JP2000052048A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

Info

Publication number
JP2000052048A
JP2000052048A JP10236559A JP23655998A JP2000052048A JP 2000052048 A JP2000052048 A JP 2000052048A JP 10236559 A JP10236559 A JP 10236559A JP 23655998 A JP23655998 A JP 23655998A JP 2000052048 A JP2000052048 A JP 2000052048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
robot
spot welding
sequencer
stroke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10236559A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhide Arimoto
克秀 有元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP10236559A priority Critical patent/JP2000052048A/ja
Publication of JP2000052048A publication Critical patent/JP2000052048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポット溶接ガンの最適な制御が可能なロボ
ット制御装置を提供する。 【解決手段】 シーケンサ40が、ロボット制御盤30
から1段ストロークのスポット溶接指令を受けた際に、
該シリンダSBを駆動すると共に、タイマーコンダクタ
50に指令を中継し、2段ストロークのスポット溶接指
令を受けた際に、該シリンダを駆動すると共に、設定時
間の経過後、タイマーコンダクタに指令を中継する。こ
のため、タイマーコンダクタが2段ストローク仕様のス
ポット溶接ガンを1段ストローク溶接の際も2段ストロ
ーク溶接の際も同様に扱い得るようになり、きめ細かい
スポット溶接ガンの制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スポット溶接ガ
ンを搭載したロボットを制御するためのロボット制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶接用ロボットに搭載されるスポット溶
接ガンとして、1段ストローク仕様と2段ストローク仕
様との2種類が用いられることがある。この1段ストロ
ーク仕様とは、図6(A)に示すようにチップT1、T
2を開閉するシリンダSAによる開閉ストロークが1種
類であるスポット溶接ガン20Aを言う。他方、2段ス
トローク仕様とは、図6(B)に示すようにチップT
1、T2を開閉するシリンダSBによる開閉ストローク
が2種類であるスポット溶接ガン20Bを言う。即ち、
2段ストローク仕様のスポット溶接ガン20Bでは、障
害物70を避けて溶接を行う第1の溶接ポイントP1に
対して2段ストロークST2分だけシリンダSBのスト
ロークを長くを駆動させ、その後、隣接する溶接ポイン
トP2,P3,P4を溶接する際には、1段ストローク
ST1分だけシリンダSBのストロークを短く駆動させ
る。
【0003】ここで、図6(A)及び図6(B)に示す
スポット溶接ガン20A、20Bを搭載するロボットの
制御機構について、図8を参照して説明する。ロボット
本体10は、ロボット制御盤30により直接制御され、
該ロボット本体10に搭載されたスポット溶接ガン20
A(20B)は、ロボット制御盤130から、シーケン
サ140及びタイマーコンダクタ150を介して制御さ
れる。
【0004】ここで、シーケンサ140は、図6(A)
及び図6(B)中に示すスポット溶接ガン20A、20
BのシリンダSA、SBを駆動する。他方、タイマーコ
ンダクタ150は、チップT1、T2間に印加する溶接
電流を制御する。このタイマーコンダクタ150に保持
されている2段ストローク仕様のスポット溶接ガン20
B制御用のシーケンス(テーブル)の内容を図5(B)
に示す。ここで、奇数番号(1,3,5,7)は、図6
(B)中に示す1段ストロークST1の溶接箇所(図中
の溶接箇所P2、P3、P4)を制御するためのデータ
