JP2000067009A - 主記憶共有型マルチプロセッサ - Google Patents

主記憶共有型マルチプロセッサ

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JP2000067009A
JP2000067009A JP10233832A JP23383298A JP2000067009A JP 2000067009 A JP2000067009 A JP 2000067009A JP 10233832 A JP10233832 A JP 10233832A JP 23383298 A JP23383298 A JP 23383298A JP 2000067009 A JP2000067009 A JP 2000067009A
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physical
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transaction
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physical page
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Toshio Okochi
俊夫 大河内
Toru Shonai
亨 庄内
Naoki Hamanaka
直樹 濱中
Naohiko Irie
直彦 入江
Hideya Akashi
英也 明石
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Hitachi Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/163Interprocessor communication
    • G06F15/167Interprocessor communication using a common memory, e.g. mailbox
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2212/00Indexing scheme relating to accessing, addressing or allocation within memory systems or architectures
    • G06F2212/68Details of translation look-aside buffer [TLB]
    • G06F2212/682Multiprocessor TLB consistency

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページテーブル書き換え時のTLB一貫性制
御のオーバーヘッドを削減する。 【解決手段】 ノード内主記憶の物理ページと仮想ペー
ジの対応を記録する物理ページマップテーブルを設け、
メモリアクセストランザクションには物理アドレスと仮
想ページ番号をもたせ、メモリアクセストランザクショ
ンを受け取ったノードが該トランザクションの仮想ペー
ジ番号と物理ページマップテーブルに記録されているペ
ージ番号を照合し、一致していれば正当なメモリアクセ
スとしてトランザクションを処理し、不一致の場合はエ
ラーをトランザクション発行元ノードに伝える。 【効果】 ページテーブル書き換え時のTLB一貫性制
御を不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置であ
るパーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーショ
ン(WS),サーバ機等に用いられる、主記憶共有型マ
ルチプロセッサシステムに関係し、特に、主記憶共有型
マルチプロセッサシステムにおけるメモリコヒーレンシ
保持のための方法およびシステムに関係する。
【0002】
【従来の技術】近年PC,WSの上位機種及びサーバ機
などでは、主記憶共有型のマルチプロセッサ(SMP)
構成が広まっており、性能を向上させるために、20〜30
台以上の多数台のプロセッサの間で主記憶を共有するこ
とが重要な課題になってきている。主記憶共有型のマル
チプロセッサの構成方法として広く使われている方式と
して共有バスがあるが、バスではバスのスループットが
ネックになるため、接続可能なプロセッサの数は高々8
台程度である。
【0003】バスのスループットの限界を越えて多数台
のプロセッサを接続したSMPを実現する方法として、
クロスバスイッチによって高いスループットのプロセッ
サ間結合を実現する方法、およびディレクトリを用いて
プロセッサ間のトラフィックを削減する方法が知られて
いる。
【0004】クロスバスイッチによる方法は、たとえば
「進化したシステム・アーキテクチャ」(SunWor
ld誌1996年1月号第29頁〜第32頁)に開示さ
れている。この方式では、プロセッサと主記憶を持つ各
ボードを、高速なクロスバスイッチで接続し、プロセッ
サ間のキャッシュ一貫性を保持する。この方式では、キ
ャッシュ一貫性の保持が高速にできるという利点が有
る。しかし、キャッシュの一貫性を保持するためのトラ
ンザクションを全プロセッサにブロードキャストするた
め、クロスバスイッチにかかるトラフィックが高く、高
速なスイッチが必要となる。
【0005】ディレクトリを用いる方法については、た
とえば「The StanfordFLASH Mul
tiprocessor」(第21回ISCA Pro
