JP2000063535A - 塩素化ポリエチレンと結晶質オレフィンポリマ―とに基づく熱可塑性エラストマ―材料 - Google Patents

塩素化ポリエチレンと結晶質オレフィンポリマ―とに基づく熱可塑性エラストマ―材料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静的硬化可能なゴムエラストマー 【解決手段】 非晶質CPE100pbw、結晶質熱可
塑性ポリオレフィン樹脂12〜150pbw、及び可塑
剤5〜150pbw量のブレンドを含み、密閉式ミキサ
ー内で加工可能であって、樹脂成分が熱可塑化した状態
であるときにゴム用ロール機の回転ロールに移した後
に、本質的な連続シートを形成する組成物である熱可塑
性エラストマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は一般に塩素化ポリエチレン(CP
E)と結晶質オフィンポリマーのブレンドを含む熱可塑
性エラストマー組成物に関する。本発明はまた、動的加
硫または動的加硫と静的硬化との組合せによる前記組成
物の製造に関する。静的硬化は例えば加熱オーブン内で
生ずる。本発明はさらに前記動的加硫を達成するための
非酸化物硬化パッケージの使用に関する。 【0002】熱可塑性樹脂に用いる方法によって加工及
び製造することができ、ゴム状弾性を発現させるために
加硫を必要としない熱可塑性エラストマーは公知である
[例えば米国特許第3,265,765号ならびにハー
トマン(Hartrman)等の「ポリエチレンへのブ
チルグラフト化による熱可塑性エラストマーの生成(B
utyl Grafted to Polyethy−
lene Yields Thermoplastic
Elastomer)」ラバー・ワールド(Rubb
er World)1973年10月号,59−64頁
参照]。 【0003】動的加硫はプラスチック、ゴム及びゴム硬
化剤のブレンドを混練しながらゴムを硬化する方法であ
る。「動的」なる用語は、加硫性組成物を加硫中固定す
る(固定相対空間において)「静的」加硫と対照的に、
加硫工程中に混合物がせん断力にさらされることを意味
する。動的加硫の1つの利点は、ブレンドが適当な割合
のプラスチックとゴムを含む場合に弾性可塑性(熱可塑
性弾性)組成物が得られることである動的加硫方法は米
国特許第3,037,954号,第3,806,558
号,第4,104,210号,第4,116,914
号,第4,130,535号,第4,141,863
号,第4,141,878号,第4,173,556
号,第4,207,404号,第4,271,049
号,第4,287,324号,第4,288,570
号,第4,299,931号,第4,311,628号
及び第4,338,413号に述べられている。 【0004】公知の動的加硫方法は軽質組成物の製造に
は多少不適切であると考えられる、この理由はゴムレベ
ルが増加すると、生成する組成物の二次加工性が低下す
るからである。換言すると、組成物は不良な押出成形物
を形成し、時には全く押出成形することができない。従
って、押出成形−二次加工可能な軟質熱可塑性エラスト
マー組成物の製造方法が必要である。 【0005】米国特許第4,130,535号は、ゴム
が充分に硬化した場合にも熱可塑性樹脂と同様に加工可
能性であるポリオレフィンとモノオレフィンコポリマー
ゴムとから成る熱可塑性加硫ゴムまたはブレンドを開示
している。ブレンドの混練と硬化を同時に実施すること
によって、熱硬化状態が避けられる。ブレンドは樹脂2
5〜95重量%とゴム75〜5重量%とから成る。油展
加硫ゴムは樹脂35〜65%とゴム65〜35%の比を
有する。過酸化物、アジド及び硫黄加硫剤を用いて、ゴ
ムを硬化させることができる。典型的なモノオレフィン
・コポリマーゴムは飽和EPM(エチレン−プロピレン
ゴム)または不飽和EPDM(エチレン−プロピレン−
ジエンターポリマーゴム)を含む。 【0006】米国特許第4,594,390号は、ポリ
プロピレン、EPDMゴム、エキステンダー油及び硬化
剤を少なくとも2000sec−1のせん断速度で混練
するときに、改良された熱可塑性エラストマー物質が得
られることを教えている。せん断速度が2500〜75
00sec−1であるときに適切な結果が得られる。 【0007】米国特許第4,207,404号は過酸化
物加硫剤の存在下でのCPEとナイロンのブレンドの動
的加硫によって製造する熱可塑性エラストマー組成物を
開示する。 【0008】米国特許第3,806,558号は、米国
特許第4,130,535号に開示されているようなモ
ノオレフィン・コポリマーゴムとポリオレフィン・プラ
スチック(通常はポリエチレンまたはポリプロピレン)
との不完全硬化ブレンドを開示している。このブレンド
に少量の硬化剤を混合し、混合物を動的に処理しながら
硬化条件にさらす。 【0009】エイ.ワイ.コラン(A.Y.Cora
n),アール.ピー.パテル(R.P.Patel)及
びディ.ウィリアムス(D.Williams)は「ゴ
ム熱可塑性組成物第V部熱可塑性加硫ゴム用のポリマー
の選択(Rubber−Thermoplastic
Compositims,PartV,Selecti
ng Polymers for Thermopla
s−tic Vulcanizates)」ラバー ケ
ミストリー アンド テクノロジーRubber C
hemistny andTechnology)55
巻,116頁(1982年)なる標題の文献において、
9種類の熱可塑性樹脂と11種類のゴムに基づく、約1
00種類の熱可塑性加硫ゴム組成物を述べている。全て
の組成物はゴム60部とプラスチック40部とを含んで
いる。彼らはプラスチック、ゴム及びその他の成分をブ
ランダー(Brabender)ミキサーまたはハーク
(Haake)ミキサー内で溶融混合することによっ
て、これらの組成物を製造している。一般には、硬化剤
を除いた組成物のプラスチック、ゴム及びその他の成分
を制御した昇温下(第I表)で2〜6分間混合すると、
この間にプラスチックが溶融し、ゴムと共にブレンドを
