JP2000062463A - ドアインパクトビーム - Google Patents

ドアインパクトビーム

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JP2000062463A
JP2000062463A JP10232427A JP23242798A JP2000062463A JP 2000062463 A JP2000062463 A JP 2000062463A JP 10232427 A JP10232427 A JP 10232427A JP 23242798 A JP23242798 A JP 23242798A JP 2000062463 A JP2000062463 A JP 2000062463A
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JP
Japan
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plate
door
beam portion
impact
transition
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JP10232427A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Kato
和明 加藤
Kenzo Sofue
謙三 祖父江
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Sango Co Ltd
Original Assignee
Sango Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム部の両側に移行部分を設けて取り付け
部を一体に連続形成するものにおいて、その移行部分を
補強する。 【解決手段】 ビーム部2から取り付け部3への移行部
分4に板状体5を設ける。該板状体5を、取り付け部の
取り付け面に対して直交的に起立し、かつビーム部2の
軸方向に沿って配置して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアインパクトビー
ムに関するもので、より詳しくは、自動車のドア内に配
設し、両端をドアサイドパネルに固定してドアの補強を
図るドアインパクトビームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなドアインパクトビー
ムとして図10に示すように、中央のビーム部101と
その両端の取り付け部102とを一体に形成したドアイ
ンパクトビーム100があるが、その中央のビーム部1
01を単なる管体で形成したものにおいてはそのビーム
部101の断面剛性が不足しやすい。
【0003】これを補う目的で、例えば図11に示すよ
うにドアインパクトビーム200のビーム部201を、
板材から断面U状に折曲した後に円断面に折曲するとと
もにその曲げ側両端部を内側へ折曲し、ビーム部201
内に長手方向の板状体202,202を形成したものが
例えば特開平9−104302号公報に開示され、ま
た、図12に示すように、ドアインパクトビーム300
のビーム部301を断面の字状に折曲形成して、そのビ
ーム部301内に長手方向の板状体302を形成したも
のが例えば特開平9−141368号公報に開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図11及び図12
に示す従来の技術においては、板状体202,302の
配設によりビーム部201,301の断面剛性は向上す
るものの、製法上、板状体202,302はビーム部2
01,301以外の部分には配設することができないた
め、ビーム部201,301以外の部分については板状
体202,302による剛性補強はできない。特に断面
が大きく変化するビーム部201,301と取り付け部
203,303の移行部分204,304の補強がされ
ず、この移行部分204,304に曲げモーメントが集
中し該部分204,304が変形しやすくなる問題があ
る。この移行部分204,304の曲げモーメントは、
上記のように板状体202,302によりビーム部20
1,301のみの剛性が高められることにより一層大き
くなる。
【0005】また、上記のようにビーム部201,30
1の形成材料そのものをビーム部201,301の長手
方向の長い範囲に亘って折曲して板状体202,302
を形成するには、大きな曲げ金型と工程追加が必要で、
製造コストの増加を伴う問題もある。
【0006】そこで本発明は、ビーム部は円管状で形成
されて剛性が比較的高く、また、取り付け部もドア部に
取り付けられて剛性が比較的高い反面、ビーム部と取り
付け部の移行部分の剛性が低いことに鑑み、少なくとも
この移行部分を補強してドアインパクトビーム全体の剛
性を高めるとともに、その補強が簡単に行えるドアイン
パクトビームを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、周方向に閉断面の
ビーム部と、該ビーム部の軸方向の両端を開いて略平面
状の取り付け面にした取り付け部とからなるドアインパ
クトビームにおいて、少なくとも上記ビーム部から取り
