JP2000061390A - シリコ−ン系シ−リング材の溶解剤及びその除去法 - Google Patents

シリコ−ン系シ−リング材の溶解剤及びその除去法

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JP2000061390A
JP2000061390A JP10252043A JP25204398A JP2000061390A JP 2000061390 A JP2000061390 A JP 2000061390A JP 10252043 A JP10252043 A JP 10252043A JP 25204398 A JP25204398 A JP 25204398A JP 2000061390 A JP2000061390 A JP 2000061390A
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silicone
sealing material
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dissolving agent
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Shozo Ido
昭三 井戸
Takateru Idekura
隆輝 出蔵
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NIPPON BUILDING GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】建物の垂直面の目地に付着した建築用シリコ−
ン系シ−リング材の架橋硬化物の残留物を分解溶解して
から水洗除去できる溶解剤。 【解決手段】グリコ−ルジエ−テル類及びスルホン酸化
合物を含み、少なくとも重合体及び無機質微細粒子の配
合によって、垂直面の建築構成材に対して厚みのある帯
状に塗布可能であって、垂直面の建築構成材への塗布時
の形態が同一若しくは近似に少なくとも12時間維持さ
れるものであって、建物の目地に付着した建築用シリコ
−ン系シ−リング材の架橋硬化物の残留物を除去するの
に使用される。建築用シリコ−ン系シ−リング材の除去
法は、その溶解剤を使用して建物の目地に付着した建築
用シリコ−ン系シ−リング材の架橋硬化物の残留物を除
去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の目地にお
けるシリコ−ン系シ−リング材の架橋硬化物の付着残留
物を溶解除去して新しいシ−リング材への打ち替えが商
業的にも行えるようするシリコ−ン系シ−リング材の溶
解剤に関する。
【0002】別の本発明は、本発明の溶解剤を利用する
建築物の目地におけるシリコ−ン系シ−リング材の架橋
硬化物の付着残留物の除去法に関する。
【0003】
【従来の技術】ポリジオルガノシロキサンを主成分とす
るペ−スト状若しくは液状の流動性組成物を建築構成材
の目地及びガラスのはめ込み部分等に流し込んで架橋硬
化反応させて得られるゴム状弾性体の架橋硬化物のシ−
リング材は、優れたシ−リング機能によって大型若しく
は高層のビル及び各種工法(代表的には、カ−テンウオ
−ル工法)のビルのシ−リングに使用されている。
【0004】その建築用シ−リング材は、一般的には、
流動性組成物(出発物質)から架橋硬化物(最終物質)
に至る一連のものを称して建築用シリコ−ン系シ−リン
グ材と称されている(JISA5758号等参照)。本
明細書においても、建築用シリコ−ン系シ−リング材の
用語を同様に意味で使用する。
【0005】建築用シリコ−ン系シ−リング材の架橋硬
化物(以下において、それを架橋硬化物と略称していう
ことがある)は、雨水及び塵埃の侵入防止、部材の熱伸
縮及び地震等によるム−ブメントの吸収等に有効であっ
て、自己接着性若しくはプライマ−によって、アルミニ
ウム、アルマイト、天然石材(例えば、御影石)及びタ
イル等の異種の建築構成材(仕上げ材)にも強固に接着
している。
【0006】建築用シリコ−ン系シ−リング材の流動性
組成物(出発物質)は、常温で硬化反応が進行する縮合
反応型のポリジオルガノシロキサンが主成分として配合
されて、縮合型1成分形(組成物を単一の容器に収納さ
れてそのまま取り出して縮合反応させる形式)、縮合型
2成分形若しくは縮合型多成分形の組成物にされている
(例えば、奈良利男等編:「シ−リング防水施工法」、
日本シ−リング工事業団体連合会、平成元年参照)。建
築用シリコ−ン系シ−リング材のポリジオルガノシロキ
サンとしては、代表的には、α、ω−ジヒドキロシポリ
ジメチルポリシロキサンが使用されている。
【0007】一方、建築の目地の架橋硬化物は、充填後
3〜4年経過すると表面に移行した遊離分子等に大気中
の浮遊塵が付着して表面が薄黒色化して外壁面全体が薄
黒色の帯によって覆われた状態になって、建築の美観か
