続されている。通信
インタフェースユニット220には、CPU221,メ
モリ222,音声コーデック223,通信回路224,
32kbps回線インタフェース225,速度変換回路226
及びISDN用インタフェース227が備わっている。
【0041】CPU221,メモリ222,音声コーデ
ック223,通信回路224,32kbps回線インタフェー
ス225及びPCIバスインタフェース230は、通信
インタフェースユニット220の内部バスを介して互い
に接続されている。32kbps回線インタフェース225
は、速度変換回路226を介してISDN用インタフェ
ース227と接続されている。
【0042】速度変換回路226は、32kbps回線インタ
フェース225とISDN用インタフェース227との
データ伝送速度を整合させるためにデータ伝送速度の変
換を実施する。ISDN用インタフェース227はIS
DN網320と接続されている。
【0043】移動端末装置100においては、キャプチ
ャ機能付きカメラ120の撮影により得られたディジタ
ル画像と通話回路131から入力される音声とをPHS
端末140を介して無線信号の形で送信できる。実際に
は、ディジタル画像及び音声はいずれも符号化され、デ
ィジタル画像と音声とを多重化した信号として送信され
る。
【0044】また、ディジタル画像と音声とを多重化し
た信号をPHS端末140が受信した場合には、ディジ
タル画像と音声とを分離してそれぞれ復号化し、通話回
路131から音声を出力し、携帯型パーソナルコンピュ
ータ110に内蔵された表示器に画像を表示する。セン
タ端末装置200は、移動端末装置100とほぼ同じ機
能を備えている。但し実際には、センタ端末装置200
は同時に4つの移動端末装置100と通信できるように
構成してある。
【0045】移動端末装置100における制御系のプロ
トコルは、図5のように構成されている。図5に示すよ
うに、携帯型パーソナルコンピュータ110上の制御系
は伝送フレーム生成510,画像符号化/復号化52
0,通信制御530,画像キャプチャリング540及び
画像表示550の各々を実現するプロトコルで構成され
ている。これらのプロトコルは、携帯型パーソナルコン
ピュータ110のソフトウェアの実行により実現され
る。
【0046】一方、通信インタフェースユニット130
における制御系のプロトコルは、32kbpsディジタルベア
ラ410,メディア多重420,音声符号化/復号化4
30及び伝送フレームのARQ(Automatic Request fo
r Repetition)制御440の各々を実現するプロトコル
で構成されている。通信インタフェースユニット130
上のプロトコルは、専用のハードウェアにより処理及び
内蔵されたCPU134が実行するソフトウェアによっ
て実現される。例えば、音声符号化/復号化430のプ
ロトコルは、音声コーデック132のハードウェアによ
り実現される。
【0047】PHS通信においては、時分割多重により
時系列で形成されるタイムスロットのそれぞれの空き領
域を利用してデータを伝送することができる。また、P
HS通信においては、1つの情報フレーム(T−CHフ
レーム)と3つの通信チャネルとが多重されているが、
移動端末装置100及びセンタ端末装置200は情報伝
送用に割り当てられたT−CHフレームだけを使用す
る。
【0048】すなわち、この例ではPHS32kbpsディジ
タルベアラ端末が5msec 単位で送受信する160ビッ
ト長のT−CHフレーム単位で、音声などのリアルタイ
ム情報と計算機データや画像データなどの非リアルタイ
ム情報とを時分割多重して伝送する。実際に移動端末装
置100とセンタ端末装置200との間で伝送される信
号は、例えば、図3のように構成される。図3の例で
は、t時間周期で現れる各フレームのタイミングに、情
報フレームF1,F2,F2,F2,F1,F2,F
2,・・・を割り当てる場合を示している。
【0049】この例では、音声などのリアルタイム情報
については第1グループの情報フレームF1に割り当
て、この情報フレームF1については再送制御の対象外
とする。また、情報フレームF1にはCRCコードは付
けず、フレーム誤りのチェックも省略する。計算機デー
タや画像データなどの非リアルタイム情報については第
2グループの情報フレームF2に割り当て、この情報フ
レームF2については再送制御を実施する。すなわち、
情報フレームF2に付加されるCRCコードを調べて伝
送誤りの有無を識別し、誤りを検出した場合にはその情
報フレームの再送制御を実施する。
