JP2000052859A - 自車報知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の駐車場で自車を容易に見つけることが
できるように自車の駐車場所を信号により報知し得る自
車報知装置を提供する。 【解決手段】 車室外に向けて自車の駐車場所を報知す
る信号を発する電子ブザー６、６ａ及び発光器７〜７ｃ
を報知器としてルーフレール２、２ａに取付ける。ま
た、車室外での操作により送信された報知要請信号を自
動車ボデーに取付けたアンテナを通して受信する受信回
路を付属させ、その受信信号で報知器を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場おいて自車
の駐車場所を車室外に報知するための自車報知装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】スペース的に広かったり或は均一な位置
関係で多数駐車されるような大型駐車場で自車を直ちに
見出すには、ルーフ、アンテナ等に目印を設けておくこ
とも考えられるが、美観上好ましいとは云えない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑みて、大型の駐車場で自車を容易に見つけること
ができるように自車の駐車場所を信号により報知し得る
自車報知装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項１により、車室外に向けて自車の
駐車場所を報知する信号を発する報知器を自動車ボデー
に取付け、車室外での操作により送信された報知要請信
号を自動車ボデーに取付けたアンテナを通して受信して
報知器を作動させる受信回路を付属させたことを特徴と
する。

【０００５】自車が見つからない場合に、車室外で所持
している送信回路の操作により報知要請信号を送信する
と、自車側では受信回路が報知要請信号をアンテナを通
して受信し、報知器から自車の駐車場所を報知する光、
音、或はこれらの組合せ等の信号を発する。

【０００６】

【発明の実施の形態】図１及び図２を基に本発明の実施
の形態の一例による自車報知装置を説明する。図１にお
いて、自動車ボデーのルーフ１の車幅方向の両端部分に
前後方向に設けられたルーフレール２、２ａの前後端部
には、内部にＬＥＤが配列されてレンズでカバーされた
発光器７〜７ｃが同一面状に取付けられている。それぞ
れの中央部分２ｂには、その外側面に電子ブザー６、６
ａが同一面状に取付けられると共に、一方の電波透過性
の中央部分２ｂにはＧＰＳ用アンテナ５（図２）が収納
されている。他方の中央部分２ｂも外観は同じように形
成されている。これらの報知器への配線はルーフレール
２、２ａ内で行われている。

【０００７】これらの報知器としての発光器及び電子ブ
ザーには、図２に示すように、ＧＰＳ用アンテナ５から
ＧＰＳ信号と分離するための分波器２２を通して電波信
号である報知要請信号を受信する受信回路２０が付属し
ている。この受信回路は報知要請信号を復調すると共
に、その受信中発光器７〜７ｃを点滅させ、電子ブザー
６、６ａを鳴動させる駆動回路２０ａ、２０ｂを有す
る。

【０００８】一方、エンジンキーの握り部兼用のケース
状基部８にはアンテナ１１及び送信回路１０が収納され
ると共に、押しボタンスイッチ１２が表面に設けられて
いる。送信回路１０は、押しボタンスイッチ１２が押圧
操作されている間、報知要請信号をアンテナ１１から送
信する。

【０００９】このように構成された自車報知装置の動作
は次の通りである。駐車場で自車を見失った場合、エン
ジンキーの基部８をおおよそ自車方向へ向けるか或はそ
の方向で走査しつつ押しボタンスイッチ１２を押すと、
アンテナ１１から報知要請信号が送信され、ＧＰＳ用ア
ンテナ５で受信される。受信回路２０は、報知要請信号
を復調してその受信中発光器７〜７ｃ及び電子ブザー
６、６ａを駆動する。これにより、自車のルーフレール
２、２ａからは電子ブザー６、６ａの鳴動で信号音が発
せられ、おおよその自車の方向が確認され、その方向で
の発光器７〜７ｃの発光による点滅信号で自車が確認さ
れる。

【００１０】尚、前述の実施の形態において、受信用の
アンテナはカーラジオ用のロッドアンテナで兼用するこ
とも可能である。この場合、送信回路は、このアンテナ
で受信可能な帯域の報知要請信号をアンテナから送信
し、相応の帯域用に構成された受信回路に受信させる。
アンテナ付送信回路はエンジンキーとは独立のリモート
コントローラとして構成することもできる。報知器はル
ーフスポイラに設けることも考えられ、簡単のために発
光器及び電子ブザーのいずれか一方にすることもでき
る。

【００１１】

【発明の効果】請求項１の発明によれば、大型駐車場で
自車の駐車場所を見失った場合に報知要請信号に応答し
て自車から報知信号が発せられるために、目印を設けな
くても自車の確認が可能となる。請求項２の発明によれ
ば、発光により夜間での確認も容易となる。請求項３の
発明によれば、音で方向が容易に確認され、次いで発光
によりその方向で音のみよりも自車が容易に確認され
る。請求項４の発明によれば、ルーフレール又はルーフ
スポイラの意匠も報知器の組込みで特異なものとなり、
高さ的にも確認するのに好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態による自車報知装置を備え
た車両の斜視図である。

【図２】同自車報知装置の回路部分の構成を示す図であ
る。

【符号の説明】

２、２ａ ルーフレール ６、６ａ 電子ブザー ７〜７ｃ 発光器 ８ エンジンキーの基部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車室外に向けて自車の駐車場所を報知す
   る信号を発する報知器を自動車ボデーに取付け、車室外
   での操作により送信された報知要請信号を前記自動車ボ
   デーに取付けたアンテナを通して受信して前記報知器を
   作動させる受信回路を付属させたことを特徴とする自車
   報知装置。
2. 【請求項２】 報知器として発光器を用いたことを特徴
   とする請求項１の自車報知装置。
3. 【請求項３】 報知器としてさらにブザーを用いたこと
   を特徴とする請求項２の自車報知装置。
4. 【請求項４】 報知器としてブザー及び発光器をルーフ
   レール又はルーフスポイラに設けたことを特徴とする請
   求項１の自車報知装置。