であり、偶数番号(2,4,6、8)は、2段ストロー
クST2の溶接箇所(図中の溶接箇所P1)を制御する
ためのデータである。ここで、ロボット制御盤130か
らは、シーケンサ140を介して番号による指令が送出
される。例えば、図6(B)中の溶接箇所P1を溶接す
るために2段ストロークの溶接指令である番号2が指令
された時は、初期加圧時間の0.9秒待機した後、1万
Aの電流を0.11秒流す。その後、溶接箇所P2を溶
接するために1段ストロークの溶接指令である番号1が
指令された時は、初期加圧時間の0.3秒待機した後、
1万Aの電流を0.11秒流す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たシーケンサ140のテーブルには、保持し得るデータ
数が一定、即ち、1段ストローク仕様のスポット溶接ガ
ンを用いることを前提に設計されているのに対して、1
段ストロークと2段ストロークとの2種類のデータを保
持させているため、最適な条件で溶接が行い得ないこと
があった。例えば、溶接対象の鋼材の厚みから、電流値
が1.1万Aで、0.11秒の時間溶接することが最も
望ましい場合にも、図5(B)に示すテーブルには、係
る値が設定されていないため、一回り大きな電流値、通
電時間である番号3又は4にて溶接を行うことになり、
1.2万Aで、0.12秒にて溶接を行うため、溶接箇
所にバリができ仕上がりが悪くなるのに加えて、過大な
電流を流すので、チップT1、T2の寿命が短くなると
いう課題があった。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、スポッ
ト溶接ガンの最適な制御が可能なロボット制御装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、作業具を搭載したロボットを制御
するためのロボット制御装置において、ロボットを制御
するロボット制御盤と、前記ロボット制御盤から前記作
業具への指令を中継すると共に、該作業具の第1の装置
を駆動するシーケンサと、前記シーケンサからの指令に
基づき該作業具の第2の装置を制御するタイマーコンダ
クタとを備え、前記シーケンサが、前記ロボット制御盤
から第1の指令を受けた際に、該第1の装置を制御する
と共に、前記タイマーコンダクタに指令を中継し、前記
ロボット制御盤から第2の指令を受けた際に、該第1の
装置を駆動すると共に、設定時間の経過後、前記タイマ
ーコンダクタに指令を中継することを技術的特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明は、スポット溶接ガンを搭
載したロボットを制御するためのロボット制御装置にお
いて、ロボットを制御するロボット制御盤と、前記ロボ
ット制御盤から前記スポット溶接ガンへの指令を中継す
ると共に、スポット溶接ガンのチップを開閉するシリン
ダを駆動するシーケンサと、前記シーケンサからの指令
に基づき2段ストローク仕様のスポット溶接ガンを制御
するタイマーコンダクタとを備え、前記シーケンサが、
前記ロボット制御盤から1段ストロークのスポット溶接
指令を受けた際に、該シリンダを駆動すると共に、前記
タイマーコンダクタに指令を中継し、前記ロボット制御
盤から2段ストロークのスポット溶接指令を受けた際
に、該シリンダを駆動すると共に、設定時間の経過後、
前記タイマーコンダクタに指令を中継することを技術的
特徴とする。
【0009】また、請求項3は、請求項2において、前
記タイマーコンダクタが、スポット溶接ガンの印加電流
のテーブルを備え、前記シーケンサからの指令に基づき
該テーブルの印加電流を選択することを技術的特徴とす
る。
【0010】請求項1の発明では、シーケンサが、ロボ
ット制御盤から第1の指令を受けた際に、該第1の装置
を制御すると共に、タイマーコンダクタに指令を中継
し、第2の指令を受けた際に、該第1の装置を駆動する
と共に、設定時間の経過後、前記タイマーコンダクタに
指令を中継する。このため、タイマーコンダクタ側に動
作の遅延時間に関する情報を保持する必要がなくなり、
タイマーコンダクタでの処理の負担が軽減される。
【0011】請求項2または3の発明では、シーケンサ
が、ロボット制御盤から1段ストロークのスポット溶接
指令を受けた際に、該シリンダを駆動すると共に、タイ
マーコンダクタに指令を中継し、2段ストロークのスポ
ット溶接指令を受けた際に、該シリンダを駆動すると共
に、設定時間の経過後、タイマーコンダクタに指令を中
継する。このため、2段ストローク仕様のスポット溶接
