JP2000051383A - インパルス消火銃 - Google Patents

インパルス消火銃

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JP2000051383A
JP2000051383A JP10223272A JP22327298A JP2000051383A JP 2000051383 A JP2000051383 A JP 2000051383A JP 10223272 A JP10223272 A JP 10223272A JP 22327298 A JP22327298 A JP 22327298A JP 2000051383 A JP2000051383 A JP 2000051383A
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JP
Japan
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fire extinguishing
extinguishing liquid
packing
fire
gun
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Pending
Application number
JP10223272A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Yonezawa
英則 米澤
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Sakura Rubber Co Ltd
Original Assignee
Sakura Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不使用時に消火液貯溜室からの消火液の漏れを
防止することができるインパルス消火銃を提供すること
にある。 【解決手段】筒状の銃本体1の前部に弾性復元作用によ
って閉弁する放射状の切込み部11を有したパッキン4
を設けて消火液を消火液貯溜室に貯溜し、この消火液貯
溜室に圧力が加わった時、その圧力によって前記弾性復
元作用に抗してパッキン4の切込み部11を開弁し、前
記消火液貯溜室の消火液を噴出させるインパルス消火銃
において、前記銃本体1の先端部にパッキン4の前面を
弾性的に覆うとともに、消火液の噴出時にその圧力によ
って退避する先端キャップ13を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、火災発生時に消
防車に先行して初期消火を行うインパルス消火銃に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インパルス消火銃は、可般式であり、火
災現場に迅速に到着できること、少量の消火液でありな
がら、消火液を高圧空気によって噴射することにより、
発射された微細な水滴は、火元の奥深くまで侵入し、瞬
時に消火できるという特徴があることから注目されてい
る。
【0003】このインパルス消火銃は、筒状の消火銃本
体の前部に消火液を貯溜する消火液貯溜室が設けられ、
後部に高圧空気を貯溜する高圧空気貯溜室が設けられ、
両室はシャッタによって仕切られている。消火銃本体の
前部には放射状の切込み部を有するゴムからなるパッキ
ンが装着されている。
【0004】このパッキンは、弾性復元作用によって切
込み部が閉弁状態にあり、消火液を消火液貯溜室に貯溜
しているが、シャッタを開放し、高圧空気貯溜室の高圧
空気によって消火液貯溜室に圧力が加わった時、その圧
力によって前記弾性復元作用に抗して切込み部を開弁
し、前記消火液貯溜室の消火液を噴出させるようになっ
ている。
【0005】消火液貯溜室内の消火液がすべて放出され
ると、消火液タンクから消火液が消火液貯溜室に供給さ
れ、このとき、パッキンは弾性復元作用によって閉弁し
て消火液の漏れを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のパッ
キンは、1枚の円板状のゴムシートで、その中央部に放
射状の切込み部を形成しただけであり、新しいうちは弾
性復元作用によって確実に閉弁して消火液の漏れを防止
することができるが、繰り返し使用するとパッキンが劣
化し、復帰が悪く、完全に閉弁しなくなり、消火液がパ
ッキンの切込み部から漏れるという問題があった。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、携帯時にパッキンの
切込み部から消火液が漏れることはなく、非常時に消火
能力を発揮することができるインパルス消火銃を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、筒状の銃本体の前部に弾
性復元作用によって閉弁する放射状の切込み部を有した
パッキンによって消火液を消火液貯溜室に貯溜し、この
消火液貯溜室に圧力が加わった時、その圧力によって前
記弾性復元作用に抗して前記パッキンの切込み部を開弁
し、前記消火液貯溜室の消火液を噴出させるインパルス
消火銃において、前記銃本体の先端部にパッキンの前面
を弾性的に覆うとともに、消火液の噴出時にその圧力に
よって退避する先端キャップを設けたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2は、請求項1の先端キャップは、
銃本体の先端部に固定される固定部材と、この固定部材
に回動自在に枢支されパッキンの前面を覆うキャップ本
体と、このキャップ本体をパッキンの前面に向かって弾
性的に押圧する付勢部材とからなることを特徴とする。
【0010】請求項1,2によれば、不使用時にはパッ
キンの前面は、先端キャップによって覆われているため
消火液がパッキンの切込み部から漏れることはなく、ま
た消火液の噴出時にはその圧力によって先端キャップが
押圧されて退避する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は、第1の実施形態
を示し、図1はインパルス消火銃の側面図及びパッキン
の正面図、図2(a)は先端キャップの側面図、(b)
