JP2000065301A - 清浄蒸気発生装置における蒸発器の洗浄時期検出装置 - Google Patents

清浄蒸気発生装置における蒸発器の洗浄時期検出装置

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JP2000065301A
JP2000065301A JP10232036A JP23203698A JP2000065301A JP 2000065301 A JP2000065301 A JP 2000065301A JP 10232036 A JP10232036 A JP 10232036A JP 23203698 A JP23203698 A JP 23203698A JP 2000065301 A JP2000065301 A JP 2000065301A
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Akihiko Yasugata
形 明 彦 安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟水を用いる清浄蒸気発生装置において、蒸
発器の伝熱管に付着したスケールの洗浄時期を検出可能
にする。 【解決手段】 蒸発器2に設けた多数の伝熱管16内に
供給される軟水を、加熱媒体の供給管17から供給され
る通常の蒸気で加熱して清浄な蒸気を発生させる清浄蒸
気発生装置1において、上記供給管17に加熱媒体の供
給圧を制御する圧力制御弁34を設け、蒸発器2に、該
蒸発器における清浄蒸気の圧力を検出して、圧力制御弁
34にその圧力を一定にするための圧力制御信号を出力
するとともに、その出力信号値が所定の設定値になった
ときに蒸発器2の洗浄信号を出力する圧力信号出力器3
6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の工場蒸気を
加熱媒体として清浄で高品質な蒸気を発生させる清浄蒸
気発生装置において、その蒸発器の洗浄時期を検出する
ことができる蒸発器の洗浄時期検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】食品、医療、製薬、半導体、ファインケ
ミカル等の工場や研究所においては、不純物を含まない
清浄な蒸気を必要とする場合がある。しかしながら、通
常、工場や研究所に設置されているボイラは、ボイラに
供給する水自体が十分に清浄なものではなく、またボイ
ラ伝熱管の保護等のために、ボイラの給水中に各種の薬
品等を注入する。したがって、このボイラで発生した蒸
気を、食品や医療関係機器に直接接触させたり、或いは
各種作業空間の加湿に使用したりすると、食品や各種機
器、及びクリーンルームその他の作業環境を汚染するこ
とになる。
【0003】このためには、通常の工場蒸気を加熱媒体
とし、この加熱媒体によって蒸発器に供給した純水を蒸
発させることにより、清浄で高品質な蒸気とすることが
できるが、純水は高価でランニングコストが高くなるた
めに、純水に比べて安価な軟水を使用することが考えら
れる。しかしながら、軟水処理装置で処理された軟水
は、軟水処理装置からリークする微量の硬度成分や軟水
処理装置では処理できないシリカ等が含まれているため
に、長時間使用するとスケールが発生して伝熱管の内面
に付着し、この付着量が多くなると、伝熱の効率が悪く
なって必要な熱量が伝わらないばかりでなく、スケール
の成分が清浄蒸気に混入する恐れがある。この問題を解
決するためには、伝熱の効率がある程度低下したときに
伝熱管を化学洗浄してスケールを除去すればよいが、伝
熱管の内面に付着したスケールの付着量や付着状態を、
蒸発器の外部から窺い知ることは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記軟水を用いる清浄蒸気発生装置におい
て、伝熱管等に付着したスケールの洗浄時期を蒸発器外
において検出することができる蒸発器の洗浄時期検出装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の清浄蒸気発生装置における蒸発器の洗浄時
期検出装置は、蒸発器内に多数の伝熱管を設けてこれら
の伝熱管内に軟水を供給するとともに、これらの伝熱管
の周囲に供給管から加熱媒体として通常の蒸気を給排す
ることにより、上記伝熱管に供給される軟水を加熱して
清浄な蒸気を発生させる清浄蒸気発生装置であって、上
記供給管が、加熱媒体の供給圧を制御する圧力制御弁を
備え、上記蒸発器が、該蒸発器における清浄蒸気の圧力
