JP2000057588A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2000057588A
JP2000057588A JP10224761A JP22476198A JP2000057588A JP 2000057588 A JP2000057588 A JP 2000057588A JP 10224761 A JP10224761 A JP 10224761A JP 22476198 A JP22476198 A JP 22476198A JP 2000057588 A JP2000057588 A JP 2000057588A
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JP
Japan
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optical disk
carriage
optical
light
signal
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JP10224761A
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English (en)
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Yasuo Hosaka
康夫 保坂
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量に構成されると共に、磁気ヘッドが光デ
ィスク半径方向に関して安定して高速に駆動されるよう
にした、光磁気ディスクのための光ディスク装置を提供
すること。 【解決手段】 光ディスク11の半径方向に関して移動
可能に支持され且つ駆動手段によりこの半径方向に駆動
制御されるキャリッジ40を備え、磁気ヘッド15は、
上記キャリッジ40によって、上記光ディスクを挟んで
上記光学ピックアップと反対側に支持されており、上記
キャリッジ40の両端部が、上記半径方向に平行に延び
るガイド軸44,45に沿って摺動可能に支持されてい
て、さらに上記キャリッジ40の重心が、駆動手段によ
る駆動力の作用点と実質的に一致するように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミニディスク(M
D),光磁気ディスク(MO)等の光磁気記録型光ディ
スク(以下、光ディスクという)に関して信号を記録及
び/又は再生するための光ディスク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、このような光ディスク装置の光学
ピックアップは、例えば図6及び図7に示すように構成
されている。図6及び図7において、光学ピックアップ
1は、ミニディスク(MD)用の無限光学系の光学ピッ
クアップであって、光源としての半導体レーザ素子2か
ら出射された光ビームの光路中に順次に配設された、非
点収差補正板3a,グレーティング3b,ビームスプリ
ッタ4,コリメータレンズ5,立上げミラー6及び対物
レンズ7と、ビームスプリッタ4で反射された光ディス
クDからの戻り光の分離光路中に順次に配設されたウォ
ラストンプリズム8a,マルチレンズ8b及び光検出器
8cと、対物レンズ7と反対側から光ディスクDの表面
に対向して配設される磁気ヘッド9とを有している。こ
こで、上記ビームスプリッタ4は、一般に、一対の光学
プリズムとこれら一対の光学プリズムの間に蒸着やスパ
ッタリングによって形成された多層誘電体層4aとによ
って構成されており、この多層誘電体層4aが光軸に対
して斜め45度に配設されている。
【0003】このような構成の光学ピックアップ1にお
いては、光ディスクDの再生の場合には、半導体レーザ
素子2から出射される光ビームは、非点収差補正板3a
により非点収差が補正された後、グレーティング3によ
って例えば3分割され、それぞれビームスプリッタ4を
通過し、コリメータレンズ5によって平行光に変換され
た後、立上げミラー6によって光ディスクDの方向に光
路を折曲げられて、対物レンズ7により光ディスクDの
