JP2000068540A - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

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JP2000068540A
JP2000068540A JP10233284A JP23328498A JP2000068540A JP 2000068540 A JP2000068540 A JP 2000068540A JP 10233284 A JP10233284 A JP 10233284A JP 23328498 A JP23328498 A JP 23328498A JP 2000068540 A JP2000068540 A JP 2000068540A
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Japan
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power generation
photocoupler
solar cells
signal
solar
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JP10233284A
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Makoto Makino
誠 牧野
Masatoshi Shibata
匡利 柴田
Hiroyuki Aiba
裕之 相場
Mitsuhiro Sanuki
光洋 佐貫
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソーラーセルが故障しても出力を継続すること
ができ、しかも簡単に修理を行うことのできる保守性に
優れた太陽光発電装置を提供する。 【解決手段】電気的に直列に接続された複数のソーラー
セル52と、該複数のソーラーセルのそれぞれに並列に
接続されたバイパスダイオード60と、該複数のソーラ
ーセルのそれぞれに並列に接続されたフォトカプラ62
と、該フォトカプラからの信号に基づき故障したソーラ
ーセルを表す情報を出力する処理装置64、とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光エネルギー
を電気エネルギーに変換することにより発電を行う太陽
光発電装置に関し、特にソーラーセルが故障した場合に
出力が停止されるのを防止し、また故障したソーラーセ
ルの発見を容易にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽光発電システムとして、平板
式発電システムと集光追尾式発電システムとが知られて
いる。平板式発電システムは、例えば家屋の屋根に平面
的に配列された太陽電池パネルから電力を取り出すよう
に構成されている。この平板式発電システムでは、ソー
ラーセルは固定的に配置されているので、太陽の方位及
び仰角によっては太陽光の多くがロスされ、実質の有効
発電時間が短いという欠点がある。
【0003】一方、集光追尾式発電システムは、上下左
右に回動可能なフレーム上に集光レンズを備えたソーラ
ーセルが複数個配置された発電ユニットを備えている。
そして、太陽位置センサからの信号に従ってフレームが
駆動されることにより、発電ユニットが常に太陽に対向
するように制御される。この集光追尾式発電システムで
は、ソーラーセルに対して太陽光の入射角が常にゼロ又
はその近傍の値になるように制御されるので、太陽光が
存在する限りは発電が行われる。このため、実質の有効
発電時間が長くなるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような太陽光発
電システムで使用されるソーラーセルは、単体ではその
出力が小さいため、所要の電圧及び電流が得られるよう
に、複数のソーラーセルが接続されている。実際の太陽
光発電システムは、例えば直列接続された複数のソーラ
ーセルをモジュール化して発電モジュールを構成し、こ
の発電モジュールを、所要の電圧及び電流が得られるよ
うに複数個直列接続することによって構築されている。
【0005】ところで、上記のように構成された太陽光
発電システムで使用されているソーラーセルの何れかに
オープンモードの故障が発生すると、全てのソーラーセ
ルが直列に接続されているために、太陽光発電システム
の出力はゼロになる。しかし、複数のソーラーセルが同
時に故障する確率は非常に低いので、たとえ出力が低す