を検出して上記圧力制御弁に清浄蒸気の圧力を一定に保
持するための圧力制御信号を出力するとともに、その出
力信号値が所定の設定値になると蒸発器の洗浄信号を出
力する圧力信号出力器を備えていることを特徴としてい
る。
【0006】また、同様の課題を解決するため、本発明
の清浄蒸気発生装置における蒸発器の洗浄時期検出装置
は、蒸発器内に多数の伝熱管を設けてこれらの伝熱管内
に軟水を供給するとともに、これらの伝熱管の周囲に供
給管から加熱媒体として通常の蒸気を給排することによ
り、上記伝熱管に供給される軟水を加熱して清浄蒸気を
発生させ、この清浄蒸気を分離器において水と分離する
清浄蒸気発生装置であって、上記供給管が、加熱媒体の
供給圧を制御する圧力制御弁を備え、上記分離器が、該
分離器における清浄蒸気の圧力を検出して上記圧力制御
弁に清浄蒸気の圧力を一定に保持するための圧力制御信
号を出力するとともに、その出力信号値が所定の設定値
になると蒸発器の洗浄信号を出力する圧力信号出力器を
備えていることを特徴としている。
【0007】上記圧力信号出力器は、清浄蒸気の圧力を
検出して圧力制御弁に清浄蒸気の圧力を一定に保持する
ための圧力制御信号を出力する第1の圧力信号出力器
と、それとは別体で、蒸発器内の加熱媒体の圧力が所定
の圧力になると蒸発器の洗浄信号を出力する第2の圧力
信号出力器とによって構成することができる。
【0008】
【作用】蒸発器の多数の伝熱管内に軟水を供給するとと
もに、供給管から通常の工場蒸気を加熱媒体として伝熱
管の周囲に供給すると、伝熱管内を流れる軟水が上記加
熱媒体で加熱されて清浄な蒸気となり、この蒸気は蒸発
器から所望の箇所に導出される。スケールが発生して伝
熱管の内面に付着すると、伝熱管の伝熱効率が低下する
ために蒸発器または分離器における清浄蒸気の圧力が低
下するが、この蒸気圧の低下を検出した圧力信号出力器
が、清浄蒸気の圧力を一定に保持するように、圧力制御
弁の出力圧を大きくする信号を出力するので、蒸発器に
供給される加熱媒体の圧力が増加し、それに伴って蒸発
器に供給される熱量が増加して、蒸発器内の清浄蒸気の
圧力はほぼ一定の圧力に保たれる。
【0009】伝熱管へのスケールの付着量が多くなっ
て、圧力信号出力器が圧力制御弁に出力する圧力制御信
号値が所定の設定値になると、圧力信号出力器が蒸発器
の洗浄信号を出力するので、この信号によって蒸発器の
洗浄時期がきたことを蒸発器外において知ることができ
る。
【0010】圧力制御弁に清浄蒸気の圧力を一定に保持
するために出力される圧力制御信号の出力信号値、ある
いは加熱媒体の圧力で、上記洗浄信号を出力させるため
の設定値は、伝熱管を流れる水の軟質の度合いや、流
量、温度等に応じて適宜の値または圧力に設定すること
ができる。さらに、この洗浄信号は、ブザーの音やラン
プの点灯または点滅等の聴覚または視覚によって知覚で
きる信号に変換することができ、あるいは、自動洗浄装
置の起動の信号とすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例の概略
構成を示し、この清浄蒸気発生装置1は通常の工場蒸気
を加熱媒体とし、軟水を加熱して清浄蒸気を発生させる
蒸発器2と、該蒸発器2に供給される軟水を予熱する予
熱器3とを備え、予熱器3には、蒸発器2において軟水
を加熱した後の加熱媒体が供給される。
【0012】図2は上記蒸発器2の一例を示している。
この蒸発器2は、通常の工場蒸気が供給される缶10
を、上胴板11、胴板12及び下部鏡板13により構成
し、胴板12により形成される缶内の両端に、上部管板
14及び下部管板15を取付けて、それらの管板間に、
該管板を貫いて上下方向に向く多数の細径の伝熱管16
を配設し、これらの管板14,15により缶10内を区
画している。これらの管板14,15に両端が取付けら
れた多数の細径の伝熱管16は、上胴板11内における
上部管板14の上方の空間20と、下部鏡板13内にお
ける下部管板15の下方の空間21とを連通させるもの
であり、上下の管板14,15の間には、多数の伝熱管
16の略中心部に位置させて、上下の空間20,21を
連通させる大径の降水管22が取付けられている。
【0013】図1及び図2に示すように、胴板12の上
部に設けた接続口17Aには、ボイラ等の通常の蒸気源
に接続されて伝熱管16の周囲にこの蒸気を供給する加
熱媒体の供給管17が接続され、胴板12の下部に設け
た接続口18Aには、伝熱管16を加熱した後の加熱媒
体を排出させる排出管18が接続されている。また、缶
10に軟水を供給する給水管24は、上胴板11を通っ
て降水管22の上端部に対向して開口する接続口24A