信号記録面に集束される。このとき、前記3分割された
各光ビームによって3つのスポットが形成される。
【0004】光ディスクDの信号記録面に照射された上
記光ビームは、信号記録面の記録状態に応じたカー効果
(磁気カー効果)によって、その偏光面が回転され、S
偏光成分を含んだ光ビームとなる。そして、光ディスク
Dからの戻り光ビームは、再度対物レンズ7,立上げミ
ラー6,コリメータレンズ5を介して、ビームスプリッ
タ4に入射し、ビームスプリッタ4の多層誘電体層4a
により90度偏光されると共に、上記S偏光成分が分離
して反射される。
【0005】このビームスプリッタ4により分離された
戻り光ビームのS偏光成分は、ウォラストンプリズム8
aで偏光方向によって3分割され、マルチレンズ8bに
より非点収差を付与され且つ光路長を延ばされて、光検
出器8cの受光面で受光され、記録信号が検出されるよ
うになっている。ここで、上記光検出器8cでは、上記
グレーティング3bにより分割された各光ビームに基づ
いて、スポット法によりトラッキングエラー信号が検出
され、またマルチレンズ7bにより付された非点収差に
基づいて、非点収差法によりフォーカスエラー信号が検
出されると共に、ウォラストンプリズム8aにより分割
された各ビームに基づいて、MO検波が行なわれるよう
になっている。
【0006】そして、正確な再生信号の検出のために、
半導体レーザ素子2からの光ビームが光ディスクの信号
記録面の正しい位置にスポットを形成して、正確な記録
信号の再生が行われるように、上記対物レンズ7が、上
記トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に
基づいて、光ディスクの記録トラックに対して、光ディ
スクの半径方向に沿って対物レンズ7を微動させるトラ
ッキングサーボと、光軸に沿って光ディスクの信号記録
面に接近,離間させる方向に対物レンズ7を微動させる
フォーカスサーボとが行なわれる。
【0007】また、光ディスクDの記録の場合には、上
述のように、半導体レーザ素子2からの光ビームが、光
ディスクDの信号記録面に照射されると共に、光ディス
クDの裏面(図6にて上面)から、磁気ヘッド9により
磁界が印加される。そして、この磁気ヘッド9による磁
界が記録すべき信号に基づいて変調されることによっ
て、信号が光ディスクDの信号記録面に対して磁気記録
されるようになっている。尚、光磁気記録には、光変調
方式のものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の光学ピックアップ1においては、上記磁気ヘッド
9は、例えば図8に示すように、光ディスクDの一面側
(光学ピックアップとは反対側)にてアーム9aを介し
て、キャリッジ9bに取り付けられている。このキャリ
ッジ9bは、光ディスクDの一半径方向に平行に延びる
ガイド軸1aに沿って移動されるようになっており、磁
気ヘッド9が光ディスクDの一半径方向に関してシーク
動作するようになっている。ここで、上記キャリッジ9
bは、通常、上記ガイド軸1aに対してベアリング(図
示せず)を介して支持されていると共に、上記アーム9
aは、光ディスクDの接線方向に延びるように配設され
ている。
【0009】しかしながら、キャリッジ9bが、ベアリ
ングを介してガイド軸1aに支持されていることから、
可動部分であるキャリッジ9bがベアリングを有するこ
とにより、可動部全体の重量が増大することになる。こ
のため、キャリッジ9bを駆動するための駆動手段の負
荷が大きくなり、キャリッジ駆動の高速化の点で不利に
なると共に、部品点数が多くなり、部品コスト及び組立
コストが高くなってしまうという問題があった。
【0010】さらに、アーム9aが光ディスクDの接線
方向に延びていることから、このアーム9a及び磁気ヘ
ッド9を支持するキャリッジ9b全体のバランスが、特
に駆動方向である光ディスクDの一半径方向に関して悪
く、また駆動手段として例えばDCモータを使用してい
ることから、駆動の際の安定性が低く、高速化には不適
であるという問題があった。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、軽量に構成さ
れると共に、磁気ヘッドが光ディスク半径方向に関して