付け部への移行部分に板状体を、上記取り付け面に対し
て直交的に起立し、かつビーム部の軸方向に沿って配置
したことを特徴とするものである。
【0008】本発明においては、本発明のドアインパク
トビームを自動車のドア内部に付設した場合、そのドア
インパクトビームにおける移行部分に設けた板状体は、
ドアの外面からの衝撃荷重の作用方向に立設した状態に
配置される。したがって、板状体により移行部分の衝撃
荷重に対する曲げ剛性が補強されて高まる。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、上記第1の
発明において、上記板状体が、ビーム部内を貫通し、か
つ両側部を上記移行部に延在させて配置されていること
を特徴とするものである。
【0010】本発明においては、上記第1の発明と同様
に移行部分が補強されているとともに、最も断面剛性が
要求されるビーム部も板状体により補強され、該ビーム
部の許容最大荷重及び座屈時の変位量を増大させる。
【0011】請求項3記載の第3の発明は、上記第1又
は第2の発明において、上記板状体が、ビーム部に圧入
固定されていることを特徴とするものである。本発明に
おいては、上記板状体の固定が、板状体のビーム部ヘの
圧入作業のみで行える。
【0012】請求項4記載の第4の発明は、上記第1又
は第2の発明において、上記板状体が、ビーム部又は移
行部分に溶接して固定されていることを特徴とするもの
である。
【0013】本発明においては、特に板状体を移行部分
にのみ設ける場合に、板状体を移行部分に溶接して固定
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基いて本発明の
実施の形態について説明する。図1乃至図3は第1実施
例を示す。
【0015】本第1実施例のドアインパクトビーム1
は、周方向が閉断面のビーム部2と、その両端が開かれ
て一体的に形成された略平面状の取り付け面を有する取
り付け部3,3と、上記ビーム部2と取り付け部3,3
の移行部分4,4と、上記ビーム部2内に圧入固定され
た板状体5からなる。
【0016】上記ビーム部2は金属製の円管で形成さ
れ、その軸方向両端部を切り開いて漸次平板状にして移
行部分4,4を一体に連続形成し、該両移行部分4,4
の先端部に略平面状の取り付け面を有する取り付け部
3,3を一体に連続形成している。
【0017】上記移行部分4,4は、図2に示すように
先部に至るにつれて浮き上がるように傾斜して形成さ
れ、また、該移行部分4,4には取付用基準穴となるボ
ルト挿通穴6が形成されており、該ボルト挿通穴6を通
じてボルトによりドアサイドパネルに連結されるように
なっている。
【0018】上記取り付け部3,3は平面状溶接部3a
とリブ3bで形成され、その接合部3aはドアサイドパ
ネルに溶接固定するようになっている。上記板状体5は
1枚の金属板で形成されており、上記取り付け部3の略
平面状取り付け面に対して直交的に起立する姿勢で、か
つビーム部2内の中央を横断する位置において、ビーム
部2の軸方向に配置されている。更に、板状体5の中間
部5aはビーム部2内を軸方向に貫通し、かつ板状体5
の両側部5b,5bは上記移行部分4,4へ延在してい
る。また、上記板状体5の中間部5aはビーム部2内に
圧入されて、その板状体5の取り付け部3に対する直交
姿勢が保持されているが、図の実施例においては、ビー
ム部2の内面に軸方向への嵌合溝2a,2aを形成し、
該嵌合溝2a,2aに板状体5の両端縁を圧入嵌合して
板状体5の取り付け部3に対する直交姿勢を強固に保持
している。更に、板状体5における両側部5b,5bの
移行部分4,4との対向面5c,5cは、移行部分4,
4の傾斜に沿った傾斜面に形成され、図の実施例では対
向面5c,5cが移行部分4,4に接触している。
【0019】上記のように形成されたドアインパクトビ
ーム1は、図10で示す従来と同様に、自動車のドア内
部に配置し、そのボルト挿通穴6を通じてドアサイドパ
ネルに固定し、かつ両取り付け部3,3をドアサイドパ
ネルに溶接固定して配設する。
【0020】ドアインパクトビーム1をドアに対して上
記のように配設すると、板状体5の板面がドアの側面に
対して直交する姿勢、すなわち、ドアの側面に衝撃を受
けた場合のその衝撃方向に配置される。したがって、ビ
ーム部2の衝撃方向の剛性が板状体5の中間部5aによ
り高まり、該部の許容最大荷重が増大する。また、移行
部分4,4の衝撃方向の剛性が板状体5の両側部5b,
5bにより高まり、曲げモーメントが集中する該移行部
分4,4が補強される。
【0021】上記ビーム部2及び移行部分4,4の補強
の程度は、板状体5の板厚や形状及び固定方法を所望に
選定することで所望に設定できる。本実施例において
は、板状体5をビーム部2内に圧入することにより板状
体5の配置姿勢が保持されるため、板状体5はビーム部
2及び移行部分4に対して溶接固定されていない。した
がって、板状体5を単にビーム部2内に圧入するのみで
固定できるため、板状体5の取り付け作業が容易であ
る。
【0022】図4乃至図6は第2実施例を示す。本第2
実施例は、上記第1実施例における板状体5を、ビーム
部2内に圧入することなく挿通してビーム部2に溶接W
により固定したものである。この溶接Wは、ビーム部2
の両端の切り開き始点で点溶接にて行っている。
