JP2000062984A - シート状物供給装置 - Google Patents
シート状物供給装置Info
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- JP2000062984A JP2000062984A JP10234189A JP23418998A JP2000062984A JP 2000062984 A JP2000062984 A JP 2000062984A JP 10234189 A JP10234189 A JP 10234189A JP 23418998 A JP23418998 A JP 23418998A JP 2000062984 A JP2000062984 A JP 2000062984A
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Abstract
加工装置に円滑且つ確実に供給することができる小型且
つ高能率のシート状物供給装置の提供。 【解決手段】この発明のシート状物供給装置1では、複
数のカセットを垂直方向に積層したカセットユニット4
を昇降させる垂直駆動機構6が制御手段7により制御さ
れる。各カセットは、種々のサンプルシートを個々に収
容可能であり、各サンプルシートを水平移送する水平駆
動機構を備える。制御手段7は、カセット選択指令を受
けると垂直駆動機構6を介してカセットユニット4を昇
降し、選択されたカセットを常に一定の高さ位置になる
ように制御する。従って、選択されたカセットから送出
されるサンプルシートは、外部装置の要求する高さと一
直線上に整列し、押付案内機構5を介して円滑に供給す
ることができる。
Description
異なる枚葉シートや巻取シートのようなシート状物を適
宜選択して供送するためのシート状物供給装置に関す
る。この発明は、特に、紙パルプ、繊維、織物等の諸工
業における各種シート状物を検査、試験用又は加工、処
理用の機器等に自動的に一サンプルずつ供給するのに適
用され、種類、厚さ、長さ等の物性や種類が異なる枚葉
シート又は巻取シート状物を選択的に一サンプルずつ供
送することができるシート状物供給装置に関する。
ける多種多様なシート状製品は、欠陥品の出荷を未然に
防止し品質の安定化を図るため、品質の試験や検査が重
要視されており、各業界、各製品夫々に見合った試験検
査装置が使用されている。なかでも、紙パルプ業界で
は、紙質試験を連続的に行う装置が種々開発され実用化
されている。
平滑試験機、超音波試験機、パーカープリントサーフ試
験機等、多数の試験機がある。よく知られたものを挙げ
ると、例えば、試験に当り、これら多数の試験機を並設
して自動的に各種測定を行うようにシステム化したオー
トライン(Lorentzen Wettre社製、商品名)、また、小
型化した各種測定機を一つに纏めて1台の試験装置と
し、複数の試験を纏めて行うことができるようにしたペ
ーパーラボ(Valmet Automation 社製、商品名) 等があ
る。
にシート状物を供給するには、枚葉シートについては、
1枚ずつ手で供給する方法があり、予め裁断された複数
枚のサンプルをカセット中に重ねておき順次上又は下か
ら1枚ずつ送り出す供給装置も知られていた。
タ、ファクス、複写機等においては、大きさや種類の異
なるシートを供給するために2〜4個のカセットを備え
る装置も知られている。しかしながら、これらの装置
は、何れも、例えば、葉書大のB6サイズからA3サイ
ズの紙シートのように、予め同一の一定寸法に裁断され
たシートを対象にしたものである。
ト状物供給装置としては、例えば、連続伝票用紙、記録
計用紙、印刷機、ラインプリンタ等において使用されて
いるように、紙管乃至専用コアにシートを巻き付けたロ
ーラーから或いはシートを畳んだ状態から、シートを連
続的に供給するものも知られている。これらの装置も、
やはり、予め定められた一定寸法のシートを対象にした
ものである。
の際には、屡々、シート状物の種類、物性又は寸法の異
なる多種類のサンプルシートを用意し、カセット方式を
採用して装置に供給することが行われるが、1つのカセ
ットにこれら多種類のサンプルシートを混在させる場合
には、次のような不都合が生じる: (1)各々のカセットの大きさに合うようにサンプルを
揃える必要があり、また、長尺のサンプルを連続的に供
給することができない。 (2)種類や物性の異なるシート状サンプルを重ねた状
態から1枚ずつ供給する際には、サンプル毎に、厚さ、
硬さ、表面粗さ、摩擦力が相違するので、自動的に1枚
ずつ供給することが困難であり、2枚又は3枚が同時に
送られる所謂「重送」といトラブルを生じる。
枚ずつサンプルを取り出す方法には空気バキューム方
式、摩擦力方式等がある。この空気バキューム方式は、
表面が粗いシートでは吸上げが悪く、また、表面が密に
過ぎるとサンプルを傷付けたりするので、バキューム力
をシートの表面状態に応じて適切な範囲に調整する必要
があり、供給し得るサンプルの種類数に限界がある。
大きな弾性体物質から成る部材又は被覆材の先端を最上
部又は最下部のサンプルのシート表面に接触させ次の工
程へ順次送るというように、摩擦力を利用して最上部又
は最下部のサンプルを前方に送り出すもので、数多く採
用されている。しかしながら、摩擦力方式では、重ねら
れたサンプル同士の摩擦力の方がゴム状弾性体とサンプ
ルシート表面の摩擦力より大きい場合に数枚のサンプル
の重送を引き起こす。
うな従来技術の問題に鑑み、複数種類のシート状物を紙
質や種類に拘わらず連続的に供給し取扱作業の能率向上
を図り得る単一形の供給装置を既に提案した(特願平6
−132617号)。この単一形の供給装置は、枚葉シ
ート状サンプルだけでなく巻取りシート状サンプルをも
供給することができ、従来技術の問題点を相当改善する
ものである。
を行うカセット位置に依存してシート状サンプルの供給
