JP2000054465A - トイレユニット - Google Patents

トイレユニット

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JP2000054465A
JP2000054465A JP10230360A JP23036098A JP2000054465A JP 2000054465 A JP2000054465 A JP 2000054465A JP 10230360 A JP10230360 A JP 10230360A JP 23036098 A JP23036098 A JP 23036098A JP 2000054465 A JP2000054465 A JP 2000054465A
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western
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floor
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稔 谷
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香織 田村
Takeshi Igarashi
健 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレに関連する現場作業の簡略化と作業期
間の短縮化を図る。 【解決手段】 トイレの床面をなる床材28には、便器
前方から便器側方に亘って洋式便器12を取り囲む便器
支持包囲体20が一体に形成されている。そして、洋式
便器12は、この便器支持包囲体20の上縁端22にリ
ム部24の下端面を当接させて、便器支持包囲体20で
支持されている。この便器支持包囲体20は、便器後方
で横方向に延びトイレの後壁地肌27に接する後部側方
体23と連設されている。よって、トイレ施工時には、
便器支持包囲体20が一体の床材28をトイレに配設
し、便器支持包囲体20で洋式便器12を支持すればよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋式便器を備える
トイレユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】着座して排便する洋式便器では排便の際
の姿勢に無理がないことなどから、新築住居では当初か
ら洋式便器を採択する要望が高い。また、トイレの改修
の際にも、かがみ込んで排便する和式便器を洋式便器に
変更する要望が大多数を占めている。しかも、人体局部
を洗浄する局部洗浄装置を洋式便器に併設することも行
なわれている。
【0003】また、洋式便器はトイレ床面から立ち上が
っているので、便器後方には特段の利用価値のないいわ
ゆるデッドスペースが生じ、見栄え上問題があった。こ
のため、洋式便器の後端側を覆うことがなされるように
なりつつある。この際、局部洗浄装置を便器の後方上面
に載置するようにし、この局部洗浄装置をも洋式便器の
後端側を覆う部材、例えばキャビネットにて覆うように
することもなされている(特開平10−15914
9)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トイレの床
面は、水洗いが行なわれる都合上、タイルを用いた耐水
性仕上げが要求される。しかしながら、タイルの設置に
は熟練と手間を要し、タイル目地の乾燥等の養生に時間
がかかる。よって、トイレ施工、特にトイレ改修の場合
にはその家屋の居住者にトイレを長く使えないという不
便さを強いていた。
【0005】また、洋式便器とその後方上面に載置した
局部洗浄装置とをキャビネットにて覆うようにした場合
には、施工当初の現場作業は容易となる。しかし、局部
洗浄装置はキャビネット内に位置したままなので、修理
・交換等の保守作業時にあってはキャビネット内での作
業が必要となる。よって、作業対象箇所によっては工具
等を取り扱いにくく作業が困難となる場合もある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、トイレに関連する現場作業の簡略化と作業期間の
短縮化を図ることをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1のトイレユニットは、洋式便器を備えるトイレユニッ
トであって、耐水性の表面を有し、トイレ室内の床面を
なす床材と、前記洋式便器を、少なくとも便器前方から
便器側方に亘って取り囲む便器包囲部とを有し、前記便
器包囲部は、前記床面から立ち上がるよう前記床材と一
体とされていることを特徴とする。
【0008】上記構成を有する本発明の第1のトイレユ
ニットでは、床材をトイレ室内に配設すれば、床材自体
で耐水性のトイレ床面をなすことができる。しかも、床
材の配設を経ると、洋式便器は、トイレ床面から立ち上
がるようこの床材と一体化された便器包囲部により、少
なくとも便器前方から便器側方に亘って取り囲まれる。
よって、トイレ施工時には床材配設と洋式便器設置で済
むので、トイレ施工時の現場作業は簡略なものとなり、
施工期間も養生が不要となり短期間とできる。この場
合、その施工対象となるトイレ室内に合わせて床材の形
