JP2000065629A - ポテンショメータおよび該ポテンショメータを用いた液面計並びに該液面計を用いた液面監視システム - Google Patents
ポテンショメータおよび該ポテンショメータを用いた液面計並びに該液面計を用いた液面監視システムInfo
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Abstract
ポテンショメータと、該ポテンショメータを用いて液面
の上限位置および下限位置を検出する液面計と、該液面
計を用いて液面の上限位置および下限位置を報知する液
面監視システムとを実現する。 【解決手段】 スイッチング素子として機能する構造の
ポテンショメータとしたから、機械的な変位量をスイッ
チング的に検出でき、そうしたポテンショメータを用い
た液面計では液面の上限位置および下限位置を検出でき
る。さらに、この液面計を用いた液面監視システムでは
液面の上限位置および下限位置を報知することができ
る。
Description
検出するポテンショメータおよび該ポテンショメータを
用いた液面計並びに該液面計を用いた液面監視システム
に関する。
ロパンガス)等の液面を遠隔的に監視する液面監視シス
テムが実用化されている。図8はこの種のシステム構成
を示す概略図である。この図において、1はLPG(液
化プロパンガス)等を貯留するバルク貯槽、2はこのバ
ルク貯槽1に設けられる液面計である。液面計2は、バ
ルク貯槽1内の液面(液残量)に対応して上下変位する
フロート位置を回転角変位にする一方、貯槽外部に配設
されるポテンショメータ2aによって、その回転角変位
を液残量に対応したレベル信号に変換して出力する。な
お、ここで言うポテンショメータ2aとは、図9に図示
するように、抵抗体Rの両端子T2,T3に所定の電圧
を印加しておき、与えられる回転角変位に応じてワイパ
をこの抵抗体R上で摺動させることによって、端子T1
から回転角に比例したレベル信号(すなわち、リニア的
に変化する信号)を出力するものである。
出力するレベル信号をA/D変換して得たデータとタン
ク形状とに基づき関数演算を施して液残量を体積パーセ
ントで表わす残量データを生成する。4は公衆回線を介
してNCUセンタ5から発呼された場合に、レベルコン
バータ3が生成する残量データをNCUセンタ5側にシ
リアル転送するNCUモデムである。つまり、NCUモ
デム4とNCUセンタ5とは双方向に通信して適宜残量
データを検針する形態となっている。6はNCUセンタ
5に対して検針インターバルを指示したり、その指示に
応じて自動的に行われる検針結果をNCUセンタ5側か
ら受領して残量監視するユーザー端末である。
型のセンサを用いたシステムに属し、ユーザー端末6に
て定期的にバルク貯槽1の液面を監視でき、液残量が予
め設定した量に達した時点でNCUセンタ5側からその
旨が自動的に報知される為、サービスマンがいちいち巡
回して個別検針する手間を省くことができる上、常にタ
イムリーな維持管理が可能になっている。ただし、この
ような連続計量型のセンサを用いたシステムでは、自己
電源を必要としている。ところで、上述した液面監視シ
ステムでは、ポテンショメータ2aを用いた液面計2に
よって液残量を連続的に監視する態様であるから、例え
ば毎月の使用量を個別検針するような場合には好適であ
るが、バルク貯槽1の液残量を維持管理するだけの場合
には満杯状態や補充時期が判れば機能的に十分であり、
定期的な自動検針が行われると管理者にとってはかえっ
て煩わしくなる、という弊害もある。
クロスイッチや近接スイッチを用いた液面計によって、
バルク貯槽1の液面についてその上限位置(満杯時)お
よび下限位置(補充時)を検知する態様も案出されてい
る。このシステムは、いわゆる上限/下限の2点式感知
式であり、センサそのものは自己電源を有していない。
例えば、近接スイッチを用いた液面計としては、図10
に図示するように、回転軸RTに固定された円盤Dの外
縁に装着される磁石MGと、この磁石MGに対して所定
の角度範囲を隔てて対向配置される2つの磁気抵抗素子
MR1,MR2とから構成されるものが知られている。
このような構成による液面計では、バルク貯槽1内の液
