JP2000057106A - 分散処理システム - Google Patents

分散処理システム

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JP2000057106A
JP2000057106A JP10228250A JP22825098A JP2000057106A JP 2000057106 A JP2000057106 A JP 2000057106A JP 10228250 A JP10228250 A JP 10228250A JP 22825098 A JP22825098 A JP 22825098A JP 2000057106 A JP2000057106 A JP 2000057106A
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Japan
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JP10228250A
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English (en)
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Jiro Unosaki
次郎 鵜崎
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に最適のサーバーを選択して処理依頼をす
ることにより、処理を高速且つ円滑に行なうようにする
こと。 【解決手段】 サーバーにはノードA、B、Cの能力及
び状態を示すキャッシュ・テーブルが保持されている。
例えばノードAが処理を他のノードに依頼する場合、こ
の依頼をサーバーに出す。サーバーは前記キャッシュの
内容を参照して待ち時間なく且つ最も高速のノード例え
ば、ノードCを選択して前記ノードAからの処理依頼を
ノードCに出す。これによりノードCは前記処理を行っ
てノードAにこの結果を渡す。又、サーバーは前記処理
結果などから前記キャッシュの内容を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバーと複数の
ノードから成る分散処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分散処理システムでは、例えばプ
ロセッサーやパソコンなどの各ノードが他のノードに直
接処理を依頼している。依頼されたノードは自身が処理
可能な状態であるかどうかを判断し、依頼元へ受任する
か拒否するかを知らせる。依頼先が受任した場合には、
そのノードヘ処理を依頼し、或いは中間コードを送り、
その処理を任すという仕組みになっている。また、依頼
先が拒否してきた場合には、他ノードヘ再度処理を依頼
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
法では、各ノードが他のノードに直接処理を依頼してお
り、例えばノードAがある処理を処理速度の速いノード
Cではなく、それよりも遅いノードBにたまたま依頼し
てしまったり、或いは他に空いているノードがあるにも
拘らず、現在他の処理で一杯のノードDに処理を依頼し
てしまうなどの場合があり、どのノードに処理を任せる
のが効率的か、或いはより高速に処理を行なうことがで
きるかという検討がなされないまま、依頼するノードが
決定されていた。従って、従来の分散処理システムで
は、合理的な処理依頼がなされていないため、あるノー
ドが他のノードに依頼した処理の処理速度が遅くなって
しまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決するためになされたもので、その目的は、あるノー
ドが他のノードに処理を依頼する際に、常に最適のノー
ドを選択して処理依頼をすることにより、処理を高速且
つ円滑に行なうことができる分散処理システムを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、システムの管理を行うサーバ
ーと各種処理を行う複数のノードとを情報伝送路によっ
て相互に接続して構成される分散処理システムにおい
て、前記各ノードの能力及び状態を示すデータを保持す
る保持手段と、前記情報伝送路を通して前記ノードから
処理依頼を受け取ると、前記保持手段のデータを参照し
て最適のノードを選択する選択手段と、この選択手段に
より選択されたノードに前記処理依頼を前記情報伝送路
を通して行う依頼手段とを前記サーバーに備え、且つ、
他のノードにさせたい処理が発生すると、前記処理依頼
を前記サーバーに送信する送信手段を前記各ノードに備
えたことにある。
【0006】この第1の発明によれば、サーバーは各ノ
ードのパフォーマンス、ツール、空きメモリなどのデー
