JP2000058626A - ウエハの処理方法 - Google Patents

ウエハの処理方法

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JP2000058626A
JP2000058626A JP22252098A JP22252098A JP2000058626A JP 2000058626 A JP2000058626 A JP 2000058626A JP 22252098 A JP22252098 A JP 22252098A JP 22252098 A JP22252098 A JP 22252098A JP 2000058626 A JP2000058626 A JP 2000058626A
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carrier
handling arm
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processing method
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JP22252098A
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Masataka Ota
正孝 大田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造技術などに使用されている
ウエハ処理装置におけるウエハの処理方法において、ウ
エハをウエハハンドリングアームによって取り扱う際
に、ウエハの表面に堆積する異物を防止できるウエハの
処理方法を提供する。 【解決手段】 ウエハ処理装置を使用したウエハの処理
方法であって、ウエハ1の表面が鉛直下向きになるよう
にウエハキャリア2にウエハ1をセットし、ウエハキャ
リア2からウエハ1をウエハハンドリングアーム3によ
り取り除いたり、ウエハキャリア2にウエハ1をウエハ
ハンドリングアーム3によりセットする場合、ウエハ1
の裏面をウエハハンドリングアーム3に吸着してウエハ
1をウエハハンドリングアーム3によって移動させるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハの処理方法
に関し、特に、半導体装置の製造技術に使用されている
ウエハ処理装置におけるウエハの処理方法であって、ウ
エハをウエハハンドリングアームによって取り扱う際
に、ウエハの表面に堆積する異物を防止できるウエハの
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、半導体装置の製造技術に使
用されているウエハ処理装置におけるウエハの処理方法
について検討した。以下は、本発明者によって検討され
た技術であり、その概要は次のとおりである。
【0003】すなわち、半導体装置の製造技術に使用さ
れている例えばウエハの検査装置は、ウエハの表面が鉛
直(垂直)上向きになるようにセットしたウエハキャリ
アをロードアンロード部分にセットし、ウエハハンドリ
ングアームによりウエハの裏面を吸着してウエハをウエ
ハキャリアから抜き出し、ウエハを試料台にセットして
いる。
【0004】その後、試料台にセットされているウエハ
の検査を行った後、ウエハハンドリングアームによりウ
エハの裏面を吸着してウエハを試料台から取り除いて、
ウエハキャリアにウエハをセットしている。
【0005】また、前述したウエハの検査装置のウエハ
の処理の他の態様として、ウエハの表面が鉛直上向きに
なるようにセットしたウエハキャリアをロード側とアン
ロード側の2つのウエハキャリアがセットされているも
のがある。
【0006】この場合、ロード側のウエハキャリアから
ウエハをウエハハンドリングアームにより取り出す際
は、最下段のスロット(細長いみぞ)から順次上に進
め、アンロード側のウエハキャリアにウエハをウエハハ
ンドリングアームによりセットする際は、最上段のスロ
ットから順次下に進める方法が採用されている。
【0007】なお、ウエハの検査装置について記載され
ている文献としては、例えば1991年9月28日、日
刊工業新聞社発行の「半導体製造装置用語辞典」p43
に記載されているものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したウ