ガンを1段ストローク溶接の際も2段ストローク溶接の
際も同様に扱い得るようになり、当該タイマーコンダク
タ側のテーブルに2段ストローク溶接に対応した制御用
データを保持する必要がないので、より多くの制御デー
タを保持することができる。これによってきめ細かくス
ポット溶接ガンを制御することが可能となり、最適な条
件で溶接ができるので、バリ等の不具合が発生せず、ま
た、スポット溶接ガンのチップの寿命が長くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
るロボット制御装置について図を参照して説明する。図
1は第1実施態様のロボット制御装置により制御される
ロボット10を示している。該ロボット10には、図6
(A)に示す1段ストローク仕様のスポット溶接ガン2
0Aと、図6(B)に示す2段ストローク仕様のスポッ
ト溶接ガン20Bとが着脱可能に構成されている。
【0013】ロボット10において、固定ベース11に
は旋回ベース12が垂直軸線A1のまわりに、旋回可能
に支持され、図示しない1軸モータによって旋回駆動さ
れるようになっている。旋回ベース12に、第1アーム
13が水平軸線A2のまわりに旋回可能に支持され、こ
の第1アーム13の先端部に第2アーム14が上記水平
軸線A2に平行な軸線A3のまわりに旋回可能に支持さ
れている。上記第1アーム13は、旋回ベース12に設
けられた2軸モータ(図示せず)によって旋回駆動さ
れ、第2アーム14は、3軸モータ(図示せず)によっ
てリンク15を介して軸線A3のまわりに揺動されるよ
うになっている。
【0014】第2アーム14の先端側には、スポット溶
接ガン20A、20Bを支持する3つの自由度のリスト
部16が備えられている。すなわち、リスト部16は、
第2アーム14の先端部に上記水平軸線A3に対して直
交する軸線A4、該軸線A4に対して直交する軸線A
5、該軸線A5に直交する軸線A6のまわりに回転可能
に支持され、これにより全体として6軸の自由度を有す
る多関節のロボット10が構成される。該ロボット10
によりスポット溶接ガン20A(20B)が所望の溶接
位置へ送られる。
【0015】図6(A)に示すように、1段ストローク
仕様のスポット溶接ガン20Aは、上記ロボット10の
リスト部16に取り付けられるブラケット22と、U字
部26と、該U字部26を支持する支持部24とを備え
る。該U字部26にはチップT2が取り付けられ、他
方、ブラケット22には、チップT2をロッド28を介
して支持するシリンダSAが取り付けられている。該シ
リンダには図示しない1のエアーシリンダが内蔵され、
チップT1を図中に示す一定ストロークST送るように
構成されている。
【0016】図6(B)に2段ストローク仕様のスポッ
ト溶接ガン20Bを示す。該スポット溶接ガン20Bに
は、図示しない前記1段ストローク仕様のスポット溶接
ガン20Aよりも大ストロークのエアーシリンダが内蔵
され、障害物70を避けて第1の溶接ポイントP1を溶
接する際に、該エアーシリンダを大ストロークで駆動す
ることで、2段ストロークST2分だけ拡開してチップ
T2を送る。隣接する溶接ポイントP2,P3,P4を
溶接する際には、エアーシリンダを小ストロークで駆動
することで、1段ストロークST1分だけチップT1を
送る。
【0017】ここで、図6(A)及び図6(B)に示す
スポット溶接ガン20A、20Bを搭載するロボットを
制御するロボット制御装置について、図2を参照して説
明する。本実施形態のロボット制御装置は、ロボット制
御盤30と、シーケンサ40と、タイマーコンダクタ5
0とから成る。ロボット本体10は、ロボット制御盤3
0により直接制御され、該ロボット本体10に搭載され
たスポット溶接ガン20A(20B)は、ロボット制御
盤30からシーケンサ40及びタイマーコンダクタ50
を介して制御される。シーケンサ40は、図6(A)及
び図6(B)中に示すスポット溶接ガン20A、20B
のシリンダSA、SBを駆動する。他方、タイマーコン
ダクタ50は、チップT1、T2間に印加する溶接電流
を制御する。
【0018】このタイマーコンダクタ50に保持されて
いる2段ストローク仕様のスポット溶接ガン20Bの制
御用シーケンス(テーブル)の内容を図5(A)に示
す。該テーブルには、ロボット制御盤側から指令される
番号に応じた、初期加圧時間、電流値、通電時間が設定
されている。ここで、ロボット制御盤30からは、シー
ケンサ40を介して番号による指令が送出される。例え
ば、番号1が指令された時は、初期加圧時間である0.