タを保持しておき、ノードから処理依頼を受けると、前
記データを参照して、例えば最もパフォーマンスの良い
ノードや待ち時間無しで直ぐに処理できる空いているノ
ードを選択し、これを依頼元のノードに教える。これに
より、依頼元のノードはサーバーが選択したノードに処
理を依頼する。
【0007】第2の発明の特徴は、前記サーバーから前
記処理依頼を受け取ったノードは、前記処理依頼に基づ
いて依頼された処理を行い、得られた結果を前記処理依
頼を出した依頼元のノードに前記情報伝送路を通して返
送することにある。
【0008】この第2の発明によれば、処理を実行する
ノードは上記のようにサーバーにより選択された最もパ
フォーマンスの良いノードであったり、或いは直ぐに処
理を実行できる最適なノードであるため、前記処理は常
に高速かつ円滑に処理されて、その結果が依頼元のノー
ドに返送される。
【0009】第3の発明の特徴は、前記依頼手段による
処理依頼の実行結果から前記保持手段の内容を更新する
更新手段を前記サーバーに設けたことにある。
【0010】この第3の発明によれば、前記サーバー
は、前記処理依頼の結果によってこの処理依頼に関係し
たノードの状態変化を知り得るため、前記結果に基づい
て処理を依頼するノードを選択する際に参照する前記デ
ータを更新する。このため、前記データの更新に負荷及
び時間が掛からない。
【0011】第4の発明の特徴は、前記選択手段により
選択されたノードが依頼された処理を実行するためのツ
ールを持っていない場合、前記サーバーは前記ツールを
持っている最適なノードを前記保持手段のデータから選
択し、前記処理依頼及び依頼先のノード情報と共にツー
ルの送信情報を前記情報伝送路を通して前記ツールを持
っているノードに通知することにより、依頼先のノード
が前記ツールを得られるようにすることにある。
【0012】この第4の発明によれば、サーバーが適切
なノードを選択した時に、そのノードが処理を実行する
ツールを持っていない場合、前記サーバーは前記ツール
を持っているノードを前記データを参照して探し、この
ノードに前記処理依頼及び依頼先のノード情報とツール
の送信情報を通知する。これにより、この通知を受け取
ったノードは該当のツール情報と前記処理依頼を依頼先
のノードに送るため、依頼先のノードは送られてきたツ
ールを用いて処理を実行し、その結果を依頼元のノード
に返送する。
【0013】第5の発明の特徴は、前記ツールを持って
いるノードは、前記処理依頼及び依頼先のノード情報と
共にツールの送信情報を受け取ると、該当のツール情報
と共に、前記処理依頼情報を前記処理依頼先のノードに
前記情報伝送路を通して送ることにある。
【0014】第6の発明の特徴は、前記ツールを持って
いるノードはサーバーが選択した処理依頼先のノードに
該当のツールを中間コードの形で送ることにある。
【0015】第7の発明の特徴は、前記各ノードは前記
保持手段が保持しているデータに関わる自己の状態が変
化した場合に、この変化情報を前記サーバーに前記情報
伝送路を通して通知し、前記サーバーは通知された変化
情報に基づいて前記保持手段が保持しているデータを更
新することにある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の分散処理システ
ムの一実施の形態を示したブロック図である。分散処理
システムはシステムを管理するサーバー1と複数のノー
ドA、B、Cが信号線2を介して接続されて構成されて
いる。
【0017】図2は図1に示したサーバー1の詳細構成
例を示したブロック図である。サーバー1は各種処理を
行うCPU11、CPU11を動作させる上で必要なプ
ログラムやデータを保存しているROM、CPU11の
ワーキングメモリであると共に、キャッシュ・テーブル
を保持しているRAM13、データの送受信を信号線2
を介して行う送受信部14を有している。
【0018】ここで、キャッシュ・テーブルは図3に示
すような構造で、パフォーマンス・キャッシュは個々の
ノードの処理能力値を保持し、ツール・キャッシュは個
々のノードが保持しているツール(中間コード)名、更
にそのツールの中間コードサイズを保持している。空き
キャッシュは個々のノードの空きメモリ容量を保持して
いる。但し、ツールの中間コードを以降単にツールと称
する。
【0019】次に本実施の形態の動作について説明す
る。サーバー1は上記したキャッシュ・テーブルを管理
更新する。このため、サーバー1は各ノードA、B、C
のパフォーマンス状況を知らねばならず、以下に示す2
つの方法でパフォーマンス状況を知る。
【0020】まずーつ目の方法は、サーバー1が一定時
間毎に各々のノードA、B、Cに現在のパフォーマンス
状況を図4に示すように(1)のタイミングでブロード
キャストで尋ねる。(1)のタイミングで、ブロードキ