状や大きさを予め製造時に調製できると共に、便器包囲
部についても、洋式便器に合わせてその形状や大きさを
予め製造時に調製できる。よって、トイレ施工時の現場
作業をより簡略化できる。なお、床材配設に際しては、
釘、ねじ等の適宜な固定部材を用いればよい。
【0009】この本発明の第1のトイレユニットによれ
ば、以下の利点がある。
【0010】従来のように、トイレ床面に洋式便器を単
に設置した場合には、便器と床面の接合部にコーキング
剤を充填し隙間を埋めるようにされる。この場合には、
このコーキング剤の経年変化による黄ばみ等の変色やゴ
ミの付着による変色が起き、床面の見栄えが悪くなる。
特に、便器周囲に誤って尿などを飛散させコーキング剤
に尿が付着すると、この尿はコーキング剤表面の微少な
凹部に入り込み、掃除により完全に除去することは難し
い。よって、上記の変色が顕著に現われることがある。
また、除去できない尿により、コーキング剤の部分が異
臭を放つ場合もある。
【0011】これに対し、上記した本発明の第1のトイ
レユニットでは、床材は耐水性の表面を有し、便器包囲
部は床面から立ち上がるようこの床材と一体とされてい
ることから、床材のなすトイレ床面と便器包囲部の外表
面とは、共に耐水性を発揮し、連続する。よって、床面
からの便器包囲部の立ち上がり部分を水を用いて簡単に
掃除できるので、当該立上がり部分に尿が付着してもそ
の尿を容易に除去できる。このため、床面の見栄えを好
適に維持できると共に、悪臭を放つことも回避できる。
【0012】上記の構成を有する本発明の第1のトイレ
ユニットは、以下の態様を採ることもできる。即ち、便
器包囲部を、その上端が前記洋式便器上縁のリム部に達
するよう形成され、該リム部と前記上縁との間に、前記
便器包囲部内方への液体の進入を防止する防水手段を有
するものとすることができる。こうすれば、便器包囲部
の内側に洋式便器上縁のリム部から尿等を進入させない
ので、尿による悪臭の発生を防止できる。この場合、上
記の防水手段を、リム部と上縁との間に充填されたコー
キング剤で構成したり、便器包囲部の上縁がリム部の下
面に当接するように構成したりできる。
【0013】また、便器包囲部を、前記洋式便器をトイ
レ床面に対して支持するよう形成されているものとする
ことができる。こうすれば、洋式便器をトイレ床面に設
置する必要がないので、便器自体の施工作業を簡略化す
ることができる。
【0014】また、床材を、前記床面上の液体を下水配
管に導くための排水口を有ものとすることができる。こ
うすれば、床面表面および便器包囲部表面並びにその立
ち上がり部分の表面の掃除の際に用いた水を、容易に排
出でき好ましい。しかも、水の排出が容易であることか
ら、掃除の際に気兼ねなく水を使用でき、より簡単に掃
除できる。
【0015】また、この床材を、前記床面の周縁から立
ち上がりトイレ室内の側面をなす側壁部を一体に有もの
とすることができる。こうすれば、トイレ室内の側壁部
表面並びにその立ち上がり部分の表面をも水を用いて容
易に掃除でき好ましい。
【0016】また、この側壁部を、物品収納部を有もの
とすることができる。こうすれば、この物品収納部に予
備のタオルやトイレットペーパー等の種々のトイレ備品
を収納でき、使い勝手を高めることができる。しかも、
この物品収納部を、凹状に窪んで形成され、トイレ装置
を遠隔操作するリモートコントローラ或いは紙巻き器の
収納部とされているものとすることができる。こうすれ
ば、リモートコントローラや紙巻き器をトイレ側壁から
突出させないので、トイレ側壁の見栄えを良くできると
共に、トイレ使用者に圧迫感を与えることがない。
【0017】本発明の第2のトイレユニットは、洋式便
器を備えるトイレユニットであって、前記洋式便器の後
端側を囲い、該後端側を遮蔽する便器遮蔽体と、前記洋
式便器に着座した使用者の人体局部に洗浄水を噴出する
よう配設されたノズル装置と、該ノズル装置に洗浄水を
給水するための給水機構を含む局部洗浄ユニット部とを
有し、前記便器遮蔽体は、前記局部洗浄ユニット部をユ
ニットごと着脱できるように収納する洗浄ユニット収納
部を前記洋式便器の後端側上方に有することを特徴とす
る。
【0018】上記構成を有する本発明の第2のトイレユ
ニットでは、洋式便器の後端側を便器遮蔽体で囲ってそ
の後端側を遮蔽し、便器後方の見栄えを高める。そし
て、この洋式便器を局部洗浄機能を有するものとするに
当たっては、洋式便器の後端側上方において、局部洗浄
ユニット部をユニットごと便器遮蔽体の外部に露呈でき
るよう便器遮蔽体の洗浄ユニット収納部に収納する。従
って、トイレ施工時には、局部洗浄ユニット部を洗浄ユ
ニット収納部に収納済みの便器遮蔽体を、洋式便器の後
端側を囲うよう配設すればよく、施工当初の現場作業を
簡略化できる。また、この局部洗浄ユニット部をユニッ
トごと便器遮蔽体の外部に露呈できるので、局部洗浄ユ
ニット部の修理・交換等の保守作業の際には、局部洗浄
ユニット部を便器遮蔽体の外部において保守できる。よ
って、工具等を何の支障もなく取り扱うことができ、保
守作業をも簡略化できる。しかも、保守作業の簡略化を
通して作業効率を高めることができ、作業時間の短縮も
可能となる。この場合、局部洗浄ユニット部をユニット
ごと便器遮蔽体の外部に露呈できるよう収納するに当た
