JP2000063309A - 新規なビスフェノール化合物 - Google Patents

新規なビスフェノール化合物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】親油性の高いシクロヘキサン骨格を有する新規
なビスフェノール化合物を提供することにある。 【解決手段】本発明によれば、一般式(I) 【化1】 (式中、Arは一般式(II) 【化2】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R2
は炭素数5若しくは6のシクロアルキル基を示し、R3
はフェニル基を示し、mは0〜3の整数を示し、n及び
kはそれぞれ、0〜2の整数を示し、m+n+k≦3で
ある。)で表わされるアリール基を示す。)で表わされ
るビスフェノール化合物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、4−(4'−ヒドロ
キシシクロヘキシル)シクロヘキシリデン基を介して2
つのフェノール構造が結合されてなる親油性の高い新規
なビスフェノール化合物に関する。このような多核体ポ
リフェノール化合物は、半導体用フォトレジスト等の感
光性材料の基材、電子光学表示要素用の液晶誘電体化合
物の原料、集積回路の封止材料等に用いられるエポキシ
樹脂の原料や硬化剤、感熱記録材料記録に用いられる顕
色剤や退色防止剤、このほか、殺菌剤、防菌防カビ剤等
の添加剤としても有用である。 【0002】 【従来の技術】本発明者らは、分子中にシクロヘキサン
環を有するために高い親油性を有し、しかも、分子構造
が非対称であるために、一層、親油性が高いビスフェノ
ール化合物を得るべく、鋭意研究した結果、4−(4'−
ヒドロキシシクロヘキシル)シクロヘキシリデン基を介
して2つのフェノール構造が結合されてなる新規なビス
フェノール化合物を得て、本発明に至ったものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、親
油性の高いシクロヘキサン骨格を有する新規なビスフェ
ノール化合物を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、一般式
(I) 【0005】 【化3】 【0006】(式中、Arは一般式(II) 【0007】 【化4】 【0008】(式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基
を示し、R2 は炭素数5若しくは6のシクロアルキル基
を示し、R3 はフェニル基を示し、mは0〜3の整数を
示し、n及びkはそれぞれ、0〜2の整数を示し、m+
n+k≦3である。)で表わされるアリール基を示
す。)で表わされるビスフェノール化合物が提供され
る。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明によるビスフェノール化合
物は、上記一般式(I)で表わされ、上記一般式(II)
で表わされるアリール基において、R1 は炭素数1〜4
のアルキル基を示し、具体的には、メチル基、エチル
基、プロピル基又はブチル基であり、プロピル基又はブ
チル基は、直鎖状でも、分岐鎖状でもよい。R2 は炭素
数5又は6のシクロアルキル基であり、具体的には、シ
クロペンチル基又はシクロヘキシル基であり、好ましく
は、シクロヘキシル基である。R3 はフェニル基を示
す。mは0〜3の整数を示し、n及びkはそれぞれ、0
〜2の整数を示し、m+n+k≦3である。また、上記
一般式(II)で表わされるアリール基は、アルキル置換
−4−ヒドロキシフェニル基であることが好ましい。 【0010】従って、本発明による好ましいビスフェノ
ール化合物の具体例として、例えば、(1)4−(4'−
ヒドロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、(2)4−(4'−ヒド
ロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス(3−メチル−4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、(3)4−
(4'−ヒドロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン
等を挙げることができるが、しかし、これらに限定され
るものではない。 【0011】このような本発明によるビスフェノール化
合物は、必要に応じて、反応溶剤中、酸触媒の存在下
に、4−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)シクロヘキ
サノンに一般式(III) 【0012】 【化5】【0013】(式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基