面に応じて上下変位するフロート位置を回転角変位に変
換し、その回転角変位に応じて上記回転軸RTが回転す
ることにより、円盤Dの外縁に装着される磁石MGが回
動し、この磁石MGが磁気抵抗素子MR1(あるいはM
R2)に対向した時点で液残量の上限位置(あるいは下
限位置)を検知するようになっている。このような近接
スイッチを用いた液面計のシステムは、従来から使用さ
れていたが、検出精度が劣り、個々の検出精度もばらつ
くという問題があるため、検出精度を上げるために、上
述したレベルコンバータを介在させて連続計量型のセン
サを用いたシステムが開発されるに致った経緯がある。
ポテンショメータは元来工業プロセス分野では頻繁に使
用され、精度の良いセンサとして定評がある。かかる特
長を有するポテンショメータを使用するとともに、レベ
ルコンバータを介在させており、検出精度は格段に向上
しているが、何分、後述のように装置が複雑で、コスト
高という欠点がある。
に、従来の液面監視システムは、ポテンショメータ2a
を用いた液面計により液面を連続的に監視するタイプ
と、マイクロスイッチや近接スイッチを用いた液面計に
より液面の上限位置および下限位置を報知するタイプと
に大別でき、これら両タイプにはそれぞれ以下に示す問
題がある。
8参照)が必須となる上、レベルコンバータ3用の電源
も別途に用意しなければならず、必然的に製品コスト高
を招致してしまうという問題や、バルク貯槽1の液残量
を維持管理するだけで十分なユーザーにとっては液面を
連続的に監視する必要性が無く、かえって定期的な自動
検針が煩わしくなる、という問題がある。したがって、
普及という点で大きな欠点がある。 (ロ)液面の上限位置および下限位置を報知するタイプ 一方、このタイプの場合、ポテンショメータ2aを使用
した液面計に比べ、その構造上サイズの大型化を招いた
り、構造的に気候(温度・湿度)や経年劣化の影響を受
け易く、個々の検出精度もばらつくという問題がある。
よび下限位置を報知するタイプには、ポテンショメータ
を用いた液面計を使うことができない為、液面計自体が
大型化したり、耐候性や精度面で劣るという問題が生
じ、一方、ポテンショメータを用いた液面計を使うと、
レベルコンバータ3やその専用電源が必須となり、製品
コスト高を招いてしまう、という相反する事情がある。
そこで本発明は、こうした事情に鑑みてなされたもの
で、機械的な変位量をスイッチング的に検出することが
できるポテンショメータと、該ポテンショメータを用い
て液面の上限位置および下限位置を検出することができ
る液面計と、該液面計を用いて液面の上限位置および下
限位置を報知することができる液面監視システムとを提
供することを目的としている。
め、請求項1に記載のポテンショメータは、一端側の端
子から他端側に設けられる導電パターンに至る高抵抗パ
ターン路を有する複数の抵抗体と、一端に端子を設け、
他端が機械的変位に応じて前記複数の抵抗体の各導電パ
ターン上を摺動する摺動子とを備え、予め所定の変位量
に対応する各箇所に、前記複数の抵抗体の各導電パター
ンをそれぞれ設定しておき、前記摺動子の摺動に応じて
機械的な変位量をスイッチング的に検出することを特徴
とする。
化に対応した上下変位を回転角変位に変換する変位変換
手段と、この変位変換手段により変換された回転角変位
に従って液残量を示針表示する残量表示手段と、液面の
上限位置および下限位置にそれぞれ対応する角度位置
に、抵抗体の各導電パターンを予め設定しておき、前記
回転角変位に応じて摺動子を摺動させることにより、液
面の上限位置および下限位置を検知する上記請求項1に
記載のポテンショメータと具備することを特徴としてい
る。
ムでは、上記請求項2に記載の液面計と、前記液面計が
液面の上限位置および下限位置を検知する毎に、通信回
線を介して予め指定される回線番号を発呼する発呼手段
と、この発呼手段により発呼される毎に、監視事象を検
知した旨を通信回線を介して報知する報知手段と、この
報知手段からの報知を履歴として記憶すると共に、その
履歴に基づき今回の報知が液面の上限位置を検知したも
のであるか、あるいは下限位置を検知したものであるか
を識別する識別手段とを具備することを特徴としてい