形成する。ブレンド形成後に、硬化剤を加えてゴムを架
橋し、最大の稠度または混合トルクが観察されるまで混
合を続ける。各組成物をミキサーから取り出し、混合物
の均一性を確実にするために、溶融状態でさらに1分間
再混合する。ゴム材料の1つがCPEである。117頁
の第I表にリストされたプラスチック材料はポリプロピ
レン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン
(PS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンポ
リマー(ABS)、スチレン−アクリロニトリルコポリ
マー(SAN)、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)、ポリテトラメチレンテレフタレート(PTM
T)、ナイロン−6,9(PA)及びポリカーボネート
を含む。機械的特性の1つである残留伸び(ASTM
D412−66)は51mm長さの試験片を102mm
に10分間伸長させ、10分間弛緩させた後に残留歪を
測定することによって算出する。CPE組成物は過酸化
物、特に2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチル
ペルオキシ)ヘキサンによって硬化させる。125頁の
第IX表から引用した残留伸びは次の通りである: (a) CPE/PP−55%; (b) CPE/PE−58%; (c) CPE/ABS−65%; (d) CPE/ABS−91%; (e) CPE/PMMA−82%: (f) CPE/PTMT−40%; (g) CPE/PA−59%; (h) CPE/PC−85%. 彼らはCPEはPTMTの高融点での加工に耐えられる
ほど安定ではないので、40%値が正確ではないことを
認めている。 【0010】本発明の1態様は非晶質塩素化ポリエチレ
ン(CPE)と結晶質熱可塑性ポリマーとのブレンドか
らの熱可塑性エラストマー材料の製造方法であって、 a.非晶質CPE,CPEと相溶性の可塑剤、結晶質熱
可塑性ポリマー及び塩基性物質から成る、熱可塑化し
た、実質的に均一な混合物を形成する工程;及び b.組成物の如何なる成分をも実質的に分解することな
く、CPEの加硫剤を活性化させるために充分な温度に
おいて、CPEの一部または実質的に全てを硬化させる
ために充分な期間、前記混合物を混合しながら、2,5
−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾールの誘導体
または2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ールと活性剤との組合せである、加硫剤を混合物に分散
させる工程から成る方法である。 【0011】CPEの不完全硬化が行われた場合には、
静的硬化によってCPEの完全加硫を実施する。 【0012】本発明はまた、非晶質CPE100重量部
(pbw)、結晶質熱可塑性ポリオレフィン樹脂12〜
150pbw及び可塑剤5〜150pbwのブレンドか
ら成る熱可塑性エラストマー組成物であって、密閉式ミ
キサー内で加工可能であり、樹脂成分が熱可塑化状態で
あるときにゴム用ロール機の回転ロールに移動した後に
本質的に連続シートを形成する生成物を提供する組成物
に関する。 【0013】これらの材料は100%伸び(ASTMD
412)において約50%未満の残留伸び値を有する。
50%より大きい残留伸び値を有する材料はエラストマ
ーとしての使用に不適切だと考えられる。 【0014】結晶質熱可塑性ポリマーは例えばエチレ
ン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチ
ル−ペンテン等のオレフィンを慣習的な方法によって重
合することによって製造した、固体の高分子量の樹脂状
プラスチック材料である。具体的なポリマーは高圧法ま
たは低圧法のいずれかで製造した低密度ポリエチレン
(0.910〜0.925g/cm(g/cc))、
中密度ポリエチレン(0.926〜0.940g/c
c)、または高密度ポリエチレン(0.941〜0.9
65g/cc)である。ポリエチレンテレフタレートの
ようなポリエステルも適当な結果を与えることができ
る。特に適したポリマーはポリプロピレンの結晶形を含
む。エチレンとプロピレンの結晶質ブロックコポリマー
(非晶質ランダム・エチレン/プロピレンエラストマー
とは区別されるプラスチックである)も使用可能であ
る。ポリオレフィン樹脂には、高級α−オレフィン改質
ポリエチレンとポリプロピレンも含まれる[「ポリオレ
フィン(Polyolefins)」エヌ.ヴィ.ベー
ニッヒ(N.V.Boenig)著,エルセヴィール出
版社(Elsevier Publishing C
o.)(ニューヨーク)(1966)参照]。 【0015】結晶質熱可塑性ポリマー以外の材料は、C
PEと機械的に適合性であるかぎり、非晶質CPEと組
合せて用いることができる。「機械的に適合性」とは、
ここで用いるかぎり、ポリマーが実質的に離層しない2
相混合物を形成することを意味する。この基準を満たす
と考えられる具体的材料は、例えばポリカーボネート、
スチレン−アクリロニトリルコポリマー及びアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレンターポリマーのようなガ
ラス状ポリマーを含む。 【0016】本発明のために適したCPE出発物質は次
の4つの物理的性質の基準を満たす、微粉状粒子であ
る。第1に、これは平均分子量40,000〜300,
000を有さなければならない。第2に、これはポリマ
ーの20〜48重量%である化学的に結合した塩素含量
を有さなければならない。第3に、これはASTMテス
トD−412で測定して、0.5〜4.8MPaの10
0%モジュラスを有さなければならない。第4に、これ
は0〜15%、好ましくは0〜2%の範囲内の相対結晶
化度を有さなければならない。 【0017】上記の物理的性質の基準を満たすCPE
は、米国特許第3,454,544号に開示されている