ャストされた各々のノードA、B、Cは、(2)のタイ
ミングで、自身のパフォーマンス状況をサーバー1に回
答する。回答を受け取ったサーバー1は、受け取った内
容に基づいて図3に示したパフォーマンスキャッシュの
内容を更新する。
【0021】もう一つの方法は、各々のノードA、B、
Cが自身のパフォーマンス状況がある一定値以上変化し
た場合に図5に示すようにサーバー1ヘ知らせるという
一方的情報伝達方法である。サーバー1は送られてくる
パフォーマンス値を確認し、図3に示したパフォーマン
ス・キャッシュを更新する。図5の例では、ノードCの
パフォーマンス値が変化したため、この変化をノードC
がサーバー1に一方的に知らせている場合に相当する。
【0022】また、サーバー1は図3に示したツール・
キャッシュを更新する。ツール・キャッシュの更新は、
図5に示したように各ノードA、B、Cからのサーバー
1への一方的情報伝達によってなされる。あるノードが
ツールを追加、あるいは削除した場合にそのツールが追
加、あるいは削除されたことをサーバー1に一方的に伝
える。この情報を受け取ったサーバー1は、図3に示し
た自身のツール・キャッシュの内容を更新する。図5の
例では、ノードCのツール所持状況が変化したため、こ
の変化をノードCがサーバー1に一方的に知らせている
場合に相当する。
【0023】更に、サーバー1は図3に示した空きキャ
ッシュ・テーブルを更新する。空きキャッシュ・テーブ
ルの更新は、各ノードA、B、Cからのサーバー1への
一方的情報伝達によってなされる。あるノードの空きメ
モリ容量が変化した場合に、現在の空きメモリをサーバ
ー1ヘ伝えることで、空きメモリ容量が変化したことを
伝える。この情報を受け取ったサーバー1は、図3に示
した自身の空きキャッシュの内容を更新する。図5の例
では、ノードCの空きメモリ状況が変化したため、これ
をノードCがサーバー1に一方的に知らせている場合に
相当する。
【0024】次にサーバー1と各ノードA、B、C間で
送受される情報伝達パケットについて説明する。サーバ
ー1とノードA、B、C間では図6に示すような情報伝
達パケットが送受される。以降、単に情報パケットと称
する。この図6における情報パケットのサーバ部は分散
システムを管理するサーバー1の情報を持つ。送り元ノ
ード部はツールの実行を依頼したノードの情報を持ち、
送り先ノード部はツールの実行を依頼されたノードの情
報を持つ。ツール部は実行が依頼されているツール名を
持ち、ツールサイズ部はそのツールのデータサイズを持
つ。ツール部に指定されたツールを実行する際に必要な
引数をツール引数部に持ち、そのツールの実行結果をツ
ール結果部に持つ。終了フラグ部は、一連の動作が正常
終了したか又は、何らかの原因で失敗したのかをサーバ
ー1に知らせるための値を持つ。
【0025】ツール保持判別フラグ部は送り先ノード部
に指定されたノードがツール部に指定されたツールを保
持しているかどうかを知るための値である。このフラグ
がツールを保持していることを示している場合、ツール
保持ノード部、ツールデータ部は参照されない。逆にツ
ールを保持していないことを示している場合、ツール保
持ノード部はツール部に指定されたツールを保持してい
るノードの情報を持ち、ツールデータ部にはそのツール
のデータを持つことができる。
【0026】次に、サーバー1とノードA、B、C間で
情報パケットが送受される際の具体的な動作について図
7を参照して説明する。サーバー1が図3で示したキャ
ッシュ・テーブルを有している際に、ノードBがツール
t2の実行を他のノードに依頼したい場合について説明
する。
【0027】(1)のタイミングで、ノードBはツール
t2の実行を他ノードヘ依頼したいことを図8に示した
ような情報パケットをもってサーバー1へ伝える。この
時、ノードBは図8(A)に示すように情報パケットの
サーバ部(Server)、送り元ノード部(Node
B)、ツール部(t2)、ツール引数部にそれぞれ適し
た値を入れておく(他は0に初期化される)。
【0028】情報パケットを受け取ったサーバー1は、
ツールt2の実行を処理能力の高いノード(ノードB以
外)に依頼するために、サーバー1が保持している図3
に示したキャッシュ・テーブルの情報を次のような手順
で調査する。
【0029】まず、サーバー1の持つパフォーマンス・
キャッシュから各ノードの処理能力値を比較し、最も処
理能力の高いノード(この例ではノードC)を選択す
る。サーバー1は選択されたノードCの情報を図8
(B)に示すように情報パケットの送り先ノード部に入
れる。
【0030】次にノードCがツールt2を保持している
かどうかを図3に示したツール・キャッシュから調べ
る。これにより、ノードCはツールt2を保持している
ので、サーバー1は図8(B)に示すようにツール保持