っては、便器遮蔽体の洗浄ユニット収納部を引出式のス
ライドラックとしたりすればよい。
【0019】上記の構成を有する本発明の第2のトイレ
ユニットは、以下の態様を採ることもできる。即ち、洗
浄ユニット収納部を、前記局部洗浄ユニット部を着脱で
きるように収納するものとすることができる。こうすれ
ば、次の利点がある。
【0020】洋式便器に局部洗浄機能を要しない場合
は、洗浄ユニット収納部に局部洗浄ユニット部が未収納
の便器遮蔽体を、洋式便器の後端側を囲うよう配設すれ
ばよい。そして、この洋式便器に後から局部洗浄機能を
追加するには、便器遮蔽体の洗浄ユニット収納部に局部
洗浄ユニット部を取り付けて収納すればよい。
【0021】また、使用者は、局部洗浄機能の性能向上
を求める場合がある。例えば、施工当初は、単純に洗浄
水を局部に噴出するという基本性能で充分であったが、
使用者は、施工後に、この基本性能以外の性能、具体的
には、局部に噴出する洗浄水に気泡を混入したり、水勢
に強弱を付けて洗浄水を噴出したりする性能の付加を望
む場合がある。このような場合は、洗浄ユニット収納部
に収納済みの局部洗浄ユニット部を取り外し、これら性
能を上記の基本性能に加えて有する局部洗浄ユニット部
にユニットごと容易に交換できる。この際、洋式便器
は、局部洗浄ユニット部を有しないことから交換不要で
ある。よって、局部洗浄機能の性能向上の要求に、容易
且つ速やかに対処できる。
【0022】更に、局部洗浄ユニット部の各機器はいわ
ゆるマイコンに制御されているので、故障解析にはマイ
コンの作動状況やメモリの様子を調べることが有効であ
る。この際、マイコンは専用の検査機器に接続される。
この検査機器は、携帯が自在であるとは限らず、据え置
き型の場合もある。この据え置き型の検査機器を用いる
場合は、洗浄ユニット収納部に収納済みの局部洗浄ユニ
ット部を、当該収納部から取り外して検査機器に接続で
きる。そして、この検査機器による故障解析と故障修復
を経た局部洗浄ユニット部を洗浄ユニット収納部に再度
収納すればよい。よって、局部洗浄ユニット部の故障に
も、容易且つ速やかに対処できる。
【0023】また、便器遮蔽体を、物品収納部を有する
ものとすることができる。こうすれば、この物品収納部
に予備のタオルやトイレットペーパー等の種々のトイレ
備品を収納でき、使い勝手を高めることができる。
【0024】また、前記便器遮蔽体と前記洋式便器の外
部側面とが接合するコーナー領域に、該コーナー領域を
遮蔽する部材を備え、該部材を、前記便器遮蔽体の表面
と前記洋式便器の外部側面とを略連続的に繋ぐ表面を有
するものとすることができる。こうすれば、便器周囲の
清掃性を高めることができ、塵やゴミを容易に除去でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るトイレユニッ
トの実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は第1
実施例のトイレユニット10の概略断面図、図2はその
概略分解斜視図、図3は図1の3−3線要部概略断面図
である。
【0026】これら図面に示すように、第1実施例のト
イレユニット10は、洋式便器12を備える。洋式便器
12は、便器洗浄時に、図示しない1次側給水源(水道
管)から供給を受ける。そして、その洗浄水を便器ボー
ル部14に流し込み、ボール部内汚物をボール部内の封
水と共にサイホン作用により下水配管16に排出するよ
う構成されている。なお、このサイホン作用は、便器ボ
ール部14に連設されたトラップ配管部18で生じるよ
うにされている。
【0027】この洋式便器12は、トラップ配管部18
を下水配管16に接続させているものの、トイレ床面に
対しては、洋式便器12を便器前方から便器側方に亘っ
て取り囲む便器支持包囲体20で支持されている。即
ち、便器支持包囲体20は、その上縁端22を洋式便器
12のリム部24の下端面に当接させ、洋式便器12を
支持している。この場合、リム部24には下方に延びた
縁部25が形成されており、この縁部25により、便器
支持包囲体20の上縁端22は覆われている。また、便
器支持包囲体20は、便器側方から便器後方にかけても
洋式便器12をそのリム部にて支持できるよう便器後端
側のみを開放して形成されている(図2参照)。そし
て、この便器支持包囲体20は、便器後方で横方向に延
びトイレの後壁地肌27に接する後部側方体23と連設
されている。なお、便器支持包囲体20の内側には、そ
の上縁端22での洋式便器12の支持に支障がないよう
にして、当該包囲体を補強するリブ21が複数形成され
ている。
【0028】トイレユニット10は、コンクリートや木
材等で形成された床地肌26の上面に配設固定される床
材28を有する。この床材28は、ABS、ポリプロピ
レン(PP)等の耐水性樹脂を用いて製造されており、
トイレ室内の床面をなす。そして、耐水性樹脂製である
ことから、このトイレ床面を耐水性とする。しかも、こ
の床材28は、図2に示すように、上記の便器支持包囲
体20と後部側方体23とをトイレ床面から湾曲して立
ち上がるようにして一体に備える。更に、この床材28
は、図3に示すように、トイレ床面の周縁から湾曲して
立ち上がりトイレ室内の側面をなす側壁部50を一体に
有する。つまり、床材28は、便器支持包囲体20およ