【0050】また、図3の例では、音声伝送用の第1グ
ループの情報フレームF1と画像データの伝送に用いる
第2グループの情報フレームF2とは同じフレーム長に
定めてあり、音声に対して画像データ等を3倍の帯域で
伝送する場合を示してある。各情報フレームF1,F2
には、それのグループを区別するためのフラグなどは付
加されていない。この例では、例えば特開平9−219
684号公報に示されるようなフレームタイミング同期
を用いて、各情報フレームF1,F2を区別している。
【0051】すなわち、互いに通信を行う移動端末装置
100とセンタ端末装置200との間で、各情報フレー
ムF1,F2を伝送する順番のパターンを定めておき、
その順番に従って情報フレームF1,F2の送信及び受
信を行う。例えば、図3の例では、最初のフレームに第
1グループの情報フレームF1が配置され、それに続い
て3つの第2グループの情報フレームF2が現れ、この
ような順番の出現パターンが4フレーム周期で繰り返
す。従って、受信側では受信される信号の先頭フレーム
などの位置(タイミング)を把握することで、各フレー
ムの内容を参照しなくても各情報フレームのグループを
区別できる。
【0052】しかしながら、移動端末装置100の移動
に伴って、利用するPHS基地局310を切り替えるた
めのハンドオーバや無線回線の瞬断が生じると、伝送す
る情報フレームに連続的に誤りが発生し、フレームタイ
ミングの同期が外れる場合もある。また、情報フレーム
にはそのグループを識別するためのフラグが含まれてい
ないので、画像データなどを含む情報フレームが誤って
音声回路に入力される可能性がある。従って、著しい雑
音が発生する場合がある。
【0053】そこで、この例では、移動端末装置100
及びセンタ端末装置200の受信側の回路において、発
生した情報フレームの誤りに対して図1に示すような制
御を実施している。また、連続的に現れた誤りフレーム
数を検出するために、図3に示すように各タイムスロッ
トに対応づけたエラーカウンタEC1,EC2,EC3
が設けてある。但し、第1グループの情報フレームにつ
いては、それがCRCコードを含まないので、誤りの発
生を直接的には検出できない。
【0054】しかし、連続的に誤りが生じる場合には、
第1グループの情報フレームだけでなく、それに隣接す
る第2グループの情報フレームにおいても誤りが発生す
る確率が高い。従って、第2グループの情報フレームに
生じた誤りから第1グループの情報フレームの誤りも推
定できる。第2グループの情報フレームには再送制御の
ためにCRCコードが含まれているので、第2グループ
の情報フレームの誤りは直接検出できる。
【0055】エラーカウンタEC1,EC2,EC3に
ついては、送信側と受信側との信号のタイミングを合わ
せる際に、CRCコードを含む情報フレームが現れる全
てのスロットに対して用意される。図3において、エラ
ーカウンタEC1,EC2及びEC3は、それぞれ再送
制御対象となる情報フレームF2の受信タイミング(T
1+(1+4m)t),(T1+(2+4m)t),
(T1+(3+4m)t)で連続誤りをカウントする
(m=0,1,2・・・)。
【0056】ここで、再送制御対象とするフレームの3
つの受信タイミング毎に、連続誤り数を計数するのは、
無線伝送路での瞬断等で送信側が意識するフレームタイ
ミングと受信側で意識するフレームタイミングがずれた
際に、同期外れの検出を可能にするためである。すなわ
ち、送信側で順序関係を守って伝送したビットシーケン
スでの欠落や誤ビットの挿入が生じた場合、再送制御対
象の伝送フレームで受信側で意識しているCRCの本来
書き込まれているべき場所とはずれた場所のデータをC
RCとして処理するので、各伝送フレームでCRC誤り
が発生する。しかし、瞬断などで伝送フレーム単位で情
報の欠落が起きた場合には、再送制御対象でない第1グ
ループの情報フレームF1を再送制御対象とするフレー
ムの受信タイミング(T1+(1+4m)t),(T1
+(2+4m)t),(T1+(3+4m)t)で受信
することになる。また、(T1+(1+4m)t),
(T1+(2+4m)t),(T1+(3+4m)t)
のいずれのタイミングで受信することになるか不定なた
め、各タイミングに独立なエラーカウンタを割り当て
て、それぞれのタイミングで連続誤りを監視する。
【0057】受信した情報フレームの誤りを連続的に検
出する可能性が高いのは、次のような場合である。 (1)一時的な伝送条件の悪化で連続したフレーム誤り
が発生する場合。 (2)無線基地局のサービスエリア周辺で定常的に伝送