判別フラグ部にノードCがt2を保持していることを表
す値(無)を入れる。その後、サーバー1は、ここで作
成された情報パケットを、(2)のタイミングで送り先
ノード部に指定されたノードCへ渡す。
【0031】ノードCは(2)のタイミングで受け取っ
た情報パケットからツール引数部の内容(a、b、c)
を読み取り、その内容(引数)を自身が保持しているツ
ールt2に与えて実行する。ノードCは実行コードを保
持していない場合には自身が持っていてる中間コードを
トランスレートすることで実行コードを生成して実行す
る。実行により得た結果を図8(C)に示すように情報
パケットのツール結果部に入れ、情報パケットを送り元
ノード部に指定されているノードBに、(3)のタイミ
ングで渡す。
【0032】次にノードCは正常終了したことをサーバ
ー1に知らせるために、図8(D)に示すように情報パ
ケットの終了フラグ部に正常終了したことを知らせる値
(noerror)を入れ、サーバー1ヘ渡す。逆に、
何らかの原因でツールt2の実行ができない等のエラー
が起こった場合には、情報パケットの終了フラグ部に失
敗したことを知らせる値を入れ、サーバー1ヘ渡す。
【0033】情報パケットを受け取ったサーバー1が、
終了フラグ部の値から処理に失敗したことを知らされた
場合、サーバー1はノードCの次に処理能力の高いノー
ドをパフォーマンス・キャッシュから選択し、上記と同
様の方法でツールt2の実行を新たに選択したノードに
依頼する。
【0034】但し、実行を依頼したノードB以外のノー
ドの処理能力値がノードBよりもある一定値以下である
場合、或いは選択されたノードはツールt2を保持して
いないにも拘らず、ツールt2を保持できるだけの空き
メモリを持っていない場合、サーバー1はノードBに処
理を任せるノードがない旨の信号を返送する。これを受
けたノードBは他のノードに処理を任せることなく、自
身でツールt2の実行をすることになる。
【0035】次にサーバー1が図3に示したキャッシュ
・テーブルを保持している場合で、ノードBがツールt
lの実行を他のノードに依頼したい場合を図9を用いて
説明する。(1)のタイミングで、ノードBはツールt
lの実行を他ノードへ依頼したいことを図10(A)に
示すような情報パケットをもってサーバー1へ伝える。
この時、ノードBは情報パケットのサーバ部にServ
er、送り元ノード部にNodeB、ツール部にtl、
ツール引数部にそれぞれ適した値(a、b、c)を入れ
ておく、他は0に初期化される。
【0036】情報パケットを受け取ったサーバー1は、
ツールtlの実行を処理能力の高い他のノードに依頼す
るために、保持しているキャッシュ・テーブルの情報を
次のような手順で調査する。まず、サーバー1が持つパ
フォーマンス・キャッシュから各ノードの処理能力値を
比較することで、最も処理能力の高いノード、この例で
はノードCを選択する。サーバー1は選択したノードC
の情報を図10(B)に示すように情報パケットの送り
先ノード部に入れる。
【0037】次にサーバー1はノードCがツールtlを
保持しているかどうかを調べ、保持している場合は前記
図7で示した動作と同じ動作を行う。図3に示したキャ
ッシュ・テーブルからノードCはtlを保持していない
ことが分かるため、サーバー1が持つツール・キャッシ
ュから自身(NodeB)以外にツールtlを保持して
いるノード、例えばノードAを探す。
【0038】もし、ツールtlを保持しているノードが
複数あった場合には、サーバー1は保持しているパフォ
ーマンス・キャッシュから前記ツールを持つ各々のノー
ドの処理能力を比較することで、実行ノードへツールの
実体を最も速く渡すことのできるノードを選択する。ツ
ールtlを保持する自身(ノードB)以外のノードが検
出されなかった場合、サーバー1は依頼元のノードBか
ら処理の依頼先のノードCへツールt1を送るようにす
る。この場合には、ツール保持ノード部にノードBの情
報が入れられる。
【0039】ツールtlを保持しているノードが検出さ
れた場合、選択された能力の高いノード(この例ではノ
ードC)がツールtlのデータを保持できるだけの空き
メモリを持っているかどうかを、サーバー1の持つ空き
キャッシュ・テーブルから調べる。コピーできるだけの
空き容量があれば、サーバー1は図10(B)に示すよ
うに情報パケットのツール保持判別フラグ部に情報パケ
ットがツールデータを持つ必要があることを知らせる値
(有)を入れる。また、ツール保持データ部に検出した
ノード(この例ではノードA)を入れ、この情報パケッ
トをツール保持データ部に指定されたノードAに送る。
【0040】しかし、送り先ノード部に指定されたノー
ドCが、ツールサイズ部が持っているツールサイズ分の
空き容量を持っていない場合、サーバー1はノードCの
次に処理能力の高いノードを選択して同様の処理を行