安定して高速に駆動されるようにした、光磁気ディスク
のための光ディスク装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、光磁気ディスクに対して光集束手段により光を照
射し、光ディスクの信号記録面からの戻り光を検出する
光学ピックアップと、光ディスクに対して信号を記録す
る磁気ヘッドと、光集束手段を少なくともフォーカシン
グ方向に移動可能に支持する光集束手段アクチュエータ
と、光学ピックアップの光検出器からの検出信号に基づ
いて、再生信号を生成する信号処理回路と、光学ピック
アップの光検出器からの検出信号に基づいて、光学ピッ
クアップの光集束手段を二軸方向に移動させるサーボ回
路と、光ディスクの半径方向に関して移動可能に支持さ
れ且つ駆動手段によりこの半径方向に駆動制御されるキ
ャリッジとを含んでおり、上記磁気ヘッドは、上記キャ
リッジによって、上記光ディスクを挟んで上記光学ピッ
クアップと反対側に支持されており、上記キャリッジの
両端部が、上記半径方向に平行に延びるガイド軸に沿っ
て摺動可能に支持されていて、さらに上記キャリッジの
重心が、駆動手段による駆動力の作用点と実質的に一致
するように構成されている光ディスク装置により、達成
される。
【0013】上記構成によれば、光ディスクの再生の場
合には、光学ピックアップから照射された光ビームが、
光ディスクの信号記録面の所定トラックに照射され、そ
の信号記録面からの戻り光が光学ピックアップにより検
出される。そして、この検出信号に基づいて、信号処理
回路により再生信号が生成されると共に、サーボ回路が
光集束手段アクチュエータにより光集束手段を二軸方向
のサーボを行なう。また、光ディスクの記録の場合に
は、光学ピックアップから照射された光ビームが、光デ
ィスクの信号記録面の所定トラックに照射されると共
に、キャリッジが光ディスクの半径方向に駆動手段によ
り移動されることにより、磁気ヘッドが光ディスクの反
対側から所定トラックに対向し、光ディスクの信号記録
面に対して磁気記録を行なう。
【0014】この場合、磁気ヘッドをアームを介して支
持するキャリッジが、ガイド軸に対して摺動可能に支持
されていることから、従来のようにベアリングが不要と
なり、キャリッジ全体が軽量化されると共に、部品点数
が少なくなる。また、キャリッジの重心が、駆動手段に
よる駆動力の作用点と実質的に一致していることから、
キャリッジ全体のバランスが良好となる。
【0015】上記キャリッジが、光ディスクを上記一半
径方向に関して両面から挟むようにU字形に形成されて
いる場合には、キャリッジが、駆動方向即ち光ディスク
の一半径方向に関して対称に形成されることになる。従
って、キャリッジの重心が、中心線付近に位置すること
になるので、駆動手段による駆動力の作用点との一致が
容易に実現されることになる。
【0016】上記キャリッジが、光集束手段アクチュエ
ータを支持している場合には、キャリッジの駆動手段に
よって、光集束手段も光ディスクの一半径方向に移動さ
れることになる。従って、光ディスクの信号記録面への
光集束手段による光ビームの照射位置と、磁気ヘッドに
よる磁気記録位置が常に一致することになり、信号記録
の信頼性が向上することになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図5を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0018】図1は、本発明による光学ピックアップの
一実施形態を組み込んだ光ディスク装置の全体構成を示
している。図1において、光ディスク装置10は、ミニ
ディスク用の光ディスク装置であって、光ディスク11
を回転駆動するスピンドルモータ12と、光学ピックア
ップ13と、その駆動手段としての送りモータ14,光
ディスク11に対して情報記録を行なうための磁気ヘッ
ド15を備えている。ここで、スピンドルモータ12
は、システムコントローラ16及びサーボ制御回路18
により駆動制御され、所定の回転数で回転される。
【0019】光学ピックアップ13は、回転する光ディ
スク11の信号記録面に対して、光を照射して、信号復
調器及び誤り訂正回路17からの信号に基づいて、記録