路が屈曲する構造になっているので、屈曲路で円滑に曲
がらず引っかかりが生じ、ジャム現象を引き起こした
り、サンプルに傷がついたりするなどの問題があること
が分かった。特に、厚いサンプルシートは、腰が強過ぎ
て屈曲路で完全に曲がり切らず、屈曲路を通過してもそ
の後の供給路や試験/加工装置の入口でジャム現象を呈
することがある等、その取扱いに苦慮していた。また、
薄いシートも腰が弱いのでジャムを起こす。さらに、た
とえ供給路を通過して試験/加工装置に供給されても、
供給の途中でサンプルに傷がついたのでは、正規のサン
プルとして正しい計測値を得ることができない。
案したシート状物供給装置の問題点を考慮してなされた
もので、種類、厚さ、表面粗さ等が異なる複数種類のシ
ート状物を、ジャムすることも傷つけることもなく円滑
に且つ確実に、試験/加工装置に供給することができる
シート状物供給装置を提供することを主たる目的とす
る。また、この発明の別の目的は、既提案の単一形のシ
ート状物供給装置をさらに改良して、種々のニーズに対
応可能とし取扱を容易にし而も高信頼性化を図ることに
ある。
と、複数の異なる種類のシート状物(SSi)を個々に
収容可能な複数のカセット(4i)を垂直方向に積層し
たカセットユニット(4)、このカセットユニット
(4)を垂直方向に変位させるための垂直駆動機構
(6)、カセットユニット(4)の変位を計測するため
の変位計測用センサ(64〜66)、各カセット(4
i)に設けられ、シート状物(SSi)を水平方向に移
動させるための上下ローラ対(84,85)を備えた水
平駆動機構(8)、シート状物移動路に沿って配置され
た複数のシート検知用センサ(86i,87i,55,
56)、並びに、変位計測用及びシート検知用センサ
(64〜66;86i,87i,55,56)からの検
出信号が入力され垂直及び水平駆動機構(6,8)を制
御する制御手段(7)を設け、カセット選択指令(9
7)が与えられると、制御手段(7)により垂直駆動機
構(6)を駆動し、この指令(97)に対応する所望の
カセット(4i)が一定の高さ(Po)になる位置にカ
セットユニット(4)を移動させることによって、かか
る課題が解決される。
さらに、所望のカセット(4i)から送出されるシート
状物(SSi)を一定の高さ(Po)を有する外部の試
験/加工装置(OC)のシート搬送面(Lo)に押付案
内するための押付案内機構(5)を具備しており、押付
案内機構の押付ロール(52)及び挟む力が可調整の上
下ローラ対(84,85)は、水平方向に移動するシー
ト状物(SSi)の幅方向の両端に作用するので、シー
ト状物(SSi)の中央部を傷付けることがなく、シー
ト状物を円滑且つ確実に外部装置(OC)の搬送手段に
供給することができる。
御手段(7)は、カセットユニット(4)を1カセット
分ずつ順次移動させるカセット選択指令(97s)を受
けた場合、或るカセット(4i)からのシート状物(S
Si)送出終了を検出(55)したときには、押付案内
機構(5)からのシート状物供給が完了していなくて
も、垂直駆動機構(6)を介して次の1カセット分の移
動を実行させる。また、カセット(4i)の挿入口にシ
ート状物(SSi)が挿入された場合には、シート検知
用センサ(86i,87i)からの検出信号に基づい
て、挿入されたシート状物(SSi)を引き込んだ後保
持するように水平駆動機構(8)を制御する。従って、
取扱及び操作を容易にし而も能率が上げることができ
る。
明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例にお
いては、特定の具体例を示しつつ、この発明が説明され
るが、これらは単なる一例であって、この発明の精神を
逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
によるシート状物供給装置の概略的な外観斜視図であ
る。この図では、シート状物供給装置1は、ケースカバ
ーを取り外した状態にあり、送出側が前面になるように
描かれており、従って、後面がシート状物の挿入側とな
る。左右の支持フレーム2の内側には4本の垂直ガイド
レール3が固定され、フレーム2の間にはカセットユニ
ット4が昇降可能に配置され、カセットユニット4の上
下四隅には、断面がU字形の8個のガイドブロック4g
がガイドレール3を挟むように設けられ、カセットユニ
ット4を垂直方向に案内する。また、前面のほぼ中央に
押付案内機構5が設けられ、押付案内機構5の上部及び
背後には垂直駆動機構6が設けられ、この垂直駆動機構
6によりカセットユニット4をガイドレール3に沿って
垂直方向に駆動することができる。
り作動する押付ロール52をシート送出部の両側に備
え、この例では、駆動装置51としてエアシリンダを用
いている。また、押付ロール52には、ロール軸ガイド
装置53を両側に有するシート案内装置54が付設さ
れ、この案内装置54には、押付ロール52の移動を案
内するための開口54Wが軸ガイド装置53の各内側に
設けられている。
動装置61、タイミングプーリー62、及び、左右一対
のタイミングベルト63等を備え、この例では、昇降用
駆動装置61として駆動軸にエンコーダ64を付設した
ACサーボモータを用いている。そして、タイミングベ
ルト63には、カセットユニット4を連結し、これを垂
直方向に位置決め駆動するようにしている。また、図示
していないが、モータ軸、プーリー軸等、垂直駆動機構
6の駆動系の任意の箇所にブレーキを設け、位置決め終
了時或いは異常時にこのブレーキを作動してカセットユ
ニット4を停止させることができる。
昇降コントローラ、水平駆動機構を制御する給紙コント
ローラ、押付案内機構5を制御する押付コントローラ等
を有し、この例では、右側支持フレーム2の下部側面に
設けられている。制御装置7は、ケースカバーの上部側
面に設けられた操作パネル及びシート送出側に設けられ