るとしても残りの正常なソーラーセルで発電を継続して
欲しいという要請がある。
【0006】また、何れかのソーラーセルに故障が発生
した場合、故障したソーラーセルを目視で確認すること
はできないので、従来は、保守者が太陽光発電システム
の設置場所に赴き、以下のような手順で故障修理を行っ
ている。即ち、保守者は、先ず例えばテスターを用いて
各発電モジュールの出力を個々に測定することにより故
障した発電モジュールを特定する。次いで、特定された
発電モジュール内の故障したソーラーセルを知るため
に、テスターを用いて各ソーラーセルの出力を測定した
り、ソーラーセル自体を順次交換するという作業を行っ
ている。
【0007】従って、保守者は故障修理のための器具を
携行して太陽光発電システムが設定されている場所まで
赴かなければならず、また、ソーラーセルを特定して交
換する作業に多大の時間を必要とするので保守性に劣る
という問題がある。特に、太陽光発電システムが遠隔地
に設置されている場合に、保守作業に多大のコストがか
か問題となっている。
【0008】本発明は、上述した要請に応えると共に、
上記の問題を解決するためになされたものであり、その
目的は、ソーラーセルが故障しても出力を継続すること
ができ、しかも簡単に修理を行うことのできる保守性に
優れた太陽光発電装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る太陽光発電装置は、上記目的を達成するために、電気
的に直列に接続された複数のソーラーセルと、該複数の
ソーラーセルのそれぞれに並列に接続されたバイパスダ
イオードと、該複数のソーラーセルのそれぞれに並列に
接続されたフォトカプラと、該フォトカプラからの信号
に基づき故障したソーラーセルを表す情報を出力する処
理装置、とを備えている。この構成によれば、何れかの
ソーラーセルにオープンモードの故障が発生してもこの
太陽光発電装置の出力がゼロになることはなく、また故
障したソーラーセルを処理装置から出力される情報を見
ることにより確認できる。
【0010】また、本発明の第2の態様に係る太陽光発
電装置は、上記と同様の目的で、電気的に直列に接続さ
れた複数のソーラーセルと、該複数のソーラーセルのそ
れぞれに並列に接続されたバイパスダイオードと、該複
数のソーラーセルのそれぞれに並列に接続されたフォト
カプラと、該フォトカプラからの信号を送信する送信装
置と、該送信装置からの信号を受信する受信装置と、該
受信装置で受信された信号に基づき故障したソーラーセ
ルを表す情報を出力する処理装置、とを備えている。上
記送信装置と受信装置との間の通信は有線及び無線の何
れで行ってもよい。この構成によれば、処理装置を太陽
光発電装置から離れた場所に設置できるので、故障した
ソーラーセルを遠隔地において確認できる。
【0011】これら第1及び第2の態様に係る太陽光発
電装置においては、前記複数のソーラーセルのそれぞれ
に並列に接続されるバイパスダイオード及びフォトカプ
ラの少なくとも1つと該ソーラーセルとを半導体プロセ
スによって一体に形成することができる。この構成によ
れば、部品数を減らすことができるので、信頼性の向上
及びコストの低下を図ることができる。
【0012】また、本発明の第3の態様に係る太陽光発
電装置は、上記と同様の目的で、電気的に直列に接続さ
れた複数の発電モジュールであって、各発電モジュール
は電気的に直列に接続された複数のソーラーセルを備え
たものと、該複数の発電モジュールのそれぞれに並列に
接続されたバイパスダイオードと、該複数の発電モジュ
ールのそれぞれに並列に接続されたフォトカプラと、該
フォトカプラからの信号に基づき故障したソーラーセル
を表す情報を出力する処理装置、とを備えている。この
構成によれば、上記第1及び第2の態様に係る太陽光発
電装置に比べて、使用されるバイパスダイオード及びフ
ォトカプラの数を減らすことができるので、信頼性の向
上及びコストの低下を図ることができる。
【0013】また、本発明の第4の態様に係る太陽光発
電装置は、上記と同様の目的で、電気的に直列に接続さ
れた複数の発電モジュールであって、各発電モジュール
は電気的に直列に接続された複数のソーラーセルを備え
たものと、該複数の発電モジュールのそれぞれに並列に
接続されたバイパスダイオードと、該複数の発電モジュ
ールのそれぞれに並列に接続されたフォトカプラと、該
フォトカプラからの信号を送信する送信装置と、該送信
装置からの信号を受信する受信装置と、該受信装置から
の信号に基づき故障したソーラーセルを表す情報を出力