磁気ヘッド15と共に、信号の記録を行ない、またこの
信号記録面からの戻り光を検出するために、信号復調器
及び誤り訂正回路17に対して、戻り光に基づく再生信
号を出力する。これにより、信号復調器及び誤り訂正回
路17の信号復調部にて復調された記録信号は、誤り訂
正部を介して誤り訂正され、光ディスク装置10がコン
ピュータのデータストレージ用である場合には、インタ
ーフェイス19aを介して、外部コンピュータ等に送出
される。これにより、外部コンピュータ等は、光ディス
ク11に記録された信号を、再生信号として受け取るこ
とができるようになっている。また、光ディスク装置1
0がオーディオ用である場合には、上記誤り訂正された
記録信号は、点線で示すように、D/A,A/D変換器
19bのD/A変換部でデジタル/アナログ変換され、
オーディオ信号として、出力される。
【0020】上記光学ピックアップ13には、例えば光
ディスク11上の所定のトラックまで移動させるための
送りモータ14が接続されている。そして、スピンドル
モータ12,送りモータ14の制御、そして光学ピック
アップ13の対物レンズを保持する光集束手段のアクチ
ュエータとしての二軸アクチュエータ(図示せず)のフ
ォーカシング方向及びトラッキング方向の制御は、それ
ぞれサーボ制御回路18により行なわれる。
【0021】図2は、上記光ディスク装置10に組み込
まれた光学ピックアップ13の構成を示している。図2
において、光学ピックアップ13は、無限光学系の光学
ピックアップとして構成されており、光源としての半導
体レーザ素子21から出射される光ビームの光路中に順
次に配設された、非点収差補正板22,グレーティング
23,ビームスプリッタ24,コリメータレンズ25,
立上げミラー26及び光集束手段としての対物レンズ2
7と、ビームスプリッタ24による分離光路中に順次に
配設された、ウォラストンプリズム28,マルチレンズ
29及び光検出器30とを備えている。
【0022】ここで、上記対物レンズ27を除く各光学
素子、即ち半導体レーザ素子21,非点収差補正板2
2,グレーティング23,ビームスプリッタ24,コリ
メータレンズ25,立上げミラー26,ウォラストンプ
リズム28,マルチレンズ29及び光検出器30は、光
ディスク装置10内に固定保持された光学ベース上に、
それぞれ固定保持されており、コリメータレンズ25か
ら立上げミラー26に向かう光ビームが、平行光であっ
て、光ディスク11の一半径方向Rに一致するようにな
っている。
【0023】半導体レーザ素子21は、半導体の再結合
発光を利用した発光素子であり、所定のレーザ光を出射
する。
【0024】非点収差補正板22は、所定の厚さの平行
平板から成り、半導体レーザ素子221からのレーザ光
の非点収差を補正するようになっている。
【0025】グレーティング23は、入射光を回折させ
る回折格子であって、非点収差補正板22からの光ビー
ムを、0次回折光から成る主ビーム及び±1次回折光か
ら成るサイドビームの少なくとも3本の光ビームに分割
する。従って、少なくとも3本の光ビームを分割生成で
きれば、ホログラム素子等の他の分割素子を用いてもよ
い。
【0026】ビームスプリッタ24は、その偏光分離膜
24aが光軸に対して45度傾斜した状態で配設された
偏光ビームスプリッタであり、グレーティング23から
の光ビームと光ディスク11の信号記録面からの戻り光
を偏光分離する。即ち、半導体レーザ素子21からの光
ビームの一部は、ビームスプリッタ24の偏光分離膜2
4aを透過し、戻り光ビームの一部は、ビームスプリッ
タ24の偏光分離膜24aで反射されるようになってい
る。
【0027】コリメータレンズ25は、凸レンズであっ
て、ビームスプリッタ24を透過した半導体レーザ素子
21からの光ビームを平行光に変換する。
【0028】立上げミラー26は、光ディスク11の円
周方向に対して45度傾斜して配設されており、コリメ
ータレンズ25からの光ビームを鉛直方向に90度反射
させると共に、光ディスク11からの戻り光ビームを水
平方向に90度反射させる。
【0029】対物レンズ25は、凸レンズであって、ビ
ームスプリッタ24からの光ビームを、回転駆動される
光ディスク11の信号記録面の所望の記録トラック上に
