JP2000065290A - 摺動部材およびプレス装置 - Google Patents

摺動部材およびプレス装置

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JP2000065290A
JP2000065290A JP10232718A JP23271898A JP2000065290A JP 2000065290 A JP2000065290 A JP 2000065290A JP 10232718 A JP10232718 A JP 10232718A JP 23271898 A JP23271898 A JP 23271898A JP 2000065290 A JP2000065290 A JP 2000065290A
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JP
Japan
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sliding
scotch yoke
lubricating oil
outer frame
yoke core
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JP10232718A
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Sadamu Takahashi
定 高橋
Atsushi Kametani
敦 亀谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高速、高面圧条件でも、スコッチ
ヨーク中子とスコッチヨーク外枠間の相対すべり面の焼
き付きや、異常磨耗を防止することが出来る摺動部材を
提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係る摺動部材は、潤滑油を使用
して相対的に往復運動する2つの摺動平面が変動荷重を
受ける場合において、(A)前記2つの摺動平面は、い
ずれも油溝を設けない平面とするとともに、少なくとも
一方の摺動平面には潤滑油供給のための潤滑油供給孔8
を設け、(B)前記潤滑油供給孔8を設けた摺動平面の
背面には潤滑油供給孔8と連通した逃がし空間部分12
を形成し、その逃がし空間部分12に潤滑油を供給する
手段を供えるとことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス機械のスコッ
チヨーク摺動部に使用する摺動部材、およびプレス装置
に関する。 (用語の説明) (a)「スクイズ効果」 スクイズ効果とは、相対する二平面が接近する際、二平
面間に挟まれた流体の粘性抵抗により、流体圧力が発生
し、流体負荷能力を発揮する効果をいう。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図4〜図6に示す。
【0003】図4は従来のスコッチヨーク機構を使用し
たプレス機械の縦断面図、図5は往復運動に伴うスコッ
チヨーク中子とスコッチヨーク外枠間の相対速度とプレ
ス荷重が加わる関係をクランク軸の回転座標系で示した
図、図6は軟質の非鉄摺動材のすべり面の説明図であ
る。
【0004】図4〜図6に示すように、スコッチヨーク
機構は、クランク軸1の回転運動をスコッチヨーク中子
2の直線運動に変換することにより、スコッチヨーク外
枠3を介してコネクティングロッド4に上下運動を与
え、金型5に成形力を加えることかできる。
【0005】この時、スコッチヨーク中子2とスコッチ
ヨーク外枠3とは相対的に水平方向往復運動を伴いなが
ら、プレス荷重(成形力)を受けることとなる。
【0006】往復運動に伴うスコッチヨーク中子2とス
コッチヨーク外枠3間の相対速度とプレス荷重が加わる
関係をクランク軸1の回転座標系で示す図5において、
クランク軸回転角θ=0が上死点、θ=πが下死点であ
り、プレス荷重は、θ=π/2からπの間の、すべり速
度が0からプラス最大値を示す時間域に作用することに
なる。
【0007】このため、スコッチヨーク中子2とスコッ
チヨーク外枠3間の相対すべり面で焼き付きや異常摩耗
か生じないように、スコッチヨーク中子2とスコッチヨ
ーク外枠3の摺動面には、硬質の鉄系摺動材6と軟質の
非鉄摺動材7が取り付けられ、その間に潤滑油が供給さ
れている。
【0008】軟質の非鉄摺動材7のすべり面は、図6に