ような塩素化方法によって製造される。 【0018】微粉状の本質的線状ポリエチレンまたはオ
レフィン・インターポリマー(interpolyme
r)の不活性媒質中での懸濁塩素化を含む塩素化方法の
実施によって、満足できるCPEが容易に得られる。イ
ンタポリマーは少なくとも90モル%のエチレンを含
み、残りはこれと重合可能な1種類以上の不飽和モノマ
ーである。ポリマー全重量を基準にして塩素含量2〜2
3%を有する不完全塩素化ポリマーを形成するために充
分な期間、ポリマーを最初に、その凝集温度よりも低い
温度において塩素化する。この後に、特定温度におい
て、粒状の不完全塩素化ポリマーを逐次懸濁塩素化す
る。この特定温度はオレフィン・インターポリマーに関
して、その凝集温度より高いが、その結晶融点よりも少
なくとも約2℃低い温度である。逐次塩素化は化学的に
結合した塩素含量がポリマーの約48重量%に達するま
で続ける。 【0019】有用なエチレン系不飽和モノマーは例えば
プロピレン、ブテン−1、1,4−ヘキサジエン、1,
5−ヘキサジエン、オクテン−1、1,7−オクタジエ
ン、1,9−デカジエン等のような、炭素数3以上の非
芳香族炭化水素オレフィン;例えばアクリル酸、アクリ
ル酸エステル等のような置換オレフィン;例えばスチレ
ンとその誘導体のようなアルケニル芳香族化合物;及び
その他の公知の重合可能な物質である。 【0020】塩素化によって通常ポリマー粒子の凝集が
生ずる温度は、塩素化すべきポリマーの性質と分子量に
大きく依存する。炭素原子100個につき1個未満のメ
チル基の鎖の分枝を有し、少なくとも0.94g/cc
の密度を有する結晶質で主として直鎖のポリエチレンの
場合には、この温度は95℃より高く、特に100℃よ
り高く、または110℃より高い温度である。比較的顕
著な分枝鎖と低密度を有するポリエチレンの場合には、
温度は低く、約65℃である。 【0021】好ましくない過剰の結晶化度の残留と不均
一塩素化ポリエチレンの形成とを阻止するために、逐次
塩素化に用いる温度は初期塩素化に用いる温度よりも高
くなければならない。逐次塩素化に用いる温度はまた、
粒度成長の加速を阻止し、ポリマー粒子の好ましくない
凝集の発生を阻止するために、塩素化するポリマーの結
晶融点より低くなければならない。 【0022】ポリオレフィン材料を望ましい程度に懸濁
塩素化した後に、不活性な懸濁用液体中の懸濁液から容
易に▲ろ▼別し、洗浄し、乾燥して、次の用途のために
調製することができる。 【0023】本発明は懸濁塩素化またはスラリー塩素化
によって製造するCPEに限定されるわけではない。溶
液塩素化及び塊状塩素化または流動床塩素化方法も、そ
れらによって製造されるポリマーが塩素含量と残留結晶
化度に関する上記要件を満たすかぎり、用いることがで
きる。 【0024】本発明の熱可塑性エラストマーまたは加硫
ゴムは、塩基性物質と2,5−ジメルカプト−1,3,
4−チアジアゾールまたはその誘導体を含む硬化パッケ
ージによって適当に硬化される。これらの硬化パッケー
ジは米国特許第4,128,510号と第4,288,
576号に開示されている。 【0025】過酸化物硬化パッケージは、ここに開示し
たブレンドの硬化に用いるためには、特に結晶質オレフ
ィンポリマーがポリプロピレンである場合には、不適切
であると考えられる。これらのブレンドの物理的性質と
取扱い特性は充分な架橋の存在しないことまたはポリプ
ロピレンの少なくとも一部の分解を示唆する。 【0026】2,5−ジメルカプト−1,3,4−チア
ジアゾールの具体的な例を次に挙げる: [式中、Xは水素、−CRR’OH,−(CH−CH
−O)H, であり;mは2〜10の整数であり;nは1〜5の整数
であり;RとRは水素、炭素数1〜8のアルキル基、
及び炭素数6〜8のアリール、アルカリール及びアラル
キル基から成る群から選択した基であり;Rは炭素数
1〜17のアルキル基、1環もしくは2環含有アリール
基、炭素数7〜14のアルカリール基、炭素数7〜8の
アラルキル基、またはシクロヘキシル基であり;R
炭素数1〜8のアルキル基であり;X’は水素を除いて
Xと同じ基であり;Yは亜鉛、鉛、−CRR’−,−S
−, であり;Rは炭素数1〜8のアルキレンまたはアルケ
ニレン基、炭素数6〜8のシクロアルキレン、アリーレ
ンまたはアルカリーレン基であり;zは0または1であ
り;Rは炭素数2〜8のアルキレン基、フェニレン、
メチルフェニレンまたはメチレンジフェニレン基であ
る]2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ルの誘導体との併用に適した塩基性物質は、塩基性の金
属酸化物、水酸化物及び弱酸との塩であり、例えば水酸
化マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
水酸化カルシウム、酸化バリウム、炭酸バリウム、ナト
リウムフェノキシド及び酢酸ナトリウムである。これら
の塩基性物質はCPEの熱安定剤としても役立つ。従っ
て、ポリマーブレンドを熱可塑化混合物に転化させる前
に、これらをチアジアゾールと共にではなく、CPEと
混合するのが有利である。望ましい場合には、さらに塩
基性物質をチアゾール誘導体と共に加えることもでき
る。他の塩基性物質もブレンドの成分のいずれをも分解
させないかぎり、または加硫剤を不活性化させないかぎ
り用いることができる。塩基性物質は酸化マグネシウム
であることが好ましい。 【0027】2,5−ジメルカプト−1,3,4−チア
ジアゾールとの併用に適した塩基性物質または活性剤は
約110℃より高い沸点と約4.5未満のpK値を有す
るアミン、約2.0より大きいpK値を有する酸による
約4.5未満のpK値を有するアミンの塩、第四アンモ
ニウム水酸化物及び約2.0より大きいpK値を有する
酸によるそれらの塩、ジフェニル−及びジトリル−グア
ニジン、ならびにアニリンと少なくとも1種類の炭素数
1〜7のアルデヒドとの縮合生成物の少なくとも等量の
無機塩基との併用である。「pK値」なる用語は水溶液
中での塩基及び酸の解離定数である。代表的な値は「
ンドブック オブ ケミストリー アンド フィジック