エハの検査装置について、以下に記載するような種々の
問題点があることを本発明者が見い出した。
【0009】すなわち、前述したウエハの検査装置にお
いては、ウエハをウエハキャリアからウエハハンドリン
グアームを用いて試料台にセットしたり、ウエハを試料
台からウエハハンドリングアームを用いてウエハキャリ
アにセットしている際に、ウエハの表面が鉛直上向きに
なるようにセットしたウエハキャリアがロードアンロー
ド部分にセットされていることにより、ウエハハンドリ
ングアームのウエハ裏面着脱時に発生する塵埃が下のウ
エハに落下するので、ウエハの表面に堆積する異物が多
く出現するという問題点が発生している。
【0010】また、前述したウエハの検査装置のウエハ
の処理の他の態様として、ウエハの表面が鉛直上向きに
なるようにセットしたウエハキャリアをロード側とアン
ロード側の2つのウエハキャリアがセットされている場
合、ウエハキャリアにあるウエハをウエハハンドリング
アームを用いて抜き取る際に、落下異物によって生じる
下のウエハの不良を防ぐことを完全に実施しょうとする
と、ハンドリングの必要のないウエハまで動かすことが
必要となることにより、ウエハの不良のポテンシャルが
高くなり、しかも無駄な処理時間が多くなることにより
処理時間も多くなるという問題点が発生している。
【0011】本発明の目的は、半導体装置の製造技術な
どに使用されているウエハ処理装置におけるウエハの処
理方法において、ウエハをウエハハンドリングアームに
よって取り扱う際に、ウエハの表面に堆積する異物を防
止できるウエハの処理方法を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0014】すなわち、本発明のウエハの処理方法は、
ウエハ処理装置を使用したウエハの処理方法であって、
ウエハの表面が鉛直下向きになるようにウエハキャリア
にウエハをセットし、ウエハキャリアからウエハをウエ
ハハンドリングアームにより取り除いたり、ウエハキャ
リアにウエハをウエハハンドリングアームによりセット
する場合、ウエハの裏面をウエハハンドリングアームに
吸着してウエハをウエハハンドリングアームによって移
動させるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1であるウエハの処理方法に使用されているウエハ
の検査装置を一部断面化して示す概略側面図である。図
2は、図1におけるウエハキャリアを拡大して示す概略
斜視図である。図3は、図2におけるA−A矢視断面を
示す模式的断面図である。
【0017】図1に示すように、本実施の形態のウエハ
の検査装置(ウエハ処理装置)は、例えばLSI(Larg
e Scale Integrated Circuit)などの半導体装置の製造
技術に使用されているウエハ処理装置であり、ウエハ1
がセットされるウエハキャリア2がロードアンロード部
に設置されている。また、ウエハキャリア2の近傍にウ
エハハンドリングアーム3が配置されている。
【0018】ウエハキャリア2には、ウエハ1を搭載す
る機能を有するスロット(細長いみぞ)2aが複数個形
成されている。
【0019】ウエハハンドリングアーム3は、ウエハ1
を搬送するための機能を有するものであり、ウエハハン
ドリングアーム3を左右および上下に移動したり、回転
を行うことができる機能を有する搬送アーム駆動体4に
設置されている。
【0020】本実施の形態のウエハの検査装置は、ウエ
ハキャリア2およびウエハハンドリングアーム3が設置
されていることが特徴であり、それ以外の構成要素は従
来のウエハの検査装置の構成要素と同様なものであり、
種々の形態の構成要素を有するウエハの検査装置を適用
することができる。
【0021】図1において、5はウエハの検査装置の内
壁であり、6はゲートバルブである。また、7は、試料
台(ステージ)であり、その上に、ウエハ1がセットさ
れるものである。
【0022】また、試料台7の上方には、電子ビーム8
を放出する電子線源(電子銃)9が設置されている。電
子線源9と試料台7との間には、対物レンズや偏向器な
どが含まれている電子光学部10が設けられている。こ
の場合、電子線源9から放射された電子ビーム8は、電
子光学部10によりウエハ1の表面に焦点合わせが行わ
れる。
