JP2000059375A - セル転送装置 - Google Patents

セル転送装置

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JP2000059375A
JP2000059375A JP22317198A JP22317198A JP2000059375A JP 2000059375 A JP2000059375 A JP 2000059375A JP 22317198 A JP22317198 A JP 22317198A JP 22317198 A JP22317198 A JP 22317198A JP 2000059375 A JP2000059375 A JP 2000059375A
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cell
acr
circuit
rate
vci
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JP22317198A
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Hideo Tatsuno
秀雄 龍野
Yoshio Kajiyama
義夫 梶山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル送信端末と中継ノード(輻輳予測ノー
ド)あるいはセル受信端末との距離に係わる中継伝送路
の平均スループットの低下を回避する。 【解決手段】 中継ノードは、順方向伝送路内のコネク
ションについてACR値を調べ、順方向伝送路の輻輳を
予測した場合には、ACR値の大きい順にN本(Nは1
の場合も含む)のコネクションを除くコネクションにつ
いてそのセル送信端末に輻輳予測信号を伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode)に利用する。本発明は送受信端末間で
中継ノードを介してセルを双方向に転送するATM通信
網における中継ノードの輻輳回避技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセル転送装置を図6ないし図8を
参照して説明する。図6は第一の従来例のセル転送装置
の要部ブロック構成図である。図7はデータセルおよび
RM(Resource Management:リソース管理) セルの構成
図である。図8は第二の従来例のセル転送装置の要部ブ
ロック構成図である。
【0003】(第一の従来例)第一の従来例を図6ない
し図8を参照して説明する。図6において、符号1−
1、1−2はセル送信端末、符号2はセル発生回路、符
号3はバッファ、符号4はセル送出制御回路、符号5は
RMセル送出回路、符号6はRMセル受信回路、符号7
および8は中継ノード、符号9および12はバッファ、
符号10は輻輳予測回路、符号11は輻輳予測信号挿入
回路、符号13は経路選択回路、符号14−1および1
4−2はセル受信端末、符号15はバッファ、符号16
はセル受信回路、符号17はRMセルループバック回
路、符号18は伝送路、符号19は中継伝送路である。
セル送信端末1−1、1−2はそれぞれセル受信端末1
4−1、14−2に接続されている。図6はセル送信端
末1−1、1−2からセル受信端末14−1、14−2
にデータセルを送る順方向通信の場合を示しており、逆
方向通信は省略されている。ここで、順方向とは、セル
送信端末からセル受信端末に向かう方向であり、逆方向
とは、セル受信端末からセル送信端末に向かう方向であ
る。
【0004】セル発生回路2より送出されたデータセル
は一時的にバッファ3に蓄積された後に、セル送出制御
回路4の制御にしたがってバッファ3より読出される。
バッファ3の出力セル速度はそのセル間隔がL/ACR
(ACR:現在のセル速度、L:セル長(例えば424
bit))になるように制御される。セル送出制御回路
4はバッファ3よりNrm−1個(Nrm:RMセル間
に挟まれて送られるデータのセル数+1)のデータセル
を読み出す毎に制御信号をRMセル送出回路5に送り、
そのRMセル送出回路5より1個のRMセルを送出させ
る。
【0005】データセルおよびRMセルの構成を図7に