う。
【0041】但し、処理の実行を依頼したノードB以外
のノードの処理能力値がノードBよりもある一定値以下
である場合、或いは選択されたノードがツールtlを保
持していないにも拘らず、ツールtlを保持できるだけ
の空きメモリを持っていない場合、サーバー1はノード
Bに処理を任せるノードがない旨の信号を返送する。こ
れを受けたノードBは自身でツールtlの処理をするこ
とになる。
【0042】(2)のタイミングで、サーバー1から情
報パケットを受け取ったノードAは、自分がツール保持
データ部に指定されていることから、図10(C)に示
すように情報パケットのツールデータ部に自身が保持し
ているツールtlのデータをコピーし、送り先ノード部
に指定されているノードCへ情報パケットを、(3)の
タイミングで渡す。
【0043】これにより、ノードCは情報パケットのツ
ールデータ部にあるデータを、自身にコピーして、ツー
ルtlを保持する。即ち、コピーした中間コードをトラ
ンスレートすることで実行コード(T1)を作成する。
ノードCは情報パケットのツール引数の内容を読み取
り、その内容(引数)を実行コード(T1)に与えて実
行する。
【0044】次にノードCは実行して得られた結果を図
10(D)に示すように情報パケットのツール結果部に
入れ、情報パケットを送り元ノード部に指定されている
ノードBに、(4)のタイミングで渡す。この時、既
に、ツール保持ノ−ドの情報は不要であるため、図10
(D)に示すように、ツール保持判別フラグ部にはツー
ルを保持していないことを示す値を入れる。
【0045】その後、サーバー1はタイミング(5)
で、正常終了したことをサーバー1に知らせるために、
図10(E)に示すように情報パケットの終了フラグに
正常終了したことを知らせる値を入れ、サーバー1ヘ送
る。逆に、ノードCは何らかの原因で処理に失敗した場
合、情報パケットの終了フラグ部に失敗したことを知ら
せる内容の値を入れて、サーバー1ヘ送る。
【0046】サーバー1は受け取った情報パケットの終
了フラグ部の内容からツール部の実行が送り先ノードで
正常に終了したかどうかを知ることができる。正常終了
の場合には、ツールtlを持っていなかつたノードCが
ツールtlを実行したことから、ノードCがツールtl
を保持したことが推測できるため、サーバー1は自身の
ツール・キャッシュを更新する。同時にツールサイズ部
の値をノードCが保持したことから空きキャッシュ・テ
ーブルを更新する。逆に、情報パケットの終了フラグ部
に失敗したことを知らせる値が入っていた時、サーバー
1は、ノードCの次に処理能力の高いノードを選択し、
上記と同様の方法でツールtlの実行を前記選択したノ
ードに依頼する。
【0047】但し、実行を依頼したノードB以外のノー
ドの処理能力値がノードBよりもある一定値以下の場
合、或いは選択されたノードがツールtlを保持してい
ないにも拘らず、ツールtlを保持できるだけの空きメ
モリ容量を持っていない場合、サーバー1はノードBに
処理を任せるノードがない旨の信号を返送する。これを
受けたノードBは自身でツールtlの処理をすることに
なる。
【0048】本実施の形態によれば、サーバー1に各ノ
ードの能力や状態を示したキャッシュ・テーブルを保持
させ、各ノードは他のノードに処理をサーバー1経由で
依頼することにより、サーバー1はその時、最善のノー
ドを選択して処理の実行を任せるため、常に、高速で円
滑な処理を行うことができる。また、サーバー1はキャ
ッシュ・テーブルの内容の更新を、処理を依頼したノー
ドの実行結果により行うため、キャッシュ・テーブルの
内容の更新を負荷の増大なく、且つ短時間で行うことが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の分
散処理システムによれば、あるノードが他のノードに処
理を依頼する際に、サーバーに各ノードの能力及び状態
を把握するためのキャッシュ・テーブルを保持させ、こ
のサーバーに処理の依頼を行って、常に最適なノードを
選択させることにより、常に、高速の処理を円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散処理システムの一実施の形態を示
したブロック図である。
【図2】図1に示したサーバーの詳細構成例である。
【図3】図1に示したサーバーに保持されるキャッシュ
・テーブルの内容例を示した表図である。
【図4】図1に示したシステムの動作例を示すブロック
図である。
【図5】図1に示したシステムの他の動作例を示すブロ
ック図である。
【図6】図1に示したシステム上で送受される情報パケ
ットの一例を示した模式図である。
【図7】図1に示したシステムの他の動作例を示すブロ
ック図である。
【図8】図1に示したシステム上で送受される具体的な
