JP2000056578A - 湿式画像形成装置 - Google Patents

湿式画像形成装置

Info

Publication number
JP2000056578A
JP2000056578A JP10242552A JP24255298A JP2000056578A JP 2000056578 A JP2000056578 A JP 2000056578A JP 10242552 A JP10242552 A JP 10242552A JP 24255298 A JP24255298 A JP 24255298A JP 2000056578 A JP2000056578 A JP 2000056578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid developer
developer
image forming
forming apparatus
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10242552A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Hirai
秀二 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10242552A priority Critical patent/JP2000056578A/ja
Publication of JP2000056578A publication Critical patent/JP2000056578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収トナーの成分を完全にフレッシュトナー
に戻すという難解な課題を回避しつつ、プロセス条件を
変化させることにより画質を一定に保つようにし、か
つ、機械本体の大型化を招かないようにする。 【解決手段】 画像データに基づいて発光する露光手段
3により潜像担持体1の表面に静電潜像を形成する。現
像剤担持体41の表面には高濃度・高粘度の液体現像剤
が薄層状に塗布されており、潜像担持体1と接触するこ
とにより静電潜像を現像する。現像工程後の現像剤担持
体41上や転写工程後の潜像担持体1上に残存している
液体現像剤を回収室4Bに回収し、ここで、スタート剤
と混合して、現像剤供給室4Aに供給する。現像剤供給
室4A内の現像剤は現像剤塗布ローラ42により現像剤
担持体41に一定層厚で塗布される。このようにしてリ
サイクルされた液体現像剤を使用する場合に、プロセス
線速を変化させることにより、画像を一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式電子写真技術
を採用し、特に、高濃度・高粘度の液体現像剤を用いて
いる複写機・プリンタ等の湿式画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−281783号公報(画像形
成装置およびこの画像形成装置の現像剤補給方法)に記
載の発明によれば、トナーリサイクル機構によりリサイ
クルされたリサイクルトナーは、トナータンクに戻さ
れ、所定量ずつ現像装置のハウジングに供給される。ハ
ウジングには、トナーホッパにより、所定量ずつフレッ
シュトナーも補給される。トナータンクを経由して補給
されるリサイクルトナーとトナーホッパから補給される
フレッシュトナーの混合比は、ドラム上画像濃度センサ
により検知された感光体ドラム上のトナー画像のかぶり
に基づいて該混合比が所定の範囲内に推移するように制
御される。
【0003】特開平9−319220号公報(画像形成
装置)に記載の発明によれば、同色のトナーを有する複
数現像器とクリーナを有し、前記クリーナによって回収
されたトナーをある指定された現像器に供給する装置に
おいて、ユーザが操作パネル上などで、望む画像品位に
応じて、トナーリサイクルされた現像器とトナーリサイ
クルされない現像器の選択が可能で、トナーリサイクル
された現像器の設定は紙粉による帯電不良トナーになる
カブリを良好にするために、作像条件やキャリアをトナ
ーリサイクルされない現像器と異ならせたり、紙粉によ
る白スジの発生を低減するために現像器の構成をトナー
リサイクルされない現像器と異ならせている。
【0004】現像剤のリサイクルに関しては様々な提案
がなされており、前記特開平9−281783号公報や
特開平9−319220号公報に記載の発明もその内の
一つである。一旦感光体上等に塗布されたが最終的に記
録紙上に転写されていかなかった現像剤をリサイクルし
て使用するというのは既知の技術であり、一般的には、
回収したトナーの成分を調整して使用する。その際、い
かにして初期状態のトナー(フレッシュトナー、スター
ト剤等と呼ばれる)に成分を近づけるかが問題となる
が、特開平9−281783号公報に記載の発明では回
収トナーとフレッシュトナーを混合させることによりこ
れを実現しようとしている。ただし、回収トナーの成分
自体を調整する訳ではないので、完全にはフレッシュト
ナーと同じ成分・性質にはならない。回収トナーには現
像工程等において高電圧も印加されており、また現像時
に使用される成分にも偏りがあるので、回収トナーを完
全にフレッシュトナーの状態に戻すのは容易ではない。