3秒待機した後、1万Aの電流を0.11秒流す。番号
2が指令された時は、初期加圧時間である0.3秒待機
した後、1.1万Aの電流を0.11秒流す。番号3が
指令された時は、初期加圧時間である0.3秒待機した
後、1.2万Aの電流を0.12秒流す。
【0019】ここで、図5(B)を参照して上述したよ
うに従来技術のタイマーコンダクタ150においては、
2段ストローク仕様のスポット溶接ガン20Bの制御用
シーケンス(テーブル)に、1段ストロークと2段スト
ロークとの2種類を設定してあった。これに対して、本
実施形態では、1段ストロークと2段ストロークとを区
別せず、即ち、全て、1段ストロークとしてテーブル用
のデータを保持してある。このため、図5(B)を参照
して上述した従来技術のテーブルと比較して溶接条件と
して最適な値を設定し得る。即ち、図5(A)と図5
(B)とを比較すると、図5(B)の2段ストロークの
場合は、溶接条件の設定が1段ストロークの場合と比較
して1/2になる。
【0020】本実施形態では、タイマーコンダクタ50
に、1段ストロークと2段ストロークとを区別せずにシ
ーケンス(テーブル)としてデータが設定されているた
め、ロボット制御盤30からの2段ストロークの溶接指
令を、シーケンサ40が時間調整してタイマーコンダク
タ側へ送出することで対応する。このシーケンサ40及
びタイマーコンダクタ50による処理について、図3及
び図4を参照して更に詳細に説明する。
【0021】ここでは、先ず、ロボット10に1段スト
ローク仕様のスポット溶接ガン20Aが搭載されている
ときの処理の流れを説明する。ロボット制御盤30に
は、予めオペレータにより溶接箇所毎の溶接条件(タイ
マスタートの選択及び溶接指令)がティーチングされて
いる。ここで、ロボット制御盤30は、ロボット10へ
の駆動指令を送出し、ティーチングされた箇所へスポッ
ト溶接ガン20Aを移動すると共に、シーケンサ40側
に当該溶接箇所に於けるタイマスタートの選択及び溶接
指令を送出する。
【0022】これに応じて、シーケンサ40は、スポッ
ト溶接ガン20AのシリンダSAのソレノイドバルブ
(図示せず)の開閉信号(ロボットガン加圧指令)を送
出し、エアー回路によりシリンダSAを駆動し、図6
(A)に示すストロークST分だけチップT1を移動さ
せると共に、該チップT1,T2間で溶接対象を加圧す
る。これと同時に、選択されたタイマースタートの遅延
時間をおいて、タイマーコンダクタ50側に溶接指令を
転送する。
【0023】タイマーコンダクタ50は、溶接指令、例
えば、図5(A)に示す1番が選択されているときに
は、0.3秒の遅延時間を置いて、1万Aの電流を0.