集束させる。ここで、対物レンズ25は、二軸アクチュ
エータ(後述)により、二軸方向即ちフォーカス方向及
びトラッキング方向に移動可能に支持されている。尚、
光集束手段としては、対物レンズに限らず、同様の作用
を発揮する素子として、例えばホログラム素子等を用い
てもよい。
【0030】ウォラストンプリズム28は、四角柱状の
プリズムであって、光ディスク11からの戻り光ビーム
に基づいて偏光分離を行なうことにより、複数の光ビー
ムを出射するものである。マルチレンズ29は、シリン
ドリカルレンズ及び凹レンズであって、戻り光ビームに
対してフォーカスエラー信号の検出のために、入射光に
対して非点収差を付与して、光路長を調整する。光検出
器30は、ビームスプリッタ24で反射された戻り光ビ
ームに対して、受光部を有するように構成されている。
【0031】また、光ディスク11に記録を行う場合に
は、図6にて説明したのと同様に、図3に示すように、
半導体レーザ素子21からの光ビームが、光ディスク1
1の信号記録面に照射されると共に、光ディスク11の
裏面(図3にて上面)から、磁気ヘッド15により磁界
が印加される。
【0032】この磁気ヘッド15は、本実施形態では、
図4及び図5に示すように、キャリッジ40に支持され
ている。図4及び図5において、キャリッジ40は、光
ディスク11の下側に位置するベース部41と、このベ
ース部41の光ディスク11の中心から遠い側の縁部か
ら上方に立ち上がる立上り部42とを含んでいる。この
立上り部42の上端は、光ディスク11の中心に向かう
ようにアーム43を支持している。これにより、キャリ
ッジ40は、図5に示すように、全体が光ディスクを両
面から挟むようにU字形に形成されることになる。ここ
で、アーム43は、その先端に磁気ヘッド15を支持し
ている。
【0033】上記キャリッジ40は、そのベース部41
の両側に、光ディスク装置10内にて光ディスクの一半
径方向(矢印R方向)に対して平行に延びる二本のガイ
ド軸44,45を受容する軸孔41a,41bを有して
いる。ここで、軸孔41a,41bは、それぞれ矢印R
方向に平行に延びるように形成されており、ベアリング
を使用せずに、直接にガイド軸44,45に対して摺動
可能に支持されるようになっている。
【0034】さらに、上記キャリッジ40は、そのベー
ス部41の両側に、それぞれ矢印R方向に平行に延びる
中空部を備えた駆動コイル46,47を備えている。こ
の駆動コイル46,47は、それぞれ光ディスク装置1
0内にて上記矢印R方向に平行に延びる磁石48,49
を包囲するように構成されており、キャリッジ40が矢
印R方向に移動する際に、駆動コイル46,47がそれ
ぞれ磁石48,49に接触しないようになっている。こ
れにより、上記駆動コイル46,47及び磁石48,4
9が、送りモータ14としてのリニアモータを構成する
ことになる。
【0035】また、上記キャリッジ40は、その光ディ
スク11の中心側にて、光学ピックアップ13の対物レ
ンズ27を二軸方向に移動可能に支持する二軸アクチュ
エータ50及び立上げミラー26を支持している。
【0036】ここで、上記キャリッジ40は、アーム4
3,磁気ヘッド15及び駆動コイル46,47と二軸ア
クチュエータ50が取り付けられた状態にて、その重心
が、駆動コイル46,47及び磁石48,49の相互磁
気作用による駆動力の作用点と実質的に一致するよう
に、構成されている。この実施形態では、キャリッジ4
0は、図4に示すように矢印R方向の中心線に対して左
右対称に構成されることになるので、その重心と駆動力
の中心とを一致させることは、比較的容易に行われるこ
とになる。
【0037】本実施形態による光ディスク装置10は、
以上のように構成されており、次のように動作する。先
づ、光ディスク11の再生の場合には、光ディスク装置
10のスピンドルモータ12が回転することにより、光
ディスク11が回転駆動される。そして、キャリッジ4
0が、ガイド軸44,45に沿って、光ディスク11の
半径方向Rに移動されることにより、対物レンズ27の
光軸が、光ディスク11の所望のトラック位置まで移動
されることにより、アクセスが行なわれる。
【0038】この状態にて、光学ピックアップ13に