【0023】また、試料台7にセットされているウエハ
1の近傍に配置されているマーク位置検出器11が制御
機能を有するコンピュータ12に電気的に接続されてい
る。
【0024】なお、本実施の形態のウエハの検査装置
は、前述したウエハの検査装置の構造以外の種々の構造
を有するウエハの検査装置を適用することができる。
【0025】次に、本実施の形態のウエハの処理方法に
ついて説明する。
【0026】まず、図4に示すように、ウエハキャリア
2を、スロット2aが水平方向に向くように設置する。
その後、ウエハキャリア2にウエハ1の表面が鉛直下向
きになるようにセットする。この場合、ウエハキャリア
2にウエハ1の表面が鉛直下向きになるようにセットさ
れているウエハキャリア2を、スロット2aが水平方向
に向くように設置する態様を適用することができる。な
お、図4において、13は、鉛直上方を示している。ま
た、ウエハ1の表面部を斜視線によって図示化してい
る。
【0027】次に、ウエハハンドリングアーム3を用い
て、ウエハ1の裏面をウエハハンドリングアーム3に吸
着する(図4)。その後、ウエハ1をウエハキャリア2
から引き出す(図5)。
【0028】次に、ウエハハンドリングアーム3をウエ
ハハンドリングアーム3の中心線を軸に回転して、ウエ
ハ1の表面を鉛直上向きに移動させる(図6)。なお、
図6において、ウエハ1の表面部に形成されている半導
体装置のチップを図示している。
【0029】次に、ウエハハンドリングアーム3を試料
台7の上に移動させる(図7)。次に、ウエハハンドリ
ングアーム3を下方向に移動させた後、ウエハハンドリ
ングアーム3をウエハ1から引き出して(取り除い
て)、ウエハ1を試料台7にセットする(図8)。
【0030】次に、電子線源9から電子ビーム8を放射
し、放射された電子ビーム8を電子光学部10によりウ
エハ1の表面に焦点合わせを行って、ウエハ1の表面に
電子ビーム8を照射する。そして、ウエハ1の表面から
得られた反射電子をマーク位置検出部11にて受容し、
コンピュータ12によって、ウエハ1に形成されている
スルーホールなどの検出座標を検出する。この場合、ウ
エハ1に形成されているスルーホールなどの検出座標を
検出することにより、スルーホールの距離を測定するな
どの検出を行っているが、ウエハ1のレジスト膜などの
種々の形態またはチップにおける半導体装置の電気的な
特性などを検出する態様を適用することができる。
【0031】次に、ウエハ1の検出を終了した後、前述
したウエハ1のハンドリング操作の逆の順序のウエハ1
のハンドリング操作を行って、ウエハキャリア2にウエ
ハ1の表面が鉛直下向きになるようにセットする。
【0032】前述した本実施の形態のウエハの処理方法
によれば、ウエハキャリア2を、スロット2aが水平方
向に向くように設置し、ウエハキャリア2にウエハ1の
表面が鉛直下向きになるようにセットしている。また、
ウエハハンドリングアーム3を用いて、ウエハ1の裏面
をウエハハンドリングアーム3に吸着した状態で、ウエ
ハハンドリングアーム3によって、ウエハ1をハンドリ
ングしている。さらに、ウエハ1の検査を行った後、ウ
エハキャリア2にウエハ1の表面が鉛直下向きになるよ
うにセットしている。
【0033】したがって、本実施の形態のウエハの処理
方法によれば、ウエハハンドリングアーム3のウエハ1
の裏面への着脱が下のウエハ1の裏面の上方で行われて
いることにより、ウエハハンドリングアーム3のウエハ
1に対しての着脱時に塵埃などの異物が発生しても、発
生した異物をウエハ1の表面に落下するのを防止でき、
ウエハ1の表面に異物が堆積することが防止できる。
【0034】その結果、本実施の形態のウエハの処理方
法によれば、ウエハハンドリングアーム3のウエハ1に
対しての着脱時に塵埃などの異物が発生しても、発生し
た異物をウエハ1の表面に落下するのを防止でき、ウエ
ハ1の表面に異物が堆積することが防止できることによ
り、ウエハ1の検査などの処理を高精度でしかも高特性
および高信頼度をもって行うことができる。
【0035】本実施の形態のウエハの処理方法によれ
ば、1つのウエハキャリア2にウエハ1をロードしたり
アンロードしたりしていることにより、ロード側のウエ
ハキャリアとアンロード側のウエハキャリアとを有する
2つのウエハキャリアをセットしている従来のウエハの
処理方法に比較して、ウエハ1の不良のポテンシャルが