らは、汚れた架橋硬化物を別の新たなシ−リング材に打
ち替える必要が生じてくる。
【0008】建築の目地に充填されている架橋硬化物の
除去については、人力若しくは機械力によりその大部分
を切除して、目地に強固に付着した付着残留物を化学的
に除去せざるを得ないのが実情である。
【0009】対象物に強固に付着残留したシリコ−ン樹
脂の架橋硬化物を除去することの困難性は、建築以外の
技術分野(例えば、機械及び化学装置等の分野)におい
ても問題となっていて、それがために、強アルカリ若し
くは強酸による分解及び混合有機溶剤の溶解剤による溶
解等によりシリコ−ン樹脂の架橋硬化物を除去する方法
が提案されている(特開平4−216880号公報、特
開平6−80957号公報、特開平9−12767号公
報等参照)。
【0010】溶解剤により溶解する提案は、シリコ−ン
樹脂の架橋硬化物を膨潤溶解する有機溶剤と膨潤溶解を
促進させる物質からなる溶解剤(混合有機溶剤)を使用
するものであって、膨潤溶解の促進物質として、トリハ
ロゲン化酢酸類若しくはスルホン酸の使用が提案されて
いる(特開平4−216880号公報、特開平6−80
951号公報参照)。
【0011】それら提案の溶解剤に使用の有機溶剤につ
いては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ホワイトガソ
リン、トリクロロエタン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサン及び酢酸ブチル等が挙げられている。トリハロ
ゲン化酢酸類については、トリフルオロ酢酸、トリクロ
ロ酢酸、トリブロモ酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、ト
リフルオロアセチルクロライド、トリフルオロ酢酸エチ
ルエステル等が挙げられている(特開平4−21688
0号公報、特開平6−80951号公報参照)。
【0012】それら提案の溶解剤に使用のスルホン酸
は、スルホ基(−SO3H)と結合する一価の置換基
が、芳香族炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基若しくは
ヒドロキシ化炭化水素基であって、具体例として、p−
トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、メシチレンス
ルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸、トリクロロメタンスルホン酸、
2,4−ジクロロフェニルスルホン酸、1,3,5−ト
リクロロフェニルスルホン酸、p−ヒドロキシフェニル
スルホン酸及びヒドロキシナフチルスルホン酸等が挙げ
られている。。
【0013】それらの溶解剤は、アニオン系界面活性
剤、非イオン系界面活性剤、ジメチルホルムアミド及び
ジメチルスルホキシド等2の添加によって架橋硬化物の
分解溶解効果が向上するとされている。
【0014】それらの提案に係る溶解剤は、ミラブル反
応硬化型及び付加反応硬化型の反応形式による場合も含
むシリコ−ゴム成形体の架橋効果物を容器中において浸
漬して膨潤溶解させるのに供されるものである(特開平
4−216880号公報、特開平6−80951号公報
参照)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】建築の目地に強固に付
着した架橋硬化物の残留物の除去については、下記
(a)〜(c)等の問題点があって、汚れて薄黒色化し
た架橋硬化物の別の新たなシ−リング材への打ち替えが
実際的に不可能であるとの問題点が生じていた。 (a)従来の提案に係るシリコ−ン樹脂の架橋硬化物の
ための溶解剤は、溶解速度が遅く、容器に浸漬して溶解
するものであるところから、垂直面への配設が一般的で
ある建築の目地には使用できないとの問題点があった。 (b)従来の提案に係るシリコ−ン樹脂の溶解剤は、低
引火点の溶剤が使用されている等して、屋外の使用に適
さないとの問題点があった。 (c)大型若しくは高層のビルに対する施工での人力の
作業性及び施工用装置の性能からして、従来の提案に係
るシリコ−ン樹脂の溶解剤は大型若しくは高層のビルの
目地の溶解には使用できないとの問題点があった。
【0016】そこで、本発明者により多数の実験に基づ
く検討が行われて、建築の目地に強固に付着した架橋硬
化物の残留物を分解溶解する商業的にも有用な溶解剤が
見いだされた。
【0017】第一の本発明は、建築物の目地に強固に付
着した架橋硬化物の残留物であっても商業的に可能にな
るシリコ−ン系シ−リング材の溶解剤を提供すること、
を目的とする。
【0018】第一の本発明は、建築物の目地を建築用シ
リコ−ン系シ−リング材に替えて別のシ−リング材に打
ち替えが商業的に可能になるシリコ−ン系シ−リング材
の溶解剤を提供すること、をも目的とする。