【0005】性質の異なってしまったトナーを用いてフ
レッシュトナー用の作像条件で画像を形成すると、画質
が劣化してしまうのは避けがたいことである。そこで特
開平9−319220号公報に記載の発明においては、
回収トナーの成分を調整するのではなく、回収トナー用
の性質に合わせて作像条件のキャリアを変化させるもの
としている。ただし、この公報に記載の発明において
は、回収トナー用の現像器がフレッシュトナー用とは別
個に用意されており、フルカラーの場合などにはスペー
ス上の問題も出てくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたもので、回収トナーの成分を完
全にフレッシュトナーに戻すという難解な課題を回避し
つつ、プロセス条件を変化させることにより画質を一定
に保つようにし、かつ、フルカラーを念頭において機械
本体の大型化を招かないようにすることを目的としてな
されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
データに基づいて発光する露光手段と、露光手段によっ
て露光されることによりその表面に静電潜像を形成する
潜像担持体と、高濃度・高粘度の液体現像剤がその表面
に薄層状に塗布されており、前記潜像担持体と接触する
ことにより前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前
記現像工程後の現像剤担持体上や転写工程後の前記潜像
担持体上に残存している液体現像剤を回収して成分を調
整した上で再利用するリサイクル手段とを具備した湿式
画像形成装置において、リサイクルされた液体現像剤を
使用する場合に、プロセス線速を変化させることを特徴
としたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の湿式
画像形成装置において、各種プロセス線速の中で、前記
現像剤担持体上に液体現像剤を薄層状に塗布するための
液体現像剤塗布ローラの線速のみを変化させることを特
徴としたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の湿式画像形成装置において、リサイクルされた液体現
像剤が随時現像ユニット内の液体現像剤タンクに環流し
てくる構成となっている場合に、リサイクルされた液体
現像剤の量をプリント枚数から判断し、スタート剤とリ
サイクル剤の比率を考慮した上でプロセス線速を自動的
に変化させていくことを特徴としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2に記載
の湿式画像形成装置において、リサイクルされた液体現
像剤が随時現像ユニット内の液体現像剤タンクに環流し
てくる構成となっている場合に、液体現像剤タンク内に
センサを設置しておき、該センサからの出力変化を観測
することによってプロセス線速を自動的に変化させてい
くことを特徴としたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1又は2に記載
の湿式画像形成装置において、プロセス線速を湿式画像
形成装置本体の操作部から任意に設定できることを特徴
としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における湿式画像
形成装置の概略図で、図示のように、感光体1の周辺に
は、帯電チャージャ2、LDユニット3、各色(Y,
M,C,K)の現像ユニット4Y,4M,4C,4K、
各色に対する現像ローラ4Y1,4M1,4C1,4K1
及び液体現像剤塗布ローラ4Y2,4M2,4C2,4
2、転写チャージャ5、中間転写ベルト6、中間転写
ベルト用クリーニングブレード61、感光体用クリーニ
ングブレード7、クエンチングランプ8等が設置されて
いる。
【0013】周知のように、まず、帯電チャージャ2に
より一様にその表面を帯電された感光体1は、LDユニ
ット3から照射される光によって露光され、静電潜像を
形成する。この静電潜像が現像ユニット部に回ってくる
前に現像動作を行うべき色の現像ユニット41(4Y1
4M1,4C1,4K1を代表して41とする)では、液体
現像剤塗布ローラ42(4Y2,4M2,4C2,4K2
代表して42とする)によって一定層厚の液体現像剤が
現像ローラ41上に塗布され、この液体現像剤層によっ
て感光体1上の静電潜像が現像される。感光体1上に現
像された単色のトナー像は、中間転写ベルト6との当接
面において、転写チャージャ5の働きにより中間転写ベ
ルト6上へ転写される。中間転写ベルト6上へ転写され
ずに感光体1上に残った液体現像剤は、クリーニングブ
レード7で除去され、更に感光体1上に残った残電荷は
クエンチングランプ8によって除去される。このように
して清掃された感光体1は、次色の画像形成サイクルへ
入っていく。図1は、フルカラープリントを念頭におい
て描かれているので、この単色画像形成動作を4回繰り
返して、中間転写ベルト6上に4色の画像を重ねること
になる。
【0014】なお、中間転写ベルト6上に単色画像を重
ねていく過程においては、中間転写ベルト6上のクリー
ニングブレード61は離間しており、転写画像を乱すこ
とのないものとする。4回の単色画像転写によって中間
転写ベルト6上に形成されたフルカラー画像は、タイミ