示す。ヘッダのPTフィールドが000、001である
ときは、当該セルがユーザ情報セル(データセル)であ
り、輻輳が無いことを示し、PTフィールドが010、
011であるときは、当該セルがユーザ情報セル(デー
タセル)であり輻輳中であることを示す。また、PTフ
ィールドが110であるときは、当該セルがRMセルで
あることを示す。
【0006】RMセルのペイロードには輻輳の有無を示
すCIbitがある。セル送信端末1−1、1−2より
送出されるデータセル、RMセルは輻輳無しに設定され
る。また、RMセルのペイロードには現在のセル速度で
あるACR値が挿入される。セル送出制御回路4の制御
にしたがって、バッファ3およびRMセル送出回路5か
ら送出されるデータセルおよびRMセルのセル速度Y
は、 Y=ICR×exp(β×T) …(1) β=PCR×RIF/(Nrm×L) …(2) ただし、Y:送出セル速度(bit/sec) RIF:速度増加係数 Nrm:RMセルに挟まれて送られるデータセルの数+
1 PCR:最大セル速度(bit/sec) ICR:初速度(bit/sec)(=最小セル速度
(MCR)) β:加速比係数(1/sec) L:セル長(424bit) T:入力を経過時間とし、出力をセル速度とする仮想ル
ックアップテーブル上の経過時間(sec) と表される。セル速度増加中のセル速度を式(1)、式
(2)のように表すことができるので、セル送信端末1
−1、1−2からの送出セルはセル加速比(単位時間当
たりのセル速度増加比率)制限にしたがっており、この
ため中継ノード7は輻輳予測が可能となる。現在のセル
速度ACR(bit/sec)は、RMセル受信回路6
が輻輳予測信号を含まないRMセルを受信した場合は、 ACR=ACR+RIF×PCR ACR=Min(ACR,PCR) …(3) ただし、ACR:現在のセル速度(bit/sec) RIF:速度増加係数 PCR:最大セル速度(bit/sec) Min(A,B):AとBのうち小さい方をとる。 と示されるようにセル速度を増加させる。また、現在の
セル速度ACRは、RMセル受信回路6が輻輳信号を含
むRMセルを受信した場合は、 ACR=ACR−RDF×ACR ACR=Max(ACR,MCR) …(4) ただし、RDF:速度減少係数 MCR:最小セル速度(bit/sec) Max(A,B):AとBのうち大きい方をとる。 と示されるようにセル速度を減少させる。式(3)、式
(4)により現在のセル速度ACRの増加または減速を
行うとき、式(1)の仮想ルックアップテーブル上の経
過時間Tが増加または減少する。
【0007】セル送出制御回路4はセル送信端末1−1
および1−2からのデータセル送出開始時には、現在の
セル速度ACRをICR(初速度)に設定する。またI
CRはMCR(最小セル速度)にする。
【0008】バッファ3より読み出されたデータセルと
RMセル送出回路5より送出されたRMセルは伝送路1
8により中継ノード7のバッファ9に送られる。バッフ
ァ9に一時蓄積されたデータセルとRMセルは伝送路速
度で読み出される。
【0009】中継ノード7では、バッファ9から読み出
されたセル速度より、輻輳予測回路10により伝送路の
輻輳予測を V=Vc×exp(PCR×RIF×D1/(Nrm×L)) …(5) ただし、V:輻輳予測速度(bit/sec) Vc:現在の伝送路のセル速度(bit/sec) L:セル長(424bit) PCR:最大セル速度 RIF:速度増加係数 Nrm:RMセルに挟まれて送られるデータセルの数+
1 D1:セル送信端末1−1、1−2と中継ノード7との
間のセルの往復伝播遅延時間(sec) により行う。式(5)において輻輳予測速度Vが伝送路
の許容セル速度(Vmax)を超すとき、すなわち、 Vc>Vmax×exp(−PCR×RIF×D1/
(Nrm×L)) のときには、輻輳予測回路10は輻輳予測有りと判断す
る。輻輳予測回路10は輻輳予測有りと判断した場合に
は、輻輳予測信号挿入回路11において逆方向に流れる
RMセルのペイロードに輻輳予測信号を挿入する。輻輳
予測信号が挿入されたRMセルは経路選択回路13によ
り対地別に振り分けられて、セル送信端末1−1、1−
2のRMセル受信回路6に送られる。
【0010】中継ノード7のバッファ9より読み出され
たデータセルおよびRMセルは中継ノード8のバッファ
