JP2000061394A - 耐摩耗テープ - Google Patents
耐摩耗テープInfo
- Publication number
- JP2000061394A JP2000061394A JP10238728A JP23872898A JP2000061394A JP 2000061394 A JP2000061394 A JP 2000061394A JP 10238728 A JP10238728 A JP 10238728A JP 23872898 A JP23872898 A JP 23872898A JP 2000061394 A JP2000061394 A JP 2000061394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- abrasion resistance
- shaped steel
- steel plate
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送用レール等で移動物体と摺動して摩耗又
は損傷する部分に対し、製品完成後に於いても、摩耗及
び損傷から保護でき、かつ修復可能な耐摩耗テープを提
供する。 【構成】 テープ状鋼板１の上に中間層２及びダイヤモ
ンドライクカーボン３をコーティングし、テープ状鋼板
の背面に両面粘着テープ４及び剥離紙５を張り付けた耐
摩耗テープ。
は損傷する部分に対し、製品完成後に於いても、摩耗及
び損傷から保護でき、かつ修復可能な耐摩耗テープを提
供する。 【構成】 テープ状鋼板１の上に中間層２及びダイヤモ
ンドライクカーボン３をコーティングし、テープ状鋼板
の背面に両面粘着テープ４及び剥離紙５を張り付けた耐
摩耗テープ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、部品搬送ガイドレール
又は各種摺動部分に於いて、摩耗又は傷等の損傷により
装置性能が低下する部位に於いて、摩耗又は損傷の耐性
を向上することができる耐摩耗テープに関する。
又は各種摺動部分に於いて、摩耗又は傷等の損傷により
装置性能が低下する部位に於いて、摩耗又は損傷の耐性
を向上することができる耐摩耗テープに関する。
【０００２】
【従来の技術】部品又は機器等を搬送又は摺動するガイ
ド又はレールに於いて、ガイド又はレールが摩耗損傷す
る場合、焼き入れ、硬質メッキ、窒化・炭化処理等によ
る表面改質を行っていた。
ド又はレールに於いて、ガイド又はレールが摩耗損傷す
る場合、焼き入れ、硬質メッキ、窒化・炭化処理等によ
る表面改質を行っていた。
【０００３】しかし、長期間の使用に於いては摩耗し、
取り扱いによっては損傷も発生する。このように摩耗や
損傷が生じた場合、修復が不可能であるため、その部分
の部品交換が通常の修復手段であった。
取り扱いによっては損傷も発生する。このように摩耗や
損傷が生じた場合、修復が不可能であるため、その部分
の部品交換が通常の修復手段であった。
【０００４】例えば、部品を供給・搬送するパーツフィ
ーダの場合、加工性と重量軽減の為にアルミウム合金を
用い、必要により表面処理を行っている。軽量化を行う
と、材質として柔らかくなり、表面処理を施しても摩耗
や傷は避けられない。
ーダの場合、加工性と重量軽減の為にアルミウム合金を
用い、必要により表面処理を行っている。軽量化を行う
と、材質として柔らかくなり、表面処理を施しても摩耗
や傷は避けられない。
【０００５】このように、摩耗や傷は表面のみの問題で
あるが、構造物全体の廃棄又は交換が必要となる欠点が
あった。
あるが、構造物全体の廃棄又は交換が必要となる欠点が
あった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面処理す
ることなく耐摩耗性を向上させ、装置等を使用中に摩耗
や損傷が発生しても、修復が容易に可能な耐摩耗テープ
を提供するにある。
ることなく耐摩耗性を向上させ、装置等を使用中に摩耗
や損傷が発生しても、修復が容易に可能な耐摩耗テープ
を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のような問
題点を鑑みてなされたもので、硬質薄膜をテープ状鋼板
に被覆し、耐摩耗性を要求される部位に装着できる手段
を設けた。
題点を鑑みてなされたもので、硬質薄膜をテープ状鋼板
に被覆し、耐摩耗性を要求される部位に装着できる手段
を設けた。
【０００８】
【作用】硬質で耐摩耗性を有するテープを摩耗する摺動
表面に張り付けることにより、容易に耐摩耗性の向上及
び摩耗部分の修復が可能となる。更に、耐摩耗性を考慮