【0019】第一の本発明は、大型若しくは高層のビル
の目地であっても、目地のシリコ−ン系シ−リング材か
ら別のシ−リング材への打ち替えが商業的に可能になる
シリコ−ン系シ−リング材の溶解剤を提供すること、を
も目的とする。
【0020】又、第二の本発明は、建築物の目地に強固
に付着した架橋硬化物の残留物の除去を商業的に可能に
するシリコ−ン系シ−リング材の除去法を提供するこ
と、を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に記載の本発明)による建築用シリコ−ン系シ−リング
材の溶解剤は、建築の目地に付着したシリコ−ン系シ−
リング材の架橋硬化物を分解溶解する溶解剤であって、
グリコ−ルジエ−テル類100重量部である場合にスル
ホン酸化合物1〜200重量部になる比率でグリコ−ル
ジエ−テル類及びスルホン酸化合物を含み、少なくとも
重合体及び無機質微細粒子の配合によって、垂直面の建
築構成材に対して厚みのある帯び状に塗布可能であって
垂直面の建築構成材への塗布時の形態が同一若しくは近
似に少なくとも12時間維持されるものであること、を
特徴とする。
【0022】第二の本発明(請求項2に記載の本発明)
による建築用シリコ−ン系シ−リング材の除去法は、建
築の目地に充填した建築用シリコ−ン系シ−リング材の
架橋硬化物を切除して、前記シリコ−ン系シ−リング材
の架橋硬化物が付着残留した前記目地に下記の溶解剤を
充填して12時間以上放置し、放置後に充填した溶解剤
を水洗除去する方法であること、を特徴とする。
【0023】溶解剤 溶解剤は、グリコ−ルジエ−テル類100重量部である
場合にスルホン酸化合物1〜200重量部になる比率で
グリコ−ルジエ−テル類及びスルホン酸化合物を含み、
少なくとも重合体及び無機質微細粒子の配合によって、
垂直面の建築構成材に対して厚みのある帯び状に塗布可
能であって、垂直面の建築構成材への塗布時の形態が同
一若しくは近似に少なくとも12時間維持されるもので
ある。
【0024】
【発明の具体的説明】本発明を以下において具体的に説
明する。 〔第一の本発明〕本発明の溶解剤は、レオロ−ジ−的特
性及び化学的特性を併有することによって、建築の垂直
面の目地に強固に付着した架橋硬化物の残留物に所望時
間接触させて残留物を分解溶解して、その終了後におい
て、溶解剤を水洗することによって目地から溶解剤を除
去するようにされている。すなわち、本発明の溶解剤
は、建築の目地のシリコ−ン系シ−リングを別のシ−リ
ング材に打ち替えることを商業的に可能するものであ
る。
【0025】そして、溶解剤のそれらの特性(特に、化
学的特性)は、グリコ−ルジエ−テル類とスルホン酸化
合物との併用によって実現されて、グリコ−ルジエ−テ
ル類100重量部である場合にスルホン酸化合物1〜2
00重量部になる比率にあっては、架橋硬化物に対する
分解溶解性(化学的特性の主たる性能)が優れて、レオ
ロ−ジ−的特性が容易になることが本発明で見いだされ
ている。
【0026】スルホン酸化合物がグリコ−ルジエ−テル
類100重量部に対して1重量部未満の比率である場合
には、強力なスルホン酸化合物を使用して架橋硬化物の
分解性等を維持する必要が生ずるが、強力なスルホン酸
化合物は目地を構成する金属性の建築構成材を腐食させ
る。又、スルホン酸化合物がグリコ−ルジエ−テル類1
00重量部に対して200重量部を越える比率にあって
は、スルホン酸化合物を量的に多く加えることになっ
て、グリコ−ルジエ−テル類、有機溶剤及びレオロ−ジ
−的特性を付与するための重合体を酸化する場合が著し
くなる。溶解剤のレオロ−ジ−的特性 溶解剤は、レオロ−ジ−的特性として、垂直面の建築構
成材に対して厚みのある帯び状に塗布可能であって、垂
直面の建築構成材への塗布時の形態が同一若しくは近似
に少なくとも12時間維持できる特性を備えて、例え
ば、ジェル状化粧品若しくはゼラチンゲル状食品のレオ
ロ−ジ−に似た特性を備えている。図1は、溶解剤1を
垂直面の建築構成材2上に所望の厚みで帯状に塗布した
状態を示す説明図であって、溶解剤1はその形態を長時
間保持可能である。
【0027】溶解剤のレオロ−ジ−的特性は、グリコ−
ルジエ−テル類とスルホン酸化合物と、重合体及び無機
質微細粒子等の配合によって行われる。溶解剤の化学的特 性 溶解剤の化学的特性は、架橋硬化物の強固な付着残留物
に対する分解溶解性及び溶解剤自体の水に対する溶解性
であって、それらは、グリコ−ルジエ−テル類とスルホ
ン酸化合物、若しくはグリコ−ルジエ−テル類及び有機
溶剤とスルホン酸化合物との組み合わせによって付与さ
れる。
【0028】又、溶解剤は、レオロ−ジ−的特性及び化
学的特性の併有によって、各種建築構成材(例えば、石
材、アルミニウム材等)に対して12時間以上等の長時
間の付着が可能になっている。 〈レオロ−ジ−的特性の測定〉溶解剤のレオロ−ジ−的
特性は、図2に示す簡便な方法により測定される。図2
は、溶解剤20を、幅(符号L)15mm、厚み10m