ceedings)に開示されている。この方式では、
主記憶のデータライン毎に、そのデータラインがどこの
プロセッサのキャッシュに接続されているかを示すビッ
トマップであるディレクトリを設けることにより、必要
なプロセッサにのみキャッシュ一貫性を保持するための
トランザクションを送る。それにより、スイッチにかか
るトラフィックを大幅に削減することができ、スイッチ
のハードウェアコストを削減することができる。スイッ
チ型結合やディレクトリ方式を用いることで、20〜30台
を越えるの多数台のプロセッサの間で主記憶を共有する
ことが可能になっている。
【0006】このようなシステムでは通常、複数のタス
クまたはプロセスを同時に実行するマルチタスキングま
たはマルチプロセッシングと呼ばれる機能を有するオペ
レーティングシステムが用いられる。マルチタスキング
システムにおける各々のタスクは、その実行のために用
いる各々独立した仮想アドレス空間を有し、仮想アドレ
スは、システムの主記憶の物理アドレスに写像される。
この写像はページテーブルと呼ばれる仮想ページから物
理ページへのマップを定義する変換表を用いてオペレー
ティングシステムが管理する。仮想アドレス空間を用い
るたシステムにおいては、プロセッサからのメモリアク
セス(ロード/ストア、命令フェッチ)の度に仮想アド
レスを物理アドレスに変換する必要があり、このアドレ
ス変換を高速に実行しなければならない。仮想アドレス
から物理アドレスへの変換を高速に行うための手法とし
て、TLB(Translation Lookaside Buffer)の利用が
知られている。TLBは仮想アドレスと、変換アルゴリ
ズムによって生成された物理アドレスの対応を保持する
バッファである。
【0007】TLBを用いることでアドレス変換を高速
に行うことが可能であるが、主記憶共有型マルチプロセ
ッサでTLBを用いる場合には、マルチプロセッサのシ
ステム全体でTLBの一貫性を保たなければならない。
このTLBの一貫性保持を高速、低オーバーヘッドで実
現する方法が、たとえばCharles R. Moore, John S.Muh
ich 米国特許5437017(1995年7月25日)「Method and Sys
tem for MaintainingTranslation Lookaside Buffer Co
herency in a Multiprocessor Data Processing Syste
m」に開示されている。この方法では、ページテーブル
の書き換え時にオペレーティングシステムがTLB無効
化トランザクションをブロードキャストし、書換えられ
たページテーブルエントリに対応する他のプロセッサの
TLBのラインをすべて無効にすることで、TLBの一
貫性を保証している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で述べた
方式によって、主記憶共有型マルチプロセッサ上でTL
Bの一貫性を保証することが可能であるが、この方法に
は以下の課題がある。 (1)TLB無効化トランザクションをブロードキャス
トするためネットワークへの負荷が大きい。 (2)トランザクションがプロセッサ内部にまで入って
いくため、プロセッサバスのトラフィックが増大し、プ
ロセッサの実効性能が低下する。 (3)TLBパージトランザクションを受け取ったプロ
セッサは、メモリアクセスの一貫性を保証するために各
プロセッサは実行途中のメモリアクセストランザクショ
ンをすべて終了させてからTLBラインの無効化を行わ
なければならない。このためプロセッサの命令パイプラ
インが一旦止まることになり、プロセッサ性能の低下を
招く。
【0009】これらのオーバーヘッドは、マルチプロセ
ッサの多重度(プロセッサ数)に比例して増大するた
め、プロセッサ数を増大させた場合、そのオーバーヘッ
ドのシステム全体の性能への影響は相対的に大きくな
り、プロセッサ数の増加による性能向上効果が得られな
くなってしまう。
【0010】本発明の目的は、TLB無効化トランザク
ションのブロードキャストをまったく行わないか、ある
いは従来方法よりも遥かに少ない回数行うだけで、主記
憶共有型マルチプロセッサシステムにおけるTLBの一
貫性保持を、実現することが可能な方法およびシステム
を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、(1つ以上の)CPUと(部分)主記憶を持つボー
ド(以下ではノードと呼ぶ)において、各ノードが持つ
主記憶の物理ページ毎に、どの仮想ページがその物理ペ
ージにマップされているかを記憶するテーブル(物理ペ
ージマップテーブルと呼ぶ。PPTと略記することもあ
る。)を設ける。オペレーティングシステムが仮想ペー
ジと物理ページの対応づけを変更する(すなわちページ
テーブルを書換える)毎に、オペレーティングシステム
はこの物理ページマップテーブルも書き換える。メモリ
をアクセスするバストランザクションおよびネットワー
クトランザクション(メモリアクセストランザクション
と総称する)には、物理アドレスと仮想ページ番号を持
たせ、各ノードは受け取ったメモリアクセストランザク
ションに付加された仮想ページ番号と物理テーブルに記
憶されている該物理アドレスに対応する仮想ページ番号
とを比較し、仮想ページ番号が一致すれば正当なメモリ
アクセスとして該トランザクションに対する応答処理を
実行し、一致しない場合はトランザクション発行元にエ
ラーを通知する。このような、メモリアクセストランザ
クションの仮想ページ番号と物理ページマップテーブル
に記録された仮想ページ番号の不一致は、トランザクシ
ョン発行元がTLBラインを更新した時点のページテー