極めて低くすることができ、しかも無駄な処理時間を低
減化できるので、処理時間を極めて少なくすることがで
きる。
【0036】本実施の形態のウエハの処理方法の他の態
様として、例えばLSIなどの半導体装置の製造技術に
使用されている露光装置、エッチング装置、薄膜形成装
置などのウエハ1を加工する処理を行うウエハ処理装置
を用いてウエハの処理方法とすることができ、そのウエ
ハの処理方法として、ウエハハンドリングアーム3のウ
エハ1に対しての着脱時に塵埃などの異物が発生して
も、発生した異物をウエハ1の表面に落下するのを防止
でき、ウエハ1の表面に異物が堆積することが防止でき
ることにより、ウエハ1の加工などの処理を高精度でし
かも高特性および高信頼度をもって行うことができる。
また、異物がウエハ1に付着する現象を低減することが
できることにより、ウエハ1の加工工程などの処理工程
を備えている半導体装置の製造歩留りの低減化を防止す
ることができる。
【0037】(実施の形態2)図9は、本発明の実施の
形態2であるウエハの処理方法に使用されているウエハ
の検査装置におけるウエハキャリアを示す模式的断面図
である。なお、本実施の形態のウエハキャリア2は、前
述した実施の形態1のウエハの処理方法に使用されてい
るウエハの検査装置におけるウエハキャリア2に取り替
えられているものであり、ウエハキャリア2以外の構成
要素は、前述した実施の形態1のウエハの処理方法に使
用されているウエハの検査装置と同様である。
【0038】図9に示すように、本実施の形態のウエハ
キャリア2の配置は、より上方のウエハ1b(ウエハ1
aに対するウエハ1b)から鉛直下向きに下ろした全て
の線が下のウエハ1a(ウエハ1bに対するウエハ1
a)の表面と交わらない条件となるように配置されてい
る。
【0039】この場合、本発明者の検討の結果、前記の
条件は、ウエハキャリア2のスロット2aのスロット間
隔をdとし、ウエハ1のウエハ直径をwとした時、スロ
ット2aの水平面から反時計回りに測った角度は、90
度+0.5×arcsin(2d/w)度以下とされている。こ
の場合、arcsin(2d/w)は、sin -1(2d/w)で
ある。
【0040】次に、本実施の形態のウエハの処理方法に
ついて説明する。
【0041】まず、より上方のウエハ1bから鉛直下向
きに下ろした全ての線が下のウエハ1aの表面と交わら
ない条件となるようにウエハキャリア2を配置する。そ
の後、ウエハキャリア2にウエハ1の表面がスロット2
aの上向きになるようにセットする。この場合、ウエハ
キャリア2にウエハ1の表面がスロット2aの上向きに
なるようにセットされているウエハキャリア2を、より
上方のウエハ1bから鉛直下向きに下ろした全ての線が
下のウエハ1aの表面と交わらない条件となるようにウ
エハキャリア2を配置する態様を適用することができ
る。
【0042】次に、ウエハハンドリングアーム3を用い
て、ウエハ1の裏面をウエハハンドリングアーム3に吸
着する。その後、ウエハ1をウエハキャリア2から引き
出す。
【0043】次に、ウエハハンドリングアーム3の向き
を水平にした後、ウエハハンドリングアーム3をウエハ
ハンドリングアーム3の中心線を軸に回転して、ウエハ
1の表面を鉛直上向きに移動させる。
【0044】次に、ウエハハンドリングアーム3を試料
台7の上に移動させる。
【0045】次に、ウエハハンドリングアーム3を下方
向に移動させた後、ウエハハンドリングアーム3をウエ
ハ1から引き出して(取り除いて)、ウエハ1を試料台
7にセットする。
【0046】次に、電子線源9から電子ビーム8を放射
し、放射された電子ビーム8を電子光学部10によりウ
エハ1の表面に焦点合わせを行って、ウエハ1の表面に
電子ビーム8を照射する。そして、ウエハ1の表面から
得られた反射電子をマーク位置検出部11にて受容し、
コンピュータ12によって、ウエハ1に形成されている
スルーホールなどの検出座標を検出する。この場合、ウ
エハ1に形成されているスルーホールなどの検出座標を
検出することにより、スルーホールの距離を測定するな
どの検出を行っているが、ウエハ1のレジスト膜などの
種々の形態またはチップにおける半導体装置の電気的な
特性などを検出する態様を適用することができる。
【0047】次に、ウエハ1の検出を終了した後、前述
したウエハ1のハンドリング操作の逆の順序のウエハ1