する処理装置、とを備えている。
【0014】また、この第4の態様に係る太陽光発電装
置の前記複数の発電モジュールのそれぞれは、該発電モ
ジュールに備えられた複数のソーラーセルのそれぞれに
太陽光を導く集光機構を備え、更に、太陽位置を検出す
る太陽位置センサと、該太陽位置センサからの信号に基
づいて前記複数の発電モジュールが太陽光に対向するよ
うに太陽を追尾する追尾機構、とを備えて構成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、本
発明が適用された集光追尾式発電システムを例に挙げ
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明が適用された集光追尾式発
電システムの全体の外観を、一部を切り欠いて示す斜視
図である。この集光追尾式発電システムは、支柱11に
支持されたフレーム12に5×3個の発電モジュール1
0が固着されて構成されている。以下では、15個の発
電モジュールを発電ユニット16と総称する。
【0017】支柱11の下端部には、フレーム12全体
を方位方向に回動させるための水平駆動機構13が設け
られている。また、支柱11の上端部には、フレーム1
2全体を仰角方向に回動させるための垂直駆動機構14
が設けられている。本発明の追尾機構は、これら水平駆
動機構及び垂直駆動機構並びに後述する太陽位置センサ
15により構成されている。
【0018】各発電モジュール10は、詳細は後述する
が、レンズで集光された光が照射されることによって直
流電力を発生する複数のソーラーセルを有し、各ソーラ
ーセルで発生された直流電力は積算されて外部に出力さ
れる。この集光追尾式発電システムでは、各発電モジュ
ール10は電気的にシリアルに接続されている。これに
より、各発電モジュール10からの直流電力は積算さ
れ、本集光追尾式発電システムの発生電力として図示し
ない外部端子から外部に出力される。
【0019】また、フレーム12の所定部位(図1中の
上方)には、太陽位置を検出するための太陽位置センサ
15が設けられている。この太陽位置センサ15から得
られた太陽の方向を表す信号(以下、「太陽位置センサ
信号」という)は、図示しない制御部に供給される。こ
の制御部は、発電ユニット16の受光面が常に太陽に垂
直に対向するように、太陽位置センサ15からの太陽位
置センサ信号に基づいて水平駆動機構13及び垂直駆動
機構14を作動させる。これにより、この集光追尾式発
電システムでは、常に太陽を追尾しながら発電が行われ
ることになる。
【0020】次に、発電モジュール10の詳細を、図2
及び図3を参照しながら説明する。この実施の形態で
は、1つの発電モジュール10には、4×3個のソーラ
ーセルが使用されるものとする。なお、発電モジュール
10で使用されるソーラーセルの数は、上記に限定され
ず任意に決定することができる。
【0021】発電モジュール10は、図2の分解斜視図
に示すように、レンズ20、レンズフレーム21、ベー
スパネル22及びヒートシンクパネル23から構成され
ている。
【0022】レンズ20は、機能的に4×3個の領域に
分割された、例えばアクリル樹脂製の板状部材で構成さ
れており、12個の各領域にはフレネルレンズ30が形
成されている。本発明の集光機構は、このフレネルレン
ズ30と後述する二次集光レンズ53とから構成されて
いる。
【0023】12個のフレネルレンズ30は、ベースパ
ネル22に設けられる12個のセルアセンブリ40(詳
細は後述する)にそれぞれ対応するように形成されてい
る。フレネルレンズ30が大気中に暴露されている場合
は、その光透過率の経年劣化が考えられる。このような
問題を回避するために、レンズ20の上面に、例えば紫
外線カットガラスを設けるのが好ましい。
【0024】レンズフレーム21は、上下面が開口され
た箱状に形成され、その上面の枠でレンズ20を固定的
に支持する。また、このレンズフレーム21は、ベース
パネル22と相俟って、各フレネルレンズ30の焦点距
離に対応する距離を確保するためのスペーサとして機能
する。
【0025】ベースパネル22は、上面が開口された箱
状に形成され、その上面の枠で上記レンズフレーム21
を固定的に支持する。このベースパネル22の中の底面
には、図3に示すように、4×3個のセルアセンブリ4
0が配置されている。これら12個のセルアセンブリ4
0は、各セルアセンブリ40が有する電極リードを介し
て電気的に直列に接続されている。この直列接続は、隣
接するセルアセンブリ40の異電極リード同士をバスバ