る。
明によれば、前記発呼手段は、上記請求項2に記載の液
面計が具備するポテンショメータに直結されることを特
徴とする。
する構造のポテンショメータとしたから、機械的な変位
量をスイッチング的に検出でき、そうしたポテンショメ
ータを用いた液面計では液面の上限位置および下限位置
を検出できる。さらに、この液面計を用いた液面監視シ
ステムでは液面の上限位置および下限位置を報知するこ
とができる。すなわち、元々精度が高いことでは定評の
あるポテンショメータのセンサ構造を使用することで、
検出精度を上げつつ、普及しやすく、かつ構造が簡単
で、低コストの液面監視システムを実現できるに致っ
た。
施の一形態によるポテンショメータ、該ポテンショメー
タを用いた液面計および該液面計を用いた液面監視シス
テムについて順次説明して行く。 (1)ポテンショメータ まず、図1は本発明によるポテンショメータの構造を示
す断面図である。この図に示すポテンショメータは従来
の回転型と同等の構造を持つ。すなわち、入力となる回
転角変位が与えられるシャフト10は、メタル11を介
在させた状態でマウント12により軸支される。マウン
ト12を保持固定する円筒形状のケース13には開口面
側にカバー14が嵌入され、当該カバー14の中心に穿
設されるシャフト孔に上記シャフト10の一端が貫通す
る。15はカバー13の内周面に固着される樹脂リング
であり、その表面には抵抗体16が敷設される。抵抗体
16は端子接続用の銀印刷パターン面上に絶縁層となる
剥離材(プラスチックフィルム)を形成し、さらにこの
絶縁層上に導電性プラスチック層を形成した層構造をな
している。17a,17bは、それぞれ一端側がケース
13を貫通して突出し、他端側が樹脂リング15に固着
される側面視L字状の端子であり、リード線18を介し
て抵抗体16の銀印刷層と電気的に接続される。19は
シャフト10に同軸固定されるロータである。ロータ1
9にはワイパホルダ20を介してワイパ21,22が支
持固定される。ワイパ21はロータ19の回転に応じて
抵抗体16上を摺動し、一方、ワイパ22はロータ19
の回転に応じてカバー14内部に配置されるコレクタ2
3面上を摺動する。
タと相違する点は、機械的な変位量をスイッチング的に
検出するよう抵抗体16をパターンニングしたことにあ
る。すなわち、従来のポテンショメータは図8に図示し
た通り、与えられる回転角変位に応じてワイパを抵抗体
R上で摺動させることによって、その回転角に比例した
レベル信号を発生するのに対し、本発明によるポテンシ
ョメータは、図2に示す一例のように、回転角20゜か
らW1゜幅および64゜からW2゜幅でのみ導通状態と
なってオン信号を出力する構造を有する。
上において、回転角20゜+W1゜から回転角64゜ま
では導電性プラスチック層を切り欠いて電気的に絶縁状
態としておき、回転角20゜からW1゜の幅および回転
角64゜からW2゜の幅の部分は端子接続用の銀印刷パ
ターンを露出させて低接触抵抗状態(導電状態)とし、
それ以外の回転角度範囲では不導状態となるよう高抵抗
(10MΩ以上)となる導電性プラスチック層を形成し
ている。したがって、図3に図示する出力特性から判る
ように、端子17a,17bとコレクタ23との間に所
定の電圧を印加した状態でワイパ21を抵抗体16上を
摺動させると、回転角20゜からW1゜の幅内で端子1
7b/コレクタ23間にオン信号が発生し、また回転角
64゜からW2゜の幅内で端子17a/コレクタ23間
にオン信号が発生するスイッチング素子として機能す
る。
タは、元々精度が高いことでは定評のあるポテンショメ
ータというセンサ構造を使用しているので、検出媒体
(例えば、液面)に対する検出精度は高いものとなる。
また、本発明によるポテンショメータは、機械的な変位
量をスイッチング的に検出する構造だから、マイクロス
イッチや近接スイッチの代用として使用できる。また、
本発明によるポテンショメータは抵抗体16をフォトエ
ッチングするだけで任意に多点検出し得る構造となるの
で、小型化が容易な上、耐候性にも富み、経年劣化の影
響を受け難く、しかも個々の検出精度も一定化される結
果、マイクロスイッチや近接スイッチを使用する際の弊