品質が悪い場合。 (3)移動端末装置100が無線基地局のサービスエリ
ア端を越えて移動した結果ハンドオーバ動作が生じる場
合。
【0058】図1に示す制御を実施する場合、上記
(1)の条件では、伝送条件の劣化が継続する時間の長
さに応じて音声コーデックを消音するかどうかが判断さ
れる。そして、継続時間が短い場合にはその間雑音が発
生する。しかし、ITU標準化番号(G.729)に示
されるようなボコーダ(音声通信装置)では、符号誤り
を考慮した符号を用いるため、致命的な雑音は発生しな
い。また、継続時間が長い場合には音声コーデックが消
音される。
【0059】上記(2)の場合には、フレーム誤りが連
続した後、通信状態が回復し、その後再びフレーム誤り
が連続するという状態が繰返し生じる可能性がある。こ
のような条件では、図1の制御を実施する場合、音声コ
ーデックの消音動作が繰返し働く。ます、通信を成立さ
せる最低条件を満たせない場合には、接続を強制的に切
断するのが望ましい。そのため、一定時間における消音
動作の発動回数を計数し、音声多重伝送時に一定時間内
で消音動作の回数が所定の閾値を越えて生じる場合には
回線を切断する。
【0060】上記(3)の場合には、サービスエリア端
付近では伝送誤りが連続するが、ハンドオーバして別の
エリアに移動すると伝送状態は回復するので、誤りの連
続時間や連続エラーの継続時間が音声コーデックの消音
動作の発動時間程度であっても、再同期の発動時間程度
であっても一時的な通信の中断の後、正常な通信状態に
復帰する。
【0061】図1に示す制御の内容について説明する。
各情報フレームに付加されたCRCコードのチェックの
結果、当該情報フレームの伝送誤りを検出した場合に
は、ステップS11からS12に進む。ステップS12
では、該当するタイムスロットのエラーカウンタをカウ
ントアップする。例えば、図3に示す時間(T1+2
t)から(T1+3t)までの間に現れる情報フレーム
について伝送誤りを検出した場合には、エラーカウンタ
EC2の計数値に1を加算する。伝送誤りが検出されな
かった場合には、エラーカウンタの計数値を0にクリア
する。従って、エラーカウンタは情報フレームの伝送誤
りに関する連続フレーム数を計数する。
【0062】ステップS13では、各スロットのエラー
カウンタEC1,EC2,EC3の計数値を予め定めた
閾値Mと比較する。エラーカウンタEC1,EC2,E
C3のいずれか1つの計数値が閾値M以上の場合には、
ステップS15に進み、音声コーデック132(又は2
23)の音声再生出力を消音(あるいは出力レベルの低
減)する。
【0063】エラーカウンタEC1,EC2,EC3の
全ての計数値が閾値M未満の場合には、ステップS14
に進むので、通常の動作、すなわち音声信号と画像デー
タとの多重伝送を継続する。消音を実施した後、ステッ
プS16では、一定時間Tm内の消音回数Cmを計算す
る。例えば、消音動作とそれの解除とが頻繁に起きる場
合には、一定時間Tm内の消音回数Cmが大きくなる。
【0064】ステップS17では、一定時間Tm内の消
音回数Cmを閾値Lと比較する。消音回数Cmが閾値L
より大きい場合には、ステップS18に進むので、その
とき確保している通信回線を切断する。つまり、前記
(2)の状態に陥ったと判断する。
【0065】消音回数Cmが閾値L以下の場合には、引
続き連続誤りフレーム数の監視を継続する。そして、エ
ラーカウンタEC1,EC2,EC3のいずれか1つの
計数値が閾値N以上の場合には、前記(3)の状況と判
断し、ステップS21で再同期処理を実行する。また、
連続誤りフレーム数がM以上で、かつN未満ならば、一
時的な伝送状態の悪化による伝送誤りの連続と判断し、
ステップS20で音声コーデック132の消音動作を解
除してステップS14でメディア多重伝送モードに復帰
する。なお、図1においては(M<N)とし、実際の閾
値Nの値は、例えば閾値Mの4倍程度にすればよい。ま
た、閾値Lは例えば10程度、一定時間Tmは10秒程
度に定めればよい。
【0066】ところで、無線区間での瞬断や通信途絶が
生じた時には、PHS端末140が正常に受信して通信
インタフェースユニット130に転送した最後のデー
タ、つまり、通信インタフェースユニット130側のバ
ッファに既に蓄積されている同一のデータが、PHS端
末140から通信インタフェースユニット130に対し
て繰返し送信される場合がある。
【0067】このような場合、再送制御対象の第2グル
ープの情報フレームF2の受信タイミングで受信される