9、経路選択回路13を介して、セル受信端末14に送
られる。セル受信端末14では、RMセルのみをRMセ
ルループバック回路17によりループバックする。ルー
プバックされたRMセルは中継ノード8を介して、中継
ノード7に送られる。一方、セル受信端末14−1、1
4−2に到着したデータセルはバッファ15を介してセ
ル受信回路16に送られる。
【0011】この第一の従来例では、セル送信端末1−
1、1−2がセル加速比制限にしたがってセルを送出
し、中継ノード7が輻輳予測を行うため、中継ノード7
でのセル廃棄が無く、中継ノード7のバッファ9は少な
いメモリ量でよいという利点がある。
【0012】(第二の従来例)第二の従来例を図8を参
照して説明する。図8において、符号20は輻輳予測信
号挿入回路、符号24は輻輳予測回路、符号21は中継
ノード、符号22−1、22−2はセル受信端末、符号
23は輻輳予測信号付け替えおよびRMセルループバッ
ク回路である。セル送信端末1−1、1−2はそれぞれ
セル受信端末22−1、22−2に接続されている。
【0013】セル送信端末1−1、1−2、中継ノード
8は図6に示した第一の従来例と同じである。また、中
継ノード21は輻輳予測信号挿入回路20、輻輳予測回
路24を除いて図6に示した第一の従来例と同じであ
る。
【0014】輻輳予測回路24は、式(5)においてD
1をD2(セル送信端末1−1、1−2とセル受信端末
22−1、22−2との間のセルの往復伝播遅延時間)
に変更した式によりバッファ9の出力が輻輳予測有りと
判断するとその旨を輻輳予測信号挿入回路20に通知す
る。輻輳予測信号挿入回路20はその旨を受信すると順
方向に流れるデータセルのヘッダに輻輳予測信号を挿入
する。セル受信端末22の輻輳予測信号付け替えおよび
RMセルループバック回路23は受信したRMセルをル
ープバックするとともに、ループバックしたRMセルに
受信した最後のデータセルのヘッダ内の輻輳予測信号を
付け替える。
【0015】この第二の従来例も、第一の従来例と同様
に、セル送信端末1−1、1−2がセル加速比制限にし
たがってセルを送出し、中継ノード21が輻輳予測を行
うため、中継ノード21でのセル廃棄が無く、中継ノー
ド21のバッファ9は少ないメモリ量でよいという利点
がある。
【0016】図9は図6に示した第一の従来例におい
て、セル送信端末1−1、1−2が中継伝送路19を共
用した場合の中継伝送路19のスループットのシミュレ
ーション結果を示したものである。横軸に送信端末と輻
輳予測ノード間距離をとり、縦軸に伝送路の平均スルー
プットをとる。シミュレーション条件は以下のとおりで
ある。また、セル送信端末1−1、1−2は常に送るべ
きセルがあるものとしている。ここでは、輻輳予測ノー
ドは中継ノード7である。
【0017】(シミュレーション条件) 伝送路18、中継伝送路19の許容セル速度Vmax:
150Mbit/sec×0.95 セル送信端末1−1、1−2の初速度ICR:300k
bit/sec 加速比係数β:5.4,10.8,21.59 速度増加係数RIF:1/512,1/1024,1/
2048 速度減少係数RDF:1/256 Nrm:32 セル送信端末1−1、1−2と中継ノード7(輻輳予測
ノード)との距離:2km,300km,1000k
m,2000km PCR:150Mbit/sec これら第一および第二の従来例は、網を複数の端末が公
平使用するためのセル転送装置であり、特願平10−2
12956(本願出願時に未公開)により提案された技
術である。当該技術によれば、中継ノードでのセル廃棄
をなくすることができる。したがって、セルの網内遅延
を小さくできるとともに、伝送路の公平使用に至る過渡
時間を短くすることができる。また、網内にコネクショ
ンが多数存在する場合に生じるきわめて低いセル送出速
度における輻輳回避制御についても減速係数γを用いな
いので減速係数γの値に制約されることなくセル送出速
度の下限をなくすることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、中
継伝送路19のスループットが輻輳予測の有無に応じて
振動するため、第一の従来例では、図9に示すように、
セル送信端末1−1、1−2と中継ノード7との距離が
大きくなると中継伝送路19の平均スループットが低下