ングを合わせて給紙ユニット11から紙搬送経路12に
沿って搬送されてきた記録紙に転写ローラ13の働きに
よって転写される。転写ローラ13も中間転写ベルト6
に対して接離可能になっており、転写動作を行う場合に
のみ当接するものとする。また、転写ローラ13にはバ
イアス電圧を印加できるようになっており、画像を転写
する際の効率を良くしている。画像を転写された記録紙
は定着ローラ14によってその画像を定着された後、機
外に排出されていく。
【0015】図1においては、リサイクル手段は描かれ
ていないが、第一のリサイクル経路は現像ユニット内部
に存在し、第二のリサイクル経路はクリーニングブレー
ド→現像ユニットの経路である。現像ユニット内部のリ
サイクル経路とは、現像工程後に現像ローラ上に残った
液体現像剤をクリーニングブレードで回収し、再利用す
るということである。現像工程後に現像ローラ上に残っ
た液体現像剤は、感光体に付着していくキャリア液と現
像剤粒子のバランスがスタート剤における両者の成分比
と異なってしまうので、スタート剤との間に成分差が生
じてしまう。また、現像ローラには現像バイアスが印加
されるのが通常であり、静電気的な特性も変化してしま
う可能性が高い。また、潜像担持体(感光体)上に残っ
た液体現像剤も同様であり、スタート剤と特性差を生じ
てしまうのが普通である。
【0016】図2は、本発明の湿式画像形成装置をタン
デム型にした場合の一構成例を示す図で、図中、1Y,
1M,1C,1Kは各色(Y,M,C,K)に対応した
感光体、4Y,4M,4C,4Kは現像ユニット、4Y
1,4M1,4C1,4K1は現像ローラ、4Y2,4M2
4C2,4K2は液体現像剤塗布ローラで、各感光体1
Y,1M,1C,1Kの周辺に設置されている各種部品
は図1に示した画像形成装置と同様なので省略してあ
る。而して、この例の場合、図1に示した1ドラム型に
比べて、各色毎に感光体1Y,1M,1C,1Kを持っ
ているので時間的に平行して各色の画像を形成すること
ができ、画像形成装置としてのプリント速度が格段に向
上する利点がある。その反面、空間的に場所を取ってし
まうので、装置が大型化してしまう欠点がある。液体現
像剤リサイクルの観点からは、感光体上における混色が
ないため、転写工程後に感光体上に残存している液体現
像剤のリサイクルが容易となることが1ドラム型に対す
る利点である。感光体上の残存液体現像剤をリサイクル
する場合には、実質的にはこの方式を取らざるを得ない
と言える。
【0017】図3は、図1,図2に示した現像ユニット
の詳細を示す図で、図3は、図2の形態に則って描いて
あるので、全体図としては図2を参照すると分かり易
い。なお、感光体周辺には図1に示すような各種部品が
設置されているが、図3においては省略している。ま
た、感光体及び現像ユニットは各色に対して同じであ
り、ここでは、その1つを代表しているので各参照番号
に対するY,M,C,Kは付さないで説明する。現像ユ
ニット4はその内部で2つの部屋4A,4Bに分かれて
おり、片方(4A)が液体現像剤供給室、もう片方(4
B)が液体現像剤回収室である。
【0018】ここで、請求項3,4に記載の液体現像剤
タンクとは、この液体現像供給室4Aと液体現像剤回収
室4Bの2つを合わせたものを意味している。この両室
の間には隔壁43が設置されており、ギヤポンプ44の回
転によって回収室4B→供給室4Aの方向にのみ液体現
像剤の移動が可能となっている。供給室4Aの液体現像
剤には液体現像剤塗布ローラ42が浸っており、この液
体現像剤塗布ローラ42に付いた液体現像剤が、現像ロ
ーラに41一定の層厚で塗布される。液体現像剤塗布ロ
ーラ42としてはワイヤーバーやグラビアローラ等、一
定量の液体を保持できる部材を採用することにより、現
像ローラ41へ一定量の液体現像剤が供給できるように
している。
【0019】また、ギヤポンプ44の回転によって液体
現像剤供給室4Aの液面Lは、液体現像剤塗布ローラ4
2の下端よりも上側にくるように調整されている。もし
もギヤポンプ44の動作が過剰な場合は、液体現像剤が
隔壁43を乗り越えて回収室4Bへオーバーフローする
ようになっている。液体現像剤回収室4Bの方は、現像
工程後も現像ローラ41上に残存した液体現像剤が、現
像ローラ用クリーニングブレード45によって除去され
て回収される。
【0020】また、感光体用クリーニングブレード7か
ら回収される転写工程後の残存液体現像剤も、最終的に
この液体現像剤回収室4Bに回収されるようなってい
る。この場合、この感光体からの残存液体現像剤は、液
体現像剤供給口46から現像ユニット内に回収される
が、成分調整のための液体現像剤スタート剤もこの液体
現像剤供給口46から供給されるものとする。なお、感
光体上からの液体現像剤の回収の仕方や、スタート剤の
供給の仕方などは既知の技術が多数あり、どのような方
法でも構わない。このようにして液体現像剤回収室4B
に入ってくる液体現像剤はその成分がまちまちであり、
よって、それらを混ぜ合わせるための撹拌ローラ47
設置されている。撹拌ローラ47は、成分が均一になる
ように常時駆動されているものとする。
【0021】ここで、請求項1に記載の「プロセス線
速」とは、画像形成動作に際して回転させる各種ローラ
の線速のことである。画像形成装置本体の線速としては