害を根本的に解決し得る。さらに、本発明によるポテン
ショメータは、外寸や形状が従来のものと同一なので、
従来品との置き換え(交換)も極めて容易になるという
効果もある。
な変位量をスイッチング的に2点検出するものについて
例示したが、本発明の要旨はこれに限定されることなく
種々変形が可能である(つまり、2点検出以外の複数
(例えば、3、4、あるいはそれ以上)の変位量の変化
を検出可能である)。例えば、一回転中の任意の角度を
検出したい場合には端子17a,17b間を接続する高
抵抗の抵抗体16中で、任意の角度位置で銀印刷パター
ンを露出させる態様とすれば良い。また、3点以上を検
出する態様とするには、検出点数分の端子を設け、それ
に対応してパターンカットした抵抗体16を形成すれば
良い。さらに、本発明の要旨は、上述した回転型のポテ
ンショメータのみならず、直線型のポテンショメータに
も勿論適用可能である。
メータを用いた液面計について説明する。図4は液面計
30の概略構造を示す全体図、図5はゲージ部40の外
観を示す正面図である。これらの図に示す液面計30
は、周知のフロート方式によるもので、大別してフロー
ト機構部31、ボディ部39およびゲージ部40から構
成される。フロート機構部31は、ボディ部39を介し
てバルク貯槽1(図8参照)の内部に支持固定されるも
のであり、構成要素32〜38からなる。32は発泡体
等により一体成形され、その浮力によりバルク貯槽1内
の液面に浮上するフロートである。33は一端側がフロ
ート32に貫通して固定されるL字バーであり、その他
端側はシャフト35に締結される。シャフト35はカウ
ンタバランス用のウェイト34により平衡が保たれてお
り、バルク貯槽1内の液面に応じたフロート32の上下
変位によって回動する。36はシャフト35の回動をメ
インシャフト38の回転角変位に変換するギアである。
37はフロート機構部31をボディ部39に支持固定す
るアームである。
貯槽本体側に締結固定され、アーム37により支持され
るメインシャフト38の回転角変位を、貯槽外部に装着
されるゲージ部40側に伝達する。ゲージ部40は、密
閉構造をなすゲージボディ41内部に、一端に示針42
が装着され、他端に磁石43が装着されるポテンショメ
ータ44を収納する。メインシャフト38の先端に取り
付けられるマグネット39bの回転に応じて、このマグ
ネット39bの磁力により対向配置されるマグネット4
3がそれに同期して回転し、ポテンショメータ44のシ
ャフト10(図1参照)に回転角変位を与える。この回
転角変位によりシャフト10の先端側に取り付けられる
示針42が目盛板45に記された液残量を指し示す。
槽1内の液面(液残量)に対応してフロート32が上下
に変位すると、それに応じてメインシャフト38が回転
し、これに連れてポテンショメータ44のシャフト10
に回転角変位が与えられる。すると、シャフト10の先
端側に取り付けられた示針42が目盛板45に記された
液残量を指し示す一方、その回転角変位をスイッチング
的に検出する。例えば、シャフト10の回転角変位が2
0゜〜20゜+W1゜の範囲の時に、バルク貯槽1内の
液面が上限位置(満杯)にあるとし、64゜〜64゜+
W2゜の範囲の時に、バルク貯槽1内の液面が下限位置
(補充時)であると設定しておけば、前述した図3の出
力特性から明かなように、満杯時点で端子17bとコレ
クタ23との間にオン信号が発生し、一方、補充が必要
な時点で端子17aとコレクタ23との間にオン信号が
発生するので、液面の上限位置および下限位置を検知す
ることが可能になる。
システムについて図6〜図7を参照して説明する。液面
計30に使用されるポテンショメータ44は、図6に図
示するように、等価的にはスイッチング素子と見做せる
ので、NUCモデム4(図7参照)の接点ポートに対し
て負荷抵抗RLを介挿した形で直結することができる。
この為、例えば上述した一例のように、シャフト10の
回転角が20゜〜20゜+W1゜、あるいは64゜〜6
4゜+W2゜のいずれかに位置した場合のみNUCモデ
ム4の接点ポートをオン状態にすることができる。な
お、NUCモデム4の接点ポートには、オン確定時、オ
フ確定時あるいはオンおよびオフ確定時のいずれかを監