Handbook of Chemistny a
nd Physics)」第45版,ザ ケミカル ラ
バー社(The ChemiulRubber C
o.),D−76頁,(1964)に記載されている。
前節で述べたように、CPEを熱安定化するには例えば
酸化マグネシウムまたは水酸化マグネジウムのようなあ
る量の塩基性物質が存在しなければならない。 【0028】可塑剤はトリメリテート・エステル、フタ
レートエステル、芳香族油及び炭素数2〜10のジカル
ボン酸のポリエステルから成る群から選択する。可塑剤
はトリオクチルトリメリテートであることが好ましい。 【0029】加硫剤を除いた成分を、結晶質熱可塑性ポ
リマーを軟化させるために充分な温度において、より一
般的には、ポリマーが常温で結晶質である場合にその融
点より高い温度において混合する。ブレンディングは成
分の全体的に均一なブレンドをうるために充分な時間実
施する。これは例えば密閉式ミキサー、2ロール・ミル
または押出し成形機において、多くの通常の方法のいず
れかによって実施される。樹脂とゴムが密接に混合した
後に、加硫剤を加える。加硫温度でのブレンド成分の過
熱と混練は硬化を数分間で完成させるために、一般に充
分である。加硫時間の短縮が望ましい場合には、CPE
の実質的な分解を生じないほど低い温度であるならば、
加硫温度より高い温度を用いることができる。 【0030】適当な加硫温度は結晶質熱可塑性ポリマー
の約融点(ポリエチレンの場合は約130℃、ポリプロ
ピレンの場合は約175℃)から250℃以上までの範
囲である。典型的には、この範囲は150℃〜225℃
である。加硫温度の好ましい範囲は180℃〜220℃
である。熱可塑性加硫ゴムは、加硫剤を加えた後、加硫
が完成するまで組成物を連続的に混合することによって
有利に製造される。 【0031】経済的見地から望ましい場合には、静的加
硫が開始する前に動的加硫によって充分な硬化が生ずる
ならば、静的加硫によって加硫を完成させることができ
る。不充分な動的加硫が生ずる場合には、加工不能な熱
硬化性加硫ゴムが得られる。 【0032】動的加硫と静的加硫の混成からの物理的特
性値は、充分な動的加硫が生じた場合には、動的加硫の
みによって硬化したブレンドから得られた物理的特性値
とは認めうるほどには異ならない。説明すると、ブレン
ドの成分を予備混合する場合には、204℃の温度で作
動する加熱ミキサー内で1分間程度で充分な動的加硫が
生ずる。予備混合しない場合には、このような加熱ミキ
サー内で充分な動的加硫に達するために5分間以上が必
要である。ゴムが分散して熱可塑性樹脂が連続相になる
前に、かなりの静的硬化が生ずる場合には、加工不能な
熱硬化した加硫ゴムが得られる。 【0033】動的加硫の前後にブレンドの引張強さを比
較することによって、本発明の熱可塑性エラストマー組
成物の硬化状態の便利な尺度が得られる。チアジアゾー
ル硬化パッケージを適当に用いた、動的加硫ブレンドは
非加硫ブレンドまたは過酸化物硬化ブレンドの引張強さ
よりも大きい、約1.3メガパスカル(MPa)、好ま
しくは3.4MPa以上の引張強さを有する。 【0034】本発明の熱可塑性加硫ゴムの性質はCPE
エラストマー、ポリオレフィン樹脂及びこれらのブレン
ドの配合に通常用いられる成分を加えることによって、
加硫の前または後に、改良することができる。しかし、
CPE配合添加剤がCPEに効果を持つべきであるなら
ば、一般に加硫の前に加えなければならないことを、当
業者は認識するであろう。本発明の材料の熱可塑性部分
への成分の添加に関して、添加のタイミングはあまり重
要ではない。 【0035】適当な成分または添加剤の例は、種々なカ
ーボンブラック、アルミナ、シリカ、二酸化チタン、炭
酸カルシウム、有色顔料、粘土、酸化亜鉛、ステアリン
酸、促進剤、加硫剤、硫黄、安定剤、酸化防止剤、分解
防止剤、加工助剤、接着剤、粘着付与剤、可塑剤、例え
ば潤滑剤及びワックスのような加工助剤、早期加硫抑制
剤、例えばガラス繊維及び木材セルロース繊維のような
不連続繊維、及びエキステンダー油を含む。使用量は組
成物中の他の成分の量及び組成物から望まれる性質に、
少なくとも一部は依存する。例えばα−オレフィンのよ
うな池の飽和または不飽和ポリマーの少量を加えて、コ
ストを減ずるまたは組成物の性質を改良することができ
る。 【0036】カーボンブラックまたはエキステンダー油
またはこれらの両方の添加を特に動的加硫の前に実施す
ることが望ましい。カーボンブラックは引張強さを改良
し、エキステンダー油は熱可塑性加硫ゴムの耐油膨潤
性、耐熱性、ヒステリシス、製造コスト及び永久歪を改
良する。エキステンダー油の添加は加工性をも改良す
る。 【0037】芳香族、ナフテン系及びパラフィン系エキ
ステンダー油は、それらのCPEとの相溶性の限界を超
えない量で用いるかぎり、充分な結果を与えることがで
きる。適当なエキステンダー油はラバーワールド ブル
ーブックマテリアルス アンドコンパウンディング
イングレディエント フオア ラバーRubberW
orld Blue Book,Materials
and Compounding I ngredie
nts for Rubber)(1975),145
〜190頁に認められる。エキステンダー油の添加量は
望ましい性質に依存する。特定の油とブレンド成分の相
溶性に依存する上限は、エキステンダー油の過剰な滲出
が生ずる場合には、超えられる。典型的には、エキステ
ンダー油5〜150重量部(pbw)がCPE100p
bwにつき加えられる。通常はエキステンダー油30〜
125pbwがブレンド中に存在するCPE100pb
wにつき加えられるが、エキステンダー油70〜100
pbwがCPE100pbwにつき加えられるのが好ま
しい。 【0038】カーボンブラックの典型的な添加量はCP
E100pbwにつきカーボンブラック40〜250p
bwであり、通常はCPE100pbwにつきカーボン
ブラック20〜100pbwである。カーボンブラック
の使用可能量の少なくとも一部はカーボンブラックの種
類とエキステンダー使用量に依存する。 【0039】ここに述べるように製造した熱可塑性エラ