する欠点がある。すなわち、セル送信端末1−1、1−
2と中継ノード7との距離が大きくなると、RMセルの
伝播遅延時間が大きくなるため、敏速な輻輳回避動作を
行うことが困難になり、中継伝送路19のスループット
の振動の振幅が大きくなって平均スループットが低下す
る。
【0019】また、第二の従来例では、セル送信端末1
−1、1−2とセル受信端末22−1、22−2との距
離が大きくなると中継伝送路19の平均スループットが
低下する欠点がある。すなわち、セル送信端末1−1、
1−2とセル受信端末22−1、22−2との距離が大
きくなると、RMセルの伝播遅延時間が大きくなるた
め、敏速な輻輳回避動作を行うことが困難になり、中継
伝送路19のスループットの振動の振幅が大きくなって
平均スループットが低下する。
【0020】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、セル送信端末と中継ノード(輻輳予測ノー
ド)あるいはセル受信端末との距離に関連する中継伝送
路の平均スループットの低下を回避することができるセ
ル転送装置を提供することを目的とする。本発明は、中
継ノードでのセル廃棄をなくすることができるセル転送
装置を提供することを目的とする。本発明は、速度減速
の下限のないセル転送装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明はセル転送装置で
あって、セルを送信するセル送信端末と、セルを受信す
るセル受信端末と、このセル受信端末と前記セル送信端
末との間に介挿された中継ノードとを備え、前記中継ノ
ードには、輻輳予測手段を備え、この輻輳予測手段の輻
輳予測結果にしたがって前記セル送信端末のセル転送速
度を制御する手段を備えたセル転送装置である。
【0022】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記中継ノードを経由するコネクションについてそのセル
転送速度を検出する手段と、この検出する手段の検出結
果にしたがってセル転送速度の大きいコネクションから
順にN個のコネクションのVCIを保持する手段とを備
え、前記セル転送速度を制御する手段は、前記保持する
手段に保持されたVCIに対応する前記N個のコネクシ
ョン以外のコネクションに係る前記セル送信端末のセル
転送速度を低減させる手段を含むところにある。
【0023】このように、本発明は、中継ノードが順方
向伝送路内のコネクションについてACR値を調べ、順
方向伝送路の輻輳を予測した場合には、ACR値の大き
い順にN本(Nは1の場合も含む)のコネクションを除
くコネクションについてそのセル送信端末に輻輳予測信
号を伝え、そのセル送信端末はセル送出速度を下げるの
で、輻輳予測信号が伝えられないACR値の大きいN本
のコネクションのセル送信端末は送出セルがなくなるま
で、例えばPCRによりセルを送出することができる。
このため、中継伝送路のスループットは、セル送信端末
と中継ノード(輻輳予測ノード)あるいはセル受信端末
との距離が大きい場合にも振動することがなく、高いレ
ベルを保つことができる。
【0024】すなわち、本発明は、既に大きいセル転送
速度でセルを送出しているN本のコネクションに係るセ
ル送信端末に対してはそのままセルの送出を続行させ、
その代わりに、このN本のコネクションに係るセル送信
端末以外のセル送信端末に対してセル送出速度を下げさ
せる。これにより、中継伝送路のスループットを振動さ
せる主な原因となる大きいセル転送速度でセルを送出し
ているセル送信端末に対する輻輳回避制御を行わないの
で、平均スループットの低下を回避することができる。
【0025】なお、上記Nの値は、網の諸条件を考慮し
適当に定めることがよい。例えば、常に多数のコネクシ
ョンが設定される網と、常に少数のコネクションしか設
定されない網とでは、前者の網の方がNの値は大きい値
とすることができる。あるいは、セル転送速度が大きい
コネクション数と小さいコネクション数との割合が常に
一定している網では、セル転送速度が大きいコネクショ
ン数をNの値とすればよい。
【0026】また、前記セル転送速度を低減させる手段
は、 ACR−RDF×ACR ただし、ACR:現在のセル速度 RDF:速度減少係数 を新たなACRとする手段を含む構成としたり、あるい