m、高さ(符号h)300mmで垂直面の建築構成材2
1に塗布した状態を示している。
【0029】そして、図2の状態を12時間保持して、
溶解剤20の形態が同一である場合に、本発明の「垂直
面の建築構成材への塗布時の形態が同一」に該当し、溶
解剤20の形態の変化(下方への変化を含めて)が同一
を越えて5%以内である場合には本発明の「垂直面の建
築構成材への塗布時の形態が近似」に該当する。
【0030】図2の測定法により、溶解剤の、塑性、粘
性、付着性及び弾力性等に由来するレオロ−ジ−的特性
が容易に特定可能になる。 〈グリコ−ルジエ−テル類〉グリコ−ルジエ−テル類
は、グリコ−ルの一つ若しくは複数の水酸基の水素原子
が置換基により置換されて分子中に複数のエ−テル基を
有するものである。本発明で使用されるグリコ−ルジエ
−テル類は、代表的には、一端の分子末端基が水酸基に
なっているものであるが、両端の水酸基の水素原子が置
換基により置換されているものも使用可能であって、グ
リコ−ルジエ−テルのエステル等も含まれる。
【0031】グリコ−ルジエ−テル類のグリコ−ルは、
モノグリコ−ル、ジグリコ−ル若しくはトリグリコ−ル
であって、グリコ−ルの水酸基の水素原子が置換基によ
って置換されているものである。置換基は、例えば、ア
ルキル基、アリル基若しくはフェニル基等である。
【0032】グリコ−ルジエ−テル類については、
(1)エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエチ
レングリコ−ルモノメチルエ−テル、トリエチレングリ
コ−ルモノメチルエ−テル、ポリエチレングリコ−ルモ
ノメチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノイソプロピ
ルエ−テル、エチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、
ジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、トリエチレ
ングリコ−ルモノブチルエ−テル、エチレングリコ−ル
モノイソブチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノイ
ソブチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノヘキシルエ
−テル、ジエチレングリコ−ルモノヘキシルエ−テル、
エチレングリコ−ルモノ2−エチルヘキシルエ−テル、
エチレングリコ−ルモノアリルエ−テル、エチレングリ
コ−ルモノフェニルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモ
ノフェニルエ−テル等のエチレン系グリコ−ルジエ−テ
ル類、(2)プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テ
ル、ジプロピレングリコ−ルモノメチルエ−テル、トリ
プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テル、プロピレン
グリコ−ルモノプロピルエ−テル、ジプロピレングリコ
−ルモノプロピルエ−テル、プロピレングリコ−ルモノ
ブチルエ−テル、プロピレングリコ−ルモノフェニルエ
−テル、プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テルアセ
テ−ト等のプロピレン系グリコ−ルジエ−テル類、
(3)エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、ジエチレ
ングリコ−ルジメチルエ−テル、トリエチレングリコ−
ルジメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルジエチルエ
−テル、ジエチレングリコ−ルジブチルエ−テル、ジプ
ロピレングリコ−ルジメチルエ−テル等のジアルキル系
グリコ−ルジエ−テル類等の具体例を挙げることができ
る。
【0033】ただし、エチレングリコ−ルジメチルエ−
テル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル若しくは
トリエチレングリコ−ルジメチルエ−テル等のエチレン
系グリコ−ルジエ−テル類、炭素数1〜4のアルキル基
のトリエチレングリコ−ルジアルキルエ−テル及び炭素
数1〜4のアルキル基のトリプロピレングリコ−ルジア
ルキルエ−テル等の使用により本発明による効果の享受
が容易になる。
【0034】グリコ−ルジエ−テル類は、一種若しくは
二種以上の使用が可能であって、二種以上の使用にあっ
ては同種若しくは異種の使用が可能である。
【0035】グリコ−ルジエ−テル類とスルホン酸化合
物との量的比率は、一般的には、グリコ−ルジエ−テル
類と有機溶剤が併用させる場合にスルホン酸化合物の量