ストマー加硫物は、例えばタイヤ、ホース、ベルト、ガ
スケット、成形品及び成形部品のような多様な製品の製
造に有用である。これらは特に押出成形、射出成形及び
圧縮成形法による製品の製造に有用である。これらは一
般に熱可塑性樹脂、特にポリオレフィン樹脂の改質に有
用である。加硫物は慣習的な混合装置を用いて、熱可塑
性樹脂と適当にブレンドされる。改質樹脂の性質はブレ
ンドする加硫物の量に依存する。一般に加硫物の量は改
質樹脂100pbwにつきCPE5〜25pbwを提供
するために充分な量である。 【0040】次の実施例は説明のためのみのものであ
り、本発明の範囲を限定すると解釈すべきではない。部
と%は、他に指示しないかぎり、重量によるものであ
る。本発明を例示する実施例を明確にするためにアラビ
ア数字を用い、対照例を示すためにはアルファベット文
字を用いる。 【0041】サンプル調製 1450cm(cc)容量バンバリーミキサー(Ba
nbury mixer)を用いて、全てのブレンドの
初期溶融配合を行い、適当な硬化剤成分を加え活性化し
て、前記ブレンドを少なくとも不完全に硬化させる。さ
らに混合し、必要に応じて、バンバリーミキサーの中味
を加熱2ロール・ミル上に供給して、硬化を完成させ
る。硬化は静的硬化オーブン内で完成させることができ
る。 【0042】A.多重工程バンバリーミックス方法 1.バンバリーミキサーを低速度(約77回転/分(r
pm))で運転しながら、このミキサーにCPE、安定
剤、充てん剤、可塑剤及び池の添加剤を加え、冷却水を
前ローター、後ローター、バンバリーミキサーの右側、
左側及び固定部分に通して循環させることによって、ゴ
ムマスターバッチを調製する。上記のように加硫剤と共
に用いる塩基は安定剤としても作用する。マスターバッ
チ成分の量は混合キャビティを満たすために充分な量で
ある。混合は約4分間続ける、このときに内容物の温度
は約163℃に達する。 2.マスターバッチの一部をとり出し、その代りに結晶
質熱可塑性ポリマーを補充し、約176℃の温度におい
て混合を約5分間続ける。内容物の温度はミキサー速度
を変えることによって制御する。 3.バンバリーミキサーから内容物を取り出し、ロール
間隙約5mmで約21℃の設定温度において作動する2
ロールゴム配合ミルに供給する。 4.2ロールゴム配合ミルを約2分間冷却した後に、ブ
レンドの加硫に用いる成分(「硬化パッケージ」として
知られる)を加え、混合を約2分間続ける。 5.2ロールミルで配合したブレンド(「ブランケッ
ト」として知られる)を2ロールミルから取出し、これ
をストリップに切断し、176〜180℃の設定温度に
おいて作動するバンバリーミキサーにストリップを加え
る。CPEの混合と硬化を工程2と同様に温度制御しな
がら約7分間続ける。この期間はブレンドのCPE成分
を完全に硬化させるために一般に充分な時間である。 6.バンバリーミキサーの内容物を取り出し、150p
siスチーム(1507kPa)で加熱したホット2ロ
ールミル上で、ロール間隙約5mmにおいて2分間混合
する。ロールミル上でのこの最終混合は均一サンプルを
用いた、試験用の圧縮成形サンプルの調製を保証するた
めに実施する。ミルから約1.7mm厚さのシートとし
て内容物を取り出す。 7.加熱プレス(約189℃)を用いて、シートを約
1.5mmの厚さに圧縮成形する。プレスとその内容物
を最初は圧力を加えずに2分間予熱する。次に内容物に
20tonの圧力を加えて3分間圧縮成形し、20to
nの圧力を加えて4分間冷却し、圧力を弛めた後に内容
物をプレスから取り出す。物理的特性を決定するため
に、圧縮成形シートを用いる。 【0043】B.単独負荷バンバリーミックス方法 1.ミキサーにゴムマスターバッチ成分を完全には充て
んしないことを除いて、多重工程バンバリーミックス方
法の工程1と同様に処理する。換言すると、マスターバ
ッチの一部を取り出す必要なく、結晶質熱可塑性ポリマ
ーを加える充分な余地が存在する。 2.結晶質熱可塑性ポリマーを加え、約176℃の温度
において約5分間混合を続ける。この添加量はミキサー
を充てんするために一般に充分である。内容物の温度は
ミキサー速度を変えることによって制御する。 3.混合を続けながら、ブレンドに加硫剤を加える。加
硫剤はザ ダウ ケミカル カンパニー(The Do
w Chemical Company)から商品名R
RIMACORTMとして市販されているエチレン/ア
クリル酸コポリマーから形成した小バッグに入れる。こ
のバッグはミキサー器壁に付着する加硫剤の損失を除去
しないとしても最少にするために用いる。混合と硬化は
176℃〜188℃の温度において約7分間続ける。多
重工程方法の工程5において前述したように、この時間
はブレンドのCPE成分を完全に硬化するために一般に
充分である。 4.多重工程バンバリーミックス方法の工程6と同様に
処理する。 5.多重工程バンバリーミックス方法の工程7と同様に
処理する。 【0044】試験方法 下記の米国材料試験協会(ASTM)試験法を用いて、
上記方法AとBによって製造した材料の物理的性質を決
定する: 比重 ASTM方法D792 硬度 ASTM方法D2240 引張強さ ASTM方法D412 伸び ASTM方法D412 モジュラス ASTM方法D412 残留歪 ASTM方法D412 圧縮永久歪 ASTM方法D395B 耐油性 ASTM方法D471 耐熱性 ASTM方法D573 【0045】例1〜3 CPE/PP熱可塑性エラスト
マー 多重工程バンバリーミックス方法(方法A)または単一
負荷バンバリーミックス方法(方法B)を用いて、第I
表に示した組成物からサンプルシートを製造する。例1
においてトリオクチルトリメリテート量は85部であ
り、ポリプロピレン量は56.0部である。例2と3に
おいて、トリオクチルトリメリテート量は100部であ
り、ポリプロピレン59.9部である。 【0046】【0047】前記サンプルシートから得られた物理的特
性値を第II表に要約する。 【0048】【0049】第II表に示したデータは、同じような結
果が単一工程方法と多重工程方法の両方によって得られ