は、前記セル転送速度を低減させる手段は、ACRを最
低速度MCRまで低減させる手段を含む構成とすること
ができる。
【0027】さらに、前記セル転送速度を低減させる手
段による速度制限が解除されたとき、前記セル送信端末
は、ランダムな時間経過後にACRの増加を開始する手
段を含む構成とすることが望ましい。
【0028】すなわち、速度制限が解除されたときに、
それまで速度制限を受けていた複数のセル送信端末が一
斉に同一タイミングでACRを増加させるとしたら、複
数のコネクションのセル転送速度が同一タイミングで増
加し、各コネクションのセル転送速度の比較が一時的に
困難な状態に陥るので、各セル送信端末は、速度制限解
除後のランダムな時間経過後にACRの増加を開始する
ことがよい。このとき、ACRの増加を開始する一定期
間を設けてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1を参照し
て説明する。図1は本発明第一実施例のセル転送装置の
要部ブロック構成図である。
【0030】本発明はセル転送装置であって、図1に示
すように、セルを送信するセル送信端末25−1、25
−2と、セルを受信するセル受信端末14−1、14−
2と、このセル受信端末14−1、14−2とセル送信
端末25−1、25−2との間に介挿された中継ノード
31、8とを備え、中継ノード31には、輻輳予測手段
である輻輳予測回路27を備え、この輻輳予測回路27
の輻輳予測結果にしたがってセル送信端末25−1、2
5−2のセル転送速度を制御する手段である輻輳予測信
号挿入回路28を備えたセル転送装置である。
【0031】ここで、本発明の特徴とするところは、中
継ノード31を経由するコネクションについてそのセル
転送速度を検出する手段であるVCI,ACR読取回路
29と、このVCI,ACR読取回路29の検出結果に
したがってセル転送速度の大きいコネクションから順に
N個のコネクションのVCIを保持する手段であるVC
I保持回路30とを備え、輻輳予測信号挿入回路28
は、VCI保持回路30に保持されたVCIに対応する
前記N個のコネクション以外のコネクションに係るセル
送信端末のセル転送速度を低減させるところにある。
【0032】セル送信端末25−1、25−2のRMセ
ル受信回路6は、中継ノード31の輻輳予測信号挿入回
路28により輻輳予測信号が挿入されたRMセルを受信
し、セル送出制御回路26は、この輻輳予測信号を受け
てセル転送速度を低減させるが、このとき、 ACR−RDF×ACR ただし、ACR:現在のセル速度 RDF:速度減少係数 を新たなACRとすることによりセル転送速度を低減さ
せたり、あるいは、ACRを最低速度MCRまで低減さ
せることによりセル転送速度を低減させる。
【0033】また、セル送信端末25−1、25−2
は、RMセル受信回路6が輻輳予測信号が挿入されてい
ないRMセルを受信することにより、速度制限が解除さ
れたことを認識するが、このとき、セル送出制御回路2
6は、ランダムな時間経過後にACRの増加を開始す
る。
【0034】
【実施例】(第一実施例)本発明第一実施例を図1を参
照して説明する。図1において、符号25−1、25−
2はセル送信端末、符号26はセル送出制御回路、符号
27は輻輳予測回路、符号28は輻輳予測信号挿入回
路、符号29はRMセルのVCI,ACR読取回路、符
号30はVCI保持回路、符号31は中継ノードであ
る。従来例と同一符号は同一構成である。
【0035】本発明第一実施例のセル送出制御回路26
は、以下の点を除いて第一の従来例の図6のセル送出制
御回路4と同一の動作をする。セル送出制御回路26
は、RMセル受信回路6が輻輳予測信号を含むRMセル
を受信した場合には、バッファ3からのセル送出速度を
式(4)によって低減するかまたは最低速度に低減す
る。セル送出制御回路26は、RMセル受信回路6が一
度、輻輳予測信号を含むRMセルを受信した後に輻輳予
測信号を含まないRMセルを受信した場合には、その最
初の輻輳予測信号を含まないRMセルを受信した時点か
ら一定時間内のランダム時間経過後に、輻輳予測信号を
含まないRMセルを受信する毎に式(3)にしたがっ
て、バッファ3からのセル送出速度を増加させる。これ