情報フレームのCRC検査とフレームに書き込まれてい
るCRCとが一致するため、CRCチェックでは正しい
と判定される。従って、CRCエラーの監視だけでは伝
送誤りを検出できない場合があり、計算機データ等を音
声デコーダに渡す可能性がある。
【0068】そこで、再送制御ロジックからみて矛盾す
るデータを連続して受信した場合には、CRCエラーと
同様の処理を行う。ここで再送制御ロジックから見て矛
盾するデータとは、すでに受信を確認しているにも拘わ
らず、同じフレーム番号を持つ情報フレームを連続して
受信した場合、ラウンドトリップディレイの所定倍以上
の時間にわたって同じフレームに対する再送要求を受け
た場合、自端末が新規データを送信しているにも拘わら
ず、同じ情報フレームに対する送達確認を連続して受け
た場合等である。
【0069】つまり、図6に示す矛盾検出処理において
は、ステップS51で受信確認済みフレームをQ1回連
続的に受信したか否かを識別し、ステップS52で同一
フレームに対する再送要求時間がラウンドトリップディ
レイRttとQ2との積より大きくなったか否かを識別
し、ステップS53では同一フレームの送達確認をQ3
回連続的に受信したか否かを識別する。そして、ステッ
プS51,S52,S53のいずれかの条件を満たす場
合には、ステップS54に進むので再同期処理を実行す
る。
【0070】以上に説明したように、この形態の移動端
末装置100及びセンタ端末装置200は、エラーフリ
ーを保証しない音声データではなく、再送制御によって
エラーフリーを保証する計算機データや画像データ等に
おける伝送誤りの発生をCRC検査等によって監視し、
その伝送誤りの発生状況に応じて音声データに関する伝
送状態を推定し、一定レベルの伝送誤りが連続して発生
する場合には、音声コーデック132(223)の再生
回路を消音制御するとともに誤りの監視を継続し、受信
側での消音動作を開始した一定時間後に伝送誤りの連続
が解消された場合には前記消音制御を解除して音声の再
生を再開し、消音制御後に、一定時間(Tm)を経過し
ても連続誤りが解消されない場合にはハンドオーバやサ
ービスエリア外への移動と推定して、一度リンクを解消
した後改めてリンクしなおすことにより、著しい雑音の
発生を抑制する。
【0071】(第2の実施の形態)この形態は、第1の
実施の形態の変形例であり、図1に示す制御の内容を図
2の制御に置き換える以外は第1の実施の形態と同一で
ある。この形態は、請求項1〜請求項3に対応する。
【0072】この形態では、請求項1の無線音声多重通
信端末装置は移動端末装置100及びセンタ端末装置2
00に対応し、請求項1の第1の比較手段,音声ミュー
ト手段,第2の比較手段,ミュート解除手段及び再同期
手段は、それぞれステップS32,ステップS34,ス
テップS35,ステップS36,ステップS37に対応
する。
【0073】また、請求項2の無線音声多重通信端末装
置は移動端末装置100及びセンタ端末装置200に対
応し、請求項2の第1の比較手段,音声ミュート手段,
第2の比較手段,ミュート解除手段及び再同期手段は、
それぞれステップS32,ステップS34,ステップS
35,ステップS36及びステップS37に対応する。
また、請求項3の複数の通信端末は移動端末装置100
及びセンタ端末装置200に対応し、請求項3の第1の
比較手段,音声ミュート手段,第2の比較手段,ミュー
ト解除手段及び再同期手段は、それぞれステップS3
2,ステップS34,ステップS35,ステップS36
及びステップS37に対応する。
【0074】図2を参照すると、図1に比べて処理の内
容が簡略化されている。ステップS32では、フレーム
の連続誤りを閾値Mと比較する。そして、フレームの連
続誤りが閾値M以上の場合には、ステップS34で音声
コーデックのミュートを実施する。更に、ステップS3
5でフレーム連続誤りを閾値Nと比較する。フレーム連
続誤りが閾値N以上の場合には、ステップS36でミュ
ートのキャンセルを実行する。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では同期を
引き込んだ後では同期用フラグを用いることなくタイミ
ング同期を用いて無線伝送路で同期を確立できる効率の
高いメディア多重伝送方式を採用している。また、メデ
ィア多重伝送を行う際に無線区間で発生する瞬断やハン
ドオーバによる通信回線の途絶時には同期外れを検出し
て雑音の発生を抑圧できる。更に、伝送状態が回復した
際には迅速に多重伝送のためのリンクを回復できる。ま