ることを実証する。本発明の範囲に入る他の組成物と方
法の変更態様によっても同様な結果が得られることが期
待される。 【0050】例4と比較例A−B硬化系の比較 単一負荷バンバリーミックス方法(方法B)を用いて、
第I表に示した組成物と同様な組成物からサンプルシー
トを調整する。例4と比較例A,Bでは、トリオクチル
トリメリテートの量は100部であり、ポリプロピレン
量は59.9部である。例4では促進剤の量を1.0部
に増加させる。比較例Aでは、硬化パッケージを用い
ず、比較例Bでは過酸化物硬化パッケージによって硬化
を実施する。過酸化物硬化パッケージはVUL−CUP
TM40KEの商品名でハーキュレス社から市販されて
いるバーゲス(Burgess)KE粘土付きのα−
α’−ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベ
ンゼン6.0部と、トリアリルトリメリテート[シー.
ピー.ホール(C.P.Hall)から市販]2.0部
を含む。前記サンプルシートから得られた物理的特性試
験値を第III表に要約する。 【0051】【0052】第III表に示したデータは、CPE/P
Pブレンドをチアジアゾール硬化剤を用いて硬化した場
合に物理的特性値が改良されることを実証する。データ
はまた、ブレンドを慣習的な過酸化物硬化パッケージを
用いて硬化した場合に物理的特性が劣化することをも実
証する。 【0053】比較例C〜F 市販熱可塑性エラストマー
の特性 本発明の熱可塑性エラストマーの可能な適性を評価する
ために、4種類の市販熱可塑性エラストマーに対して例
1,2と同じ試験を実施する。比較例Cはモンサント社
(Monsanto Co.)から市販されているサン
トプレン(SANTOPRENE)TM201(73)
であり、比較例Dはモンサント社から市販されているサ
ントプレン201(80)である。比較例Eはイー.ア
イ.デュポン デ ネモアース社(E.I.duPon
t de Nemours &Co.)から市販されて
いる耐油性熱可塑性エラストマー、アルクリン(ALC
RYN)TM1201Bである。比較例Fはモンサント
社から市販されている耐油性熱可塑性エラストマー、ゲ
オラスト(GEOLAST)TM701である。試験結
果は次の第IV表に示す。比較を容易にするために、例
1を第IV表に含める。 【0054】 【0055】第IV表に示したデータは、本発明の熱可
塑性エラストマーが100%伸長時の残留伸び、引張強
さ、伸び、耐油性、及び耐低温衝撃性のような物理的特
性に関して、市販材料に充分に匹敵することを実証す
る。 【0056】例5〜9 特性に対する種々のポリプロピ
レン影響 単一ミックス方法(方法B)を用いて、第I表に示した
組成物と同様な組成物からサンプルシートを製造した。
充てん剤、塩素化ポリエチレン、硬化剤及び硬化助剤の
種類と量は同じである。トリオクチルトリメリテートの
量は100部である。下記のポリプロピレンを59.9
部の量で用いる:PP−Aはプローファックス(PRO
−FAX)6723,メルトインデックス0.8g/1
0分間である。PP−Bはプローファックス6524,
メルトインデックス4.0g/10分間である。PP−
Cはプローファックス6324,メルトインデックス1
2.0g/10分間である。PP−Dはプローファック
ス6301,メルトインデックス12.0/10分間−
不安定化である。PP−Eはプローファックス622
4,メルトインデックス35.0g/10分間である。
物理的特性値はポリプロピレンの種類と共に第V表に記
載する。 【0057】 【0058】第V表に示したデータは、高分子量ポリプ
ロピレン(例えば、例5)が低分子量ポリプロピレン
(例9)よりも引張強さと伸びの値が大きい熱可塑性エ
ラストマー材料を形成することを実証する。高分子量ポ
リプロピレンは油に暴露させた後に、特性値の残率
(%)が有意に変化しないとしても、引張強さと伸び値
の上昇を示す。サンプルを加熱空気老化に暴露させた場
合に、本発明の範囲内の他のポリマーブレンド組成物に
よると同様に、同じような結果が得られる。 【0059】例10〜15 物理的特性に対するエキス
テンダー油の影響 単一負荷バンバリーミックス方法(方法B)と、2つの
例外があるが、組成物4とを用いて、物理的特性試験の
ために、サンプルシートを製造する。1つの例外は、例
10〜15では、酸化マグネシウムをカルゴン(Cal
gn)から商品名マリンコ(MARINCO)TMHで
市販されている水酸化マグネシウムに変更することであ
る。第2の例外は、エキステンダー油の種類にある。エ
キステンダー油は次の通りである:例10−TOTM;
例11−アール.イー.キャロル(R.E.Carro
ll)から商品名ポリフロー(POLYFLO)TM
172(以下ではAR−1)で市販されている高沸点芳
香族油;例12−アール.イー.キャロルから商品名名
サンデックス(SUNDEX)TM8600T(以下で
はAR−2)で市販されている高沸点芳香族油;例13
−商品名サンデックスTM8125(以下では、AR−
3)で市販されている高沸点芳香族油;例14−アー
ル.イー.キャロルから商品名サンデックスTM790
(以下ではAR−4)で市販されている芳香族油;例1
5−ジオクチルフタレート(以下ではDOP)である。
物理的特性試験結果は第VI表に要約する。 【0060】 【0061】第VI表に示したデータは、物理的特性値
があらゆる種類のエキステンダー油について一般に許容
できるものであることを示唆する。芳香族油はブレンド
に対してTOTMほど適合性ではない。従って、芳香族
油を用いる場合には、表面に若干のブリードが観察され
る。芳香族油はまた熱老化後の物理的特性劣化に対する
耐性がTOTMよりも低い。さらに、芳香族油を用いる
場合には、TOTM,DOPまたは他のエステル可塑剤
を用いる場合よりも低温特性が悪い。DOPは熱老化後
に同様な物理的特性の劣化を示す。熱老化後の物理的特
性の劣化は、例えば自動車エンジン室で経験されるよう
な高温用途に対してこのような化合物を不適切にする
が、化合物が比較的低温にのみさらされる場合には、重