11秒流す。これにより、当該箇所の溶接が行われる。
【0024】引き続き、2段ストローク仕様のスポット
溶接ガン20Bがロボット10に搭載された際の処理に
ついて説明する。ここでは、先ず、スポット溶接ガン2
0Bにより障害物70を避けて、溶接ポイントP1を溶
接する場合、即ち、チップT1を2段ストロークST2
分だけ送り溶接する場合について述べる。ロボット制御
盤30は、ロボット10への駆動指令を送出し、ティー
チングされた箇所(溶接ポイントP1)へスポット溶接
ガン20Bを移動すると共に、シーケンサ40側に当該
溶接箇所に於けるタイマスタートの選択及び溶接指令を
送出する。
【0025】これに応じて、シーケンサ40は、スポッ
ト溶接ガン20BのシリンダSBのソレノイドバルブ
(図示せず)の開閉信号(ロボットガン加圧指令)を送
出し、エアー回路によりシリンダSBを駆動し、図6
(B)に示す2段ストロークST2分だけチップT1を
移動させると共に、該チップT1,T2間で溶接対象を
加圧する。これと同時に、設定時間(この実施形態では
0.5秒)をカウントしてから、選択されたタイマース
タートの遅延時間をおいて、タイマーコンダクタ50側
に溶接指令を転送する。
【0026】この際のシーケンサ40に於ける処理につ
いて、図4及び図7を参照して詳細に説明する。図7
は、当該処理をリレー回路の形式で示している。ここ
で、ロボット制御盤30から2段ストローク仕様の信号
が入力され(XDA)、該シーケンサ40が自動で(L
1024)、シーケンサ40が2段ストローク仕様であ
る際に(L1626)、当該リレー(XDA、L102
4、L1626)がオンになり、タイマT100が0.
5秒の遅延時間を与える。即ち、ここでは、シーケンサ
40の制御にタイマT100を加えることで、2段スト
ローク動作の際に0.5秒の遅延時間を与えてから、溶
接指令をタイマーコンダクタ50側へ出力する。
【0027】上記図7を参照したリレー回路による処理
は、実際にはシーケンサ40でのプログラムに従い進め
られる。このプログラム上での処理について、図4を参
照して再び説明する。先ず、シーケンサ40は、上述し
たようにソレノイドを制御する(S12)。そして、2
段ストローク仕様の信号が入力され(S14がYe
s)、該シーケンサ40が自動で(S16がYes)、
シーケンサ40が2段ストローク仕様である際に(S1
8がYes)、0.5秒の遅延時間を与えた後(S2
0)、溶接指令を送出する(S22)。
【0028】タイマーコンダクタ50は、溶接指令、例
えば、図5(A)に示す1番が選択されているときに
は、0.3秒の遅延時間を置いて、1万Aの電流を0.
11秒流す。これにより、図6(B)に示す溶接箇所P
1の溶接が行われる。ここでは、シーケンサ40側で
0.5秒の遅延を置いてから、更に0.3秒の遅延を置
いているため、図6(B)中に示す2段ストロークST
2分だけチップT1が送られてから電流が印加される。
【0029】引き続き、図6(B)中に示す溶接ポイン
トP1を溶接後に、溶接ポイントP2を溶接する場合、
即ち、チップT1を1段ストロークST1分送り溶接す
る場合について述べる。ロボット制御盤は、ロボット1
0への駆動指令を送出し、ティーチングされた箇所(溶
接ポイントP2)へスポット溶接ガン20Bを移動する
と共に、シーケンサ40側に当該溶接箇所に於けるタイ
マスタートの選択及び溶接指令を送出する。
【0030】これに応じて、シーケンサ40は、スポッ
ト溶接ガン20BのシリンダSBのソレノイドバルブ
(図示せず)の開閉信号(ロボットガン加圧指令)を送
出し、エアー回路によりシリンダSBを駆動し、図6
(B)に示す1段ストロークST1分だけチップT1を
移動させると共に、該チップT1,T2間で溶接対象を
加圧する。これと同時に、選択されたタイマースタート
の遅延時間をおいて、タイマーコンダクタ50側に溶接
指令を転送する。
【0031】この際のシーケンサ40に於ける処理につ
いて、図4及び図7を参照して詳細に説明する。図7に
示すリレー回路において、1段ストローク仕様の信号が
入力され、XDAリレーがオフになり、タイマT100
が動作しなくなる。即ち、ここでは、0.5秒の遅延時
間を与えることなく、溶接指令をタイマーコンダクタ5
0側へ出力する。該リレー回路においては、シーケンサ
各個L1025、及び、2段ストローク仕様L1626
のB接点が接続されている。
【0032】上述したように図7を参照したリレー回路
による処理は、実際にはシーケンサ40でのプログラム
に従い進められる。このプログラム上での処理につい
て、図4を参照して再び説明する。先ず、シーケンサ4
0は、ソレノイドを制御する(S12)。そして、1段
ストローク仕様の信号が入力されると、2段ストローク
仕様かのステップ14がNoとなり、遅延時間を与える
ことなく、溶接指令を送出する(S22)。
【0033】タイマーコンダクタ50は、溶接指令、例
えば、図5(A)に示す1番が選択されているときに
は、0.3秒の遅延時間を置いて、1万Aの電流を0.