た試験/加工装置の搬送装置(以下、「適用装置」とい
う。)の操作部と信号授受可能に電気的接続がなされ
る。なお、操作パネルは、ケースカバー側面ではなく制
御装置7の側面に直接設けることもでき、その場合制御
装置7を支持フレーム3の上部に設けてもよい。
施例によるシート状物供給装置の要部側断面図であり、
この図では、カセットユニット4が初期位置即ち「ホー
ムポジション」にある状態が示されている。カセットユ
ニット4は、タイミングベルト63の両端63e1,6
3e2に連結されて昇降可能であり、制御装置7により
制御される昇降用駆動装置例えばACサーボモータ61
により、タイミングプーリー62及びタイミングベルト
63を介して垂直方向に駆動される。図3には、カセッ
トユニット4が最下位置即ち「エンドポジション」に位
置している状態が示されている。
ットユニット4の絶対位置を検知するためのホーム位置
センサ65及びエンド位置センサ66がカセットユニッ
ト4に対向して設けられ、これにより、カセットユニッ
ト4がホームポジション及びエンドポジションに位置し
ていることを検出することができる。これらの位置セン
サ65,66は、応答性の速い光学式センサが使用さ
れ、位置合わせのために取付位置が上下に微調整できる
ようにしてもよい。また、ACサーボモータ61には、
カセットユニット4の相対位置を計測するためのエンコ
ーダ64が設けられており、これにより、カセットユニ
ット4がホームポジション・エンドポジション間のどの
位置にあるかを高精度に検出して位置決めを精確にする
ことができる。このエンコーダ64も光学式センサを使
用するのが好ましい。
の検出信号は、制御装置7の昇降コントローラに入力さ
れ、ACサーボモータ61を制御し、カセットユニット
4を昇降させて正確な位置決め制御を行うのに用いられ
る。従って、カセットユニット4は、図2のホームポジ
ションから図3のエンドポジションまで、図4に示すよ
うな任意の所望ポジションに位置決め制御することがで
きる。
たn個(n:2以上の整数)のカセット41,42,
…,44nから成る。ここで、iを2〜nの範囲内の整
数として、任意のカセットを4iで表わすものとする
と、これらのカセット4iは、夫々水平駆動機構8iを
備え、挿入されたサンプルシートを個々に収容し水平方
向に移送させることができる。なお、カセットの個数n
は、例えば10個とされるが、これに限定されるもので
はなく、必要に応じて適宜増減することができ、また、
後述するように、機能上、通常的に使用されるルーチン
用カセットに加えて緊急用カセットを付加することがで
きる。
給するために、支持フレーム2の後部或いはカセットユ
ニット4の各カセット4iのシート挿入口側に、ロール
カセットホルダ4Hが取外し可能に設けられ、図2の例
では、最下段の第1カセット41に設けられている。
当初、ホームポジションに位置しており、ホームポジシ
ョンにおいては、図2に示すように、第1カセット41
のシート送出口OUT1の基準位置Gに対する高さP1
を、適用装置OCの基準位置Gに対するシート導入位置
Poに等しくし、カセット41を適用装置OCに整列さ
せておくのが好ましい。また、図3のように、カセット
ユニット4を最も低いエンドポジションに下降させた場
合にも、最上段の第nカセット4nのシート送出口OU
Tnの位置Pnを適用装置OCのシート導入位置Poに
等しくし、カセット41を適用装置OCに整列させるよ
うにしてもよい。
と、所望のカセット4i(i=1〜n)を動作させる場
合には、昇降コントローラ及び垂直駆動機構6によっ
て、図4のように、所望カセット4iのシート送出口O
UTiの位置Piを、適用装置OCのサンプルシート導
入位置Poに一致させ、カセット4iのシート搬送路L
iを適用装置OCのシート搬送路Loと一直線状に正確
に整列させることができる。
67及び下限リミットスイッチ68が設けられ、これら
のリミットスイッチ67,68は、機械式スイッチであ
り、垂直駆動機構6のコントローラが異常動作をした場
合に垂直駆動機構6を強制停止させるのに利用される。
カセット内要部の構成をより詳細に説明するための側面
図である。各カセット4i(i=1〜n)に備えられる
水平駆動機構8iは、給紙用可変速駆動装置81i、複
数(この例では3個)のタイミングベルト82ai,8
2bi,82ci及びタイミングプーリー83ai,8
3bi,83ci、左右で一対の複数組(この例では3
組)の駆動ローラ84ai,84bi,84ci及び押
付ローラ(ピンチローラともいう)85ai,85b
i,85ci、並びに、第1及び第2位置センサ86
i,87iを備える。
ci及び押付ローラ85ai〜85ciは、水平方向に
一直線状に設けられ、各組が左右一対で共通軸にて連結
され、これらのローラの設置対(組)数は、各カセット
4iで取り扱うサンプルシートSSiの厚み、長さ等に
応じて適宜増減することにより、カセット4i内でサン
プルシートSSiを確実円滑に移送させることができる
ようにする。なお、これらのローラは、実際には、隣接
するカセット4i−1,4i+1に対して破線84’,
85’のようにサンプルシート搬送方向に関し前後する
ように配置し、これらのカセット4i−1,4i+1と
の間で、各ローラを交互に進入させ上下に圧縮させた構
造にすることによって、各カセット内のサンプルシート
の搬送路Li−1,Li,Li+1の上下間隔を短くす
る工夫がなされている。
ングプーリー83ai〜83ci及びタイミングベルト
82ai〜82ciを介して、給紙用可変速駆動装置8
1i、例えば可逆DCギヤード(減速ギヤ付き)モータ
81iによって、正逆転可能に駆動される。駆動ローラ
84ai〜84ci及び対向する押付ローラ85a〜8
5cは、当該カセット4iの運転時に、サンプルシート
SSiを両ローラ周面間に挟んで水平方向に走行させる
ものである。
対向する駆動ローラ84ai〜84ciの周面と常時密