びその両側の後部側方体23とトイレ室内周囲の側壁部
50とが一体となるよう上記樹脂にて製造される。この
際、便器支持包囲体20と後部側方体23の上端をいわ
ゆる見切り線とし、側壁部50をこの見切り線より下方
のものと上方のものとに分割する。そして、下方の側壁
部50については床材28と一体化し、上方の側壁部5
0については施工現場で接合するようにすることもでき
る。
【0029】便器支持包囲体20の前方位置には、床材
28に排水口30が空けられている。よって、床材28
上面に零れた水、尿等は、この排水口30から床地肌2
6の分岐下水配管32に流れ落ち、下水配管16から排
出される。
【0030】また、トイレユニット10は、洋式便器1
2に対して開閉される便座34と便蓋36と、後部側方
体23と接合する後部壁面材38を有する。この後部壁
面材38は、その前面から洋式便器12の側に突出した
便座受け部40を備え、この便座受け部40の股部に便
座34と便蓋36を回動自在に支持する。なお、洋式便
器12を、便座34と便蓋36を開閉自在に支持して有
するものとしてもよい。
【0031】上記した側壁部50は、図3に示すよう
に、トイレの側壁地肌54の側に窪んだ第1凹所51、
第2凹所52および第3凹所53を有する。これら凹所
は、種々のトイレ備品の収納箇所とされており、第1凹
所51は、床ブラシ等の収納に適した形状となってい
る。また、第2凹所52は、トイレットペーパーやタオ
ル等の収納に適した形状とされている。そして、第3凹
所53は、トイレットペーパーの紙巻き器55を収納し
て備える。この場合、図3における紙面の奥側或いは手
前側に、第3凹所53と並べて第4凹所を設け、この第
4凹所に便器洗浄時に操作されるリモートコントローラ
を収納するようにすることもできる。なお、第1凹所5
1と第2凹所52には、その開口部に蓋体56,57が
装着されている。
【0032】ここで、床材28の製造の様子や配設の様
子について説明する。施工対象となるトイレ室内の奥行
き寸法L(図1参照)や、トイレ室内の幅寸法W(図3
参照)、設置済み状況における洋式便器12の上面高さ
T(図1参照)に基づいて、床材28の寸法・形状がト
イレ室内に合わせて決定される。この際、側壁部50の
上記各凹所の奥行きOL(図1参照)も考慮される。ま
た、便器支持包囲体20と後部側方体23の高さBT
(図1参照)は、上記の洋式便器12の上面高さTに応
じて、便器支持包囲体20の上縁端22における湾曲形
状並びにリブ21の形状・設置位置は、洋式便器12の
外観形状に応じて、それぞれ決定される。また、床材2
8における便器支持包囲体20の形成位置は、洋式便器
12の外観形状に加え下水配管16の開口位置を考慮し
て決定される。更に、後部壁面材38における便座受け
部40の形成位置やその形状並びに便座受け部40での
便座34と便蓋36の支持位置は、上記の洋式便器12
の上面高さTや洋式便器12の設置位置に応じて決定さ
れる。そして、このように決定された寸法・形状となる
よう、床材28は上記の樹脂にて適宜な手法(例えば射
出成型法)で製造される。この際、上記したように、便
器支持包囲体20と後部側方体23および側壁部50
は、この床材28と一体に製造される。なお、床材28
の排水口30は、床地肌26における分岐下水配管32
の開口位置に合わせて床材28の製造時に空けられる。
もっとも、現場でこの排水口30を空けるようにしても
よい。また、トイレ室内の天井をなす部材についても、
トイレ室内の上記の奥行き寸法Lや幅寸法W並びに側壁
部50や後部壁面材38の高さを考慮して製造され、後
述の床材28の配設時にトイレ室内天井に固定される。
【0033】便器支持包囲体20等が上記のように一体
に製造された床材28と後部壁面材38および洋式便器
12は、トイレ室内に搬入され、次のようにして配設さ
れる。なお、トイレ改築等の場合において、トイレの出
入り口の開口寸法の制約を受け、当該出入り口から室内
への床材28等の搬入に支障があれば、予め製造時に分
割形成される。この際、便器支持包囲体20と後部側方
体23については床材28から分離されることはなく、
床材28の床部分で分割される。そして、その分割箇所
には、ゴムパッキン等を介在させて水密化が図られる。
【0034】まず、トイレ室内に搬入した床材28を配
設する。この際、床材28の下面は床地肌26に、後部
側方体23の裏面は後壁地肌27に、側壁部50の裏面
は側壁地肌54にそれぞれ重なるようにされる。また、
洋式便器12を、そのトラップ配管部18が下水配管1
6に接続するようにして便器支持包囲体20に載置し、
便器支持包囲体20の上縁端22にリム部24の下端面
を当接させる。こうして、洋式便器12を便器支持包囲
体20で支持する。この際、洋式便器12が不用意にず
れたりしないように、上縁端22とリム部24との間に
コーキング剤や接着剤を介在させるようにしてもよい。
そして、このように配設した床材28を接着剤、ねじ・
釘等を用いて固定する。なお、床材28を洋式便器12
の載置に先立ち固定することもできる。
【0035】その後、後部壁面材38を配設する。この
場合、便座受け部40の形成位置や便座34と便蓋36
の支持位置等は上記したようにその製造段階で決定済み
であることから、後部壁面材38の下端が後部側方体2