ブルをトランザクション到着時までにオペレーティング
システムによって書換え、物理ページマップテーブルも
それに伴って書換えた場合に発生する。
【0012】エラー通知を受け取ったプロセッサは、該
メモリアクセストランザクションによってアクセスした
仮想ページに対応するページテーブルを改めて参照し、
TLBラインを書き換える。
【0013】このように、ページテーブル書き換えによ
って発生するページテーブルとTLBの不一致を実際に
メモリアクセスが起こった時点で、メモリアクセストラ
ンザクションを受け取った側で検出することで、TLB
パージトランザクションのブロードキャストを省略する
ことが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る主記憶共有型
マルチプロセッサを、図面を参照してさらに詳細に説明
する。
【0015】<実施例> (1)装置の概要 図1は、本発明に係る主記憶共有型マルチプロセッサの
ブロック図である。本システムは64ノードのシステム
であり、複数のノード、例えば100、200(これら
はノード0、ノード63と呼ぶことがある)が、ネット
ワーク900により接続される。各ノードは同じ構造を
有する。各ノードは、CPU110〜112、(部分)
主記憶160、主記憶へのアクセスを制御する主記憶ア
クセス回路161、ネットワークからのトランザクショ
ンを受信する回路であるネットワークトランザクション
受信回路151、ネットワークへトランザクションを送
信するネットワークトランザクション送信回路157を
持つ。ネットワークトランザクション受信回路151、
ネットワークトランザクション送信回路157、ネット
ワーク900については、公知の技術であるので内部の
説明は省略する。
【0016】主記憶160は、このシステムに共通の主
記憶の一部を構成し、各ノードのCPUで実行されるプ
ログラムおよびデータの一部を保持する。各ノードの主
記憶は、全てのノードのCPUから使用され、図1のシ
ステムはいわゆる分散共有メモリ型の並列計算機システ
ムを構成する。図ではノード内のCPUはバスにより接
続されているが、バス以外の結合方式、例えば一対一結
合、スイッチによる結合でもよい。これらノード内の接
続方法については公知の技術であり、内部構造の詳細な
説明は行わない。
【0017】主記憶アクセス回路161は、CPUから
主記憶アクセス命令が発行されたときに、他のノードへ
のキャッシュ一貫性チェック(以下ではCCC:Cache C
oherent Check と略記する)のためのネットワークトラ
ンザクションの発行、他ノードへの主記憶アクセストラ
ンザクションの発行、自ノード内の主記憶のアクセス、
および、他のノードから送られてきたCCCトランザク
ション、主記憶アクセストランザクションを実行するた
めの回路である。
【0018】先ず、送信側の回路を説明する。バスコマ
ンド受信/バスコマンド分類回路(バストランザクショ
ン受信/分類回路とも呼ぶことにする)131は、CP
Uから送られてきたバストランザクションの受信/バス
トランザクションの分類を行うための回路である。ロー
カル/リモート判定回路132は、CPUからアクセス
されたメモリアドレスが内部(ノード内の主記憶のアド
レス)かリモート(他のノードが持つ主記憶のアドレ
ス)かを判断するための回路である。ローカル/リモー
ト判定回路132は、メモリアクセストランザクション
の物理アドレスによって内部/リモートを判断する。ロ
ーカル/リモート判定回路は公知の技術で実現でき、内
部の説明は省略する。物理ページマップテーブル141
は、自ノード内の主記憶の各ページに現在マップされて
いる仮想ページ番号を記憶するための物理ページマップ
テーブル(PPT)である。仮想ページIDチェック回
路142(図2)は、自ノード内主記憶へのアクセスト
ランザクションが有する物理アドレスと仮想ページ番号
を物理ページマップテーブル(図3)の内容と照合し、
該主記憶アクセスが有効か否かを判定する回路である。
物理ページマップテーブル書き換え回路143は、物理
ページマップテーブル141の内容をオペレーティング
システム等のソフトウェアが書換えるためにCPUから
アクセスするための回路である。物理ページマップテー
ブル141、仮想ページIDチェック回路142、及
び、物理ページマップテーブル書き換え回路143は本
実施の形態に特有の回路である。ネットワークコマンド
生成回路156は、CCCトランザクション、他ノード
主記憶アクセストランザクション、他ノードへの返答ト
ランザクション等のネットワークトランザクションを生
成するための回路である。宛先生成回路155は、アク
セスアドレス、アクセストランザクションより、ネット
ワークトランザクションをどのノードに出すかを判断す
る回路である。この宛先生成回路155は、本実施の形
態に特有の動作を行う。
【0019】図2は仮想ページIDチェック回路142
のブロック図である。アドレス分解回路a1421はメ
モリをアクセスするバスコマンドから仮想ページ番号を
取り出し、またバスコマンドのアクセス先物理ページア
ドレスから該アドレスの属する物理ページ番号を計算す
る。アドレス分解回路b1422は、メモリをアクセス
するネットワークコマンドについてアドレス分解回路a
1421と同様の処理を行なう。物理ページマップテー
ブル読み出し回路1423は、物理ページマップテーブ
ル141をアクセスして物理ページ番号に対応する仮想
ページ番号及び状態ビットを読み出す。
【0020】図3は物理ページマップテーブル141の
構成を示す。物理ページマップテーブル141は物理ペ
ージ番号に、該物理ページにマップされている仮想ペー