していないガイドレール等に於いても、製造後に容易に
耐摩耗性を向上できる。ダイヤモンドライクカーボンを
使用することにより、摩擦係数が低く、より耐摩耗性を
向上することができる。
表面に張り付けることにより、容易に耐摩耗性の向上及
び摩耗部分の修復が可能となる。更に、耐摩耗性を考慮
していないガイドレール等に於いても、製造後に容易に
耐摩耗性を向上できる。ダイヤモンドライクカーボンを
使用することにより、摩擦係数が低く、より耐摩耗性を
向上することができる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明に係る耐摩耗テープの実施例を
図１を用いて説明する。図１は厚さ０．２ミリメートル
のテープ状鋼板１の片面上に、密着性を向上するための
タングステンからなる中間層２をコーティングし、その
上にダイヤモンドライクカーボン３をコーティングし、
テープとして装着し易いように裏面に粘着部材である両
面粘着テープ４及び剥離紙５から構成されている。これ
を、ガイドレール等の耐摩耗性が必要な部位に、長さ幅
を合わせて切断し、張り付けて使用する。
図１を用いて説明する。図１は厚さ０．２ミリメートル
のテープ状鋼板１の片面上に、密着性を向上するための
タングステンからなる中間層２をコーティングし、その
上にダイヤモンドライクカーボン３をコーティングし、
テープとして装着し易いように裏面に粘着部材である両
面粘着テープ４及び剥離紙５から構成されている。これ
を、ガイドレール等の耐摩耗性が必要な部位に、長さ幅
を合わせて切断し、張り付けて使用する。
【００１０】両面粘着テープ４は装着を容易にするため
に配置されたものであって、固化型の接着剤で装着して
も良い。
に配置されたものであって、固化型の接着剤で装着して
も良い。
【００１１】テープ状鋼板の厚さは、レールの湾曲や歪
みに追従できる程度の柔軟さが必要で、かつ容易に切断
できる厚さから０．５ミリメートル以下が望ましい。ま
た、錆等が発生し易い環境に於いては、ステンレス鋼を
使用しても良い。
みに追従できる程度の柔軟さが必要で、かつ容易に切断
できる厚さから０．５ミリメートル以下が望ましい。ま
た、錆等が発生し易い環境に於いては、ステンレス鋼を
使用しても良い。
【００１２】中間層２の材質は、タングステンに限定さ
れるものではなく、密着性を向上できる材質であれば良
い。また、中間層２は複数の材質を積層させても良い。
れるものではなく、密着性を向上できる材質であれば良
い。また、中間層２は複数の材質を積層させても良い。
【００１３】耐摩耗性を向上させるためには、最も硬質
で、かつ低摩擦係数を有するダイヤモンドライクカーボ
ンが最適であるが、適度の耐摩耗性で良い場合は、窒化
チタン、炭化チタン、炭化珪素、窒化アルミニウム、又
はこれらを複合した硬質膜を用いても良い。
で、かつ低摩擦係数を有するダイヤモンドライクカーボ
ンが最適であるが、適度の耐摩耗性で良い場合は、窒化
チタン、炭化チタン、炭化珪素、窒化アルミニウム、又
はこれらを複合した硬質膜を用いても良い。
【００１４】この硬質薄膜は、強度及び摩耗の点から実
用上の寿命を得るために、膜厚を０．５マイクロメート
ル以上にすることが望ましい。
用上の寿命を得るために、膜厚を０．５マイクロメート
ル以上にすることが望ましい。
【００１５】また、ダイヤモンドライクカーボンは他金
属材料との摩擦係数が０．２以下の低摩擦係数を有し、
本耐摩耗テープは固体潤滑剤の代替として摺動負荷を軽
減する用途にも使用可能である。
属材料との摩擦係数が０．２以下の低摩擦係数を有し、
本耐摩耗テープは固体潤滑剤の代替として摺動負荷を軽
減する用途にも使用可能である。
【００１６】
【発明の効果】本発明に係る耐摩耗テープにあっては、
上記の如く摺動部で耐摩耗が必要な部位に、特殊な表面
処理をすることなく、張り付けるのみで耐摩耗性を向上
させることができる。また、劣化又は損傷した場合には
容易に張り替えが可能で、修復が容易である。本発明に
より、簡易に耐摩耗性を向上できる耐摩耗テープを提供
することができる。
上記の如く摺動部で耐摩耗が必要な部位に、特殊な表面
処理をすることなく、張り付けるのみで耐摩耗性を向上
させることができる。また、劣化又は損傷した場合には
容易に張り替えが可能で、修復が容易である。本発明に
より、簡易に耐摩耗性を向上できる耐摩耗テープを提供
することができる。
【図1】本発明による耐摩耗テープの一実施例の断面説
明図である。
明図である。
１ テープ状鋼板
２ 中間層
３ ダイヤモンドライクカーボン
４ 両面粘着テープ
５ 剥離紙
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3F025 BC04 CB05 CB09