記録紙の搬送速度が該当し、感光体や中間転写ベルトの
回転線速は、通常この記録紙の搬送速度と同一である。
その他のプロセス線速としては、現像ユニット内の各種
ローラの回転速度がある。請求項1に記載の発明は、現
像に利用される液体現像剤としてリサイクルされた液体
現像剤が使用される場合に、このプロセス線速を変化さ
せるというものである。つまり、感光体・中間転写ベル
トの回転線速が変化し、また記録紙搬送速度が変化する
ために、画像形成装置全体としてのプリント速度が変化
することになる。これは、リサイクルされた液体現像剤
の特性がスタート剤とは多少異なるために、その特性に
最適なプロセス速度を採用するためである。例えば、リ
サイクルされた液体現像剤の特性の変化により現像飽和
時間が長くなれば、それだけ線速を遅くしてやれば充分
な現像時間を得ることができ、画質の劣化を防ぐことが
できる。
【0022】リサイクルされた液体現像剤が使用されて
いるかどうかの判断に関しては、例えば、スタート剤を
充填した現像ユニットをセットしてから初めてギアポン
プを回すまではスタート剤を使用しているものと考え、
その後はリサイクル剤が混じっているものと扱うことが
考えられる。その後はプリント枚数の積算により、リサ
イクル剤の混入度を推定すれば良い。また、液体現像剤
供給口46からスタート剤を補給された時にはその影響
を考慮することも忘れてはならない。
【0023】また、請求項2に記載の液体現像剤塗布ロ
ーラとは、図3に示した液体現像剤塗布ローラ42のこ
とである。この液体現像剤塗布ローラ42の回転線速を
変化させると、現像ローラ41に塗布される液体現像剤
の層厚が変化し、現像に寄与する現像剤粒子の量を変化
させることができる。よって、液体現像剤としてリサイ
クル剤が利用される場合に、特性が変化した影響を層厚
の変化によって吸収できることになる。このため、画像
形成装置全体としてのプリント速度を変化させることな
く、画質の劣化を防ぐことができる。
【0024】請求項3に記載の画像形成装置は、使用し
ている液体現像剤全体量に対するリサイクル剤の混入量
をプリント枚数から推定し、リサイクル剤混入による液
体現像剤の特性の変化を打ち消すために、自動的にプロ
セス線速を変化させていくものである。リサイクル剤に
おける現像剤粒子とキャリア液の割合は、その液体現像
剤が現像した画像パターンによって多少違いはあるが、
平均的に画像データを想定した場合の割合を採用するも
のとする。また、理想的には、画像パターンデータを参
照することによって、リサイクル剤における成分比率を
推定できるようにしておけばなお良い。この請求項3の
発明は、リサイクル剤の特性を測定してプロセス線速を
変化させるのではなく、あくまでもプリント枚数から液
体現像剤全体の特性変化量を予測してプロセス線速を変
化させる予測制御である。この方式は測定用のデバイス
を必要としない利点がある。
【0025】請求項4に記載の画像形成装置は、請求項
3の発明が予測制御を行うのに対して、実際に計測して
制御するものである。そのため、図3に示すように、セ
ンサ48を設ける必要があり、このセンサ48を設置する
分だけ請求項3に記載の装置よりは構成が煩雑になる
が、実際に液体現像剤の特性を測定しているため、より
適切な制御が可能となる。特性測定のセンサ48として
は、濃度センサや導電度センサ等が考えられるが、その
測定された特性と画像品質が一定の関係を保有している
ものであれば何でも良い。その特性の変化を見て、画像
品質を一定に保つためにプロセス線速を変化させること
ができれば良いのである。なお、このセンサ48は、図
3に示してあるように、液体現像剤回収室4Bではなく
液体現像剤供給室4Aに設置した方が良い。これは、実
際に現像に使用される現像剤が、液体現像剤供給室4A
内の成分を持ったものだからである。
【0026】請求項5に記載の湿式画像形成装置は、自
動的な調整がうまくいかなかった場合に人為的にプロセ
ス線速を変化させて画質の劣化を防ぐためのものであ
る。自動的な調整とは請求項3や4の発明に示した方法
であるが、例えば、請求項3の発明は予測制御であるの
で、平均的と思われる画像パターンから大きく逸脱した
画像パターンをプリントし続けた場合には、リサイクル
剤の成分が予測と大きく異なり、結果として、液体現像
剤供給室内の液体現像剤の成分が予測と大きく異なって
しまう場合が考えられる。この場合には、プロセス線速
がその液体現像剤特性に最適なものになっていないこと
が考えられるので、人為的にプロセス線速を変化させる
ことができるようにしておくと、オペレータが意識的に
画質の劣化を矯正することができる。また、請求項4に
示したセンサを設置する方法を採った場合においては、
例えば、センサが壊れてしまうとプロセス線速がとんで
もない速度に制御されてしまう恐れがある。そのような
場合にもプロセス線速を任意に設定できるようにしてお
けば、オペレータが適切な速度を設定することができ
る。
【0027】
【発明の効果】(1)請求項1に対する作用効果:リサ
イクルされた液体現像剤は、成分を再調整されてもスタ
ート剤とは多少異なった特性を持ってしまうのが普通で
ある。このリサイクル剤をスタート剤と同じ線速でプリ
ントすると、現像効率・転写効率等の違いにより画像品
質が劣化してしまう恐れがある。そこでプロセス線速を
