JP2000053186A - 複合輸送車 - Google Patents

複合輸送車

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JP2000053186A
JP2000053186A JP10220522A JP22052298A JP2000053186A JP 2000053186 A JP2000053186 A JP 2000053186A JP 10220522 A JP10220522 A JP 10220522A JP 22052298 A JP22052298 A JP 22052298A JP 2000053186 A JP2000053186 A JP 2000053186A
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JP
Japan
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movable pallet
liquid
pallet
container
flexible container
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Application number
JP10220522A
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English (en)
Inventor
Takahiro Shirafuji
藤 孝 弘 白
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NIPPON BUTSURYU KK
Original Assignee
NIPPON BUTSURYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体輸送用フレキシブルコンテナバッグによ
る液体輸送終了後の他の荷物の積載効率を高め、輸送の
効率化を図ることを課題とする。 【解決手段】 上面に積載された液体輸送用フレキシブ
ルコンテナバッグ5を緊縛するための所要数の緊縛ベル
ト用フック7を備えた可動パレット3を荷台に付設され
た昇降機構4により昇降動自在に設け、液体輸送時には
可動パレット3を荷台の床面2上に接地させ、液体輸送
後は可動パレット3を荷台の天井近くに上昇退避させる
ようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体輸送用のフレキ
シブルコンテナバッグの輸送と一般の荷物の輸送とを効
率的に行うことができる複合輸送車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から液体を専用車輌(タンクローリ
ー)以外の通常のトラック、トレーラトラック等の荷台
(コンテナ)に積載して輸送する手段として液体輸送用
フレキシブルコンテナバッグ(以下フレコンバッグと略
称する)を用いる方式がある。このフレコンバッグによ
る液体輸送の際には、通常平ボディトラックの荷台の床
上に保護シートを敷き、その上にフレコンバッグを展張
し、このフレコンバッグをラッシングベルト(緊縛ベル
ト)て数箇所を固定したのちフレコンバッグの後端部に
設けられている液体注排口から液体を圧入し、目的地ま
で輸送して到着したとき前記注排口からポンプにより所
定の箇所へ注出させるようになされている。
【0003】通常フレコンバッグは可撓性のある不透水
性シートで袋状に形成され、1袋略5m3 、75〜80
kg程度の容積および重量を有し、2袋を1セットとし
て積載される場合が多い。
【0004】目的地に到着して液体を排出したのちは、
ラッシングベルトを外し、空のフレコンバッグを折り畳
んでこれを保護シートでくるみ、さらに収納袋に納めて
トラックの荷台の片隅へ人力により寄せておき、空いた
スペースに他の荷物を積載して別の運搬目的に使用され
ている。
【0005】一方、鉄道のコンテナ車(例えば5tコン
テナ)に積載する場合には、コンテナにはフレコンバッ
グを緊縛するに足る強度を持ったフックを備えていない
ためフレコンバッグ専用のフック付きのパレットを用
い、このパレットをコンテナ内に設置したうえフレコン
バッグを積載し、ラッシングベルトで緊縛して輸送する
ようになされている。
【0006】なおトラックの場合においても、専用のフ
ックを有しない車輌では、前記コンテナ車の場合と同様
に専用のフック付きパレットを荷台の床上に置き、その
上にフレコンバッグを積載するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来のト
ラックによる輸送方式では、液体積載時にはフレコンバ
ッグを展張し、輸送終了後は空になったフレコンバッグ
を再び小さく折り畳んで収納する作業が余儀なくされ、
重量の大きいフレコンバッグを1人の作業者により上記
の作業を行うことはきわめて困難であり、重労働が強い
られるという問題点がある。また空のフレコンバッグを