ジ番号とそのページが有効であるか否かを示す状態ビッ
トの組を対応づける表である。この表は特に限定されな
いがたとえば物理ページ番号をエントリとする連想メモ
リを用いて実装される。
【0021】次に受信側の回路を説明する。ネットワー
クコマンド分類回路153は、他のノードから送られて
きたネットワークトランザクションの分類を行う回路で
あり、メモリアクセスが正常に行われたことを示す応答
であるとか、アクセス先ノードでPPTミスが発生した
ことを示す応答であるとか、分類する。ローカル/リモ
ート判定回路152は、他のノードから送られてきたト
ランザクションのアクセスアドレスが内部か(当該ノー
ド内であるか)リモートか(ノード外か)を判断する回
路である。バスコマンド生成回路(バストランザクショ
ン生成回路とも呼ぶことにする)133は、他のノード
から送られてきたCCCトランザクションなどを、ノー
ド内のバスに出力するための回路である。主記憶アクセ
ス回路161は、他のノードからのネットワークを経由
したメモリアクセス要求および時ノード内の各CPUか
らのメモリアクセス要求に応じて自ノード内の主記憶1
60をアクセスするための回路である。アクセス元ノー
ド番号保持回路154は、他のノードからのアクセスト
ランザクションが来た際に、アクセス元のノード番号を
一時的に記憶するためのラッチである。返答先のノード
番号を知るために用いられる。
【0022】(2)バストランザクション、ネットワー
クトランザクションの説明 図4、図5は、メモリアクセスに係わるノード内バス、
およびネットワーク上のトランザクションのフォーマッ
トを示す。それぞれのトランザクションは、宛先200
1、3001、コマンド種別と送り元ノード番号200
2、2003、物理アドレス2003、3003、仮想
ページ番号2004、データ3005〜3006からな
る。メモリアクセスに係わるトランザクションには、デ
ータのライン転送要求、他のキャッシュ上のデータの無
効化の要求等のアドレスのみでデータを伴わないトラン
ザクション(図4)と、キャッシュラインの書き戻し要
求、ライン転送要求に応答してデータを送るトランザク
ション等のデータ(3005〜3006)を伴うトラン
ザクション(図5)とがある。これらのトランザクショ
ンの組み合わせによってバスおよびネットワークで結合
されたプロセッサ、キャッシュメモリ、主記憶等の間で
データの一貫性制御を行う方法については公知の技術で
あるので、ここでは説明しない。
【0023】(3)メモリアクセス要求元ノードの動作 次に、メモリアクセス要求元ノードの動作を説明する。
自ノードのCPUからのメモリアクセス要求は、先ずT
LBを参照してアクセス先物理アドレスを取得し、バス
120上に発行される。バストランザクション受信/分
類回路(バスコマンド受信/バスコマンド分類回路)1
31は、トランザクションの種類を判定し、メモリアク
セストランザクションであると判定すると、ライン13
2aを介してローカル/リモート判定回路132に物理
アドレスを送り、アクセス対象が自ノード内主記憶か他
ノードの主記憶かを判定する。バストランザクション受
信/分類回路131は、メモリアクセス要求が自ノード
内主記憶へのアクセスであると判定すると、該トランザ
クションを、ライン131bを介して主記憶アクセス回
路161へ、またライン131cを介して仮想ページ番
号(ID)チェック回路142へ送る。仮想ページ番号
(ID)チェック回路142は、該トランザクションの
アクセス先物理アドレスを用いて、物理ページマップテ
ーブル141(図3)から該物理アドレスに現在マップ
されている仮想ページ番号と、物理ページマップテーブ
ル(PPT)の状態ビットをライン141aを介して読
み出す。読み出した仮想ページ番号がトランザクション
に付加されていた仮想ページ番号と一致し、かつ状態ビ
ットが「有効」な場合には、仮想ページ番号チェック回
路142は、主記憶アクセス回路161に対し該メモリ
アクセストランザクションの有効性を伝える(PPTヒ
ット)。主記憶アクセス回路161は、トランザクショ
ンが有効であることを伝えられると、該トランザクショ
ンに対応する処理を実行する。この処理は、主記憶16
0へのライン161cを介してのリード/ライトアクセ
スの他に、アクセスするメモリラインの状態やトランザ
クションの種類に応じて、他ノードへのキャッシュ一貫
性制御のためのネットワークトランザクションを送出す
る処理等を含む。
【0024】物理ページマップテーブルから読み出した
仮想ページ番号が、トランザクションに付加されていた
仮想ページ番号と一致しなかった場合、または状態ビッ
トが「無効」な場合(PPTミス)は、仮想ページ番号
(ID)チェック回路142は、バストランザクション
生成回路(バスコマンド生成回路)133に対しライン
142aを介してエラーを伝え、バストランザクション
生成回路はバス120にエラーを伝えるトランザクショ
ンを送ってトランザクションの発行元(アクセス要求の
発行元)であるCPUにエラーの発生を伝える。
【0025】ローカル/リモート判定回路132が、ア
クセス対象が他ノード内主記憶であると判定した場合に
は、バスコマンド受信/バスコマンド分類回路131
は、該メモリアクセス要求をライン131aを介してネ
ットワークトランザクション生成回路(ネットワークコ
マンド生成回路)156に送る。ネットワークトランザ
クション生成回路156は、該メモリアクセス要求に対
応するネットワークトランザクションを生成しライン1
56aを介してネットワークコマンド送信回路157へ
渡す。ネットワークコマンド送信回路157は、該ネッ