示すとおり矩形形状であり、その中央部には潤滑油供給
孔8があり、この潤滑油供給孔8に供給された潤滑油は
潤滑油供給孔8に繋がった油溝9へ流れ、最終的には油
溝間の摺動平画10へと供給されていく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
は、次のような問題がある。 (1)潤滑油の供給や、軟質の非鉄摺動材7の使用を計
っても、相対的すべり速度が大きい場合や、作用面圧
(作用荷重を摺動面積で単純に割った値)が高い場合に
は、焼き付きを生じ、プレス機械に重大損傷を引き起こ
す。 (2)このため、高速化できない問題や、面圧低減のた
め寸法が大型化するなどの問題がある。
【0010】本発明は、これらの問題を解決することが
できる摺動部材およびプレス装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(第1の手段)本発明に
係る摺動部材は、潤滑油を使用して相対的に往復運動す
る2つの摺動平面が変動荷重を受ける場合において、
(A)前記2つの摺動平面は、いずれも油溝を設けない
平面とするとともに、少なくとも一方の摺動平面には潤
滑油供給のための潤滑油供給孔8を設け、(B)前記潤
滑油供給孔を設けた摺動平面の背面には潤滑油供給孔8
と連通した逃がし空間部分12を形成し、前記逃がし空
間部分12に潤滑油を供給する手段を供えるとことを特
徴とする。 (第2の手段)本発明に係る摺動部材は、第1の手段に
おいて、(A)前記2つの摺動平面の一方を形成する摺
動部材を弾性体とし、(B)前記2つの摺動平面間に発
生する潤滑油の圧力により摺動面の中央部分を凹に弾性
変形させるように摺動部材の肉厚を設定したことを特徴
とする。 (第3の手段)本発明に係る摺動部材は、第2の手段に
おいて、前記摺動部材の肉厚を摺動方向の入り側と出側
では薄くし、中央部分では厚くすることにより不等厚肉
としたことを特徴とする。 (第4の手段)本発明に係る摺動部材は、潤滑油を使用
して相対的に往復運動する2つの摺動平面が変動荷重を
受ける場合において、(A)前記2つの摺動平面は、い
ずれも油溝を設けない平面とするとともに、少なくとも
一方の摺動平面にはオイルポケット16を設け、(B)
前記オイルポケット16には潤滑油供給のための潤滑油
供給孔8を配置するとともに、潤滑油供給圧力を摺動面
に作用する最大平均面圧(最大荷重を摺動面の投影面積
で割った値)以上とすることを特徴とする。 (第5の手段)本発明に係るプレス装置は、(A)クラ
ンク軸1と、前記クランク軸の回転体の周囲に配置され
たスコッチヨーク中子2と、前記スコッチヨーク中子の
外側に配置されたスコッチヨーク外枠3と、前記スコッ
チヨーク外枠にに接続するコネクティングロッド4と、
前記コネクティングロッドに接続するプレス用金型5を
具備し、(B)前記クランク軸1の円筒状の回転体が偏
心回転することにより、前記回転体の周囲に配置された
スコッチヨーク中子2に上下動および往復動を与え、
(C)前記スコッチヨーク中子2とスコッチヨーク外枠
3とが摺動平面を介して接することにより、前記スコッ
チヨーク中子2の上下動のみを、前記スコッチヨーク外
枠3に伝え、(D)前記スコッチヨーク外枠3の上下動
を前記コネクティングロッド4を介して前記プレス用金
型5に伝えるプレス装置おいて、(E)前記摺動平面に
第1の手段ないし第3の手段に記載の摺動部材を備えた
ことを特徴とする。 (第6の手段)本発明に係るプレス装置は、(A)クラ
ンク軸1と、前記クランク軸の回転体の周囲に配置され
たスコッチヨーク中子2と、前記スコッチヨーク中子の
外側に配置されたスコッチヨーク外枠3と、前記スコッ
チヨーク外枠にに接続するコネクティングロッド4と、
前記コネクティングロッドに接続するプレス用金型5を
具備し、(B)前記クランク軸1の円筒状の回転体が偏
心回転することにより、前記回転体の周囲に配置された
スコッチヨーク中子2に上下動および往復動を与え、
(C)前記スコッチヨーク中子2とスコッチヨーク外枠
3とが摺動平面を介して接することにより、前記スコッ
チヨーク中子2の上下動のみを、前記スコッチヨーク外
枠3に伝え、(D)前記スコッチヨーク外枠3の上下動
を前記コネクティングロッド4を介して前記プレス用金
型5に伝えるプレス装置おいて、(E)前記摺動平面に
第4の手段に記載の摺動部材を備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図1、図2、図5に示す。