のハンドリング操作を行って、ウエハキャリア2にウエ
ハ1の表面がスロット2aの上向きになるようにセット
する。
【0048】前述した本実施の形態のウエハの処理方法
によれば、より上方のウエハ1bから鉛直下向きに下ろ
した全ての線が下のウエハ1aの表面と交わらない条件
となるようにウエハキャリア2を配置している。また、
ウエハキャリア2にウエハ1の表面がスロット2aの上
向きになるようにセットしている。また、ウエハハンド
リングアーム3を用いて、ウエハ1の裏面をウエハハン
ドリングアーム3に吸着した状態で、ウエハハンドリン
グアーム3によって、ウエハ1をハンドリングしてい
る。さらに、ウエハ1の検査を行った後、ウエハキャリ
ア2にウエハ1の表面がスロット2aの上向きになるよ
うにセットしている。
【0049】したがって、本実施の形態のウエハの処理
方法によれば、より上方のウエハ1bから鉛直下向きに
下ろした全ての線が下のウエハ1aの表面と交わらない
条件となるようにウエハキャリア2を配置していること
により、ウエハハンドリングアーム3のウエハ1に対し
ての着脱時に塵埃などの異物が発生しても、発生した異
物をウエハ1の表面に落下するのを防止でき、ウエハ1
の表面に異物が堆積することが防止できる。
【0050】その結果、本実施の形態のウエハの処理方
法によれば、ウエハハンドリングアーム3のウエハ1に
対しての着脱時に塵埃などの異物が発生しても、発生し
た異物をウエハ1の表面に落下するのを防止でき、ウエ
ハ1の表面に異物が堆積することが防止できることによ
り、ウエハ1の検査などの処理を高精度でしかも高特性
および高信頼度をもって行うことができる。
【0051】本実施の形態のウエハの処理方法によれ
ば、前述した実施の形態1のウエハの処理方法における
効果と同様な効果を得ることができる。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0053】例えば、本発明のウエハの処理方法は、前
述した実施の形態1のウエハの処理方法と実施の形態2
のウエハの処理方法とを組み合わせて、ウエハキャリア
2のスロット2aの水平面に対するウエハキャリア2の
設置角度が、0度(実施の形態1のウエハキャリア2の
スロット2aの水平面に対するウエハキャリア2の設置
角度である0度)から90度+0.5×arcsin(2d/
w)度以下(実施の形態2のウエハキャリア2のスロッ
ト2aの水平面に対するウエハキャリア2の設置角度で
ある90度+0.5×arcsin(2d/w)度以下)までの
間の全ての角度にウエハキャリア2を設置した態様のウ
エハ処理装置を用いたウエハの処理方法を他の実施の形
態とすることができる。この場合、実施の形態1および
実施の形態2のウエハの処理方法と同様な効果を得るこ
とができる。
【0054】また、本発明のウエハの処理方法における
ウエハとして、半導体装置の製造技術における半導体素
子を形成するウエハを使用でき、半導体基板またはSO
I(Silicon on Insulator)基板などからなるウエハを
適用することができる。そして、それらのウエハに、M
OSFET、CMOSFETおよびバイポーラトランジ
スタなどの種々の半導体素子を組み合わせた態様の半導
体集積回路装置を製造する態様のウエハの処理方法に適
用することができる。
【0055】さらに、本発明のウエハの処理方法は、半
導体装置の製造技術に使用されているウエハを適用で
き、MOSFET、CMOSFET、BiCMOSFE
Tなどを構成要素とするDRAM(Dynamic Random Acc
ess Memory)、SRAM(Static Random Access Memor
y )などのメモリ系、あるいはロジック系などを有する
種々の半導体集積回路装置の製造する態様のウエハの処
理方法に適用することができる。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0057】(1).本発明のウエハの処理方法によれ
ば、ウエハキャリアを、スロットが水平方向に向くよう
に設置し、ウエハキャリアにウエハの表面が鉛直下向き
になるようにセットしている。また、ウエハハンドリン
グアームを用いて、ウエハの裏面をウエハハンドリング
アームに吸着した状態で、ウエハハンドリングアームに
よって、ウエハをハンドリングしている。さらに、ウエ