ー41で接続することにより実現されている。
【0026】また、直列に接続された12個のセルアセ
ンブリ40の一端側のセルアセンブリ40の正電極リー
ドはベースパネル22の一方の側面に設けられた第1出
力端子24に、他端側のセルアセンブリ40の負電極リ
ードはベースパネル22の他方の側面に設けられた第2
出力端子25にそれぞれ接続されている。そして、これ
ら第1出力端子24及び第2出力端子25から電力が取
り出されるようになっている。
【0027】ヒートシンクパネル23は、その上面にベ
ースパネル22を放熱用接着剤で接着することにより該
ベースパネル22を支持する。このヒートシンクパネル
23には複数の放熱フィンが設けられており、ベースパ
ネル22に配置された各セルアセンブリ40で発生され
る熱を放散するために使用される。
【0028】次に、上記セルアセンブリ40の構成を、
図4に示した側面図を参照しながら説明する。
【0029】セルアセンブリ40は、熱を拡散するため
のヒートスプレッダ50上に、電極パターンが形成され
た例えばセラミックの基板51が接着され、その上にソ
ーラーセル52が固着され、更にこのソーラーセル52
の上面に二次集光レンズ(SOE)53が接着されるこ
とにより構成されている。また、基板51の一端側から
はソーラーセル52の正電極に接続された正電極リード
54が、他端側からはソーラーセル52の負電極に接続
された負電極リード55がそれぞれ設けられている。
【0030】更に、正電極リード54と負電極リード5
5との間には、バイパスダイオード60が接続されると
共に、抵抗器61とフォトカプラ62とが直列に接続さ
れたものが接続されている。なお、図4では接続状態を
明確にするために、バイパスダイオード60、抵抗器6
1及びフォトカプラ62はデフォルメして記載されてい
る。フォトカプラ62から出力される検出信号を導くた
めの信号線は、図示されていない端子盤63で纏められ
て発電モジュール10の外部に引き出されている。
【0031】フレネルレンズ30によって集光された光
は、二次集光レンズ53の上面に導かれる。二次集光レ
ンズ53は、フレネルレンズ30の光軸ずれを吸収する
ために設けられている。即ち、フレネルレンズ30から
の光が二次集光レンズ53の上面の中心からずれた位置
に入射されても、二次集光レンズ53の内部壁面で全反
射されることにより全入射光がソーラーセル52に導か
れる。これにより、ソーラーセル52で光エネルギーが
電気エネルギーに変換され、正電極リード54及び負電
極リード55から電力として出力される。
【0032】次に、上記のように構成される太陽光発電
装置の電気的な構成を説明する。図5は、本発明の第1
の実施の形態に係る太陽光発電装置で使用される発電モ
ジュール10の電気的な構成を示す回路図である。この
発電モジュール10は、直列に接続された12個のソー
ラーセル52を有する。この発電モジュール10の出力
は、第1出力端子24及び第2出力端子25から取り出
される。各ソーラーセル52には、バイパスダイオード
60が並列に接続されると共に、直列に接続された抵抗
器61とフォトカプラ62とが更に並列に接続されてい
る。抵抗器61は、フォトカプラ62に流れる電流を制
限するために設けられている。
【0033】バイパスダイオード60は、ソーラーセル
52が正常に動作している場合、つまり発電モジュール
10に含まれる12個のソーラーセル52の何れにもオ
ープンモードの故障がない場合は逆バイアスになる。従
って、この場合はバイパスダイオード60に電流は流れ
ない。同様に、ソーラーセル52が正常に動作している
場合は、フォトカプラ62も逆バイアスになる。従っ
て、このフォトカプラ62にも電流は流れないので、こ
のフォトカプラ62から出力される検出信号が有意にな
ることはない。
【0034】一方、ソーラーセル52にオープンモード
の故障が発生した場合は、バイパスダイオード60は順
バイアスになる。従って、この場合はバイパスダイオー
ド60に電流が流れる。これにより、ソーラーセル52
にオープンモードの故障が発生しても発電モジュール1
0からの出力が低下するだけでゼロになることはない。
また、ソーラーセル52にオープンモードの故障が発生
すると、フォトカプラ62も順バイアスになるので、こ
のフォトカプラ62に電流が流れる。これにより、フォ
トカプラ62から出力される検出信号が有意になる。
【0035】各フォトカプラ62からの信号線は端子盤
63で纏められて処理装置64に接続されている。従っ
て、12個のフォトカプラ62のそれぞれから出力され
る検出信号は同時に処理装置64に供給される。処理装