【0013】図1は、第1の実施の形態に係る摺動部材
を示す図、図2は、第1の実施の形態に係る摺動部材を
スコッチヨーク中子に取り付けた縦断面図、図5は、往
復運動に伴うスコッチヨーク中子2とスコッチヨーク外
枠3間の相対速度とプレス荷重が加わる関係をクランク
軸1の回転座標系で示した図である。
【0014】本発明による軟質の非鉄摺動材7は、従来
のスコッチヨーク機構と同様にスコッチヨーク中子2の
下面に取り付けられるが、慣性力などの影響で、上面側
にも荷重が作用する場合は、本発明による軟質の非鉄摺
動材7を上面にも取り付ける。
【0015】さて、図1に示すとおり、本発明による摺
動面は給油溝のない摺動平面10のままであり、スコッ
チヨーク中子2に取り付けるため、ボルト11が摺動面
の中央を外して、軟質の非鉄摺動材7の4辺近傍に6箇
所設けてある。
【0016】なお、このボルト11の本数やサイズは必
要最小限に留めたものである。
【0017】また、当然、ボルト頭は、摺動表面から出
ないよう沈めている。
【0018】ただし、潤滑油供給のため、潤滑油供給孔
8は摺動面中央部分を外し、すべり方向入り側と出側に
それぞれ2カ所ずつ設けている。
【0019】この潤滑油供給孔8は、図2に示すとお
り、スコッチヨーク中子2との取り付け面側に加工した
逃がし空間部分12に繋がっており、この逃がし空間部
分12に潤滑油を送り込む給油装置14を通じて摺動平
面10に油が供給される。
【0020】なお、この逃がし空間部分12から給油装
置14に潤滑油か流れ込まないように逆止弁15を取り
付けている。
【0021】また、潤滑油供給孔8のサイズは、可能な
限り小さくするのが望ましいが、必要潤滑油量が摺動平
面10に供給されなければならず、ここでは、数ミリの
孔直径とした。
【0022】なお、孔サイズを更に小さくできるが、油
中異物による閉塞の問題があるため、1ミリ前後までが
望ましい。
【0023】ところで、この逃がし空間部分12は、摺
動平面10の全体面積の約50%あり、作用する荷重で
摺動平面10が、凹状に弾性変形すること狙いとしてい
る。
【0024】なお、逃がし空間部分12を設けるため、
同部分では軟質の非鉄摺動材7の肉厚が薄くなるが、こ
こでは、一様な肉厚ではなく、すべり方向の中央で厚
く、入り側と、出側で薄くなる不等肉厚を採用してい
る。
【0025】また、逃がし空間部分12の高さは、摺動
平面裏面13の中央部分弾性変形量よりも大きく加工
し、スコッチヨーク中子2の取り付け面側とは非接触状
態にしている。
【0026】ただし、一定の弾性変形量にするため、接
触させる場合もある。
【0027】更に、軟質の非鉄摺動材7の材質は、燐青
銅や鉛青銅、青銅、アルミ青銅のほか高力黄銅などの銅
合金か望ましいが、硬質の鉄系摺動材6と同じ窒化処理
をした鋼も使用可能である。
【0028】したがって、次のように作用する。
【0029】スコッチヨーク中子2は、スコッチヨーク
外枠3との間で水平方向に往復運動するが、スコッチヨ
ーク中子2とスコッチヨーク外枠3間に上下方向すき間
があれば、スコッチヨーク中子2はそのすき間内で上下
方向にも運動をする。
【0030】本発明は、この上下運動によって生まれる
スクイズ効果により、スコッチヨーク中子2側に取り付
けている軟質の非鉄摺動材7と、スコッチヨーク外枠3
の内面側に取り付けてある硬質の鉄系摺動材6とが直接
固体接触するのを防止し、高速、高面圧条件でも焼き付
き、異常磨耗を発生せない作用がある。 (第1の実施の形態におけるスクイズ効果)スクイズ効
果とは、相対する二平面が接近する際、二平面間に挟ま
れた流体の粘性抵抗により、流体圧力が発生し、流体負
荷能力を発揮する効果をいう。
【0031】クランク軸1が上死点にある時、スコッチ
ヨーク中子2とスコッチヨーク外枠3との摺動部にはす
き間が生まれており、このすき間には潤滑油供給孔8か
ら潤滑油が流人して充満状態にある。
【0032】このため、クランク軸1が下死点に向かっ
て降下しようとすると、スコッチヨーク中子2とスコッ
チヨーク外枠3間の摺動面すき間に充満している潤滑油
を、スコッチヨーク中子2とスコッチヨーク外枠3とが
接近する速度で排除することになる。
【0033】この時、フラットな摺動平面10の全体面
に流体圧力が発生し、スコッチヨーク中子2から加わる
荷重を負担する。
【0034】そして、充満した潤滑油か流失する際の抵
抗が大きいと、長い時間に亘り流体圧力が持続され、下
死点で最大となるプレス荷重に対し、軟質の非鉄摺動材