3の上端に当接すれば済む。そして、このように配設し
た後部壁面材38を接着剤、ねじ・釘等を用いて固定す
る。なお、便座34や便蓋36が未組み付けであれば、
後部壁面材38の固定後にこれらを便座受け部40に組
み付け支持すればよい。
【0036】以上説明したように、この第1実施例のト
イレユニット10を新築・改築時にトイレに施工するに
当たっては、トイレ室内への床材28の配設・固定と、
この床材28と一体となった便器支持包囲体20への洋
式便器12の載置支持と、後部壁面材38の配設・固定
を行なえばよく、従来のようにタイル設置やその養生を
要しない。よって、トイレ施工時の現場作業を簡略なも
のとすることができると共に、施工期間も短期間とでき
る。
【0037】また、洋式便器12を便器支持包囲体20
で支持するようにした。このため、便器保持に際して、
従来のように洋式便器の床面接合部にコーキング剤を充
填し足りする必要がない。よって、その分だけ作業の簡
略化と工期短縮を図ることができる。しかも、洋式便器
12を支持する便器支持包囲体20の上縁端22を、洋
式便器12のリム部24における縁部25で覆うように
した。このため、便器支持包囲体20の内側にリム部2
4から尿等を進入させないようにできるので、便器支持
包囲体20と洋式便器12との間に尿が貯まることがな
く、尿による悪臭の発生を効果的に防止できる。
【0038】更に、便器支持包囲体20を一体に有する
床材28を耐水性の樹脂を用いて製造し、床材28のな
すトイレ床面と便器支持包囲体20の外表面とを、共に
耐水性を発揮した連続面とした。よって、床材28の床
面表面並びに便器支持包囲体20の周囲外表面はもとよ
り、この便器支持包囲体20の立ち上がり部分の表面を
も水を用いて簡単に掃除できる。このため、床面やこの
立上がり部分の表面等に尿が付着してもその尿を水にて
容易に除去でき、床面の見栄えを好適に維持できると共
に、悪臭を放つことも回避できる。そして、この掃除に
用いた水を床材28に空けた排水口30から外部に容易
に排出できるので、気兼ねなく水を使用して掃除でき、
掃除がより簡単となる。なお、後部側方体23の表面お
よびその立上がり部分についても同様である。
【0039】また、床材28に側壁部50を一体とし、
側壁部50を床面の周縁から立ち上がるようにした。よ
って、この側壁部50の表面並びにその立ち上がり部分
の表面をも水を用いて容易に掃除でき好ましい。つま
り、トイレの床面を始めとする周囲側面をも容易に掃除
できる。
【0040】そして、この側壁部50には、第1凹所5
1〜第3凹所53と図示しない第4凹所を形成し、各凹
所に床ブラシやトイレットペーパー、タオル等のトイレ
備品や紙巻き器55或いはリモートコントローラを収納
するようにした。よって、トイレの使い勝手を高めるこ
とができる。また、リモートコントローラや紙巻き器5
5をトイレ側壁から突出させないので、トイレ側壁の見
栄えを良くできると共に、トイレ使用者に圧迫感を与え
ることがなく好ましい。
【0041】次に、第2実施例について説明する。図4
は第2実施例のトイレユニット60の概略斜視図、図5
はこのトイレユニット60の中央部概略縦断面図、図6
は図4の6−6線要部断面図である。これら図面に示す
ように、トイレユニット60は、洋式便器62を備え
る。この洋式便器62にあっても、上記の洋式便器12
と同様にサイホン作用を生じさせ、便器ボール部64内
の汚物を封水と共に排出するよう構成されている。
【0042】トイレユニット60は、洋式便器62の後
端側上面63に便座受け部66を載置して備える。この
便座受け部66は、その股部に便座68と便蓋69を回
動自在に支持して備える。また、便座受け部66には、
洋式便器62、即ち便座68に着座した使用者の人体局
部に洗浄水を噴出するノズル装置70が配設されてい
る。ノズル装置70は、洗浄ノズル71を進退自在に組
み込んだノズルシリンダ72と、この洗浄ノズル71を
進退させるノズル駆動機構73とを備える。このノズル
駆動機構73は、便座受け部66の内部に組み込まれて
おり、ノズルシリンダ72並びに洗浄ノズル71は、ノ
ズル駆動機構73に係合して組み付けられている。この
場合、便座68と便蓋69は、便座受け部66の股部か
ら着脱できるように支持されている。そして、便座68
と便蓋69を便座受け部66から取り外すと、便座受け
部66の股部に設けた図示しない蓋が開くようにされて
おり、この蓋の開口箇所から、洗浄ノズル71とノズル
駆動機構73を含むノズル装置70の全体を外部に取り
出せるようにされている。なお、ノズル駆動機構73
は、駆動源であるモータとその回転を洗浄ノズル71に
伝達するための伝達機器を有する。
【0043】また、トイレユニット60は、洋式便器6
2の後端側に後部キャビネット80を有する。この後部
キャビネット80は、洋式便器62の後端側をその上面
の便座受け部66ごと覆ってこれらを遮蔽する便器後方
キャビネット82とその左右の左キャビネット83と右
キャビネット84とを区画して有する。この左右のキャ
ビネットは、床ブラシやその他のトイレ備品を収納する
ためのものであり、扉85の奥側に収納スペースを形成
している。なお、便器後方キャビネット82とその左右
のキャビネットは、トイレ床面並びにトイレ奥側壁面
に、ボルト等の適宜な固定金具で固定されている。