置64としては、例えばマイクロコンピュータを用いる
ことができる。また、この処理装置64には表示器65
が接続されている。表示器65としては、例えばLC
D、LED等を用いることができる。
【0036】この処理装置74は、発電モジュール10
の端子盤63を経由して送られてくるフォトカプラ62
からの検出信号を一定周期で取り込み、有意信号が存在
するかどうかを調べる。ここで、有意信号が存在するこ
とが判断されると、その信号を出力しているフォトカプ
ラ62に対応するソーラーセル52、つまり故障してい
るソーラーセル52を表す情報が表示器65に表示され
る。
【0037】この処理装置64は、他の発電モジュール
から送られてくる検出信号も上記と同様に処理する。従
って、全発電モジュールの全フォトカプラからの検出信
号が処理装置64に供給されることになる。その結果、
保守者は、表示器65を見ることにより故障しているソ
ーラーセル及びそのソーラーセルが含まれる発電モジュ
ールを知ることができるので、例えばその発電モジュー
ルを交換するといった簡単な作業で故障修理を行うこと
ができる。
【0038】なお、上記バイパスダイオード60、抵抗
器61及びフォトカプラ62の少なくとも1つは、半導
体プロセスにより上記ソーラーセル52と同一のセル上
に構成することができる。この場合、セルアセンブリ4
0を構成する部品数が減るので、信頼性を向上させるこ
とができると共に、部品コスト及び作業コストを低下さ
せることができる。また、ソーラーセル52と、上記バ
イパスダイオード60、抵抗器61及びフォトカプラ6
2とをハイブリッド化されたモジュールとして構成する
こともできる。この場合も上記と同様の効果を奏する。
【0039】この第1の実施の形態に係る太陽光発電装
置は、図6に示すように、送信装置66、受信装置67
及びこれらを接続する伝送路68を更に追加して構成す
ることができる。この場合、伝送路68は有線伝送路で
構成してもよいし無線伝送路で構成してもよい。太陽光
発電装置を、例えば砂漠地帯のような僻地に設置するよ
うな場合は、伝送路68は無線伝送路で構成するのが現
実的である。
【0040】この太陽光発電装置では、発電モジュール
10の各フォトカプラ62からの信号線は端子盤63で
纏められて送信装置66に接続されている。他の発電モ
ジュールの各フォトカプラからの信号線も同様に端子盤
で纏められて送信装置66に接続されている。従って、
全発電モジュールの全フォトカプラからの検出信号が送
信装置66に供給されることになる。
【0041】送信装置66は、この信号線によって送ら
れてくるフォトカプラ62からの検出信号を一定周期で
取り込む。そして、取り込んだ信号を所定のフォーマッ
トに変換し、更に変調して伝送路68に送出する。
【0042】受信装置67は、伝送路68によって送ら
れてくる信号を復調することにより元のフォーマットの
信号を再生する。この再生によって得られたフォトカプ
ラ62からの検出信号は、処理装置64に送られる。処
理装置64は、上記と同様に、受信装置67から取り込
まれたフォトカプラ62からの検出信号に有意信号が存
在するかどうかを調べる。ここで、有意信号が存在する
ことが判断されると、その信号を出力しているフォトカ
プラ62に対応するソーラーセル52、つまり故障して
いるソーラーセル52を表す情報が表示器65に表示さ
れる。
【0043】その結果、保守者は、表示器65を見るこ
とにより、遠隔地に設置されている太陽光発電装置の故
障しているソーラーセル及びそのソーラーセルが含まれ
る発電モジュールを知ることができる。従って、太陽光
発電装置が設置されている場所に故障修理に赴く場合
に、必要最小限の器具を携行するだけでよく、また故障
している発電モジュールは予め分かっているので、故障
修理を短時間で効率よく行うことができる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態に係る太
陽光発電装置を、図7に示した回路図を参照しながら説
明する。
【0045】この太陽光発電装置の発電ユニット16
は、直列に接続された複数の発電モジュール10を有す
る。この発電ユニット16の出力は、第1外部端子17
及び第2外部端子18から取り出され、負荷に供給され
るようになっている。各発電モジュール10には、バイ
パスダイオード70が並列に接続されると共に、直列に
接続された抵抗器71とフォトカプラ72とが更に並列
に接続されている。抵抗器71は、フォトカプラ72に
流れる電流を制限するために設けられている。