は固定部材の正面図、(c)はキャップ本体の正面図、
図3は作用説明図である。インパルス消火銃は、図1に
示すように、筒状の消火銃本体1の前部に水等の消火液
を貯溜する消火液貯溜室2が設けられ、後部に高圧空気
を貯溜する高圧空気貯溜室3が設けられている。消火液
貯溜室2の前部には後述するパッキン4が設けられ、ま
た、消火液貯溜室2と高圧空気貯溜室3との間には引き
金5によって開くシャッタ6が設けられている。
【0012】消火液貯溜室2にはバルブ7が設けられ、
消火液タンク(図示しない)とホースを介して接続でき
るようになっている。また、高圧空気貯溜室3の後端部
には接続パイプ8が設けられ、高圧空気ボンベ(図示し
ない)と接続できるようになっている。なお、9は消防
隊員が肩に掛ける肩ベルトである。
【0013】前記パッキン4は、ゴム製の円板状で、そ
の肉厚方向に貫通する放射状の切込み部11が設けら
れ、これら切込み部11間に三角形状の複数の切込み片
12が設けられている。この切込み部11はゴムの弾性
復元作用によって閉弁状態にあり、消火液貯溜室2内の
消火液が漏れるのを防止し、しかも消火液貯溜室2に消
火液を補給する際に圧力が加わっても漏れないようにシ
ールしている。
【0014】さらに、前記消火銃本体1の先端部には先
端キャップ13が設けられている。この先端キャップ1
3は、図2に示すように、固定部材としての半円状の上
クランプ14aと下クランプ14bとからなり、上クラ
ンプ14aと下クランプ14bとを締付けねじ15によ
って連結することにより、消火銃本体1に着脱可能に嵌
着されている。
【0015】下クランプ14bの一部には突出片16が
一体に設けられ、この突出片16には枢支軸17を介し
てキャップ本体18が上下方向に回動自在に枢支されて
いる。キャップ本体18は前記パッキン4の前面を覆う
ように消火銃本体1の口径と略同一外径の円板状で、そ
のパッキン4と対向するゴムシール19が装着されてい
る。さらに、枢支軸17には付勢部材としてのコイルバ
ネ20が巻回され、このコイルバネ20の付勢力によっ
てキャップ本体18を時計回りに付勢し、ゴムシール1
9を介してキャップ本体18でパッキン4の前面を覆う
ように消火銃本体1の先端開口に閉塞している。
【0016】前記構成によれば、不使用時においては、
図3(a)に示すように、パッキン4の前面はキャップ
本体18によって覆われているので、消火銃本体1に携
帯時に振動や衝撃が加わっても消火液貯溜室2内の消火
液がパッキン4の切込み部11から漏れることはない。
また、消火液貯溜室2に消火液を補給する際に、消火液
貯溜室2の内圧が高くなり、内部の空気が外部に押し出
されるが、ゴムシール19の一部のシール力を若干弱め
ておくことにより、パッキン4の切込み部11から抜け
る空気を外部に放出することができる。
【0017】また、消火作業時においては、図3(b)
に示すように、シャッタ6が開放され、高圧空気貯溜室
3から高圧空気が消火液貯溜室2に瞬時に供給されるた
め、高圧空気によってパッキン4の切込み部11は押し
開かれるとともに、キャップ本体18は消火液の噴出圧
力によって押圧される。したがって、キャップ本体18
はコイルバネ20の付勢力に抗して枢支軸17を支点と
して半時計回りに回動してパッキン4から退避し、消火
液貯溜室2内の消火液は微細な粒子となって高速度で目
的物に向かって発射し、消火することができる。
【0018】なお、前記実施形態においては、先端キャ
ップ13のキャップ本体18を1枚とし、噴出する消火
液の圧力によって消火銃本体1の下方に回動してパッキ
ン4から退避するようにしたが、キャップ本体を2枚の
半円状または3枚以上の扇状として消火銃本体1の筒の
周囲に開放するようにしてもよい。
【0019】また、前記実施形態の先端キャップ13は
消火銃本体1の先端部に着脱可能に取付けられることか
ら従来のインパルス消火銃に取付けることにより同様の
効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2の発
明によれば、不使用時にはパッキンの前面は、先端キャ
ップによって覆われているため消火液がパッキンの切込
み部から漏れることはなく、また消火液の噴出時にはそ
の圧力によって先端キャップが押圧されて自動的に退避
するため、別に操作が加わることはなく、操作が簡単で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示すインパルス消
火錠を示す側面図及び正面図。
【図2】同実施形態を示し、(a)は先端キャップの側
面図、(b)は固定部材の正面図、(c)はキャップ本
体の正面図。
【図3】(a)(b)は同実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
1…銃本体 2…消火液貯溜室 3…高圧空気貯溜室 4…パッキン 13…先端キャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の銃本体の前部に弾性復元作用によ
    って閉弁する放射状の切込み部を有したパッキンによっ
    て消火液を消火液貯溜室に貯溜し、この消火液貯溜室に
    圧力が加わった時、その圧力によって前記弾性復元作用
    に抗して前記パッキンの切込み部を開弁し、前記消火液
    貯溜室の消火液を噴出させるインパルス消火銃におい
    て、 前記銃本体の先端部にパッキンの前面を弾性的に覆うと
    ともに、消火液の噴出時にその圧力によって退避する先
    端キャップを設けたことを特徴とするインパルス消火
    銃。
  2. 【請求項2】 前記先端キャップは、銃本体の先端部に
    固定される固定部材と、この固定部材に回動自在に枢支
    されパッキンの前面を覆うキャップ本体と、このキャッ
    プ本体をパッキンの前面に向かって弾性的に押圧する付
    勢部材とからなることを特徴とする請求項1記載のイン
    パルス消火銃。
JP10223272A 1998-08-06 1998-08-06 インパルス消火銃 Pending JP2000051383A (ja)

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