を示し、R2 は炭素数5若しくは6のシクロアルキル基
を示し、R3 はフェニル基を示し、mは0〜3の整数を
示し、n及びkはそれぞれ、0〜2の整数を示し、m+
n+k≦3である。)で表わされるフェノール類を反応
させることによって得ることができる。このフェノール
類において、R1 、R2 及びR3 は前述したとおりであ
り、好ましくは、水酸基のp位は非置換である。 【0014】従って、本発明によるビスフェノール化合
物の製造において、上記一般式(III)で表わされるフェ
ノール類の具体例として、例えば、フェノール、o−、
m−又はp−クレゾール、2,3−、2,4−、2,5−、2,
6−又は3,5−キシレノール、2,3,5−トリメチルフェ
ノール、3−メチル−6−t−ブチルフェノール、2−
イソプロピルフェノール、2−シクロヘキシルフェノー
ル、3−メチル−6−シクロヘキシルフェノール、2−
フェニルフェノール、2−t−ブチル−6−フェニルフ
ェノール等を挙げることができる。これらのなかでは、
特に、フェノール、o−クレゾール又は2,6−キシレノ
ールが好ましく用いられる。 【0015】上記フェノール類と4−(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサノンとの反応において、フェノ
ール類は、4−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サノン1モル部に対して、通常、4〜20モル部の範囲
で用いられる。 【0016】上記フェノール類と4−(4−ヒドロキシ
シクロヘキシル)シクロヘキサノンとの反応において、
反応溶剤は用いてもよく、また、用いなくてもよい。反
応溶剤を用いる場合、例えば、脂肪族アルコール、芳香
族炭化水素又はこれらの混合溶剤が用いられる。アルコ
ールとしては、用いる反応原料、得られる生成物の溶解
度、反応条件、反応の経済性等を考慮して、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、t−ブチルアルコール、イソブチルアル
コール、n−ブチルアルコール等を挙げることができ
る。また、芳香族炭化水素溶剤としては、例えば、トル
エン、キシレン、クメン等を挙げることができる。 こ
のような溶剤は、通常、用いる4−(4−ヒドロキシシ
クロヘキシル)シクロヘキサノン100重量部に対し
て、100〜500重量部の範囲で用いられるが、これ
に限定されるものではない。 【0017】本発明において、上記酸触媒としては、乾
燥塩化水素ガスが好ましく用いられるが、しかし、これ
に限定されるものではなく、例えば、塩酸、硫酸、無水
硫酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ト
リフルオロメタンスルホン酸、シュウ酸、ギ酸、リン
酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等も用いられ
る。酸触媒として、乾燥塩化水素ガスを用いる場合は、
好ましくは、反応系内を飽和させる量にて用いられる。
また、好ましくは、反応系内に塩化水素ガスを吸収する
吸収剤、例えば、水やメタノールを少量、存在させるこ
とが好ましい。更に、本発明によれば、反応を促進する
ために、メルカプタン等(例えば、オクチルメルカプタ
ン)の助触媒を用いることができる。 【0018】反応は、通常、20℃から80℃、好まし
くは、20〜50℃にて、反応器中の反応混合物に乾燥
塩化水素ガスを吹き込みながら、攪拌下、2〜48時間
程度、通常、6〜24時間程度行なえばよい。 【0019】反応終了後、通常、得られた反応混合物に
晶析溶剤と共にアルカリを加えて、酸触媒を中和した
後、水層を分離除去し、必要に応じて、得られた有機層
を常圧又は減圧下に蒸留した後、これに適宜の晶析溶剤
を加えて、粗結晶を析出させ、次いで、この粗結晶を濾
取し、これを更に適宜の晶析溶剤から晶析させることに
よって、目的とするビスフェノール化合物の高純度品を
容易に得ることができる。 【0020】上記晶析溶剤としては、具体的には、晶析
条件、精製効果、経済性等を考慮して、適宜に選ばれる
が、芳香族炭化水素としては、例えば、トルエン、キシ
レン、クメン等を挙げることができ、また、脂肪族アル
コールとしては、メタノール、エタノール等、脂肪族ケ
トンとしては、例えば、アセトン、イソプロピルケト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ
イソプロピルケトン等、環状エーテルとしては、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン等を挙げることができる。 【0021】 【発明の効果】本発明による新規なビスフェノール化合
物は、分子中にシクロヘキサン環を有し、厳密には、4
−(4'−ヒドロキシシクロヘキシル)シクロヘキシリデ