トワークトランザクションをネットワーク900にライ
ン157aを介して送り出す。
【0026】ネットワークトランザクション受信回路
(ネットワークコマンド受信回路)151は、ネットワ
ーク900を介して送られてくる前記メモリアクセス要
求に対する応答をライン151bを介して待つ。ネット
ワークコマンド受信回路151は、メモリアクセスが正
常に行われたことを示す応答があった場合は、前述のネ
ットワークコマンド分類回路153およびバスコマンド
生成回路133を介して、該応答をバス120のトラン
ザクションとして送出する。
【0027】またアクセス先ノードでPPTミスが発生
したことを示す応答があった場合には、バス120に割
り込み要求トランザクションを発行することで、メモリ
アクセス要求元CPUにアクセス先ノードからの応答を
伝える。
【0028】他ノードの主記憶へのアクセスでPPTミ
スが検出された場合には、PPTミスはネットワーク9
00上のトランザクションを介して発行元ノードに伝え
られる。この場合には、ネットワークトランザクション
受信回路(ネットワークコマンド受信回路)151が該
トランザクションを受信し、ネットワークトランザクシ
ョン分類回路が、メモリアクセス要求に対するPPTミ
ス応答トランザクションであることを判定し、バストラ
ンザクション生成回路(バスコマンド生成回路)133
伝える。バストランザクション生成回路133はメモリ
アクセス要求発行元CPUに対して該エラーに対応する
割り込みを発生させるバストランザクションをバス12
0に発行する。
【0029】図6は上記のメモリアクセス要求発行元ノ
ードの動作のフローチャートを示す。メモリアクセス要
求発行元ノードはプロセッサが発行したトランザクショ
ンがメモリアクセストランザクションであるか否かを判
定し(5001)、メモリアクセストランザクションの場合に
はTLBを参照して(5002)、TLBヒットの場合は仮想
アドレスを物理アドレスに変換し(5003)、次に該アクセ
ス先物理アドレスが自ノードに属するか否かを判定する
(5004)。自ノードへのアクセスの場合には、PPTヒッ
ト/ミスの判定を行い(5005)、PPTヒットの場合は主
記憶アクセスを行い(5006)、バスに応答トランザクショ
ンを発行する(5007)。アクセス先物理アドレスが自ノー
ドに属するか否かを判定(5004)した結果、自ノードに属
さないと判定された場合には、ネットワークトランザク
ションを発行して(5101)他ノードにアクセスし、応答ト
ランザクションを待つ(5102)。アクセス成功の応答があ
った場合にはバスに応答トランザクションを発行する(5
103)。PPTミス応答があった場合にはバスに割込みト
ランザクションを発行して(5104)、PPTミス処理ルー
チンを起動させる。
【0030】(4)他ノードからのアクセスに対する動
作 次に他ノードからのメモリアクセス要求に対する動作を
説明する。ネットワーク900上のトランザクションは
ネットワークトランザクション受信回路(ネットワーク
コマンド受信回路)151が受信し、自ノードで処理す
べきトランザクションはネットワークトランザクション
分類回路153に渡す。ネットワークトランザクション
分類回路153は、メモリアクセストランザクションの
場合にはアクセス先物理メモリをローカル/リモート判
定回路152にライン153aを介して送り、アクセス
先が自ノード内主記憶か否かを判定する。自ノード内主
記憶へのアクセスであると判定すると、ネットワークト
ランザクション分類回路153は、該トランザクション
をライン153bを介して主記憶アクセス回路161
へ、ライン153cを介して仮想ページ番号チェック回
路142へ送る。以降の主記憶アクセス回路161およ
び仮想ページ番号チェック回路142の処理は上記の時
ノードCPUからのアクセスに対する動作の場合と同様
である。
【0031】トランザクションが主記憶160からの読
み出し要求の場合には、主記憶アクセス回路161は主
記憶から読み出したラインデータをネットワークトラン
ザクション生成回路(ネットワークコマンド生成回路)
156に送り、ネットワークトランザクション生成回路
156は該ラインデータと、アクセス元ノード番号保持
回路154の内容から宛先生成回路155が生成するデ
ータを送るべきノード番号とから、主記憶から読み出し
たデータを要求元に送るネットワークトランザクション
を生成し、ネットワークコマンド送信回路157へライ
ン156aを介して渡す。ネットワークトランザクショ
ン送信回路(ネットワークコマンド送信回路)157
は、渡されたネットワークトランザクションをネットワ
ーク900へ送信する。
【0032】物理ページマップテーブル(図3)から受
信したトランザクションの物理アドレスを用いて読み出
した仮想ページ番号が、該受信したトランザクションに
付加されていた仮想ページ番号と一致しなかった場合、
または物理ページマップテーブルの状態ビットが「無
効」な場合は、主記憶アクセス回路161は、ネットワ
ークトランザクション(コマンド)生成回路156に対
しPPTミスを伝える。ネットワークトランザクション
生成回路156は、ネットワーク900にPPTミスを
伝えるトランザクションを送出しトランザクション発行
元ノードにPPTミスの発生を伝える。
【0033】図7には他ノードからのネットワークを介
したメモリアクセス要求を受信するノードの動作のフロ
ーチャートを示す。ネットワークからのトランザクショ
ンを受信すると(6001)、まずトランザクションがメモリ
アクセストランザクションであるか否かを判定し(600
2)、メモリアクセストランザクションの場合にはアクセ