着するように、バネの弾性を利用して各押付ローラ回転
軸両端を下方向に押圧させる構造になっており、バネ取
付位置の変更或いはバネ自身の調整により押圧力Fdを
適宜調整することができる。つまり、駆動ローラ84a
i〜84ciと押付ローラ85ai〜85ciによりサ
ンプルシートSSiを挟む力Fai〜Fciは、バネの
弾性を適宜変更することによって変えることができる。
従って、これらの挟む力Fai〜Fciを個々のサンプ
ルシートに応じて調整することによって、異なる種類の
サンプルシートであっても、確実に送ることができる。
圧付与機構の例を挙げると、図6に示すように、アーム
の中点85Cが支点となるようにL字型可動アーム85
Aを回動自在にカセット4iの水平フレームに取り付け
る。この可動アーム85Aの一端に押付ローラ85の回
転軸85Sを嵌挿し、一端が水平フレームに固定された
バネ85Pの一端をアーム85Aの他端に取り付け、こ
のバネ85Pを水平方向に配置しその他端をカセット4
iの水平フレームに固定すれば、バネ85Pの弾性力F
pが回転軸85Sを下に押付る力Fに変換される。
ルシートSSiの走行案内のために、搬送路Liの中央
部には、一対の帯状の上部及び下部案内プレート4U
i,4Liが設けられ、両側部には、サンプルシートS
Siの幅寸法に応じて調整可能なアジャスタ付きサイド
案内板(図示せず)が設けられる。このアジャスタは、
カセットユニット4の背面部の各カセット4iのシート
挿入口INiに設けられる。
2位置センサ86i,87iは、サンプルシートSSi
の流れ方向に対して、第1の駆動ローラ84aiの前及
び第2の駆動ローラ84biの後に夫々取り付けられ、
これらの位置センサ86i,87iからの検知信号に応
答する制御装置7の給紙コントローラにより、各DCギ
ヤードモータ81iが制御され、サンプルシートSSi
は、DCギヤードモータ81iにより駆動ローラ84a
i〜84ciを介して所定の送り速度で駆動される。
るように、シート送出口OUTiから送り出され押付ロ
ール52により適用装置OCのピンベルトPB上に押し
付けられた後は、ピンベルトPB側からも駆動されるの
で、各カセット内でのサンプルシート送り速度が適用装
置OCのピンベルト移動速度より少しでも高くなると、
ピンベルトPBまでのシート搬送路上でジャムが生じる
おそれがある。しかしながら、ピンベルトPBの搬送速
度と駆動ローラ84ai〜84ciによるカセット内で
のサンプルシート送り速度とが異なっていても、ピンベ
ルト搬送速度の方が高ければジャムを起こすことがない
ようにすることができる。このために、各駆動ローラ8
4ai〜84ciの駆動軸84Wに図7のようなワンウ
エイベアリングが採用され、DCギヤードモータ81i
によるサンプルシート送り速度は、ピンベルト搬送速度
より若干(例えば10%程度)低く設定し、サンプルシ
ートSSiに適度の張力を与えるようにする。
ば、NTN社製型番「NHF06」等の市販のものを使
用することができる。DCモータ81iによりタイミン
グプーリー83ai〜83ciを介して駆動されるロー
ラ駆動軸84Sの外側には、外輪84Wが設けられ、こ
の外輪84Wは、外周が押付ローラ85ai〜85ci
の周面と密着し、駆動ローラ84ai〜84ciのロー
ラ部を形成する。この外輪84Wの内側には、一方の壁
部に対して周方向に傾斜した内部カム面84Cを有する
複数の凹所が設けられる。この凹所とローラ軸84Sの
周面84Fとの間には、バネ84Pにより適度の押圧力
をもって他方の壁部に張設されるコロ84Rが収納され
る。
Cモータ81iによりローラ駆動軸84Sを矢印ASで
示される左方向の回転力を与えた場合には、コロ84R
がバネ84Pの押圧力と共に内部カム面84Cの噛合い
位置に押し付けられるので、外輪84Wは、カム面84
Cと軸周面84Fとによる楔作用で駆動軸84Sに固定
され、駆動軸84Sと共に左方向に回転させられる。
に、矢印AWで示されるように、外輪84Wが駆動軸8
4Sの回転AS’よりも早く左方向に回転させられる場
合には、コロ84Rがバネ84Pの押圧力に拘わらず内
部カム面84Cから離れるので、外輪84Wは駆動軸8
4Sに対して左方向に空転可能となり、ピンベルトPB
側からサンプルシートを前方に送ることができる。ま
た、駆動軸84Sを停止した状態においても、例えば手
動で外輪84Wを矢印AWで示される左方向の回転力を
与えた場合、同様に、外輪84Wを左方向に自由に回転
させることが可能となる。従って、外部の適用装置OC
への受渡し及びサンプルシートの搬送方向への抜取りを
容易にすることができる。なお、可逆DCギヤードモー
タ81iにより駆動軸84Sを適度の回転力で逆転した
場合には、バネ84Pの押圧力によってロ84Rが内部
カム面84Cに押し付けられて外輪84Wが右方向に逆
転され、サンプルシートSSiを退出することができ
る。
5の側面図を示す。押付案内機構5は、エアシリンダ等
の押付駆動装置51、押付ロール52及びロール軸ガイ
ド装置53を一対ずつ備える。駆動装置51は制御装置
7の押付コントローラにより制御され、押付ロール52
の共通軸の外端は軸ガイド装置53の長孔53Hに嵌挿
される。軸ガイド装置53間には上下シート案内板54
U,54Lを有するシート案内装置54が設けられ、案
内装置54がシート入口54I側を支点として水平に傾
倒することができるように、両ロール軸ガイド装置53
の後端は固定部に回動可能に支持される。
きコンベアベルト(ピンベルト)PB上の各ピンPNを
収容可能な溝が周面に設けられており、上シート案内板
54Uの両側に設けられた開口54Wにより案内され
る。上下シート案内板54U,54Lはカセットユニッ
ト4内から送出されるサンプルシートの搬送路Lpを画
成し、上シート案内板54Uは、搬送路Lpの入口54
Iの部分が上方に曲げられ、サンプルシートの受入れを