7と硬質の鉄系摺動材6との直接接触を防止することが
出来る大きな流体荷重分担が生まれる。
【0035】本発明では、潤滑油の流失抵抗を高めるた
め、摺動面に油溝を設けないフラット型とし、また、発
生する流体圧力で、摺動面中央部分を凹に弾性変形さ
せ、潤滑油の封じ込めを計ると共に、軟質の非鉄摺動材
7の肉厚(逃がし空間部分12を設けた位置の肉厚)を
すべり方向の入り側と出側で薄く、中央で厚い不等肉厚
にすることにより、鍋底型の弾性変形分布を生みだし、
潤滑油の封じ込め作用をアップさせる。 (第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態に係る
摺動部材を図3、図5に示す。
【0036】図3は、本発明によるスクイズ効果を利用
した摺動部材の第2の実施の形態を示す図、図5は、往
復運動に伴うスコッチヨーク中子2とスコッチヨーク外
枠3間の相対速度とプレス荷重が加わる関係をクランク
軸1の回転座標系で示した図である。
【0037】第2の実施の形態では、軟質材の摺動平面
10に複数のオイルポケット16を設ける。
【0038】このオイルポケット16には、潤滑油供給
孔8があり、給油装置14から潤滑油が供給される。
【0039】その給油圧は、摺動面に作用する平均面圧
の値以下であり、静圧軸受の様に給油圧力て荷重を全面
負担することはない。
【0040】なお、スクイズ効果による流体圧力は給油
圧力より大きいので、給油装置14と潤滑油供給孔8の
途中に逆止弁15設けている。
【0041】また、オイルポケット16に潤滑油封し込
め効果を持たすため、オイルポケット16の深さは、第
1の実施の形態の弾性変形量相当の0.1mm前後であ
る。そして、第1の実施の形態の様に弾性変形を生み出
すための逃がし空間部分は設けていない。
【0042】したがって、次のように作用する。
【0043】スクイズ効果により、流体負荷分担を発生
させる狙いは第1の実施の形態と同じであるが、摺動面
には油溝はない。 (第2の実施の形態におけるスクイズ効果)第2の実施
の形態では、スクイズ効果を持続させるための潤滑油封
じ込め作用を、摺動面の弾性変形によって作りだすので
はなく、予め、弾性変形相当の凹みをオイルポケット1
6として摺動平面10側に付けておくことにより、達成
させている。
【0044】なお、オイルポケット16は1つでも良い
が、複数個設けることでモーメント荷重にも対応できる
効果がある。
【0045】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)スコッチヨーク中子2の上下運動によって生まれ
るスクイズ効果により、スコッチヨーク中子2側に取り
付けている摺動平面と、スコッチヨーク外枠3の内面側
に取り付けてある摺動平面とが直接固体接触するのを防
止することが出来る。 (2)そのため、高速、高面圧条件でも、スコッチヨー
ク中子2とスコッチヨーク外枠3間の相対すべり面の焼
き付きや、異常磨耗を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る摺動部材を示
す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る摺動部材をス
コッチヨーク中子に取り付けた縦断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る摺動部材を示
す図。
【図4】従来のスコッチヨーク機構を使用したプレス機
械の縦断面図。
【図5】往復運動に伴うスコッチヨーク中子とスコッチ
ヨーク外枠間の相対速度とプレス荷重が加わる関係をク
ランク軸の回転座標系で示した図。
【図6】軟質の非鉄摺動材のすべり面の説明図。
【符号の説明】
1 …クランク軸 2 …スコッチヨーク中子 3 …スコッチヨーク外枠 4 …コネクティングロッド 5 …プレス用金型 6 …硬質の鉄系摺動材 7 …軟質の非鉄摺動材 8 …潤滑油供給孔 9 …油溝 10…摺動平面 11…ボルト 12…逃がし空間部分 13…摺動平面裏面 14…給油装置 15…逆止弁 16…オイルポケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油を使用して相対的に往復運動する2
    つの摺動平面が変動荷重を受ける摺動部材において、
    (A)前記2つの摺動平面は、いずれも油溝を設けない
    平面とするとともに、少なくとも一方の摺動平面には潤