リサイクル剤に最適なものに設定することにより、画像
品質の劣化を最小限に抑えることができる。
【0028】(2)請求項2に対する作用効果:リサイ
クルされた液体現像剤は、プリント動作中に現像剤粒子
及びキャリア液を不確定な割合で失ってしまうことによ
り、両者の成分比率がスタート剤とは異なってしまう。
また、高電圧が印加されるため、現像剤粒子の有する電
荷量も異なってしまったりする。これらのことが現像効
率に影響を及ぼす可能性があるため、液体現像剤塗布ロ
ーラの線速を調整して現像ローラ上に塗布される液体現
像剤層の層厚を調整することにより、リサイクル剤の現
像効率に合った現像剤量を供給するものとする。これに
より、画像品質の劣化を防ぐことができる。
【0029】(3)請求項3,4に対する作用効果:リ
サイクルされた液体現像剤が自動的に液体現像剤タンク
に環流し、また自動的にプロセス線速を調整していくこ
とにより、オペレータは何も作業をする必要がないまま
に、画像品質の劣化を防ぐことができる。
【0030】(4)請求項5に対する作用効果:何らか
の影響によりリサイクル剤の成分が予定のものよりずれ
てしまった場合や、液体現像剤成分の検知システムが動
作しなくなった場合に、任意にプロセス線速を設定でき
るようにしておくことにより、画像品質の劣化を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 湿式画像形成装置の一例を説明するための要
部概略構成図である。
【図2】 タンデム型にした場合の湿式画像形成装置の
一例を説明するための要部概略構成図である。
【図3】 現像ユニット周辺の詳細を説明するための図
である。
【符号の説明】
1,1Y,1M,1C,1K…感光体、2…帯電チャー
ジャ、3…LDユニット、4…現像ユニット(リサイク
ルユニット)、41…現像ローラ(現像剤担持体)、42
…液体現像剤塗布ローラ、43…隔壁、44…ギヤポン
プ、45…現像ローラ用クリーニングブレード、46…液
体現像剤供給口、47…撹拌ローラ、48…センサ、4
Y,4M,4C,4K…現像ユニット、4Y1,4M1
4C1,4K1…現像ローラ(現像剤担持体)、4Y2
4M2,4C2,4K2…液体現像剤塗布ローラ、5…転
写チャージャ、6…中間転写ベルト、61…中間転写ベ
ルト用クリーニングブレード、7…感光体用クリーニン
グブレード、8…クエンチングランプ、11…給紙ユニ
ット、12…紙搬送経路、13…転写ローラ、14…定
着ローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づいて発光する露光手段
    と、露光手段によって露光されることによりその表面に
    静電潜像を形成する潜像担持体と、高濃度・高粘度の液
    体現像剤がその表面に薄層状に塗布されており、前記潜
    像担持体と接触することにより前記静電潜像を現像する
    現像剤担持体と、前記現像工程後の現像剤担持体上や転
    写工程後の前記潜像担持体上に残存している液体現像剤
    を回収して成分を調整した上で再利用するリサイクル手
    段とを具備した湿式画像形成装置において、リサイクル
    された液体現像剤を使用する場合に、プロセス線速を変
    化させることを特徴とする湿式画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の湿式画像形成装置にお
    いて、各種プロセス線速の中で、前記現像剤担持体上に
    液体現像剤を薄層状に塗布するための液体現像剤塗布ロ
    ーラの線速のみを変化させることを特徴とする湿式画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の湿式画像形成装
    置において、リサイクルされた液体現像剤が随時現像ユ
    ニット内の液体現像剤タンクに環流してくる構成となっ
    ている場合に、リサイクルされた液体現像剤の量をプリ
    ント枚数から判断し、スタート剤とリサイクル剤の比率
    を考慮した上でプロセス線速を自動的に変化させていく
    ことを特徴とする湿式画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の湿式画像形成装
    置において、リサイクルされた液体現像剤が随時現像ユ
    ニット内の液体現像剤タンクに環流してくる構成となっ
    ている場合に、液体現像剤タンク内にセンサを設置して
    おき、該センサからの出力変化を観測することによって
    プロセス線速を自動的に変化させていくことを特徴とす
    る湿式画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の湿式画像形成装
    置において、プロセス線速を湿式画像形成装置本体の操
    作部から任意に設定できることを特徴とする湿式画像形
    成装置。