ス先物理アドレスが自ノードに属するか否かを判定する
(5003)。自ノードへのアクセスの場合には、PPTヒッ
ト/ミスの判定を行い(6004)、PPTヒットの場合は主
記憶アクセスを行い(6005)、ネットワークに応答トラン
ザクションを発行する(6006)。PPTヒット/ミスの判
定(6004)の結果PPTミスであった場合には、PPTミ
スが発生したことをアクセス要求元に通知するネットワ
ークトランザクションを発行する(6101) 。
【0034】(5)ページテーブル書き換え時の動作 図8には、オペレーティングシステムがページテーブル
を書換える際の処理の例をフローチャートで示す。オペ
レーティングシステムは、ページテーブルの書き換えに
先立って、書換えようとするページテーブルエントリの
物理ページに対応する物理ページマップテーブルのライ
ンを無効化する(ステップ8001)。次に、ページテー
ブルを書換えて新たな仮想ページを該物理ページにマッ
プする(ステップ8002)。その次に、物理ページマッ
プテーブルに新たにマップされた仮想ページ番号を書き
込むと同時にそのラインを有効にする(ステップ800
3)。なお、プロセスの終了等で物理ページを解放して
フリーリストに入れる場合には物理ページマップテーブ
ルのラインを無効化したままの状態にしておく。
【0035】(6)PPTミスが検出された場合のトラ
ンザクション発行元の処理 自ノード内主記憶または他ノード内主記憶へのアクセス
においてPPTミスが発生した場合の、アクセス要求元
CPUの処理の例を説明する。 アクセス要求元CPU
はバス上のトランザクションによるソフトウェア割り込
みを受け、割り込み処理ルーチンに移行する。割り込み
処理ルーチンでは従来のシステムでTLBミスが起こっ
た場合と同様の処理を行う。すなわち、最新のページテ
ーブルを参照してTLBの内容を更新し、再度メモリア
クセスを行う。またページテーブル参照の結果該仮想ペ
ージが物理メモリ上に存在しなかった場合には、通常の
ページフォルトの場合と同様の処理をおこなう。
【0036】以上述べた手順によりネットワークにより
接続されたノード間で、仮想アドレスによるメモリアク
セスの整合性を実現することができる。本実施例によれ
ばページテーブル書き換え時にTLBパージトランザク
ションをブロードキャストする従来の方式と比較して、
ネットワークおよびプロセッサバスのトラフィックを削
減することができる。
【0037】<変形例>本発明は以上の実施の形態に限
定されるのではなくいろいろの変形例にも適用可能であ
る。例えば、 (1)以上においては、物理ページマップテーブル(図
3)は、ノード内主記憶のすべての物理ページに対する
仮想ページ番号を記憶するように構成されているが、一
部の物理ページについてのみ仮想ページ番号を記憶し、
物理ページマップテーブルに仮想ページ番号を記憶しな
いページについてはページテーブル書き換え時に従来と
同様にTLBパージトランザクションをブロードキャス
トしてTLBの一貫性を保証する方法も可能である。こ
の場合、物理ページマップテーブルのエントリは静的に
固定されたエントリをもつ方式、動的に記憶するエント
リをソフトウェアで決定する方式のどちらも可能であ
る。
【0038】(2)上記実施の形態においては、ネット
ワークで複数のノードが結合されたNUMA(Non Uniform
Memory Access)型マルチプロセッサシステム上に構成
されているが、これに限定されず、ディレクトリを用い
てキャッシュコヒーレンシ制御を行うcc-NUMA型のマル
チプロセッサシステムであってもよい。
【0039】(3)上記実施の形態においては、ノード
内のプロセッサについてもページテーブル書き換え時に
はTLB一貫性制御を行わず、メモリアクセストランザ
クションが発行された時に物理ページマップテーブルを
参照してアドレス変換の正当性をチェックするように構
成されている。しかし、TLBパージトランザクション
をノード内とノード外に選択的に発行する機能を有し、
ノード内については従来と同様にページテーブル書き換
え時にオペレーティングシステムがTLBパージトラン
ザクションを発行して書換えられたページテーブルエン
トリに対応するTLBラインを無効かし、ノード内から
の主記憶アクセスについては物理ページマップテーブル
によるアドレス変換の正当性をチェックをおこなわない
ように構成することもできる。
【0040】(4)上記実施の形態においては、物理ペ
ージマップテーブルは一つの物理ページについて必ずひ
とつのマップ元仮想ページ番号を保持するようなハード
ウェア構成となっていたが、これに限定されず、一つの
物理ページについて固定された個数の複数個のマップ元
仮想ページ番号を保持する構成も可能である。このため
の物理ページマップテーブルのハードウェア構成として
は、たとえば上記実施例と同様の構造のテーブルを複数
個設けることで実現できる。
【0041】また、一つの物理ページについて可変個数
のマップ元仮想ページ番号を保持する構成も可能であ
る。
【0042】(5)また、以上においては、物理ページ
マップテーブルはマップされた仮想ページ番号を記憶
し、バストランザクションはアクセスするアドレスの仮
想ページ番号を含み、これを照合することでアクセスの
正当性をチェックしている。しかし、照合のために用い
る情報は仮想ページ番号に限らない。たとえばページテ
ーブルで管理される仮想ページと物理ページの対応付け
の世代を表わす番号(マップID)を付け、このマップ
IDを照合に用いる方法もある。この場合、物理ページ
に対するページテーブルエントリが変更されるたび毎
に、マップIDをインクリメントし、物理ページマップ