て、半導体レーザ素子21からの光ビームは、非点収差
補正板22により非点収差が補正されると共に、グレー
ティング23により3本の光ビームに分割された後、ビ
ームスプリッタ24を透過し、コリメータレンズ25に
より平行光に変換された後、立上げミラー26により反
射され、二軸アクチュエータ50に支持される対物レン
ズ27を介して、光ディスク11の信号記録面に集束さ
れる。光ディスク11からの戻り光は、再び対物レンズ
27,立上げミラー26及びコリメータレンズ25を介
して、ビームスプリッタ24に入射する。そして、ビー
ムスプリッタ24の偏光分離膜24aで反射され、ウォ
ラストンプリズム28により偏光分離された後、マルチ
レンズ29を介して、光検出器30に入射する。これに
より、光検出器30の検出信号に基づいて、光ディスク
11の記録信号が再生される。
【0039】その際、信号変復調器及び誤り訂正回路1
7は、光検出器30からの検出信号により、3スポット
法により、トラッキングエラー信号を検出すると共に、
非点収差法によりフォーカシングエラー信号を検出す
る。そして、システムコントローラ16は、これらのエ
ラー信号に基づいて、サーボ制御回路18によりサーボ
制御を行ない、二軸アクチュエータ50により対物レン
ズ27のフォーカシング及びトラッキングが行なわれ
る。
【0040】また、光ディスク11の記録の場合には、
上述のように、半導体レーザ素子21からの光ビーム
が、光ディスク11の信号記録面に照射されると共に、
光ディスクDの裏面(図3にて上面)から、磁気ヘッド
15により磁界が印加される。そして、この磁気ヘッド
15による磁界が記録すべき信号に基づいて変調される
ことによって、信号が光ディスクDの信号記録面に対し
て磁気記録されるようになっている。
【0041】この場合、磁気ヘッド15を支持するキャ
リッジ40は、アクセスの際に、光ディスク装置10内
に固定されたガイド軸44,45に沿って摺動すること
により、光ディスク11の一半径方向Rに移動されるよ
うになっている。従って、従来の光ディスク装置のよう
なベアリングを使用せず、軸摺動であることから、キャ
リッジ40全体の重量が軽減されると共に、部品点数が
少なくて済み、部品コスト及び組立コストが低減される
ことになる。さらに、キャリッジ40全体の重心が、キ
ャリッジ40の駆動力の中心とほぼ一致していることか
ら、ガイド軸44,45に対して軸摺動により支持され
ていても、キャリッジ40はガイド軸44,45に対し
て円滑に且つ安定して移動されることになる。
【0042】これに対して、キャリッジ40をガイド軸
44,45に沿って移動させるための送りモータ14
が、駆動コイル46,47及び磁石48,49によるリ
ニアモータによって構成されているので、キャリッジ4
0は、効率良く高速で移動される。従って、キャリッジ
40の軽量化及びバランスによる安定化によって、さら
に送りモータ14としてのによって、キャリッジ40は
より高速でガイド軸44,45に沿って移動されること
になる。
【0043】また、キャリッジ40に、対物レンズ27
を二軸方向に駆動調整する二軸アクチュエータ50が搭
載されていることにより、光ディスク11の所望トラッ
クのアクセスの際に、キャリッジ40の移動によって、
対物レンズ27及び磁気ヘッド15の移動が同時に行わ
れることから、光ディスク装置10の構成が簡略化され
ると共に、対物レンズ27及び磁気ヘッド15の移動量
の相互の調整が不要となり、対物レンズ27及び磁気ヘ
ッド15の正確な移動が行われることになる。
【0044】さらに、上述した実施形態においては、光
学ピックアップ13のコリメータレンズ25と立上げミ
ラー26との間が平行光になっていることから、アクセ
スの際には、この立上げミラー26及び対物レンズ27
のみを光ディスク11の一半径方向Rに移動させればよ
く、他の光学部品は、分離光学系として光ディスク装置
10内に固定配置されることから、キャリッジ40がさ
らに軽量化されている。従って、さらにキャリッジ40
の高速化が可能となる。
【0045】上記実施形態においては、キャリッジ40
に、対物レンズ27のための二軸アクチュエータ50が
搭載されているが、これに限らず、例えば対物レンズ2
7をフォーカス方向に駆動調整する所謂一軸アクチュエ