視事象として任意に設定し得る機能や、その監視事象が
確認されたら指定回線番号を発呼する機能が具備されて
いる。
タ44)をNUCモデム4の接点ポートに対して負荷抵
抗RLを介挿した形で直結すれば、図7に図示するよう
に、液面計30用の電源を別途に用意することなく簡易
的な液面監視システムを構築し得る。つまり、NUCモ
デム4において、オン確定時にNCUセンタ5に発呼す
るよう予め設定しておけば、液面計30が液面の上限位
置および下限位置を検知する度にNUCモデム4からN
CUセンタ5へ自動発呼させることが可能になる。こう
した自動発呼がなされると、NCUセンタ5では発呼を
受ける度にその旨をユーザー端末6側に報知し、ユーザ
ー端末6ではその報知を履歴として登録することによ
り、バルク貯槽1が満杯状態であるか補充時期であるか
を識別し得る。
システムによれば、従来必須としていたレベルコンバー
タ3やその専用電源を省くことができるので、コスト低
減に寄与でき、しかもバルク貯槽1の液残量を維持管理
するだけで十分なユーザーにとっては煩わしい定期的な
自動検針を行わずに済み、補充時期のみを報知されると
いう望ましい運用形態を提供することができる。
に適用した場合について述べたが、本発明にポテンショ
メータは機械的変位を検出する各種産業機器に適用でき
る。例えば、産業ロボットにおいて、連続的に変位量を
計測する必要がなく、任意の角度にアームをポジショニ
ングする等の制御に好適である。また、従来のポテンシ
ョメータに、本発明によるポテンショメータを組合せ、
機械的変位を多点検出しながらも、各点間については連
続的に変位検出する態様も可能である。さらに、本発明
によるポテンショメータにおいて、機械的変位を多点検
出する際に、各点における接触抵抗(スイッチング抵
抗)を異ならせて出力レベルを変化させ、検出点と出力
レベルとを対応付ける態様にすることも出来る。
れば、スイッチング素子として機能する構造を備えるの
で、機械的な変位量をスイッチング的に検出することが
できる。すなわち、本発明のポテンショメータは、元々
精度が高いことでは定評のあるポテンショメータという
センサ構造を使用しているので、検出媒体(例えば、液
面)に対する検出精度を高くすることができるととも
に、機械的な変位量をスイッチング的に検出する構造だ
から、マイクロスイッチや近接スイッチの代用として使
用できる。また、本発明によるポテンショメータは例え
ば抵抗体をフォトエッチングするような製造方法で任意
に多点検出し得る構造となるので、小型化が容易な上、
耐候性にも富み、経年劣化の影響を受け難く、しかも個
々の検出精度も一定化される結果、マイクロスイッチや
近接スイッチを使用する際の弊害を根本的に解決するこ
とができる。さらに、本発明によるポテンショメータ
は、外寸や形状が従来のものと同一なので、従来品との
置き換え(交換)も極めて容易になるという効果があ
る。請求項2に記載の液面計によれば、液面の上限位置
および下限位置にそれぞれ対応する角度位置に、抵抗体
の各導電パターンを予め設定しておき、回転角変位に応
じて摺動子を摺動させることにより、液面の上限位置お
よび下限位置を検知することができる。また、本発明の
液面計は、ポテンショメータを使用しているので、小型
化をすることが可能、故障が少ない、検出精度が良いと
いう効果がある。請求項3に記載の液面監視システムに
よれば、上記請求項2に記載の液面計が液面の上限位置
および下限位置を検知する毎に、通信回線を介して予め
指定される回線番号を発呼すると、報知手段が監視事象
を検知した旨を通信回線を介して報知し、識別手段がそ
の報知を履歴として記憶すると共に、記憶した履歴を参
照して今回の報知が液面の上限位置を検知したものであ
るか、あるいは下限位置を検知したものであるかを識別
するので、簡単なシステムで、低コストに液面の上限位
置および下限位置を報知することができる。したがっ
て、一般的な事業所、家庭、店舗等に幅広く普及しやす
いという極めて優れた効果がある。請求項4に記載の発
明によれば、発呼手段と液面計が具備するポテンショメ
ータとを直結するから、従来必須としていたレベルコン