ン基を介して2つのフェノール構造が結合されてなる非
対称な分子構造を有し、高い親油性を有する。 【0022】更に、本発明によるビスフェノール化合物
は、これを原料として用いて、種々の反応、例えば、フ
ェノール性芳香環に対する置換反応や水添反応、フェノ
ール水酸基に対する反応等を行なうことによって、種々
の誘導体とすることができる。 【0023】先ず、フェノール性芳香環に対する置換反
応によって誘導体を得る具体例としては、例えば、本発
明によるビスフェノール化合物にイソブテン等のオレフ
ィン類、アルコール類、カルボニル化合物、ハロゲン化
アルキル等を酸又は塩基触媒の存在下にアルキル化反応
させることによって、種々のアルキル置換誘導体を得る
ことができる。 【0024】例えば、塩化アセチル等のような酸ハロゲ
ン化物や酸無水物をルイス酸の存在下で反応させて、ア
シル置換ビスフェノール化合物を得ることができる。二
酸化炭素を加圧、加熱下で反応させるコルベ・シュミッ
ト反応によれば、カルボキシル置換ビスフェノール化合
物を得ることができる。硝酸−酢酸等のニトロ化剤を反
応させれば、ニトロ置換ビスフェノール化合物を得るこ
とができる。ホルムアルデヒドによってメチロール化反
応させれば、メチロール基を有するビスフェノール化合
物を得ることができる。アルカリ性水溶液中、無水酢酸
によってアセチル化すれば、アセチル置換ビスフェノー
ル化合物を、また、アルカリ性水溶液中、クロロホルム
によってホルミル化すれば、アルデヒド置換ビスフェノ
ール化合物を得ることができる。ハロゲン化試剤によっ
てハロゲン化すれば、ハロゲン置換ビスフェノール化合
物を得ることができ、ジアゾニウム塩を反応させれば、
アゾ置換ビスフェノール化合物を得ることができる。ホ
ルムアルデヒドと第2級アミンとを反応させれば、アミ
ノメチル置換ビスフェノール化合物を得ることができ
る。亜硝酸との反応によれば、ニトロソ置換ビスフェノ
ール化合物を得ることができる。酸又はアルカリ触媒の
存在下、他のフェノール類と反応させることによって、
ノボラック樹脂を得ることができる。 【0025】次に、フェノール性水酸基に対する反応に
よって誘導体を得る具体例としては、例えば、フェノー
ル性水酸基にハロゲン化アルキル、ハロゲン化アリル、
エピクロロヒドリン等を反応させることによって、それ
ぞれ対応するビスフェノールエーテル化合物を得ること
ができる。 【0026】特に、フェノール性水酸基をt−ブトキシ
カルボニルメチルエーテルとするには、本発明によるビ
スフェノール化合物を適当な溶媒に溶解させた後、得ら
れた溶液にクロロ酢酸t−ブチルと炭酸カリウムを加
え、攪拌下に加熱することによって得ることができる。
また、本発明によるビスフェノール化合物を適当な溶媒
に溶解させ、エピクロロヒドリンを反応させて得られる
グリシジルエーテルは、エポキシ樹脂として利用するこ
とができる。このようなグリシジルエーテルに更にアク
リル酸やメタクリル酸を反応させれば、エポキシ(メ
タ)アクリレートを得ることもできる。フェノール性水
酸基に酸無水物、酸塩化物等を反応させることによっ
て、ビスフェノールエステルを得ることができる。特
に、フェノール水酸基に、例えば、1,2−ナフトキノン
ジアジド−4−スルホニルクロライドを反応させれば、
ビスフェノール化合物のナフトキノンジアジドスルホン
酸エステルを得ることができる。 【0027】上記以外にも、本発明によるビスフェノー
ル化合物を、例えば、加圧下、気相反応によって、芳香
環を完全水素化又は部分環水素化することによって、種
々の多環芳香環水素化化合物を得ることができる。 【0028】 【実施例】以下に実施例を挙げて以下に本発明を説明す
るが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるもの
ではない。 【0029】実施例1 (4−(4'−ヒドロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンの合成)フ
ェノール32.9gと水0.6gを500mL容量四つ口フ
ラスコに仕込み、液温を40℃に昇温した後、フラスコ
内に乾燥塩化水素ガスを吹き込みながら、4−(4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル)シクロヘキサノン15.4gと
フェノール19.7gの混合溶液を3時間で滴下し、滴下
終了後、40℃で2時間、攪拌した。 【0030】反応終了後、80℃において、反応混合物
を攪拌しながら、これにメチルイソブチルケトン200
g、水50g及び16%水酸化ナトリウム水溶液25g
を加え、更に、75%リン酸5.1gを加えて、pHを4
〜5まで中和した。水層を分液除去し、有機層を水50
gで洗浄し、水層を分液除去する操作を2回、繰り返し
た後、有機層から蒸留によってメチルイソブチルケトン
150gを回収し、残渣にトルエン100gを加え、析