的比率が多くされる。 〈グリコ−ルジエ−テル類と併用する有機溶剤〉有機溶
剤は、本発明で使用のグリコ−ルジエ−テル類に溶解性
を有して、ポリジオルガノシロキサンが溶解可能なもの
である。しかも、屋外で使用しても、事故を発生させ
ず、かつ、周囲環境を害さないものの使用が適してい
る。
【0036】有機溶剤は、例えば、危険物取締法に規定
する第二石油類及び第三石油類に属するものであって、
それらの条件にを満たすものであれば、溶解剤の商業的
使用において適している。
【0037】有機溶剤は、石油ナフサ、ミネラルスピリ
ット、ケロシン、混合キシレン、オルソキシレン、高沸
点芳香族溶剤、沸点170〜260℃の範囲のイソパラ
フィン類、沸点190〜325℃の範囲のアルキルベン
ゼン、沸点160〜250℃の範囲のナフテン等の具体
例を挙げることができる。有機溶剤は、一種若しくは二
種以上の使用が可能であって、グリコ−ルジエ−テル類
と組み合わせることによって、架橋硬化物の付着残留物
の溶解速度及び溶解量等の点で増大させることが可能に
なる。 〈スルホン酸化合物〉スルホン酸化合物は、目地に付着
した架橋硬化物及び架橋硬化物の付着残留物を分解する
のに有効であって、かつ、水溶性有機溶剤に溶解可能な
ものが使用される。
【0038】スルホン酸化合物は、モノスルホン酸及び
その誘導体、ジスルホン酸及びその誘導体及びスルホン
化によりスルホ基含有化合物を含む石油留分若しくは石
油製品である。スルホン酸化合物は、一種又は二種以上
の使用が可能であって、二種以上の組み合わせによって
架橋硬化物の付着残留物を分解及び溶解が促進する。モ
ノスルホン酸としては、スルホ基の硫黄原子に置換基が
結合しているもで、置換基は、芳香族炭化水素一価基、
ハロゲン置換飽和炭化水素一価基、飽和炭化水素一価基
及び不飽和炭化水素一価基等である。
【0039】モノスルホン酸としては、(1)アルキル
ベンゼンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸、
パラトルエンスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエ−テルスルホン酸
等の芳香族モノスルホン酸、(2)オクタンスルホン
酸、フルオロアルキルスルホン酸等の飽和脂肪族モノス
ルホン酸、(3)α−オレフィンスルホン酸等の不飽和
脂肪族モノスルホン酸、(4)高級アルコ−ルエトキシ
スルホン酸等のエ−テルスルホン酸、(5)N−アシル
メチルタウリンスルホン酸等の具体例が挙げられる。
【0040】ジスルホン酸としては、ジアルキルジフェ
ニルエ−テルジスルホン酸等の具体例が挙げられる。ス
ルホン酸の誘導体は、代表的には、スルホン酸のエステ
ル若しくはエ−テル等である。スルホン化処理して得ら
れるしたスルホン酸化合物としては、例えば、石油製品
をスルホン化して得られる石油スルホン酸等の具体例が
挙げられる。
【0041】スルホン酸化合物は、溶解剤の分解溶解性
及び水への溶解性を向上させる複数種類の組み合わせで
使用することが可能であって、例えば、強力なスルホン
酸と界面活性を有するスルホン酸(代表的には、アルキ
ルベンゼンスルホン酸等)とを併用することができる。 〈溶解剤へのレオロ−ジ−的特性の付与〉溶解剤のレオ
ロ−ジ−的特性は、グリコ−ルジエ−テル類及びスルホ
ン酸化合物に由来する特性と重合体及び無機質微細粒子
の配合に由来する特性とであって、重合体及び無機質微
細粒子の配合によって溶解剤のレオロ−ジ−的特性に完
成される。
【0042】重合体は、粘性増加に寄与し得る合成若し
くは天然の重合体であって、高分子又は/及びオリゴマ
−である。
【0043】合成重合体としては、例えば、ポリブテ
ン、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、ポリプロピレ
ンオリゴマ−、エチレンポリプロピレン共重合体、ポリ
アルキルメタクリレ−ト、ポリアルキルアクリレ−ト、
ポリビニルアセタ−ル、ポリビニルブチラ−ル等の具体
例が挙げられる。 天然重合体としては、例えば、ヒド
ロキシプロピルセルロ−ス、ヒドロキシプロピルメチル
セルロ−スフタレ−ト、セルロ−スアセテ−トフタレ−
ト、セルロ−スアセテ−トブチレ−ト等の具体例が挙げ
られる。重合体の添加によって建築構成材に対する溶解
剤の付着性を向上させることができる。
【0044】重合体は、例えば、溶解剤の全体重量の
0.3〜10重量%(好ましくは、0.7〜7.0重量
%)程度の量で配合される。
【0045】無機質微細粒子(形状は任意である)とし
ては、例えば、沈殿シリカ、粉砕シリカ、煙霧質シリ
カ、溶融シリカ等のシリカ、セライト等のけいそう土、
活性ケイ酸アルミナ、雲母、酸化アルミニウム、酸化チ
タン、カ−ボンブラック、セピオライト、アルミナ超繊
維等の具体例が挙げられる。
【0046】無機質微細粒子は、例えば、溶解剤の全体
重量の1.0〜10重量%(好ましくは、3.0〜7.