折り畳んで荷台の隅に片づけたとしても、床面上の相当
広い面積を占有してしまい、他の荷物を積載するスペー
スが削減されて非効率的になるという問題点があった。
【0008】またコンテナ車や専用フックを有しない車
輌の場合には、フレコンバッグ専用のパレットを用意し
なければならないうえ、輸送終了後は多数のパッレトを
空のフレコンバッグごと回収しなければならず、しかも
パッレト自体の重量が大きいためパレットの積付けや取
外しが容易でなく、荷役時間が著しく掛るという問題点
があった。
【0009】本発明は、フレコンバッグやパレットの積
付けおよび回収を不要とし、液体輸送終了後は荷台の床
面の全域を他の荷物の積載に供することができ、効率的
な輸送を可能とする複合輸送車を提供することを課題と
してなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、上面に積載されるフレキシブルコンテ
ナバッグを緊縛するための所要数の緊縛ベルト用フッフ
を備えた可動パレットを荷台に付設された昇降機構によ
り昇降動自在に設け、液体輸送時には可動パレットを荷
台の床面上に接地させ、液体輸送後は可動パレットを荷
台の天井近くに上昇退避させるようにしたことにある。
【0011】前記荷台に前記可動パレットの上昇退避時
にこれと係合して支持する支持爪を可動パレットの昇降
軌道上に進退自在に設け、可動パレットの上昇退避時に
上記支持爪により可動パレットを支持するようにするこ
とが安全上好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0013】図1は本発明をコンテナトラックに適用し
た場合の一実施形態の一部を破断して示し、図2〜図4
はその具体的構成例を示すもので、トラックの荷台であ
るコンテナ1内にその床面2と略同大の面積を有する可
動パレット3が常設されており、この可動パレット3は
コンテナ1内に設けられた昇降機構4により前記床面2
上に接地する下降位置からコンテナ1の天井部1aの下
面近くへ上昇退避する位置にわたり昇降動自在とされて
いる。
【0014】上記可動パレット3は、アルミニウム等の
軽量な型材を骨材とし、上面にはアルミニウム板、FR
P板等の軽量板材を張装して構成され、その長辺側およ
び短辺側には可動パレット3上に置かれるフレコンバッ
グ5を緊縛するための緊縛ベルト6,6…を通すフック
7,7…が所要間隔をおいて複数個設けられている。昇
降機構4は、図2に示すようにこの実施形態では可動パ
レット3の四隅部にワイヤロープ8,8の一端が固着さ
れ、コンテナ1の天井部1a近くの四隅部に軸支された
吊上用滑車9,9に前記ワイヤロープ8,8を巻回し、
このワイヤロープ8の下端はトラックのエンジンで駆動
される油圧モータ10(図4示)により回動する滑車1
1に結着されていて、この油圧モータ10の駆動により
ワイヤロープ8,8を巻上げることにより可動パレット
3がコンテナ1の床面2上に接地している位置からコン
テナ1の天井部1a近くにまで上昇退避させることがで
きるようになっている。
【0015】図5は上記昇降機構4の他の実施形態を示
すもので、油圧シリンダ12,12を用いた場合であ
る。すなわち可動パレット3の四隅部に結着したワイヤ
ロープ8,8をコンテナ1の天井部1a近くの四隅部に
軸支された吊上用滑車9,9に巻回し、このワイヤロー
プ8,8をコンテナ1の天井部1a近くの両側部に固設
された4基の油圧シリンダ12,12のピストンロッド
12a,12aに連結し、このピストンロッド12a,
12aを短縮作動することによりワイヤロープ8,8を
引いて可動パレット3を上昇させるようになされてい
る。
【0016】この昇降機構4に関しては上記の実施形態
に限らず、電動モータとチエンとによる巻揚げ等、可動
パレット3の大きさやフレコンバッグ5の容量等に応じ
て適宜選択することができる。
【0017】前記コンテナ1の四隅部には可動パレット
3の上昇退避時にその下面に係合してこれを支持する支
持爪13,13が可動パレット3の昇降に支障をきたさ
ない退去位置から可動パレット3の下面に係合し得る進
出位置にわたり回動可能に設けられている。
【0018】図6は上記支持爪13を油圧シリンダ14
により回動させるようにした場合の一例で、支持爪13
の基部がコンテナ1の側壁1bに軸15により上下方向
に回動自在に支持されるとともに、上記側壁1bに油圧
シリンダ14の基部が軸16により支持され、この油圧
シリンタ16のピストンロッド16aの先端が前記支持
爪13に連結されていて、ピストンロッド16aの伸長
作動により支持爪13が水平姿勢に突出し、短縮作動に
より支持爪13が側壁1b内に退没するように構成され
ている。
【0019】したがって可動パレット3が支持爪13の
位置より上昇したとき油圧シリンダ14を伸長作動して
支持爪13を水平姿勢に変換させることにより可動パレ
ット3の下面を支持爪13で支持することができ、安全
性が高められる。
【0020】図7は支持爪13を手動で回動させるよう
にしたもので、コンテナ1の側壁1bに支持爪17の基