た、伝送誤りが連続しても音声品質の低下、特に、著し
い雑音の発生を抑制するための手段を簡易な手段で実現
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の制御の主要部を示すフロー
チャートである。
【図2】第2の実施の形態の制御の主要部を示すフロー
チャートである。
【図3】伝送する信号のフレーム及びスロットの構成例
を示すタイムチャートである。
【図4】通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】移動端末装置上のプロトコル構成を示すプロト
コルスタック図である。
【図6】データリンク制御用プロトコルの矛盾検出処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 移動端末装置 110 携帯型パーソナルコンピュータ 120 キャプチャ機能付きカメラ 130 通信インタフェースユニット 131 通話回路 132 音声コーデック 133 メモリ 134 CPU 135 32kbps回線インタフェース 140 PHS端末 150,160 PCカードインタフェース 200 センタ端末装置 210 コンピュータ 220 通信インタフェースユニット 221 CPU 222 メモリ 223 音声コーデック 224 通信回路 225 32kbps回線インタフェース 226 速度変換回路 227 ISDN用インタフェース 230 PCIバスインタフェース 310 PHS基地局 320 ISDN網 410 32kbpsディジタルベアラ 420 メディア多重 430 音声符号化/復号化 440 伝送フレームのARQ制御 510 伝送フレーム生成 520 画像符号化/復号化 530 通信制御 540 画像キャプチャリング 550 画像表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 洋一郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA04 AA11 AA14 BB04 EE08 KK03 NN01 NN04 PP02 PP12 QQ00 RR04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め決定した順序で、音声等のリアルタ
    イム情報を含む情報フレームと計算機データなどの非リ
    アルタイム情報を含む情報フレームとが現れる無線信号
    を受信して処理する無線音声多重通信端末装置におい
    て、 受信した情報フレームで誤りが検出された場合に、情報
    フレームの連続誤り数を第1の閾値と比較する第1の比
    較手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上
    の場合に、受信した音声信号を再生する回路のミュート
    を実施する音声ミュート手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上
    の場合に、検出された情報フレームの連続誤り数を第2
    の閾値と比較する第2の比較手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値未満
    であると、前記ミュートを解除するミュート解除手段と
    検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値以上
    であると、所定の再同期処理を行う再同期手段とを設け
    たことを特徴とする無線音声多重通信端末装置。
  2. 【請求項2】 所定の無線基地局との間で無線通信回線
    を確立し、予め決定した順序で、音声等のリアルタイム
    情報を含む第1グループの情報フレームと計算機データ
    などの非リアルタイム情報を含む第2グループの情報フ
    レームとが現れる無線信号を前記無線通信回線から受信
    するとともに受信の結果を示す制御情報を前記無線通信
    回線に送信する無線音声多重通信端末装置において、 受信した情報フレームで誤りが検出された場合に、情報
    フレームの連続誤り数を第1の閾値と比較する第1の比
    較手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上
    の場合に、受信した音声信号を再生する回路のミュート
    を実施する音声ミュート手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上