0重量%)程度の量で配合される。 〈溶解剤の対象〉溶解剤の主たる対象は、建築の各種目
地に付着している建築用シリコ−ン系シ−リング材の架
橋硬化物の残留物である。従って、本発明の「建築の目
地に付着した建築用シリコ−ン系シ−リング材の架橋硬
化物」は、代表的には、架橋硬化物の残留物である。し
かし、目地に充填の建築用シリコ−ン系シ−リング材の
架橋硬化物を対象とすることも可能である。建築は、大
型及び高層のビル、各種工法のビル若しくは各種建築構
成材のビルのいずれでもあってもよい。目地は、いずれ
の大きさ若しくは複雑な形状であっても対象となり得
る。 〔第二の本発明〕第二の本発明による建築用シリコ−ン
系シ−リング材の架橋硬化物の除去法の工程を図3〜図
8に基づいて具体的に説明する。
【0047】図3は、建築用シリコ−ン系シ−リング材
の架橋硬化物が充填されている目地の説明図であって、
建築仕上げ材30、30間の空間の目地31には、バッ
クアップ材32が充填されてシ−リング材充填の深さと
裏面形状が確保され、そこに、建築用シリコ−ン系シ−
リング材の架橋硬化物33が充填されている。架橋硬化
物33は、建築仕上げ材30、30の側面(図4の30
a、30a参照)に強固に接着してバックアップ材32
の近傍まで充填されてシ−ル材として機能している。
【0048】図4は、架橋硬化物33が切除された目地
31を示す説明図であって、本発明の除去法の最初の工
程である。目地31は、図3の状態から架橋硬化物33
がナイフ等の道具を用いて切除されて空間の状態になっ
ている。しかし、いずれの切除道具を用いても、目地3
1を形成するから建築仕上げ材30、30の側面30
a、30aには、架橋硬化物33の強固な付着物33a
が残存する。
【0049】図5は、溶解剤が空間の目地に充填された
状態を示す説明図であって、図4の工程の次に行われる
工程を示している。
【0050】図5の工程にあっては、バックアップ材3
2の上にマスキングテ−プ(図示せず)を張って、本発
明による溶解剤50が図4の架橋硬化物33に由来の強
固な付着物33a、…33a、が残存する目地31に充
填される。溶解剤50の表面は、シ−ト(例えば、プラ
スチック製シ−ト)51により覆われる。図6は、図5
のAA矢視方向断面図である。溶解剤50は、そのレオ
ロ−ジ−的特性によって、付着物33a、…33aに接
触した状態で放置される。放置する時間は、付着物33
a、…33aの量及び付着強度によって変化するが、商
業的には、約12時間以上放置することで、目地をして
新しいシ−リング材に打ち替え可能な状態にすることが
できる。
【0051】図7は、目地31を両面ワイヤ−ブラシに
より擦りながら水洗して新しいシ−リング材に打ち替え
可能な状態にした目地の説明図である。
【0052】本発明の除去法は、建築のガラス周りの目
地の架橋硬化物の付着物を容易に分解溶解して水洗除去
することを可能にする。
【0053】図8は、ガラス周りの目地の説明図であっ
て、板ガラス80は、サッシ81の目地82のセッティ
ングブロック83に保持されて、バックアップ材84と
サッシ81に囲まれて建築用シリコ−ン系シ−リング材
の架橋硬化物85が充填されている。この架橋硬化物8
5を新しい建築用シ−リング材に打ち替えるに際しても
同様の方法で残留物を除去することができる。
【0054】図9は、その(A)が目地のT型交差部、
(B)が目地の十字型交差部、(C)が目地のコ−ナ−
部を示している。建築の目地は、垂直面に配設されて、
しかも、図9に示すような変形部が存在する。本発明の
溶解剤は、そのレオロ−ジ−的特性によりそのような変
形部に充填されるても充填時の形態を長時間保持するの
で、架橋硬化物を新しい建築用シ−リング材に商業的に
打ち替え可能になる程度に容易に除去することが可能に
なる。
【0055】なお、本発明の目的に沿うものであって、
本発明の効果を特に害さない限りにおいては、改変ある
いは部分的な変更及び付加は任意であって、いずれも本
発明の範囲である。
【0056】次に、本発明の溶解剤を実施例に基づいて
より具体的に説明するが、実施例は例示であって本発明
を拘束するものではない。
【0057】
【実施例】〈実施例1〉実験番号1〜4の試験用溶解剤
を調製した。試験用溶解剤は表1及び表2に示す配合に
した。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】 なお、表1及び表2の成分は次のものを使用した。ジエ
チレングリコ−ルジエチルエ−テル(商品名:DED
G、日本乳化剤(株)製)、ジエチレングリコ−ルジブ
チルエ−テル(商品名:DBDG、日本乳化剤(株)
製)、ジプロピレングリコ−ルジメチルエ−テル(商品
名:DMFG、日本乳化剤(株)製)、芳香族溶剤(商
品名:ソルベッツ150、エクソン化学(株)製)、脂
肪族溶剤(商品名:エクソンソルベントNO7、エクソ
ン化学(株)製)、脂肪族溶剤(商品名:エクソ−ルD
40、エクソン化学(株)製)、パラトルエンスルホン
酸(甲南化学(株)製)、アルキルジフェニルエ−テル
ジスルホン酸(商品名:ペレックスの酸型、花王(株)
製)、アルケンモノスルホン酸(商品名:リポランの酸
型、ライオン(株)製)、アルキルベンゼンスルホン酸
(商品名:ライポン、ライオン(株)製)、ポリイソブ
チレン(商品名:パラタック、エクソン化学(株)
製)、ポリビニルブチラ−ル(商品名:エスレック、積
水化学工業(株)製)、煙霧質シリカ(商品名:アエロ