に接続している。さらに、上胴板11内には、該上胴板
11内に設けたデミスタ25によって水滴が分離された
清浄蒸気を導出するための蒸気取出管26の接続口26
Aが設けられている。また、下部鏡板13には、必要に
応じてブロー水を排出するための排水管27の接続口2
7Aが設けられ、この排水管27に、タイマTMによっ
て作動する電動機Mで駆動の排水弁28が設けられてい
る。
【0014】蒸発器2内の水位は、通常上部管板14の
直上近くに位置させるが、その水位を検出するために、
上部管板14上方の空間20に連通させた水位検出管
と、胴板12を貫通して降水管22に連通させた水位検
出管とを取付けて、これらの水位検出管の間に、缶10
外において水位検出器30を取付けている。上記水位検
出器30における符号HとLは通常の水位の上限及び下
限を検出する水位スイッチ、符号HHとLLは、水位の
異常な上限及び下限を検出する水位スイッチである。
【0015】上記蒸発器2においては、予熱器3におい
て予熱された軟水が、降水管22の上端部に開口させた
給水管24を通して缶10内に供給され、加熱媒体とし
ての工場蒸気が、供給管17を通って伝熱管16の周囲
に供給される。降水管22に供給された軟水は、缶10
内において既に加熱されている軟水よりも比重が大きい
ために、降水管22内を下降して下部管板15下方の空
間21に流出し、一方、多数の伝熱管16内の軟水は加
熱媒体により加熱され、比重が小さくなって発生蒸気と
ともに伝熱管16内を上昇し、上部管板14上方の空間
20に導出される。したがって、缶10内の軟水は伝熱
管16内での上昇と降水管22内での下降とを繰り返
し、缶10内の水はサーモサイホン作用により循環加熱
され、上方の空間20に設けたデミスタ25において水
滴が分離された清浄蒸気は蒸気取出管26から取り出さ
れる。
【0016】加熱媒体の供給管17には、電動機Mによ
って出力圧が制御される圧力制御弁34が設けられ、一
方、上記空間20には、該空間20における清浄蒸気の
圧力を検出して圧力信号を出力する圧力センサ35が設
けられている。そして、圧力制御弁34の開度は、圧力
センサ35が検出した圧力信号に応じて圧力信号出力器
36から圧力制御弁34に出力される圧力制御信号によ
って制御される。この圧力信号出力器36は、空間20
の清浄蒸気の圧力が低下すると、圧力制御弁34の開度
を大きくして蒸発器2に供給される加熱媒体の圧力を上
昇させる信号を出力し、それによって、清浄蒸気の圧力
を一定の設定値に保持するものである。
【0017】上記予熱器3は、蒸発器2に供給する軟水
を、蒸発器2において軟水を加熱した後の加熱媒体によ
って加熱するもので、器体40内に螺旋状のチューブ4
1を収容し、チューブ41の一端は軟水源に連通する流
入管42に接続され、他端は降水管22の上方に開口す
る上記給水管24に接続されている。また、器体40の
上部に蒸発器2内の軟水を加熱した後の加熱媒体の排出
管18が接続され、下部に螺旋状のチューブ41を通る
軟水の加熱により凝縮した凝縮水等を排出する排出管4
3が接続されている。上記予熱器3においては、器体4
0内が大気圧に近い圧力に設定されているので、蒸発器
2において軟水を加熱した後の加熱媒体が、圧力を低下
させることにより再び蒸気として器体40内に導入さ
れ、チューブ41内を流れる軟水の予熱が効果的に行わ
れる。
【0018】図1中の符号31は、水位スイッチHHと
LLの出力信号によって加熱媒体の流量を調節する電動
機駆動の流量調節弁で、圧力制御弁34より蒸気源側の
供給管17に設けられている。また、符号32は、水位
スイッチHとLの出力信号によって軟水の流量を調節す
る電動機駆動の流量調節弁で、流入管42に設けられて
いる。
【0019】上記清浄蒸気発生装置1では、長時間運転
すると、蒸発器2に供給される軟水によってスケールが
生じて伝熱管16の内面に付着する。伝熱管16の内面
にスケールが付着すると、伝熱管16の周囲を流れる加
熱媒体から伝熱管16の内側を流れる軟水への伝熱効率
が低下するために、加熱媒体の供給圧力が一定であれ
ば、空間20における清浄蒸気の圧力が低下する。しか
しながら、この蒸気圧の低下を検出した圧力センサ35
により、圧力信号出力器36が圧力制御信号を出力し、
清浄蒸気の圧力が一定の設定値になるように圧力制御弁
34の開度を大きくするので、蒸発器2に供給する加熱
媒体の圧力が上昇して、蒸発器2に供給される加熱媒体
の熱量が増加し、伝熱効率の低下による清浄蒸気圧の低
下が防止されて、清浄蒸気の圧力はほぼ一定に保たれ
る。