は中継ノードでの輻輳予測状態が回避された後に、各セ
ル送信端末からのセル速度増加開始点をランダム化し、
後述するように中継ノード31での中継伝送路19への
PCRコネクションの収容を容易にするためである。
【0036】輻輳予測回路27は、式(5)において輻
輳予測速度Vが伝送路の許容セル速度(Vmax)を超
すとき、すなわち、中継伝送路の現在のセル速度Vcが Vc>Vmax×exp(−PCR×RIF×D1/
(Nrm×L)) のとき、または、 Vc>N×PCR のとき、または、 Vc>Min {Vmax×exp(−PCR×RIF×D1/(Nr
m×L)),N×PCR} のときには、輻輳予測有りと判断する。ここでPCRは PCR=(Vmax−Ma)/N …(6) ただし、PCR:セル送信端末の最大セル速度 Vmax:伝送路の許容セル速度(bit/sec) Ma:マージン N:中継伝送路への収容可能PCRコネクション数(N
=1の場合も含む) として設定される。VCI,ACR読取回路29はバッ
ファ9の出力のRMセルからコネクション識別子である
VCIとそのコネクションの現在のセル速度を示すAC
Rを読取り、VCI保持回路30に送る。
【0037】VCI保持回路30の動作を図2を参照し
て説明する。図2はVCI保持回路30の要部ブロック
構成図である。図2において、符号32は到着したRM
セルのVCIおよびACR、符号33はACR値比較回
路、符号34はACR値更新回路、符号35は中継伝送
路19に収容可能なN個のPCRコネクションの識別子
であるVCIとそのACRを保持するテーブル、符号3
6はテーブル35に収容されているVCI、符号37は
ACRの更新値、符号38はテーブル35に収容された
VCIおよびその数とテーブル35に収容されたACR
のうち最小のACR、符号40はテーブル35に収容さ
れているVCIである。
【0038】ACR値更新回路34は、到着したRMセ
ルのVCIがテーブル35に収容されているVCIに等
しい場合には、テーブル35のそのVCIのACR値を
更新する。ACR値比較回路33は、到着したRMセル
のVCIがテーブル35に収容されたVCIでなく、テ
ーブル35に収容されたVCIの数がN未満である場合
には、到着したRMセルのVCIとACRをテーブル3
5に収容する。また、ACR値比較回路33は、到着し
たRMセルのVCIがテーブル35に収容されたVCI
でなく、テーブル35に収容されたVCIの数がNであ
る場合には、テーブル35に収容された最小のACRと
到着したRMセルのACRとを比較し、到着したRMセ
ルのACRの方が大きい場合には、テーブル35に収容
されている最小のACRとそのVCIを到着したRMセ
ルのVCIとACRに変更する。
【0039】VCI,ACR読取回路29とVCI保持
回路30の動作を図3および図4を参照して説明する。
図3はVCI,ACR読取回路およびVCI保持回路の
動作を示すフローチャートである。図4はVCI保持回
路の動作を示すフローチャートである。図3に示すよう
に、VCI,ACR読取回路29は、到着したRMセル
よりVCI,ACRを読取り(41、42)、VCI保
持回路30のACR値更新回路34は、そのVCIがテ
ーブル35に収容されているものか否か判断し(4
3)、収容されている場合にはテーブル35のそのVC
IのACR値を更新し(44)、収容されていない場合
には、テーブル35にN個のVCIが収容されているか
否か判断し(45)、N個のVCIが収容されている場
合には、ACR値比較回路33は、到着したRMセルの
ACRとテーブルに収容されているVCIの最小ACR
とを比較し(46)、到着したRMセルのACRの方が
大きい場合にはテーブル35に収容されている最小AC
RとそのVCIを消去して到着したRMセルのVCIと
そのACRをテーブル35に収容する(47)。もし、
テーブル35にN個のVCIが収容されていない場合に
は、ACR値更新回路34は、到着したRMセルのVC
IとそのACRをテーブル35に収容する(48)。
【0040】さらに、図4に示すように、ACR値更新
回路34は、タイマTIMを用い、タイマTIMがスタ
ートし(49)、タイマ値が一定時間Tを超えたときに
は(50)、テーブル35に収容されているVCIをそ
のACR値の大きい順に並べ換え(51)、収容されて