ジル、日本アエロジル(株)製)である。 〈実施例2〉実験番号1〜4の試験用溶解剤を図2の測
定法によりレオロ−ジ−的特性を測定した。幅15m
m、厚み10mm、高さ300mmの溶解剤20は、2
4時間、48時間及び72時間経過後においても同じで
あった。 〈実施例3〉商業用ビルの目地に5年前に充填された建
築用シリコ−ン系シ−リング材の架橋硬化物をナイフに
より切除して、架橋硬化物の残留物が強固に付着してい
る目地に実験番号1〜4の試験用溶解剤を充填して、1
2時間、24時間及び72時間にわたって放置して、残
留物の分解溶解状況を観察した。
【0060】12時間経過すると溶解除去されていた残
留物もあった。24時間経過すると溶解除去されていた
残留物が多かった。72時間に近い経過が必要である残
留物もあった。
【0061】ただし、両面ワイヤ−ブラシでにより目地
をこすると、打ち替え可能な状態になった。 〈実施例4〉実験番号1〜4の試験用溶解剤を目地に充
填して12時間、24時間及び72時間にわたって放置
して、その後で目地を水洗した。充填した試験用溶解剤
は、水洗により除去された。
【0062】
【発明の効果】第一の本発明による溶解剤によれば、下
記(i)〜(iii)に代表される種々の効果が得られ
る。 (i)建築の目地に強固に付着した建築用シリコ−ン系
シ−リング材の架橋硬化物の残留物を商業的にも除去す
ることが可能となる。 (ii)建築用シリコ−ン系シ−リング材を施した建築
の目地をして、新しいシ−リング材に打ち替え可能な状
態にすることが容易になる。 (iii)建築の目地における建築用シリコ−ン系シ−
リング材から別の建築用シ−リング材への打ち替えが商
業的にも可能になる。 (iv)溶解剤が、目地への充填が容易なレオロ−ジ−
的特性を有していて、しかも、水洗により目地からの除
去が可能であるので、大型及び高層のビルの目地の架橋
硬化物の残留物を除去することが商業的にも可能とな
る。
【0063】第二の本発明による除去法によれば、下記
(イ)〜(ハ)に代表される種々の効果が得られる。 (イ)建築用シリコ−ン系シ−リング材から新しい建築
用シ−リング材への打ち替えが商業的にも容易になる。 (ロ)シ−リング材の打ち替え工事をビルの周辺環境を
維持して行うことが可能になる。 (ハ)シ−リング材の打ち替え工事に際しての特別の器
具及び装置類が不要であるって、打ち替え工事が容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶解剤を垂直建築構成材に塗布した示す説明図
である。
【図2】溶解剤のレオロ−ジ−的特性の実験状況を示す
説明図である。
【図3】建築用シリコ−ン系シ−リング材の架橋硬化物
充填の目地の説明図である。
【図4】建築用シリコ−ン系シ−リング材の架橋硬化物
が切除された目地を示す説明図である。
【図5】本発明の溶解剤が目地空間に充填された状態を
示す説明図である。
【図6】図5のAA矢視方向断面図である。
【図7】新しいシ−リング材に打ち替え可能な状態の目
地の説明図である。
【図8】ガラス周りの目地の説明図である。
【図9】目地のT型交差部及び十字型交差部等の説明図
である。
【符号の説明】
1 溶解剤 2 建築構成材 20 溶解剤 21 建築構成材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月12日(1998.11.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】建築用シリコーン系シーリング材の流動性
組成物(出発物質)は、常温で硬化反応が進行する縮合
反応型のポリジオルガノシロキサンが主成分として配合
されて、縮合型1成分形(組成物を単一の容器に収納さ
れてそのまま取り出して縮合反応させる形式)、縮合型
2成分形若しくは縮合型多成分形の組成物にされている
(例えば、奈良利男等編:「シーリング防水施工法」、
日本シーリングエ事業団体連合会、平成元年参照)。建
築用シリコーン系シーリング材のポリジオルガノシロキ
サンとしては、代表的には、α、ω−ジヒドキロシボ
リジメチルポリシロキサンが使用されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】ただし、エチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル若しくは
トリエチレングリコールジメチルエーテル等のエチレン
系グリコールジエーテル類、炭素数〜4のアルキル基
エチレングリコールジアルキルエーテル及び炭素数
1〜4のアルキル基のプロピレングリコールジアルキ
ルエーテル等の使用により本発明による効果の享受が容
易になる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】有機溶剤は、石油ナフサ、ミネラルスピリ
ット、ケロシン、混合キシレン、オルソキシレン、高沸
点芳香族溶剤、沸点170〜260℃の範囲のイソパラ
フィン類、沸点190〜325℃の範囲のアルキルベン
ゼン、沸点160〜250℃の範囲のナフテン題等の具
体例を挙げることができる。有機溶剤は、一種若しくは
二種以上の使用が可能であって、グリコールジエーテル
類と組み合わせることによって、架橋硬化物の付着残留
物の溶解速度及び溶解量等の点で増大させることが可能
になる。 〈スルホン酸化合物〉スルホン酸化合物は、目地に付着