4D075 CA02 DA03 DB02 DC16 EA02
EC01 EC10
4F100 AA12B AA13B AA15B AA16B
AA37B AB01 AB03A AB04
AR00C BA02 BA03 BA04
BA05 BA06 BA10B BA10C
BA13 EH46B GB51 JK09
JK12B JL01 JL13C JM02B
4J004 AB01 CA08 CD01 DB02 EA05
Claims (4)
- 【請求項１】 テープ状鋼板の少なくとも片面上に、硬
質薄膜をコーティングしたことを特徴とする耐摩耗テー
プ。 - 【請求項２】 硬質膜として、ダイヤモンドライクカー
ボンの薄膜からなることを特徴とする請求項１の耐摩耗
テープ。 - 【請求項３】 硬質薄膜として、窒化チタン、炭化チタ
ン、炭化珪素、又は窒化アルミニウムの単体もしくはこ
れらを複合した薄膜からなることを特徴とする請求項１
の耐摩耗テープ。 - 【請求項４】 少なくともテープの片面に粘着部材を配
置したことを特徴とする請求項１の耐摩耗テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10238728A JP2000061394A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 耐摩耗テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10238728A JP2000061394A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 耐摩耗テープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000061394A true JP2000061394A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17034384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10238728A Pending JP2000061394A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 耐摩耗テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000061394A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102059832A (zh) * | 2010-11-08 | 2011-05-18 | 昆山上艺电子有限公司 | 覆盖有整面离型纸的产品 |
| CN103129302A (zh) * | 2013-02-21 | 2013-06-05 | 青岛海尔特种钢板研制开发有限公司 | 冷贴膜彩涂板及其制备方法 |
| US11364705B2 (en) * | 2017-10-17 | 2022-06-21 | Exxonmobil Upstream Research Company | Diamond-like-carbon based friction reducing tapes |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10238728A patent/JP2000061394A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102059832A (zh) * | 2010-11-08 | 2011-05-18 | 昆山上艺电子有限公司 | 覆盖有整面离型纸的产品 |
| CN103129302A (zh) * | 2013-02-21 | 2013-06-05 | 青岛海尔特种钢板研制开发有限公司 | 冷贴膜彩涂板及其制备方法 |
| CN103129302B (zh) * | 2013-02-21 | 2018-09-04 | 青岛河钢复合新材料科技有限公司 | 冷贴膜彩涂板及其制备方法 |
| US11364705B2 (en) * | 2017-10-17 | 2022-06-21 | Exxonmobil Upstream Research Company | Diamond-like-carbon based friction reducing tapes |
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