要ではない。同様な結果は、本発明の典型的な他の化合
物によっても期待される。 【0062】例16〜34 硬化プログラムの可変性 ポリプロピレン量が60部である以外は例4の組成物を
用いて、動的硬化のみ(バンバリーミキサー内で)また
は動的硬化と静的硬化の組合せ(加熱オーブン内で)を
用いた多様な硬化プログラムを評価する。評価の結果は
第VII表に示す。 【0063】 【0064】第VII表に示したデータは、動的硬化と
静的硬化との組合せが動的硬化によって得られた結果と
一般に匹敵する、物理的特性に関する結果を与えること
を実証する(例えば例18対例25)。ミキサー時間の
減少は硬化ブレンドの製造コストの低下に対応する。 【0065】例35−38 CPE供給材料メルトイン
デックスの物理的特性に対する影響 CPEの種類以外は例5の組成物と同様にして、物理的
特性試験のサンプルを調製する。CPEの全てがポリマ
ーの36重量%の化学的に結合した塩素含量と、0.2
cal/gの溶融熱を有する。これらは第一に、これら
を製造したフィードストックのメルトインデックスに関
して異なる。メルトインデックスはASTM D−12
38、条件190/2.16によって測定する。例35
では、CPEは0.1dg/分の供給材料から製造さ
れ、ダウ ケミカル カンパニーから商品名TYRIN
TM3615で市販されている。例36では、CPEは
0.3dg/分の供給材料から製造され、ダウ ケミカ
ル カンパニーから、商品名TYRINTMCMO13
6で市販されている。例37ではCPEは1.0dg/
分の供給材料から製造され、ダウ ケミカル カンパニ
ーから商品名TYRINTMCM552で市販されてい
る。例38では、CPEは6.0dg/分の供給材料か
ら製造され、ダウ ケミカル カンパニーから商品名T
YRINTMCMO636で市販されている。物理的特
性データは第VII表に要約する。 【0066】【0067】第VII表に示したデータは供給材料メル
トインデックスを減ずることによる3つの利点を明らか
にする。第1に、加硫ブレンドの引張強さが増加する。
第2に、加硫ブレンドの残留伸びと圧縮永久歪が減少す
る。最後に、耐油性が増加する。同様な結果は本発明の
典型的な他の化合物によっても得られる。 【0068】例39−42 及び比較例G−物理的特性
に対する熱可塑性ポリマー量の影響 ポリプロピレン量以外は例5の組成物を用いて、物理的
特性試験用のサンプルを調製する。第IX表は、ポリプ
ロピレン量をCPE100部あたりの部としてならびに
組成物の重量%として含む。第IX表はまた、物理的特
性試験のデータを示す。 【0069】 【0070】第IX表に示したデータを再検討すると、
ポリプロピレンが組成物重量の5〜35%(CPE10
0部につき12〜126部)であるときに熱可塑性エラ
ストマー材料が生ずることがわかる。ポリプロピレン分
画が組成物重量の約44%(CPE100部につき19
1部)に増加すると、100%伸長時の残留伸びが50
に達する。ここに述べたように、50より大きい残留伸
び値は材料がエラストマーとしての使用に不適切である
ことを示す。従って、この種のポリプロピレンの量の上
限は塩素化ポリエチレン100部につき126〜191
部の範囲内である。ポリプロピレン分画が約5%(CP
E100部につき約12部)未満に低下すると、動的加
硫組成物は圧縮成形サンプルを製造する場合に若干の成
形収縮があるにも拘らず、熱可塑性エラストマーの特徴
を示す。 【0071】本発明の典型的な他の組成物からも同様な
結果が期待される。熱可塑性ポリマー量の上限と下限も
ポリマーの種類によって異なるが、過度の実験を行うこ
となく、満足な結果が容易に得られる。 【0072】本発明の実施形態は次の通りである 1 非晶質塩素化ポリエチレン(CPE)と結晶質熱可
塑性ポリマーとのブレンドからの熱可塑性エラストマー
材料の製造方法において、次の工程: a.非晶質CPE,CPEと相溶性の可塑剤、結晶質熱
可塑性ポリマー及び塩基性物質を含む熱可塑化した実質
的に均一な混合物を形成する工程;及び b.組成物の如何なる成分をも実質的に分解することな
く、加硫剤を活性化させるために充分な温度において、
CPEの一部または実質的に全てを硬化させるために充
分な期間、前記混合物を混合しながら、2,5−ジメル
カプト−1,3,4−チアジアゾールの誘導体または
2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾールと
活性剤との組合せを含むCPEの加硫剤を混合物中に分
散させる工程を含む方法。 2. 不完全硬化した塩素化ポリエチレンの加硫を静的
硬化によって完成させる工程をさらに含む上記1記載の
方法。 3. 熱可塑化した混合物がCPE100重量部(pb
w)につき20〜250pbwの量でカーボンブラック
を含む上記1または2記載の方法。 4. 塩基性物質を酸化マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、炭酸バリウム、酸化バリウム、酸化カルシウム及
び水酸化カルシウムから成る群から選択する上記1〜3
のいずれかに記載の方法。 5. 混合物の温度が120℃〜220℃(2500°
F〜425゜F)である上記1〜4のいずれかに記載の
方法。 6. 次の工程: i.CPE,可塑剤及び塩基性物質をCPEを熱可塑化
するために充分な高さの温度において、これらを実質的
に分解させることなく、混合することによって、熱可塑
化した実質的に均一な混合物を形成する工程;及び ii.ポリマーの結晶融点より高いがCPEの実質的な
分解が生ずる温度よりも低い温度に前記混合物を加熱し
ながら、混合物中に熱可塑性ポリマーを分散させる工程
を含む少なくとも2つの連続工程で熱可塑化した、実質
的に均一な混合物を形成する上記1記載の方法。 7. 工程iの温度が25℃〜150℃であり、工程i
iの温度が120℃〜220℃である上記6記載の方
法。 8. 加硫剤が2,5−ジメルカプト−1,3,4−チ
アジアゾールを含み、前記活性剤が約110℃より高い
沸点と約4.5より低いpk値を有するアミン;約4.