【0044】便器後方キャビネット82は、図4並びに
図5に示すように、洋式便器62の後端側を遮蔽する前
面パネル82aの奥側に、便座受け部66の上方に当た
る第1収納スペース86と、その上方の第2収納スペー
ス88とを有する。第1収納スペース86を塞ぐ扉87
は、その下端両側において前面パネル82aに支持され
ており、図5に示す矢印Aのように回動自在とされてい
る。そして、この扉87を支持する図示しない支持機構
は、図5に二点鎖線で示すように水平な状態で扉87を
保持できるよう構成されている。一方、第2収納スペー
ス88は、仕切り板89で上下に仕切られており、いわ
ゆる観音開きの扉90を有する。そして、この第2収納
スペース88は、タオル、トイレットペーパー等のトイ
レ備品の収納棚とされている。
【0045】第1収納スペース86には、便器後方キャ
ビネット82左右の区画壁材91の内側面にそれぞれ水
平な軌道を形成するレール材(図示省略)が固定されて
おり、この両レール材には移動プレート92が横架され
ている。この移動プレート92は、上記のレール材の軌
道に沿って転がるローラ93を左右両端に複数備え、図
5の矢印Bのように前後動自在とされている。移動プレ
ート92は、第1収納スペース86内にあってはレール
材の軌道に沿ったローラ93の転がりにより前後動す
る。そして、この第1収納スペース86の外部にあって
は、上記のように水平保持された扉87の裏面に形成さ
れた溝(図示省略)に沿ったローラ93の転がりによ
り、移動プレート92は前後動するようにされている。
この場合、移動プレート92が扉87を越えて引き出さ
れないよう、図示しないストッパが設けられている。な
お、この移動プレート92をスライドラックとして構成
することもできる。
【0046】このように第1収納スペース86の内外に
亘って前後動可能な移動プレート92には、取付プレー
ト94を介在させて局部洗浄ユニット部95が載置され
ている。この局部洗浄ユニット部95は、洋式便器62
の側のノズル装置70に水道管から局部洗浄用の洗浄水
を給水するための各種機器、具体的には給水アダプタや
減圧弁機構、流量調整弁機構、洗浄水温水化のための熱
交換機器等の給水機器群の他、これら機器並びにノズル
装置70のノズル駆動機構73を駆動制御する制御装置
を有する。そして、これら給水機器群と制御装置を取付
プレート94に配設固定することでユニット化され、上
記の局部洗浄ユニット部95が構成されている。この局
部洗浄ユニット部95と移動プレート92との間に介在
する取付プレート94は、蝶ねじ等を用いて、或いはワ
ンタッチ式の着脱金具を用いて移動プレート92に対し
て着脱自在に取り付けられている。このため、局部洗浄
ユニット部95は、移動プレート92と共に第1収納ス
ペース86の内外に亘って前後に移動し、便器後方キャ
ビネット82の外部に露出する。このように移動プレー
ト92に載置された局部洗浄ユニット部95とノズル装
置70との間には、洗浄水給水のためのフレキシブル管
96と、電源ライン並びに制御信号ラインを含む電気配
線97が接続され、局部洗浄ユニット部95からノズル
装置70への洗浄水給水と局部洗浄ユニット部95によ
るノズル装置70の駆動制御がなされる。なお、トイレ
ユニット60は、図示しないリモートコントローラを備
え、そのスイッチ操作によって、局部洗浄ユニット部9
5からの洗浄水給水並びにノズル装置70の制御が行な
われ、ノズル装置70から人体局部に洗浄水が噴出され
る。
【0047】また、トイレユニット60は、洋式便器6
2の後端側を遮蔽する便器後方キャビネット82の前面
パネル82aと洋式便器62の外部側面とが接合する左
右のコーナー領域Kに、湾曲部材98を有する。この湾
曲部材98は、図4および図6に示すように、上記のコ
ーナー領域Kを上下に遮蔽するよう配設固定されてお
り、前面パネル82aの表面と洋式便器62の外部側面
とを略連続的に繋いでいる。従って、前面パネル82a
と洋式便器62の接合部にあっては、略直角状のコーナ
ー領域Kは露呈せず、図示するような湾曲コーナーWK
が露呈するようにされている。
【0048】以上説明したように、第2実施例のトイレ
ユニットでは、洋式便器62の後端側をその上面の便座
受け部66ごと後部キャビネット80で覆ってこれらを
遮蔽し、便器後方の見栄えを高める。また、洋式便器6
2の左右後方も、左キャビネット83と右キャビネット
84で覆うので、トイレ室内における後方全体の見栄え
を高めることができる。
【0049】そして、ノズル装置70を便座受け部66
に設けて、このノズル装置70から人体局部に洗浄を噴
出するようにし、このノズル装置70には、洋式便器6
2の後端上方の第1収納スペース86に収納した局部洗
浄ユニット部95から洗浄水の給水を行なうようにし
た。しかも、この局部洗浄ユニット部95を、移動プレ
ート92に載置して第1収納スペース86の内外に亘っ
て前後に移動ができるようにし、便器後方キャビネット
82の外部へも露出可能とした。従って、局部洗浄が可
能な洋式便器を有するトイレとするに当たっては、その
トイレ施工時に、局部洗浄ユニット部95を第1収納ス
ペース86に収納済みの便器後方キャビネット82を、
洋式便器62の後端側を囲うよう配設すればよい。この
際、局部洗浄ユニット部95が未収納であれば、便器後