情報パケットの一例を示した模式図である。
【図9】図1に示したシステムの他の動作例を示すブロ
ック図である。
【図10】図1に示したシステム上で送受される具体的
な情報パケットの一例を示した模式図である。
【符号の説明】
1 サーバー 2 信号線 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 送受信部 15 バス A、B、C ノード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムの管理を行うサーバーと各種処
    理を行う複数のノードとを情報伝送路によって相互に接
    続して構成される分散処理システムにおいて、 前記各ノードの能力及び状態を示すデータを保持する保
    持手段と、 前記情報伝送路を通して前記ノードから処理依頼を受け
    取ると、前記保持手段のデータを参照して最適のノード
    を選択する選択手段と、 この選択手段により選択されたノードに前記処理依頼を
    前記情報伝送路を通して行う依頼手段とを前記サーバー
    に備え、 且つ、他のノードにさせたい処理が発生すると、前記処
    理依頼を前記サーバーに送信する送信手段を前記各ノー
    ドに備えたことを特徴とする分散処理システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバーから前記処理依頼を受け取
    ったノードは、前記処理依頼により依頼された処理を行
    い、得られた結果を前記処理依頼を出した依頼元のノー
    ドに前記情報伝送路を通して返送することを特徴とする
    請求項1記載の分散処理システム。
  3. 【請求項3】 前記依頼手段による処理依頼の実行結果
    から前記保持手段の内容を更新する更新手段を前記サー
    バーに設けたことを特徴とする請求項1記載の分散処理
    システム。
  4. 【請求項4】 前記選択手段により選択されたノードが
    依頼された処理を実行するためのツールを持っていない
    場合、前記サーバーは前記ツールを持っている最適なノ
    ードを前記保持手段のデータから選択し、前記処理依頼
    及び依頼先のノード情報と共にツールの送信情報を前記
    情報伝送路を通して前記ツールを持っているノードに通
    知することにより、依頼先のノードが前記ツールを得ら
    れるようにすることを特徴とする請求項1記載の分散処
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記ツールを持っているノードは、前記
    処理依頼及び依頼先のノード情報と共にツールの送信情
    報を受け取ると、該当のツール情報と共に、前記処理依
    頼情報を前記処理依頼先のノードに前記情報伝送路を通
    して送ることを特徴とする請求項4記載の分散処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記ツールを持っているノードはサーバ
    ーが選択した処理依頼先のノードに該当のツールを中間
    コードの形で送ることを特徴とする請求項5記載の分散
    処理システム。
  7. 【請求項7】 前記各ノードは前記保持手段が保持して
    いるデータに関わる自己の状態が変化した場合に、この
    変化情報を前記サーバーに前記情報伝送路を通して通知
    し、前記サーバーは通知された変化情報に基づいて前記
    保持手段が保持しているデータを更新することを特徴と
    する請求項1乃至6いずれか1記載の分散処理システ
    ム。
JP10228250A 1998-08-12 1998-08-12 分散処理システム Pending JP2000057106A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257163A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Hitachi Ltd 分散型プログラム実行環境における稼動品質管理方法
JP2012510126A (ja) * 2008-11-26 2012-04-26 マイクロソフト コーポレーション リモートデスクトッププロトコルのためのハードウェアアクセラレーション

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JP2007257163A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Hitachi Ltd 分散型プログラム実行環境における稼動品質管理方法
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