テーブルにはマップIDを記憶する。メモリアクセスト
ランザクションには物理アドレスとマップIDの対をも
たせ、メモリアクセストランザクションによって指定さ
れた物理アドレスを有するノードは仮想ページ番号の代
わりにこのマップIDを照合する。図9にこの変形例に
おける物理ページマップテーブルの概念図を示す。この
マップIDを用いる方法では、ある仮想ページが一旦ペ
ージアウトされ、再び元と同じ物理ページ上にマップさ
れたような場合、メモリアクセス要求元における仮想ペ
ージと物理ページの対応付けと実際の対応付けが一致し
ているにも拘らずPPTミスとなってしまう。本変形例
では図9に示すように複数の有効なマップIDを記憶可
能とすることでこのようなPPTミスの発生する頻度を
減らすことができる。
【0043】(6)また、一つの物理ページ番号と仮想
ページ番号の組について有効/無効を示す状態ビットを
管理するように構成することも可能である。可能なすべ
ての物理ページ番号と仮想ページ番号の組について、有
効/無効を示す状態ビットをもつように構成すると、ハ
ードウェアサイズ(ライン数)が膨大になる可能性があ
るが、この場合、たとえば物理ページマップテーブルを
連想メモリを用いて構成することによって、ハードウェ
アサイズを押さえることが可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、主記憶共有型のマルチ
プロセッサにおいて、物理アドレスマップテーブルを設
けることにより少ないハードウェア量の追加により、ペ
ージテーブル書き換え時にTLBの一貫性制御のために
TLBパージトランザクションをブロードキャストする
必要を無くし、あるいは大幅に削減し、ネットワークお
よびノード内のバスのトラフィックおよびTLBパージ
処理に伴うプロセッサのパイプラインストールを無く
す、あるいは大幅に削減ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想記憶管理機構を持つ主記憶共有型
マルチプロセッサの論理ブロック図である。
【図2】各ノードの仮想ページIDチェック回路の論理
ブロック図である。
【図3】各ノードの物理ページマップテーブルの概念図
である。
【図4】バス及びネットワーク上のトランザクションの
データ形式の概念図(その1)である。
【図5】バス及びネットワーク上のトランザクションの
データ形式の概念図(その2)である。
【図6】図1に示した主記憶共有型マルチプロセッサに
おける、メモリアクセス要求発行元ノードの動作のフロ
ーチャートである。
【図7】図1に示した主記憶共有型マルチプロセッサに
おける、メモリアクセス要求を受信するノードの動作の
フローチャートである。
【図8】プロセッサの処理手順例のフローチャートであ
る。
【図9】各ノードの物理ページマップテーブルの概念図
(変形例)である。
【符号の説明】
100、200……ノード、 900………………ノード間ネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱中 直樹 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 入江 直彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 明石 英也 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5B005 JJ01 JJ11 KK02 KK13 MM51 RR01 RR04 SS14 VV11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUと主記憶を有する複数のノードを有
    し、該各ノードは、該ノード上の主記憶の各物理ページ
    と、該物理ページと仮想ページ番号との対応づけを記録
    する記憶手段と、該主記憶をアクセスするトランザクシ
    ョンに、アクセスする物理アドレスと仮想ページ番号を
    付与する手段と、他ノードから受信した該トランザクシ
    ョン中の仮想ページ番号と、該記憶手段に記憶されてい
    る該他ノードから受信した該トランザクション中の物理
    アドレスに対応する仮想ページ番号とを比較する手段
    と、及び、仮想ページ番号が一致した場合に該トランザ
    クションに対する処理を行う回路を有することを特徴と
    する主記憶共有型マルチプロセッサ。
  2. 【請求項2】該物理ページマップテーブルが、一つの物
    理ページに複数の仮想ページ番号を記録することを特徴
    とする請求項1記載の主記憶共有型マルチプロセッサ。
  3. 【請求項3】該物理ページマップテーブルが、記録され
    た物理ページと仮想ページの対応付けが現在有効である
    か否かを示す情報を有することを特徴とする請求項1記
    載の主記憶共有型マルチプロセッサ。
  4. 【請求項4】該物理ページマップテーブルはマルチプロ
    セッサシステムのメモリ空間の一部にマップされてな
    り、該プロセッサが該物理マップテーブルを書き換える
    ことを特徴とする請求項1記載の主記憶共有型マルチプ
    ロセッサ。
  5. 【請求項5】該物理ページマップテーブルに仮想ページ
    との対応を記録する物理ページを、該ノード内主記憶の
    物理ページの中からソフトウェアによって選択すること
    を特徴とする請求項1記載の主記憶共有型マルチプロセ
    ッサ。
  6. 【請求項6】それぞれがCPUと該CPUに付設された
    TLBとおよび主記憶とを有する複数のノードと、該ノ