容易にしている。また、下シート案内板54Lには開口
54Wに対応する箇所が欠如しており、ここにピンベル
トPBの上端部をセットすることが可能である。さら
に、搬送路Lpの入口54I及び出口には、サンプルシ
ートの存否を検知するための第3及び第4位置センサ5
5,56が設けられる。
ル52が駆動された場合には、ロール軸外端がロール軸
ガイド装置53の長孔53Hに沿って移動することによ
り、ガイド装置54が水平に傾倒され、搬送路Lpをカ
セット4iの搬送路Li及び適用装置OCの搬送路Lo
に整列させる。そして、押付ロール52は、開口54W
内を前方(図示左方向)に進出することにより、サンプ
ルシートの両端をピンベルトPB上に押し付けることが
できる。
セットシート挿入口にアジャスタを設けてサンプルシー
ト幅に応じた幅方向の案内調整がなされるのに対応し
て、押付駆動装置51及び押付ロール52には、図では
省略しているが、サンプルシート幅に応じて左右方向に
スライド可能な可調整取付装置が設けられる。また、上
シート案内板54Lの開口54Wは、押付ロール52の
このような幅方向の位置調整に対応可能となるように、
十分な幅を有しているが、その幅方向位置自体を調整可
能に構成してもよい。
例によるシート状物供給装置を制御するためのブロック
図を示す。制御装置7に種々の運転指令を与えるための
操作パネル9には、運転ボタン91、ホーム(復帰)ボ
タン92、DOWNボタン93,給紙ボタン94、退出
ボタン95、停止ボタン96等の外、カセット選択ボタ
ン97i(i=1〜n)、順次ボタン97s,緊急ボタ
ン97e等を備えたカセット選択領域97が設けられ、
これらのボタンには動作表示ランプが内蔵されている。
及び各コントローラを管理制御する管理部70を備え、
操作パネル9乃至適用装置OCの操作部から各種運転指
令を受け、センサ64〜66、86i,87i,55,
56からの検知信号に基づき、昇降、給紙及び押付コン
トローラ71,72,73を介して駆動装置61,81
i,51を制御すると共に、管理部70により操作パネ
ル9の表示を制御する。なお、給紙コントローラ72は
各水平駆動機構8iに共用しているが、必要に応じて、
個々のカセット4i毎に或いは所定のカセット群毎に給
紙コントローラを設けることができる。以下、この発明
の一実施例によるシート状物供給装置の動作について説
明しよう。
を運転するに当たっては、供給装置1と適用装置OCを
結合し、適用装置OCの両側ピンベルトPBがシート案
内装置54の開口54Wの直下に位置するようにセット
し、種類、幅、長さ、厚さ等の異なるサンプルシートS
Siを各カセット4iに対して用意しておく。
押すと、各コントローラ71,72i,73の電源が投
入され、運転ボタン91の内蔵ランプが点灯されて装置
1が運転中であることを表示する。これと同時に、昇降
コントローラ71は、カセットユニット4の目標位置が
ホームポジション(初期位置)対応値にセットされ、カ
セットユニット4を、図2のように、ホーム位置センサ
65の位置に対応するホームポジションに位置させる。
なお、カセットユニット4は、運転開始時に元々ホーム
ポジションにある場合は移動させられない。
のようにして各カセット4iにサンプルシートSSiを
セットする。先ず、各カセット4iのシート挿入口IN
iのアジャスタを用意された各サンプルシート幅に応じ
てセットする。次に、各カセット4iに枚葉サンプルシ
ートSSiを挿入口INiに差し込むと、第1位置セン
サ97iがこれを検出して給紙コントローラ72に挿入
検出信号を送るので、DCモータ81iが駆動され駆動
ローラ84ai及び押付ローラ85aiが回転し、両ロ
ーラの周面間にサンプルシートSSiを引き込み前方に
送り出す。
i及び押付ローラ85biを通過し第2位置センサ87
iの位置まで前進すると、センサ87iの検知信号によ
りDCモータ81iは停止しカセット4i内の各ローラ
も停止し、各サンプルシートSSiの各カセット4iへ
セットを終了する。従って、両位置センサ86i,87
iがサンプルシートSSiを検知しているときは、当該
カセット4iにサンプルシートSSiがセットされてい
ると判断される。
rを供給する際には、カセットユニット4の搬送すべき
カセット4iに対応する挿入口側箇所にロールカセット
ホルダ4Hを取付け、アンリール部4Rからシート先端
を巻き戻してカセット4iに差し込み、枚葉状のサンプ
ルシートと同様にセットすることができる。
iを抜き出す必要があるときには、操作パネル9上の対
応するカセット選択ボタン97i及び退出ボタン95を
押すことにより、DCモータ81iを逆回転させて随時
サンプルシートSSiを退出させることができる。この
とき、両ボタン97i,95の押圧から第1位置センサ
86iによりサンプルシート退出完了が検出される迄の
間、両ボタンの内蔵ランプが点灯する。
至複数のカセットにセットしたサンプルシートを適用装
置OCに供給する場合、操作パネル9のカセット選択領
域97内のカセット選択ボタン971〜97nから所望
のカセットに対応するボタンを、カセット番号順に拘束
されず(ランダムに)順次押す。すると、最初に押され
た第iカセット選択ボタン97iの内蔵ランプが赤色点
灯し、対応するカセット4iの目標位置が昇降コントロ
ーラ71にセットされる。また、その後に押されたボタ
ンは黄色点灯し、対応するカセット番号がコントローラ
71内のメモリに順次記憶される。
標位置及びエンコーダ64から位置フィードバック信号
に基づいて、ACサーボモータ61を駆動しタイミング
プーリー62及びタイミングベルト63を介してカセッ
トユニット4を移動させる。これにより、カセットユニ
ット4は、図4のように、所望カセット4iのシート送
出口OUTiの位置Piを適用装置OCのシート導入位
置Poに一致する上記目標位置に精確に位置決めされ、
カセット4iの搬送路Liは適用装置OCの搬送路Lo