いるVCIのうちACR値の更新されていないものがあ
るときには(52)、そのVCIに対応するコネクショ
ンにセルが一定時間T以上転送されていないことを示す
ので、そのVCIとACRをテーブル35から消去する
(53)。N=1の場合にはVCIの並べ換え(51)
は必要ない。タイマTIMはリセットされ(54)、再
びスタートする(49)。
【0041】テーブル35にはPCRに到達していない
セル速度増加中のコネクションも収容できるため、セル
速度増加中のセル速度が同一でない限り、テーブル35
に収容すべきコネクションを選択できる。これはコネク
ションが通過している全ての中継ノードで同一のコネク
ションを選択できることを意味する。
【0042】なお、セル速度増加中のセル速度が同一で
ある二つのコネクションがある場合にはいずれか一方を
選択する。このとき、そのコネクションが通過している
中継ノードによって選択されるコネクションが異なるこ
とになり、それらの中継ノードが輻輳予測した場合に
は、両方のコネクションのセル送信端末が送信速度を下
げる。これは伝送路へのPCR端末の収容からみると安
全側の動作である。
【0043】輻輳予測信号挿入回路28は、輻輳予測回
路27が輻輳を予測した場合には、通過するRMセルの
内そのVCIがテーブル35に収容されていないVCI
であるとき、そのRMセルのペイロードに輻輳予測信号
を挿入する。
【0044】テーブル35に収容されたコネクションに
対応するセル送信端末25−1、25−2がデータセル
の送出を終了した場合には、そのコネクションのACR
値が下がるかRMセルが送られなくなるため、テーブル
35からそのコネクションのVCIとそのACRが消え
るとともに、中継ノード31での輻輳予測状態が回避さ
れる。輻輳予測状態でなくなると、それまでMCR状態
でセル速度増加待ちであったセル送信端末がセル速度を
増加する。このとき、複数のセル送信端末が同時にセル
速度を増加した場合には、中継ノード31でのACR値
の比較が難しくなるため、セル送信端末25−1、25
−2は輻輳予測状態が回避された後に、一定時間内のラ
ンダム時間経過後にセル速度を増加させる必要がある。
この一定時間としては100msecから250mse
c程度の値が考えられる。
【0045】本発明第一実施例では、中継ノード31が
輻輳予測したとき、ACRの大きなN個のコネクション
以外のコネクションのセル送信端末のみに輻輳予測信号
を送り、そのセル送信端末が送信速度を下げるので、先
に送信速度を増加したACRの大きなN個のコネクショ
ンのセル送信端末は送るべきデータセルがなくなるまで
PCRでセルを送出することができる。したがって、セ
ル送信端末と中継ノード(輻輳予測ノード)間の距離が
大きい場合にも中継伝送路19のスループットは振動す
ることがなく、高く保つことができる。
【0046】(第二実施例)本発明第二実施例を図5を
参照して説明する。図5は本発明第二実施例のセル転送
装置の要部ブロック構成図である。図5において、符号
55は輻輳予測回路、符号56は輻輳予測信号挿入回
路、符号57は中継ノードである。図5において、図8
または図1と同一符号のものは、図8または図1におい
て説明したものと同一であるので説明を省略する。
【0047】輻輳予測回路55は、中継伝送路の現在の
セル速度Vcが Vc>Vmax×exp(−PCR×RIF×D2/
(Nrm×L)) のとき、または、 Vc>N×PCRのとき、または、 Vc> Min{Vmax×exp(−PCR×RIF×D2/
(Nrm×L)),N×PCR} の場合には、輻輳予測有りと判断する(D2はセル送信
端末とセル受信端末間の往復伝播遅延時間)。ここでP
CRは式(6)のように設定される。輻輳予測信号挿入
回路56は、輻輳予測回路55が輻輳を予測した場合に
は、通過するデータセルの内そのVCIがテーブル35
に収容されていないVCIであるとき、そのデータセル
のヘッダに輻輳予測信号を挿入する。
【0048】本発明第二実施例でも、中継ノード57が
輻輳予測したとき、ACRの大きなN個のコネクション
以外のコネクションのセル送信端末のみに輻輳予測信号
を送り、そのセル送信端末が送信速度を下げるので、先
に送信速度を増加したACRの大きなN個のコネクショ
ンのセル送信端末は送るべきデータセルがなくなるまで