方キャビネット82の配設作業と、便器後方キャビネッ
ト82の外部での移動プレート92への局部洗浄ユニッ
ト部95の載置作業を行なえばよい。よって、いずれの
場合でも、施工当初の現場作業を簡略化できる。
【0050】加えて、第2実施例のトイレユニット60
では、局部洗浄ユニット部95をユニットごと便器後方
キャビネット82の外部に露呈できるので、局部洗浄ユ
ニット部95の修理・交換等の保守作業の際には、局部
洗浄ユニット部95を便器後方キャビネット82の外部
において保守できる。よって、工具等を何の支障もなく
取り扱うことができ、保守作業をも簡略化できる。しか
も、保守作業の簡略化を通して作業効率を高めることが
でき、作業時間の短縮も可能となる。そして、移動プレ
ート92のストッパを設けたので、このように局部洗浄
ユニット部95を便器後方キャビネット82の外部に露
呈させる際に、誤って局部洗浄ユニット部95を落とし
たりすることがなく好ましい。
【0051】また、上記のように前後移動可能な局部洗
浄ユニット部95を、このような前後移動をもたらす移
動プレート92から着脱できるようにした。よって、次
の利点がある。
【0052】使用者によっては、洋式便器での局部洗浄
を必要としない場合がある。このような場合は、第1収
納スペース86に局部洗浄ユニット部95が未収納の便
器後方キャビネット82を、洋式便器62の後端側を囲
うよう配設すればよい。そして、このようにして施工済
みのトイレにおいて、後から局部洗浄をできるようにし
たい場合は、その時点で、便器後方キャビネット82の
第1収納スペース86に局部洗浄ユニット部95を収納
する、具体的には、局部洗浄ユニット部95を取付プレ
ート94を介在させて移動プレート92に載置して収納
すればよい。この際、便器後方キャビネット82の外部
でできることから、局部洗浄ユニット部95の載置作業
を簡略化できる。また、局部洗浄の有無によらず便器後
方キャビネット82の使用を共通できるので、コスト低
減を図ることもできる。
【0053】更に、施工済みのトイレにおいて、基本的
な洗浄水噴出による局部洗浄に加え、気泡混入洗浄水を
噴出したりできるようその性能向上が求められる場合が
ある。このような場合は、第1収納スペース86に収納
済みの局部洗浄ユニット部95を取り外し、性能向上を
もたらす機器構成の新たな局部洗浄ユニット部95にユ
ニットごと容易に交換できる。この際、洋式便器62は
交換不要である。よって、局部洗浄の性能向上の要求
に、容易且つ速やかに対処できる。
【0054】また、局部洗浄ユニット部95の故障時に
は、その原因解析のためにその局部洗浄ユニット部95
を取り外して外部の検査機器に接続できる。そして、こ
の検査機器による故障解析と故障修復を経た局部洗浄ユ
ニット部95を便器後方キャビネット82の第1収納ス
ペース86に再度収納すればよい。よって、局部洗浄ユ
ニット部95の故障にも、容易且つ速やかに対処でき
る。
【0055】また、便器後方キャビネット82のみなら
ずその左右のキャビネットにも収納スペースを設けたの
で、予備のタオルやトイレットペーパー、生理用品等の
種々のトイレ備品を収納でき、使い勝手を高めることが
できる。
【0056】更に、便器後方キャビネット82と洋式便
器62のコーナー領域Kに湾曲部材98を設置して、便
器後方キャビネット82と洋式便器62の外部側面とを
湾曲コーナーWKで連続的に繋ぐようにした。よって、
この湾曲コーナーWKに塵やゴミがたまっても容易にこ
れらを除去でき、便器周囲の清掃性を高めることができ
る。
【0057】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0058】例えば、第1実施例では、便座34や便蓋
36を後部壁面材38で支持するようにしたが、便座3
4と便蓋36を開閉自在に支持して有する洋式便器12
としたり、便座34に加え局部洗浄装置をも有する洋式
便器12とすることもできる。
【0059】また、第2実施例では、局部洗浄ユニット
部95を便器後方キャビネット82の外部に露呈するに
当たり、移動プレート92により前後動可能にしたが、
次のように変形することができる。即ち、図7に示すよ
うに、この変形例のトイレユニットは、第1収納スペー
ス86の扉87の裏面に固定された取付プレート94A
を有し、この取付プレート94Aに局部洗浄ユニット部
95を着脱自在に備える。よって、局部洗浄ユニット部
95は、扉87の回動に伴い第1収納スペース86から
外部に露呈する。このため、この変形例によっても、第
1収納スペース86に収納した局部洗浄ユニット部95
の交換等を容易に行なうことができ、上記の第2実施例
と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のトイレユニット10の概略断面図
である。
【図2】このトイレユニット10の概略分解斜視図であ
る。
【図3】図1の3−3線要部概略断面図である。
【図4】第2実施例のトイレユニット60の概略斜視図
である。
【図5】このトイレユニット60の中央部概略縦断面図
である。
【図6】図4の6−6線要部断面図である。
【図7】第2実施例の変形例のトイレユニットの中央部
概略縦断面図である。
【符号の説明】