【0020】伝熱管16内面へのスケールの付着量が多
くなるにしたがって、圧力信号出力器36が出力する圧
力制御信号によって圧力制御弁34の出力圧も大きくな
るが、その出力信号値が予め定めた所定の設定値になる
と、圧力信号出力器36が洗浄信号を出力するので、こ
れによって蒸発器2の伝熱管16の洗浄時期がきたこと
を知ることができる。この場合、圧力信号出力器36が
出力する洗浄信号によってブザーを鳴らしたり、或いは
ランプを点灯または点滅させることができる。このよう
にすると、清浄蒸気発生装置1の設置場所から離れた場
所において、蒸発器2の洗浄時期を知ることができる。
【0021】図3は本発明の第2実施例を示し、この清
浄蒸気発生装置50は、蒸発器51及び分離器52と、
予熱器53とを備えている。上記蒸発器51は、上下の
鏡板61,62及びこれらの鏡板の対向する開口を閉鎖
する上下の管板63,64と、これらの管板63,64
間の加熱室65とを備え、加熱室65の上下の鏡板6
1,62と上下の管板63,64との間には、若干の間
隙が設けられている。また、中間部分が加熱室65を通
る多数の細径の伝熱管16の端部が、上部管板63と下
部管板64に取付けられている。
【0022】加熱室65の上部には伝熱管16の周囲に
加熱媒体を供給する供給管17が、加熱室65の下部に
は伝熱管16内の軟水を加熱した後の加熱媒体を排出さ
せる排出管18が、それぞれ接続されている。また、上
部鏡板61と上部管板63とで区画された空間68は気
液取出管69によって分離器52の下部に接続され、下
部鏡板62と下部管板64とで区画された空間70に
は、タイマTMによって作動する電動機駆動の排水弁2
8を設けた排水管27が接続されている。
【0023】分離器52は、気液取出管69から供給さ
れた清浄蒸気と水滴を分離するデミスタ72を備え、デ
ミスタ72上方の空間73には、清浄蒸気を取出すため
の蒸気取出管26が接続されている。また上記空間73
には、該空間73における清浄蒸気の圧力を検出して、
圧力信号出力器36に信号を出力する圧力センサ35が
取付けられている。上記デミスタ72下方の空間74
は、予熱器53によって予熱された軟水が供給される供
給管75が接続され、空間74の最下部に、蒸発器51
の下方の空間70に軟水を供給する給水管24が接続さ
れている。
【0024】上記予熱器53は、器体77内に設けた加
熱管78の一端が流入管42によって軟水源に、他端が
上記供給管75によって分離器52の下方空間74に、
それぞれ接続されている。また、器体77の上部には、
蒸発器51において軟水を加熱した後の加熱媒体を供給
する上記排出管18が接続され、器体77の下部には、
予熱器53において凝縮された加熱媒体の凝縮水をドレ
ンとして排出する排出管79が接続されている。
【0025】工場蒸気等の加熱媒体が供給される上記供
給管17には、圧力制御弁34が設けられている。この
圧力制御弁34の開度は、第1実施例と同様に、圧力セ
ンサ35が検出した分離器52の空間73における清浄
蒸気の圧力信号に応じて圧力信号出力器36から出力さ
れる圧力制御信号によって制御される。
【0026】上記第2実施例における清浄蒸気発生装置
50の作用は、清浄蒸気と水が分離器52において分離
されること、及び予熱器53で予熱された軟水が分離器
52の空間74に供給されて、分離器52において清浄
蒸気と分離された水とともに蒸発器51に供給されるこ
と以外は、第1実施例と実質的に同じである。したがっ
てそれらについての詳細な説明は省略する。なお、この
第2実施例では、上下の管板62,63と加熱室65の
上下の鏡板との間に若干の間隙を設けているので、何ら
かの原因によって加熱室65における伝熱管16の貫通
部から加熱媒体がリークしても、この加熱媒体が空間7
3,74中の清浄蒸気や軟水に混入しないので、加熱媒
体のリークによる清浄蒸気の汚染を防止することができ
る。
【0027】図4は本発明の第3実施例を示している。
この第3実施例は、第1実施例における圧力信号出力器
36を、清浄蒸気の圧力を検出して圧力制御弁34に清
浄蒸気の圧力を一定に保持するための圧力制御信号を出
力する第1の圧力信号出力器82と、それとは別体で、
蒸発器2内の加熱媒体の圧力が所定の圧力になったとき
に蒸発器の洗浄信号を出力する第2の圧力信号出力器8
3とによって構成したものである。すなわち、この第3
実施例の清浄蒸気発生装置81においては、蒸発器2
に、該蒸発器2の空間20の清浄蒸気の圧力を検出する
圧力センサ35と第1の圧力信号出力器82とを備える
とともに、蒸発器2の胴板12に、該蒸発器2内の加熱