    ード間を結ぶネットワークとからなり、該各ノードが、
    該ノード上の該主記憶の各物理ページと、該物理ページ
    と仮想ページとの対応付けの世代を表わす番号を記録す
    る物理ページマップテーブルと、メモリをアクセスする
    ネットワークトランザクションに、物理アドレスと、T
    LBを用いて仮想アドレスから物理アドレスへの変換を
    行った際に用いた物理アドレスと仮想ページとの対応付
    けの世代を表わす番号を付与する手段と、受け取ったネ
    ットワークトランザクションの物理アドレスと仮想ペー
    ジとの対応付けの世代を表わす番号と、物理ページマッ
    プテーブルに記憶されている該物理アドレスに対応する
    仮想ページとの対応付けの世代を表わす番号とを比較す
    る手段と、及び、番号が一致した場合にメモリアクセス
    トランザクションに対する応答処理を実行し、一致しな
    い場合にトランザクション発行元にエラーを通知する手
    段を有することを特徴とする主記憶共有型マルチプロセ
    ッサ。
  7. 【請求項7】該物理ページマップテーブルは、一つの物
    理ページについて複数の仮想ページとの対応付けの世代
    を表わす番号を記録することを特徴とするとする請求項
    6記載の主記憶共有型マルチプロセッサ。
  8. 【請求項8】該物理ページマップテーブルが記録された
    物理ページと仮想ページの対応付けが現在有効であるか
    否かを示す情報を有することを特徴とする請求項6ある
    いは7記載の主記憶共有型マルチプロセッサ。
  9. 【請求項9】該物理ページマップテーブルはマルチプロ
    セッサシステムのメモリ空間の一部にマップされてな
    り、プロセッサが該物理ページマップテーブルを書き換
    えることを特徴とする請求項6あるいは7記載の主記憶
    共有型マルチプロセッサ。
  10. 【請求項10】該物理ページマップテーブルに仮想ペー
    ジとの対応付けの世代を表わす番号を記録する物理ペー
    ジを、該ノード内主記憶の物理ページの中からソフトウ
    ェアによって選択することを特徴とする請求項6あるい
    は7記載の主記憶共有型マルチプロセッサ。
  11. 【請求項11】それぞれがCPUと該CPUに付設され
    たTLBと及び主記憶とを有する複数のノードと、該ノ
    ード間を結ぶネットワークとからなり、該各ノードが、
    該ノード上の該主記憶の各物理ページと、物理テーブル
    と仮想ページ番号との組の有効性を記録する物理ページ
    マップテーブルと、メモリをアクセスするネットワーク
    トランザクションに、アクセスする物理アドレスと仮想
    ページ番号を付与する手段と、受け取ったネットワーク
    トランザクションの物理アドレスと仮想ページ番号の組
    について、物理ページマップテーブルを参照してその有
    効性を検査する手段と、及び該有効性が有効な場合にメ
    モリアクセストランザクションに対する応答処理を実行
    し、有効でない場合はトランザクション発行元にエラー
    を通知する手段を有することを特徴とする主記憶共有型
    マルチプロセッサ。
  12. 【請求項12】該物理ページマップテーブルは連想記憶
    によって構成されてなることを特徴とする請求項11記
    載の主記憶共有型マルチプロセッサ。
  13. 【請求項13】該物理ページマップテーブルはマルチプ
    ロセッサシステムのメモリ空間の一部にマップされ、プ
    ロセッサが該該物理ページマップテーブルを書き換える
    ことを特徴とする請求項11記載の主記憶共有型マルチ
    プロセッサ。
  14. 【請求項14】それぞれがCPUと主記憶を有する複数
    のノードとを有し、該各ノードが、該主記憶の各物理ペ
    ージと、該物理ページと仮想ページ番号との対応を記録
    する記憶手段と、該主記憶をアクセスする際にアクセス
    先の物理アドレスと仮想ページ番号を指定する手段と、
    該主記憶がアクセスされる際にアクセス先の仮想ページ
    番号と該記憶手段に記憶されている該アクセス先の物理
    アドレスに対応する仮想ページ番号とを比較する手段
    と、及び、仮想ページ番号が一致した場合に該アクセス
    処理を行う回路を有することを特徴とするマルチプロセ
    ッサ。
  15. 【請求項15】それぞれがCPUと該CPUに付設され
    たTLBと及び主記憶とを有する複数のノードとを有
    し、該各ノードは、該ノード上の該主記憶の各物理ペー
    ジと、該物理ページと仮想ページとの対応付けの世代を
    表わす番号を記録する物理ページマップテーブルと、該
    主記憶をアクセスする際に該アクセス先の物理アドレス
    と該TLBを用いて仮想アドレスから物理アドレスへの
    変換時に用いた物理アドレスと仮想ページとの対応付け
    の世代を表わす番号を指定する手段と、該主記憶がアク
    セスされる際に該指定された世代を表わす番号と該物理
    ページマップテーブルに記憶されている該アクセス先の
    該物理アドレスに対応する仮想ページとの対応付けの世
    代を表わす番号とを比較する手段と、及び、番号が一致
    した場合に該アクセス処理を実行し、一致しない場合に
    アクセス元にエラーを通知する手段を有することを特徴
    とする主記憶共有型マルチプロセッサ。
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