JP10242552A 1998-08-12 1998-08-12 湿式画像形成装置 Pending JP2000056578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10242552A JP2000056578A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 湿式画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10242552A JP2000056578A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 湿式画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000056578A true JP2000056578A (ja) 2000-02-25

Family

ID=17090809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10242552A Pending JP2000056578A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 湿式画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000056578A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015494A (ja) * 2001-07-02 2003-01-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び方法
US6593052B2 (en) 2000-07-28 2003-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Toner, image forming method and process cartridge
JP2009229991A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6593052B2 (en) 2000-07-28 2003-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Toner, image forming method and process cartridge
JP2003015494A (ja) * 2001-07-02 2003-01-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び方法
JP4739582B2 (ja) * 2001-07-02 2011-08-03 株式会社リコー 画像形成装置及び方法
JP2009229991A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7248825B2 (en) Developer replenishing apparatus
JP4801413B2 (ja) トナー濃度センサ出力補正方式及び画像形成装置
JP5424074B2 (ja) 画像形成装置
JP3451468B2 (ja) トナー補給装置
US7558516B2 (en) Image forming apparatus wherein a carrier weight ratio in a first supply container and carrier weight ratio in a second supply container are substantially equal to each other
US7715762B2 (en) Developing apparatus and image forming apparatus including same
JP4976872B2 (ja) 画像形成装置
JP2009145488A (ja) 現像剤担持体リフレッシュ方法、画像形成装置、画像形成方法、プロセスカートリッジ及び現像装置
US20100027035A1 (en) Dynamic adjustable custom color printer and custom color images
EP1793286B1 (en) Image forming method and image forming apparatus with a cleaning blade
JP2000056578A (ja) 湿式画像形成装置
JP2001343861A (ja) 画像形成装置
US6978106B2 (en) Developing apparatus having modified developer carrying capability
JPH08314253A (ja) 画像形成方法及び装置
JP2009020252A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2011022193A (ja) 画像形成装置
JP4350355B2 (ja) 画像形成システム
JP3359175B2 (ja) 画像形成装置
JP2006047779A (ja) 画像形成装置
JP5327624B2 (ja) 画像形成装置
JPH08305099A (ja) 画像形成装置
JP2008070670A (ja) 画像形成装置
JPH09138560A (ja) 画像形成装置
JP2012048148A (ja) トナー補給制御システム及び画像形成装置
JP5578434B2 (ja) 画像形成装置