ハの検査や加工などの処理を行った後、ウエハキャリア
にウエハの表面が鉛直下向きになるようにセットしてい
る。
【0058】したがって、本発明のウエハの処理方法に
よれば、ウエハハンドリングアームのウエハの裏面への
着脱が下のウエハの裏面の上方で行われていることによ
り、ウエハハンドリングアームのウエハに対しての着脱
時に塵埃などの異物が発生しても、発生した異物をウエ
ハの表面に落下するのを防止でき、ウエハの表面に異物
が堆積することが防止できる。
【0059】(2).本発明のウエハの処理方法によれ
ば、より上方のウエハから鉛直下向きに下ろした全ての
線が下のウエハの表面と交わらない条件となるようにウ
エハキャリアを配置している。また、ウエハキャリアに
ウエハの表面がスロットの上向きになるようにセットし
ている。また、ウエハハンドリングアームを用いて、ウ
エハの裏面をウエハハンドリングアームに吸着した状態
で、ウエハハンドリングアームによって、ウエハをハン
ドリングしている。さらに、ウエハの検査や加工などの
処理を行った後、ウエハキャリアにウエハの表面がスロ
ットの上向きになるようにセットしている。
【0060】したがって、本発明のウエハの処理方法に
よれば、より上方のウエハから鉛直下向きに下ろした全
ての線が下のウエハの表面と交わらない条件となるよう
にウエハキャリアを配置していることにより、ウエハハ
ンドリングアームのウエハに対しての着脱時に塵埃など
の異物が発生しても、発生した異物をウエハの表面に落
下するのを防止でき、ウエハの表面に異物が堆積するこ
とが防止できる。
【0061】(3).本発明のウエハの処理方法によれ
ば、ウエハハンドリングアームのウエハに対しての着脱
時に塵埃などの異物が発生しても、発生した異物をウエ
ハの表面に落下するのを防止でき、ウエハの表面に異物
が堆積することが防止できることにより、ウエハの検査
などの処理を高精度でしかも高特性および高信頼度をも
って行うことができる。
【0062】(4).本発明のウエハの処理方法によれ
ば、1つのウエハキャリアにウエハをロードしたりアン
ロードしたりしていることにより、ロード側のウエハキ
ャリアとアンロード側のウエハキャリアとを有する2つ
のウエハキャリアをセットしている従来のウエハの処理
方法に比較して、ウエハの不良のポテンシャルが極めて
低くすることができ、しかも無駄な処理時間を低減化で
きるので、処理時間を極めて少なくすることができる。
【0063】(5).本発明のウエハの処理方法によれ
ば、例えばLSIなどの半導体装置の製造技術に使用さ
れている露光装置、エッチング装置、薄膜形成装置など
のウエハを加工する処理を行うウエハ処理装置を用いて
ウエハの処理方法とすることができ、そのウエハの処理
方法として、ウエハハンドリングアームのウエハに対し
ての着脱時に塵埃などの異物が発生しても、発生した異
物をウエハの表面に落下するのを防止でき、ウエハの表
面に異物が堆積することが防止できることにより、ウエ
ハの加工などの処理を高精度でしかも高特性および高信
頼度をもって行うことができる。また、異物がウエハに
付着する現象を低減することができることにより、ウエ
ハの加工工程などの処理工程を備えている半導体装置の
製造歩留りの低減化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるウエハの処理方法
に使用されているウエハの検査装置を一部断面化して示
す概略側面図である。
【図2】図1におけるウエハキャリアを拡大して示す概
略斜視図である。
【図3】図2におけるA−A矢視断面を示す模式的断面
図である。
【図4】本発明の実施の形態1であるウエハの処理方法
を説明するための概略側面図である。
【図5】本発明の実施の形態1であるウエハの処理方法
を説明するための概略側面図である。
【図6】本発明の実施の形態1であるウエハの処理方法
を説明するための概略平面図である。
【図7】本発明の実施の形態1であるウエハの処理方法
を説明するための概略側面図である。
【図8】本発明の実施の形態1であるウエハの処理方法
を説明するための概略側面図である。
【図9】本発明の実施の形態2であるウエハの処理方法
に使用されているウエハの検査装置におけるウエハキャ