5より低いpk値を有するアミンと約2.0より高いp
k値を有する酸との塩;第四アンモニウム水酸化物およ
び約2.0より高いpk値を有する酸と第4アンモニウ
ムとの塩;ジフェニル−グアニジン及びジトリル−グア
ニジン;及びアニリンと少なくとも1種類の炭素数1〜
7のモノアルデヒドとの縮合生成物と少なくとも等量の
無機塩基との組合せから成る群から選択したものである
上記1〜7のいずれかに記載の方法。 9. 加硫剤が次の要素: から選ばれた置換基であり、mは2〜10の整数であ
り;nは1〜5の整数であり;RとRは水素、炭素数
1〜8のアルキル基、及び炭素数6〜8のアリール、ア
ルカリール及びアラルキル基から成る群から選択した基
であり;Rは炭素数1〜17のアルキル基、1環もし
くは2環含有アリール基、炭素数7〜14のアルカリー
ル基、炭素数7〜8のアラルキル基、またはシクロヘキ
シル基であり;Rは炭素数1〜8のアルキル基であ
り;X’は水素を除いてXと同じ基であり;Yは亜鉛、
鉛、−CRR’−,−S−, であり;Rは炭素数1〜8のアルキレンまたはアルケ
ニレン基、炭素数6〜8のシクロアルキレン、アリーレ
ンまたはアルカリーレン基であり;zは0または1であ
り;Rは炭素数2〜8のアルキレン基、フェニレン、
メチルフェニレンまたはメチレンジフェニレン基であ
る]から成る群から選択した2,5−ジメルカプト−
1,3,4−チアジアゾールの誘導体である上記1〜7
のいずれかに記載の方法。 10. CPEの量が100pbw、可塑剤の量が5〜
150pbw、結晶質熱可塑性ポリマーの量が12〜1
50pbwである上記1〜9のいずれかに記載の方法。 11. 可塑剤がトリメリテートエステル、フタレート
エステル、芳香族油及びジカルボン酸のポリエステルか
ら成る群から選択したものである上記1〜10のいずれ
かに記載の方法。 12. 結晶質熱可塑性ポリマーがエチレン、プロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1及び4−メチル−ペンテ
ンから成る群から選択したオレフィンを重合することに
よって製造した、固体の高分子量樹脂状プラスチック材
料である上記1〜11のいずれかに記載の方法。 13. 結晶質熱可塑性ポリマーが低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、及びエチレンとプロピレンのブロックコポリ
マーから選択したものである上記1〜11のいずれかに
記載の方法。 14. 非晶質CPE100pbw、結晶質熱可塑性ポ
リオレフィン樹脂12〜150pbw、及び可塑剤5〜
150pbw量のブレンドを含み、密閉式ミキサー内で
加工可能であって、樹脂成分が熱可塑化した状態である
ときにゴム用ロール機の回転ロールに移した後に、本質
的な連続シートを形成する組成物である熱可塑性エラス
トマー組成物。 15. 組成物の成分が上記3,11,12及び13に
定義した通りである上記14記載の組成物。 16. 可塑剤の量がブレンド中に存在するCPE10
0pbwにつき30〜250pbwである上記14また
は15に記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オリバー・シー・アインスワース アメリカ合衆国ルイジアナ州70816,バト ン・ルージュ,ベイヒン・コート 3552 (72)発明者 ロバート・アール・ブランチャード アメリカ合衆国ルイジアナ州70719,ブラ スリー,チョクトー・ロード 4828

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 非晶質CPE100pbw、結晶質熱可
    塑性ポリオレフィン樹脂12〜150pbw、及び可塑
    剤5〜150pbw量のブレンドを含み、密閉式ミキサ
    ー内で加工可能であって、樹脂成分が熱可塑化した状態
    であるときにゴム用ロール機の回転ロールに移した後
    に、本質的な連続シートを形成する組成物である熱可塑
    性エラストマー組成物。
JP11241965A 1988-04-07 1999-07-26 塩素化ポリエチレンと結晶質オレフィンポリマ―とに基づく熱可塑性エラストマ―材料 Expired - Fee Related JP3066374B2 (ja)

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