出した結晶を室温で濾別し、乾燥して、4−(4'−ヒド
ロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン(純度97.8%)を得た。 【0031】融点:242.7℃ 赤外線吸収スペクトル(cm-1): 水酸基:3394.5〜3178.5 ベンゼン環:1612.4〜1511.1 シクロヘキサン環:1451.3 マス・スペクトル: M+ =366 プロトンNMRスペクトル: 【0032】 【化6】 【0033】 【表1】【0034】実施例2 (4−(4'−ヒドロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ンの合成)o−クレゾール37.5gと水0.8gを500
mL容量四つ口フラスコに仕込み、液温を40℃に昇温
した後、フラスコ内に乾燥塩化水素ガスを吹き込みなが
ら、4−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)シクロヘキ
サノン15.4gとo−クレゾール22.7gの混合溶液を
3時間で滴下し、滴下終了後、40℃で2時間、攪拌し
た。 【0035】反応終了後、80℃において、反応混合物
を攪拌しながら、これにメチルイソブチルケトン400
g、水50g及び16%水酸化ナトリウム水溶液33g
を加え、更に、75%リン酸1.0gを加えて、pHを4
〜5まで中和した。水層を分液除去し、有機層を水50
gで洗浄し、水層を分液除去する操作を2回、繰り返し
た後、有機層から蒸留によってメチルイソブチルケトン
250gを回収し、析出した結晶を室温で濾別し、乾燥
して、4−(4'−ヒドロキシシクロヘキシル)−1,1−
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン(純度99.0%)を得た。 【0036】融点:272.8℃ 赤外線吸収スペクトル(cm-1): 水酸基:3514.1〜3159.2 ベンゼン環:1609.5〜1508.2 シクロヘキサン環:1451.3 マス・スペクトル: M+ =394 プロトンNMRスペクトル: 【0037】 【化7】 【0038】 【表2】【0039】実施例2 (4−(4'−ヒドロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサンの合成)2,6−キシレノール42.7gを500m
L容量四つ口フラスコに仕込み、50℃に昇温した後、
フラスコ内に乾燥塩化水素ガスを吹き込みながら、4−
(4−ヒドロキシシクロヘキシル)シクロヘキサノン1
5.4gと2,6−キシレノール42.7gの混合溶液を2時
間で滴下し、滴下終了後、50℃で6時間、攪拌した。 【0040】反応終了後、80℃において、反応混合物
を攪拌しながら、これにメチルイソブチルケトン50
g、水50g及び16%水酸化ナトリウム水溶液26g
を加え、更に、75%リン酸0.8gを加えて、pHを4
〜5まで中和した。水層を分液除去し、有機層を水50
gで洗浄し、水層を分液除去する操作を2回、繰り返し
た後、有機層から蒸留によってメチルイソブチルケトン
250gを回収し、残渣にトルエン150gを加え、析
出した結晶を室温で濾別し、乾燥して、4−(4'−ヒド
ロキシシクロヘキシル)−1,1−ビス(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(純度95.
7%)を得た。 【0041】融点:202.7℃ 赤外線吸収スペクトル(cm-1): 水酸基:3425.3〜3313.5 ベンゼン環:1602.7〜1488.9 シクロヘキサン環:1450.4 マス・スペクトル: M+ =422 プロトンNMRスペクトル: 【0042】 【化8】 【0043】 【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江川 健志 和歌山市小雑賀二丁目5番115号 本州化 学工業株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AB46 AB49 AB76 AB84 FC22 FC52 FE12 FE13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、Arは一般式(II) 【化2】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R2
    は炭素数5若しくは6のシクロアルキル基を示し、R3
    はフェニル基を示し、mは0〜3の整数を示し、n及び
    kはそれぞれ、0〜2の整数を示し、m+n+k≦3で
    ある。)で表わされるアリール基を示す。)で表わされ
    るビスフェノール化合物。
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