と一直線上の位置になる。
トユニット4の各カセットにサンプルシートがセットさ
れ、上記位置決めが確認された後、適用装置操作部のス
タート信号により適用装置OCが始動し、この発明のシ
ート状物供給装置1からの給紙に備える。このスタート
信号が給紙指令として制御装置7に入力されるか、或い
は、適用装置OCの始動を確認した後給紙ボタン94を
押圧することにより給紙始動信号が給紙指令として制御
装置7に入力されると、最初に押された第iカセット4
iからの給紙動作が開始され、給紙ボタン94が点灯す
る。
れ、サンプルシートSSiは、駆動ローラ84ai,8
4bi,84ci及び押付ローラ85ai,85bi,
85ciによる適度の挟み力により、搬送路Li上を進
行し、カセット4iのシート送出口OUTiから送出さ
れ、さらに、押付案内機構5のシート案内装置54の入
口54Iに進入する。サンプルシートSSiがシート案
内装置54の先端近傍まで進入すると、第4位置センサ
56がこれを検出し検出信号を制御装置7に送る。制御
装置7はこの進入検出信号を受けて、給紙コントローラ
72によりモータ81iを停止させてカセット4i側か
らのサンプルシートSSiの送りを一旦停止させる一
方、押付コントローラ73によりエアシリンダ51を駆
動するので、押付ロール52は押し下げられつつ開口5
4W内を前進する。
装置54は水平に傾倒され、案内装置54の搬送路Lp
がカセット4iの搬送路Li及び適用装置OCの搬送路
Loに整列させられた上、サンプルシートSSiは、両
端が押付ロール52により適用装置OCのピンベルトP
B上に押し付けられる。その後、適用装置OCのピンベ
ルトPBが駆動されDCモータ81iも再び駆動される
ことによって、サンプルシートSSiは、搬送路Li,
Loに整列された搬送路Lp内を進行し、ピンベルトP
Bで前方の適用装置OCに確実に供給されて行く。な
お、カセット4i内のDCモータ81iによる送り駆動
速度は、前述のように、ピンベルトPBより若干低い速
度に設定され、ピンベルトPB側からワンウエイベアリ
ングの作用下でサンプルシートSSiに適度の引張り力
が与えられるので、サンプルシートにはジャム等が生じ
ることがない。
ルシートSSiの無いことが検知されると、昇降コント
ローラ71は、メモリ中から次のカセット番号を読み出
し、次に選択されたカセットに対応する目標位置をセッ
トすると共に、元のカセット4iに対応する選択ボタン
97iの内蔵ランプは消灯し、次に選択されたボタンの
点灯色が黄から赤に切り替わる。従って、シート案内装
置54の搬送路Lp内にサンプルシートSSiがあって
も、カセットユニット4は、垂直駆動機構6により次の
目標位置に向かって駆動され、次に選択されたカセット
が適用装置と整合する位置にて、次の給紙指令を待つ。
よりサンプルシートSSiの無いことが確認されると、
エアシリンダ51の駆動が解除されるので、押付ロール
52が上昇して元の位置に戻り、押付案内機構5は、次
に選択されたカセットからのサンプルシートの受入れが
可能になると共に、給紙ボタン94が消灯する。
部から次の給紙指令が制御装置7に入力されると、新た
に適用装置OCと同一線上に来た次のカセットのサンプ
ルシートに対して、上述した動作が同様に行われ適用装
置OCへの給紙が実行される。そして、押圧されたカセ
ット選択ボタンの全てについて、このような動作を順次
繰り返す。このようにして、連続的にカセットユニット
4のサンプルシートを適用装置OCに供給することがで
きる。
したサンプルシートSS1〜SSnを下のカセット41
から順に適用装置OCに順次供給する順次給紙は、カセ
ットユニット4を1カセット分ずつ下降させて行く最も
効率的な通常ルーチン動作である。この順次給紙の場合
には、操作パネル9上のカセット選択領域97内の順次
ボタン97sを押す。すると、この順次ボタン97s及
び第1カセット選択ボタン971が黄色点灯し、第1カ
セット41の目標位置が昇降コントローラ71にセット
される。カセットユニット4は、この目標位置に基づい
て、第1カセット41のシート送出口OUT1の位置P
1が適用装置OCのシート導入位置Poに一致する上記
目標位置に精確に位置決めされる。
転開始当初に、図2に示すように、カセットユニット4
がホームポジションにありしかも第1カセット41のシ
ート送出口OUT1の高さP1が適用装置OCのシート
導入位置Poに等しい(即ち初期位置=最初の目標位
置)場合には、第1カセット41の目標位置のセットを
要せず、直ちに第1カセット41からの給紙動作に入る
ことができる。
の搬送路Loと一直線上に位置決めされたことを確認し
た後、給紙指令を制御装置7に入力すると、更に給紙ボ
タン94が点灯し第1カセット41からの給紙動作が開
始される。この給紙動作は、前に詳述した第iカセット
からの給紙動作と全く変わりがない。ただ、第1カセッ
ト41からのサンプルシートSS1がシート案内装置5
4の搬送路Lpを通りピンベルトPBで前方の適用装置
OCに供給されているときに第3位置センサ55により
サンプルシートSS1の無いことが検知された場合に
は、昇降コントローラ71により垂直駆動機構6に対し
てセットされる次の目標位置として、第2カセット42
に対応する1カセット分の下方向移動量が自動的にセッ
トされる点が相違する。
センサ56によりサンプルシートSS1の給紙動作の完
了が検出されるまでに1カセット分だけ下降し、第2カ
セット選択ボタン972の黄色表示に切り替えて第2カ
セット42からの給紙に対してスタンバイすることにな
る。そこで、次の給紙指令が与えられたときは、第2カ
セット42内のサンプルシートSS2が同様に適用装置
OCに送られる。以下、第3、第4、…、第nカセット
43,44,…,4nに対して同様の動作が繰り返され
る。
経過しても次のカセットからサンプルシートが送出され
ず第3センサ55から検知信号が得られず、しかも、次