媒体の圧力が所定の設定圧になったときに蒸発器2の洗
浄信号を出力する第2の圧力信号出力器83を備えてい
る。
【0028】上記第3実施例は、第1実施例と同様に、
伝熱管16にスケールが付着すると圧力制御弁34の開
度が大きくなって、蒸発器2に供給される加熱媒体の圧
力が上昇する。そして、蒸発器2の加熱媒体の圧力が予
め定めた圧力になると、その圧力を検出した第2の圧力
信号出力器83が蒸発器2の洗浄信号を出力する。第3
実施例の他の構成及び作用は第1実施例と同じであるか
ら、図の主要な同一の箇所に同一の符号を付して、詳細
な説明は省略する。
【0029】なお、煩雑を避けるために図示を省略して
いるが、第2実施例の清浄蒸気発生装置においても、圧
力信号出力器36に代えて第1の圧力信号出力器82
を、蒸発器51の加熱室65に第2の圧力信号出力器8
3を、それぞれ設けることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明における清浄蒸気発生装置は、蒸
発器または分離器における清浄蒸気の圧力を検出し、こ
の圧力により圧力制御弁の開度を制御して蒸発器に供給
する加熱媒体の圧力を調節するので、軟水によってスケ
ールが伝熱管に付着しても、加熱媒体の圧力増加によっ
て清浄蒸気の圧力をほぼ一定にすることができる。
【0031】また、圧力制御弁の出力圧を制御する圧力
信号出力器の圧力制御信号値が所定の設定値になると該
圧力信号出力器が蒸発器の洗浄信号を出力し、或いは蒸
発器内の加熱媒体の圧力が所定の圧力になると、この圧
力を検出した圧力信号出力器が洗浄信号を出力するの
で、いずれの場合であっても蒸発器の洗浄時期を知るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成図である。
【図2】同じく蒸発器の断面図である。
【図3】第2実施例の概略構成図である。
【図4】第3実施例の概略構成図である。
【符号の説明】
1,50,81 蒸気発生装置 2,51 蒸発器 16 伝熱管 17 供給管 18 排出管 34 圧力制御弁 36,82,83 圧力信号出力器 52 分離器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発器内に多数の伝熱管を設けてこれらの
    伝熱管内に軟水を供給するとともに、これらの伝熱管の
    周囲に供給管から加熱媒体として通常の蒸気を給排する
    ことにより、上記伝熱管に供給される軟水を加熱して清
    浄な蒸気を発生させる清浄蒸気発生装置であって、 上記供給管が、加熱媒体の供給圧を制御する圧力制御弁
    を備え、 上記蒸発器が、該蒸発器における清浄蒸気の圧力を検出
    して上記圧力制御弁に清浄蒸気の圧力を一定に保持する
    ための圧力制御信号を出力するとともに、その出力信号
    値が所定の設定値になると蒸発器の洗浄信号を出力する
    圧力信号出力器を備えている、ことを特徴とする清浄蒸
    気発生装置における蒸発器の洗浄時期検出装置。
  2. 【請求項2】蒸発器内に多数の伝熱管を設けてこれらの
    伝熱管内に軟水を供給するとともに、これらの伝熱管の
    周囲に供給管から加熱媒体として通常の蒸気を給排する
    ことにより、上記伝熱管に供給される軟水を加熱して清
    浄蒸気を発生させ、この清浄蒸気を分離器において水と
    分離する清浄蒸気発生装置であって、 上記供給管が、加熱媒体の供給圧を制御する圧力制御弁
    を備え、 上記分離器が、該分離器における清浄蒸気の圧力を検出
    して上記圧力制御弁に清浄蒸気の圧力を一定に保持する
    ための圧力制御信号を出力するとともに、その出力信号
    値が所定の設定値になると蒸発器の洗浄信号を出力する
    圧力信号出力器を備えている、ことを特徴とする清浄蒸
    気発生装置における蒸発器の洗浄時期検出装置。
  3. 【請求項3】圧力信号出力器を、清浄蒸気の圧力を検出
    して圧力制御弁に清浄蒸気の圧力を一定に保持するため
    の圧力制御信号を出力する第1の圧力信号出力器と、そ
    れとは別体で、蒸発器内の加熱媒体の圧力が所定の圧力
    になると蒸発器の洗浄信号を出力する第2の圧力信号出
    力器とによって構成した、ことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載した清浄蒸気発生装置における蒸発
    器の洗浄時期検出装置。
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