10…トイレユニット 12…洋式便器 14…便器ボール部 16…下水配管 18…トラップ配管部 20…便器支持包囲体 21…リブ 22…上縁端 23…後部側方体 24…リム部 25…縁部 26…床地肌 27…後壁地肌 28…床材 30…排水口 32…分岐下水配管 34…便座 36…便蓋 38…後部壁面材 40…便座受け部 50…側壁部 51…第1凹所 52…第2凹所 53…第3凹所 54…側壁地肌 55…紙巻き器 56,57…蓋体 60…トイレユニット 62…洋式便器 63…後端側上面 64…便器ボール部 66…便座受け部 68…便座 69…便蓋 70…ノズル装置 71…洗浄ノズル 72…ノズルシリンダ 73…ノズル駆動機構 80…後部キャビネット 82…便器後方キャビネット 82a…前面パネル 83…左キャビネット 84…右キャビネット 85…扉 86…第1収納スペース 87…扉 88…第2収納スペース 89…仕切り板 90…扉 91…区画壁材 92…移動プレート 93…ローラ 94…取付プレート 94A…取付プレート 95…局部洗浄ユニット部 96…フレキシブル管 97…電気配線 98…湾曲部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 健 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 CC00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洋式便器を備えるトイレユニットであっ
    て、 耐水性の表面を有し、トイレ室内の床面をなす床材と、 前記洋式便器を、少なくとも便器前方から便器側方に亘
    って取り囲む便器包囲部とを有し、 前記便器包囲部は、前記床面から立ち上がるよう前記床
    材と一体とされていることを特徴とするトイレユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトイレユニットであっ
    て、 前記便器包囲部は、その上端が前記洋式便器上縁のリム
    部に達するよう形成され、該リム部と前記上縁との間
    に、前記便器包囲部内方への液体の進入を防止する防水
    手段を有する、トイレユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のトイレユニ
    ットであって、 前記便器包囲部は、前記洋式便器をトイレ床面に対して
    支持するよう形成されている、トイレユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    トイレユニットであって、 前記床材は、前記床面上の液体を下水配管に導くための
    排水口を有する、トイレユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    トイレユニットであって、 前記床材は、前記床面の周縁から立ち上がりトイレ室内
    の側面をなす側壁部を一体に有する、トイレユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のトイレユニットであっ
    て、 前記側壁部は、物品収納部を有する、トイレユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のトイレユニットであっ
    て、 前記物品収納部は、凹状に窪んで形成され、トイレ装置
    を遠隔操作するリモートコントローラ或いは紙巻き器の
    収納部とされている、トイレユニット。
  8. 【請求項8】 洋式便器を備えるトイレユニットであっ
    て、 前記洋式便器の後端側を囲い、該後端側を遮蔽する便器
    遮蔽体と、 前記洋式便器に着座した使用者の人体局部に洗浄水を噴
    出するよう配設されたノズル装置と、 該ノズル装置に洗浄水を給水するための給水機構を含む
    局部洗浄ユニット部とを有し、 前記便器遮蔽体は、前記局部洗浄ユニット部がユニット
    ごと前記便器遮蔽体の外部に露呈できるように前記局部
    洗浄ユニット部を収納する洗浄ユニット収納部を、前記
    洋式便器の後端側上方に有することを特徴とするトイレ
    ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のトイレユニットであっ
    て、 前記洗浄ユニット収納部は、前記局部洗浄ユニット部を
    着脱できるように収納する、トイレユニット。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載のトイレユ
    ニットであって、 前記便器遮蔽体は、物品収納部を有する、トイレユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし請求項10いずれか記
    載のトイレユニットであって、 前記便器遮蔽体と前記洋式便器の外部側面とが接合する
    コーナー領域に、該コーナー領域を遮蔽する部材を備
    え、該部材は、前記便器遮蔽体の表面と前記洋式便器の
    外部側面とを略連続的に繋ぐ表面を有する、トイレユニ
    ット。
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