    滑油供給のための潤滑油供給孔を設け、(B)前記潤滑
    油供給孔を設けた摺動平面の背面には潤滑油供給孔と連
    通した逃がし空間部分を形成し、前記逃がし空間部分に
    潤滑油を供給する手段を供えるとことを特徴とする摺動
    部材。
  2. 【請求項2】(A)前記2つの摺動平面の一方を形成す
    る摺動部材を弾性体とし、(B)前記2つの摺動平面間
    に発生する潤滑油の圧力により摺動面の中央部分を凹に
    弾性変形させるように摺動部材の肉厚を設定したことを
    特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
  3. 【請求項3】前記摺動部材の肉厚を摺動方向の入り側と
    出側では薄くし、中央部分では厚くすることにより不等
    厚肉としたことを特徴とする請求項2に記載の摺動部
    材。
  4. 【請求項4】潤滑油を使用して相対的に往復運動する2
    つの摺動平面が変動荷重を受ける場合において、(A)
    前記2つの摺動平面は、いずれも油溝を設けない平面と
    するとともに、少なくとも一方の摺動平面にはオイルポ
    ケットを設け、(B)前記オイルポケットには潤滑油供
    給のための潤滑油供給孔を配置するとともに、潤滑油供
    給圧力を摺動面に作用する最大平均面圧(最大荷重を摺
    動面の投影面積で割った値)以上とすることを特徴とす
    る摺動部材。
  5. 【請求項5】(A)クランク軸と、前記クランク軸の回
    転体の周囲に配置されたスコッチヨーク中子と、前記ス
    コッチヨーク中子の外側に配置されたスコッチヨーク外
    枠と、前記スコッチヨーク外枠にに接続するコネクティ
    ングロッドと、前記コネクティングロッドに接続するプ
    レス用金型を具備し、(B)前記クランク軸の円筒状の
    回転体が偏心回転することにより、前記回転体の周囲に
    配置されたスコッチヨーク中子に上下動および往復動を
    与え、(C)前記スコッチヨーク中子とスコッチヨーク
    外枠とが摺動平面を介して接することにより、前記スコ
    ッチヨーク中子の上下動のみを、前記スコッチヨーク外
    枠に伝え、(D)前記スコッチヨーク外枠の上下動を前
    記コネクティングロッドを介して前記プレス用金型に伝
    えるプレス装置おいて、(E)前記摺動平面に請求項1
    ないし請求項3に記載の摺動部材を備えたことを特徴と
    するプレス装置。
  6. 【請求項6】(A)クランク軸と、前記クランク軸の回
    転体の周囲に配置されたスコッチヨーク中子と、前記ス
    コッチヨーク中子の外側に配置されたスコッチヨーク外
    枠と、前記スコッチヨーク外枠にに接続するコネクティ
    ングロッドと、前記コネクティングロッドに接続するプ
    レス用金型を具備し、(B)前記クランク軸の円筒状の
    回転体が偏心回転することにより、前記回転体の周囲に
    配置されたスコッチヨーク中子に上下動および往復動を
    与え、(C)前記スコッチヨーク中子とスコッチヨーク
    外枠とが摺動平面を介して接することにより、前記スコ
    ッチヨーク中子の上下動のみを、前記スコッチヨーク外
    枠に伝え、(D)前記スコッチヨーク外枠の上下動を前
    記コネクティングロッドを介して前記プレス用金型に伝
    えるプレス装置おいて、(E)前記摺動平面に請求項4
    に記載の摺動部材を備えたことを特徴とするプレス装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194302A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sr Engineering Co Ltd クッションピン均圧化用シリンダ
JP2008241666A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 High Frequency Heattreat Co Ltd チャック装置、および引張試験装置
JP2010179441A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Ks-Tech Co Ltd 棒材切断機

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