【0046】バイパスダイオード70は、発電ユニット
16が正常に動作している場合、つまり発電ユニット1
6に含まれる複数の発電モジュール10の何れにもオー
プンモードの故障がない場合は逆バイアスになる。従っ
て、この場合はバイパスダイオード70に電流は流れな
い。同様に、発電ユニット16が正常に動作している場
合は、フォトカプラ72も逆バイアスになる。従って、
このフォトカプラ72にも電流は流れないので、このフ
ォトカプラ72から出力される検出信号が有意になるこ
とはない。
【0047】一方、発電モジュール10にオープンモー
ドの故障が発生した場合、つまり発電モジュール10内
の何れかのソーラーセル52がオープンモードの故障を
した場合又は各セルアセンブリ40の電極リードとこれ
らを接続するバスバー41との間に断線が発生した場合
は、バイパスダイオード70は順バイアスになる。従っ
て、この場合はバイパスダイオード70に電流が流れ
る。これにより、発電モジュール10にオープンモード
の故障が発生してもこの太陽光発電装置全体としての出
力が低下するだけでゼロになることはない。また、発電
モジュール10にオープンモードの故障が発生すると、
フォトカプラ72も順バイアスになるので、このフォト
カプラ72に電流が流れる。これにより、フォトカプラ
72から出力される検出信号が有意になる。
【0048】各フォトカプラ72からの信号線は端子盤
73で纏められて処理装置74に接続されている。従っ
て、複数のフォトカプラ72のそれぞれから出力される
検出信号は同時に処理装置74に供給される。処理装置
74及び表示器75は、上述した第1の実施の形態で説
明した処理装置64及び表示器65と同じものを用いる
ことができる。
【0049】この処理装置74は、発電モジュール10
の端子盤73を経由して送られてくるフォトカプラ72
からの検出信号を一定周期で取り込み、有意信号が存在
するかどうかを調べる。ここで、有意信号が存在するこ
とが判断されると、その信号を出力しているフォトカプ
ラ72に対応する発電モジュール10、つまり故障して
いる発電モジュール10を表す情報が表示器75に表示
される。
【0050】その結果、保守者は、表示器75を見るこ
とにより故障している発電モジュールを知ることができ
るので、例えばその発電モジュールを交換するといった
簡単な作業で故障修理を行うことができる。
【0051】この第2の実施の形態の太陽光発電装置で
は、各発電モジュール10内の各ソーラーセル52には
バイパスダイオード、抵抗器及びフォトカプラは設けら
れず、各発電モジュール10にバイパスダイオード、抵
抗器及びフォトカプラが設けられるだけである。従っ
て、太陽光発電装置全体としての部品数を減らすことが
できるという利点がある。
【0052】この第2の実施の形態に係る太陽光発電装
置も、上述した第1の実施の形態と同様に、送信装置、
受信装置及びこれらを接続する伝送路を更に追加して構
成することができ、この場合も上述した第1の実施の形
態と同様の作用・効果を奏する。
【0053】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
では、本発明を集光追尾式発電システムに適用した場合
について説明したが、平板式発電システムにも適用でき
ることは勿論である。この場合、平板式発電システムで
使用される全ソーラーセルの各々に並列にバイパスダイ
オード及びフォトカプラを設けるように構成してもよい
し、複数のソーラーセルが搭載された太陽電池パネルを
1モジュールとして各モジュール毎にバイパスダイオー
ド及びフォトカプラを設けるように構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ソーラーセルが故障しても出力を継続することができ、
しかも簡単に修理を行うことのできる保守性に優れた太
陽光発電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される集光追尾式発電システムの
全体の外観を、一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る発電モジュールを分
解して示す斜視図である。
【図3】図2に示したベースパネルを分解して詳細に示
す斜視図である。
【図4】図3に示したセルアセンブリの概略構成を示す
側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装
置に含まれる発電モジュールの電気的な構成を示す回路