リアを示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 1a ウエハ(ウエハ1bに対する下方のウエハ) 1b ウエハ(ウエハ1aに対する上方のウエハ) 2 ウエハキャリア 2a スロット 3 ウエハハンドリングアーム 4 搬送アーム駆動体 5 内壁 6 ゲートバルブ 7 試料台 8 電子ビーム 9 電子線源 10 電子光学部 11 マーク位置検出器 12 コンピュータ 13 鉛直上方 d スロット間隔 w ウエハ直径

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ処理装置を使用したウエハの処理
    方法であって、ウエハの表面が鉛直下向きになるように
    ウエハキャリアに前記ウエハをセットし、前記ウエハキ
    ャリアから前記ウエハをウエハハンドリングアームによ
    り取り除いたり、前記ウエハキャリアに前記ウエハを前
    記ウエハハンドリングアームによりセットする場合、前
    記ウエハの裏面を前記ウエハハンドリングアームに吸着
    して前記ウエハを前記ウエハハンドリングアームによっ
    て移動させることを特徴とするウエハの処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウエハの処理方法であっ
    て、前記ウエハキャリアを、スロットが水平方向に向く
    ように設置することを特徴とするウエハの処理方法。
  3. 【請求項3】 ウエハ処理装置を使用したウエハの処理
    方法であって、ウエハキャリアの配置を、より上方のウ
    エハから鉛直下向きに下ろした全ての線が下のウエハの
    表面と交わらない条件となるように配置し、前記ウエハ
    キャリアから前記ウエハをウエハハンドリングアームに
    より取り除いたり、前記ウエハキャリアに前記ウエハを
    前記ウエハハンドリングアームによりセットする場合、
    前記ウエハの裏面を前記ウエハハンドリングアームに吸
    着して前記ウエハを前記ウエハハンドリングアームによ
    って移動させることを特徴とするウエハの処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のウエハの処理方法であっ
    て、前記の条件は、前記ウエハキャリアのスロットのス
    ロット間隔をdとし、前記ウエハのウエハ直径をwとし
    た時、スロットの水平面から反時計回りに測った角度
    は、90度+0.5×arcsin(2d/w)度以下とされて
    いることを特徴とするウエハの処理方法。
  5. 【請求項5】 ウエハ処理装置を使用したウエハの処理
    方法であって、ウエハキャリアのスロットの水平面に対
    するウエハキャリアの設置角度が、0度から90度+0.
    5×arcsin(2d/w)度以下までの間の全ての角度に
    前記ウエハキャリアを設置し、前記ウエハキャリアから
    前記ウエハをウエハハンドリングアームにより取り除い
    たり、前記ウエハキャリアに前記ウエハを前記ウエハハ
    ンドリングアームによりセットする場合、前記ウエハの
    裏面を前記ウエハハンドリングアームに吸着して前記ウ
    エハを前記ウエハハンドリングアームによって移動させ
    ることを特徴とするウエハの処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のウ
    エハの処理方法であって、前記ウエハ処理装置として、
    ウエハの検査装置を使用して、ウエハの検査を行うこと
    を特徴とするウエハの処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のウ
    エハの処理方法であって、前記ウエハ処理装置として、
    露光装置、エッチング装置、薄膜形成装置などのウエハ
    を加工する処理を行うウエハ処理装置を使用し、ウエハ
    の加工を行うことを特徴とするウエハの処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のウエハの処理方
    法であって、前記ウエハ処理装置は、LSIなどの半導
    体装置の製造技術に使用されているウエハ処理装置であ
    ることを特徴とするウエハの処理方法。
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