    の場合に、検出された情報フレームの連続誤り数を第2
    の閾値と比較する第2の比較手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値未満
    であると、前記ミュートを解除するミュート解除手段と
    検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値以上
    であると、所定の再同期処理を行う再同期手段とを設け
    たことを特徴とする無線音声多重通信端末装置。
  3. 【請求項3】 予め確立された無線通信回線を介して互
    いに接続された複数の通信端末を備え、予め決定した順
    序で、音声等のリアルタイム情報を含む第1グループの
    情報フレームと計算機データなどの非リアルタイム情報
    を含む第2グループの情報フレームとが現れる無線信号
    を前記無線通信回線を介して前記複数の通信端末の間で
    伝送する無線音声多重通信システムにおいて、 受信した情報フレームで誤りが検出された場合に、情報
    フレームの連続誤り数を第1の閾値と比較する第1の比
    較手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上
    の場合に、受信した音声信号を再生する回路のミュート
    を実施する音声ミュート手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第1の閾値以上
    の場合に、検出された情報フレームの連続誤り数を第2
    の閾値と比較する第2の比較手段と、 検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値未満
    であると、前記ミュートを解除するミュート解除手段と
    検出された情報フレームの連続誤り数が第2の閾値以上
    であると、所定の再同期処理を行う再同期手段とを設け
    たことを特徴とする無線音声多重通信システム。
  4. 【請求項4】 予め決定した順序で、音声等のリアルタ
    イム情報を含む第1グループの情報フレームと計算機デ
    ータなどの非リアルタイム情報を含む第2グループの情
    報フレームとが現れる無線信号を受信して処理する無線
    音声多重通信端末装置において、 前記第1グループに属する情報フレームについて、所定
    の誤りが生じた情報フレームの連続フレーム数を連続誤
    り数として検出する連続誤り検出手段と、 前記連続誤り検出手段が検出した前記連続誤り数が第1
    の閾値以上の場合に、受信した音声信号を再生する回路
    からの音声出力を低減もしくは遮断するための消音制御
    を行う消音制御手段と、 一定の時間内に、前記連続誤り検出手段の検出した前記
    連続誤り数が第1の閾値以上になった回数を消音回数と
    して検出する消音回数検出手段と、 前記消音回数検出手段が検出した消音回数が第2の閾値
    未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出した前記連
    続誤り数を前記第1の閾値よりも大きい第3の閾値と比
    較し、前記連続誤り数が前記第3の閾値未満であると、
    前記消音制御を解除する消音解除手段と、 前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の
    閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出した前
    記連続誤り数が前記第3の閾値以上であると、所定の再
    同期処理を行う再同期手段とを設けたことを特徴とする
    無線音声多重通信端末装置。
  5. 【請求項5】 所定の無線基地局との間で無線通信回線
    を確立し、予め決定した順序で、音声等のリアルタイム
    情報を含む第1グループの情報フレームと計算機データ
    などの非リアルタイム情報を含む第2グループの情報フ
    レームとが現れる無線信号を前記無線通信回線を介して
    伝送する無線音声多重通信端末装置において、 前記第2グループに属する受信した情報フレームについ
    て、その受信の結果を示す制御情報を前記無線通信回線
    を介して送信する制御情報送信手段と、 前記第1グループに属する受信した情報フレームについ