【0023】その他の構造は上記第1実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符号を付してその説明は省略
する。本第2実施例においても、板状体5により上記第
1実施例と同様にビーム部2と移行部分4,4の補強が
可能である。
【0024】図7乃至図9は第3実施例を示す。本第3
実施例は、上記の板状体5をビーム部2内に設けること
なく移行部分4,4のみに配置したものである。この板
状体5の固定方法としては、該板状体5と移行部分4の
接合部を溶接Wで固定するか、更に上記第2実施例のよ
うに、ビーム部2の両端の切り開き始点で点溶接Wす
る。
【0025】その他の構造は上記第1実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。本第3実施例においては、ビーム部2の剛性がそ
の金属管のみで十分である場合において、短い板状体5
で安価に移行部分4,4の剛性を高める場合に有効であ
る。
【0026】なお、上記各実施例のビーム部2は管材で
形成した例であるが、該ビーム部2は板材をU状に折曲
した後、更に円管状に折曲する製法で形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、強度が弱い移行部分の補強が、移行部分
への板状体の追加という簡単な方法で達成できる。更
に、板状体の強度(板厚・形状)や固定箇所(固定方
法)を選定することで、移行部分の補強の程度を容易に
変えることができ、必要強度に合わせて自由な設計が可
能になる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、移行部分の
補強とともに最も断面剛性が要求されるビーム部も補強
できる。また、ビーム部においても上記のような板状体
の選定により、必要強度に合わせた自由な設計が可能に
ある。
【0029】請求項3記載の発明によれば、上記板状体
の固定が、板状体をビーム部内に圧入する作業のみで行
えるため、その固設作業が容易である。特に、板状体を
ビーム部と移行部分に配設する場合には長尺な板状体を
用いることで対処でき、従来のような高価な曲げ金型が
不要である。
【0030】請求項4記載の発明によれば、特に板状体
を移行部分のみに設ける場合に、その板状体を溶接にて
強固に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1におけるB−B線断面図。
【図4】本発明の第2実施例を示す正面図。
【図5】図4におけるC−C線断面図。
【図6】図4におけるD−D線断面図。
【図7】本発明の第3実施例を示す正面図。
【図8】図7におけるE−E線断面図。
【図9】図7におけるF−F線断面図。
【図10】従来のドアインパクトビームをドアに付設し
た状態を示す斜視図。
【図11】板状体を有する第1の従来のドアインパクト
ビームを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)
の中央断面図。
【図12】板状体を有する第2の従来のドアインパクト
ビームを示すもので、(a)はドアに付設した状態、
(b)はビーム部の断面図。
【符号の説明】
1…ドアインパクトビーム 2…ビーム部 3…取り付け部 4…移行部分 5…板状体 5a…板状体の中間部 5b,5c…板状体の両側部 W…溶接部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に閉断面のビーム部と、該ビーム
    部の軸方向の両端を開いて略平面状の取り付け面にした
    取り付け部とからなるドアインパクトビームにおいて、
    少なくとも上記ビーム部から取り付け部への移行部分に
    板状体を、上記取り付け面に対して直交的に起立し、か
    つビーム部の軸方向に沿って配置したことを特徴とする
    ドアインパクトビーム。
  2. 【請求項2】 上記板状体が、ビーム部内を貫通し、か
    つ両側部を上記移行部に延在させて配置されていること
    を特徴とする請求項1記載のドアインパクトビーム。
  3. 【請求項3】 上記板状体が、ビーム部に圧入固定され
    ていることを特徴とする請求項1記載のドアインパクト
    ビーム。
  4. 【請求項4】 上記板状体が、ビーム部又は移行部分に
    溶接して固定されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のドアインパクトビーム。
JP10232427A 1998-08-19 1998-08-19 ドアインパクトビーム Pending JP2000062463A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109496183A (zh) * 2016-07-28 2019-03-19 新日铁住金株式会社 汽车的外装板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109496183A (zh) * 2016-07-28 2019-03-19 新日铁住金株式会社 汽车的外装板

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020115