PCRでセルを送出することができる。したがって、セ
ル送信端末とセル受信端末との間の距離が大きい場合に
も中継伝送路19のスループットは振動することがな
く、高く保つことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セル送信端末と中継ノード(輻輳予測ノード)あるいは
セル受信端末との距離に関連する中継伝送路の平均スル
ープットの低下を回避することができる。これにより、
中継ノードでのセル廃棄をなくし、速度減速の下限のな
いセル転送装置をさらに効率良く運用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のセル転送装置の要部ブロッ
ク構成図。
【図2】VCI保持回路の要部ブロック構成図。
【図3】VCI,ACR読取回路およびVCI保持回路
の動作を示すフローチャート。
【図4】VCI保持回路の動作を示すフローチャート。
【図5】本発明第二実施例のセル転送装置の要部ブロッ
ク構成図。
【図6】第一の従来例のセル転送装置の要部ブロック構
成図。
【図7】データセルおよびRMセルの構成図。
【図8】第二の従来例のセル転送装置の要部ブロック構
成図。
【図9】第一の従来例の中継伝送路のスループットのシ
ミュレーション結果を示す図。
【符号の説明】 1−1、1−2、25−1、25−2 セル送信端末 2 セル発生回路 3、9、12、15 バッファ 4、26 セル送出制御回路 5 RMセル送出回路 6 RMセル受信回路 7、8、21、31、57 中継ノード 10、27、24、55 輻輳予測回路 11、28、20、56 輻輳予測信号挿入回路 13 経路選択回路 14−1、14−2、22−1、22−2 セル受信端
末 16 セル受信回路 17 RMセルループバック回路 18 伝送路 19 中継伝送路 23 輻輳予測信号付け替えおよびRMセルループバッ
ク回路 29 VCI,ACR読取回路 30 VCI保持回路 32、39 到着したRMセルのVCIおよびACR 33 ACR値比較回路 34 ACR値更新回路 35 テーブル 36 テーブルに収容されているVCI 37 ACRの更新値 38 テーブルに収容されたVCIおよびその数とテー
ブルに収容されたACRのうち最小のACR 40 テーブルに収容されているVCI TIM タイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルを送信するセル送信端末と、セルを
    受信するセル受信端末と、このセル受信端末と前記セル
    送信端末との間に介挿された中継ノードとを備え、 前記中継ノードには、輻輳予測手段を備え、 この輻輳予測手段の輻輳予測結果にしたがって前記セル
    送信端末のセル転送速度を制御する手段を備えたセル転
    送装置において、 前記中継ノードを経由するコネクションについてそのセ
    ル転送速度を検出する手段と、この検出する手段の検出
    結果にしたがってセル転送速度の大きいコネクションか
    ら順にN個のコネクションのVCIを保持する手段とを
    備え、 前記セル転送速度を制御する手段は、前記保持する手段
    に保持されたVCIに対応する前記N個のコネクション
    以外のコネクションに係る前記セル送信端末のセル転送
    速度を低減させる手段を含むことを特徴とするセル転送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記セル転送速度を低減させる手段は、 ACR−RDF×ACR ただし、ACR:現在のセル速度 RDF:速度減少係数 を新たなACRとする手段を含む請求項1記載のセル転
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記セル転送速度を低減させる手段は、
    ACRを最低速度MCRまで低減させる手段を含む請求
    項1記載のセル転送装置。
  4. 【請求項4】 前記セル転送速度を低減させる手段によ
    る速度制限が解除されたとき、前記セル送信端末は、ラ
    ンダムな時間経過後にACRの増加を開始する手段を含
    む請求項1記載のセル転送装置。
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