部を軸18により水平面内で回動可能に軸支し、側壁1
b内に格納された状態(図7の実線図示)から同図鎖線
で示す突出位置に進出させることができるようにしたも
のである。
【0021】したがって可動パレット3を上昇退避させ
たのち四隅の支持爪17を引出しておくことにより可動
パレット3の下面を支えることができる。なお図におい
て符号18はコンテナ1の後扉、5aはフレコンバッグ
5の液体注排口、5bはエア抜きバルブを示す。
【0022】次に作用を説明する。
【0023】液体を輸送するときは、図2に示すように
可動パレット3を下降させてコンテナ1の床面2に接地
させ、必要により適宜緊締具により固定しておき、フレ
コンバッグ5に液体を圧入し、緊縛ベルト6,6…で緊
縛して輸送する。
【0024】目的地に到着してフレコンバッグ5内の液
体を所定の箇所に排出したのちは、空になったフレコン
バッグ5はそのままに昇降機構4を作動して図3に示す
ように可動パレット3をコンテナ1の天井部1a近くま
で上昇させる。このとき支持爪13(または17)を進
出させて可動パレット3の下面を受けさせる。
【0025】可動パレット3の上昇退避により図3に示
すようにコンテナ1の床面2上の全域にわたり空の状態
となり、他の荷物の積載量を大幅に増大させ、その荷物
の積み下ろしも容易となる。
【0026】なお図示の実施形態は本発明をコンテナト
ラックに適用した場合について説明したが、鉄道用のコ
ンテナ、トレーラ式コンテナ等であっても同様に適用す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
体を輸送するときは可動パレットが荷台の床面上に接し
ておかれるので安定した状態で輸送することができ、液
体の輸送終了後は可動パレットを上昇退避させることに
より床面上の全域がフラットな状態になり、そのため他
の荷物を積載する際の積載量を増大させることができ、
車輌の輸送効率を著しく高めることができるとともにそ
の荷物の積み下ろし作業も容易とすることができる。
【0028】特に空になったフレコンバッグは可動パレ
ット上に設置したまま上方へ退避させておけるので、液
体輸送の終了の都度フレコンバッグを折り畳んで収納す
るような重作業か全く不要となり、荷役作業の能率化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をコンテナトラックに適用した場合の一
実施形態を示す一部を破断した側面図。
【図2】液体輸送時を示すコンテナの断面図。
【図3】液体輸送終了後、可動パレットを上昇退避させ
た状態を示すコンテナの断面図。
【図4】図2、図3における昇降機構の一部を示す説明
図。
【図5】昇降機構の他の例を示すコンテナの断面図。
【図6】支持爪を設ける場合の一例を示す側面図。
【図7】支持爪の他の例を示す平面図。
【符号の説明】
1 トラックのコンテナ 1a 天井部 1b 側壁 2 床面 3 可動パレット 4 昇降機構 5 液体輸送用フレキシブルコンテナバッグ(フレコン
バッグ) 6 緊縛ベルト 7 フック 8 ワイヤロープ 9 吊上用滑車 10 油圧モータ 11 滑車 12 油圧シリンダ 13,17 支持爪 14 油圧シリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に積載される液体輸送用フレキシブル
    コンテナバッグを緊縛するための所要数の緊縛ベルト用
    フッフを備えた可動パレットを荷台に付設された昇降機
    構により昇降動自在に設け、液体輸送時には可動パレッ
    トを荷台の床面上に接地させ、液体輸送後は可動パレッ
    トを荷台の天井近くに上昇退避させるようにしたことを
    特徴とする複合輸送車。
  2. 【請求項2】前記荷台には前記可動パレットの上昇退避
    時にこれと係合して支持する支持爪が可動パレットの昇
    降軌道上に進退自在に設けられている請求項1記載の複
    合輸送車。
JP10220522A 1998-08-04 1998-08-04 複合輸送車 Pending JP2000053186A (ja)

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JP10220522A JP2000053186A (ja) 1998-08-04 1998-08-04 複合輸送車

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105752531A (zh) * 2016-04-12 2016-07-13 青岛市卓越包装有限公司 集装箱液袋门挡支撑管固定结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105752531A (zh) * 2016-04-12 2016-07-13 青岛市卓越包装有限公司 集装箱液袋门挡支撑管固定结构

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