11秒流す。これにより、図6(B)に示す溶接箇所P
2の溶接が行われる。ここでは、シーケンサ40側で
0.5秒の遅延を置くことなく、タイマーコンダクタ側
で0.3秒の遅延を置いているため、図6(B)中に示
す1段ストロークST1分だけチップT1が送られてか
ら電流が印加される。
【0034】本実施形態では、シーケンサ40側で2段
ストロークの溶接信号に遅延を与えるため、図5(A)
を参照して上述したように、タイマーコンダクタでは、
1段ストロークの溶接信号にのみ対応したテーブル(デ
ータ)を用意するのみで、1段ストローク及び2段スト
ロークに対応でき、より細かい溶接用の条件値を設定で
きる。このため、必要よりも大きな電流を流すことによ
る溶接のバリを防ぎ、仕上がりを向上させ得るのに加え
て、過大な電流を流さないため、チップT1,T2の寿
命を延ばすことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、シーケンサが、ロボット制御盤から第1の指令を受
けた際に、該第1の装置を制御すると共に、タイマーコ
ンダクタに指令を中継し、第2の指令を受けた際に、該
第1の装置を駆動すると共に、設定時間の経過後、前記
タイマーコンダクタに指令を中継する。このため、タイ
マーコンダクタ側に動作の遅延時間に関する情報を保持
する必要がなくなり、タイマーコンダクタでの処理の負
担が軽減される。
【0036】請求項2または3の発明では、タイマーコ
ンダクタが2段ストロークの溶接指令を1段ストローク
の溶接指令と同様に扱い得るようになり、当該タイマー
コンダクタ側に2段ストロークの溶接指令に対応した制
御用データを保持する必要がないので、より多くの制御
データを保持することができる。これによってきめ細か
いスポット溶接ガンの制御が可能となり、最適な条件で
溶接ができるので、バリ等の不具合が発生せず、また、
スポット溶接ガンのチップの寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るロボット制御装置
により制御されるロボット及びスポット溶接ガンを示す
側面図である。
【図2】本実施形態のロボット制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施形態のロボット制御装置の処理を示す説
明図である。
【図4】本実施形態のロボット制御装置のシーケンサに
よる処理のフローチャートである。
【図5】図5(A)は、第1実施形態に係るロボット制
御装置のタイマーコンダクタの溶接データのテーブルの
説明図であり、図5(B)は、従来技術のタイマーコン
ダクタの溶接データのテーブルの説明図である。
【図6】図6(A)は、1段ストローク仕様のスポット
溶接ガンの側面図であり、図6(B)は、2段ストロー
ク仕様のスポット溶接ガンの側面図である。
【図7】第1実施形態に係るロボット制御装置のシーケ
ンサによる処理を示すリレー回路である。
【図8】従来技術のロボット制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 ロボット 20A 1段ストローク仕様のスポット溶接ガン 20B 2段ストローク仕様のスポット溶接ガン 30 ロボット制御盤 40 シーケンサ 50 タイマーコンダクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業具を搭載したロボットを制御するた
    めのロボット制御装置において、 ロボットを制御するロボット制御盤と、 前記ロボット制御盤から前記作業具への指令を中継する
    と共に、該作業具の第1の装置を駆動するシーケンサ
    と、 前記シーケンサからの指令に基づき該作業具の第2の装
    置を制御するタイマーコンダクタとを備え、 前記シーケンサが、前記ロボット制御盤から第1の指令
    を受けた際に、該第1の装置を制御すると共に、前記タ
    イマーコンダクタに指令を中継し、 前記ロボット制御盤から第2の指令を受けた際に、該第
    1の装置を駆動すると共に、設定時間の経過後、前記タ
    イマーコンダクタに指令を中継することを特徴とするロ
    ボット制御装置。
  2. 【請求項2】 スポット溶接ガンを搭載したロボットを