のカセットの第1乃至第2位置センサがシートありを検
知している場合には、このカセットのサンプルシートが
ジャムしたものと判断して、対応するカセット選択ボタ
ンの点灯によりその旨を赤色表示すると共に動作を一時
停止する。そして、(所要の処置を行った後)このボタ
ンをリセット動作すると、カセットユニット4をさらに
1カセット分下降させ、更に次のカセットからの給紙動
作に備える。一方、第3センサ55から検知信号が得ら
れず第1乃至第2位置センサもシート検知をしていない
場合には、次のカセットにはサンプルシートがセットさ
れていないと判断し、直ちに、カセットユニット4をさ
らに1カセット分下降させて更に次のカセットからの給
紙動作に備える。
ンプルシートSSnが前方に送られ、第4位置センサ5
6の検知信号によりサンプルシートSSnが無いことが
制御装置7により確認されると、第nカセット選択ボタ
ン7nは消灯され、順次ボタン97sも消灯される。そ
の後、カセットユニット4は、昇降コントローラ71及
び垂直駆動機構6を介して図2のようなホームポジショ
ンに自動的に復帰させられる。なお、ホームポジション
への復帰は、自動とせず、操作パネル9上のホーム(復
帰)ボタン92の操作により随時可能としてもよい。
3はカセットユニット4を図3のエンドポジションに下
降させるための操作ボタンであるが、このボタン93を
操作した後、順次ボタン97sを操作することにより、
第nカセット4nから順にカセットユニット4を1カセ
ット分ずつ上昇させて順次給紙することもできる。この
ために、図3に示すように、カセットユニット4がエン
ドポジションにあるときに第nカセット4nが適用装置
OCに整合させておけば有利である。
等しくし、図2及び図3のように、カセットユニット4
がホームポジション及びエンドポジションにあるときに
第1カセット41及び第nカセット4nが適用装置OC
に整合するようにしておくと、1カセット分の移動量を
簡単に割り出すことができる等の利点がある。
とは別に、屡々、緊急に試験等を行う必要があるサンプ
ルシートSSuを適用装置OCに給紙したいことがあ
る。このような緊急時には、カセット選択領域97内の
緊急ボタン97eを操作し、最下段の第1カセット41
が緊急用カセットとして用いることにより、緊急給紙を
行うことができる。
カセット41への緊急用サンプルシートSSuの挿入に
より、給紙指令の有無に拘わらず、第1カセット41の
水平駆動機構81及び押付案内機構5を順次動作させ、
緊急用サンプルシートSSuを適用装置OCに供給する
ことができる。この場合、図2のように、第1カセット
41を適用装置OCに整列させておくと、緊急給紙動作
を初期状態から素早く実行することができる。
セット4iがある場合には、当該サンプルシートSSi
の供給が終了した後、カセットユニット4を直ちに第1
カセット41の目標位置或いはホームポジションに復帰
させる。また、第1カセット41にサンプルシートSS
1がセットされているときには退出操作(95)を行っ
た後、緊急用サンプルシートSSuを挿入すればよい。
この場合、緊急用サンプルシートSSuの供給完了が検
知されると、供給終了したカセット4iの次に予定され
ていたカセットが適用装置OCとの整列する位置に、カ
セットユニット4を下降させ、中断された動作を再開す
る。
3の操作でエンドポジションに下降させて、サンプルシ
ートのセット、各カセットの点検等を行うこともでき、
停止ボタン96は、動作中の装置を一時停止するために
用いられ、リミットスイッチ67,68の動作時等の異
常停止時の異常表示ランプとしても共用される。運転ボ
タン91は、運転終了時に再度押圧されると、消灯し全
ての電源を断つ。
が、実際には、必要な機能を装備すればよい。この発明
によるシート状物供給装置を要約すれば、複数の異なる
種類のシート状物を個々に収容可能な複数のカセットを
垂直方向に積層したカセットユニットを垂直方向に変位
させるための垂直駆動機構、各カセット内に設けられた
シート状物移送用水平駆動機構、及び、両機構を制御す
る制御手段を設け、制御手段は、カセット選択指令を受
けると垂直駆動機構を介してカセットユニットを昇降
し、選択されたカセットを常に一定の高さ位置になるよ
うに制御するものである。
セットから送出されるシート状物は、外部装置の要求す
る高さと一直線上に整列し、円滑に供給することができ
る。これよって、紙質、種類、表面粗さ、厚さ、幅、長
さ等が異なる複数の種々のシート状物を、確実に各カセ
ット内にセットした上、ジャムすることも傷つけること
もなく、円滑且つ確実にしかも高信頼性をもって、試験
や検査又は加工や処理を行う外部の試験/加工装置に供
給することができる。
め、装備に要する面積を小さくすることができ、装置全
体をコンパクトにすることができる利点がある。
ニットを上下に移動させて、次のカセット内にセットさ
れているシート状物を試験/加工装置に送り込む給紙動
作を順次連続的に行うことによって、複数の異なる種類
のシート状物であっても、確実な供給を可能にし、種々
のニーズに対応可能であるにも拘わらず、作業性を良く
し、取扱を簡便且つ容易にするので、試験/加工装置の
能率を大幅に向上することができる。
供給装置の概略的な外観斜視図である。
ションにおける要部側面図である。
ションにおける要部側面図である。
カセットの位置制御を説明するための要部側面図であ
る。
ット内要部の構成を説明するための側面図である。
ローラに適用可能な押圧力付与機構例を示す図である。
ローラに適用可能なワンウエイベアリングの構造例を示
す図である。
供給装置における押付案内機構の側面図である。
供給装置を制御するためのブロック図である。
ットユニット、 4H ロールカセットホルダ、 5 押付駆動装置(エアシリンダ)51、押付ロール5
2及びロール軸ガイド装置53を左右一対ずつ備えた押
付案内機構、 54 開口54Wが設けられた上シート案内板54U及