    て、所定の誤りが生じた情報フレームの連続フレーム数
    を連続誤り数として検出する連続誤り検出手段と、 前記連続誤り検出手段が検出した前記連続誤り数が第1
    の閾値以上の場合に、受信した音声信号を再生する回路
    からの音声出力を低減もしくは遮断するための消音制御
    を行う消音制御手段と、 一定の時間内に、前記連続誤り検出手段の検出した前記
    連続誤り数が第1の閾値以上になった回数を消音回数と
    して検出する消音回数検出手段と、 前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の
    閾値以上の場合に、確立された無線通信回線を切断する
    回線切断手段と、 前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の
    閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出した前
    記連続誤り数を前記第1の閾値よりも大きい第3の閾値
    と比較し、前記連続誤り数が前記第3の閾値未満である
    と、前記消音制御を解除する消音解除手段と、 前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の
    閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出した前
    記連続誤り数が前記第3の閾値以上であると、所定の再
    同期処理を行う再同期手段とを設けたことを特徴とする
    無線音声多重通信端末装置。
  6. 【請求項6】 予め確立された無線通信回線を介して互
    いに接続された複数の通信端末を備え、予め決定した順
    序で、音声等のリアルタイム情報を含む第1グループの
    情報フレームと計算機データなどの非リアルタイム情報
    を含む第2グループの情報フレームとが現れる無線信号
    を前記無線通信回線を介して前記複数の通信端末の間で
    伝送する無線音声多重通信システムにおいて、 前記第2グループの情報フレームに関する伝送誤りの発
    生状況に応じてそれの再送を実施する再送制御手段と、 前記第1グループに属する受信した情報フレームについ
    て、所定の誤りが生じた情報フレームの連続フレーム数
    を連続誤り数として検出する連続誤り検出手段と、 前記連続誤り検出手段が検出した前記連続誤り数が第1
    の閾値以上の場合に、受信した音声信号を再生する回路
    からの音声出力を低減もしくは遮断するための消音制御
    を行う消音制御手段と、 一定の時間内に、前記連続誤り検出手段の検出した前記
    連続誤り数が第1の閾値以上になった回数を消音回数と
    して検出する消音回数検出手段と、 前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の
    閾値以上の場合に、確立された無線通信回線を切断する
    回線切断手段と、 前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の
    閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出した前
    記連続誤り数を前記第1の閾値よりも大きい第3の閾値
    と比較し、前記連続誤り数が前記第3の閾値未満である
    と、前記消音制御を解除する消音解除手段と、 前記消音回数検出手段が検出した前記消音回数が第2の
    閾値未満の場合に、前記連続誤り検出手段が検出した前
    記連続誤り数が前記第3の閾値以上であると、所定の再
    同期処理を行うとともに、2つの通信端末の間のリンク
    を再度確立する再同期手段とを設けたことを特徴とする
    無線音声多重通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6の無線音声多重通信システムに
    おいて、送信側又は受信側の通信端末が、前記情報フレ
    ームの再送制御における論理的な矛盾を生じる情報フレ
    ームを第4の閾値以上連続的に検出した場合に、送信側
    と受信側の通信端末の間のメディア多重伝送のためのリ
    ンクを再度確立する矛盾検出手段を設けたことを特徴と
    する無線音声多重通信システム。
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