ータが搭載されるようにしてもよいことは明らかであ
る。また、上記実施形態においては、ミニディスク記録
再生用の光ディスク装置10の構成が示されているが、
これに限らず、他の磁界変調型光ディスクの記録再生を
行なうための光ディスク装置に対しても本発明を適用し
得ることは明らかである。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、軽
量に構成されると共に、磁気ヘッドが光ディスク半径方
向に関して安定して高速に駆動されるようにした、光磁
気ディスクのための光ディスク装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の一実施形態の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置における光学ピックアッ
プの構成を示す概略平面図である。
【図3】図2の光学ピックアップの要部を示す概略側面
図である。
【図4】図1の光ディスク装置における磁気ヘッドを支
持するキャリッジを示す概略平面図である。
【図5】図4のキャリッジの概略斜視図である。
【図6】従来のミニディスク用の光ディスク装置の一例
における光学ピックアップの構成を示す概略平面図であ
る。
【図7】図6の光ディスク装置における光学ピックアッ
プの要部及び磁気ヘッドを示す概略側面図である。
【図8】図6の光ディスク装置における磁気ヘッドを支
持するキャリッジを示す概略平面図である。
【符号の簡単な説明】
10・・・光ディスク装置、11・・・光ディスク、1
2・・・スピンドルモータ、13・・・光学ピックアッ
プ、14・・・送りモータ、15・・・磁気ヘッド、1
6・・・システムコントローラ、17・・・信号変復調
器及び誤り訂正回路、18・・・サーボ制御回路、19
a・・・インタフェース、19b・・・D/A,A/D
変換器、21・・・半導体レーザ素子、22・・・非点
収差補正板、23・・・グレーティング、24・・・ビ
ームスプリッタ、25・・・コリメータレンズ、26・
・・立上げミラー、27・・・対物レンズ、28・・・
ウォラストンプリズム、29・・・マルチレンズ、30
・・・光検出器、40・・・キャリッジ、41・・・ベ
ース部、42・・・立上り部、43・・・アーム、4
4,45・・・ガイド軸、46,47・・・駆動コイ
ル、48,49・・・磁石、50・・・二軸アクチュエ
ータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクに対して光集束手段によ
    り光を照射し、光ディスクの信号記録面からの戻り光を
    検出する光学ピックアップと、 光ディスクに対して信号を記録する磁気ヘッドと、 光集束手段を少なくともフォーカシング方向に移動可能
    に支持する光集束手段アクチュエータと、 光学ピックアップの光検出器からの検出信号に基づい
    て、再生信号を生成する信号処理回路と、 光学ピックアップの光検出器からの検出信号に基づい
    て、光学ピックアップの光集束手段を二軸方向に移動さ
    せるサーボ回路と、 光ディスクの半径方向に関して移動可能に支持され且つ
    駆動手段によりこの半径方向に駆動制御されるキャリッ
    ジとを含んでおり、 上記磁気ヘッドは、上記キャリッジによって、上記光デ
    ィスクを挟んで上記光学ピックアップと反対側に支持さ
    れており、 上記キャリッジの両端部が、上記半径方向に平行に延び
    るガイド軸に沿って摺動可能に支持されていて、 さらに上記キャリッジの重心が、駆動手段による駆動力
    の作用点と実質的に一致するように構成されていること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記キャリッジが、光ディスクを両面か
    ら挟むようにU字形に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記キャリッジが、光集束手段アクチュ
    エータを支持していることを特徴とする請求項1に記載
    の光ディスク装置。
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