び下シート案内板54Lを有するシート案内装置、 55,56 第3及び第4位置センサ、 6 エンコーダ64を付設した昇降用駆動装置(ACサ
ーボモータ)61、タイミングプーリー62、タイミン
グベルト63等を備えた垂直駆動機構、 65,66 ホーム及びダウン位置センサ、 7 管理部70、並びに、昇降、給紙及び押付コントロ
ーラ71,72,73を備える制御装置、 8i 各カセット4i内に設けられた水平駆動機構、 81i 給紙用可変速駆動装置(可逆DCギヤードモー
タ)、 82ai,82bi,82ci タイミングベルト、 83ai,83bi,83ci タイミングプーリー、 84ai,84bi,84ci 左右一対の駆動ロー
ラ、 85ai,85bi,85ci 左右一対の押付ロー
ラ、 86i,87i 第1及び第2位置センサ、 9 運転ボタン91、ホーム(復帰)ボタン92、DO
WNボタン93,給紙ボタン94、退出ボタン95、停
止ボタン96等を備える操作パネル、 97 カセット選択ボタン97i(i=1〜n)、順次
ボタン97s,緊急ボタン97e等が設けられたカセッ
ト選択領域。
Claims (5)
- 【請求項1】複数の異なる種類のシート状物を個々に収
容可能な複数のカセットを垂直方向に積層したカセット
ユニット、このカセットユニットを垂直方向に変位させ
るための垂直駆動機構、前記カセットユニットの変位を
計測するための変位計測用センサ、各カセットに設けら
れ、シート状物を水平方向に移動させるための上下ロー
ラ対を備えた水平駆動機構、シート状物移動路に沿って
配置された複数のシート検知用センサ、並びに、前記変
位計測用及びシート検知用センサからの検出信号が入力
され前記垂直及び水平駆動機構を制御する制御手段を具
備し、前記制御手段は、カセット選択指令に基づいて前
記垂直駆動機構を駆動し、この指令に対応する所望のカ
セットが一定の高さになる位置に、カセットユニットを
移動させることを特徴とするシート状物供給装置。 - 【請求項2】さらに、前記所望のカセットから送出され
るシート状物を、前記一定の高さを有する外部装置のシ
ート搬送面に、押付案内するための押付案内機構を具備
することを特徴とする請求項1に記載のシート状物供給
装置。 - 【請求項3】前記上下ローラ対は、水平方向に移動する
シート状物の幅方向の両端を可調整の押圧力で挟むよう
に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の
シート状物供給装置。 - 【請求項4】前記制御手段は、カセットユニットを1カ
セット分ずつ順次移動させるカセット選択指令を受けた
場合は、或るカセットからのシート状物送出終了を検出
したときに、次の1カセット分の移動を前記垂直駆動機
構に実行させることを特徴とする請求項1〜3の何れか
一項に記載のシート状物供給装置。 - 【請求項5】前記制御手段は、カセットの挿入口にシー
ト状物が挿入されたとき、前記シート検知用センサから
の検出信号に基づいて、挿入されたシート状物を引き込
んだ後保持するように前記水平駆動機構を制御すること
を特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のシート
状物供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23418998A JP2927786B1 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | シート状物供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2927786B1 JP2927786B1 (ja) | 1999-07-28 |
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Family
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JP23418998A Expired - Fee Related JP2927786B1 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | シート状物供給装置 |
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JP (1) | JP2927786B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008179467A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Werk Mikro Systems:Kk | サンプルシート分離供給装置およびサンプルシートの分離供給方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108726247A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-11-02 | 温州欧利特机械设备有限公司 | 模切机的收纸托盘定位装置 |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP23418998A patent/JP2927786B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008179467A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Werk Mikro Systems:Kk | サンプルシート分離供給装置およびサンプルシートの分離供給方法 |
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