図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電装
置の変形例の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る太陽光発電装
置の電気的な構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10 発電モジュール 11 支柱 12 フレーム 13 水平駆動機構 14 垂直駆動機構 15 太陽位置センサ 16 発電ユニット 17 第1外部端子 18 第2外部端子 20 レンズ 21 レンズフレーム 22 ベースパネル 23 ヒートシンクパネル 24 第1出力端子 25 第2出力端子 30 フレネルレンズ 40 セルアセンブリ 41 バスバー 50 ヒートスプレッダ 51 基板 52 ソーラーセル 53 二次集光レンズ 54 正電極リード 55 負電極リード 60、70 バイパスダイオード 61、71 抵抗器 62、72 フォトカプラ 63、73 端子盤 64、74 処理装置 65、75 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相場 裕之 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 佐貫 光洋 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F051 JA02 JA10 JA20 KA02 KA03 KA07 KA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に直列に接続された複数のソーラー
    セルと、 該複数のソーラーセルのそれぞれに並列に接続されたバ
    イパスダイオードと、 該複数のソーラーセルのそれぞれに並列に接続されたフ
    ォトカプラと、 該フォトカプラからの信号に基づき故障したソーラーセ
    ルを表す情報を出力する処理装置、とを備えた太陽光発
    電装置。
  2. 【請求項2】電気的に直列に接続された複数のソーラー
    セルと、 該複数のソーラーセルのそれぞれに並列に接続されたバ
    イパスダイオードと、 該複数のソーラーセルのそれぞれに並列に接続されたフ
    ォトカプラと、 該フォトカプラからの信号を送信する送信装置と、 該送信装置からの信号を受信する受信装置と、 該受信装置で受信されれた信号に基づき故障したソーラ
    ーセルを表す情報を出力する処理装置、とを備えた太陽
    光発電装置。
  3. 【請求項3】前記複数のソーラーセルのそれぞれに並列
    に接続されるバイパスダイオード及びフォトカプラの少
    なくとも1つと該ソーラーセルとは半導体プロセスによ
    って一体に形成されている請求項1又は請求項2に記載
    の太陽光発電装置。
  4. 【請求項4】電気的に直列に接続された複数の発電モジ
    ュールであって、各発電モジュールは電気的に直列に接
    続された複数のソーラーセルを備えたものと、 該複数の発電モジュールのそれぞれに並列に接続された
    バイパスダイオードと、 該複数の発電モジュールのそれぞれに並列に接続された
    フォトカプラと、 該フォトカプラからの信号に基づき故障したソーラーセ
    ルを表す情報を出力する処理装置、とを備えた太陽光発
    電装置。
  5. 【請求項5】電気的に直列に接続された複数の発電モジ
    ュールであって、各発電モジュールは電気的に直列に接
    続された複数のソーラーセルを備えたものと、 該複数の発電モジュールのそれぞれに並列に接続された
    バイパスダイオードと、 該複数の発電モジュールのそれぞれに並列に接続された
    フォトカプラと、 該フォトカプラからの信号を送信する送信装置と、 該送信装置からの信号を受信する受信装置と、 該受信装置からの信号に基づき故障したソーラーセルを
    表す情報を出力する処理装置、とを備えた太陽光発電装
    置。
  6. 【請求項6】前記複数の発電モジュールのそれぞれは、
    該発電モジュールに備えられた複数のソーラーセルのそ
    れぞれに太陽光を導く集光機構を備え、更に、 太陽位置を検出する太陽位置センサと、 該太陽位置センサからの信号に基づいて前記複数の発電
    モジュールが太陽光に対向するように太陽を追尾する追
    尾機構、とを備えた請求項5に記載の太陽光発電装置。
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