バータ3やその専用電源を省くことができ、コスト低減
に寄与し得る。
の構造を示す断面図である。
構成を示す図である。
性を示す図である。
液面計30の構造を示す平面図である。
示す図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 一端側の端子から他端側に設けられる導
電パターンに至る高抵抗パターン路を有する複数の抵抗
体と、 一端に端子を設け、他端が機械的変位に応じて前記複数
の抵抗体の各導電パターン上を摺動する摺動子とを備
え、 予め所定の変位量に対応する各箇所に、前記複数の抵抗
体の各導電パターンをそれぞれ設定しておき、前記摺動
子の摺動に応じて機械的な変位量をスイッチング的に検
出することを特徴とするポテンショメータ。 - 【請求項2】 液面変化に対応した上下変位を回転角変
位に変換する変位変換手段と、 この変位変換手段により変換された回転角変位に従って
液残量を示針表示する残量表示手段と、 液面の上限位置および下限位置にそれぞれ対応する角度
位置に、抵抗体の各導電パターンを予め設定しておき、
前記回転角変位に応じて摺動子を摺動させることによ
り、液面の上限位置および下限位置を検知する上記請求
項1に記載のポテンショメータと具備することを特徴と
するポテンショメータを用いた液面計。 - 【請求項3】 上記請求項2に記載の液面計と、 前記液面計が液面の上限位置および下限位置を検知する
毎に、通信回線を介して予め指定される回線番号を発呼
する発呼手段と、 この発呼手段により発呼される毎に、監視事象を検知し
た旨を通信回線を介して報知する報知手段と、 この報知手段からの報知を履歴として記憶すると共に、
その履歴に基づき今回の報知が液面の上限位置を検知し
たものであるか、あるいは下限位置を検知したものであ
るかを識別する識別手段とを具備することを特徴とする
液面計を用いた液面監視システム。 - 【請求項4】 前記発呼手段は、上記請求項2に記載の
液面計が具備するポテンショメータに直結されることを
特徴とする請求項3に記載の液面監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10237002A JP2000065629A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | ポテンショメータおよび該ポテンショメータを用いた液面計並びに該液面計を用いた液面監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10237002A JP2000065629A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | ポテンショメータおよび該ポテンショメータを用いた液面計並びに該液面計を用いた液面監視システム |
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JP (1) | JP2000065629A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113483653A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-10-08 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种抗冲击舵轴角位移测量装置 |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP10237002A patent/JP2000065629A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN113483653A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-10-08 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种抗冲击舵轴角位移测量装置 |
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