した架橋硬化物及び架橋硬化物の付着残留物を分解する
のに有効であって、かつ、水溶性有機溶剤に溶解可能な
ものが使用される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】モノスルホン酸としては、(1)アルキル
ベンゼンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸、
パラトルエンスルホン酸、ボリスチレンスルホン酸、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸
等の芳香族モノスルホン酸、(2)オクタンスルホン
酸、フルオロアルキルスルホン酸等の飽和脂肪族モノス
ルホン酸、(3)α−オレフィンスルホン酸等の不飽和
脂肪族モノスルホン酸、(4)高級アルコールエトキシ
スルホン酸等のエーテルスルホン酸、(5)N−アシル
メチルタウリン等の具体例が挙げられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】合成重合体としては、例えば、ポリブテ
ン、ポリイソブチレン、ポリィソプレン、ポリプロピレ
ンオリゴマー、エチレンプロピレン共重合体、ポリア
ルキルメタクリレート、ボリアルキルアクリレート、ポ
リビニルアセタール、ポリビニルブチラール等の具体例
が挙げられる。天然重合体としては、例えば、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースフタレート、セルロースアセテートフタレート、
セルロースアセテートブチレート等の具体例が挙げられ
る。重合体の添加によって建築構成材に対する溶解剤の
付着性を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 BB20Z CA50 DA33 DB12 DC02 EA02 EC07 EC30 EC54 4F301 AA05 AA21 AA30 BA21 BF02 BF27 CA09 CA12 4H017 AA04 AB15 AC14 AE03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築の目地に付着した建築用シリコ−ン系
    シ−リング材の架橋硬化物を分解溶解する溶解剤であっ
    て、 グリコ−ルジエ−テル類100重量部である場合にスル
    ホン酸化合物1〜200重量部になる比率でグリコ−ル
    ジエ−テル類及びスルホン酸化合物を含み、少なくとも
    重合体及び無機質微細粒子の配合によって、垂直面の建
    築構成材に対して厚みのある帯び状に塗布可能であっ
    て、垂直面の建築構成材への塗布時の形態が同一若しく
    は近似に少なくとも12時間維持される建築用シリコ−
    ン系シ−リング材の溶解剤。
  2. 【請求項2】建築の目地に充填した建築用シリコ−ン系
    シ−リング材の架橋硬化物を切除して、前記建築用シリ
    コ−ン系シ−リング材の架橋硬化物が付着残留した前記
    目地に下記の溶解剤を充填して12時間以上放置し、放
    置後に充填した溶解剤を水洗除去する建築用シリコ−ン
    系シ−リング材の除去法。溶解剤 溶解剤は、グリコ−ルジエ−テル類100重量部である
    場合にスルホン酸化合物1〜200重量部になる比率で
    グリコ−ルジエ−テル類及びスルホン酸化合物を含み、
    少なくとも重合体及び無機質微細粒子の配合によって、
    垂直面の建築構成材に対して厚みのある帯び状に塗布可
    能であって、垂直面の建築構成材への塗布時の形態が同
    一若しくは近似に少なくとも12時間維持されるもので
    ある。
  3. 【請求項3】重合体が0.3〜10重量%(溶解剤の全
    体重量基準)及び無機質微細粒子が1.0〜10重量%
    (溶解剤の全体重量基準)で配合されている請求項1に
    記載のシリコ−ン系シ−リング材の溶解剤若しくは請求
    項2に記載のシリコ−ン系シ−リング材の除去法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6544939B1 (en) 2000-11-13 2003-04-08 Permatex, Inc. Thickened silicone dissolving agent
JP2008231246A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Sunstar Engineering Inc 剥離剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6544939B1 (en) 2000-11-13 2003-04-08 Permatex, Inc. Thickened silicone dissolving agent
US6793741B2 (en) 2000-11-13 2004-09-21 Permatex, Inc. Thickened silicone dissolving agent
JP2008231246A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Sunstar Engineering Inc 剥離剤

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