    制御するためのロボット制御装置において、 ロボットを制御するロボット制御盤と、 前記ロボット制御盤から前記スポット溶接ガンへの指令
    を中継すると共に、スポット溶接ガンのチップを開閉す
    るシリンダを駆動するシーケンサと、 前記シーケンサからの指令に基づき2段ストローク仕様
    のスポット溶接ガンを制御するタイマーコンダクタとを
    備え、 前記シーケンサが、前記ロボット制御盤から1段ストロ
    ークのスポット溶接指令を受けた際に、該シリンダを駆
    動すると共に、前記タイマーコンダクタに指令を中継
    し、 前記ロボット制御盤から2段ストロークのスポット溶接
    指令を受けた際に、該シリンダを駆動すると共に、設定
    時間の経過後、前記タイマーコンダクタに指令を中継す
    ることを特徴とするロボット制御装置。
  3. 【請求項3】 前記タイマーコンダクタが、スポット溶
    接ガンの印加電流のテーブルを備え、前記シーケンサか
    らの指令に基づき該テーブルの印加電流を選択すること
    を特徴とする請求項2のロボットの制御装置。
JP10236559A 1998-08-06 1998-08-06 ロボット制御装置 Pending JP2000052048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10236559A JP2000052048A (ja) 1998-08-06 1998-08-06 ロボット制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10236559A JP2000052048A (ja) 1998-08-06 1998-08-06 ロボット制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000052048A true JP2000052048A (ja) 2000-02-22

Family

ID=17002445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10236559A Pending JP2000052048A (ja) 1998-08-06 1998-08-06 ロボット制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000052048A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0732160A (ja) スポット溶接装置
JP2001025870A (ja) 溶接ロボットシステム
JP2000052048A (ja) ロボット制御装置
JPH0771791B2 (ja) 回転傾斜ポジショナ
JP2684685B2 (ja) 車体の組立て方法
JPH07314154A (ja) スポット溶接装置及びスポットチップの研磨方法
CN109848562A (zh) 调角器的焊接系统及方法
JPS591072A (ja) 自動溶接装置
JP4733367B2 (ja) スポット溶接用ロボットシステム
JPH106009A (ja) 加熱装置を兼用するシールドガス溶接装置
JPH1133745A (ja) スポット溶接電極のドレス方法
JPH0442065Y2 (ja)
JPH05261558A (ja) スポット溶接装置
JP3180535B2 (ja) スポット溶接装置
JP2006159235A (ja) スポット溶接装置およびスポット溶接方法
JPH0999377A (ja) 溶接装置およびその制御方法
JPH08206860A (ja) スポット溶接方法
JPS5912102Y2 (ja) 「かし」め装置
JPH01107979A (ja) 溶接用ロボットの溶接動作制御方法
JP4371517B2 (ja) 曲げ加工方法及びその方法の実施に直接使用する曲げ加工制御装置
JP2723461B2 (ja) スポット溶接装置
JP2000042748A (ja) 電動式双頭ガンの電極駆動方法と装置
JPH06114553A (ja) 自動ガウジング装置
JPH08281447A (ja) 電動式複数ガンの切換システム
JP2005502475A (ja) 電動モータ付スポットガン溶接機